JP2002245561A - 磁性マーカーおよびその製造方法 - Google Patents

磁性マーカーおよびその製造方法

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Junichi Oki
純一 尾喜
Hayao Takahashi
隼男 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁性ワイヤへの巻きぐせの発生やロールの大
径化といった不都合を解消するとともに、ハンドラベラ
ーの使用を可能とし、さらに取扱いを容易にすることが
できる磁性マーカーを提供する。 【解決手段】 両面粘着テープ15が設けられた剥離ラ
イナー10に、その長手方向に沿って複数の磁性ワイヤ
20を連設するとともに、両面粘着テープ15に、各磁
性ワイヤ20を個別に覆うラベル30を粘着し、磁性ワ
イヤ20を剥離ライナー10の長手方向にほぼ直交させ
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば商品に貼り
付けられ、盗難防止用の監視装置によって検出されるよ
うに用いられる磁性マーカーおよびその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、CDやビデオ等のメディアを販
売したりレンタルしたりする店舗においては、それら商
品の盗難を防ぐために何らかの監視システムを採用して
いる場合が多い。監視システムの例としては、商品に磁
性マーカーを貼り付けておくとともに、店舗の出入口に
磁性マーカーに反応する監視ゲートを設置しておき、料
金の支払い時に店員が磁性マーカーの機能を解除する形
態がある。このシステムでは、磁性マーカーの機能が解
除されないまま商品を所持して監視ゲートを通過する
と、監視ゲートが磁性マーカーの磁性に反応して例えば
警報が鳴り、盗難の発生が報知されるようになってい
る。このような磁性マーカーは磁性ワイヤを備えてお
り、磁性ワイヤは、一般に、その保磁力を超える交番磁
界が印加された際に磁化反転を生じる主磁性体と、主磁
性体の磁化反転を阻止し得るバイアス磁界を発生するキ
ャンセル用磁性体とを備えている。
【0003】図6(A)は従来の磁性マーカーの一例を
示す図である。この磁性マーカーは、テープ1の剥離面
に粘着剤を設け、その上に磁性ワイヤ2をテープ1の長
手方向に沿って固定し、さらにその上にラベル3を設け
たものであって、ロール状に巻回してハンドラベラーに
装填し、ラベル3を磁性ワイヤ2および粘着剤とともに
テープ1から剥離しながら商品等に張り付けるようにな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような磁性マーカーでは、ロール状に巻回したときに磁
性ワイヤ3に巻きぐせが付いて取扱い性が悪く、また、
磁性ワイヤの剛性のためにあまり小径に巻くことができ
ないという問題があった。さらに、磁性マーカーの中央
部が磁性ワイヤ2によって膨らんでいるため、ロール状
に巻回したときに積層性が悪いという問題もあった。加
えて、ハンドラベラーでは、ラベル検出部の爪にラベル
の縁部が係合することでラベルをテープから剥離する動
作が行われる。ところが、上記磁性マーカーでは、隣接
するラベル3どうしが密接しているために爪がラベルに
係合せず、ハンドラベラーを使用することが実際には不
可能であった。
【0005】そこで、図6(B)に示すように、ラベル
3どうしを互いに離間させることが考えられる。しかし
ながら、このような磁性マーカーでは、生産効率を考慮
すると、テープ1に粘着剤、長尺の磁性ワイヤ2および
フィルムをこの順で設け、フィルムにテープを残してラ
ベル状に切り込みを入れ、ラベルの周囲の部分をテープ
1から剥離するという製造方法を採らざるを得ず、磁性
ワイヤの一部を廃棄することになるため歩留りが悪いと
いう問題がある。さらに、磁性ワイヤの端がラベルの縁
部に位置しているため、取扱いに注意を要するという問
題もある。
【0006】したがって、本発明は、磁性マーカーにお
いて、磁性ワイヤへの巻きぐせの発生やロールの大径
化、さらには中央部が膨らむことによる積層性の悪化と
いった不都合を解消することを目的としている。また、
本発明は、ハンドラベラーの使用を可能とし、さらに取
扱いを容易にすることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の磁性マーカー
は、剥離ライナー付両面粘着テープに、その長手方向に
沿って複数の磁性体条を連設するとともに、剥離ライナ
ー付両面粘着テープに、各磁性体条を個別に覆うラベル
を両面粘着テープによって粘着し、磁性体条は、その保
磁力を超える交番磁界が印加された際に磁化反転を生じ
てパルスを発生する主磁性体と、主磁性体に接触もしく
は近接して配置され、主磁性体の磁化反転を阻止し得る
バイアス磁界を発生するキャンセル用磁性体とを具備し
た磁性マーカーにおいて、磁性体条は、剥離ライナー付
両面粘着テープの長手方向にほぼ直交することを特徴と
している。
【0008】上記構成の磁性マーカーにあっては、磁性
体条が剥離ライナー付両面粘着テープの長手方向にほぼ
直交しているから、磁性マーカーをロール状としたとき
に磁性体条に巻きぐせが付くことがなく、しかもロール
の直径に制約を受けることもない。さらに、ロール状と
したときの積層性が良好である。
【0009】ここで、磁性体条の両端部は、ラベルの縁
部よりも内側に配置されていることが望ましく、そのよ
うに構成することによって磁性体条の端部がラベルから
露出せず取扱いが容易となる。また、ラベルは、剥離ラ
イナー付両面粘着テープの長手方向に沿って互いに離間
して配置されていることが望ましく、これによりハンド
ラベラーのラベル検出部がラベルの縁部と係合すること
ができ、ハンドラベラーの使用が可能となる。
【0010】本発明の磁性体条としては、ワイヤに限ら
ず金属箔であっても良い。磁性体条をワイヤで構成する
場合には、主磁性体からなる芯材の外周にキャンセル用
磁性体を被覆したり、あるいは、主磁性体のワイヤにキ
ャンセル用磁性体のワイヤを隣接して配置することがで
きる。また、磁性体条を金属箔で構成する場合には、主
磁性体の金属箔にキャンセル用磁性体の金属箔を積層す
ることができる。
【0011】次に、本発明の磁性マーカーの製造方法
は、その保磁力を超える交番磁界が印加された際に磁化
反転を生じてパルスを発生する磁性体条を備えた磁性マ
ーカーの製造方法であって、剥離ライナー付両面粘着テ
ープの長手方向にほぼ直交して磁性体条を粘着させる磁
性体条粘着工程と、磁性体条が粘着された剥離ライナー
付両面粘着テープの表面にフィルムを粘着させるフィル
ム粘着工程と、フィルムにラベルの輪郭に沿って切目を
入れるカット工程と、フィルムのうちラベルの輪郭の外
側の部分を両面粘着テープとともに剥離ライナーから剥
離する剥離工程とを備えたことを特徴としている。
【0012】上記磁性マーカーの製造方法にあっては、
磁性体条が剥離ライナー付両面粘着テープの長手方向に
ほぼ直交した磁性マーカーを容易に製造することができ
る。この場合、磁性体条粘着工程では、磁性体条を切断
すると同時に剥離ライナー付両面粘着テープに粘着させ
ることで工程が簡略化される。また、カット工程は、フ
ィルムを磁性体条よりも長くし、かつ、隣接するラベル
の輪郭どうしが互いに離間するように行うことが望まし
い。
【0013】
【発明の実施の形態】次いで、図面を参照して本発明の
一実施形態を説明する。図1は、実施形態に係る磁性マ
ーカーを示している。この磁性マーカーは、片面が剥離
面とされた剥離ライナー10の剥離面に、両面粘着テー
プ15、磁性ワイヤ20およびラベル30がこの順番で
積層されたものである。磁性ワイヤ(磁性体条)20
は、剥離ライナー10の長手方向に対してほぼ直交する
とともに、その端部はラベル30の縁部よりも内側に配
置されている。ラベル30どうしの間には隙間が設けら
れている。また、ラベル30は、図2(A)に示すよう
に、磁性ワイヤ20により湾曲させられている。なお、
両面粘着テープ15はラベル30の部分にだけ設けられ
ている。
【0014】磁性ワイヤ20は、図2(A)に示すよう
に、芯材(主磁性体)21に外被(キャンセル用磁性
体)22が被覆されて構成されている。芯材21は比較
的磁化しやすい軟質磁性材料からなるもので、その延び
る方向に沿って強い磁気異方性を有し、その保磁力を超
える交番磁界が印加されると、例えば大バルクハウゼン
効果により急峻な磁化反転が生じるようになっている。
なお、そのような急峻な磁化反転を生じさせる方法以外
に、例えば磁気共鳴を利用した緩やかな磁化反転を生じ
させる方法も採用することができる。一方、外被22
は、磁気的に硬質、あるいは半硬質の強磁性材料からな
り、必要に応じて着磁されることにより、芯材21の磁
化反転を阻止し得るバイアス磁界を与える。なお、磁性
ワイヤとしては、図2(B)に示すように、ともに箔状
の主磁性体21Aとキャンセル用磁性体22Aとを積層
したものを用いることもでき、また、図2(C)に示す
ように、ともにワイヤ状の主磁性体21Bとキャンセル
用磁性体22Bとを並列させたものを用いることもでき
る。
【0015】上記構成の磁性マーカーは、ロール状に巻
回されて保管または運搬される。その際、磁性ワイヤ2
0が剥離ライナー10の長手方向にほぼ直交しているか
ら、磁性ワイヤ20に巻きぐせが付くことがなく、しか
もロールの直径に制約を受けることもない。また、この
磁性マーカーは、中央部が膨らんでいないのでロール状
にしたときに積層性が良好で、さらに、ロール状でハン
ドラベラーに装填して用いることができる。この場合、
ハンドラベラーのラベル検出部はラベル30の縁部と係
合し、磁性ワイヤ20および両面粘着テープ15ととも
にラベル30を剥離ライナー10から剥離する。また、
この磁性マーカーでは磁性ワイヤ20の端部がラベル3
0により覆われているので、取扱いが容易である。
【0016】次に、上記のような磁性マーカーを製造す
る方法について図3〜図5を参照して説明する。図3は
磁性マーカーの製造装置を示す概略図であり、両面粘着
テープ15が設けられた剥離ライナー10の長手方向に
ほぼ直交して磁性ワイヤ20を粘着させるワイヤ粘着部
50と、磁性ワイヤ20が粘着された両面粘着テープの
表面にフィルム31を粘着させるフィルム粘着部70
と、フィルム31にラベル30の輪郭に沿った切目を入
れるカット部80と、フィルム31のうちラベル30の
輪郭の外側の部分を両面粘着テープとともに剥離ライナ
ー10から剥離する剥離部90とを備えている。以下、
各部の構成を順に説明する。
【0017】1.ワイヤ粘着部 図3において符号51はテープロールであり、テープロ
ール51は、片面の全域に両面粘着テープ15が設けら
れた剥離ライナー10を回転自在なボビン52に巻回し
たものである。テープロール51の下流側にはプレス装
置53が配置されている。図中符号54はプレス装置5
3の上下方向へ移動可能なラムであり、ラム54の下面
には上刃55aが取り付けられている。また、ラム54
の下側には、上下方向に移動可能な副ラム56が配置さ
れている。副ラム56は、図示しないカム機構によって
ラム54と連動して上下方向に移動させられる。そのカ
ム機構としては、横方向から副ラム56に対して接近離
間する楔で副ラム56を持ち上げる構造のものを採用す
ることができる。副ラム56の下面にはガイド57が取
り付けられている。ガイド57の内側には下刃55b
(図4参照)が配置されている。下刃55bは、ダイブ
ロックに磁性ワイヤ20をガイドする孔を形成したもの
で、孔の縁部が下刃55bとされている。そして、下刃
55bと上刃55aによって図3中紙面と直交する方向
に送られる磁性ワイヤ20を切断し、これを上刃55a
によって剥離ライナー10の上面に設けられた両面粘着
テープ15に押し付けるようになっている。また、ガイ
ド57は、切断された磁性ワイヤ20を剥離ライナー1
0と直交する姿勢に保つ機能を有している。また、図に
おいて符号58は支持台であり、支持台58はばね59
を介してベッド60に弾性的に支持されている。支持台
58は、磁性ワイヤ20が上刃55aによって剥離ライ
ナー10に押し付けられたときに下降し、ばね59の弾
性力によって磁性ワイヤ20に両面粘着テープ15を押
し付けて粘着させる機能を有している。
【0018】2.フィルム粘着部 図中符号71はフィルムロールであり、フィルムロール
71は回転自在なボビン72に剥離ライナー10と同じ
幅のフィルム31を巻回したものである。フィルムロー
ル71から巻き出されたフィルム31は、その下側に配
置されたガイドローラ73およびプレッシャローラ74
の下をくぐって下流側へ送られ、その際に剥離ライナー
10側に押圧されることで両面粘着テープ15に粘着す
る。
【0019】3.カット部 図中符号81は上下方向に移動可能なプレスのラムであ
り、ラム81の下面にはパンチ82が取り付けられてい
る。パンチ82の下面にはラベル30の輪郭と同じ形状
のエッジが形成されている。パンチ82の下側には剥離
ライナー10を支持するための支持台83が配置されて
いる。支持台83とパンチ82とのクリアランスは剥離
ライナー10の厚さよりも僅かに小さく設定されてお
り、フィルム31の磁性ワイヤ20の回りの部分のみに
切れ目を入れるようになっている。なお、パンチ82
は、磁性ワイヤ20の近傍の周囲を押圧する形状とする
こともできる。これにより、磁性ワイヤ20の周囲のフ
ィルム31と両面粘着テープ15との隙間を少なくする
ことができ、磁性ワイヤ20を安定して支持することが
できる。
【0020】4.剥離部 図中符号91は巻取ボビン、92は剥離ローラであり、
カットされたフィルム31のうちラベル30の外側の部
分(カス)を両面粘着テープ15とともに剥離ローラ9
2の部分で剥離し、巻取ボビン91でロール93として
巻き取るようになっている。また、カスが剥離された剥
離ライナー10は、回転可能なボビン94に巻き取られ
るようになっている。
【0021】次に、上記磁性マーカーの製造装置により
磁性マーカーを製造する手順について図4および図5を
参照して詳細に説明する。テープロール51から巻き出
された剥離ライナー10は、所定のピッチで断続的に送
られ(図4(A))、剥離ライナー10が停止するとプ
レス装置53のガイド57が下降する(図4(B))。
この際、ガイド57の下端面は、両面粘着テープ15か
ら僅かに離間した箇所で停止し、その離間寸法は、磁性
ワイヤ20の直径よりも小さく設定される。次いで、同
図(C)に示すように、磁性ワイヤ20が剥離ライナー
10と直交する方向に送られ、次いで上刃55aが下降
することで上刃55aおよび下刃55bで磁性ワイヤ2
0を切断する。そして、切断された磁性ワイヤ20は、
ガイド57によって案内されながら落下し、剥離ライナ
ー10と直交する姿勢を保ったまま上刃55aによって
剥離ライナー10の両面粘着テープ15に押し付けられ
る。その際にばね59の弾性力に抗して支持台58が押
し下げられ、ばね59の反発力により磁性ワイヤ20は
両面粘着テープ15に粘着させられる(同図(D))。
次いで、ガイド57が上昇し(同図(E))、その後上
刃55aが上昇する(同図(F))。このような動作に
より、ガイド57に両面粘着テープ15が付着した場合
であっても、両面粘着テープ15とともに剥離ライナー
10が持ち上げられるようなことがない。次いで、剥離
ライナー10が1ピッチ送られて上記と同様の操作が行
われる。
【0022】図5(A)は両面粘着テープ15に磁性ワ
イヤ20が粘着させられた状態を示す図である。この状
態で剥離ライナー10が下流側に送られると、フィルム
粘着部70において全面にフィルムが粘着される(同図
(B))。なお、フィルム31の上面には、必要に応じ
てバーコード等を印刷することができる。次いで、カッ
ト部80において磁性ワイヤ20の周囲に矩形状の切れ
目18が入れられる(同図(C))。この切れ目18は
ラベル30の輪郭となるもので、フィルム31および両
面粘着テープ15の周囲を完全に切断する深さとされ
る。次に、剥離部90において切れ目18よりも外側の
カスが両面粘着テープ15とともに剥離され(同図
(D))、磁性マーカーとしてボビン94に巻き取られ
る。
【0023】上記のような磁性マーカーの製造方法で
は、磁性ワイヤ20が剥離ライナー10の長手方向にほ
ぼ直交した磁性マーカーを容易に製造することができ、
しかも、ラベル30を磁性ワイヤ20よりも長く、か
つ、ラベル30どうしが互いに離間するようにカットす
ることができる。さらに、磁性ワイヤ20を切断すると
同時にそれを両面粘着テープ15に粘着させるから、工
程が簡略化されるという利点もある。
【0024】なお、上記実施形態では、切断された磁性
ワイヤ20をガイド57によって案内するように構成し
たが、上刃55aに、その下面に開口する真空吸引孔を
形成し、真空吸引によって磁性ワイヤ20を上刃55a
に吸着させることもできる。
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
磁性体条が剥離ライナー付両面粘着テープの長手方向に
ほぼ直交しているから、磁性マーカーをロール状とした
ときに磁性体条に巻きぐせが付くことがなく、しかもロ
ールの直径に制約を受けることもない等の効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る磁性マーカーの斜視
図である。
【図2】 (A)〜(C)は本発明の実施形態に係る磁
性マーカーの断面図である。
【図3】 本発明の磁性マーカーの製造方法を実施する
ための製造装置を示す側面図である。
【図4】 (A)〜(F)は実施形態におけるワイヤ粘
着部の動作を示す側面図である。
【図5】 (A)〜(D)は実施形態の磁性マーカーの
製造過程を示す斜視図である。
【図6】 (A)および(B)は従来の磁性マーカーを
示す斜視図である。
【符号の説明】
10…剥離ライナー、15…両面粘着テープ、20…磁
性ワイヤ(磁性体条)、21…芯材(主磁性体)、22
…外被(キャンセル用磁性体)、30…ラベル、31…
フィルム、50…ワイヤ粘着部、70…フィルム粘着
部、80…カット部、90…剥離部。
フロントページの続き Fターム(参考) 4J004 CC02 CC08 DB02 EA05 FA08 FA10 5B072 CC29 5C084 AA09 AA13 AA19 BB01 BB22 CC36 DD21 EE07 FF27 GG07 GG09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 剥離ライナー付両面粘着テープに、その
    長手方向に沿って複数の磁性体条を連設するとともに、
    前記剥離ライナー付両面粘着テープに、各磁性体条を個
    別に覆うラベルを前記両面粘着テープによって粘着し、
    前記磁性体条は、その保磁力を超える交番磁界が印加さ
    れた際に磁化反転を生じてパルスを発生する主磁性体
    と、前記主磁性体に接触もしくは近接して配置され、主
    磁性体の磁化反転を阻止し得るバイアス磁界を発生する
    キャンセル用磁性体とを具備した磁性マーカーにおい
    て、前記磁性体条は、前記剥離ライナー付両面粘着テー
    プの長手方向にほぼ直交していることを特徴とする磁性
    マーカー。
  2. 【請求項2】 前記磁性体条の両端部は、前記ラベルの
    縁部よりも内側に配置されているとともに、前記ラベル
    は、前記剥離ライナー付両面粘着テープの長手方向に沿
    って互いに離間して配置されていることを特徴とする請
    求項1に記載の磁性マーカー。
  3. 【請求項3】 その保磁力を超える交番磁界が印加され
    た際に磁化反転を生じてパルスを発生する磁性体条を備
    えた磁性マーカーの製造方法であって、 剥離ライナー付両面粘着テープの長手方向にほぼ直交し
    て前記磁性体条を粘着させる磁性体条粘着工程と、前記
    磁性体条が粘着された前記剥離ライナー付両面粘着テー
    プの表面にフィルムを粘着させるフィルム粘着工程と、
    前記フィルムにラベルの輪郭に沿って切目を入れるカッ
    ト工程と、前記フィルムのうち前記ラベルの輪郭の外側
    の部分を前記両面粘着テープとともに前記剥離ライナー
    から剥離する剥離工程とを備えたことを特徴とする磁性
    マーカーの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記磁性体条粘着工程は、前記磁性体条
    を切断すると同時に前記剥離ライナー付両面粘着テープ
    に粘着させ、前記カット工程は、前記フィルムを前記磁
    性体条よりも長くし、かつ、隣接するラベルの輪郭どう
    しが互いに離間するように行うことを特徴とする請求項
    3に記載の磁性マーカーの製造方法。
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