JP2002123174A - 不正開封防止ラベル及びその製造方法及び装置 - Google Patents

不正開封防止ラベル及びその製造方法及び装置

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JP2002123174A
JP2002123174A JP2000313040A JP2000313040A JP2002123174A JP 2002123174 A JP2002123174 A JP 2002123174A JP 2000313040 A JP2000313040 A JP 2000313040A JP 2000313040 A JP2000313040 A JP 2000313040A JP 2002123174 A JP2002123174 A JP 2002123174A
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base material
cut
label
die
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JP2000313040A
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Tadashi Fujisawa
正 藤沢
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SP TAKKU KK
Original Assignee
SP TAKKU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】包装容器の不正な開封を防止することができる
と同時に、需要者が包装容器を開封する際に、包装容器
から簡単かつ綺麗に剥がすことができ、蓋を容易に取り
外すことができる不正開封防止ラベルを提供する。 【解決手段】ラベルLの形状に成形された基材21と、
基材の裏面に設けられた積層構造26とが備えられる。
積層構造は、基材の裏面に形成され基材が剥離されると
非接着性を発現する疑似接着層22と、疑似接着層の裏
面に形成された熱可塑性合成樹脂層23と、熱可塑性合
成樹脂層の裏面に形成された粘着層24とからなる。基
材の上下端27、28及び中央29には、基材を横切っ
て積層構造を有しない領域30が設けられる。粘着層の
裏面に剥離性を有する基材25が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、包装容器の蓋と容
器本体との開封部に貼着され、一度剥がされると再度貼
り付けることができないようにした不正開封防止ラベ
ル、及び該不正開封防止ラベルの製造方法及び装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】食品等が収容された包装容器が、流通過
程にのせられている間又は販売店で陳列されている間
に、不正に開封され、包装容器の内部に異物が混入され
るという事故を未然に防止するために、従来、不正開封
防止ラベルを包装容器の蓋と容器本体との開封部に貼着
するという方法がとられている。
【0003】従来の不正開封防止ラベルは、例えば、特
開平8−30202号公報に記載されるように、基材
と、基材の裏面に形成され、基材の剥離時に凝集破壊す
る凝集破壊層と、凝集破壊層の裏面に形成される粘着剤
層とを有している。そして、不正開封防止ラベルは、粘
着剤層によって、包装容器の蓋と容器本体との開封部に
貼着される。こうして、包装容器を不正に開封しようと
する者が、不正開封防止ラベルを剥がすと、凝集破壊層
が凝集破壊されて、基材が剥離され、基材に粘着剤層は
残らず、かつ粘着剤層の表面は凝集破壊層で覆われる。
そして、一旦剥離された基材は、再貼着できなくなり、
不正な開封がなされた痕跡が残る。
【0004】このような従来の不正開封防止ラベルは、
包装容器の不正な開封行為が防止できる一方で、消費者
が包装容器を開封しようとするとき、蓋と容器本体との
開封部に貼着された不正開封防止ラベルを剥がす作業が
面倒であり、包装容器にラベルの剥がし残りが生じて見
た目が悪くなるという不都合を生じていた。というの
は、不正開封防止ラベルは、不正な開封がなされた時
に、凝集破壊層で確実に凝集破壊が生じて、基材のみが
剥離されるようにするべく、粘着剤層はかなり強力に包
装容器に接着されるからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
課題は、包装容器の不正な開封を防止することができる
と同時に、需要者が包装容器を開封する際に、包装容器
から簡単かつ綺麗に剥がすことができ、蓋を容易に取り
外すことができる不正開封防止ラベルを提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明によれば、ラベル形状に成形された基材と、
前記基材の裏面に設けられた積層構造とを有し、前記積
層構造は、前記基材の裏面に形成され前記基材が剥離さ
れると非接着性を発現する疑似接着層と、前記疑似接着
層の裏面に形成された熱可塑性合成樹脂層と、前記熱可
塑性合成樹脂層の裏面に形成された粘着層とからなり、
前記基材の上下端及び中央には、前記基材を横切って前
記積層構造を有しない領域が設けられ、前記粘着層の裏
面に剥離性を有する基材が設けられていることを特徴と
する不正開封防止ラベルが提供される。
【0007】上記課題を解決するため、また、本発明に
よれば、基材と、前記基材の裏面に形成され、前記基材
が剥離されると非接着性を発現する疑似接着層と、前記
疑似接着層の裏面に形成された熱可塑性合成樹脂層と、
前記熱可塑性合成樹脂層の裏面に形成された粘着層と、
前記粘着層の裏面に設けられた剥離性を有する基材とか
らなる複合シート材料から、不正開封防止ラベルを製造
する方法であって、前記複合シート材料の長手方向に沿
って、連続的に、前記基材側から前記粘着層まで貫通す
る深さで、ラベル形状に型抜きをするとともに、前記複
合シート材料の長手方向に沿って、かつ型抜きしたラベ
ルの領域内であってその長手方向両側のそれぞれから所
定の間隔をあけた範囲内において、前記剥離性を有する
基材側から前記疑似接着層まで貫通する深さで、4本の
切り込みを互いに間隔をあけて設け、前記複合シート材
料の長手方向に沿って、前記粘着層を前記剥離性を有す
る基材から剥がすことによって、前記剥離性を有する基
材の上に前記型抜きしたラベルのみを残して、それ以外
の前記基材、前記疑似接着層、前記熱可塑性合成樹脂層
及び前記粘着層を一体的に除去するとともに、外側の2
本の前記切り込みの外側領域及び内側の2本の前記切り
込みの内側領域において、前記疑似接着層を前記基材か
ら剥がすことによって、前記剥離性を有する基材、前記
粘着層、前記熱可塑性合成樹脂層及び前記疑似接着層を
一体的に除去することを特徴とする不正開封防止ラベル
の製造方法が提供される。
【0008】上記課題を解決するため、また、本発明に
よれば、基材と、前記基材の裏面に形成され、前記基材
が剥離されると非接着性を発現する疑似接着層と、前記
疑似接着層の裏面に形成された熱可塑性合成樹脂層と、
前記熱可塑性合成樹脂層の裏面に形成された粘着層と、
前記粘着層の裏面に設けられた剥離性を有する基材とか
らなる複合シート材料から、不正開封防止ラベルを製造
する装置であって、前記複合シート材料が巻装されたロ
ールを収容し、前記複合シート材料を順次繰り出す巻出
し部と、前記巻出し部から繰り出された前記複合シート
材料を前記基材側が表面になるように搬送路に沿って搬
送する搬送機構と、前記搬送路の途中に配置され、前記
搬送路に沿って搬送される前記複合シート材料がその間
を通過する上側ダイカットロール及び下側アンビルロー
ルの対と、前記上側ダイカットロール及び前記下側アン
ビルロール間の押圧力を制御する押圧機構とを備え、前
記上側ダイカットロールの周面にはラベル形状の刃型が
設けられ、前記複合シート材料の長手方向に沿って、連
続的に前記基材側から前記粘着層まで貫通する深さでラ
ベル形状に型抜きをする表ダイカット部と、前記搬送路
における前記表ダイカット部の上流側又は下流側に配置
され、前記搬送路に沿って搬送される前記複合シート材
料がその間を通過する上側アンビルロール及び下側ダイ
カットロールの対と、前記上側アンビルロール及び前記
下側ダイカットロール間の押圧力を制御する押圧機構と
を備え、前記下側ダイカットロールの周面には、前記下
側ダイカットロールの軸方向に間隔をあけた4つの円周
のそれぞれに沿って刃が設けられ、前記複合シート材料
の長手方向に沿って、かつ前記表ダイカット部によって
型抜きされるラベルの領域内であってその長手方向両側
のそれぞれから所定の間隔をあけた範囲内において、前
記剥離性を有する基材側から前記疑似接着層まで貫通す
る深さで、互いに間隔をあけた4本の切り込みを入れる
裏ダイカット部と、前記搬送路における前記表ダイカッ
ト部及び前記裏ダイカット部の下流側で、かつ前記搬送
路の上方に配置され、前記複合シート材料の長手方向に
沿って、前記粘着層を前記剥離性を有する基材から剥が
すことによって、前記剥離性を有する基材上に前記型抜
きされたラベルのみを残して、それ以外の前記基材、前
記疑似接着層、前記熱可塑性合成樹脂層及び前記粘着層
を一体的に巻取り除去する表側不要材料除去部と、前記
搬送路における前記表ダイカット部及び前記裏ダイカッ
ト部の下流側で、かつ前記搬送路の下方に配置され、前
記複合シート材料の長手方向に沿って、外側の2本の前
記切り込みの外側領域及び内側の2本の前記切り込みの
内側領域において、前記疑似接着層を前記基材から剥が
すことによって、前記剥離性を有する基材、前記粘着
層、前記熱可塑性合成樹脂層及び前記疑似接着層を一体
的に巻取り除去する裏側不要材料除去部と、前記搬送路
の終点に配置され、2本の細長い前記剥離性を有する基
材の間にラベルが横向きに橋渡すようにして順次貼着さ
れた不正開封防止ラベル製品を、巻取り、又は前記剥離
性を有する基材の一定長さ毎にシート状に切断して集積
するラベル製品貯蔵部と、を備えていることを特徴とす
る装置が提供される。
【0009】本発明の好ましい実施例によれば、前記基
材は、上質紙、感熱紙、コート紙又はミラーコート紙か
らなり、前記疑似接着層及び前記熱可塑性剛性樹脂層
は、ポリオレフィン系樹脂からなり、前記粘着層は、ア
クリル系糊からなっている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の好ましい実施例について説明する。図1は、本
発明の1実施例による不正開封防止ラベル製造装置の概
略構成を示した側面図であり、図2は、本発明による不
正開封防止ラベルの原材料となる複合シート材料の積層
構造を示した断面図である。
【0011】図2に示されるように、本発明による不正
開封防止ラベルの原材料となる複合シート材料20は、
基材21と、基材21の裏面に形成され、基材21が剥
離されると非接着性を発現する疑似接着層22と、疑似
接着層22の裏面に形成された熱可塑性合成樹脂層23
と、熱可塑性合成樹脂層23の裏面に形成された粘着層
24と、粘着層24の裏面に設けられた剥離性を有する
基材25とからなっている。基材21は、好ましくは、
上質紙、感熱紙、コート紙、ミラーコート紙からなり、
疑似接着層22及び熱可塑性剛性樹脂層23は、好まし
くは、ポリオレフィン系樹脂からなり、粘着層24は、
好ましくは、アクリル系糊からなり、剥離性を有する基
材25は、適当な公知の剥離紙からなっている。
【0012】そして、本発明による装置は、この複合シ
ート材料20から不正開封防止ラベルを製造するように
なっている。図1に示されるように、本発明による装置
は、複合シート材料20が巻装されたロール1を収容
し、複合シート材料20を順次繰り出す巻出し部2と、
巻出し部2から繰り出された複合シート材料20を基材
側が表面になるように搬送路3に沿って搬送する搬送機
構4を備えている。搬送機構4は、搬送路3に備えられ
た多数のガイドローラ、及び搬送路3の適当な箇所に配
置された各一対のフィードローラからなっている。
【0013】装置は、また、搬送路3の途中に配置さ
れ、搬送路3に沿って搬送される複合シート材料20が
その間を通過する上側ダイカットロール5a及び下側ア
ンビルロール5bの対と、上側ダイカットロール5a及
び下側アンビルロール5b間の押圧力を制御する押圧機
構5cとを備えた表ダイカット部6を備えている。図3
は、表ダイカット部6の上側ダイカットロール5a及び
下側アンビルロール5bの概略構成を示す斜視図であ
る。図3に示されるように、上側ダイカットロール5a
の周面にはラベル形状の刃型7が設けられている。そし
て、表ダイカット部6は、複合シート材料20の長手方
向に沿って、連続的に基材側(図2の番号21)から粘
着層(図2の番号24)まで貫通する深さでラベルLの
形状に型抜きをする。
【0014】装置は、また、搬送路3における表ダイカ
ット部の上流側又は下流側(この実施例では下流側)に
配置され、搬送路3に沿って搬送される複合シート材料
20がその間を通過する上側アンビルロール8a及び下
側ダイカットロール8bの対と、上側アンビルロール8
a及び下側ダイカットロール8b間の押圧力を制御する
押圧機構8cとを備えた裏ダイカット部9を備えてい
る。図4は、裏ダイカット部9の上側アンビルロール8
a及び下側ダイカットロール8bの概略構成を示す斜視
図である。図4に示されるように、下側ダイカットロー
ル8bの周面には、下側ダイカットロール8bの軸方向
に間隔をあけた4つの円周のそれぞれに沿って刃10a
〜10dが設けられている。そして、裏ダイカット部9
は、複合シート材料20の長手方向に沿って、かつ表ダ
イカット部6によって型抜きされるラベルLの領域内で
あってその長手方向両側11a、11bのそれぞれから
所定の間隔dをあけた範囲内において、剥離性を有する
基材(図2の番号25)側から疑似接着層(図2の番号
22)まで貫通する深さで、互いに間隔をあけた4本の
切り込み12a〜12dを入れる。
【0015】装置は、さらに、搬送路3における表ダイ
カット部6及び裏ダイカット部9の下流側で、かつ搬送
路3の上方に配置され、複合シート材料20の長手方向
に沿って、粘着層(図2の番号24)を剥離性を有する
基材(図2の番号25)から剥がすことによって、剥離
性を有する基材(図2の番号25)上に型抜きされたラ
ベルLのみを残して、それ以外の基材(図2の番号2
1)、疑似接着層(図2の番号22)、熱可塑性合成樹
脂層(図2の番号23)及び粘着層(図2の番号24)
を一体的にロール13aに巻取って除去する表側不要材
料除去部13と、搬送路3における表ダイカット部6及
び裏ダイカット部9の下流側で、かつ搬送路3の下方に
配置され、複合シート材料20の長手方向に沿って、外
側の2本の切り込み(図4の番号12a、12d)の外
側領域14a及び内側の2本の切り込み(図4の番号1
2b、12c)の内側領域14bにおいて、疑似接着層
(図2の番号22)を基材(図2の番号21)から剥が
すことによって、剥離性を有する基材(図2の番号2
5)、粘着層(図2の番号24)、熱可塑性合成樹脂層
(図2の番号23)及び疑似接着層(図2の番号22)
を一体的にロール15aに巻取って除去する裏側不要材
料除去部15とを備えている。
【0016】表側不要材料除去部13及び裏側不要材料
除去部15による処理が終了すると、図5に示されるよ
うな不正開封防止ラベル製品が得られ、搬送路3上を搬
送されてくる。この不正開封防止ラベル製品は、図5に
示されるように、2本の細長い剥離性を有する基材16
a、16bの間にラベルLが横向きに橋渡すようにして
順次貼着されたものからなっている。なお、図5では、
隣り合う各ラベルLが間隔をあけて配置されるが、隣り
合うラベルLが間隔をあけずに隣接して配置されるよう
にすることもできる。この不正開封防止ラベル製品は、
搬送路3の終点に配置されたラベル貯蔵部17によっ
て、巻取られ、又は剥離性を有する基材16a、16b
の一定長さ毎にシート状に切断されて集積される。な
お、図1において、番号18は、ラベルの型抜きに先立
って、ラベル表面の印刷を施すための印刷部である。
【0017】こうして、装置の運転開始に先立って、複
合シート材料20のロール1が巻出し部2にセットされ
た後、装置が仮運転され、複合シート材料20の先端
が、搬送路3に沿って、表側不要材料除去部13及び裏
側不要材料除去部15の手前まで搬送されてきた時点
で、装置が一旦停止せしめられる。そして、手作業に
て、複合シート材料の表側及び裏側の不要な材料が剥が
された後、表側の不要な材料の先端が表側不要材料除去
部13のロール13aに固定され、裏側の不要な材料の
先端が裏側不要材料除去部15のロール15aに固定さ
れる。その後、装置が連続運転せしめられ、ロール1に
巻装された複合シート材料20がなくなるまで不正開封
防止ラベル製品が自動的に生産される。
【0018】図6は、上述の装置によって製造された不
正開封防止ラベルを示す図であり、(A)は裏面側から
見た平面図、(B)は側面図である。図6からわかるよ
うに、ラベルLの形状に成形された基材21と、基材2
1の裏面に設けられた積層構造26とを有しており、積
層構造26は、基材21の裏面に形成され基材21が剥
離されると非接着性を発現する疑似接着層22と、疑似
接着層22の裏面に形成された熱可塑性合成樹脂層23
と、熱可塑性合成樹脂層23の裏面に形成された粘着層
24とからなり、基材21の上下端27、28及び中央
29には、基材21を横切って積層構造26を有しない
領域30が設けられている。さらに、粘着層24の裏面
に剥離性を有する基材25が設けられている。この場
合、基材21の上下端27、28の積層構造26を有し
ない領域30は、ラベルの使用に際し、不正開封防止ラ
ベル製品(シート)の剥離性を有しない基材16a、1
6bからラベルLを剥がす時に指で摘むための把持部と
して機能する。
【0019】図7は、本発明による不正開封防止ラベル
の使用状態を示す図である。図7に示されるように、本
発明の不正開封防止ラベルLは、基材21の中央29の
積層構造26を有しない領域30が、包装容器31の蓋
31aと容器本体31bとの開封部にかかるように包装
容器31に貼着される。そして、包装容器31を不正に
開封しようとする者が、このラベルを剥がすと、基材2
1が疑似接着層22から剥離され、同時に疑似接着層2
2は接着性を発現しなくなる。その結果、基材21を再
び包装容器31に貼着できなくなって、不正開封された
証拠が残る。こうして、包装容器31の不正開封行為が
防止される。また、不正開封行為が行われなかった場合
に、消費者が包装容器31を開封する時には、包装容器
31の蓋31aと容器本体31bとの開封部にはラベル
Lの粘着層24は存在しないので、包装容器31を極め
て簡単に開封することができる。さらに、包装容器31
に貼着されたラベル部分は、熱可塑性合成樹脂層23を
指で摘んで包装容器容器31から剥がすことによって、
包装容器31から綺麗に取り除くことができる。
【0020】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、包装容
器の不正な開封を防止することができると同時に、需要
者が包装容器を開封する際に、包装容器から簡単かつ綺
麗に剥がすことができ、蓋を容易に取り外すことができ
る不正開封防止ラベルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例による不正開封防止ラベル製
造装置の概略構成を示す側面図である。
【図2】本発明による不正開封防止ラベルの原材料とな
る複合シート材料の積層構造を示す断面図である。
【図3】表ダイカット部の上側ダイカットロール及び下
側アンビルロールの概略構成を示す斜視図である。
【図4】裏ダイカット部の上側アンビルロール及び下側
ダイカットロールの概略構成を示す斜視図である。
【図5】不正開封防止ラベル製品の平面図である。
【図6】本発明による不正開封防止ラベルを示す図であ
り、(A)は裏面側から見た平面図、(B)は側面図で
ある。
【図7】本発明による不正開封防止ラベルの使用状態を
示す図である。
【符号の説明】
2 巻出し部 3 搬送路 4 搬送機構 6 表ダイカット部 9 裏ダイカット部 13 表側不要材料除去部 14 裏側不要材料除去部 17 ラベル貯蔵部 18 印刷部 20 複合シート材料 21 基材 22 疑似接着層 23 熱可塑性合成樹脂層 24 粘着層 25 剥離性を有する基材 26 積層構造 L ラベル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B65D 25/20 B65D 25/20 Q Fターム(参考) 3E062 AA01 AB14 BA20 BB02 BB10 DA07 4F100 AK01C AK25G AR00B AR00D AT00A BA04 BA05 BA07 BA10A BA10D CB05 DC21B DC21C DC21D DG10 GB90 HB31 JB16C JL00 JL11B JL14 JL14D

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラベル形状に成形された基材と、前記基
    材の裏面に設けられた積層構造とを有し、前記積層構造
    は、前記基材の裏面に形成され前記基材が剥離されると
    非接着性を発現する疑似接着層と、前記疑似接着層の裏
    面に形成された熱可塑性合成樹脂層と、前記熱可塑性合
    成樹脂層の裏面に形成された粘着層とからなり、前記基
    材の上下端及び中央には、前記基材を横切って前記積層
    構造を有しない領域が設けられ、前記粘着層の裏面に剥
    離性を有する基材が設けられていることを特徴とする不
    正開封防止ラベル。
  2. 【請求項2】 基材と、前記基材の裏面に形成され、前
    記基材が剥離されると非接着性を発現する疑似接着層
    と、前記疑似接着層の裏面に形成された熱可塑性合成樹
    脂層と、前記熱可塑性合成樹脂層の裏面に形成された粘
    着層と、前記粘着層の裏面に設けられた剥離性を有する
    基材とからなる複合シート材料から、不正開封防止ラベ
    ルを製造する方法であって、前記複合シート材料の長手
    方向に沿って、連続的に、前記基材側から前記粘着層ま
    で貫通する深さで、ラベル形状に型抜きをするととも
    に、前記複合シート材料の長手方向に沿って、かつ型抜
    きしたラベルの領域内であってその長手方向両側のそれ
    ぞれから所定の間隔をあけた範囲内において、前記剥離
    性を有する基材側から前記疑似接着層まで貫通する深さ
    で、4本の切り込みを互いに間隔をあけて設け、前記複
    合シート材料の長手方向に沿って、前記粘着層を前記剥
    離性を有する基材から剥がすことによって、前記剥離性
    を有する基材の上に前記型抜きしたラベルのみを残し
    て、それ以外の前記基材、前記疑似接着層、前記熱可塑
    性合成樹脂層及び前記粘着層を一体的に除去するととも
    に、外側の2本の前記切り込みの外側領域及び内側の2
    本の前記切り込みの内側領域において、前記疑似接着層
    を前記基材から剥がすことによって、前記剥離性を有す
    る基材、前記粘着層、前記熱可塑性合成樹脂層及び前記
    疑似接着層を一体的に除去することを特徴とする不正開
    封防止ラベルの製造方法。
  3. 【請求項3】 基材と、前記基材の裏面に形成され、前
    記基材が剥離されると非接着性を発現する疑似接着層
    と、前記疑似接着層の裏面に形成された熱可塑性合成樹
    脂層と、前記熱可塑性合成樹脂層の裏面に形成された粘
    着層と、前記粘着層の裏面に設けられた剥離性を有する
    基材とからなる複合シート材料から、不正開封防止ラベ
    ルを製造する装置であって、前記複合シート材料が巻装
    されたロールを収容し、前記複合シート材料を順次繰り
    出す巻出し部と、前記巻出し部から繰り出された前記複
    合シート材料を前記基材側が表面になるように搬送路に
    沿って搬送する搬送機構と、前記搬送路の途中に配置さ
    れ、前記搬送路に沿って搬送される前記複合シート材料
    がその間を通過する上側ダイカットロール及び下側アン
    ビルロールの対と、前記上側ダイカットロール及び前記
    下側アンビルロール間の押圧力を制御する押圧機構とを
    備え、前記上側ダイカットロールの周面にはラベル形状
    の刃型が設けられ、前記複合シート材料の長手方向に沿
    って、連続的に前記基材側から前記粘着層まで貫通する
    深さでラベル形状に型抜きをする表ダイカット部と、前
    記搬送路における前記表ダイカット部の上流側又は下流
    側に配置され、前記搬送路に沿って搬送される前記複合
    シート材料がその間を通過する上側アンビルロール及び
    下側ダイカットロールの対と、前記上側アンビルロール
    及び前記下側ダイカットロール間の押圧力を制御する押
    圧機構とを備え、前記下側ダイカットロールの周面に
    は、前記下側ダイカットロールの軸方向に間隔をあけた
    4つの円周のそれぞれに沿って刃が設けられ、前記複合
    シート材料の長手方向に沿って、かつ前記表ダイカット
    部によって型抜きされるラベルの領域内であってその長
    手方向両側のそれぞれから所定の間隔をあけた範囲内に
    おいて、前記剥離性を有する基材側から前記疑似接着層
    まで貫通する深さで、互いに間隔をあけた4本の切り込
    みを入れる裏ダイカット部と、前記搬送路における前記
    表ダイカット部及び前記裏ダイカット部の下流側で、か
    つ前記搬送路の上方に配置され、前記複合シート材料の
    長手方向に沿って、前記粘着層を前記剥離性を有する基
    材から剥がすことによって、前記剥離性を有する基材上
    に前記型抜きされたラベルのみを残して、それ以外の前
    記基材、前記疑似接着層、前記熱可塑性合成樹脂層及び
    前記粘着層を一体的に巻取り除去する表側不要材料除去
    部と、前記搬送路における前記表ダイカット部及び前記
    裏ダイカット部の下流側で、かつ前記搬送路の下方に配
    置され、前記複合シート材料の長手方向に沿って、外側
    の2本の前記切り込みの外側領域及び内側の2本の前記
    切り込みの内側領域において、前記疑似接着層を前記基
    材から剥がすことによって、前記剥離性を有する基材、
    前記粘着層、前記熱可塑性合成樹脂層及び前記疑似接着
    層を一体的に巻取り除去する裏側不要材料除去部と、前
    記搬送路の終点に配置され、2本の細長い前記剥離性を
    有する基材の間にラベルが横向きに橋渡すようにして順
    次貼着された不正開封防止ラベル製品を、巻取り、又は
    前記剥離性を有する基材の一定長さ毎にシート状に切断
    して集積するラベル製品貯蔵部と、を備えていることを
    特徴とする装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006056777A1 (en) * 2004-11-24 2006-06-01 Ditac Limited Labels and a method of manufacturing labels
JP2010256407A (ja) * 2009-04-21 2010-11-11 Kobayashi Create Co Ltd 開封検知ラベル

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