JP2002245541A - カップ式自動販売機 - Google Patents

カップ式自動販売機

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JP2002245541A
JP2002245541A JP2001035826A JP2001035826A JP2002245541A JP 2002245541 A JP2002245541 A JP 2002245541A JP 2001035826 A JP2001035826 A JP 2001035826A JP 2001035826 A JP2001035826 A JP 2001035826A JP 2002245541 A JP2002245541 A JP 2002245541A
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  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カップを保持するカップ保持手段を移動する
移動手段の性能低下を検出することができるカップ式自
動販売機の提供をを目的とする。 【解決手段】 ROMに記憶された所定の移動パターン
に沿ってカップ保持装置が移動するように移動装置を制
御して、移動時間をタイマで計測する(104〜11
0)。そして、計測した時間が基準時間よりも長いか否
かを判定する(112〜114)。すなわち、カップ保
持装置が移動する経路上で異物や汚れが存在する場合に
は、移動装置の稼動部分に摺動抵抗が生じてカップ保持
手段を移動させるのに基準時間よりも時間がかかるの
で、この状態を異常であると判定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カップ式自動販売
機にかかり、特に、コーヒー、紅茶、ジュースなどをカ
ップに供給して販売するカップ式自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の自動販売機としては、コーヒ
ー、紅茶、ジュースなどの粉末原料を装填したタンクや
該粉末原料を溶解して飲料を調理するための水やお湯を
装填したタンク等を複数備え、これらのタンクの下方が
各種飲料を調理するためのステージとされ、各ステージ
にカップを移動し、各粉末原料、水、お湯等をカップに
供給することによって粉末原料からコーヒー、紅茶、ジ
ュースなどの飲料を調理するカップ式自動販売機が提案
されている。
【0003】このようなカップ式自動販売機において、
上述のように各ステージにカップを移動させる移動機構
としては、販売する飲料の種類に応じて、予め設定され
たルートで各ステージをカップが移動するように構成さ
れている。
【0004】上述のようなカップ式自動販売機には、例
えば特開平9−91537号公報に記載の技術がある。
特開平9−91537号公報に記載の技術では、コイン
が投入されたことを検出して、カップ搬送装置を待機位
置に戻し、飲料の選択がなされると、カップ搬送装置を
原料の供給位置等の各目標位置に搬送する。一方、カッ
プ搬送装置を各目標位置に対応した各設定パルス数に従
って移動制御し、且つカップ搬送装置が原料の供給位置
等の各目標位置に到達したときのオーバーランを測定
し、このオーバーラン距離を、次にカップ搬送装置を目
標位置に移動するときの補正値として設定パルス数を補
正することによって、カップ搬送装置のオーバーランに
よる停止誤差を累積することなく、目標位置に正確に移
動制御することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カップ
を移動させるための機構は、異常が発生する頻度が高い
と考えられる。また、異常が発生するまで、具体的な症
状を把握するのが難しく、異常が発生すると、その保守
には高い費用がかかってしまう。
【0006】また、上述の特開平9−91537号公報
に記載の技術では、カップ搬送装置がオーバーランした
場合には次の目標位置に移動する際にオーバーラン分を
正確に補正することができるが、正常にパルス数がカウ
ントされている場合には、性能上の劣化や搬送路での異
常は検出することができない。例えば、搬送路上に異物
があった場合、原料などの飛散による汚れの蓄積、湿度
などの影響によるベルトの劣化などによってカップ搬送
装置を搬送する際に摺動抵抗を生じてしまうような性能
低下は検出することができない。
【0007】本発明は、上記問題を解決すべく成された
もので、カップを保持するカップ保持手段を移動する移
動手段の性能低下を検出することができるカップ式自動
販売機の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、カップが予め定められた複
数の位置を移動することによって飲料を調理するカップ
式自動販売機において、カップを前記複数の位置へ移動
させる移動手段と、前記複数の位置における予め定めら
れた移動経路に沿ってカップが移動するように前記移動
手段を制御する制御手段と、前記制御手段の制御により
前記移動手段が動作している間の時間を計測する計測手
段と、前記計測手段の計測時間と予め定められた基準時
間に基づいて、前記カップ式自動販売機の異常を検出す
る検出手段と、を備えることを特徴としている。
【0009】請求項1に記載の発明によれば、飲料を供
給するカップは、飲料を調理するための複数の位置(例
えば、コーヒー原料をカップに供給する位置、お湯をカ
ップに吐出する位置など)に移動手段によって移動され
る。これによって、飲料の調理を行なうと共に、利用者
に飲料をカップ販売することができる。
【0010】制御手段は、複数の位置における予め定め
れた移動経路に沿ってカップが移動するように移動手段
を制御する。そして、計測手段は、制御手段の制御によ
り移動手段が動作している間の時間を計測する。すなわ
ち、予め定められた移動経路に沿って複数の位置へカッ
プが移動するためにかかった時間が計測される。例え
ば、予め定められた移動経路の全経路をカップが移動す
るように移動手段を動作させた時の所要時間や予め定め
られた移動経路に沿ってカップが所定の位置へ移動する
ように移動手段を動作させた時の所要時間などが計測さ
れる。
【0011】そして、検出手段では、計測手段の計測時
間と該時間に対する基準時間に基づいてカップ式自動販
売機の異常を検出する。すなわち、移動手段によって移
動されるカップは、予め定められた移動経路を制御手段
の制御により移動させた場合には略同一の所要時間とな
る。従って、該略同一の所要時間に基づいて基準時間を
予め設定すれば、基準時間と計測手段によって計測され
る計測時間からカップ式自動販売機における移動手段な
どの性能低下を検出することができる。
【0012】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記複数の位置間を移動するために要
する各位置基準時間を記憶する記憶手段を更に備え、前
記計測手段は、前記各位置間の前記移動手段の動作時間
を計測し、前記検出手段は、前記動作時間に対応する前
記記憶手段に記憶された位置基準時間を前記基準時間と
定め、前記異常を検出することを特徴としている。
【0013】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明において、更に記憶手段を備えて、計測手
段が、複数の位置間の移動手段の動作時間を計測し、検
出手段が、複数の位置間の移動手段の動作時間に対応す
る記憶手段に記憶された位置基準時間を前記基準時間と
定めて、上述のように動作時間と基準時間とに基づい
て、カップ式自動販売機の異常を検出することにより、
各位置までにカップを移動させるために要した時間と、
その各位置基準時間とから何れの位置に異常が発生して
いるかを検出することができる。すなわち、検出手段で
は、計測手段で計測された時間と記憶手段に記憶された
基準時間とに基づいて異常を検出する際に、異常が発生
している予め定められた移動経路における場所を特定す
ることが可能である。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の発明において、前記検出手段は、前記基
準時間よりも前記計測手段により計測された時間が長い
場合に前記異常として検出することを特徴としている。
【0015】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の発明において、検出手段が基準時
間よりも計測手段により計測された時間が長い場合に異
常を検出することにより、異物や汚れ等によって移動手
段に異常が発生している場所では、カップを所望の位置
へ移動させる際に基準時間よりも時間が長くなるので、
移動手段の異常を検出することができる。
【0016】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3の何れか1項に記載の発明において、前記検出手
段により前記異常が検出された場合に、該異常を報知す
る報知手段を更に備えることを特徴としている。
【0017】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
乃至請求項3の何れか1項に記載の発明において、報知
手段を更に備えることにより、カップ式自動販売機を管
理する管理者等に異常を報知することができる。報知手
段としては、例えば、異常が発生していることを表す情
報を表示する表示手段等により異常を報知することが可
能である。
【0018】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請
求項4の何れか1項に記載の発明において、前記検出手
段は現在時間をさらに検出し、予め定められた時刻が検
出されたときに前記異常を検出することを特徴としてい
る。
【0019】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
乃至請求項4の何れか1項に記載の発明において、検出
手段が更に現在時間を検出し、予め定められた時刻が検
出されたときにカップ式自動販売機の異常を検出するこ
とにより、予め定められた時刻にカップ式自動販売機の
異常検出が行なわれるので、自動的かつ定期的にカップ
式自動販売機の異常検出を行なうことが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態の一例を詳細に説明する。図1は、本発明の実
施の形態に係るカップ式自動販売機の斜視図である。
【0021】図1に示すように、本発明の実施の形態に
係るカップ式自動販売機10は従来周知のカップ式自動
販売機と同様に、接客面に扉12によりカバーすること
のできる商品取出口14が硬貨投入口16や紙幣挿入口
18や商品選択ボタン20などと共に設けられており、
硬貨投入口16や紙幣挿入口18に硬貨又は紙幣を投入
して、商品選択ボタン20を操作することによって、コ
ーヒー、紅茶、ジュースなど所望の飲料を自在に選択で
きるのはもちろん、砂糖や氷などの添加も容易に選択で
きるように構成されている。
【0022】扉12は、カップ式自動販売機10の左側
両端を支軸として開閉し、設置時の動作テストや飲料用
の原料の補充等を行なうときは開錠して開き、通常販売
を行なうときは施錠して閉じておくものである。扉12
には、透明な樹脂板からなるパネル22が設けられてお
り、販売する飲料のサンプルを陳列し、パネルを介して
確認することができるようになっている。硬貨投入口1
6は、利用者が硬貨(コイン)を投入する部分であり、
投入硬貨はカップ式自動販売機10内部のコインメカに
供給される。紙幣挿入口18は、利用者が紙幣を挿入す
る部分であり、挿入紙幣はカップ式自動販売機10内部
のビリバリに供給される。また、表示部24も設けられ
ており、投入硬貨金額、挿入紙幣金額等を表示すること
が可能とされている。さらに、返却レバー26が設けら
れており、返却レバー26を操作することにより、投入
硬貨や挿入紙幣を飲料購入前に返却口28より返却する
ことが可能なように構成されている。
【0023】商品選択ボタン20は、販売可ランプ及び
売り切れランプを内臓し、飲料のサンプルに対応して扉
12に設けられている。販売可ランプは、利用者が少な
くとも1つの飲料を購入できる硬貨投入又は紙幣挿入を
行なうと、カップ式自動販売機10内部に装填されてい
る飲料の原料に対応するものが点灯する。売り切れラン
プは、カップ式自動販売機10内部に装填されている飲
料の原料又はカップが空になると、この飲料に対応する
もの又は全てのものが常時点灯する。販売可能ランプが
点灯している商品選択ボタン20を押下すると、この飲
料に対応する飲料がカップに注ぎ込まれて、商品取出口
14に案内される。
【0024】また、本発明の実施の形態に係るカップ式
自動販売機10の内部には、図2に示すように、カップ
供給装置30、原料供給装置32、希釈液供給装置3
4、攪拌装置36、カップ保持装置38、及び該カップ
保持装置38を水平方向に移動させる移動装置40が配
設されている。なお、移動装置40は、本発明の移動手
段に相当する。
【0025】カップ供給装置30は、紙などからなるカ
ップCを多数収納する複数のディスペンサ30a、30
b、30cからなり、それぞれのディスペンサ30a、
30b、30cの底面に設けられた供給口から後述する
制御装置の指示に基づいて、1個づつ下方に送出するよ
うに構成されている。なお、本実施の形態では、それぞ
れのディスペンサ30a、30b、30cにはそれぞれ
異なるサイズのカップが収納され、所定の指示に応じて
それぞれのサイズのカップが供給されるが、単一のカッ
プを収納することも可能とされ、単一のカップを供給す
る設定は制御装置で行なうことが可能とされている。図
2では、異なるサイズのカップが収納されている例を示
す。
【0026】原料供給装置32は、粉末状とされたクリ
ーム、コーヒー、砂糖などを収納する複数のタンク32
a〜32gと、各タンク32a〜32gの原料送出口下
方に設けられてタンク32a〜32gの下方に移動され
たカップCへ原料を案内するシュータ33a〜33g
と、とから構成されている。各タンクの内部には原料を
送出するための周知のオーガ機構が設けられており、該
オーガ機構を一定時間駆動することで、タンク32a〜
32g内から所望の原料を所定量だけ送出するようにな
っている。
【0027】希釈液供給装置34は、所定の温度に過熱
されたお湯を収納するタンク34aとバルブ34bとノ
ズル34cとから構成され、制御装置の指示に基づいて
バルブ34bを開閉し、所定量のお湯がノズル34cの
先端から吐出するようになっている。
【0028】攪拌装置36を構成する攪拌モータ36a
は、羽根車36bを回転させるためのものであり、腕部
材36cを介して箱体内部のベルト36dに連結されて
いる(図3参照)。このベルト36dは、箱体内上部側
に配置された駆動プーリー36eと下部側に設置された
従動プーリー36fとの間に巻きかけられて、駆動プー
リー36eに連結されたモータ36gの駆動により上下
方向に回動できる構成とされている。
【0029】駆動プーリー36eと連結されているモー
タ36gは、正逆回転が可能なモータであり、回転量は
制御装置からの指示、例えば制御装置が発信するパルス
数によって決定され、回転方向も制御装置からの信号に
より決定される。また、攪拌モータ36aも制御装置が
発信する信号によって運転/停止が制御装置によって自
在に制御される。
【0030】カップ保持装置38は、カップCを挟持す
るための保持腕L、Rを有し、この保持腕L,Rでカッ
プCのカール下を保持するようになっている。また、カ
ップ保持装置38の下面にはローラユニット38aが設
けられており、水平方向に力が作用すると平面上を滑ら
かに移動することができるように構成されている。
【0031】なお、保持腕L、Rは対向距離を変化させ
ることができるようになっており、制御装置の指示によ
り、カップCを保持するときには対向距離を狭め、カッ
プCを放すときには広げることができるようになってい
る。
【0032】移動装置40は本発明の実施の形態では、
カップ保持装置38を縦、横の方向に移動可能なよう
に、縦方向移動手段40a及び横方向移動手段40bと
から構成されている。図4に示すように、縦方向移動手
段40aは従動プーリー40a1とモータ40a2の回
転によって回転力が付与される駆動プーリー40a3と
の間に巻きかけられたベルト40a4の所定位置にカッ
プ保持装置38を連結することができるようになってお
り、ベルト40a4の回動に伴ってカップ保持装置38
に水平方向の駆動力が伝達され、ローラユニット38a
が回転することにより、カップ保持装置38が箱体40
a5の上面を滑らかに移動できるように構成されてい
る。なお、モータ40a2の制御方式はモータ36gと
同様に、回転量が制御装置からの指示、例えば制御装置
が発信するパルス数によって決定され、回転方向も制御
装置からの信号により決定される。すなわち、モータ4
0a2の回転方向と回転量とを制御することによって、
駆動プーリー40a3とベルト40a2とを介してカッ
プ保持装置38の縦方向移動手段40aに対する位置が
制御される。
【0033】また、横方向移動手段40bは、図4に示
すように、1本のガイドレール40b1とこれに平行に
設置された駆動部材40b2とから構成され、この駆動
部材40b2は従動プーリー40b3とモータ40b4
から回転力が付与される駆動プーリー40b5との間に
巻き掛けられたベルト40b6を有し、このベルト40
b6の所定位置に前記縦方向移動手段40aの箱体40
a5を連結することができるように構成され、ローラユ
ニット40a6がガイドレール40b1の上面を走行
し、ローラユニット40a7が駆動部材40b2の箱体
上面を走行するように位置調整がなされている。
【0034】なお、ガイドレール40b1と駆動部材4
0b2の箱体は、カップ式自動販売機10の箱体に構成
されている。
【0035】このモータ40b4も、上述のモータ36
g、40a2と同様に、回転量が制御装置からの指示、
例えば制御装置が発信するパルス数によって決定され、
回転方向も制御装置からの信号により決定される。すな
わち、モータ40b4の回転方向と回転量とを制御する
ことによって、駆動プーリー40b5とベルト40b6
とを介して縦方向移動手段40aの横方向移動手段40
bに対する位置が制御される。
【0036】すなわち、移動装置40の縦方向移動手段
40a及び横方向移動手段40bを制御装置によって制
御することにより、カップ保持装置38が保持するカッ
プCの水平位置を自在に制御することができるようにな
っている。
【0037】なお、移動装置40には、センサ41が設
けられており、該センサ41によってカップ保持装置3
8の基準位置となる原点位置を検出し、原点位置を基準
に移動装置40の移動制御が行なわれる構成とされてい
る。
【0038】図5は、カップ式自動販売機10の基本動
作を説明するためのブロック図である。制御装置42
は、カップ式自動販売機10の制御を統括するものであ
り、CPU44、ROM46、RAM48、タイマ49
及び周辺回路(I/Oポート等)を内臓している。詳し
くは、ROM46は後述する複数の従制御部を統括制御
するためのプログラムが予め記憶されたものであり、R
AM48はCPU44による演算結果、複数の従制御部
からの各種データ等の書き込み又は読み出しを行なうも
のであり、それぞれバス50を介して接続されている。
なお、制御装置42は本発明の制御手段及び検出手段に
相当し、ROM46は本発明の記憶手段に相当し、タイ
マ49は本発明の計測手段に相当する。
【0039】ハードウエア的にはROM46は、マスク
ROM、EPROM、又はEEPROM(フラッシュR
OMを含む)等の不揮発性メモリである。CPU44
は、ROMの実行アドレスを指定するプログラムカウン
タ、ROMからの読み出し内容を解読するインストラク
ションデコーダ、論理演算を行なう演算論理ユニット、
演算データを一時格納するアキュームレータ等を内蔵す
る。RAM48は、SRAM等の揮発性メモリであり、
バックアップ電源によって記憶内容が保持されるもので
ある。
【0040】さらに、バス50には、カップ式自動販売
機10の出荷検査時や設置時の動作確認等で上述の移動
装置40等の動作確認等を行なうための表示装置52及
び入力装置54が接続され、CPU44の制御によって
入力装置54に入力された指示に応じて表示装置52に
表示がなされると共に、カップ式自動販売機10の各種
制御が行なわれるようになっている。また、入力装置5
4は本発明の設定手段に相当し、表示装置52は本発明
の報知手段に相当する。
【0041】なお、制御装置42は、図6に示すよう
に、上述の表示装置52と入力装置54が配列された構
成とされており、入力装置54は、各種コマンドを実行
するためのコマンドキー(例えば、選択キー54a、飲
料キー54b、タイマーキー54c、動作キー54dな
ど)、表示装置52に表示されるカーソル等の移動を行
なうための矢印キー54f、数字等を入力するためのテ
ンキー54gや各種コマンドの実行等を決定する設定キ
ー54e等から構成されている。また、表示装置52
は、本実施の形態では液晶表示装置が用いられる。
【0042】また、図5に示すように、複数の従制御部
として、硬貨処理制御部56、紙幣処理制御部58、接
客制御部60、販売制御部62が制御装置42に接続さ
れ、ハードウエア的には、制御装置42と同様のCP
U、ROM、RAMを内臓する。コインメカ64は、釣
銭切れを検出する釣銭切れセンサを備え、硬貨投入口1
6からの投入硬貨を受け取り、必要に応じて釣銭を返却
口28から返却するものである。硬貨処理制御部56
は、コインメカ64を制御し、投入硬貨の金種、正偽等
の判別、金種別枚数の計算、金庫への余剰硬貨の収容、
釣銭払い出し等を行なわせるものである。ビリバリ66
は、コインメカ64と同様に、釣札切れを検出する釣札
切れセンサを備え、紙幣挿入口18から返却するもので
ある。紙幣処理制御部58は、ビリバリ66を制御し、
挿入紙幣の金種、正偽等の判別、金種別枚数の計算、釣
札払い出し等を行なわせるものである。なお、硬貨処理
制御部56及び紙幣処理制御部58は、硬貨投入及び紙
幣挿入が行なわれるその都度、処理動作を実行する。
【0043】接客部68は、表示部24と、複数種類の
飲料サンプルに対して設けられた複数の商品選択ボタン
20と、販売中、販売中止、釣銭切れを表すランプと、
を備えたものである。接客制御部60は、接客部68を
制御する。つまり、接客制御部60は、制御装置42か
らの飲料販売に関する接客指示に従って、販売中、販売
中止、釣銭切れを表すランプを点灯させたり、販売飲料
別の販売可ランプ又は売切れランプを点灯させたり、更
には、複数の商品選択ボタン20の何れが押下されたか
を検出し、このときの検出信号を制御装置42に送信し
たりする。販売制御部62は、接客制御部60からの前
記検出信号に応答した制御装置42からの販売指示に従
って、利用者の希望の飲料を調理するべく、上述した移
動装置40における縦方向移動手段40a及び横方向移
動手段40bを制御すると共に、カップ供給装置30、
原料供給装置32、希釈液供給装置34、攪拌装置3
6、及びカップ保持装置38を制御する。
【0044】飲料を販売するための各種プログラムは、
上述の制御装置42のROM46に記憶されており、該
プログラムに従ってカップ式自動販売機10の制御がな
される。また、ROM46には、各種飲料を販売する際
の移動装置40によるカップ販売する飲料に応じた移動
パターン、及び該移動パターン上における各種装置の動
作パターンが記憶されていると共に、移動装置40の自
己診断を行なうためのカップ保持装置38を移動させる
所定の移動パターンと該所定の移動パターンを移動させ
た場合の基準時間が記憶されている。さらに、この他に
ROM46には、所定の移動パターンにおける各位置ま
でカップ保持装置38を移動させた場合の各位置基準時
間が記憶されている。本発明の実施の形態に係るカップ
式自動販売機10では、ROM46に記憶されたこれら
の所定の移動パターンと基準時間を用いて、所定の時刻
に移動装置40の自己診断(詳細は後述)を行なうよう
になっている。
【0045】なお、本実施の形態に係るカップ式自動販
売機10における移動装置40によるカップ保持装置3
8の移動位置は、販売する飲料毎に移動するステージが
予め定められており、それぞれの飲料毎に移動装置40
の移動パターンが定められている。それぞれのステージ
は、図7に示すように、複数定められている。詳細に
は、原点位置Gをステージ座標(0、0)として、X
軸、Y軸がそれぞれ図8のようになっており、X軸は横
方向移動手段40bによる移動方向距離を示し、Y軸は
縦方向移動手段40aによる移動方向距離を示す。各ス
テージはそれぞれ原点位置G、トッピング受け取り位置
TP、砂糖受け取り位置S、クリーム受け取り位置C
R、ホイップ受け取り位置WH、コーヒー受け取り位置
CO、ミックス3(例えば、ココアなど)受け取り位置
M2、ミッスク2(例えば、紅茶など)受け取り位置M
3、コールド調理位置A1、ホット調理位置A2、PI
X1吐出位置P1、ミックス4(例えば、お茶など)受
け取り位置M4、PIX1吐出前位置RP1、MIX4
受け取り前位置RM4、ミックス5(例えば、ジュース
など)受け取り位置M5、MIX5受け取り前位置RM
5、PXT吐出位置P2、PXT2吐出前位置RP2、
カップ1受け取り位置C1、カップ2受け取り位置C
2、カップ3受け取り位置C3、カップ捨て前通過位置
D1、カップ捨て位置前D2、カップ捨て位置後D3、
カップ捨て位置後通過位置D4、販売口カップ位置前E
1、販売口カップ位置E2とされている。
【0046】また、自己診断を行なうための所定の移動
パターンは、図7に示すように原点位置から順に図7に
示す番号に従ってカップ保持装置38が移動し、再び原
点位置に戻る移動パターンとされている。
【0047】なお、上述の各種飲料を販売する際の移動
装置40によるカップ販売する飲料に応じた移動パター
ンは、例えば、コールドシロップ、ホットシロップ、ホ
ットインスタントコーヒー(砂糖・クリーム入り)、ホ
ットインスタントコーヒー(砂糖入り)、ホットインス
タントコーヒー(クリーム入り)、ホットインスタント
コーヒー(ブラック)、コールドインスタントコーヒー
(砂糖・クリーム入り)、コールドインスタントコーヒ
ー(砂糖入り)、コールドインスタントコーヒー(クリ
ーム入り)、コールドインスタントコーヒー(ブラッ
ク)、ホットミックス、コールドミックスなどの飲料の
種類に応じた移動パターンがある。例えば、ホットイン
スタントコーヒー(砂糖・クリーム入り)の移動パター
ンを例に挙げると、ホットインスタントコーヒーを調理
する場合の移動パターンは、原点位置Gよりカップ受け
取り位置C1に移動し、続いてコーヒー受け取り位置C
O、クリーム受け取り位置CR、砂糖受け取り位置S、
ホット調理位置A2の順に移動して、販売口カップ位置
前E1、販売口カップ位置E2、販売口カップ位置前E
1に戻ってから原点位置Gに移動する。
【0048】次に本実施の形態に係るカップ式自動販売
機10の動作を説明する。
【0049】利用者により硬貨投入口や紙幣挿入口から
金銭が投入されると、硬貨処理制御部56や紙幣処理制
御部58によりコインメカ64やビリバリ66が制御さ
れ、投入コインや挿入紙幣の金種、正偽等の判別、金種
別枚数の計算等が行なわれ、接客制御部60によって接
客部68が制御され、販売飲料別の販売可ランプや売切
れランプの点灯なされる。そして、利用者によって商品
選択ボタン20が押下されたか否かを検出し、商品選択
ボタン20が押下された場合には、その検出信号を制御
装置42に送信する。また、該検出信号に応答した販売
指示が制御装置42から販売制御部62に出力され、販
売制御部62では利用者の希望の飲料を調理すべく、移
動装置における縦方向移動手段40a及び横方向移動手
段40bの制御を行なうと共に、カップ供給装置30、
原料供給装置32、希釈液供給装置34、攪拌装置3
6、及びカップ保持装置38の制御を行なう。なお、こ
れら複数の装置の制御は、ROM46に記憶された飲料
の販売を行なうプログラムに従って制御される。
【0050】すなわち、利用者によって商品選択ボタン
20が押下されて購入商品が選択されると、制御装置4
2から販売指令が出力され、移動装置40が駆動してカ
ップ保持装置38がカップ供給装置30の下方に移動す
る。
【0051】カップ保持装置38がカップCの送出位置
の直下位置に達するとカップCが1個送出されてカップ
保持装置38の保持腕L、Rによって保持される。
【0052】カップCを保持したカップ保持装置38
は、移動装置40によって所要のシュータの下方に移動
する。例えば、選択された商品が砂糖入りコーヒーであ
れば、先ず、シュータ33cの直下にカップCを位置さ
せて停止し、タンク32cの原料送出口より所要量のコ
ーヒーが供給される。次いで、シュータ33fの直下に
カップCを位置させて停止し、タンク32fから所要量
の砂糖が同様に供給される。次いで、羽根車36bとノ
ズル34cの直下にカップCを位置させて停止し、カッ
プCに羽根車36bを降下挿入させ、バルブ34bを開
いてノズル34cの先端からお湯を所要量注入し、羽根
車36bを回転させてコーヒーと砂糖を完全に溶解させ
る。
【0053】羽根車36bは、一定時間回転したのちカ
ップCから引き上げられる。羽根車36bの引き上げが
完了すると、調合済飲料の入ったカップCを保持したカ
ップ保持装置38は移動装置40によって商品取出口1
4の位置まで移動される。そして、利用者が商品取出口
14よりカップCを取り出すことにより販売が完了す
る。
【0054】本実施の形態に係るカップ式自動販売機1
0では、予め定められたタイミング(予め設定された時
刻)で移動装置40の動作の自己診断が制御装置42に
よって行なわれるようになっており、続いて、この制御
装置42によって行なわれる自己診断について図9のフ
ローチャートを参照して説明する。
【0055】はじめにステップ100では、ROM46
に記憶された時刻情報が読み出され、ステップ102で
設定時刻(予め設定された自己診断を行う時刻)である
か否か判定される。該判定が否定された場合には、判定
が肯定されるまで待機して、ステップ102の判定が肯
定された場合には、ステップ104へ移行する。
【0056】ステップ104では、タイマ49がリセッ
トされてタイマ計測が開始され、ステップ106で移動
装置40の動作指示がなされる。すなわち、販売制御部
62によって移動装置42の縦方向移動手段42a及び
横方向移動手段42bが制御されて、ROM46に記憶
された所定の移動パターンに沿ってカップ保持装置38
が移動するように移動装置40が制御される。
【0057】ステップ108では、移動装置40の動作
が終了したか否か判定され、該判定が肯定されるまで待
機する。該判定が肯定された場合には、ステップ110
へ移行して、タイマ計測停止指示がタイマ49になさ
れ、タイマ49が停止される。そして、ステップ112
でROM46に記憶された所定の移動パターンをカップ
保持装置38が移動するように移動装置40を動作させ
た場合の基準時間が読み出され、ステップ114でタイ
マ計測時間が基準時間よりも長いか否か判定される。す
なわち、カップ保持装置38が移動する移動経路上に異
物、原料などの飛散による汚れの蓄積、湿度などの影響
によるベルトの劣化など発生した場合には、移動装置4
0の稼動部分に摺動抵抗が生じてカップ保持手段38を
移動させるのに基準時間よりも時間がかかるので、移動
装置40が異常であると判断することができる。従っ
て、これにより移動装置40の自己診断を行なうことが
できる。
【0058】ステップ114の判定が否定された場合に
は、基準時間以内でカップ保持装置38を所定の移動パ
ターンに沿って移動させることができたので、正常であ
ると判断し、一連の処理が終了される。
【0059】ステップ114の判定が肯定された場合に
は、基準時間以内でカップ保持装置38を所定の移動パ
ターンに沿って移動させることができないので、移動経
路上に異物や汚れが存在するなどの異常が発生している
として、該異常の位置を検索するべく、異常検索処理を
行なってから一連の処理が終了される。
【0060】なお、異常検索処理は、制御装置42によ
って図10のフローチャートに沿って行なわれる。すな
わち、ステップ200で移動装置40の移動経路番号X
が初期化され、X=1とされる。移動経路番号Xは、図
7に示す所定の移動パターンに沿って各位置までカップ
保持装置38を移動させる際に、図7に示す番号までカ
ップ保持装置38を移動させるための識別番号である。
【0061】ステップ202では、移動経路1(図7に
示す)に対応する位置までの所定の移動パターンがR
OM46より読み出される。すなわち、図7に示すま
でカップ保持装置38を移動させる移動経路が読み出さ
れる。
【0062】ステップ204では、タイマ49がリセッ
トされて、タイマ計測が開始され、ステップ206で、
移動装置40の動作指示がなされる。すなわち、販売制
御部62によって移動装置40の縦方向移動手段40a
及び横方向移動手段40bが制御されて、ステップ20
2で読み出された移動経路番号Xの位置まで所定の移動
パターンに沿ってカップ保持装置38が移動するように
移動装置40が制御される。
【0063】ステップ208では、移動装置40の動作
が終了したか否か判定され、該判定が肯定されるまで待
機する。該判定が肯定された場合には、ステップ210
へ移行して、タイマ計測停止指示がタイマ49になさ
れ、タイマ49が停止される。そして、ステップ212
でROM46に記憶された所定の移動パターンに沿っ
て、移動経路番号Xまでカップ保持装置38が移動する
ように移動装置40を動作させた場合の基準時間(移動
経路番号Xに対応する基準時間)が読み出され、ステッ
プ214でタイマ計測時間が読み出された基準時間より
も長いか否か判定される。すなわち、カップ保持装置3
8が移動する移動経路上に異物、原料などの飛散による
汚れの蓄積、湿度などの影響によるベルトの劣化など発
生した場合には、移動装置40の稼動部部に摺動抵抗が
生じてカップ保持手段38を移動させるのに基準時間よ
りも時間がかかるので、移動装置40が異常であると判
断することができる。従って、これにより移動装置40
の自己診断を行なうことができる。
【0064】ステップ214の判定が肯定された場合に
は、ステップ216へ移行して、基準時間以内でカップ
保持装置38を所定の移動パターンに沿って移動経路番
号Xまで移動させることができないので、移動経路上に
異物や汚れが存在するなどの異常が発生しているとし
て、該移動経路番号Xまでカップ保持装置38を移動さ
せるまでの間に異物や汚れ等による異常が発生している
ことを表示装置52に表示する。これによって、メンテ
ナンス等を行なう際に異常位置を確認することができ
る。
【0065】また、ステップ214の判定が否定された
場合には、移動経路番号Xまでカップ保持装置38を移
動されるまでの間は、基準時間以内で移動させることが
できたので、移動経路番号Xまでの間は、正常であると
判断してステップ218へ移行する。ステップ218で
は、移動経路番号Xをインクリメント(X←X+1)し
て、ステップ220へ移行する。
【0066】ステップ220では、X=18か否か判定
される。すなわち、本実施の形態では、図7に示す丸1
8で原点位置に戻るので、全ルートの検索が終了したか
否かの判定をX=18か否かを判定することによって行
なう。該判定が肯定された場合には、移動装置40の全
体的な劣化であると判断して、一連の処理が終了され
る。なお、このとき特別に異常位置が検出されず、所定
の移動パターンに沿った全ルートで基準時間をオーバー
していることを表示装置52に表示するようにしてもよ
い。
【0067】また、ステップ220の判定が否定された
場合には、上述のステップ202へ戻り、再びステップ
202〜ステップ220の処理が繰り返される。すなわ
ち、このように処理して、基準時間をオーバーする位置
を特定することにより、異常個所を検出することができ
る。また、上記の処理では、移動装置40のみを動作さ
せているので、原料を使用することがなく、原料を無駄
にすることなく自己診断を行なうことができる。
【0068】なお、上記の実施の形態における異常検索
処理では、図7におけるから丸18までの移動経路を
カップ保持装置38が移動するように移動装置40を制
御することによって、異常位置を特定するようにした
が、移動経路はこれに限るものではなく、入力装置54
を操作して適宜設定するようにしてもよい。
【0069】また、上記の実施の形態では、自己診断及
び異常検索処理を行なう際に移動装置40のみを駆動す
るようにしたが、これに限るものではなく、販売動作に
関係する装置、例えば攪拌装置36なども同様に動作さ
せるようにしてもよい。このとき原料供給を禁止するよ
うにすれば、自己診断及び異常検索処理を行なう際に原
料を無駄にすることを防止することができる。
【0070】また、上記の実施の形態では、上記自己診
断を行なうための基準時間を予めROM46に記憶する
ようにし、予め設定された時刻に自己診断を行なうよう
にしたが、これに限るものではなく、例えば、入力装置
54を操作して自己診断を行なう指示をすると共に、入
力装置54を用いて基準時間を入力するようにしてもよ
い。さらに、自己診断を行なう時刻は、入力装置54に
より入力可能としてもよい。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、飲
料を調理するために複数の位置へカップを移動するため
の予め定めた所定の移動経路をカップが移動するように
移動手段を動作させた時の動作時間を計測し、該計測時
間と予め定められた基準時間に基づいてカップ式自動販
売機の異常を検出するので、カップを保持するカップ保
持手段を移動する移動手段などの性能低下をカップ式自
動販売機の異常として検出することができる、という効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るカップ式自動販売機
の概観を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るカップ式自動販売機
の内部機構を示す斜視図である。
【図3】攪拌装置を示す斜視図である。
【図4】移動装置の概略構成を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るカップ式自動販売機
の基本動作を説明するためのブロック図である。
【図6】入力装置と表示装置を配列した制御装置を示す
図である。
【図7】カップ保持装置の移動位置及び自己診断を行な
うための所定の移動パターンの例を示す図である。
【図8】カップ保持装置の移動位置の座標位置の例を示
す図である。
【図9】本発明の実施の形態に係るカップ式自動販売機
における自己診断を説明するためのフローチャートであ
る。
【図10】異常検索処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
10 カップ式自動販売機 38 カップ保持装置 40 移動装置 40a 縦方向移動手段 40b 横方向移動手段 42 制御装置 44 CPU 46 ROM 48 RAM 49 タイマ 52 表示装置 54 入力装置 62 販売制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カップが予め定められた複数の位置を移
    動することによって飲料を調理するカップ式自動販売機
    において、 カップを前記複数の位置へ移動させる移動手段と、 前記複数の位置における予め定められた移動経路に沿っ
    てカップが移動するように前記移動手段を制御する制御
    手段と、 前記制御手段の制御により前記移動手段が動作している
    間の時間を計測する計測手段と、 前記計測手段の計測時間と予め定められた基準時間に基
    づいて、前記カップ式自動販売機の異常を検出する検出
    手段と、 を備えたことを特徴とするカップ式自動販売機。
  2. 【請求項2】 前記複数の位置間を移動するために要す
    る各位置基準時間を記憶する記憶手段を更に備え、前記
    計測手段は、前記各位置間の前記移動手段の動作時間を
    計測し、前記検出手段は、前記動作時間に対応する前記
    記憶手段に記憶された位置基準時間を前記基準時間と定
    め、前記異常を検出することを特徴とする請求項1に記
    載のカップ式自動販売機。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、前記基準時間よりも前
    記計測手段により計測された時間が長い場合に前記異常
    として検出することを特徴とする請求項1又は請求項2
    に記載のカップ式自動販売機。
  4. 【請求項4】 前記検出手段により前記異常が検出され
    た場合に、該異常を報知する報知手段を更に備えること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載
    のカップ式自動販売機。
  5. 【請求項5】 前記検出手段は現在時間をさらに検出
    し、予め定められた時刻が検出されたときに前記異常を
    検出することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れ
    か1項に記載のカップ式自動販売機。
  6. 【請求項6】 前記時刻を設定する設定手段を更に備え
    ることを特徴とする請求項5に記載のカップ式自動販売
    機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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