JP2002245131A - 航空機内情報提供システム - Google Patents

航空機内情報提供システム

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JP2002245131A JP2001040152A JP2001040152A JP2002245131A JP 2002245131 A JP2002245131 A JP 2002245131A JP 2001040152 A JP2001040152 A JP 2001040152A JP 2001040152 A JP2001040152 A JP 2001040152A JP 2002245131 A JP2002245131 A JP 2002245131A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 航空機の機内に新たに設備を設けることな
く、旅客である航空機の利用者の個別のニーズに対応し
た情報を迅速且つ的確に提供する。 【解決手段】 利用者Uは、航空機の搭乗予約をする際
に、旅行社端末4などでネットワーク5を通じて航空会
社1のオンラインシステム2にアクセスする。このと
き、利用者Uの旅程情報や個人情報あるいは希望情報に
ついても入力する。印刷会社8は、インターネット7を
通じて航空会社1から利用者の各種情報を得ると、その
利用者情報に対応した各種印刷情報を情報源13から入
手する。チェックインが終了すると、空港に配置した印
刷装置11により利用者の名前と座席番号と共に各種印
刷情報を印刷して印刷物を調製し、航空機に搭乗開始と
なる前に座席に配布する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、航空機に搭乗する
旅客に対して個別に情報を提供するシステムに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、航空機の客室に
は、航空会社が毎月発行する雑誌や、新聞あるいは週刊
誌などが備えられており、搭乗する旅客がフライト中に
有効に利用できるようにサービスがなされている。この
場合、機内誌には、航空機による旅行に関する情報があ
る程度掲載されており、旅客は搭乗時にそれらを読んで
旅行を楽しむと共に時間を埋めていた。
【0003】しかしながら、このような従来方式で提供
される情報は画一的であり、旅客にとって必ずしも必要
な情報が提供されているとは言えないところがある。こ
れは、必要な情報が各旅客によって異なるからであり、
このような条件を満たすには、個人別の情報を提供する
ことが必要になる。このように、画一的な情報しか提供
できなかったのは、旅客の個々のニーズを捉えていなか
った為であると共に、個々のニーズに対して情報を収集
する手段及び情報を提供する手段がなかった為である。
【0004】一方、個々のニーズに対応して情報を得る
ためのシステムとして、次のようなものが考えられる。
すなわち、航空機の各座席にディスプレイとキーボード
と処理装置とを配設し、これらの処理装置をLANで接
続してサーバーにアクセス可能なシステムを構成し、衛
星通信などを利用してインターネットに接続可能な構成
とすることで搭乗中の旅客が個別に必要な情報を得られ
るようにすることができる。
【0005】しかしながら、このようなシステムでは、
航空機に多くの設備を搭載する必要があると共に、新た
に機内にLANを敷設する必要があり、コストの面から
現用の航空機に簡単に適用することはできない。また、
衛星を用いた高速通信にも多くの解決すべき問題が残っ
ているので、実現を困難なものとしている。さらに、シ
ステムの使用者という観点から見ると、旅客にはさまざ
まな年齢層の人がいるため、例えば老人やパソコンを使
い慣れていない人などにとっては、情報収集に際して複
雑な操作や手順を必要とする装置では実質的に使用する
ことができないのが実情である。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、航空機の機内に新たに設備を設けるこ
となく、旅客である航空機の利用者の個別ニーズに対応
した情報を迅速且つ的確に提供することができるように
した航空機内情報提供システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を解
決するために、まず、航空機の利用者の個別ニーズとは
何かを検討し、これを満たす印刷物を提供すべく後述す
るような手段を設けるシステム構成を採用した。
【0008】そこで、まず、利用者のニーズについて分
析した結果を簡単に説明する。すなわち、一般的な利用
者にとって搭乗した航空機が空港に到着してからの行動
に際して必要となる情報あるいは知っていると便利な情
報などが利用者の個別のニーズとして捉えることができ
る。また、それらの情報は、海外などにおいては案内情
報が掲示等されていて認識できても利用者の使用言語の
範囲で正確に認識できない場合があり、このような場合
に対処できることが必要となる。これらを列挙すると、
次のようになる。
【0009】(1)チェックイン時に得た航空機の座席
番号の位置に的確に着席できること (2)誰でも読むことが可能な印刷物の形態で提供を受
けること (3)空港到着後も持ち運びに便利な印刷物の形態であ
ること (4)利用者が日常的に使用している言語で理解できる
情報であること (5)次の航空機に搭乗する場合の乗継ぎに必要な案内
情報があること ・乗継ぎの航空機の機種や便名などの情報 ・搭乗ゲートの番号及びその搭乗ゲートへの経路案内情
報 (6)空港内の施設利用の案内があること ・電話、トイレ、警察、案内所、みやげ、食堂などの利
用する可能性の高い施設を利用者の使用言語で認識でき
ること (7)宿泊先や目的地などの移動先への経路案内情報が
あること ・空港内からの経路案内図(複数の経路がある場合など
の情報) ・交通機関などの情報(時刻表、料金などの情報) (8)空港や滞在中の目的地の気象情報がわかること ・雨具の必要性や屋外活動などの可能性を示す情報 (9)空港や目的地周辺の案内情報があること ・案内地図 ・目的地を認識するのに有益な概要を示す予備知識情報
など ・観光案内情報 (10)団体旅行の場合の旅程情報がわかること ・団体行動に必要で、既にもらっている情報に付加する
情報など (11)ホテルなどの宿泊先の利用に関する情報がわか
ること (12)航空機を利用した旅行に慣れた利用者とそうで
ない場合とに応じて適切な情報を提供できること などが考えられる。
【0010】一方、航空機の運行を業とする航空会社な
どにおいては、上記した利用者の個別ニーズを満たすべ
く情報を提供するサービスを行うことで利用者の数の拡
大を図り、もって営業収入の増大を図るものである。し
たがって、このようなサービスを向上することに努める
と共に、コストを低く抑えて提供することが必要とな
る。
【0011】そこで、印刷物を印刷して提供する印刷会
社にとっては、このような印刷物を安く且つ迅速に調製
することにより利用者及び航空会社の双方の利益をもた
らしつつ印刷物の提供による利益を得ることができる。
【0012】本発明においては、上記の点を考慮して、
オンラインによるメリットを最大限に生かしつつ利用
者、航空会社さらには後述する広告提供者や旅行社など
の利益をも考慮したコンパクトな印刷物を調製すること
ができるようにしたシステムを提供するものである。
【0013】請求項1の発明は、航空機の搭乗券を予約
した利用者の旅程に関する事項の入力をネットワークに
接続された端末装置を通じて利用者情報として受け付
け、受け付けた前記利用者情報に基づいてその利用者の
旅程に関する各種情報をこれに対応する情報源から前記
ネットワークを通じて印刷情報として収集し、収集した
前記印刷情報を空港に配設される印刷装置により印刷し
て印刷物を作成し、その印刷物を当該航空機に配布可能
な状態に調製するようにしたところに特徴を有する。
【0014】上述のようにシステムを構成することで、
航空機の搭乗券を予約した利用者の利用者情報をもとに
してその利用者の旅程に関する各種情報をネットワーク
を通じて情報源から収集した印刷情報をその航空機に配
布可能な状態に印刷物にすることで、利用者にとって
は、航空機の搭乗時に、個別の旅程について調製された
印刷物が配布されるので、これを読むことで利用価値の
高い情報を得て時間を有効に過ごすことができ、航空会
社にとってはサービスの向上による利用者数の拡大を図
ることができるようになる。
【0015】この結果、航空機を運行させる航空会社
は、搭乗者である利用者に対して個別に対応した内容の
情報を掲載した印刷物を提供することができ、利用者の
好みにきめ細かに対応したサービスを提供することがで
きるようになる。換言すれば、航空機を利用する多彩な
利用者のすべてに対応した機内配置用の情報誌などを作
成することに比べて、提供可能な限られた情報量のなか
で、より利用効率の良い情報提供を行うことができるこ
とになる。また、利用者にとっては、画一的な機内配置
用の情報誌に比べて、自己の利用者情報である旅程に適
合した有益な情報を受けることができ、行動範囲の制約
を受ける機内での時間を有意義に過ごすことができるよ
うになる。
【0016】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、利用者情報を、利用者の旅程に関する事項として、
他の航空機の搭乗予定情報,宿泊予定情報,訪問先情報
のうち少なくとも一つを含むものとしたところに特徴を
有する。
【0017】また、請求項3の発明は、上記請求項2の
発明において、印刷情報を、利用者情報に対応して収集
し、乗換え案内情報,到着空港の案内図及び案内情報,
到着空港や訪問先の気象情報,宿泊先の案内情報などの
うち少なくとも一つを含むようにしたところに特徴を有
する。
【0018】これら請求項2及び3の発明により、少な
くとも入力された利用者情報として、利用者の旅程とし
て予定している他の航空機の搭乗予定情報,宿泊予定情
報,訪問先情報などに基づいて、その利用者の旅程に関
して空港到着後の行動を取る際に有益となる情報を個別
に提供することができる。また、これらの情報は、その
利用者個人にとって有益で、必要となる情報に限って提
供することができるので、無駄な情報を画一的に提供す
ることなくコンパクトで効率の良い情報提供を行うこと
ができる。
【0019】この場合、他の航空機の搭乗予定情報が入
力されていれば、これに応じて到着した空港内で乗り換
えをする場合や、一旦用を済ませた後に搭乗する予定の
場合などに、到着空港の案内図や案内情報を提供するこ
とができると共に、搭乗の案内を的確にすることがで
き、利用者が迷うことなく搭乗手続を済ませることがで
きる。このことは、初めて訪れる空港ではその順路が分
からないことが多いため、あらかじめ空港の構成などの
予備知識を与え、さらに順路や手続などの手順を説明す
るものである。
【0020】また、宿泊予定情報が入力されていれば、
これに応じてホテルなどの宿泊先へのアクセスをするた
めの案内図や交通手段あるいは所用時間などを案内する
ことができる。このことは、ホテルなどへの案内は、初
めて宿泊するホテルではどこに所在しているか分からな
いのが普通であり、ホテルまでのアクセス方法も良く分
からないため、これを案内できるようにしたもので、バ
スや鉄道などの公共交通機関を用いたアクセス方法の順
路やタクシーを用いた場合にその運転手に指示できる情
報などを提供するものである。さらには、宿泊するホテ
ルに関する情報やホテルからのメッセージも提供するも
のである。
【0021】そして、訪問先情報が入力されていれば、
その訪問先に関する地図や案内図あるいはアクセス手段
などの種々の案内情報を提供することができる。また、
利用者の個人的な行動に合わせてその移動する先の気象
情報などを事前に調べて提供することができ、これによ
って雨具などの準備を事前に怠りなく行うことができる
ようになる。
【0022】請求項4の発明は、上記各発明において、
利用者情報を、利用者の旅程に関する事項として、その
利用者が旅行社が主催する団体旅行参加者であるか否か
の情報を含むようにし、印刷情報として、団体旅行を主
催する旅行社が提供する団体旅行に関する印刷情報を含
むようにしたところに特徴を有する。
【0023】これにより、利用者が旅行社が主催する団
体旅行に参加している場合に、旅程に関する情報を印刷
して印刷物によって提供することができるようになり、
旅行社が別途に旅程に関する情報提供用の印刷物を容易
する必要がなくなり、しかも、航空機の中で団体旅行利
用者に旅行先での注意事項などの提供すべき情報を的確
に与えることができるようになる。
【0024】また、添乗員が同行する団体旅行である場
合には、添乗員の氏名、集団から離れた場合に連絡をと
るための携帯電話番号、また添乗員の顔写真を印刷する
などして確認をしやすくするなど、集団行動をとるため
の情報を的確に提供することができるようになる。ま
た、到着空港での迎えの人が予約されている場合などに
も、迎えの人の氏名、携帯電話番号、顔写真などの各種
情報を印刷して提供することにより確実に出迎えをする
ことができるようになる。そして、このような旅行社か
らの印刷情報の提供については、旅行社側の利便性を考
えてその掲載料を収受するシステムとして機能させるこ
とも可能である。
【0025】請求項5の発明は、上記各発明において、
利用者情報を、利用者を特定するための利用者個人情報
を含むようにし、印刷情報として、各種情報として収集
する内容が、利用者個人情報に適合した内容もしくは条
件に設定したものとするようにしたところに特徴を有す
る。
【0026】また、請求項6の発明は、上記請求項5の
発明において、利用者個人情報として、利用者の国籍,
住所,年齢,性別,年齢,シートのレベル,使用言語な
どの要素の少なくとも一つを含むようにしたところに特
徴を有する。
【0027】これら請求項5及び6の発明によれば、利
用者情報として利用者個人を特定するための利用者個人
情報を含ませることで、印刷物を制作する際にそれらの
利用者個人情報に基づいてその利用者の個人的な特徴に
相応しい印刷情報を収集することができ、利用者に対し
て読みやすく利用価値の高い情報を提供することができ
るようになる。
【0028】この場合、利用者個人情報として、利用者
の国籍,住所,性別,シートのレベル,年齢,使用言語
などの要素を考慮することで、次のようなことを考慮し
て印刷物の編集に反映させることができるようになる。
例えば、国籍の情報からは、国別の慣習や特徴に応じた
方針で情報を収集したり記載することができるようにな
る。住所の情報からは、その航空機の到着先との関係な
どから到着先の目的地が旅行先であるのか戻るのかを加
味することができ、これによって掲載する情報が有用と
なるのか必要性の低いものとなるのかを判断する材料と
して利用できる。年齢、性別あるいはシートのレベルな
どからは自ずと必要となる情報の分野が異なるので、こ
れに適合するような分野の情報を収集する材料として利
用できる。使用言語は、印刷物を印刷する際の言語を設
定するのに有用となり、利用者にとって読みやすい印刷
物とすることができるようになる。
【0029】請求項7の発明は、上記各発明において、
利用者情報を、利用者が航空機内で読むための出版物も
しくは電子的出版物を前記印刷物に掲載することを指定
する利用者要求情報を含むようにし、印刷情報として、
利用者要求情報に応じた出版物もしくは電子的出版物を
印刷物に掲載可能な状態として情報源から収集するよう
にしたところに特徴を有する。
【0030】これにより、利用者は利用者要求情報とし
て出版社もしくは電子図書館などが提供する有償または
無償の電子書籍などを要求することができ、この要求に
より、印刷情報として要求を受けた内容の出版物もしく
は電子的出版物を印刷できるように収集し、印刷物に掲
載することができる。この結果、利用者は、長時間の飛
行時間を利用して小説やエッセイなどインターネットな
どのネットワークを通じて提供されている有償または無
償の電子書籍を印刷物として読むことができるようにな
る。
【0031】請求項8の発明は、上記各発明において、
利用者情報を、利用者が訪問先で希望する観光案内の利
用条件情報を含むようにし、印刷情報として、利用条件
情報に含まれる利用条件に適合する観光案内を提供可能
な旅行社等の情報源から収集するようにしたところに特
徴を有する。
【0032】また、請求項9の発明は、上記請求項8の
発明において、利用条件情報を、利用者が訪問する場所
や観光に利用可能な時間あるいは費用などの利用条件と
して入力するように設定しているところに特徴を有す
る。
【0033】これら請求項8及び9の発明によれば、利
用者が訪問先で希望する利用条件で観光案内を要求する
ように利用条件情報を指定している場合には、これに適
合する観光情報を旅行社等の情報源から収集してこれを
印刷物に反映して利用者に提供することができる。これ
により、例えば、ビジネス旅行などで事前に観光情報を
十分に検討することなく出発するような場合でも、ビジ
ネスの合間に発生する自由時間などを指定しておくこと
で、その時間を有効に利用した観光案内を受けることが
できるので、一般的な旅行書を読んで機内で行動予定を
検討するよりも効率の良い観光プランを立てることがで
きるようになる。
【0034】また、ビジネス旅行に限らず、一般的な旅
行においても、利用者が指定している時間や費用などの
制約の中で、効率良く観光地を巡りたいような場合に
は、このような利用条件情報を指定しておくことで、参
考とすべき観光プランを得ることができ、機内ではそれ
らで案内された観光地そのものに関する情報の吸収に時
間を費やすことができるようになる。
【0035】また、このような個別にアレンジする観光
プランは、その利用者の訪問する日時や季節あるいは天
候などの条件、さらには前述の利用者個人情報なども加
味して選択設定することができるので、旅行社にとって
も的確な情報を案内することができるようになり、サー
ビス向上に貢献することができるようになる。この場
合、このようなサービスを旅行社による有償のサービス
として設定し、さらに充実した内容の観光案内を提供す
るようにしても良い。
【0036】請求項10の発明は、上記各発明におい
て、印刷情報として、利用者がマイレージの会員である
場合にはそのマイレージ情報を含むようにしたところに
特徴を有する。マイレージとは、利用者が航空会社から
提供される特典を搭乗距離数で表したものであり、航空
会社から、数度に渡る搭乗に感謝の意味を込めて伝達さ
れるものであり、利用者は、印刷物を見れば自分が現在
どの程度のマイレージ距離になっているかを確認するこ
とができるようになる。
【0037】請求項11の発明は、上記各発明におい
て、印刷情報として、利用者が航空機のチェックイン時
に手荷物を預けた場合にはその手荷物預かり番号の情報
を含むようにしたところに特徴を有する。手荷物預かり
番号は、チェックイン時に預かった手荷物の番号であ
り、確かに預かっていますという航空会社からのメッセ
ージである。これは、利用者にとっては、預けた手荷物
を到着空港で確かに受け取れるかという不安があるの
で、それにたいするメッセージであり、また、受け取れ
なかった場合の預かり情報ともなるものである。したが
って、このような重要な手荷物預かり番号を印刷物によ
って確認することができることは、利用者にとって有益
な情報となる。この場合、手荷物預かり番号をバーコー
ドとして併記するように印刷することでさらに有用性が
高められる。
【0038】請求項12の発明は、上記各発明におい
て、利用者情報を、利用者が自己の電子メールアドレス
宛てに送付されている電子メールの印刷を指定する利用
者要求情報を含むようにし、印刷情報として、印刷物の
印刷前までに利用者への電子メールを受信しているとき
に利用者要求情報として印刷の指定がある場合にこれを
印刷すべき情報として設定するようにしところに特徴を
有する。
【0039】これにより、利用者が当該航空機に搭乗す
ることを知っている人が、緊急に伝達すべき事項や利用
者本人が航空機内で読むべき文章を電子メールであらか
じめ送信することで、利用者はそれらの内容を航空機内
に搭乗してから読むことができるようになる。
【0040】請求項13の発明によれば、上記請求項1
2の発明において、利用者の電子メールアドレスを、搭
乗便の月日及び便名を含むように設定しているので、利
用者のメールアドレスの設定が分かりやすく、しかも間
違いなく電子メールを送信しようとする利用者の特定を
することができるようになる。
【0041】請求項14の発明によれば、上記請求項1
2及び13の発明において、利用者の電子メールアドレ
スを、航空会社またはその関連団体が提供するサービス
であって、マイレージサービスと一体として会員登録さ
れる際に発行される電子メールアドレスとしているの
で、会員登録により発行された電子メールアドレスを利
用して会員に対してサービスする情報を含めて別途に提
供することができるようになる。
【0042】請求項15の発明は、上記請求項12ない
し14の発明において、利用者要求情報として電子メー
ルの印刷が指定されている場合に、印刷物の印刷開始後
に電子メールを受信したときには、利用者情報に基づい
て、乗り換え予定の航空機に対応した電子メールアドレ
スもしくは宿泊先の電子メールアドレス宛てに転送処理
するようにしたところに特徴を有する。
【0043】これにより、あらかじめ設定されている時
刻以降に到着した電子メールであって搭乗時に印刷物に
掲載することができなかった場合でも、利用者情報に基
づいて、乗り換え予定の航空機に対応した電子メールア
ドレスもしくは宿泊先の電子メールアドレス宛てに転送
処理することにより、利用者に確実に伝達することがで
きるようになり、利用者及びメール送信者の双方にとっ
て確実に情報の伝達を行うことができ、航空会社側にお
いてはきめ細かなサービスを提供することができるよう
になる。
【0044】請求項16の発明は、上記各発明におい
て、広告提供者から委託される印刷物への掲載を予定す
る広告情報を受け付け、これを印刷情報として含むよう
にしたところに特徴を有する。
【0045】これにより、印刷物に広告を掲載すること
で広告料金による印刷物の制作コストの低減を図ること
ができるようになり、航空会社あるいは印刷会社にとっ
ては、利用者に対して安価に有益な情報を提供するシス
テムとすることができるようになる。また、広告提供者
にとっては、行き先の分かっている航空機に対して掲載
する広告であるから、その分だけ掲載する広告の条件を
絞り込むことができ、画一的な広告を提供する場合に比
べて、費用対効果の効率を高めることができるようにな
る。
【0046】請求項17の発明は、上記請求項16の発
明において、広告提供者が提供する広告情報を、利用者
の利用者情報を条件として異なる内容のものを印刷情報
として個別に選択するように複数種類の広告情報を提供
可能としたところに特徴を有する。
【0047】これにより、広告提供者は、提供する広告
情報を、利用者の利用者情報に応じて相応しい内容のも
のを選択的に提供することができ、少なくとも、見る人
が必要としないような無駄な広告を掲載する必要がなく
なり、さらには、広告提供者側で見る人に合わせた広告
を絞り込んで掲載することができると共に掲載希望する
利用者のイメージを形成することができ、このような条
件を積極的に利用することで、費用対効率の良い広告掲
載を行えるという利点がある。また、このことは、利用
者にとっても、あまり関係のない広告が掲載されること
がなくなるので、広告掲載商品などの要否にかかわら
ず、利用者に無関係な広告を見る必要がなくなるという
利点がある。
【0048】請求項18の発明は、上記請求項17の発
明において、複数種類の広告情報の選択条件を、利用者
情報のうちの住所,国籍,訪問先,マイレージ距離,性
別,シートレベル,年齢,使用言語などの属性のうちの
いずれかの違いに応じて指定するように設定したところ
に特徴を有する。これにより、広告提供者は、利用者情
報のうちの住所,国籍,訪問先,マイレージ距離,性
別,シートレベル,年齢,使用言語などの属性に基づい
て、各属性における対象を絞り込むように選択すること
ができるので、広告を掲載する対象の利用者のイメージ
を作りやすくなり、印刷する広告のデザインなどもその
イメージに沿った充実したものにすることができる。
【0049】上記の条件のうち、住所の条件は、例えば
利用者の住んでいる場所によって広告対象を限定するこ
とに利用できることを示しており、都会に住んでいるか
地方に住んでいるかによって欲しい物やサービスは異な
ることが想定され、また、目的地が同じでもその目的地
に出向く場合と在住の場合とでは土産物などが必要か不
要かが推定することができ、それらから必要且つ利用者
が所望するような商品やサービスを提供できる広告を選
択して掲載することができる。
【0050】また、国籍の条件は、その国の人に人気の
高い商品やサービスの広告を選択して掲載することがで
き、あるいは、逆にその国の人に人気の低い商品やサー
ビスの広告を掲載しないように設定するなどの条件とす
ることができる。訪問先の条件は、その利用者の訪問先
の名産や土産物などの広告を選択して掲載するもので、
航空機が到着する空港周辺だけでなく、あらかじめ分か
っている他の訪問先の情報などによっても広告を選択す
ることができる。
【0051】そして、マイレージ距離の条件について
は、マイレージ距離が多い利用者はたくさん飛行機に搭
乗していることを意味しているから、その場合には、旅
慣れた人をイメージしてそれに対応した商品やサービス
の広告を掲載することができる。例えば、飛行機に乗る
時に預ける鞄や飛行機のグッズなどを紹介する広告を掲
載することができる。
【0052】性別の条件については、利用者が男か女か
で当然購入する商品の対象が異なるので、これに対応し
て、例えば、女性に対しては化粧品、香水、宝石などを
紹介し、男性に対しては文房具、スーツ、鞄などを紹介
するというように掲載広告を選択することができる。
【0053】さらに、利用者のシートのレベルの条件に
ついては、その利用者がそのレベルを選ぶことによっ
て、その利用者の商品購入に対する支払い金額の範囲つ
まり購買能力をある程度予測することができるので、そ
の購買能力に見合った商品やサービスを紹介する広告を
掲載するように選択することができる。
【0054】年齢の条件については、若い人とお年寄り
などの違いに応じて対象となる商品やサービスを異なる
ように広告を選択することができる。そして、使用言語
の条件については、その使用言語の広告を掲載すること
で利用者により見やすく、より利用しやすい広告として
選択することができるものである。
【0055】請求項19の発明は、上記各発明におい
て、印刷装置による印刷を、印刷物を配布する対象の航
空機のチェックインが終了した後に行うようにし、チェ
ックインを実施した利用者に対する印刷物の印刷を行う
ようにした。
【0056】これにより、チェックインが終了した利用
者のみの印刷物を印刷することができると共に、チェッ
クインによって決まった航空機内での座席番号をその印
刷物に印刷することができ、利用者にとっては、自分が
着席する座席番号を確認することができるので、安心し
て航空機を利用することができるようになる。
【0057】請求項20の発明は、上記請求項19の発
明において、印刷物を、表紙に利用者の氏名と共に座席
番号を印刷した状態に調製するところに特徴を有する。
これにより、それらの印刷物を利用者が航空機に搭乗す
る前などにあらかじめ座席に配布しておくことにより、
利用者が搭乗したときにその座席の印刷物の表紙の自分
の名前と座席番号を確認して着席することができるの
で、自分用の印刷物であることを一目で簡単且つ迅速に
確認できると共に安心して正しい座席に着席することが
できるようになる。
【0058】請求項21の発明は、上記請求項19また
は20の発明において、印刷装置による印刷を、印刷情
報として得られた利用者の座席番号の情報に基づき、対
象の航空機の座席への配布順序に対応する状態に印刷物
が順次積層されるように、その印刷順序の設定を行うよ
うにしたところに特徴を有する。
【0059】これにより、チェックインが終了した多数
の利用者に対してそれらの印刷物を対象とする航空機の
各座席に迅速且つ正確に配布することができるようにな
り、航空機への搭乗開始前の慌ただしい時間帯において
も利用者が搭乗するまでの間に効率的且つ確実に配布作
業を行うことができ、また、配布作業をする作業者にと
っても作業負担が大きくならないという利点がある。
【0060】請求項22の発明は、上記各発明におい
て、印刷物を、利用者が利用者情報として指定した言語
で記述したものとして印刷するようにしたところに特徴
を有する。これにより、利用者にとって使い慣れた言語
により読むことができて、辞書などを使うことなく確実
に理解することができるようになるので、航空機内の滞
在を有意義なものとすることができるようになる。
【0061】請求項23の発明は、上記各発明におい
て、印刷物を、小冊子の状態に調製するようにしたとこ
ろに特徴を有する。これにより、航空機内においては片
手で持って読み易い状態で利用することができ、航空機
を降りた後も携帯するのに便利な大きさであるから、印
刷されている内容を確認したりその内容として記載され
た案内情報などを元にして移動する場合なども持ち歩く
負担を軽減することができるようになる。
【0062】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。 [構成説明]図1はシステムの全体構成を示す概略的な
図である。この図では航空券の予約を行うためのシステ
ムを利用して本発明でいうところの航空機内情報提供を
行うためのシステムを構築した場合の構成を示してい
る。
【0063】航空会社1には、オンラインで航空機の予
約を受け付けるためオンラインシステム2が構築される
とともに、インターネット経由で情報をやり取りするた
めのインターネットサーバー3が設けられ、相互にデー
タの授受が可能に構成されている。オンラインシステム
2は、航空会社1内に配置される各端末装置(図示せ
ず)から航空機の搭乗予約を受け付けることができると
共に、外部の旅行社が備える旅行社端末4a,4bなど
からもオンラインネットワーク5を経由して予約を受け
付けるシステムである。
【0064】航空機の搭乗予約をする利用者Uは、旅行
社の旅行社端末4a,4bなどを通じてオンラインで空
席状況を確認しながら予約をすることができるようにな
っている。また、オンラインシステム2は、利用者Uが
所有する利用者端末6を用いてインターネット7を経由
してインターネットサーバー3からも予約を受け付ける
ようになっている。
【0065】印刷物を提供する印刷会社8は、インター
ネットサーバー9及び情報提供処理装置10を備えてお
り、情報提供処理装置10は、インターネット7を経由
して航空会社1のインターネットサーバー3にアクセス
可能となっている。また、印刷会社8は印刷物を印刷す
る印刷装置11を有しており、この印刷装置11は、後
述するように印刷物の配布を迅速に行うために図示しな
い空港内に設置されている。
【0066】印刷物に掲載するための広告提供者である
広告主12は、インターネット7を経由して印刷会社8
との間で広告情報の授受が行えるようにインターネット
サーバーを備えている。また、後述する印刷情報を提供
する情報源13は、例えば、気象情報提供業者14、ホ
テル15、空港管理会社16、電子図書館17、旅行業
者18あるいは他の情報提供者19からなる旅行に関す
る情報の提供が可能な情報提供者を総称したものであ
る。
【0067】気象情報提供業者14は、現時点で予測さ
れている各地の気象情報を提供し、ホテル15は、利用
者Uが宿泊するホテルのサーバーであり、そのホテルま
での経路案内やホテルに関する情報を提供する。空港管
理会社16は、空港の構成や設備の案内あるいは乗換え
に必要な情報を提供する。電子図書館17は、出版物デ
ータを蓄積するサーバーであり、要求に応じてインター
ネット7経由で出版物を提供する。旅行業者18は、旅
行を主催する旅行業者のサーバーであり、主催旅行に参
加する利用者に対してその旅行の旅程などの情報を提供
する。
【0068】また、その他の情報提供業者19として
は、各種交通機関や公共施設,地図情報提供者などが挙
げられ、例えば、各種交通機関は、その交通機関が提供
するデータを蓄積するサーバーであり、運行ダイヤや路
線図あるいは料金などの情報を提供する。公共施設は、
利用案内や催し物などの情報を提供するサーバーであ
り、地図情報提供者は、インターネット7上で必要な地
図データを提供するサーバーである。なお、他の情報提
供業者19としては、上記した以外にも様々な情報を提
供するサーバーとして範疇に含めることができる。
【0069】[作用概略説明]次に、本実施形態の作用
について図2ないし図10も参照して説明する。なお、
詳細な動作説明に先だって、まず、図2を参照して本シ
ステムの動作の流れを情報の流れを中心として概略的に
説明し、その後、各情報の流れの詳細について個別に説
明する。
【0070】図2では、上述した構成のうち、情報の発
信源とこれを受ける受信源とに相当する利用者U、航空
会社1、印刷会社8、広告主12及び情報源13のそれ
ぞれ(図中二重の円で囲んだ部分)を中心として情報の
流れを示している。まず、利用者Uが航空会社1に対し
て希望する航空機の搭乗予約を行うと(a)、このと
き、同時に利用者情報として種々の利用者Uに関する情
報を入力する(b)。
【0071】航空会社1は、利用者Uの搭乗予約を受け
付けるとその搭乗予約情報と共に利用者情報を印刷会社
8に送る(c)。なお、航空会社1側から送ることに代
えて、印刷会社8側が定期的に航空会社1側に対して新
着情報の送信を要求して航空機毎の搭乗予約情報及び利
用者情報を受信するようにすることもできる。
【0072】印刷会社8は、受け取った利用者情報に基
づいて、旅行に関連する有益な情報を情報源13の情報
提供者14,15,…の適当なサーバーにアクセスし
(d)、必要な情報を検索して印刷物に印刷すべき情報
を入手する(e)。一方、これとは、別に、印刷物Pを
制作するにあたって、あらかじめ募集している掲載広告
の広告原稿を種々の広告主12a,12bなどから提供
をうけている(s)。
【0073】印刷会社8は、各航空機毎に、搭乗する利
用者Uのそれぞれの得られた印刷情報と広告原稿を印刷
物Pを制作するための印刷データとして編集し、当該航
空機のチェックインが終了した時点で、その印刷データ
を空港に配置している印刷装置11に送って印刷を行う
(f)。このとき、印刷物Pは航空機Aの座席に配布す
る順番となるように印刷を行って小冊子にしたものを調
製する。出来上がった印刷物Pは、当該航空機Aが搭乗
開始となる前に各座席に配布される。
【0074】なお、印刷情報の収集は、迅速な印刷処理
が要求されることから、変動のないものは事前に収集し
て記憶しておくようにすれば良いが、例えば天気予報の
情報などのように必要に応じて印刷直前の時点で得られ
る最新の情報が必要な場合に対応して、印刷工程を開始
してから収集するものもあり、かならずしも、印刷工程
を開始した時点ですべての印刷情報が揃っている必要は
ないものである。
【0075】以上の流れを経ることにより、利用者U
は、搭乗予約を行うときもしくはその後に入力した利用
者情報に対応した個別の小冊子に調製された印刷物を、
航空機に搭乗したときに座席に配布されているものを確
認して着席することができるようになる。
【0076】[作用詳細説明]次に、以上の流れの具体
的内容を順を追って説明する。 (1)搭乗予約及び利用者情報の入力 利用者Uの搭乗予約及び利用者情報の入力は、上記した
(a),(b),(c)の処理に対応する部分で、旅行
社の端末4a,4bなどを用いて行われたり、あるいは
既に航空会社1に対して利用者登録などがなされている
会員の場合には利用者が所有する端末6などを用いて行
うことができる。旅行社端末4a,4bを利用する場合
には、航空会社1のオンラインネットワーク5を経由し
てオンラインシステム2にアクセスする。また、利用者
端末6を用いる場合にはインターネット7からインター
ネットサーバー3を経由してオンラインシステムにアク
セスする。
【0077】利用者U側では、オンラインシステム2に
アクセスすると、図3に示すフローチャートにしたがっ
て処理の流れが進行する。処理内容は、まず、利用者U
が搭乗を希望する日時と便名を入力すると(ステップS
1)、システム側で該当する航空機Aの搭乗予約が可能
か否かが検索され、予約不能である場合には(ステップ
S2で「NO」と判断)、この便に関する予約処理を終
了する。
【0078】また、予約可能である場合には(ステップ
S2で「YES」と判断)、続いて利用者Uの利用者情
報の一つとして旅程情報を入力する(ステップS3)。
旅程情報は、例えば、旅行の行程やホテルなどの宿泊施
設の情報である。また、団体旅行である場合には、その
団体旅行名を入力するようになっている。
【0079】続いて、利用者Uの利用者情報の一つとし
て個人情報を入力する(ステップS4)。個人情報とし
ては、例えば、氏名、住所、職業などの項目があり、入
力フォームにしたがって入力するようになっている。こ
の後、利用者Uが提供を受ける印刷物Pの記述言語を登
録する(ステップS5)。さらに、後述するように、当
該航空機に搭乗する利用者U宛てに届く電子メールを印
刷物Pに印刷するか否かを登録し(ステップS6)、最
後に、印刷物Pに印刷可能な電子書籍を申し込む場合に
は、提供を受ける電子書籍の登録を行う(ステップS
7)。
【0080】上述のようにして搭乗予約及び利用者情報
の入力を行うと、航空会社1側からその利用者に対して
一時的電子メールアドレスを設定して付与するようにな
っている。これは、その利用者に対して外部から利用者
宛てに個別に何らかの情報を提供したい場合に、その一
時的電子メールアドレスを使用して行えるようにしたも
のである。
【0081】この場合に、設定する一時的電子メールア
ドレスの決め方としては種々の方法があるが、例えば次
のようにして決められる。すなわち、その利用者が搭乗
する航空機Aを特定することができるようにした電子メ
ールアドレスである。ここでは、利用者の名前、フライ
トナンバー及び月日を含めたものとして、 [NAME].[FNUM].[DATE]@AISYS.CO.JP などを例として示す。「@」よりも前の部分に[NAME]で
利用者の名前、[FNUM]でフライトナンバー、[DATE]でフ
ライトの月日を示すようにし、「@」の後の部分つまり
ドメインの部分で、これを提供する会社例えば「AISYS.
CO.JP 」を付して設定している。これにより、例えば、
「10月25日」の「JL823便」に搭乗する「山田
一郎」さんの一時的電子メールアドレスは、「Yamada.I
chiro.JL823.1025@AISYS.CO.JP」というように表すこと
ができる。
【0082】一方、これとは別に、同様にしてマイレー
ジ会員に対しては会員制電子メールアドレスとして、 [NAME]@AISYS.CO.JP というようにしたものが設定されており、これを用いて
も電子メールを送ることができるようになっている。な
お、上記した「山田一郎」さんの場合では、 「Yamada.Ichiro.@AISYS.CO.JP」 というように表すことができる。
【0083】さて、このような一時的電子メールアドレ
スや会員制電子メールアドレスを利用して、例えば、そ
の利用者の旅程を知っている会社の同僚や家族、あるい
は友人により次のような様々な電子メールを送信するこ
とができる。また、自分自身により自分宛てに必要な情
報やデータなどを航空機内で確認するために送る電子メ
ールも想定することができる。
【0084】その利用形態としては、例えば、次のよう
な文例でメッセージが送られる。
【0085】(文例1)同僚や友人から…「ご結婚おめ
でとうございます。ご旅行をお楽しみ下さい。ひとみ」 (文例2)家族から…「○○と××を家に忘れていま
す。宅配便で送っておきます。」 (文例3)家族から…「帰りに、△△屋に寄って、ケー
キを買ってきてください。」 (文例4)会社から…「本日の会議の議事録を送りま
す。先方との会議のご参考まで。」 また、自分自身から電子メールを送信する場合として
は、例えば、自分宛てに来信している電子メールを自動
転送するように設定することで、空港に向けて出発した
後でも着信した電子メールを読むことができる。
【0086】さて、上述したフローチャートでは示して
いないが、これらの入力項目以外にも、印刷物Pに掲載
を希望する印刷情報として、複数の項目を列挙して選択
可能にしたり、あるいは利用者Uにとって不要な情報を
選択可能として選択した項目について掲載しないように
するなどの種々の入力項目の設定が可能である。
【0087】また、上記した入力項目については、印刷
物Pを制作するのに必要となる必須の項目以外を、利用
者の自由な意志による選択に任せて入力するものとして
いる。そして、設定された入力項目について入力がない
場合でも、印刷物Pを制作するのに支障を来たさない程
度にあらかじめ平均的なデータが設定されている。
【0088】以上のようにして、搭乗予約の処理と利用
者情報の入力処理とが終了すると、航空会社1のオンラ
インシステム2は、これら受け付けた情報について各種
処理を実行すると共に、航空機毎の搭乗予約情報と利用
者情報とをインターネットサーバー3によりインターネ
ット7を経由して印刷会社8の情報提供処理装置10に
送る。このとき、後述するように、利用者Uが航空会社
1に対してあらかじめ登録した会員である場合には、そ
の会員情報も必要に応じて印刷会社8に送ることができ
る。
【0089】なお、上述の説明では、利用者Uについて
の利用者情報を搭乗予約時に入力するものとしている
が、必ずしも搭乗予約時に行う必要はなく、別途に入力
することもできる。さらに、一旦入力した利用者情報に
ついて、変更や追加あるいは削除などをしたい場合に
は、これを印刷処理に支障を来さない条件範囲内で適宜
受け付けるようにして、利用者の要求に柔軟に対応する
ことが好ましい。
【0090】(2)広告の登録 広告の登録は前述した(s)の処理に相当する部分であ
る。これは、図4に示すフローチャートにしたがって処
理を実行する。この場合には、印刷会社8のインターネ
ットサーバー9と広告主12のインターネットサーバー
(図示せず)との間でやり取りが行われる。広告主12
側が、印刷会社8のインターネットサーバー9にアクセ
スすると、その広告主12に対してデータ入力画面を表
示させるようになる(ステップS11)。
【0091】広告主12は、そのデータ入力画面によ
り、広告の提供条件を入力する(ステップS12)。こ
の場合、画面に表示された項目を指定された場合には、
その項目を選択して入力し、詳細な条件入力項目がある
場合には、選択した項目内でのさらなる条件を選択した
りあるいは入力する。次に、提供する広告を印刷して提
供する利用者の数量を入力する(ステップS13)。こ
れは、利用者の数量にしたがった広告料金を設定してい
る場合である。
【0092】続いて、印刷すべき広告の原稿である広告
データファイルを入力して添付する(ステップS1
4)。入力処理が終了すると、次に入力したデータを送
信する(ステップS15)。印刷会社8側では、受信し
たデータの内容をチェックすると共に(ステップS1
6)、データ記憶部に格納して広告の登録処理を終了す
る(ステップS17)。
【0093】上述の条件入力の場合に、例えば、掲載す
る広告の内容や種類を利用者Uの個人情報によって異な
るものを選ぶ場合などには、その条件を設定していくこ
とができる。この場合の利用者の個人情報としては、利
用者の属性によって分けられており、属性としては、国
籍、訪問先、マイレージ距離、性別、シートのレベル、
年齢、使用言語などが含まれており、広告主12は、そ
れらの属性を指定して広告を提供できる。
【0094】例えば、利用者Uが次に訪問する都市の販
売店や特産品などを年齢や性別あるいはシートのレベル
などに対応して広告を指定したり、また、マイレージ距
離に応じた旅行情報の広告を指定したり、さらには、そ
れらの広告を使用言語に対応するように指定するなどの
選択をすることができる。したがって、掲載広告をその
広告主12が指定する条件の利用者にのみ提供すること
ができるようになり、広告掲載費用に対する効果を向上
させることができる。また、航空会社1にとっては、広
告主12から広告掲載料の支払いを受けることで印刷物
Pをより低コストで且つ有用なものとして提供すること
ができるようになる。
【0095】(3)印刷物の調製 次に、印刷会社8においては、上記のようにして入力さ
れた利用者情報に基づいて、航空機毎に搭乗する予定の
利用者の印刷物Pを制作する。まず、概略的な工程の流
れを図5のフローチャートを参照して説明し、続いて各
印刷工程の詳細について図6ないし図11を参照して説
明する。
【0096】印刷会社8の情報提供処理装置10は、図
5のフローチャートにしたがって印刷物の印刷処理工程
を実施する。まず、印刷提供処理装置10は、インター
ネットサーバー9によりインターネット7を経由して航
空会社1のインターネットサーバー3に接続し、印刷物
を印刷する対象となる航空機Aの座席情報及びその搭乗
者である利用者の利用者情報を受信する(ステップS2
1)。
【0097】これは、航空機の機体の種別を得ることに
より行われる。機体の種別とは、例えば、B747−2
00といった航空機の型名を表したもので、これは配布
順序を決定するのに必要な情報になる。すなわち、航空
機の機体の種別に応じた座席配置の情報をあらかじめ記
憶しておくことで、機体の種別情報を得ればその航空機
の座席配置情報を認識することができる。
【0098】次に、情報提供処理装置10は、航空機の
機体の種別の情報とチェックインした利用者とその座席
番号の情報を得ると、あらかじめ記憶されている航空機
の座席配置情報から、各利用者に対する印刷物Pの印刷
順序を決定する(ステップS22)。この場合の印刷順
序は、出来上がった多数の印刷物Pの座席への配布順を
想定してその順序に印刷物Pが積み重ねられた状態とな
るように設定するものである。
【0099】次に、印刷処理過程では、まず、各利用者
の利用者情報に基づいて指定されている使用言語を印刷
に使用する言語として設定し(ステップS23)、以後
はその言語に対応した情報の表現を行うように印刷情報
を設定し、印刷処理を行うようになる。
【0100】印刷処理過程においては、表紙に印刷する
項目として、利用者の氏名と座席番号を設定して印刷す
る(ステップS24)。ここで、座席番号を印刷するの
は、配布時の便宜を図るためであり、氏名を印刷するの
は、利用者が自分の座席を発見しやすくするためと、印
刷された小冊子の印刷物Pが当該利用者のために印刷さ
れたものであることを明示するためである。なお、ここ
では、利用者の氏名と座席番号のみを示しているが、提
供する会社の名前や他の書誌的事項も表示に印刷するこ
ともできる。
【0101】図11は、印刷物Pの表紙P0の印刷例を
示すもので、提供する情報誌の種別を「個別航空機内
誌」として示し、「エアーファン」という名称をつけて
印刷している。また、上述したように、「座席番号:2
5C」を印刷すると共に、利用者Uの氏名として「お客
様:山田一郎様」といった印刷表示をしている。この他
に、便名「JNA223便」、年月日「2000年9月
21日」、出発空港名「成田空港」、到着空港名「香港
国際空港」及び航空会社の個別航空機内誌を発行する子
会社名「JNAエアインフォメーションシステム」など
を印刷表示している。
【0102】続いて、第1ページP1として「目次」を
印刷する。目次は、図示のとおりである。各項目は、次
のようなものがある。今回の旅行の航空機利用について
確認できるように案内をする「1.ご搭乗予定等」、ホ
テルなどの宿泊先の確認と案内をする「2.ご宿泊」、
訪問先の各種情報を提供する「3.ご訪問先情報」、団
体旅行の場合の連絡事項などの案内をする「4.JNA
ツアーズからのお知らせ」、この航空機の利用時の情報
を案内する「5.JNAからのお知らせ」、利用者の請
求に応じて掲載される「6.読み物」、出発前までに着
信した電子メールをお知らせする「7.電子メール」及
び旅行中の現地の天気予報などを提供する「8.気象情
報」などである。
【0103】次に、印刷物Pの内容ともいうべき旅程に
関する情報の印刷(ステップS25)、利用者に関する
情報の印刷(ステップS26)、利用者が要求した情報
の印刷(ステップS27)、及び広告の印刷(ステップ
S28)の各印刷処理過程を行い、出来上がった印刷物
を小冊子として調製する。なお、これらの印刷処理過程
の詳細については以下に説明する。
【0104】(a)旅程に関する情報の印刷(図5のス
テップS25の処理内容) 図6は旅程に関する印刷情報の印刷処理過程を示すフロ
ーチャートである。まず、利用者の利用者情報として旅
程の情報を読出し(ステップS31)、続いて情報源の
ひとつである気象情報提供者14のサーバーに接続して
到着地や目的地に対応する場所の気象情報を問い合わせ
(ステップS32)、その結果の到着地天気や気温情報
などを印刷情報としてダウンロードし、得られた印刷情
報を印刷する(ステップS33)。
【0105】次に、当該航空機の到着する空港の案内を
印刷する(ステップS34)。空港の案内情報は、例え
ば、空港の地図、案内所や両替所、警察施設、医療施設
などの到着空港で必要となる可能性のある情報などであ
る。このような印刷情報は、不慣れな人にとってはもち
ろん、旅慣れた人であっても、空港施設の移動や利用案
内の変更などがある場合に、それらの最新の情報を航空
機の搭乗中に読んでおくことで、空港到着後に迷うこと
無く確実且つ迅速に利用することができるようになる。
【0106】次に、利用者が乗継ぎをするか否かを判断
し(ステップS35)、「YES」の場合には乗継ぎ案
内情報を印刷する(ステップS36)。ここで乗継ぎ案
内情報としては、例えば次に搭乗する航空機を運行する
航空会社、便名、機体の型名、出発時刻、搭乗ターミナ
ル、搭乗ターミナルまでの道案内図などである。これら
の乗継ぎ情報をあらかじめ知ることができるので、利用
者は安心して次の航空機を乗るための移動をすることが
できるようになる。
【0107】続いて、利用者の旅程に関する情報として
得ている宿泊先情報に基づき、宿泊する予定のある場合
には(ステップS37で「YES」と判断)、その宿泊
先であるホテル情報などを印刷する(ステップS3
8)。ここでの印刷情報としては、例えば、ホテル名、
ホテルまでの道案内、ホテルの設備などの利用案内情報
である。なお、これらの利用案内情報については、あら
かじめ情報収集をしておいて記憶装置などに蓄積してお
くことで、必要なときに読出して印刷するようにしても
良い。また、もちろんインターネット7経由でホテル案
内の情報を収集しても良い。
【0108】上述の場合に、印刷物Pの印刷例として
は、例えば図13〜図16及び図22のようになる。す
なわち、搭乗予定などの旅程に関する情報として、図1
3に示すように、「1.ご搭乗予定等」として第2ペー
ジP2に、「1.1 ご搭乗予定」として、現在乗って
いる航空機の情報に加えて、乗り継ぎや次の搭乗の航空
機などを日時、便名、発着空港と共に印刷する。また、
第2ページでは、この他に今回利用する航空機が到着す
る空港の案内図や空港内で利用が予想される施設などの
位置を分かりやすく案内する情報を提示する。
【0109】さらに、図14に示す第3ページP3で
は、到着した空港から現地の移動先への案内を「1.4
乗換え案内」として示している。空港内は概して広
く、初めての利用者や、旅慣れた人でも外国の空港など
では言語や習慣が異なることから、現地の目的地へ移動
する際に空港内をどう移動すれば良いか迷いやすく不安
になりやすい。乗換え時の時間が少ない場合などは特に
このような不安感を抱きやすい。このような不安を解消
するべく、次に利用する鉄道やバスあるいはタクシーな
どの空港内からアクセスする乗り場の案内や時刻表ある
いは料金などの情報を提供することで、利用者に対して
安心感を与えることができるようになる。
【0110】図15に示す第4ページP4では、宿泊先
であるホテルについての情報を提供している。ここで
は、予約状況やホテルまでのアクセスあるいはホテル周
辺地図を印刷して提供している。また、この第4ページ
P4の下段部では、宿泊先のホテルから直接利用者Uに
問い掛けるように支配人から予定変更などの受付けを案
内することで、そのホテルに対する利用者の信頼度を向
上させることができるようになる。
【0111】次に、図16に示す第5ページP5では、
利用者Uが現地で訪問する先(目的地)に対して、
「3.ご訪問先情報」として、自由になる時間を利用し
て観光できる所などを紹介する観光案内情報や、目的地
で必要となることが予想される各種案内情報など便利情
報を印刷して提供している。
【0112】そして、図22に示す第30ページP30
では、「8.気象情報」として、例えば訪問先の都市名
が香港、シンガポール、マニラといった場所である場合
に、それら各都市毎の訪問日別の天候情報と最低気温及
び最高気温などのデータを一覧表として作成して印刷し
ている。また、この図22では、到着空港である香港空
港の印刷時点における天候及び気温の情報も付加して印
刷している。
【0113】次に、その利用者が旅行社が主催する団体
旅行である場合には(ステップS39で「YES」と判
断)、その旅行社18から提供されたその旅行に関する
情報を印刷し(ステップS40)、これにより旅程に関
する情報の印刷処理過程を終了する。
【0114】図17は、団体旅行の情報を示す印刷例
で、第6ページP6として例えば、「JNAツアーズか
らのお知らせ」と題して事前の旅行案内では紹介できな
かった内容や、変更の案内などの情報を印刷して提供し
ている。ここでは、添乗員や現地案内員の氏名や携帯電
話の電話番号に加えて顔写真を掲載することで、視覚的
にも覚えやすく、第三者に照会する場合に客観的に示す
ことができる情報として提供している。また、現地事務
所の案内なども併せて示すことで現地でたとえツアーか
らはぐれた場合でも確実に連絡をとることができるよう
になり、利用者に対して安心感を与えることができる。
さらに、ツアーで設定されている自由時間を利用したオ
プショナルツアーについても案内をすることで、特別な
予定のない利用者でも充実した時間を過ごすことができ
るようになる。
【0115】このように利用者に対する個別の情報誌と
して印刷物Pを提供することから、利用者と情報提供者
との間で画一的にならずに、その利用者の利用状況や旅
程あるいは好みなどに応じた個別の情報を的確なものと
して提供することができるようになり、利用者に対する
きめこまかなサービスを提供することができるようにな
る。
【0116】(b)利用者に関する情報の印刷(図5の
ステップS26の処理内容) 次に、印刷物に印刷する印刷情報として、利用者に関す
る情報について図7を参照して説明する。この図7にお
いて、まず、その利用者がマイレージの会員であるか否
かを判断し(ステップS41)、「YES」の場合には
その利用者の会員番号を読出し(ステップS42)、続
いて、航空会社1のインターネットサーバー3を経由し
てオンラインシステム2にアクセスし、その利用者のマ
イレージを問い合わせ(ステップS43)、利用者のマ
イレージ情報が得られたら、これを印刷する(ステップ
S44)。
【0117】利用者が会員でない場合(ステップS41
で「NO」と判断)及び、上述のマイレージ情報の印刷
処理(ステップS44)に続いて、利用者の手荷物番号
の問い合わせを行い(ステップS45)、得られた手荷
物番号を数値として印刷すると共に、バーコードの形式
でも印刷する(ステップS46)。これにより、手荷物
番号を記した札を紛失した場合でも、印刷物Pに記載さ
れたバーコード形式の手荷物番号情報から迅速に対処す
ることができるようになる。以上により、利用者に関す
る情報の印刷を終了する。
【0118】図18に示す第7ページP7では、上記し
た内容を「5.JNAからのお知らせ」と題して情報を
提供している。ここでは、現在のトータルのマイレージ
を提示すると共に、最近利用したマイレージを日時と共
に示している。また、下段では、預かり小荷物の番号を
バーコードと共に印刷している。
【0119】(c)利用者が要求した情報の印刷(図5
のステップS27の処理内容) 利用者が要求した情報として、まず受信している電子メ
ールの印刷がある。これは、図8に示すように、電子メ
ールの印刷要求があったか否かを判断し(ステップS5
1)、「YES」の場合には、次にマイレージ会員であ
るか否かを判断し(ステップS52)、会員である場合
にはマイレージ会員に提供されている電子メールアドレ
スについて、電子メールが来信している場合には(ステ
ップS53で「YES」の場合)には、その電子メール
の内容を印刷する(ステップS54)。また、その電子
メールにファイルが添付されている場合には、その添付
ファイルも印刷する(ステップS55)。
【0120】次に、航空機に搭乗する利用者に提供され
ている一時的な電子メールアドレスについて、電子メー
ルが来信している場合には(ステップS56で「YE
S」と判断)、その電子メールの内容を印刷する(ステ
ップS57)。また、上述同様に、電子メールにファイ
ルが添付されている場合には、その添付ファイルも印刷
する(ステップS58)。
【0121】図21に示す第29ページP29では、
「7.電子メール」と題して来信している電子メールを
印刷して提示している。なお、後述するように、印刷物
Pを印刷した後に来信した電子メールについて、転送処
理をする旨の案内を「当機出発後に来信した電子メール
に付きましては、次のご搭乗便もしくは本日ご宿泊のホ
テル宛てに転送させていただきます。」などのメッセー
ジとして印刷する。
【0122】さて、電子メールの印刷処理が終了する
と、続いて、電子書籍の情報提供が要求されているか否
かを判断し(ステップS59)、「YES」の場合には
要求を受けている電子書籍データを該当する電子図書館
17などにアクセスしてダウンロードし(ステップS6
0)、得られた電子書籍データを印刷し(ステップS6
1)、これにより利用者が要求した情報の印刷処理を終
了する。
【0123】図19及び図20に示す第8ページP8や
第25ページP25では、「6.読み物」としてその内
容を印刷して提示している。例えば、利用者からの請求
として小説の印刷が指示されている場合にはこれを印刷
する。ここでは小説の掲載ページが例えば第8ページP
8から第24ページに渡る場合を示している。また、第
25ページP25から第28ページには、利用者が請求
した情報として、月刊誌に掲載された記事が印刷されて
いる。
【0124】(e)広告の印刷(図5のステップS28
の処理内容) 次に、広告の印刷処理過程について図9を参照して説明
する。まず、印刷対象の利用者に対して広告印刷が登録
されているかを判断し(ステップS71)、「YES」
の場合にはその広告データを読出し(ステップS7
2)、これを印刷する(ステップS73)。
【0125】この場合、印刷する広告情報の内容は、次
のようにして決められる。前述のように、あらかじめ広
告主12から印刷物Pへの掲載を予定する広告情報を受
け付けており、その広告情報は、例えば、利用者Uの利
用者情報を条件として異なる内容のものを印刷情報とし
て個別に選択するように複数種類のものが提供されてい
る。
【0126】これは、提供する広告情報を、利用者Uの
利用者情報に応じて相応しい内容のものを選択的に提供
することができるようにするためで、印刷物Pの広告を
見る利用者Uと広告情報を提供する広告主12との双方
において無駄な広告を少なくっして利用される確率の高
い広告だけを提供できるようにし、航空会社1及び印刷
会社8にとっても低コストで印刷物Pを提供できるよう
にするためのものである。
【0127】そして、具体的には、掲載する広告につい
ては、次のようにして選択設定される。複数種類の広告
情報の選択条件は、利用者情報として得られる範囲の条
件であり、例えば住所,国籍,訪問先,マイレージ距
離,性別,シートレベル,年齢,使用言語などの属性が
あり、これらの違いに応じて広告主12が指定した広告
情報を設定する。
【0128】これにより、広告主12は、上記した各種
の利用者情報に基づいて絞り込んだ利用者に相応しい広
告情報を提供することができ、広告を掲載する対象の利
用者のイメージを作りやすくなり、印刷する広告のデザ
インなどもそのイメージに沿った充実したものにするこ
とができる。
【0129】例えば、住所の条件は、例えば利用者の住
んでいる場所によって広告対象を限定するためで、都会
に住んでいるか地方に住んでいるかによって欲しい物や
受けたいサービスは異なるし、また、目的地が同じでも
その目的地に出向く場合と在住の場合とでは土産物など
が必要か不要かが異なることを判断するための条件であ
る。
【0130】国籍の条件は、その国の人に人気の高い商
品やサービスの広告を選択するためであり、あるいは、
逆にその国の人に人気の低い商品やサービスの広告を掲
載しないようにするためである。訪問先の条件は、その
利用者の訪問先の名産や土産物などの広告を選択するた
めで、航空機が到着する空港周辺だけでなく、他の訪問
先の情報などによっても広告を選択するためである。
【0131】マイレージ距離の条件は、マイレージ距離
が多い利用者は旅慣れていることを意味しているから、
それに対応した商品やサービスの広告を選択するため
で、例えば、飛行機に乗る時に預ける鞄や飛行機のグッ
ズなどを紹介する広告を掲載することができる。
【0132】性別の条件は、利用者が男か女かで当然購
入する商品の対象が異なるので、これに対応して、例え
ば、女性に対しては化粧品、香水、宝石などを紹介し、
男性に対しては文房具、スーツ、鞄などを紹介するとい
うように掲載広告を選択するためである。
【0133】利用者のシートのレベルの条件について
は、その利用者の商品購入に対する支払い金額の範囲つ
まり購買能力をある程度予測し、その購買能力に見合っ
た商品やサービスを紹介する広告を掲載するためであ
る。年齢の条件は、若い人とお年寄りなどの違いに応じ
て対象となる商品やサービスが異なるように広告を選択
するためである。使用言語の条件は、その使用言語の広
告を掲載することで利用者により見やすく、より利用し
やすい広告として提供するためである。
【0134】広告の印刷例としては、例えば、印刷物P
の第3ページP3(図14参照)では、宿泊するホテル
に関連してそのレストランの利用案内をする広告を案内
図及び店内写真と共に印刷しており、第5ページP5
(図16参照)では、訪問先の近傍に位置する店の広告
を案内図と共に印刷しており、第25ページP25(図
20参照)では、請求した書籍に関連する内容の書籍を
案内する情報を印刷しており、さらには、第29ページ
P29(図21参照)では、機内で購入可能な商品のう
ち利用者の情報に基づいて選択したものについてショッ
ピング情報として印刷している。
【0135】以上の印刷処理過程を経ることで、広告の
印刷処理過程を終了すると共に、印刷物Pの印刷処理過
程が終了する。印刷された各ページは利用者毎にまとめ
て綴じ、小冊子として調製される。また、これらの印刷
物Pは、前述のように、配布順に積み重ねられるように
なっている。
【0136】そして、前述のように、チェックインが終
了して印刷処理過程を経て印刷された印刷物Pは、搭乗
が開始する前に該当する航空機Aに運搬され、各座席に
配布されることになる。これによって、航空機Aに搭乗
した利用者Uは、自分の座席に着席する際に、印刷物P
に印刷されている自分の名前と座席番号を確認すること
ができるので、慣れない利用者でも迷うことなく安心し
て着席することができる。
【0137】また、搭乗した利用者Uは、行動範囲が制
限されている機内においても、その搭乗中の時間を自分
の旅程に合わせて調製された印刷物Pを読むことで有効
に利用することができ、さらには、空港に到着した後に
おいても、その印刷物Pに印刷された情報を利用して行
動に活用することができ、利用者Uにとっては自分用の
ガイドブックとして活用でき、航空会社にとっては航空
機Aを降りた後も印刷物Pを利用してもらうことでサー
ビスの向上に貢献できるようになり、ひいては利用者数
の拡大を図ることに寄与させることができる。
【0138】(f)電子メールの転送処理 次に、図10を参照して電子メールを転送する処理につ
いて説明する。これは、来信している電子メールのう
ち、印刷物に印刷するのに間に合わなかったものや、あ
るいは印刷を希望していない電子メールについて、これ
らを転送処理するルーチンである。
【0139】まず、受信した一時的電子メールをすべて
印刷しているか否かを判断し(ステップS81)、印刷
せずに残っている電子メールがある場合には「NO」と
判断し、その利用者の旅程を読出して(ステップS8
2)、次に利用者がアクセス可能な電子メールポイント
を探す。この場合、電子メールポイントとしては、乗継
ぎ情報がある場合には乗継ぎ便の一時的電子メールアド
レスがあり、宿泊先情報がある場合にはそのホテル(宿
泊先)のメールアドレス宛てに転送することになる(ス
テップS83)。
【0140】これにより、利用者U及びメール送信者の
双方にとって確実に電子メールの授受が行えるようにな
り、また、航空会社1においては、きめ細かなサービス
を提供することで利用者の拡大に寄与させることができ
るようになる。
【0141】[本実施形態の効果]以上の説明から明か
なように、本実施形態によれば次のような効果を得るこ
とができる。 (1)利用者Uの利用者情報をあらかじめ入手すること
で、利用者個人の旅程に対応した各種情報をインターネ
ット7などのネットワークを通じて迅速且つ広範囲な情
報源13から収集して利用者Uに提供できる。
【0142】(2)複数の関連情報を1つにまとめて、
チェックインをしてから搭乗までの間に最終的に必要な
情報の入手と利用者単位に編集して印刷を行って小冊子
の状態に調製して利用者の座席に配布できるので、利用
者にとって利用価値の高い情報を提供できる。
【0143】(3)印刷物Pは、各利用者Uに個別に対
応したものを提供することになるので、画一的なサービ
スとならず、利用者にとっても有益な情報を受けること
ができるようになり、航空会社1もきめ細かなサービス
を提供できるようになる。
【0144】(4)航空会社1にとっては、上記のよう
な利用者Uにとって搭乗中に有益な情報を提供すること
で、機内での時間の有効利用を促して機内サービスの向
上を図り、もって利用者数の拡大を図ることに寄与させ
ることができる。
【0145】(5)利用者Uが入力する利用者情報は、
強制ではなく任意であるから、利用者の必要とする情報
のみを的確に提供でき、利用者Uに対してプライバシー
等の侵害のおそれを抱かせることなく、入力された情報
の範囲内での最大限のサービス提供を行うことができ
る。
【0146】(6)航空会社1にとっては、利用者情報
を蓄積することで、運営面での改善を図ったり、さらに
質の向上を図り的確なサービスを提供することに寄与さ
せることができる。
【0147】(7)広告主12にとっては、利用者情報
をもとにして利用者Uに個別に適切な広告を提供する条
件を選択でき、無駄な広告の掲載を少なくして効率の良
い広告を掲載することで、広告費用に対する売り上げの
増大を図ることができ、航空会社1や印刷会社8にとっ
ても印刷物Pの制作に必要な印刷コストの低減を図るこ
とができるようになる。
【0148】(8)旅行会社にとっては、団体旅行など
で航空機を利用する場合に、各利用者Uに対する案内を
印刷物Pを通じて個別に提供したり、事前に連絡できな
かった案内などについても印刷形態によって確実に伝達
することができるようになり、しかも、種々の旅程に関
する情報に加えて印刷物Pにまとめた形で提供されるの
で、旅行中も別々の印刷物を携帯する必要がなくなる。
【0149】また、旅行会社も広告主として広告を提供
することで、利用者Uへの効率の良い広告提供を行うこ
とができるようになる。
【0150】(10)印刷会社8は、以上のような利用
者U,航空会社1,広告主12のそれぞれが利益を受け
るような印刷物Pを提供することで、新しい形式のビジ
ネスを作り上げることができるようになる。
【0151】本発明は、上記実施形態にのみ限定される
ものではなく、次のように変形また拡張できる。印刷物
Pには、例えばアンケート用紙を添付したり、アンケー
トをインターネットを通じて航空会社1のホームページ
で受け付けたり、電子メールで受け付けるなどして、利
用者Uからの印刷物に対するフィードバックを行うこと
もできる。これにより、航空会社1や印刷会社8あるい
は広告主12は、提供した情報に対する反応を得ること
ができ、これを蓄積してその結果を反映することによ
り、より的確で充実した情報の提供を行うことができる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すシステムの概略的な
全体構成図
【図2】情報の流れを主体として記述した概略的な作用
説明図
【図3】予約処理及び旅程情報の入力処理の流れを示す
フローチャート
【図4】広告提供者の広告登録処理の流れを示すフロー
チャート
【図5】印刷処理工程の流れを示すフローチャート
【図6】旅程に関する印刷情報の印刷処理過程を示すフ
ローチャート
【図7】利用者に関する情報の印刷処理過程を示すフロ
ーチャート
【図8】利用者が要求した情報の印刷処理過程を示すフ
ローチャート
【図9】広告の印刷処理過程を示すフローチャート
【図10】電子メールの転送処理過程を示すフローチャ
ート
【図11】印刷物の印刷例を示す図(その1)−表紙
【図12】印刷物の印刷例を示す図(その2)−目次
【図13】印刷物の印刷例を示す図(その3)−搭乗予
定等
【図14】印刷物の印刷例を示す図(その4)−乗換え
案内,広告
【図15】印刷物の印刷例を示す図(その5)−宿泊先
情報
【図16】印刷物の印刷例を示す図(その6)−訪問先
情報,広告
【図17】印刷物の印刷例を示す図(その7)−団体旅
行の案内
【図18】印刷物の印刷例を示す図(その8)−利用者
に関する情報
【図19】印刷物の印刷例を示す図(その9)−読み物
【図20】印刷物の印刷例を示す図(その10)−読み
物2,広告
【図21】印刷物の印刷例を示す図(その11)−電子
メール,広告
【図22】印刷物の印刷例を示す図(その12)−気象
情報
【符号の説明】
1は航空会社、2はオンラインシステム、3はインター
ネットサーバー、4a,4bは旅行社端末、5はオンラ
インネットワーク、6は利用者端末、7はインターネッ
ト、8は印刷会社、9はインターネットサーバー、10
は情報提供処理装置、11は印刷装置、12は広告主
(広告提供者)、13は情報源、14は気象情報提供
者、15はホテル(宿泊先)、16は空港管理会社、1
7は電子図書館、18は旅行業者、19は他の情報提供
者、Pは印刷物、Uは利用者、Aは航空機である。

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 航空機の搭乗券を予約した利用者の旅程
    に関する事項の入力をネットワークに接続された端末装
    置を通じて利用者情報として受け付け、 受け付けた前記利用者情報に基づいてその利用者の旅程
    に関する各種情報をこれに対応する情報源から前記ネッ
    トワークを通じて印刷情報として収集し、 収集した前記印刷情報を空港に配設される印刷装置によ
    り印刷して印刷物を作成し、その印刷物を当該航空機に
    搭乗した前記利用者に配布可能な状態に調製することを
    特徴とする航空機内情報提供システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の航空機内情報提供シス
    テムにおいて、 前記利用者情報は、前記利用者の旅程に関する事項とし
    て、他の航空機の搭乗予定情報,宿泊予定情報,訪問先
    情報のうち少なくとも一つを含むものであることを特徴
    とする航空機内情報提供システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の航空機内情報提供シス
    テムにおいて、 前記印刷情報は、前記利用者情報に対応して収集され、
    乗換え案内情報,到着空港の案内図及び案内情報,到着
    空港や訪問先の気象情報,宿泊先の案内情報などのうち
    少なくとも一つを含むことを特徴とする航空機内情報提
    供システム。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の航
    空機内情報提供システムにおいて、 前記利用者情報は、前記利用者の旅程に関する事項とし
    て、その利用者が旅行社が主催する団体旅行参加者であ
    るか否かの情報を含み、 前記印刷情報は、前記団体旅行を主催する旅行社が提供
    する団体旅行に関する印刷情報を含むことを特徴とする
    航空機内情報提供システム。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の航
    空機内情報提供システムにおいて、 前記利用者情報は、前記利用者を特定するための利用者
    個人情報を含み、 前記印刷情報は、前記各種情報として収集する内容が、
    前記利用者個人情報に適合した内容もしくは条件に設定
    したものとされることを特徴とする航空機内情報提供シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の航空機内情報提供システ
    ムにおいて、 前記利用者個人情報は、前記利用者の国籍,住所,年
    齢,性別,年齢,シートのレベル,使用言語などの要素
    の少なくとも一つを含むことを特徴とする航空機内情報
    提供システム。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の航
    空機内情報提供システムにおいて、 前記利用者情報は、前記利用者が航空機内で読むための
    出版物もしくは電子的出版物を前記印刷物に掲載するこ
    とを指定する利用者要求情報を含み、 前記印刷情報は、前記利用者要求情報に応じた出版物も
    しくは電子的出版物を前記印刷物に掲載可能な状態とし
    て前記情報源から収集することを特徴とする航空機内情
    報提供システム。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかに記載の航
    空機内情報提供システムにおいて、 前記利用者情報は、前記利用者が訪問先で希望する利用
    条件で観光案内を要求する利用条件情報を含み、 前記印刷情報は、前記利用条件情報に含まれる利用条件
    に適合する観光案内を提供可能な旅行社等の情報源から
    収集することを特徴とする航空機内情報提供システム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の航空機内情報提供シス
    テムにおいて、 前記利用条件情報は、前記利用者が訪問する場所や観光
    に利用可能な時間あるいは費用などの利用条件として入
    力するように設定されていることを特徴とする航空機内
    情報提供システム。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかに記載の
    航空機内情報提供システムにおいて、 前記印刷情報は、前記利用者がマイレージの会員である
    場合にはそのマイレージ情報を含むことを特徴とする航
    空機内情報提供システム。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし10のいずれかに記載
    の航空機内情報提供システムにおいて、 前記印刷情報は、前記利用者が航空機のチェックイン時
    に手荷物を預けた場合にはその手荷物預かり番号の情報
    を含むことを特徴とする航空機内情報提供システム。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし11のいずれかに記載
    の航空機内情報提供システムにおいて、 前記利用者情報は、前記利用者が自己の電子メールアド
    レス宛てに送付されている電子メールの印刷を指定する
    利用者要求情報を含み、 前記印刷情報は、前記印刷物の印刷前までに前記利用者
    への電子メールを受信しているときに前記利用者要求情
    報として印刷の指定がある場合にこれを印刷すべき情報
    として設定することを特徴とする航空機内情報提供シス
    テム。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の航空機内情報提供
    システムにおいて、 前記利用者の電子メールアドレスは、搭乗便の月日及び
    便名を含むように設定されていることを特徴とする航空
    機内情報提供システム。
  14. 【請求項14】 請求項12または13に記載の航空機
    内情報提供システムにおいて、 前記利用者の電子メールアドレスは、航空会社またはそ
    の関連団体が提供するサービスであって、マイレージサ
    ービスと一体として会員登録される際に発行される電子
    メールアドレスであることを特徴とする航空機内情報提
    供システム。
  15. 【請求項15】 請求項12ないし14のいずれかに記
    載の航空機内情報提供システムにおいて、 前記利用者要求情報として前記電子メールの印刷が指定
    されている場合に、前記印刷物の印刷開始後に電子メー
    ルを受信したときには、前記利用者情報に基づいて、乗
    り換え予定の航空機に対応した電子メールアドレスもし
    くは宿泊先の電子メールアドレス宛てに転送処理するこ
    とを特徴とする航空機内情報提供システム。
  16. 【請求項16】 請求項1ないし15のいずれかに記載
    の航空機内情報提供システムにおいて、 広告提供者から委託される前記印刷物への掲載を予定す
    る広告情報を受け付け、これを印刷情報として含むよう
    にすることを特徴とする航空機内情報提供システム。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の航空機内情報提供
    システムにおいて、 前記広告提供者が提供する前記広告情報は、前記利用者
    の前記利用者情報を条件に異なる内容のものを前記印刷
    情報として個別に選択するように複数種類のものを提供
    可能としたことを特徴とする航空機内情報提供システ
    ム。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載の航空機内情報提供
    システムにおいて、 前記複数種類の広告情報の選択条件は、前記利用者情報
    のうちの住所,国籍,訪問先,マイレージ距離,性別,
    シートレベル,年齢,使用言語などの属性のうちのいず
    れかの違いに応じて指定するように設定されることを特
    徴とする航空機内情報提供システム。
  19. 【請求項19】 請求項1ないし18のいずれかに記載
    の航空機内情報提供システムにおいて、 前記印刷装置による印刷は、前記印刷物を配布する対象
    の航空機のチェックインが終了した後に行い、 チェックインを実施した前記利用者に対する前記印刷物
    の印刷を行うことを特徴とする航空機内情報提供システ
    ム。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載の航空機内情報提供
    システムにおいて、 前記印刷物は、表紙に前記利用者の氏名と共に座席番号
    を印刷した状態に調製されることを特徴とする航空機内
    情報提供システム。
  21. 【請求項21】 請求項19または20に記載の航空機
    内情報提供システムにおいて、 前記印刷装置による印刷は、前記印刷情報として得られ
    た前記利用者の座席番号の情報に基づき、前記対象の航
    空機の座席への配布順序に対応する状態に前記印刷物が
    順次積層されるように、その印刷順序の設定を行うこと
    を特徴とする航空機内情報提供システム。
  22. 【請求項22】 請求項1ないし21のいずれかに記載
    の航空機内情報提供システムにおいて、 前記印刷物は、前記利用者が利用者情報として指定した
    言語で記述したものとして印刷することを特徴とする航
    空機内情報提供システム。
  23. 【請求項23】 請求項1ないし22のいずれかに記載
    の航空機内情報提供システムにおいて、 前記印刷物は、小冊子の状態に調製されることを特徴と
    する航空機内情報提供システム。
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