JP2023096163A - 統合された予約支援システム - Google Patents

統合された予約支援システム Download PDF

Info

Publication number
JP2023096163A
JP2023096163A JP2023083340A JP2023083340A JP2023096163A JP 2023096163 A JP2023096163 A JP 2023096163A JP 2023083340 A JP2023083340 A JP 2023083340A JP 2023083340 A JP2023083340 A JP 2023083340A JP 2023096163 A JP2023096163 A JP 2023096163A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
history data
action history
itinerary
reservation
template
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2023083340A
Other languages
English (en)
Inventor
靖裕 日昔
Yasuhiro Himukashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BHI Inc
Original Assignee
BHI Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BHI Inc filed Critical BHI Inc
Priority to JP2023083340A priority Critical patent/JP2023096163A/ja
Publication of JP2023096163A publication Critical patent/JP2023096163A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

Figure 2023096163000001
【課題】一連の行程に関連する予約を支援する統合された予約支援システムを提供する。
【解決手段】本発明による予約支援システムは、複数の外部サービスから行動履歴データ
を取得する行動履歴データ取得部と、行動履歴データ取得部で取得した行動履歴データを
記憶する行動履歴データ記憶部と、ユーザ端末から出発地及び目的地の入力を受け付ける
入出力部と、行動履歴データ記憶部に記憶された行動履歴データを学習した結果を用いて
、複数の予約すべき項目を含む行程テンプレートを作成する行程テンプレート作成部と、
行程テンプレート作成部で作成された行程テンプレートを選択し、選択した行程テンプレ
ートの複数の予約すべき項目に関する予約候補のリコメンドを生成するリコメンド生成部
とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、統合された予約支援システムに関し、特に、モビリティクラウドを活用した
シームレスな移動サービスを構築するための統合された予約支援システムに関する。
近年、ICT、自動運転等の急速な技術革新を背景としてモビリティクラウドを活用し
たシームレスな移動サービス(MaaS:Mobility as a service
)の分野への投資が進んでいる。その国内市場規模は2030年に6兆円超と予測されて
いる。
国土交通省によれば、MaaSは以下の2種類の類型に分類される。第1の類型は、統
合的な検索サービス、決済、スマートフォンアプリなどの手段を通じ、複数の交通サービ
スを対象とした検索・予約・決済管理等を一体的に提供するものである。第2の類型は、
オンデマンドバス、カーシェアリング、ライドシェアリング、自動運転サービスなど、利
用者のニーズに柔軟に対応できる新しい交通サービスの提供するものである。これらを実
現するためには、交通サービスの情報統合と合わせ、個々人にパーソナライズ化された検
索、予約、決済、及び交通手段を提供することが課題となる。
一方、移動、宿泊、飲食等に関する従来の情報検索サイトにおいては、それぞれが異な
る情報検索サービスとして展開されている。そのため、ユーザは、各サービス上で複数の
項目や諸条件の入力を手作業で行う必要がある。例えば、旅行や出張の際には、移動、宿
泊、飲食等の分野の異なるサービスについて、それぞれ検索をして予約をしなければなら
ない。検索結果も各サービス上で表示されるため、複数のサービス上で複数の検索結果を
比較検討することが負担となる。また、複数のサービス上でそれぞれに複数の候補が表示
されることから、結果として不要な候補の情報も比較検討のために参照することとなり、
無駄な時間や手間を要することとなる。
また、C2Cの宿泊サービスや、格安航空のLCC等においては、閑散期や繁忙期等の
利用者の増減により価格が時々刻々と変動するダイナミック・プライシングを採用してい
ることも多い。また、競合他社の利用金額・頻度が多いユーザがブランドスイッチにより
自社サービスを利用することを期待して、大きなポイント還元やキャッシュバックを行わ
れ、結果的にダイナミック・プライシングとなることもある。
そのような複雑な価格変動の仕組みや情報過多になりがちな検索結果を踏まえながら、
ユーザが自ら最適な予約の組み合わせを選択することは難しい状況となりつつある。その
ため、移動、宿泊、飲食等の異なるサービスを総合的に判断して最適な予約の組み合わせ
を提示することが可能なシステムが求められる。
旅行の予約を支援するシステムとして、特許文献1では、ウェブサイトを介して交通機
関と宿泊施設とを組み合わせたパッケージツアーを予約する際に、候補として検索された
候補交通機関情報と候補宿泊施設情報とをマトリクス状に配置された一覧表の形態でユー
ザに提示する旅行予約支援システムを開示している。
また、特許文献2では、一つの旅程を構成する各種情報や各種申込を、旅程企画者が提
示する1つの旅程毎に1枚のウェブページ内から行えるようにし、また、一つの旅程を構
成する各種情報や各種申込を、旅程順にかつ図解的にPR表示および閲覧利用できるよう
にした情報処理システムを開示している。
また、特許文献3では、旅行の予約を行うためのURLと旅行関連項目とその項目値と
を関連付けて記憶し、過去の旅行情報を項目値として記憶し、旅行に対するユーザの希望
を項目値として受け付けて記憶し、記憶された情報に合致するURLを提示し、ユーザが
選択したURLを検知し、検知したURLによって指定されるウェブページを表示し、表
示されたウェブページにおける予約情報を取得し、取得した予約情報を項目値として記憶
する旅行計画支援装置を開示している。
特開2006-146439号公報 特開2012-234505号公報 特開2013-218601号公報
特許文献1は、候補交通機関情報と候補宿泊施設情報とをマトリクス状に配置された一
覧表の形態でユーザに提示することにより、パッケージツアーの予約に際してユーザの選
択の自由度を拡大させ、ウェブサイトを利用して短時間で予約を行えるようにするもので
ある。しかしながら、特許文献1は、交通機関と宿泊施設の組み合わせのみを考慮するも
のであり、旅程に含まれる飲食店や観光スポット等の複数の訪問先へのアクセスや予約に
ついては考慮されていない。
これに対し、特許文献2は、旅程企画者によって用意された1つの旅行プランの旅程を
構成する観光スポット、飲食店や観光施設、宿泊施設、交通手段を、ウェブページ上の1
枚の地図内に表示することで、1枚のウェブページ内からこれらの予約を行えるようにす
るものである。特許文献2では、交通機関、宿泊施設だけでなく、旅程に含まれる飲食店
や観光スポット等を1枚のウェブページ内で同時に確認し、予約をすることができる。し
かしながら、1枚のウェブページに表示される情報は、予め旅行企画者によって用意され
た旅行プランに基づくものであり、そのウェブページに表示されていないものについては
、情報の取得や予約ができない。そのため、ユーザの細かなニーズや嗜好に合った選択肢
が用意されているとは限らないという問題があった。
一方、特許文献3は、ユーザが過去に行った旅行の情報を項目値として記憶することで
、旅行の計画の際に、ユーザの細かいニーズや無意識レベルで欲求している隠れたニーズ
に基づいた旅行関係情報を入手することができるようにするものである。しかしながら、
特許文献3は、その旅行計画支援装置を利用して計画を行った過去の旅行についての情報
は得られるものの、他のシステムやサービスを利用して計画や予約を行った過去の旅行に
ついての情報は得ることができない。そのため、その旅行計画支援装置の利用頻度によっ
ては、ユーザの細かいニーズや無意識レベルで欲求している隠れたニーズに基づいた旅行
関係情報を十分に入手することができないという問題があった。
そこで、本発明は、上記課題を解決し、メールサービスやカレンダー、Todo、ニュ
ースアプリ等のユーザが日常的に利用している複数の外部サービスを活用し、移動、宿泊
、飲食等の種類の異なる複数のサービスの最適な組み合わせの予約候補を提示することが
可能な統合された予約支援システムを提供するものである。
上記課題を解決するため、本発明では、一連の行程に関連する予約を支援する統合され
た予約支援システムを提供する。本発明による統合された予約支援システムは、複数の外
部サービスから行動履歴データを取得する行動履歴データ取得部と、行動履歴データ取得
部で取得した行動履歴データを記憶する行動履歴データ記憶部と、ユーザ端末から出発地
及び目的地の入力を受け付ける入出力部と、行動履歴データ記憶部に記憶された行動履歴
データを学習し、複数の予約すべき項目を含む行程テンプレートを作成する行程テンプレ
ート作成部と、入出力部で受け付けた出発地及び目的地に応じて、行程テンプレート作成
部で作成された行程テンプレートを選択し、行動履歴データ記憶部に記憶された行動履歴
データを学習して、選択した行程テンプレートの複数の予約すべき項目に関する予約候補
のリコメンドを生成するリコメンド生成部とを備えることを特徴とする。
本発明による統合された予約支援システムにおいて、入出力部は、リコメンド生成部で
生成した予約候補のリコメンドをユーザ端末に出力することを特徴とする。
本発明による統合された予約支援システムにおいて、リコメンド生成部は、選択した行
程テンプレートの複数の予約すべき項目の少なくともいずれかについて予約が完了したこ
とを、行動履歴データから検知することを特徴とする。
本発明による統合された予約支援システムにおいて、リコメンド生成部は、行程テンプ
レートの複数の予約すべき項目のうち、既に予約が完了している少なくとも1つ以上の予
約完了項目の予約情報に基づいて、予約が完了していない少なくとも1つ以上の予約すべ
き項目に関する予約候補のリコメンドを更新することを特徴とする。
本発明による統合された予約支援システムにおいて、リコメンド生成部は、現在の日時
及びユーザ端末の現在の位置情報を取得し、作成した行程テンプレートに対応する行程に
沿ってユーザが行動中であるか否かを判断し、ユーザが行程に沿って行動中であると判断
した場合には、位置情報及び行程の進捗に合わせた新たな予約候補のリコメンドを生成す
ることを特徴とする。
本発明による統合された予約支援システムにおいて、リコメンド生成部は、行動履歴デ
ータ記憶部に記憶された行動履歴データを学習して得られたユーザの時間帯ごとの行動履
歴から、現在の時刻に応じた予約候補のリコメンドを生成することを特徴とする。
本発明による統合された予約支援システムにおいて、リコメンド生成部は、行動履歴デ
ータ記憶部に記憶された行動履歴データを学習して得られたユーザの行動履歴から、ユー
ザの現在の行動が、日常的行動であるか、非日常的行動であるかを判断し、日常的行動で
あるか、非日常的行動であるかに応じて、予約候補のリコメンドを生成することを特徴と
する。
本発明による統合された予約支援システムにおいて、リコメンド生成部は、現在の日時
及びユーザ端末の現在の位置情報を取得し、作成した前記行程テンプレートに対応する行
程の通りにユーザが行動することを妨げる要因が生じた場合には、以降の行程について新
たな予約候補のリコメンドを生成することを特徴とする。
本発明による統合された予約支援システムにおいて、行動履歴データは、前記複数の外
部サービスにおいてやり取りされる電子メールのメッセージ、SNSでやり取りされるメ
ッセージ、カレンダーに記憶されたメッセージ、ニュースを提供するアプリケーションに
記憶されたメッセージ、又はクラウド上に記憶されたメッセージであることを特徴とする
本発明の統合された予約支援システムによれば、メールサービスやカレンダー、Tod
o、ニュースアプリ等のユーザが日常的に利用している複数の外部サービスにおける行動
履歴データを学習することにより、移動、宿泊、飲食等の種類の異なる複数のサービスの
最適な組み合わせの予約候補を提示することができる。
また、本発明によれば、複数の外部サービスにおける行動履歴データを学習することに
より、閑散期や繁忙期等の利用者の増減により価格が時々刻々と変動するダイナミック・
プライシングを採用する複数のサービスが混在する中でも、ユーザに有利な組み合わせの
予約候補を提示することが可能となる。
また、本発明によれば、複数の外部サービスにおける行動履歴データを学習することに
より、ユーザの意思で直接的に入力する情報が少ない場合でも、ユーザの嗜好に合わせた
最適な組み合わせの予約候補を提示することができる。
本発明の他の目的、特徴及び利点は添付図面に関する以下の本発明の実施例の記載から
明らかになるであろう。
図1は、本発明による統合された予約支援システム全体を示す概念図である 。 図2は、本発明による統合された予約支援システムの行動履歴データ取得部 の処理を示す図である。 図3は、本発明による統合された予約支援システムの行動履歴データ記憶部 に記憶される行動履歴データの一例を示す図である。 図4は、本発明による統合された予約支援システムの行程テンプレート作成 部の処理を示す図である。 図5は、本発明による統合された予約支援システムのリコメンド生成部の処 理を示す図である。
図1は、本発明による統合された予約支援システム全体を示す概念図である。
本発明による統合された予約支援システム1は、複数の外部サービス2から行動履歴デ
ータを取得する行動履歴データ取得部10と、行動履歴データ取得部10で取得した行動
履歴データを記憶する行動履歴データ記憶部20と、ユーザ端末60から出発地及び目的
地の入力を受け付ける入出力部30と、行動履歴データ記憶部20に記憶された行動履歴
データを学習し、複数の予約すべき項目を含む行程テンプレートを作成する行程テンプレ
ート作成部40と、入出力部で受け付けた出発地及び目的地に応じて、行程テンプレート
作成部で作成された行程テンプレートを選択し、行動履歴データ記憶部に記憶された行動
履歴データを学習して、選択した行程テンプレートの複数の予約すべき項目に関する予約
候補のリコメンドを生成するリコメンド生成部50とを備える。
ここで、外部サービス2とは、例えば、メッセージの送受信を行うことが可能な電子メ
ールサービス3やSNSサービス4、カレンダーに予定やTodo等に関するメッセージ
を記録することが可能なカレンダーサービス5、ユーザの興味、関心、嗜好を示すメッセ
ージに基づいてニュースを検索又は配信することが可能なニュース配信サービス6等の各
種サービスを指す。外部サービス2には、既に市場で展開されている複数の外部サービス
が含まれるだけでなく、各種のメッセージの送受信、記録、利用が可能な将来追加され得
るサービスも含み得る。
行動履歴データ取得部10は、複数の外部サービス2から行動履歴データを取得する。
行動履歴データ取得部10は、外部サービス2においてやり取りされる電子メール等のメ
ッセージをフィルタリングし、カテゴリごとにメッセージを行動履歴データとして取得す
る。行動履歴データとして取得するメッセージは、例えば、商品やサービスの予約や購入
、飛行機、電車、バス、タクシー、シェアカー、レンタカー、レンタサイクル、船舶等の
予約やチケットの購入、デリバリー、ホテル、飲食店等の予約や決済、イベントチケット
の予約や購入、金融関連の手続や決済等に関するメッセージである。
これらのメッセージは、予めユーザからの同意を得て、行動履歴データとして取得され
る。また、これらのメッセージは、行動履歴データ取得部10により、電子メールサービ
ス3、SNSサービス4、カレンダーサービス5、ニュース配信サービス6等の外部サー
ビス2から直接、取得されるようにしてもよい。また、これらのメッセージは、予めユー
ザからの同意を得て、これらの外部サービス2からクラウドサービス7に集約され、行動
履歴データ取得部10により、クラウドサービス7からこれらのメッセージを取得される
ようにしてもよい。
行動履歴データ記憶部20は、行動履歴データ取得部10で取得した行動履歴データを
記憶する。取得された行動履歴データは、データベース又はテーブルの形式で記憶される
。行動履歴データ取得部10及び行動履歴データ記憶部20は、クラウド上に構築するよ
うにしてもよい。また、行動履歴データ取得部10と行動履歴データ記憶部20とを合わ
せて1つのサーバとして構築するようにしてもよい。
入出力部30は、ユーザ端末60から出発地及び目的地の入力を受け付ける。入力され
る出発地及び目的地の情報は、都市名、駅名、空港名/港名、施設名、住所等であっても
よい。出発地及び目的地の入力により特定される移動は、旅行や出張等の比較的長距離の
移動だけでなく、通勤・通学、買い物その他の日常生活における比較的短距離の移動も含
まれる。また、入出力部30は、リコメンド生成部50で生成した予約候補のリコメンド
をユーザ端末60に出力する。
行程テンプレート作成部40は、行動履歴データ記憶部20に記憶された行動履歴デー
タを学習し、複数の予約すべき項目を含む行程テンプレートを作成する。行程テンプレー
トとは、典型的な行程のサンプルである。例えば、ある行程の出発地が東京、目的地が北
海道であった場合に、複数の予約すべき項目として「飛行機、レンタカー、ホテル、飲食
店」を含む行程テンプレートが作成され得る。
行程テンプレートは、その出発地及び目的地の組み合わせについて、多数のユーザが同
じ組み合わせの交通、店舗、施設等を利用している場合に作成される。同じ出発地及び目
的地の組み合わせについて、複数通りの行程テンプレートを作成してもよい。行程テンプ
レート作成部40は、行動履歴データ記憶部20に記憶された行動履歴データを学習する
ことにより、多数のユーザが同じ組み合わせの交通、店舗、施設等を利用していることを
認識し、行程テンプレートを作成する。
リコメンド生成部50は、入出力部30で受け付けた出発地及び目的地に応じて、行程
テンプレート作成部40で作成された行程テンプレートを選択する。また、リコメンド生
成部50は、行動履歴データ記憶部20に記憶された行動履歴データを学習して、選択し
た行程テンプレートの複数の予約すべき項目に関する予約候補のリコメンドを生成する。
例えば、ある行程の出発地が東京、目的地が北海道であった場合に、リコメンド生成部
50は、複数の予約すべき項目として「飛行機、レンタカー、ホテル、飲食店」を含む行
程テンプレートを選択し、予約すべき項目としての「飛行機、レンタカー、ホテル、飲食
店」のそれぞれに関する予約候補のリコメンドを生成する。
図2は、本発明による統合された予約支援システム1の行動履歴データ取得部10の処
理を示す図である。
行動履歴データ取得部10は、外部サービス2からユーザの行動履歴に関するメッセー
ジを行動履歴データとして取得する。行動履歴データは、複数の外部サービス2において
やり取りされる電子メールのメッセージ、SNSでやり取りされるメッセージ、カレンダ
ーに記憶されたメッセージ、ニュースを提供するアプリケーションに記憶されたメッセー
ジ、又はクラウド上に記憶されたメッセージである。
ユーザの行動履歴には、例えば、購入、予約、予定、Todo、検索ワード、登録ワー
ド等の情報が含まれ得る。即ち、商品やサービスの購入や予約等の購買行動のみならず、
カレンダーへの予定やTodoの登録、ニュース配信サービスでの検索、ユーザの興味、
関心、嗜好等を示すキーワード等のニュース配信サービスへの登録等に関するユーザの過
去の行動が、ユーザの行動履歴に含まれ得る。
また、予めユーザからの同意を得て、ユーザ端末60から直接的に、又は外部サービス
2を介して間接的に、ユーザ端末60の位置情報を行動履歴データとして取得するように
してもよい。行動履歴データ取得部10は、ユーザ端末60の位置情報を、各外部サービ
ス2におけるメッセージのやり取りや検索・登録等のユーザの行動に関連付けて、その行
動が行われたときの位置情報として取得し、行動履歴データ記憶部20に記憶するように
してもよい。位置情報は、ユーザ端末60に備えられたGPS機能等により得ることがで
きる。
また、ユーザ端末60の現在地や移動の軌跡の情報を取得するためにユーザ端末60の
位置情報を取得するようにしてもよい。ユーザ端末60の現在の位置情報や移動の軌跡は
、ユーザが行程テンプレートに対応する行程に沿ってユーザが行動中であるか否かを判断
するために用いることができる。
行動履歴データ取得部10は、メッセージのやり取りを行う電子メールサービス3やS
NSサービス4から、商品又はサービスの購入や予約等の情報を取得することができる。
例えば、行動履歴データ取得部10は、電子メールで送信された商品の購入確認メールを
解析することにより、購入日時、購入商品等の情報を取得することができる。これらの情
報は、例えば、ユーザの嗜好に合った商品を購入することが可能なショッピング施設等を
リコメンドするために用いることができる。
また、他の例では、行動履歴データ取得部10は、電子メールで送信されたホテルの予
約確認メールを解析することにより、ホテルの予約日時、場所、宿泊日、チェックイン予
定時刻、チェックアウト予定時刻、宿泊日数、宿泊人数、部屋のタイプ、ホテルでの食事
の有無、オプショナルツアーや施設の入場券等のオプションサービスの有無及び内容等の
情報を取得することができる。これらの情報は、行程の基点となる場所を把握し、ホテル
への移動やホテルから移動に伴う交通手段の予約の要否や、ホテル周辺の飲食店の予約の
要否等を判断するために用いることができる。例えば、夕食付きの宿泊プランの予約が完
了している場合に、周辺レストランでの夕食の予約をリコメンドする必要性は低いため、
予約情報を解析することで、無駄なリコメンドの生成を抑制し、情報過多になることを回
避することができる。
更に他の例では、行動履歴データ取得部10は、電子メールで送信された航空券の予約
確認メールを解析することにより、フライトの出発時刻・到着時刻、出発地、目的地、航
空会社、座席のタイプ、フライトの時間帯から判断した機内食の利用可能性等の情報を取
得することができる。これらの情報は、行程の基点、あるいは始点・終点となる場所を把
握し、空港からの移動や空港への移動に伴う交通手段の予約の要否や、飲食店の予約の要
否等を判断するために用いることができる。
更に他の例では、行動履歴データ取得部10は、電子メールで送信されたイベントや観
光スポット・観光施設等のチケットの予約確認メールを解析することにより、イベントの
開始時刻・終了時刻、開催地、イベント名、ジャンル、開催主体、施設等の営業時間、場
所、施設名、ジャンル等の情報を取得することができる。これらの情報は、行程の基点、
あるいは中間地点となる場所を把握し、イベント開場や施設等への移動、イベント会場や
施設等から他の場所への移動に伴う交通手段の予約の要否等を判断するために用いること
ができる。また、音楽、演劇、祭り、展示会、セミナー等のイベントのジャンルや、名所
旧跡、神社仏閣、景勝地、レジャーランド、テーマパーク、博物館、動物園、水族館等の
観光スポットや観光施設のジャンルから、ユーザの興味、関心、嗜好を判断してリコメン
ドの生成するために用いることもできる。
行動履歴データ取得部10は、カレンダーサービス5から、カレンダーに登録された予
定やTodo等の情報を取得することができる。例えば、行動履歴データ取得部10は、
スマートフォンアプリやクラウド上のカレンダーから、カレンダーに登録された予定やT
odoの日付、開始時刻、終了時刻、曜日、場所、予定やTodoの名称、予定やTod
oのジャンル等の情報を取得することができる。これらの情報は、行程の基点、あるいは
中間地点となる場所を把握し、予定やTodoに関する場所への移動やその場所から他の
場所への移動に伴う交通手段の予約の要否等を判断するために用いることができる。
行動履歴データ取得部10は、ニュース配信サービス6から、ニュース配信サービス6
でのニュース記事の検索に用いた検索ワードや、ユーザの興味、関心、嗜好に合うニュー
スを配信するためにニュース配信サービス6に登録された登録ワード等の情報を取得する
ことができる。例えば、行動履歴データ取得部10は、スマートフォン用のニュースアプ
リから、そのニュースアプリでのニュース記事やコラム記事等の検索に用いた検索ワード
や検索日時、閲覧した記事のジャンル等の情報を取得することができる。また、他の例で
は、行動履歴データ取得部10は、政治、経済、国内、国際、スポーツ、ペット、コラム
等のそのニュースアプリに登録されたユーザの興味、関心、嗜好に合う記事のジャンル等
の情報を取得することができる。これらの情報は、ユーザの興味、関心、嗜好を判断して
リコメンドの生成するために用いることもできる。
行動履歴データ取得部10は、クラウドサービス7から、クラウドサービス7に集約さ
れた、電子メールサービス3、SNSサービス4、カレンダーサービス5、ニュース配信
サービス6等の他の複数の外部サービス2からの情報を取得することができる。
以上のように、行動履歴データ取得部10は、複数の外部サービス2から得られる異な
る種類の情報を取得して統合することができる。また、行動履歴データ取得部10は、取
得した情報をカテゴリごとに分類するようにしてもよい。例えば、取得した情報を物販、
交通、ホテル、飲食店、イベント等のカテゴリに分類するようにしてもよい。また、取得
した情報を、カテゴリを更に細かく分類したサブカテゴリに分類するようにしてもよい。
例えば、取得した情報を、交通のカテゴリを更に細かく分類した、飛行機、電車、船舶、
タクシー、レンタカー等のサブカテゴリに分類するようにしてもよい。行動履歴データ取
得部10により外部サービス2から取得した情報は、行動履歴データ記憶部20に記憶さ
れる。
図3は、本発明による統合された予約支援システム1の行動履歴データ記憶部20に記
憶される行動履歴データの一例を示す図である。
行動履歴データ記憶部20に記憶される行動履歴データは、行動履歴データ取得部10
にて、複数の外部サービス2から取得される。図3の例では、項目として「ID」、「購
入/予約日時」、「商品名/サービス名」、「場所」、「開始」、「終了」、「カテゴリ
」、「ストア」を有する。項目「ID」にはデータの通し番号が格納される。項目「購入
/予約日時」には、商品の購入日時又はサービスの予約日時が格納される。項目「商品名
/サービス名」には、ユーザが購入した商品名又はユーザが予約をしたサービス名が格納
される。項目「場所」には、商品又はサービスに関連する場所又は出発地及び到着地が格
納される。例えば、航空券の予約の場合、場所として空港名を格納してもよい。項目「開
始」には、サービスの開始日時が格納される。項目「終了」には、サービスの終了日時が
格納される。例えば、航空券の予約の場合、項目「開始」にフライトの出発日時を格納し
、項目「終了」にフライトの到着日時を格納してもよい。また、イベントの予約の場合、
「開始」にイベントの開始日時、「終了」にイベントの終了日時を格納するようにしても
よい。項目「カテゴリ」には、商品又はサービスのカテゴリが格納される。例えば、「物
販」、「交通」、「ホテル」、「施設」、「飲食店」、「イベント」等のカテゴリが格納
される。カテゴリは更に細かいサブカテゴリを格納するようにしてもよい。例えば、「交
通」のサブカテゴリである「飛行機」、「電車」、「タクシー」等を格納するようにして
もよい。項目「ストア」には、購入や予約に用いたオンラインストア等の名称が格納され
る。なお、図3の項目名及び項目の種類は例示であり、これらに限定されるものではない
また、行動履歴データ記憶部20には、行動履歴データ取得部10にて、ユーザ端末6
0から直接的に、又は外部サービス2を介して間接的に取得した、ユーザ端末60の位置
情報を行動履歴データとして記憶するようにしてもよい。また、行動履歴データ記憶部2
0には、行動履歴データ取得部10にて取得したユーザ端末60の位置情報を、各外部サ
ービス2におけるメッセージのやり取りや検索・登録等のユーザの行動に関連付けて、そ
の行動が行われたときの位置情報として記憶するようにしてもよい。
図4は、本発明による統合された予約支援システム1の行程テンプレート作成部40の
処理を示す図である。
行程テンプレート作成部40は、複数の予約すべき項目を含む行程テンプレートを作成
する。一つの行程において、予約すべき項目は出発地及び目的地によって異なる。例えば
、目的地が遠方である場合や複数の日程に跨る場合には、飛行機やホテルの予約が必要に
なるが、比較的近距離の移動であれば、交通手段の予約は必要でない場合も多い。このよ
うに、出発地及び目的地と、予約すべき項目との組み合わせには一定の傾向がある。行程
テンプレート作成部40は、行動履歴データ記憶部20に記憶された多数のユーザの行動
履歴データを学習することにより、この傾向を把握し、典型的な行程の例として、行程テ
ンプレートを作成する。
また、出発地及び目的地が同じであっても、例えば、飛行機よりも新幹線での移動を好
む等、ユーザごとに予約すべき項目は異なる。そのため、行程テンプレート作成部40は
、行動履歴データ記憶部20に記憶されたユーザ本人の過去の行動履歴データを学習する
ことにより、ユーザ本人の嗜好や傾向に合わせて、行程テンプレートを作成する。他の多
数のユーザの傾向だけでなく、ユーザ本人の傾向を加味することにより、よりユーザ本人
の嗜好に沿った行程テンプレートを作成することができる。
一方、新規ユーザ等、ユーザ本人が過去に予約支援システム1を利用したことがない場
合や利用した回数が少ない場合であっても、他の多数のユーザの傾向に基づいて行程テン
プレートを作成することができる。このように行動履歴データの学習を行うことで、ユー
ザからは出発地及び目的地の入力を受け付けるのみで、そのユーザに合わせた行程テンプ
レートを作成することができる。
図4に示すように行程テンプレート作成部40は、行動履歴データ記憶部20に記憶さ
れた、購入、予約、予定、Todo、検索ワード、登録ワード等の情報を含む行動履歴デ
ータを学習する。また、行程テンプレート作成部40は、入出力部30でユーザ端末60
から受け付けられた出発地及び目的地の情報を取得し、出発地及び目的地に合わせて行程
テンプレートを作成する。行程テンプレート作成部40により作成された行程テンプレー
トは、リコメンド生成部50において、リコメンドを作成するために用いられる。また、
行程テンプレート作成部40は、作成した行程テンプレートを行動履歴データ記憶部20
に記憶し、過去に作成された行程テンプレートとして学習に用いることができるようにし
てもよい。
図4の例では、出発地が「東京」、目的地が「北海道」である場合に、「飛行機、レン
タカー、ホテル、飲食店」等を予約すべき項目として含む行程テンプレートを作成してい
る。しかしながら、例えば、ユーザ本人が過去に飛行機又は新幹線での移動が可能な行程
について、新幹線を選ぶ傾向が強い場合には、図4の行程テンプレートの「飛行機」に代
えて「新幹線」を予約すべき項目として、行程テンプレートが作成される。
行程テンプレート作成部40は、好ましくは、1つの行程につき複数の行程テンプレー
トを作成するが、1つの行程につき1つの行程テンプレートのみを作成するようにしても
よい。例えば、その行程につき初めて行程テンプレートを作成する場合や、多数のユーザ
のほぼ全員が同じ傾向にある場合には、1つの行程につき1つの行程テンプレートのみが
作成されることもあり得る。一方、例えば、多数のユーザの傾向がほぼ二分されるような
場合には、1つの行程につき2つの行程テンプレートが作成され、多数のユーザの傾向に
ばらつきがある場合には、1つの行程につき複数の行程テンプレートが作成されることが
想定される。
また、行程テンプレートは、各予約すべき項目について、予約が完了したか否かの情報
、及び完了した予約の内容についての情報を保持することができる。これにより、複数の
予約すべき項目のうち、どの項目について予約が完了しており、どの項目について予約が
完了していないかを管理することができる。これは、後にリコメンド生成部50において
、予約が完了していない項目のみについてリコメンドを生成することに利用できる。
行程テンプレートは、仮想的なテンプレートであり、データベース又はテーブルの形式
で構成される。行程テンプレートに対しては、情報の追加や削除、修正、更新をすること
ができる。
以上の通り、行程テンプレート作成部40は、行動履歴データ記憶部20に記憶された
過去の行動履歴データを学習し、ユーザが実際に採用する行程を予測して作成されたもの
である。これに基づいて、リコメンド生成部50がリコメンドを行い、実際の行程が決定
される。即ち、行程テンプレート作成部40で作成される行程テンプレートはいわば仮の
状態であり、この状態から必要に応じて更にカスタマイズされて実際の行程となる。
図5は、図5は、本発明による統合された予約支援システムのリコメンド生成部の処理
を示す図である。
リコメンド生成部50は、入出力部30で受け付けた出発地及び目的地の情報に加えて
、行動履歴データ記憶部20に記憶された行動履歴データを学習することにより、ユーザ
の嗜好を考慮して、行程テンプレート作成部40で作成された行程テンプレートを選択す
る。また、リコメンド生成部50は、行動履歴データ記憶部20に記憶された行動履歴デ
ータを学習することにより、ユーザの嗜好を考慮して、選択した行程テンプレートの複数
の予約すべき項目に関する予約候補のリコメンドを生成する。なお、予約候補は、あくま
で候補であり、予約が必須でない候補も含まれる。例えば、特急列車の特急券の指定席を
予約しなくても自由席に乗車できる場合や、予約なしでも利用することができるレストラ
ン等も候補としてリコメンドすることができる。
このようにリコメンド生成部50は、行動履歴データを学習することによりリコメンド
を生成する。これにより、ユーザが目的地に対する土地勘を有しておらず、どのような行
程で移動すべきか不明な場合等であっても、ユーザは出発地及び目的地を入力するのみで
、複数の交通機関等の移動手段だけでなく、宿泊や飲食等に関するリコメンドもまとめて
受けられる。交通、宿泊、飲食等の複数の異なる種類の予約に対しても、それぞれのサー
ビスごとにユーザが事細かに検索条件を入力する必要がなく、ユーザの手間を著しく省く
ことができる。
また、リコメンド生成部50は、選択した行程テンプレートの複数の予約すべき項目の
少なくともいずれかについて予約が完了したことを、行動履歴データから検知する。例え
ば、外部サービス2を介して、電子メールにて航空券の予約確認メールがユーザ端末60
に送信されると、その情報が行動履歴データ取得部10を介して行動履歴データとして行
動履歴データ記憶部20に記憶され、リコメンド生成部50は、その行動履歴データから
、予約すべき項目のうち「飛行機」についての予約が完了したことを検知する。また、リ
コメンド生成部50は、その行動履歴データから予約情報を取得する。
また、リコメンド生成部50は、予約済の項目の予約内容を踏まえて、未だ予約が完了
していない予約すべき項目のリコメンドを生成することができる。リコメンド生成部50
は、行程テンプレートの複数の予約すべき項目のうち、既に予約が完了している少なくと
も1つ以上の予約完了項目の予約情報に基づいて、予約が完了していない少なくとも1つ
以上の予約すべき項目に関する予約候補のリコメンドを更新する。例えば、予約すべき項
目のうち「飛行機」についての予約が完了したことを検知すると、行動履歴データから予
約情報を取得し、予約の内容に応じて、予約が完了していない「ホテル」について、予約
候補をリコメンドするようにしてもよい。例えば、到着予定の空港の場所に応じて、ユー
ザが選択する可能性の高いホテルをリコメンドするようにしてもよい。
図5の例では、行程テンプレートの複数の予約すべき項目のうち、「飛行機」、「レン
タカー」及び「飲食店」については予約が完了している状態を示しており、「飛行機」、
「レンタカー」及び「飲食店」の予約情報に基づいて、ユーザが選択する可能性の高いホ
テルをリコメンドするようにしてもよい。この場合、例えば、「飛行機」が到着する空港
から「ホテル」まで、あるいは「ホテル」から「飲食店」まで、「レンタカー」で移動す
ることが便利な「ホテル」をリコメンドするようにしてもよい。また、他の多数のユーザ
又はユーザ本人が、同じ目的地において、同じ条件の「飛行機」、「レンタカー」及び「
飲食店」の予約が完了している場合に、選択する可能性が高い「ホテル」をリコメンドす
るようにしてもよい。
また、リコメンド生成部50は、行程全体にかかる費用が安くなる組み合わせとなるよ
うに予約すべき項目のリコメンドを生成することができる。各項目の通常の費用を足し合
わせた場合のみならず、特定の組み合わせについて特別な費用が設定される場合や、予約
人数等に応じて価格が変動するダイナミック・プライシングを採用している場合について
も考慮して行程全体にかかる費用が安くなる組み合わせを判断することができる。また、
ある業者から他の業者への乗り換え(いわゆるブランドスイッチ)が行われる場合に特別
な価格が設定される場合についても考慮して行程全体にかかる費用が安くなる組み合わせ
を判断することができる。この際、単純に価格の合計が安くなるだけでなく、ポイントの
還元や割引クーポンの発行等により、実質的に費用が安くなる場合も考慮される。また、
行動履歴データ記憶部20に記憶されたユーザの過去の行動履歴データから、ユーザが他
の指標よりも価格の優位性を重視して予約等を行っているか否か等を判断して、リコメン
ドの生成を行うようにしてもよい。
上記のような、(i)特定の組み合わせについて特別な費用が設定される場合や、(i
i)予約人数等に応じて価格が変動するダイナミック・プライシングを採用している場合
、(iii)ある業者から他の業者への乗り換え(ブランドスイッチ)が行われる場合に
特別な価格が設定される場合、(iv)ポイントの還元や割引クーポンの発行等により、
実質的に費用が安くなる場合等の特別な条件については、行動履歴データ記憶部20に記
憶された行動履歴データから抽出される。例えば、外部サービス2を介して電子メールや
SNS等にて特別なキャンペーンの通知がされ、その中に上記のような特別な条件が記載
されていた場合、行動履歴データ取得部10によりその条件が抽出され、行動履歴データ
記憶部20に記憶される。リコメンド生成部50は、行動履歴データ記憶部20に記憶さ
れた行動履歴データから得た特別な条件の情報を考慮して、リコメンドの作成を行うよう
にしてもよい。
例えば、図5の例では、行程テンプレートの複数の予約すべき項目のうち、「飛行機」
、「レンタカー」及び「飲食店」についての予約が完了している場合に、「Aホテル」と
予約が完了している「飛行機」、「レンタカー」及び「飲食店」との組み合わせを採用し
た場合に、価格の特別な割引やポイントの還元等が適用される場合は、「Aホテル」を優
先してリコメンドを生成するようにしてもよい。
また、リコメンド生成部50は、予約と次の予約との間の行動について、リコメンドを
生成することができる。リコメンド生成部50は、既に予約が完了している複数の予約完
了項目を予約している時間に基づいて時系列に並べ替え、1つ目の予約完了項目と次の予
約完了項目との間の行動や予約についてリコメンドを生成する。例えば、ホテルの予約と
観光施設の予約が完了していた場合に、ホテルから観光施設への交通機関や、ホテルから
観光施設の間で立ち寄ることが可能な飲食店についてリコメンドを生成するようにしても
よい。
また、リコメンド生成部50は、予定の当日になる前に予め予約候補のリコメンドを行
うだけでなく、予定の当日にもユーザの行動の状況に合わせてリコメンドを生成すること
ができる。即ち、ユーザが予定の当日に予定していた行程に沿って行動している最中にリ
コメンドを生成することができる。リコメンド生成部50は、現在の日時及びユーザ端末
の現在の位置情報を取得し、作成した行程テンプレートに対応する行程に沿ってユーザが
行動中であるか否かを判断し、ユーザが行程に沿って行動中であると判断した場合には、
位置情報及び行程の進捗に合わせた新たな予約候補のリコメンドを生成する。例えば、ユ
ーザ端末の現在の位置情報から、ユーザが空港に到着したことを判断し、ホテルまでの移
動手段として電車、レンタカー、タクシー等の利用をリコメンドするようにしてもよい。
また、リコメンド生成部50は、日常や旅先等での交通等のアクシデントに対応して、
リコメンドを生成することができる。リコメンド生成部50は、現在の日時及びユーザ端
末の現在の位置情報を取得し、作成した前記行程テンプレートに対応する行程の通りにユ
ーザが行動することを妨げる要因が生じた場合には、以降の行程について新たな予約候補
のリコメンドを生成する。例えば、予約していたフライトの運休を知らせる電子メールが
通知された場合に、飛行機に代えて新幹線の予約や利用をリコメンドするようにしてもよ
い。また、例えば、電子メールで電車の遅延が通知され、次の移動先である飲食店の予約
に間に合わないと判断した場合に、別ルートとして、タクシーの予約や利用をリコメンド
するようにしてもよい。
また、リコメンド生成部50は、出張や旅行等の移動を伴う行程に対してだけでなく、
日常の生活の中で行われる予約についてもリコメンドを生成することができる。リコメン
ド生成部50は、行動履歴データ記憶部に記憶された行動履歴データを学習して得られた
ユーザの時間帯ごとの行動履歴から、現在の時刻に応じた予約候補のリコメンドを生成す
る。例えば、18:30~の予約で1週間後の金曜日のディナーの予約をすることが多い
ユーザに対しては、金曜日に1週間後の金曜日の18:30~の予約が可能なディナーの
プランをリコメンドするようにしてもよい。
また、リコメンド生成部50は、事前に予約をする必要がないものについてもリコメン
ドを生成することができる。例えば、12:00~13:00の間に飲食店で昼食を取る
ことが多いユーザに対しては、12:00前後になるとランチの時間帯に営業をしている
飲食店をリコメンドするようにしてもよい。また、平日の19:00以降にチケットの予
約をすることなく映画を観る傾向があるユーザに対しては、当日の19:00以降に観る
ことができる映画をリコメンドするようにしてもよい。
また、リコメンド生成部50は、ユーザが日常と非日常とで行動が変わる傾向がある場
合にも対応することができる。リコメンド生成部50は、行動履歴データ記憶部に記憶さ
れた行動履歴データを学習して得られたユーザの行動履歴から、ユーザの現在の行動が、
日常的行動であるか、非日常的行動であるかを判断し、日常的行動であるか、非日常的行
動であるかに応じて、予約候補のリコメンドを生成する。例えば、日常生活においては、
飲食店で昼食を取ることは少ないが、旅行先等では必ず飲食店で昼食を取る傾向にあるユ
ーザの場合に、ユーザが旅行先等で非日常的行動をしている最中にのみ昼食の時間帯に飲
食店をリコメンドするようにしてもよい。
上記で説明したリコメンド生成部50の機能は、それぞれ単独でも実装し得る他、上記
で説明したリコメンド生成部50の機能の全てを備えることもでき、複数の機能のあらゆ
る任意の組み合わせも可能である。
以上に述べた通り、本発明の統合された予約支援システム1によれば、メールサービス
やカレンダー、Todo、ニュースアプリ等のユーザが日常的に利用している複数の外部
サービス2における行動履歴データを学習することにより、ユーザに細かな条件の入力を
要求することなく、移動、宿泊、飲食等の種類の異なる複数のサービスの最適な組み合わ
せの予約候補を提示することができる。これにより、ユーザは予約のために複数の異なる
予約サイトを横断しながら複雑な比較検討をすることなく、一連の行程に関し一括してユ
ーザの嗜好に応じたリコメンドを享受することができる。
本発明の統合された予約支援システム1は、生成したリコメンドをユーザ端末60に表
示するアプリケーションとして実装する場合だけでなく、他のシステムに組み込むために
、リコメンドを生成するところまでを行うリコメンドエンジンとして利用することもでき
る。また、統合された予約支援システム1は、他のシステムに組み込むために、行動履歴
データを取得するところまでを行う行動履歴データ取得エンジンとして利用することもで
きる。また、統合された予約支援システム1は、他のシステムに組み込むために、行程テ
ンプレートを作成するところまでを行う行程テンプレート作成エンジンとして利用するこ
ともできる。
また、本発明の統合された予約支援システム1の変形例においては、ユーザが実際に採
用し体験した行程や、その行程に含まれていた各種の予約について、ユーザが評価やレビ
ューを付与することができるようにしてもよい。また、その評価やレビューについても行
動履歴データとして取得し、評価やレビューと関連付けられた行動履歴データを学習する
ことにより、ユーザ本人又は他の多数のユーザの評価やレビューを行程テンプレートの作
成やリコメンドの作成に反映させるようにしてもよい。その際、評価やレビューは統合さ
れた予約支援システム1内で蓄積してもよいが、外部サービス2の一種としてのファンサ
イトやSNSサービス4等により、評価やレビューを蓄積し、行動履歴データ取得部10
によりこれらの外部サービス2から評価やレビューを取得するようにしてもよい。
このように、本発明の統合された予約支援システム1は、上記に例示された場合に限ら
れず、他の外部サービス2を介した行動履歴データの取得が可能であり、例示された以外
の異なる種類のサービスを更に統合することにより、行程テンプレートやリコメンドの作
成の精度及び品質を更に高めることをも想定し得るものである。
上記記載は実施例についてなされたが、本発明はそれに限らず、本発明の原理及び添付
の請求の範囲の範囲内で種々の変更および修正をすることができることは当業者に明らか
である。
1 予約支援システム
2 外部サービス
10 行動履歴データ取得部
20 行動履歴データ記憶部
30 入出力部
40 行程テンプレート作成部
50 リコメンド生成部
60 ユーザ端末

Claims (8)

  1. 一連の行程に関連する予約を支援する統合された予約支援システムであって、
    複数の外部サービスから行動履歴データを取得する行動履歴データ取得部と、
    前記行動履歴データ取得部で取得した行動履歴データを記憶する行動履歴データ記憶部
    と、
    ユーザ端末から出発地及び目的地の入力を受け付ける入出力部と、
    前記行動履歴データ記憶部に記憶された前記行動履歴データを学習した結果を用いて、
    複数の予約すべき項目を含む行程テンプレートを作成する行程テンプレート作成部と、
    前記行程テンプレート作成部で作成された前記行程テンプレートを選択し、選択した前
    記行程テンプレートの前記複数の予約すべき項目に関する予約候補のリコメンドを生成す
    るリコメンド生成部と
    を備え、
    前記行程テンプレート作成部は、複数のユーザの前記行動履歴データを学習することに
    より得られた、前記出発地及び目的地と複数の予約すべき項目との組み合わせに基づいて
    、前記行程テンプレートを作成することを特徴とする、前記統合された予約支援システム
  2. 前記行程テンプレート作成部は、前記行程テンプレートを作成する際に、前記行動履歴
    データ記憶部に記憶されたユーザ本人の過去の行動履歴データを学習した結果をさらに用
    いることを特徴とする、請求項1に記載の統合された予約支援システム。
  3. 前記行程テンプレート作成部は、複数のユーザが同じ組み合わせの交通、店舗又は施設を
    利用している割合に応じて、1つの前記出発地及び目的地の組み合わせに対して、1つの
    行程テンプレートのみを作成するか、2つの行程テンプレートを作成するか、又は3つ以
    上の行程テンプレートを作成することを特徴とする、請求項1又は2に記載の統合された
    予約支援システム。
  4. 前記行程テンプレート作成部は、前記行動履歴データ記憶部に記憶された前記行動履歴
    データのうち、購入、予約、予定、Todo、検索ワード及び登録ワードのうちの少なく
    とも1つ以上を学習することを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の統合さ
    れた予約支援システム。
  5. 前記行程テンプレート作成部は、作成した前記行程テンプレートを前記行動履歴データ
    記憶部に記憶し、
    前記リコメンド生成部は、前記行動履歴データ記憶部に記憶された前記行程テンプレート
    を過去に作成された行程テンプレートとして学習し、前記予約候補のリコメンドを生成す
    ることを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載の統合された予約支援システム
  6. 前記行程テンプレート作成部は、各予約すべき項目について、ユーザ本人の予約が完了し
    たか否かの情報及び完了した予約の内容についての情報を前記行程テンプレートに追加し

    前記リコメンド生成部は、予約が完了していない項目のみについて、前記予約候補のリコ
    メンドを生成することを特徴とする、請求項1~5のいずれか一項に記載の統合された予
    約支援システム。
  7. 前記行程テンプレートは、仮想的なテンプレートであり、前記行程テンプレート作成部は
    、前記行程テンプレートに対して情報の追加、削除、修正又は更新を行うことを特徴とす
    る、請求項1~6のいずれか一項に記載の統合された予約支援システム。
  8. 前記リコメンド生成部は、前記入出力部で受け付けた前記出発地及び目的地に応じて、前
    記行程テンプレート作成部で作成された前記行程テンプレートを選択し、前記行動履歴デ
    ータ記憶部に記憶された前記行動履歴データを学習して、選択した前記行程テンプレート
    の前記複数の予約すべき項目に関する予約候補のリコメンドを生成することを特徴とする
    、請求項1~7のいずれか一項に記載の統合された予約支援システム。
JP2023083340A 2021-02-18 2023-05-19 統合された予約支援システム Pending JP2023096163A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023083340A JP2023096163A (ja) 2021-02-18 2023-05-19 統合された予約支援システム

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021024123A JP2021089767A (ja) 2021-02-18 2021-02-18 統合された予約支援システム
JP2023083340A JP2023096163A (ja) 2021-02-18 2023-05-19 統合された予約支援システム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021024123A Division JP2021089767A (ja) 2021-02-18 2021-02-18 統合された予約支援システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023096163A true JP2023096163A (ja) 2023-07-06

Family

ID=76220362

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021024123A Pending JP2021089767A (ja) 2021-02-18 2021-02-18 統合された予約支援システム
JP2023083340A Pending JP2023096163A (ja) 2021-02-18 2023-05-19 統合された予約支援システム

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021024123A Pending JP2021089767A (ja) 2021-02-18 2021-02-18 統合された予約支援システム

Country Status (1)

Country Link
JP (2) JP2021089767A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102655421B1 (ko) 2023-03-14 2024-04-05 주식회사 에이로직 인공지능을 이용한 레슨 예약 시간 추천 방법 및 장치

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016139263A (ja) * 2015-01-27 2016-08-04 株式会社日立システムズ 旅行システム
JP6753748B2 (ja) * 2016-09-20 2020-09-09 ヤフー株式会社 経路検索サーバ、経路検索方法、および経路検索プログラム
CA3027647A1 (en) * 2017-06-21 2018-12-21 Beijing DIDI Infinity Technology and Development Co., Ltd Systems and methods for route planning
JP7117089B2 (ja) * 2017-09-13 2022-08-12 ヤフー株式会社 決定装置、決定方法および決定プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021089767A (ja) 2021-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Alnaggar et al. Crowdsourced delivery: A review of platforms and academic literature
US20080046298A1 (en) System and Method For Travel Planning
US20070073562A1 (en) System, method, and computer program product for providing travel information using information obtained from other travelers
US20100312464A1 (en) Advice engine delivering personalized search results and customized roadtrip plans
US20170083832A1 (en) Systems and methods for planning and tracking travel
US20140351037A1 (en) Travel planning
US11972372B2 (en) Unified travel interface
JP6845588B2 (ja) 統合された予約支援システム
US20110055043A1 (en) method and a system for generating a custom itinerary according to user specifications
JP2016139263A (ja) 旅行システム
EP1938045A2 (en) System and method for coordinating travel itineraries
KR20140094347A (ko) 사용자 정보 수집 기반의 맞춤형 여행 일정 가이딩 방법 및 시스템
KR20160022986A (ko) 맞춤형 여행 정보 제공 방법
JP2023096163A (ja) 統合された予約支援システム
KR101821717B1 (ko) 여행플랫폼의 공유플랜 제공장치 및 방법
JP3816756B2 (ja) 航空機内情報提供システム
KR20090000747A (ko) 맞춤형 여행 스케줄링 방법 및 이를 기록한 기록매체
JP2022121646A (ja) プログラム及び情報処理装置
KR20150116385A (ko) 여행 예약 시스템
KR20200008399A (ko) 대중교통을 이용한 스마트 관광 정보 제공 시스템 및 그 방법
JP2022131661A (ja) 統合された予約支援システム
KR20020062073A (ko) 온라인/오프라인을 통한 실시간 예약 시스템
US20220398509A1 (en) Information processing device and information processing method
KR20170082727A (ko) 사용자 정보 수집 기반의 맞춤형 여행 일정 가이딩 방법 및 시스템
KR101852185B1 (ko) 사용자가 여행계획을 작성하고 결제하는 시스템