JP2002244283A - 重合性組成物及び光記録材料 - Google Patents

重合性組成物及び光記録材料

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JP2002244283A
JP2002244283A JP2001040741A JP2001040741A JP2002244283A JP 2002244283 A JP2002244283 A JP 2002244283A JP 2001040741 A JP2001040741 A JP 2001040741A JP 2001040741 A JP2001040741 A JP 2001040741A JP 2002244283 A JP2002244283 A JP 2002244283A
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polymerizable composition
iodide ion
counter anion
compound
dye
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JP2001040741A
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Kazuhiko Ibaraki
一彦 茨木
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】十分な重合感度を確保しながら、高い熱及び保
存安定性を有する重合性組成物及びこれを用いた光記録
材料を提供する。 【解決手段】(1)少なくとも重合性モノマー、光重合
開始剤、沃化物イオン、及び対アニオンとして沃化物イ
オンを有しない増感色素からなる事を特徴とする重合性
組成物。(2)支持体上に、少なくとも重合性モノマ
ー、光重合開始剤、沃化物イオン、及び対アニオンとし
て沃化物イオンを有しない増感色素を含む感光性マイク
ロカプセルを有する事を特徴とする光記録材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、重合性組成物及び
それを用いた光記録材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱、光等によって重合、硬化する重合性
組成物は種々の記録材料に用いられる。特に光重合性組
成物はレーザー等の光源の発達によりディジタル情報の
書き込みに好適に用いられるようになってきている。
【0003】これらは光源の波長に応じて分光増感を施
しうる事が好ましい。分光増感を施しうる重合系として
特開平6−161106、同平6−332172、同平
7−199466、同平9−309907、同平11−
171908、同平11−171909、同平11−1
61139、同平11−161140にはフェロセン化
合物を用いた系が紹介されている。
【0004】また、同様に分光増感を施しうる重合系と
して特開平10−20494、同平10−48823、
同平10−142790、同平10−226706、同
平10−246954、同平11−24257、同平1
1−65113、同平11−38618、同平11−2
88088にはチタノセン化合物を用いた系が紹介され
ている。
【0005】上記光重合系を利用する感光性マイクロカ
プセルを用いた光記録材料は、USP4,399,20
9、同4,440,846、同4,772,541に開
示されている。この記録材料は、ロイコ染料、重合性モ
ノマー、及び重合開始剤を含有する感光性マイクロカプ
セルを画像様に露光し、顕色剤を塗布したシートと圧着
させる事により、可視画像を得るものである。
【0006】これらの重合系に増感を施す手段としては
特開平6−324511等に述べられているジケトン類
や、アセトフェノン類や、芳香族ヨードニウム塩等、ま
た、特開平7−159985にはN,N−ジアルキルア
ニリンといった、種々の方法が開示されている。
【0007】また、これらの重合系の保存安定性を高め
る方法として特開平8−297363、同平9−969
03にはトリフェニルスルホニウム塩を用いる方法が開
示されている。これらの塩を用いると重合能の低下を抑
制する事が出来る。
【0008】しかしながらこれらの方法では一般に高感
度を得ようとすると保存時に重合が起こってしまい、経
時安定性が得にくいという問題点を有していた。また、
特に上記に示したマイクロカプセルを用いる系ではマイ
クロカプセル作製時にかける高熱に対しての安定性を欠
きやすいと言う問題点を有していた。また、一般に用い
られる重合禁止剤は重合感度の低下を招きやすい。そこ
で、重合感度の低下を招かずに、熱安定性を高める手段
が切望されていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、重合
感度及び熱安定性の十分に高い重合性組成物及びこれを
用いた光記録材料を提供する事にある。
【0010】
【課題を解決する為の手段】本発明の上記目的は、以下
の発明によって基本的に達成された。 (1)少なくとも重合性モノマー、光重合開始剤、沃化
物イオン、及び対アニオンとして沃化物イオンを有しな
い増感色素からなる事を特徴とする重合性組成物。 (2)支持体上に、少なくとも重合性モノマー、光重合
開始剤、沃化物イオン、及び対アニオンとして沃化物イ
オンを有しない増感色素を含む感光性マイクロカプセル
を有する事を特徴とする光記録材料。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明は、光重合系において、沃
化物イオンが熱安定性に高い効果を発現する事を見いだ
したものである。特に、光重合開始剤を増感色素で増感
した系において、その効果は顕著である。
【0012】本発明が対象とする光重合系において、光
重合開始剤を分光増感する為に増感色素を用いる事は知
られており、増感色素として対アニオンに沃化物イオン
を有するカチオン性色素も知られている(例えば特開平
9−309907、同平5−194619)。しかしな
がら、沃化物イオンを有する増感色素は、本発明の光重
合系において十分な感度を示さず、増感色素として用い
る事は出来ない。
【0013】従って、本発明は、沃化物イオンと対アニ
オンとして沃化物イオンを有しない増感色素を用いる事
を特徴とする。本発明において、沃化物イオンの添加方
法は特に限定されないが、重合性モノマーを含有する重
合性組成物系に混和性の化合物が好ましく、その意味に
おいて有機オニウム塩の対アニオンとして添加するのが
好ましい。本発明は、沃化物イオンをカチオン性増感色
素の対アニオンとして添加する事を妨げるものではな
い。この場合には、十分な感度が得られないので、他の
増感色素、即ち対アニオンとして沃化物イオンを有しな
い増感色素が必須である。ここで、対アニオンとして沃
化物イオンを有しない増感色素とは、アニオン性及びベ
タイン性の増感色素は勿論含まれるが、カチオン性色素
の場合は、対アニオンに沃化物イオンを含まないもので
ある。
【0014】沃化物イオンを含有させる為の好ましい態
様である、有機オニウム塩について説明する。対アニオ
ンとして沃化物イオンを有する有機オニウム塩はアンモ
ニウム塩、ホスホニウム塩、オキソニウム塩、スルホニ
ウム塩、ヨードニウム塩等が用いられるが、好ましくは
アンモニウム塩が用いられる。
【0015】上記のアンモニウム塩としては下記一般式
2で示されるものが特に好ましい。
【0016】
【化2】 式中、R1〜R4は互いに同じでも異なっていても良く、
置換もしくは無置換の飽和もしくは不飽和の、アルキル
基、シクロアルキル基、アリール基、複素環基を示し、
これらは互いに結合して環を形成していても良い。
【0017】上記の置換もしくは無置換の飽和、もしく
は不飽和のアルキル基は、炭素数1〜10程度のもので
あり、更に適当な基(例えばハロゲン原子、アルコキシ
基等)で置換されていても良い。好ましくは炭素数1〜
10のものであり、例えばメチル基、エチル基、n−プ
ロピル基、n−ヘキシル基、トリクロロメチル基、ビニ
ル基等である。
【0018】上記のシクロアルキル基は、炭素数3〜1
0程度のものであり、更に適当な基(例えばアルキル
基、ハロゲン原子、アルコキシ基等)で置換されていて
も良い。例えば、シクロヘキシル、シクロペンチル基等
である。
【0019】上記のアリール基としては、例えばフェニ
ル基、ナフチル基等の芳香族基が好ましく、これらの芳
香族基は適当な基(例えばハロゲン原子、アルキル基、
アルコキシ基、ニトロ基等)で置換されていても良い。
【0020】上記の複素環基としては置換もしくは無置
換の、例えばピリジル基、フリル基、チエニル基等であ
る。
【0021】有機オニウム塩の具体例を下記に示すが、
本発明はこれらに限定されるものではない。
【0022】
【化3】
【0023】
【化4】
【0024】対アニオンとして沃化物イオンを有する有
機オニウム塩は重合開始剤に対して0.1〜100モル
%程度、更に好ましくは1〜50モル%程度用いる。
【0025】本発明に用いられる光重合開始剤とは、光
を吸収する事によりモノマーの重合を開始させる能力を
有する化合物である。例えば、「フォトポリマーテクノ
ロジー」、日刊工業新聞社(1988年刊工)、「ラジ
カル重合ハンドブック−基礎から新展開まで−」、
(株)エヌ・ティー・エス(1999年刊行)などに記
載されている。
【0026】メタロセン化合物とはπ電子系と結合した
遷移金属を含む芳香族化合物であり、これらの中でも、
フェロセン化合物、チタノセン化合物が好ましい。
【0027】フェロセン化合物の具体例としてはη6
ナフタレニル−η−シクロペンタジエニル−鉄(1+)
−ヘキサフルオロホスフェート、η−シクロペンタジエ
ニル−η6−クメニル−鉄(1+)−ヘキサフルオロホ
スフェート、η6−フェニル−η−シクロペンタジエニ
ル−鉄(1+)−ヘキサフルオロホスフェート、η6
クメニル−η−クロルシクロペンタジエニル−鉄(1
+)−テトラフルオロボレート等が挙げられる。
【0028】チタノセン化合物の具体例としてはジ−シ
クロペンタジエニル−Ti−ビス−η6−フェニル、ジ
シクロペンタジエニル−Ti−ビス−2,3,5,6−
テトラフルオロフェニル、ジ−シクロペンタジエニル−
Ti−ビス−2,4−ジフルオロ−3−(ピロ−1−イ
ル)−フェニル等が挙げられる。
【0029】その他の重合開始剤の具体例としては、
2,2’−ビス(2−クロロフェニル)−4,4’5,
5’−テトラフェニル−1,2’−ビイミダゾール等の
ビイミダゾール類、2,4,6−トリス(トリクロロメ
チル)−s−トリアジン、フェニルトリブロモメチルス
ルホン、2−ピリジルトリブロモメチルスルホン等のポ
リハロゲン化合物、1,3−ジ(t−ブチルジオキシカ
ルボニル)ベンゼン、3,3’4,4’−テトラキス
(t−ブチルジオキシカルボニル)ベンゾフェノン等の
有機過酸化物、ジフェニルヨードニウムヘキサフロオロ
ホスフェート、トリフェニルスルホニウムヘキサフロオ
ロホスフェート等のオニウム塩、ビス(2,6−ジメト
キシベンゾイル)−2,4,4−トリメチル−ペンチル
フォスフォンオキサイド、ビス(2,4,6−トリメチ
ルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド等の
リン化合物、n−ブチルトリフェニルホウ素−テトラメ
チルアンモニウム等のボレート化合物が挙げられる。
【0030】これらの開始剤は単独でも、あるいは2種
以上混合されて用いられても良い。その使用量は、重合
性モノマーに対し0.1重量%ないし30重量%程度で
ある。これらの開始剤の中で、開始剤としての活性、熱
安定性、増感色素の光漂白レベル等の点から、フェロセ
ン化合物又はチタノセン化合物が好ましい。
【0031】本発明に用いられる重合性モノマーは、重
合可能性基を分子内に一個以上有する化合物であり、重
合可能性基としてエチレン性不飽和二重結合を一個以上
好ましくは複数個有する化合物が、好適に用いられる。
例えば、アクリロイル基、メタクリロイル基、アリル
基、不飽和ポリエステル基、ビニルオキシ基、アクリル
アミド基などを有する化合物が挙げられる。最も代表的
なものは、ポリオール、ポリアミン又はアミノアルコー
ル等と不飽和カルボン酸との反応物、ヒドロキシル基を
もつアクリレート又はメタクリレートとポリイソシアネ
ートとの反応物などである。例えばテトラエチレングリ
コールジアクリレート及びメタクリレート、トリメチロ
ールプロパントリアクリレート及びメタクリレート、エ
チレンオキシ変性ビスフェノールA−ジアクリレート及
びメタクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレ
ート及びメタクリレート、ジペンタエリスリトールヘキ
サアクリレート及びメタクリレート等を挙げる事が出来
る。重合性モノマーは、単独で用いても良いし、2種以
上混合して用いても良い。
【0032】本発明には色材もしくは色材の前駆体を用
いる事が出来る。
【0033】本発明に用いられる、色材としては、染料
あるいは顔料が用いられる。染料あるいは顔料は市販さ
れているものの他、染料便覧、顔料便覧等の書物、文献
に記載されたものの中から、必要とされる色調を与える
適当なものを選択すれば良い。
【0034】染料としては例えば、アゾメチン染料、ア
ゾ染料、アントラキノン染料、アクリジン染料、アジン
染料、インジゴ染料、オキサジン染料、シアニン染料、
ジフェニルメタン染料、トリフェニルメタン染料、ニト
ロ染料、ニトロソ染料、フタロシアニン染料、メチン染
料等が挙げられる。これらの染料は単独でも、また2種
以上を混合して用いても良い。
【0035】顔料としては、無機顔料、有機顔料のいず
れでも良い。無機顔料の例としては、亜鉛華、酸化チタ
ン、ベンガラ、酸化クロム、鉄黒、複合酸化物、チタン
イエロー、コバルトブルー、コバルトグリーン、アルミ
ナホワイト、黄色酸化鉄、カドミウムイエロー、カドミ
ウムレッド、リトポン、黄鉛、モリブデートオレンジ、
ジンククロメート、石膏、硫酸バリウム、炭酸カルシウ
ム、鉛白、群青、マンガンバイオレット、コバルトバイ
オレット、エメラルドグリーン、紺青、カーボンブラッ
ク、アルミニウム粉、ブロンズ粉、亜鉛末等が挙げられ
る。有機顔料としては、例えば、不溶性アゾ顔料、アゾ
レーキ顔料、縮合型アゾ顔料、フタロシアニン顔料、ア
ンスラキノン顔料、チオインジゴ顔料、ペリノン顔料、
ペリレン顔料、キナクリドン顔料、ジオキサジン顔料、
イソインドリノン顔料、酸性染料レーキ、塩基性染料レ
ーキ等が挙げられる。これらの顔料は、単独でも2種以
上を混合して用いても良い。
【0036】色材の前駆体としては、従来より一般に感
圧記録紙や感熱記録紙等に用いられている発色剤(染料
前駆体とも呼称される)を利用する事が出来、その代表
例としては、トリアリールメタン系化合物、インドリル
フタリド系化合物、ジフェニルメタン系化合物、及びア
ニリノフルオラン系化合物等が挙げられる。これらの前
駆体は単独でもまた2種以上を混合して用いても良い。
【0037】その他、キサンテン系化合物、スピロピラ
ン系化合物、及び各種ジアゾニウム塩化合物等も用いる
事が出来る。これらは単独もしくは2種以上混合して使
用する事が出来る。
【0038】これらの色材の前駆体に用いられる顕色剤
としては、上記色剤の前駆体と反応して発色する化合物
であれば良く、サリチル酸誘導体の金属塩、フェノール
ノボラック樹脂、無機系固体酸等また、ジアゾ化合物に
対してはヒドロキシ芳香族化合物等のカプラーとの組み
合わせ等が知られており、これらの組み合わせを単独、
あるいは混合して用いる事が出来る。
【0039】これらの色材又はその前駆体の中で、耐候
性の点から顔料が特に好ましい。
【0040】これらの色材又はその前駆体を感光性マイ
クロカプセル中に含有する場合の濃度は、マイクロカプ
セルが安定的に製造可能であれば、特に制限はない。好
ましくは内容物の総量に対して1〜20重量%、更に好
ましくは3〜10重量%である。
【0041】本発明に用いられる上記光重合開始剤の分
光増感色素の具体例としては、例えば、シアニン色素、
メロシアニン色素、オキソノール色素、スクエアリウム
色素、トリアリールメタン色素、ピリリウム色素、クマ
リン色素、等が挙げられる。これらの中で、分光増感の
感度の点から、クマリン色素、スクエアリウム色素、シ
アニン色素、及びトリアリールメタン色素が好ましい。
【0042】好ましい増感色素の具体例を以下に示す。
【0043】
【化5】
【0044】
【化6】
【0045】
【化7】
【0046】
【化8】
【0047】
【化9】
【0048】
【化10】
【0049】これらの内、一般にアニオン性の増感色素
は重合性モノマーに対する溶解性の点から好ましくな
い。そこで、ベタインもしくはカチオン性の増感色素が
好ましい。しかしながら、既述したように対アニオンに
沃化物イオンを有するカチオン性増感色素は十分な増感
感度が得られないので用いる事が出来ない。特に光重合
開始剤としてメタロセンを用いた場合は顕著である。
【0050】本発明には上述した色材、重合性モノマ
ー、開始剤、及び分光増感色素の他に、対アニオンとし
て沃化物イオンを有する有機オニウム塩の働きを補助し
て、更に保存性を向上させる為の重合防止剤を併用する
事が出来る。
【0051】重合防止剤としては、例えば、p−メトキ
シフェノール、ハイドロキノン、t−ブチルカテコー
ル、ピロガロール、2−ヒドロキシベンゾフェノン、4
−メトキシ−2−ヒドロキシベンゾフェノン、塩化第一
銅、フェノチアジン、クロラニル、ナフチルアミン、β
−ナフトール、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾー
ル、ニトロベンゼン、ジニトロベンゼン、ピクリン酸、
p−トルイジン等が挙げられる。
【0052】しかしながら、これらは多量に用い過ぎる
と光重合感度の減少をもたらし、好ましくない。
【0053】本発明には上述した色材、重合性モノマ
ー、開始剤、及び分光増感色素の他に、光感度を向上さ
せる為の重合促進剤、画像の安定性を向上させる為の酸
化防止剤や紫外線吸収剤等の画像安定化剤等が必要に応
じて含有されていても良い。
【0054】重合促進剤としては、酸素除去剤や連鎖移
動剤として従来公知のものを広く使用する事が出来る。
例えば、ホスフィン類、ホスホネート類、ホスファイト
類、第1錫塩類、アニリン誘導体(例えばN−フェニル
グリシン、N,N−ジメチル−2,6−ジイソプロピル
アニリン、N,N,2,4,6−ペンタメチルアニリン
等)、チオール類等が挙げられる。
【0055】酸化防止剤や紫外線吸収剤としては、例え
ば「13398の化学商品」化学工業日報社(1998
年刊工)等の成書に記載された公知のものを広く使用す
る事が出来る。
【0056】本発明の重合性組成物を用いる光記録材料
としては種々の形態が可能である。その中でも重合組成
物をマイクロカプセル中に含有させる方式が、保存性、
感度、カブリ等の面から好ましい。
【0057】本発明で用いるマイクロカプセルの壁材と
しては、ポリウレタン、ポリウレア、ポリエーテルポリ
カーボネート、尿素−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン
−ホルムアルデヒド樹脂、ポリスチレン、スチレン−メ
タクリレ−ト共重合体、ゼラチン、ポリビニルピロリド
ン、ポリビニルアルコール等を用いるものが好ましい。
これらの壁材は複数を併用しても良い。
【0058】これらの壁材を有するマイクロカプセルの
製造方法については特に限定されるものではなく、公知
の製造方法を用いる事が出来る。好ましい方法として
は、コアセルベーション法、インサイチュー(in−s
itu)重合法、界面重合法などを挙げる事が出来る。
これらの方法の詳細については例えば、近藤保偏、「マ
イクロカプセル」、日本規格協会(1991年刊工)等
の成書に詳しい。マイクロカプセルの粒径については、
画質や発色濃度の点から0.1μm〜20μmの範囲に
ある事が好ましい。より好ましくは、0.5μm〜10
μmの範囲である。
【0059】本発明の記録材料を形成するに当たって
は、マイクロカプセルを支持体に固着させる為にバイン
ダーが用いられる。バインダーとしては公知のものを使
用する事が出来る。具体的には例えば、ポリビニルアル
コール、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセル
ロース、酸化澱粉、ゼラチン、カゼイン等の水溶性バイ
ンダー、並びにスチレン−ブタジエン共重合体、アクリ
ル系共重合体、エチレン−酢酸ビニル系共重合体等の合
成高分子バインダー等が挙げられる。
【0060】本発明の記録材料においては必要に応じ
て、下引き層、中間層、保護層、バックコート層等の層
を設ける事が出来、これらの層には更に必要に応じて、
イラジエーションやハレーションを防止する染剤、紫外
線吸収剤、可塑剤、蛍光増白剤、マット剤、塗布助剤、
硬化剤、帯電防止剤、滑り性改良剤等の他の添加剤を含
有させる事が出来る。これらの添加剤の代表例は、Re
search Disclosure,Vol.17
6,1978年12月,Item 17643、及び同
Vol.187,1979年11月,Item 187
16等に記載されている。
【0061】保護層は、ポリビニルアルコール、ポリビ
ニルピロリドン、カルボキシメチルセルロース、酸化澱
粉、ゼラチン、カゼイン、スチレン−ブタジエン共重合
体、アクリル系共重合体、エチレン−酢酸ビニル系共重
合体、シリコン樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、
エポキシ樹脂、フッ素化ビニリデン樹脂、塩化ゴム等を
バインダーとし、必要に応じて、コロイダルシリカやマ
ット剤を含有させたものである。コロイダルシリカとし
ては、例えば、日産化学製のスノーテックス類があり、
マット剤としては、例えば、シリカ、酸化マグネシウ
ム、硫酸バリウム、硫酸ストロンチウム、ハロゲン化銀
などの無機化合物及びポリメチルメタクリレート、ポリ
アクリロニトリル、ポリスチレン等のポリマー粒子や、
カルボキシ澱粉、コーン澱粉、カルボキシニトロフェニ
ル澱粉等の澱粉粒子などが挙げられる。これらは、1種
単独で使用しても良いし、2種以上を併用しても良い。
これらの使用量については、記録層の光重合反応を妨げ
なければ、特に制限はない。
【0062】中間層は、酸素透過に対するバリア機能を
有する層であり、通常、主にバインダーを含み、必要に
応じて更に硬化剤や、ポリマーラテックス等の添加剤を
含有していても良い。
【0063】本発明に用いられる支持体としては、紙、
上質紙、コート紙などの紙類、ポリエステル、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、アセチルセルロース、セルロー
スエステル、ポリビニルアセタール、ポリスチレン、ポ
リカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリイ
ミド等のフィルム及び樹脂類、及び紙類と樹脂類からな
る合成紙などがある。これらの中でも、ポリエチレンテ
レフタレートなどのフィルムが、平面平滑性、強度など
に優れ、かつ厚さが0.05mm以下と薄く、ロール状
態でも体積が比較的小さくなるので、望ましい。
【0064】支持体上に形成される記録層の塗布量は特
に制限されるものではないが、濃度が高く、かつ鮮明な
画像を得るには、乾燥重量にして1〜50g/m2の範
囲が好ましい。
【0065】本発明の光記録材料を支持体に塗布する方
法としては、コーティングバー、ブレードコーター、ロ
ッドコーター、ナイフコーター、ロールドクターコータ
ー、リバースロールコーター、トランスファーロールコ
ーター、グラビアコーター、キスロールコーター、カー
テンコーター、エクストルージョンコーター等を用いた
方法を採用する事が出来る。
【0066】
【実施例】以下、本発明を実施例によって詳述するが、
本発明はこれによって限定されるものではない。また、
特に断らない限り、以下に記載する部及び%は、それぞ
れ重量部及び重量%を示す。
【0067】実施例1 アクリルモノマー液の調製 暗室下、ペンタエリスリトールテトラアクリレートとジ
ペンタエリスリトールヘキサアクリレートの1:4混合
物(重量比、混合物の比重1.19)を混合した。この
液100部に、η−シクロペンタジエニル−η6−クメ
ニル−鉄(1+)−ヘキサフルオロホスフェート(チバ
ガイギー社製Irgacure 261)4部、炭酸プ
ロピレン2部を加え、50℃で1時間加熱撹拌した。室
温まで冷後、N,N,2,4,6−ペンタメチルアニリ
ン1部を加え、更に撹拌してアクリルモノマー液を得
た。
【0068】塗布液の調製 上記で得られたアクリルモノマー液100部に対して分
光増感色素であるCD−1を0.1部、表1に示す有機
オニウム塩をそれぞれ0.1部加えた。この塗布液をポ
リエチレンテレフタレート(PET)支持体の片面に、
塗布量が60g/m2になるようにワイヤーバーで塗布し
た。
【0069】露光と硬化段数の観察 上記で得られた塗布物の塗布面に更にPET支持体を重
ね合わせ、透過濃度が0.15幅で変化するステップウ
エッジを通して光量3000Luxの白色タングステン
光で60秒間露光した。露光後、PET支持体を引き剥
がし、硬化した段数を観察した。更に有機オニウム塩の
代わりにハイドロキノンモノメチルエーテルを用いて同
様の操作を行った。下記の表1にその結果を示す。硬化
段数は上記に塗布液の調製で示した、増感色素であるC
D−1及び有機オニウム塩を含まない塗液による塗布物
の硬化段数を0段とし、これより、何段段数が高い(高
い段数の方が感度が高い事になる)かを調べた。
【0070】熱安定性の観察 上記で得られた塗布液を暗室下70℃で加熱し、15分
毎に硬化していないかを観察した。比較であるサンプル
6では加温開始の15分後に観察すると硬化していた。
サンプル5では1時間後に硬化していた。一方、本発明
のサンプルは2時間目まで観察したが、硬化していなか
った。
【0071】
【表1】
【0072】実施例2 実施例1のサンプル1と同様にしてサンプルを作製し
た。但し、分光増感色素をそれぞれ下記の表2に示すも
のに代えた。双方ともに熱安定性の観察では2時間後で
も熱硬化は起こっていなかった。露光と硬化段数の観察
の結果は下記の表2に示す。
【0073】
【表2】
【0074】本発明のサンプル7及び比較サンプル8と
も同じ骨格のカチオン性増感色素を用いたにも係わら
ず、対アニオンとして沃化物イオンを含む増感色素(化
11)を用いた比較例は全く感度が得られていない。こ
れに対して、本発明は高い感度が得られる。
【0075】
【化11】
【0076】実施例3 実施例1のサンプル1で用いたチバガイギー社製Irg
acure 261をジ−シクロペンタジエニル−Ti
−ビス−2,4−ジフルオロ−3−(ピロ−1−イル)
−フェニルに代えた以外はサンプル1と同様に行った。
結果を下記の表3に示す。実施例1と同様の熱安定性の
観察を行ったところ、比較例では15分で硬化が見ら
れ、本発明では2時間でも硬化が見られなかった。
【0077】
【表3】
【0078】実施例4 実施例1のサンプル1で用いたチバガイギー社製Irg
acure 261を2,4,6−トリス(トリクロロ
メチル)−s−トリアジン、あるいはビス(2,4,6
−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキ
サイドに代えた以外はサンプル1と同様に行った。本発
明ではそれぞれ比較の対アニオンとして沃化物イオンを
有する有機オニウム塩を加えないものに比べ良好な感度
と熱安定性が得られた。
【0079】実施例5 実施例1のサンプル1で用いたチバガイギー社製Irg
acure 261をn−ブチルトリフェニルホウ素−
テトラメチルアンモニウムに、CD−1をCD−4に代
えた以外はサンプル1と同様に行った。本発明では比較
の対アニオンとして沃化物イオンを有する有機オニウム
塩を加えないものに比べ良好な感度と熱安定性が得られ
た。
【0080】実施例6 実施例1の有機オニウム塩をO−22、O−23に代え
た以外は同様に行った。本発明の実施例ではそれぞれ比
較の対アニオンとして沃化物イオンを有する有機オニウ
ム塩を加えないものに比べ良好な感度と熱安定性が得ら
れた。
【0081】比較例 実施例1の有機オニウム塩を下記の(化12)のものに
代えた以外は同様に行った。熱安定性の観察を行ったと
ころ、15分目に観察すると、すでに硬化しており、実
施例1で得られた本発明の実施例に比べ、不十分な熱安
定性しか得られなかった。
【0082】
【化12】
【0083】実施例7 カプセル液の調製 ペンタエスリトールテトラアクリレートとジペンタエリ
スリトールヘキサアクリレートの1:4混合物(重量
比)を、攪拌機によって混合してアクリル原料を得た。
このアクリル原料に、マゼンタ顔料(C.I.Pigm
ent Red184)を加え攪拌機によって混合した
後、3本ロールミルによる練り混みを10パス行った。
このミルベースに前記アクリル原料を加えて、分散機に
よって均一混合し、マゼンタ顔料分散物を作製した。最
終的なアクリル原料:マゼンタ顔料の比は100:6と
なるようにした。得られたマゼンタ顔料分散物100部
に、チバガイギー社製Irgacure 261 4
部、SD−5に示す色素0.1部、ペンタエリスリトー
ル テトラキス−3−メルカプトプロピオネート5部、
O−12に示す有機オニウム塩0.2部を加え、約50
℃で加熱溶解させて、マイクロカプセルの内包物となる
組成物を得た。この組成物を、スルホコハク酸塩型乳化
剤(三井サイアナミッド社製AEROSOL・A−26
8:イソデシルスルホコハク酸ジナトリウム)の5%水
溶液150部と混合して、ホモジナイザーによって70
00rpmで5分間回転させて、O/W型エマルション
を得た。このエマルションに壁材となるメラミン・ホル
マリン初期縮合物を15部加え、60℃で3時間攪はん
しながら反応させて、所期のカプセル液を得た。レーザ
ー回折式粒度分布計によって、このマイクロカプセル分
散液の粒度分布を測定したところ、平均粒径は9.5μ
mであった。メラミン・ホルマリン初期縮合物は、メラ
ミンと37%ホルムアルデヒド水溶液と水を1:3:5
の重量比で混合して、水酸化ナトリウムでpH9に調整
して15分間加熱して得られたものである。
【0084】塗布液の調製と塗布 上記カプセル液に小麦粉澱粉80部と、ポリビニルアル
コールの20%水溶液100部を混合して塗布液を調製
し、コロナ放電処理を施した、厚さ125μmのポリエ
チレンテレフタレート(PET)支持体の片面に、乾燥
時の塗布量が15g/m2になるようにワイヤーバーで
塗布した。
【0085】塗布サンプルの評価 得られた塗布サンプルに対してその塗布層上に透過濃度
が0.15幅で変化するステップウエッジを重ねて、光
量3000Luxの白色タングステン光により60秒間
露光した。露光後、受像シートと重ね合わせ、200k
g/cm2 で加圧する事により、受像シート上にステッ
プウエッジ像が得られた。転写像のマゼンタ濃度をマク
ベス透過型濃度計で測定し、最高濃度1.1、最低濃度
0.1を得た。ここで用いた受像シートは、表面に細孔
を有する平均粒径2μmのシリカを、バインダーと2:
1の比率で混合し、PETフィルムに膜厚が12μmに
なるよう塗布したものである。
【0086】比較例として上記のカプセル液作製の際に
O−12を加えずに、カプセル液及び塗布サンプルを作
製した。カプセル液作製の為に50℃で加熱した段階で
若干の液の増粘が見られた。同様に露光、加圧後の受像
シート上の最高濃度は1.0、最低濃度は0.2であっ
た。光硬化感度は双方とも同等であった。
【0087】上記で得られた、本発明を用いた塗布シー
トと比較例の塗布シートを50℃で加温して強制経時試
験を行った。1ヶ月後、露光、加圧転写を行い、受像シ
ートを観察したところ、本発明では加温前と同様の画像
が得られ、比較例では殆ど画像が観察されなかった。
【0088】
【発明の効果】十分な重合感度を確保しながら、高い熱
及び保存安定性を得る事が出来た。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03F 7/029 G03F 7/029

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも重合性モノマー、光重合開始
    剤、沃化物イオン、及び対アニオンとして沃化物イオン
    を有しない増感色素からなる事を特徴とする重合性組成
    物。
  2. 【請求項2】 前記沃化物イオンが有機オニウム塩の対
    アニオンとして含有する請求項1に記載の重合性組成物
  3. 【請求項3】 光重合開始剤がメタロセン化合物、リン
    化合物、ポリハロゲン化合物、ボレート化合物から選ば
    れる1種又はこれらの組み合わせである事を特徴とする
    請求項1の重合性組成物。
  4. 【請求項4】 有機オニウム塩がアンモニウム塩、ホス
    ホニウム塩、スルホニウム塩から選ばれる1種又はこれ
    らの組み合わせである事を特徴とする請求項2の重合性
    組成物。
  5. 【請求項5】 有機オニウム塩が下記一般式1で示され
    る事を特徴とする請求項4の重合性組成物。 【化1】 式中、R1〜R4は互いに同じでも異なっていても良く、
    置換もしくは無置換の飽和もしくは不飽和の、アルキル
    基、シクロアルキル基、アリール基、複素環基を示し、
    これらは互いに結合して環を形成していても良い。
  6. 【請求項6】 メタロセン化合物がフェロセン化合物、
    チタノセン化合物から選ばれる1種又はこれらの組み合
    わせである事を特徴とする請求項3の重合性組成物。
  7. 【請求項7】 支持体上に、少なくとも重合性モノマ
    ー、光重合開始剤、沃化物イオン、及び対アニオンとし
    て沃化物イオンを有しない増感色素を含む感光性マイク
    ロカプセルを有する事を特徴とする光記録材料。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017131885A (ja) * 2017-02-17 2017-08-03 テクノロジック スリー エス.アール.エル.Tecnologic 3 S.r.l. ボルトおよびナットを封止し、遮断するための嫌気性硬化性配合物

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JP2017131885A (ja) * 2017-02-17 2017-08-03 テクノロジック スリー エス.アール.エル.Tecnologic 3 S.r.l. ボルトおよびナットを封止し、遮断するための嫌気性硬化性配合物

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