JP2002243838A - レーダ取付方向調整方法、及びレーダ取付方向調整装置 - Google Patents

レーダ取付方向調整方法、及びレーダ取付方向調整装置

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JP2002243838A
JP2002243838A JP2001034725A JP2001034725A JP2002243838A JP 2002243838 A JP2002243838 A JP 2002243838A JP 2001034725 A JP2001034725 A JP 2001034725A JP 2001034725 A JP2001034725 A JP 2001034725A JP 2002243838 A JP2002243838 A JP 2002243838A
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reception
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Osamu Isaji
修 伊佐治
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両などにレーダ装置を取り付ける場合に、
レーダの送受信方向の調整を正確に行うためのレーダ取
付方向調整方法を提供すること。 【解決手段】 車両1などの被取付体に取り付けた、ビ
ーム走査機能を備えたレーダ装置2の送受信方向を調整
するためのレーダ取付方向調整方法であって、所定の位
置に、レーダ装置2から発射される信号を受信するアン
テナ4を配置し、ビーム走査による、アンテナ4で受信
される受信信号のレベル変化に基づいて、レーダ装置2
の送受信方向を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーダ(Radar :Rad
io detecting and ranging)取付方向調整装置、及びレ
ーダ取付方向調整方法に関し、より詳細には、車両など
にレーダを取り付ける場合に、前記レーダの送受信方向
の調整に用いるレーダ取付方向調整装置、及び前記レー
ダの送受信方向の調整を行うためのレーダ取付方向調整
方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】運転支
援システムの一つとして、レーダを用いた、車間距離警
報システムやアダプティブクルーズコントロールなどが
ある。車間距離警報システムには、レーザーパルスを前
方に発射し、先行車両のリフレクタ(車両の尾灯にある
反射板)で反射されたパルスを受光して発射から受光ま
での時間差から車間距離を測定するものがある。このよ
うに、レーダの技術を応用し、レーダ装置を車両に搭載
することによって、優れた運転支援システムを実現する
ことができる。
【0003】ところが、レーダ装置を車両に搭載する場
合には、以下のような問題がある。例えば、車間距離警
報システムとして、レーダ装置を車両に取り付ける場合
には、先行車両をきっちりと捕らえることができるよう
に取り付ける必要がある。
【0004】例えば、レーダの送受信方向の角度調整に
0.8°の誤差があると、距離に換算して、約100m
先では1.4mの誤差が生じることになり、この誤差は
車間距離警報システムを装備した車両の前方方向を他の
車両が走行していたとしても、検知エリアが走行車線か
ら外れてしまい、前記他の車両を捕らえられないといっ
たことや、対向車線を走行している車両を前方車両と誤
認するといった事態が生じる虞れがある。
【0005】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
って、車両などにレーダ装置を取り付ける場合に、レー
ダの送受信方向の調整を正確に行うためのレーダ取付方
向調整方法、及びレーダの送受信方向の調整を正確に行
うために用いるレーダ取付方向調整装置を提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記目的を
達成するために本発明に係るレーダ取付方向調整方法
(1)は、車両などの被取付体に取り付けた、ビーム走
査機能を備えたレーダの送受信方向を調整するためのレ
ーダ取付方向調整方法であって、所定の位置に、前記レ
ーダから発射される信号を受信する受信部を配置し、ビ
ーム走査による、前記受信部で受信される受信信号のレ
ベル変化に基づいて、前記レーダの送受信方向を調整す
ることを特徴としている。
【0007】上記したレーダ取付方向調整方法(1)に
よれば、前記所定の位置に、前記レーダから発射される
信号を受信する前記受信部を配置し、該受信部で受信さ
れる受信信号のレベル変化に基づいて、前記レーダの送
受信方向の調整を行う。図1(a)に、前記レーダのビ
ーム方向(角度)と指向特性との関係の一例を示す。
【0008】図1(a)から明らかなように、ビーム方
向が0度のときに、前記レーダから発射される信号を受
信すれば、受信信号のレベルは最も大きくなり、ビーム
方向が0度から大きくなるに従って、受信信号のレベル
は小さくなる。従って、前記レーダの主ビーム方向に位
置する前記受信部で受信される受信信号のレベル変化
は、大きいレベルを中心とした変化となる。
【0009】このように、前記受信部で受信される受信
信号のレベル変化と、前記レーダと前記受信部との位置
関係は密接に関わっているため、前記レベル変化に基づ
いて、前記レーダの送受信方向を調整することによっ
て、取り付け方向の調整を行うことができる。
【0010】また本発明に係るレーダ取付方向調整方法
(2)は、上記レーダ取付方向調整方法(1)におい
て、ビーム走査の中心方向に、前記レーダから信号を発
射させることを特徴としている。
【0011】上記したレーダ取付方向調整方法(2)に
よれば、ビーム走査の中心方向に、前記レーダから信号
を発射させるので、無駄が少なく、より特徴的なレベル
変化を生じさせることができる。例えば、図1(c)に
示したように、レーダRのビーム走査の中心方向(0
度)Tに対する受信部Aの角度が0度である場合に、ビ
ーム走査の中心方向(0度を基準に左右0.5度の範囲
内だけ)に信号を発射すると、図2(a)に示したよう
なレベル変化を生じる。
【0012】また、図1(b)に示したように、レーダ
Rのビーム走査の中心方向Tに対する受信部Aの角度が
−1.5度である場合に、ビーム走査の中心方向(左右
0.5度の範囲内だけ)で信号を発射すると、図2
(b)に示したようなレベル変化を生じ(但し、ここで
のレーダRは左から右へ走査するものとする)、図1
(d)に示したように、レーダRのビーム走査の中心方
向Tに対する受信部Aの角度が1.5度である場合に、
ビーム走査の中心方向(左右0.5度の範囲内だけ)で
信号を発射すると、図2(c)に示したようなレベル変
化を生じる。またこの時、ビーム走査速度を一定にし、
連続的に送信すると、受信信号も連続した波形となるの
で、測定の安定性が増す。
【0013】また本発明に係るレーダ取付方向調整方法
(3)は、上記レーダ取付方向調整方法(1)又は
(2)において、前記レベル変化が、所望のレベル変化
となるように、前記レーダの送受信方向を調整すること
を特徴としている。
【0014】また本発明に係るレーダ取付方向調整方法
(4)は、上記レーダ取付方向調整方法(3)におい
て、前記レベル変化が少なくなるように、前記レーダの
送受信方向を調整することを特徴としている。
【0015】上記したレーダ取付方向調整方法(3)又
は(4)によれば、受信信号のレベル変化が、所望の変
化となるように、例えば、図2(a)に示したように、
受信信号のレベル変化が少なくなるように(どの時間で
も受信レベルが略同じ、a1≒b1 )、また図2(b)
(c)に示したように、左右で所定のレベル差(a2
2 、b3 −a3 )がでるように、調整することによっ
て、前記レーダの送受信方向の調整を正確に行うことが
できる。
【0016】また本発明に係るレーダ取付方向調整方法
(5)は、上記レーダ取付方向調整方法(1)〜(4)
のいずれかにおいて、前記レベル変化に関し、走査方向
の少なくとも1端側の情報を用いて、前記レーダの送受
信方向を調整することを特徴としている。
【0017】上記したレーダ取付方向調整方法(5)に
よれば、前記レベル変化に関し、走査方向の一端側、又
は両端側の情報を用いて、前記レーダの送受信方向を調
整する。例えば、図2(b)に示したレベル変化であれ
ば、受信レベルa2 、b2 からレーダ装置2の送受信方
向の調整が完了したか否かといったことや、完了してい
なければ、どの方向に、どの程度調整すれば良いかを知
ることができる。
【0018】また本発明に係るレーダ取付方向調整方法
(6)は、上記レーダ取付方向調整方法(1)〜(5)
のいずれかにおいて、前記レベル変化に関し、走査方向
の端部の情報を用いずに、前記レーダの送受信方向を調
整することを特徴としている。
【0019】上記したレーダ取付方向調整方法(6)に
よれば、前記レベル変化について、走査方向の端部の情
報を用いずに、前記レーダの送受信方向を調整すること
により、該調整の精度の低下を防ぐことができる。これ
は、走査方向の端部の情報が、値が急に大きくなった
り、小さくなったりする可能性のある、前記レーダから
の発射開始直後に、前記受信部で受信される受信信号
や、前記レーダからの発射終了直前に、前記受信部で受
信される受信信号だからである。
【0020】また本発明に係るレーダ取付方向調整方法
(7)は、上記レーダ取付方向調整方法(1)〜(6)
のいずれかにおいて、前記レベル変化について、振幅情
報を用いて、前記レーダの送受信方向を調整することを
特徴としている。
【0021】上記したレーダ取付方向調整方法(7)に
よれば、前記レベル変化について、明確な基準となる前
記振幅情報(例えば、最大ピーク値、最小ピーク値)を
用いるので、前記レーダの送受信方向の調整を精度良く
行うことができる。
【0022】また本発明に係るレーダ取付方向調整方法
(8)は、上記レーダ取付方向調整方法(1)〜(7)
のいずれかにおいて、前記受信部を異なる位置に複数設
置することを特徴としている。
【0023】上記したレーダ取付方向調整方法(8)に
よれば、前記受信部を異なる位置に複数設置するので、
少なくとも2以上の前記受信部で受信される受信信号の
レベル変化に基づいて、前記レーダの送受信方向を調整
することができるので、より確実性の高いものとするこ
とができる。
【0024】例えば、前記レーダに故障が生じ、ビーム
走査し得ない場合には、1つの前記受信部で受信される
受信信号はレベル変化を生じないため、誤った調整を行
ってしまうことが考えられるが、このような問題が生じ
るのを防ぐことができると共に、故障の判定についても
行うことができる。
【0025】また本発明に係るレーダ取付方向調整方法
(9)は、上記レーダ取付方向調整方法(1)〜(8)
のいずれかにおいて、前記レーダから無変調の送信波信
号を発射させることを特徴としている。
【0026】上記したレーダ取付方向調整方法(9)に
よれば、前記レーダから、FM−CW信号のような変調
のある信号ではなく、CW信号などの無変調の送信波信
号が発射されるので、例えば、前記受信部で受信される
受信信号の周波数を、それより低い周波数(例えば、中
間周波数)に変換することがあるような場合、単一の中
間周波数の取得が容易となる。これにより、非常に受信
レベルの測定がし易くなる。
【0027】また本発明に係るレーダ取付方向調整装置
(1)は、上記レーダ取付方向調整方法(1)〜(9)
のいずれかに用いる前記受信部を含んで構成されるレー
ダ取付方向調整装置であって、前記受信部で受信される
受信信号の周波数を、それより低い周波数に変換する変
換手段を備えていることを特徴としている。
【0028】前記レーダから送信される信号が高い周波
数である場合には、処理に大変な速度が要求されてしま
う。上記したレーダ取付方向調整装置(1)によれば、
前記受信部で受信される信号の周波数を、それより低い
周波数(例えば、中間周波数)に変換する前記変換手段
を備えているので、上記のような問題が生じるのを回避
することができる。
【0029】また本発明に係るレーダ取付方向調整装置
(2)は、上記レーダ取付方向調整方法(1)〜(9)
のいずれかに用いる前記受信部を含んで構成されるレー
ダ取付方向調整装置であって、前記受信部で受信される
受信信号から、FFT(高速フーリエ変換)方式を用い
て受信レベルを測定する測定手段を備えていることを特
徴としている。
【0030】上記したレーダ取付方向調整装置(2)に
よれば、所望の時間における受信レベルを波形情報など
から簡単に測定することができるので、受信信号のレベ
ル変化に基づいた前記レーダの取り付け調整をより一層
容易に行うことができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るレーダ取付方
向調整方法、及びレーダ取付方向調整装置の実施の形態
を図面に基づいて説明する。
【0032】本実施の形態(1)を、車両1に取り付け
たレーダ装置2の送受信方向を調整する場合を例に挙げ
て説明する。図3に示したように、車両1の前側にはビ
ーム走査機能を備えたレーダ装置2が取り付けられ、車
両1から距離S1 離れた位置(ここでは、レーダ装置2
の取り付け方向調整の目標とする位置)には、レーダ取
付方向調整装置3を構成するアンテナ4が設置されてい
る。なお、レーダ装置2に装備するビーム走査アンテナ
としては、機械式ビーム走査アンテナやフェーズドアレ
ーアンテナなどが挙げられる。
【0033】また、レーダ取付方向調整装置3には、ア
ンテナ4で受信した信号の受信レベルを検出する受信レ
ベル検出手段5が装備され、受信レベル検出手段5によ
り検出された受信レベルに関する情報は外部へ出力さ
れ、表示装置(図示せず)などに表示されるようになっ
ている。
【0034】また、レーダ装置2及びアンテナ4は、同
じ高さのところに位置し、また車両1の前後方向の中心
線LC 上に位置している。なお、図中Tはレーダ装置2
におけるビーム走査の中心方向(レーダの中心軸方向、
正面方向)を示している。
【0035】レーダ装置2の取り付け方向を調整する場
合には、レーダの中心軸付近で信号を発射し、アンテナ
4で受信された受信信号のレベル変化に基づいて、レー
ダ装置2の送受信方向を調整する。図4に、アンテナ4
で受信した受信信号のレベル変化の一例を示す。
【0036】図4に示した、レベル変化の一例では、最
大の受信信号レベルが時間軸に関する中央位置ではない
が、レベル変化の中には存在しているので、この最大の
受信信号レベルがレベル変化における中央位置に表われ
るようにレーダ装置2の送受信方向を調整することによ
って、車両1の前後方向の中心線LC とレーダ装置2に
おけるビーム走査の中心方向Tとを一致させることがで
きる。
【0037】また、受信信号のレベル変化に基づいて、
レーダ装置2の送受信方向を調整する方法としては、例
えば、下記のイ〜ハが挙げられる。 イ.レベル変化に関し、レベル変化のバランスや、走査
方向における一端側と他端側との差分などを用いること
によって、現状、すなわち現在のレーダ装置2の取り付
け状態を把握し、送受信方向を調整する。 ロ.レベル変化に関し、走査方向の端部の情報、すなわ
ちレーダ装置2からの発射開始直後に、アンテナ4で受
信される受信レベル、及び/又はレーダ装置2からの発
射終了直前に、アンテナ4で受信される受信レベルにつ
いては、前記調整に利用しない。 ハ.明確な基準となる振幅情報(例えば、最大ピーク
値、最小ピーク値)を用いる。
【0038】上記実施の形態(1)に係るレーダ取付方
向調整方法によれば、車両1の前後方向の中心線LC
であり、車両1から距離S1 離れた位置にレーダ取付方
向調整装置3を構成するアンテナ4を設置し、受信レベ
ル検出手段5により検出される、レーダ装置2から発射
されアンテナ4で受信された受信信号のレベル変化に基
づいて、当該レベル変化が所望の変化となるように、調
整することによって、レーダ装置2の送受信方向の調整
を行うため、正確な取り付け方向の調整ができる。
【0039】図5、図6に、受信信号のレベル変化の一
例を示す。図5に示した、左右の走査方向のバランスの
良いレベル変化となるように、レーダ装置2の送受信方
向を調整することによって、車両1の前後方向の中心線
C とレーダ装置2における主ビーム方向Tとを一致さ
せることができる。
【0040】また、図6に示した、左右のレベル差を所
望のレベル差となるように、レーダ装置2の送受信方向
を調整することによって、レーダ装置2におけるビーム
走査の中心方向Tを所望の方向へ向けるようにすること
ができる。これは、これらレベル差からレーダ装置2に
おけるビーム走査の中心方向Tに対するアンテナ4の相
対角度を求めることができるからである。換言すれば、
所望の相対角度から所望のレベル差を求めることができ
るからである。
【0041】次に、実施の形態(2)に係るレーダ取付
方向調整方法について説明する。図7に示したように、
車両1の前側にはビーム走査機能を備えたレーダ装置2
が取り付けられ、車両1から距離S1 離れた位置(ここ
では、レーダ装置2の取り付け方向調整の目標とする位
置)には、レーダ取付方向調整装置13を構成するアン
テナ14が設置されている。
【0042】また、レーダ取付方向調整装置13には、
アンテナ14と、アンテナ14で受信した受信信号の周
波数f0 を中間周波数IFに変換する周波数変換手段と
してのミキサ回路15と、周波数fa (=IF−f0
の信号をミキサ回路15へ出力する信号発生器16と、
ミキサ回路15で変換された中間周波数IF信号を取得
し、受信レベルを検出する受信レベル検出手段17と、
受信レベル検出手段17から検出している信号の周波数
情報を取り込み、必要のあるときには、信号発生器16
から所定の周波数の信号をミキサ回路15へ出力させる
ように制御する制御手段18とを含んで構成されてい
る。また、受信レベル検出手段17により検出された受
信レベルに関する情報は外部へ出力され、表示装置(図
示せず)などに表示されるようになっている。
【0043】また、レーダ装置2及びアンテナ14は、
同じ高さのところに位置し、また車両1の前後方向の中
心線LC 上に位置している。なお、図中Tはレーダ装置
2におけるビーム走査の中心方向を示している。
【0044】レーダ装置2の取り付け方向を調整する場
合には、ビーム走査の中心方向に信号(CW信号)を発
射し、アンテナ14で受信された受信信号のレベル変化
に基づいて、レーダ装置2の送受信方向を調整する。
【0045】上記実施の形態(2)に係るレーダ取付方
向調整方法によれば、車両1の前後方向の中心線LC
であり、車両1から距離S1 離れた位置にレーダ取付方
向調整装置13を構成するアンテナ14を設置し、受信
レベル検出手段17により検出される、レーダ装置2か
ら発射されアンテナ14で受信された受信信号のレベル
変化に基づいて、当該レベル変化が所望の変化となるよ
うに、調整することによって、レーダ装置2の送受信方
向の調整を行うため、正確な取り付け方向の調整ができ
る。
【0046】また、受信レベル検出手段17で検出され
る受信レベルは、中間周波数信号であるため、オシロス
コープなどの電子機器などで簡単に受信信号のレベル変
化を表示させることができる。
【0047】また、上記実施の形態(1)又は(2)に
係るレーダ取付方向調整方法においては、1箇所だけに
設置したアンテナ4、14で受信される受信信号のレベ
ル変化に基づいて、レーダ装置2の送受信方向を調整す
る場合についてのみ説明しているが、別の実施の形態に
係るレーダ取付方向調整方法では、アンテナ4、14を
異なる位置に複数設置し、少なくとも2以上のアンテナ
4、14で受信される受信信号のレベル変化に基づい
て、レーダ装置2の送受信方向を調整してもよく、この
場合には調整をより確実性の高いものとすることができ
る。
【0048】例えば、レーダ装置2に故障が生じ、ビー
ム走査し得ない場合にも、誤った調整を行ってしまうこ
とがなく、故障の判定についても行うことができる。
【0049】また、本方式はビーム走査しているレーダ
の送信波を受信して調整する方法について述べたが、逆
にレーダ装置に向かってレーダ取付方向調整装置から送
信し、レーダが受信ビーム走査の中心付近で受信したレ
ベル情報を使って取付方向を調整することも可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)レーダのビーム方向と指向特性との関係
の一例を示した図であり、(b)〜(d)はレーダとア
ンテナとの位置関係を説明するための説明図である。
【図2】(a)〜(c)は、レーダと受信部との位置関
係に応じた、受信部で受信される受信信号のレベル変化
の一例を示した図である。
【図3】本実施の形態(1)に係るレーダ取付方向調整
方法を説明するための説明図である。
【図4】アンテナで受信される受信信号のレベル変化の
一例を示した図である。
【図5】アンテナで受信される受信信号のレベル変化の
一例を示した図である。
【図6】アンテナで受信される受信信号のレベル変化の
一例を示した図である。
【図7】実施の形態(2)に係るレーダ取付方向調整方
法を説明するための説明図である。
【符号の説明】 1 車両 2、12、R レーダ装置 3、13 レーダ取付方向調整装置 4、14 アンテナ 5、17 受信レベル検出手段 15 ミキサ回路 16 信号発生器 A 受信部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両などの被取付体に取り付けた、ビー
    ム走査機能を備えたレーダの送受信方向を調整するため
    のレーダ取付方向調整方法であって、 所定の位置に、前記レーダから発射される信号を受信す
    る受信部を配置し、 ビーム走査による、前記受信部で受信される受信信号の
    レベル変化に基づいて、前記レーダの送受信方向を調整
    することを特徴とするレーダ取付方向調整方法。
  2. 【請求項2】 ビーム走査の中心方向に、前記レーダか
    ら信号を発射させることを特徴とする請求項1記載のレ
    ーダ取付方向調整方法。
  3. 【請求項3】 前記レベル変化が、所望のレベル変化と
    なるように、前記レーダの送受信方向を調整することを
    特徴とする請求項1又は請求項2記載のレーダ取付方向
    調整方法。
  4. 【請求項4】 前記レベル変化が少なくなるように、前
    記レーダの送受信方向を調整することを特徴とする請求
    項3記載のレーダ取付方向調整方法。
  5. 【請求項5】 前記レベル変化に関し、走査方向の少な
    くとも一端側の情報を用いて、前記レーダの送受信方向
    を調整することを特徴とする請求項1〜4のいずれかの
    項に記載のレーダ取付方向調整方法。
  6. 【請求項6】 前記レベル変化に関し、走査方向の端部
    の情報を用いずに、前記レーダの送受信方向を調整する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかの項に記載の
    レーダ取付方向調整方法。
  7. 【請求項7】 前記レベル変化について、振幅情報を用
    いて、前記レーダの送受信方向を調整することを特徴と
    する請求項1〜6のいずれかの項に記載のレーダ取付方
    向調整方法。
  8. 【請求項8】 前記受信部を異なる位置に複数設置する
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかの項に記載の
    レーダ取付方向調整方法。
  9. 【請求項9】 前記レーダから無変調の送信波信号を発
    射させることを特徴とする請求項1〜8のいずれかの項
    に記載のレーダ取付方向調整方法。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかの項に記載の
    レーダ取付方向調整方法に用いる前記受信部を含んで構
    成されるレーダ取付方向調整装置であって、 前記受信部で受信される受信信号の周波数を、それより
    低い周波数に変換する変換手段を備えていることを特徴
    とするレーダ取付方向調整装置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜9のいずれかの項に記載の
    レーダ取付方向調整方法に用いる前記受信部を含んで構
    成されるレーダ取付方向調整装置であって、 前記受信部で受信される受信信号から、FFT(高速フ
    ーリエ変換)方式を用いて受信レベルを測定する測定手
    段を備えていることを特徴とするレーダ取付方向調整装
    置。
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