JP3500360B2 - レーダ取付方向調整装置、及びレーダ取付方向調整方法 - Google Patents

レーダ取付方向調整装置、及びレーダ取付方向調整方法

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JP3500360B2
JP3500360B2 JP2001032996A JP2001032996A JP3500360B2 JP 3500360 B2 JP3500360 B2 JP 3500360B2 JP 2001032996 A JP2001032996 A JP 2001032996A JP 2001032996 A JP2001032996 A JP 2001032996A JP 3500360 B2 JP3500360 B2 JP 3500360B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーダ(Radar :Rad
io detecting and ranging)取付方向調整装置、及びレ
ーダ取付方向調整方法に関し、より詳細には、車両など
にレーダを取り付ける場合に、前記レーダの送受信方向
の調整に用いるレーダ取付方向調整装置、及び前記レー
ダの送受信方向の調整を行うためのレーダ取付方向調整
方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】運転支
援システムの一つとして、レーダを用いた、車間距離警
報システムやアダプティブクルーズコントロールなどが
ある。車間距離警報システムには、レーザーパルスを前
方に発射し、先行車両のリフレクタ(車両の尾灯にある
反射板)で反射されたパルスを受光して発射から受光ま
での時間差から車間距離を測定するものがある。このよ
うに、レーダの技術を応用し、レーダ装置を車両に搭載
することによって、優れた運転支援システムを実現する
ことができる。
【0003】ところが、レーダ装置を車両に搭載する場
合には、以下のような問題がある。例えば、車間距離警
報システムとして、レーダを車両に取り付ける場合に
は、先行車両をきっちりと捕らえることができるように
取り付ける必要がある。
【0004】例えば、レーダの送受信方向の角度調整に
0.8°の誤差があると、距離に換算して、約100m
先では1.4mの誤差が生じることになり、この誤差は
車間距離警報システムを装備した車両の前方方向を他の
車両が走行していたとしても、検知エリアが走行車線か
ら外れてしまい、前記他の車両を捕らえられないといっ
たことや、対向車線を走行している車両を前方車両と誤
認するといった事態が生じる虞れがある。
【0005】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
って、車両などにレーダ装置を取り付ける場合に、レー
ダの送受信方向の調整を正確に行うために用いるレーダ
取付方向調整装置、及びレーダの送受信方向の調整を正
確に行うためのレーダ取付方向調整方法を提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段及びその効果】本発明者
は、レーダの送受信方向の調整を正確に行うためのレー
ダ取付方向調整方法として、所定の位置に反射物標を設
置し、該反射物標からの反射信号を利用することによっ
て、前記レーダの送受信方向を調整することを考えた。
【0007】ところが、通常のレーダ、例えば、FM−
CW方式のレーダでは、装置自体の持つ雑音成分や計測
部の分解能における限界があり、またパルス方式のレー
ダでは、送信パルス幅の限界があり、近距離に設置され
ている前記反射物標を計測することは困難であった。そ
のため、このままの調整方法では、調整スペースを広く
確保する必要があった。
【0008】上記目的を達成するために本発明に係るレ
ーダ取付方向調整装置(1)は、車両などの被取付体に
取り付けたレーダの送受信方向の調整に用いるレーダ取
付方向調整装置であって、前記レーダから発射された信
号を受信する受信部と、前記レーダへ信号を送信する
つの送信部とを備えると共に、前記レーダから発射され
た信号を受信すると、前記レーダとの実際の距離よりも
遠方の反射物標から反射したような信号を、これら送信
部から前記レーダに向けて送信する第1の機能を備え
また、これら送信部の一方の送信部から送信される信号
は、前記受信部で受信した信号に遅延時間が与えられた
信号であり、これら送信部の他方の送信部から送信され
る信号は、前記受信部で受信した信号に前記遅延時間と
異なる長さの遅延時間が与えられた信号であり、さら
に、これら送信部は、前記レーダと対向する同一面上の
異なる位置に配置されていることを特徴としている。
【0009】また本発明に係るレーダ取付方向調整装置
(2)は、上記レーダ取付方向調整装置(1)におい
て、前記受信部で受信した信号を複数に分岐させる分岐
手段を備えると共に、該分岐手段で分岐された信号それ
ぞれに、異なる遅延時間が与えられるように構成され、
これら異なる遅延時間が与えられた信号が、これら送信
部から送信される信号であることを特徴としている。
【0010】上記したレーダ取付方向調整装置(1)
は(2)によれば、前記レーダから発射された信号を受
信すると、前記レーダとの実際の距離よりも遠方で受信
して反射したような信号を、前記レーダに向けて送信す
るので、前記受信部、及びこれら送信部を前記レーダの
近くに配置したとしても、前記レーダでこれら送信部か
ら送信された信号を受信し、正確に検知することが可能
となる。そのため、前記レーダの調整を狭いスペースで
行うことができる。
【0011】さらに、上記したレーダ取付方向調整装置
(1)又は(2)によれば、これら送信部の一方の送信
部から送信される信号は、前記受信部で受信した信号に
遅延時間が与えられた信号であり、これら送信部の他方
の送信部から送信される信号は、前記受信部で受信した
信号に前記遅延時間と異なる長さの遅延時間が与えられ
た信号であるので、前記レーダとの相対距離の異なる2
つの反射物標から反射したような信号を前記レーダへ送
信することができる。また、相対距離が異なっているの
で、これら送信部からの信号が互いに影響を受けないよ
うにすることができる。
【0012】また、これら送信部は、前記レーダと対向
する同一面上の異なる位置に配置されているので、前記
レーダとの相対角度の異なる2つの反射物標から反射し
たような信号を前記レーダへ送信することができる。
【0013】従って、前記レーダとの相対距離及び相対
角度の異なる2つの反射物標から反射したような信号を
使って、前記レーダの調整を行うことができるようにな
る。例えば、前記レーダとの相対距離に基づいて、これ
ら送信部から送信される信号強度の検出感度を求め、こ
の検出感度差を考慮に入れ、これら2つの反射物標から
反射したような信号の強度差に基づいて、前記レーダの
送受信方向を調整することができる。
【0014】上記したレーダ取付方向調整装置(2)に
よれば、前記レーダに向けて送信される信号の送信部は
2つ存在するが、受信部については共通化が図られるた
め、 これら送信部から送信される信号の違いは、前記受
信部で受信した信号の遅延時間を与えるための伝送線路
などの長さや、各送信部の配置場所だけとなるので、よ
り精度の高い調整を行うことができる。
【0015】また本発明に係るレーダ取付方向調整方法
(1)は、上記レーダ取付方向調整装置(1)又は
(2)を使用するレーダ取付方向調整方法であって、
記レーダから発射された信号に対応して、前記レーダ取
付方向調整装置の2つの送信部から送信されてくる信号
の信号強度を比較することによって、前記レーダの送受
信方向を調整することを特徴としている。
【0016】上記したレーダ取付方向調整方法(1)に
よれば、これら2つの送信部から送信される信号の信号
強度を比較することによって、前記レーダの送受信方向
を調整する。例えば、これら送信部からの信号強度の強
度差が、所定の強度差となるように、調整することによ
って、前記レーダの送受信方向の調整を行うため、正確
な取り付け方向の調整ができる。
【0017】また本発明に係るレーダ取付方向調整方法
(2)は、車両などの被取付体に取り付けたレーダから
発射された信号を受信する受信部と、前記レーダへ信号
を送信する送信部とを備えると共に、前記レーダから発
射された信号を受信すると、所定の遅延時間を与えて、
前記レーダとの実際の距離よりも遠方の反射物標から反
射したような信号を、前記送信部から前記レーダに向け
て送信する第2の機能を備えた、前記レーダの送受信方
向の調整に用いるレーダ取付方向調整装置を2つ使用す
るレーダ取付方向調整方法であって、これらレーダ取付
方向調整装置の受信部で受信した信号に与える遅延時間
を異なる長さとし、また、これらレーダ取付方向調整装
置の送信部、及び受信部を、前記レーダと対向する同一
面上の異なる位置に配置し、前記レーダから発射された
信号に対応して、これらレーダ取付方向調整装置の送信
部から送信されてくる信号の信号強度を比較することに
よって、前記レーダの送受信方向を調整することを特徴
としている。
【0018】また本発明に係るレーダ取付方向調整方法
(3)は、上記レーダ取付方向調整方法(2)におい
て、これら送信部を、鉛直方向に距間して配置すること
を特徴としている。
【0019】上記したレーダ取付方向調整方法(2)
は(3)によれば、これらレーダ取付方向調整装置の送
信部から送信される信号の信号強度を比較することによ
って、前記レーダの送受信方向を調整する。例えば、こ
れら送信部からの信号強度の強度差が、所定の強度差
なるように、調整することによって、前記レーダの送受
信方向の調整を行うため、正確な取り付け方向の調整が
できる。
【0020】また本発明に係るレーダ取付方向調整方法
(4)は、上記レーダ取付方向調整方法(1)〜(3)
のいずれかにおいて、前記信号強度の比較の際、前記レ
ーダ取付方向調整装置の受信部で受信した信号に与えら
れる異なる2つの遅延時間差に基づいて得られる相対距
離に応じた検出感度差を考慮に入れることを特徴として
いる。
【0021】上記したレーダ取付方向調整方法(1)〜
(3)では、例えば、異なる2つの前記送信部から送信
される信号の信号強度の強度差が、所定の強度差となる
ように、調整することによって、前記レーダの送受信方
向の調整を行うが、このとき、これら送信部から送信さ
れる信号が互いに影響を受けないようにする必要があ
る。
【0022】例えば、これら2つの送信部からの信号を
前記レーダで分離することができるように、互いの信号
の周波数(もしくは、受信タイミング)を異なるように
しておく必要があり、そのため、前記レーダとの距離を
変える必要がある。ところが、前記レーダとの距離を変
えると、前記レーダでの信号強度の検出感度に影響が出
てしまい、距離の遠い位置からの信号強度と距離の近い
位置からの信号強度では、前者が後者よりも低くなる。
【0023】そこで、上記したレーダ取付方向調整方法
(4)によれば、これら送信部から送信される信号強度
の検出感度差を考慮に入れるので、距離の異なる位置で
前記レーダからの信号を受信して反射したような信号を
送信するようにしても、前記レーダの送受信方向を正確
に調整することができる。
【0024】また、前記レーダに目標物との相対距離を
検出する相対距離検出手段が装備されている場合には、
該相対距離検出手段により検出される相対距離に基づき
求められる前記検出感度差を利用したり、あるいは、予
め測定しておいた、前記目標物との相対距離に応じた検
出感度差に関する情報に基づき求められる前記検出感度
差を利用したりすることによって、適切な調整を行うこ
とが可能となる。
【0025】また本発明に係るレーダ取付方向調整装置
(3)は、上記レーダ取付方向調整方法(2)又は
(3)に用いられるレーダ取付方向調整装置であって、
信号を伝送する伝送線路と、該伝送線路の一端部から進
入した信号を、前記伝送線路の他端部で反射させる反射
手段とを備えると共に、該反射手段で反射された信号
が、前記伝送線路の前記一端部から放射されるように構
成され、さらに、これら受信部で受信した信号が前記伝
送線路を伝送することによって、前記信号に遅延時間が
与えられるように構成されていることを特徴としてい
る。
【0026】また本発明に係るレーダ取付方向調整装置
(4)は、上記レーダ取付方向調整装置(3)におい
て、前記伝送線路が導波管、誘電体線路、及び光ファイ
バのいずれかであることを特徴としている。
【0027】上記したレーダ取付方向調整装置(3)又
は(4)によれば、受信した信号を前記伝送線路で伝送
させてから、信号を前記レーダへ向けて送信するように
構成されているので、実際の距離よりも遠方で反射した
ような信号や、遅延時間を与えた信号を前記レーダへ向
けて送信することができる。なお、前記伝送線路として
は、例えば、導波管、誘電体線路、光ファイバなどが挙
げられる。
【0028】さらに、上記したレーダ取付方向調整装置
(3)又は(4)によれば、前記レーダからの信号を前
記伝送線路へ進入させた同じところから、前記レーダへ
向けて送信する信号を前記伝送線路から脱出させるよう
に構成されている。すなわち、前記伝送線路が往復で使
用されるので、前記伝送線路を有効に利用することがで
きる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るレーダ取付方
向調整装置、及びレーダ取付方向調整方法の実施の形態
を図面に基づいて説明する。
【0030】参考の形態(1)に係るレーダ取付方向調
整方法を、車両1に取り付けたレーダ装置2の送受信方
向を調整する場合を例に挙げて説明する。図1(a)に
示したように、車両1の前側にはレーダ装置2が取り付
けられ、車両1から距離S1(例えば、数十cm〜1
m)離れた位置(ここでは、レーダ装置2の取り付け方
向調整の目標とする位置)にはレーダ取付方向調整装置
(以下、単に調整用装置とも記す)の送信部3が配置さ
れている。
【0031】調整用装置には、レーダ装置2との実際の
距離S1よりも遠方の物体で反射したような信号を、レ
ーダ装置2に向けて送信する機能、又は所定の遅延時間
を与えてから、レーダ装置2に向けて信号を送信する機
能が装備されている。なお、レーダ装置2及び送信部3
は、高さhのところに位置し、また車両1の前後方向の
中心線L上に位置している。また、図中θ1はレーダ
装置2における検出エリアの中心線L1に対する送信部
3の角度を示している。
【0032】また、図1(b)に示したように、レーダ
装置2には、水平面内で回転する送受信アンテナ4と、
目標物との相対角度(ここでは、方位角)を検出する相
対角度検出手段5とが装備され、相対角度検出手段5に
より検出された送信部3の角度θ1に関する情報がレー
ダ装置2から外部へ出力され、表示装置(図示せず)な
どに表示されるようになっている。
【0033】レーダ装置2の取り付け方向を調整する場
合には、相対角度検出手段5で角度θ1を検出しなが
ら、角度θ1が所定の角度(例えば、0度)となるよう
に、レーダ装置2の送受信方向を調整する。
【0034】上記参考の形態(1)に係るレーダ取付方
向調整方法によれば、車両1の前後方向の中心線L
上であり、車両1から距離S1離れた位置に送信部3を
配置し、相対角度検出手段5により検出されるレーダ装
置2に対する送信部3の角度θ1が、所定の角度となる
ように、調整することによって、レーダ装置2の送受信
方向の調整を行うため、正確な取り付け方向の調整がで
きる。
【0035】また、通常のレーダ、例えば、FM−CW
方式のレーダでは、装置自体の持つ雑音成分や計測部の
分解能における限界があり、またパルス方式のレーダで
は、送信パルス幅に限界があり、近距離に設置されてい
る前記反射物標を計測することは困難であったが、調整
用装置には、レーダ装置2との実際の距離S1よりも遠
方で受信して反射したような信号を、レーダ装置2に向
けて送信する機能、又は所定の遅延時間を与えてから、
レーダ装置2に向けて信号を送信する機能が装備されて
いるので、調整の省スペース化を図ることができる。
【0036】次に、レーダ装置2との実際の距離S1
りも遠方で受信して反射したような信号を、レーダ装置
2に向けて送信する機能、又は所定の遅延時間を与えて
から、レーダ装置2に向けて信号を送信する機能が装備
されている調整用装置を説明する。
【0037】図2(a)(b)に、レーダ取付方向調整
装置11、21を示す。レーダ取付方向調整装置11
は、レーダ装置2から発射された信号を受信するアンテ
ナ12と、信号を伝送するための伝送線路13と、伝送
線路13で伝送された信号をレーダ装置2へ送信するア
ンテナ14と、方向性結合器15、16とを含んで構成
されており、レーダ装置2から発射された信号をアンテ
ナ12で受信すると、レーダ装置2との実際の距離S1
よりも伝送線路13の長さによって決定される時間遅延
分に相当する距離の半分の距離、遠方で受信して反射し
たような信号を、アンテナ14からレーダ装置2へ向け
て送信するようになっている。
【0038】レーダ取付方向調整装置21は、送受信用
のアンテナ22と、信号を伝送するための伝送線路23
と、伝送線路23と接続された反射手段24とを含んで
構成されており、レーダ装置2から発射された信号をア
ンテナ22で受信すると、レーダ装置2との実際の距離
1よりも伝送線路23の長さによって決定される時間
遅延分に相当する距離、遠方で受信して反射したような
信号を、アンテナ22からレーダ装置2へ向けて送信す
るようになっている。
【0039】なお、ここでは伝送線路13、23の進入
口、脱出口に、アンテナ12、14、22が設けられて
いるが、アンテナではなく、レンズなどのように送受信
感度を向上させるための別の手段を設けるようにしても
良い。また、伝送線路13、23としては、導波管、誘
電体線路、光ファイバなどが挙げられる。
【0040】また、図3(a)(b)に示したように、
伝送線路13、23に増幅手段17、25を配置したレ
ーダ取付方向調整装置11A、21Aを用いるようにし
ても良い。この装置を用いることによって、伝送線路1
3、23を通っているときに低下してしまう信号レベル
の回復を図ることができる。
【0041】次に、参考の形態(2)に係るレーダ取付
方向調整方法について説明する。図4(a)に示したよ
うに、車両1の前側にはレーダ装置2Aが取り付けら
れ、車両1から距離S1(例えば、数十cm〜1m)離
れた位置には調整用装置の送信部3が配置されている。
【0042】調整用装置には、レーダ装置2Aとの実際
の距離S1よりも遠方で受信して反射したような信号
を、レーダ装置2Aに向けて送信する機能、又は所定の
遅延時間を与えてから、レーダ装置2Aに向けて信号を
送信する機能が装備されている。なお、レーダ装置2A
及び送信部3は、高さhのところに位置し、また車両1
の前後方向の中心線L 上に位置している。また、図
中θ1はレーダ装置2Aに対する送信部3の角度を示し
ている。
【0043】また、図4(b)に示したように、レーダ
装置2Aには、水平面内で回転する送受信アンテナ4
(固定型でも可能である)と、外部からの信号の信号強
度を検出する信号強度検出手段6とが装備され、信号強
度検出手段6により検出された送信部3から送信される
信号の信号強度に関する情報がレーダ装置2Aから外部
へ出力され、表示装置(図示せず)などに表示されるよ
うになっている。送信部3からの信号強度は、図5に示
すように、レーダ装置2Aに対する送信部3の角度θ1
が0度のとき、最大強度であり、角度θ1が大きくなる
に従って信号強度は小さくなる。
【0044】レーダ装置2Aの取り付け方向を調整する
場合には、信号強度検出手段6で信号強度を検出しなが
ら、信号強度が所定の強度(例えば、最大強度)となる
ように、レーダ装置2Aの送受信方向を調整する。
【0045】上記参考の形態(2)に係るレーダ取付方
向調整方法によれば、車両1の前後方向の中心線L
であり、車両1から距離S1離れた位置に送信部3を配
置し、信号強度検出手段6により検出される送信部3か
らの信号強度が、所定の強度となるように、調整するこ
とによって、レーダ装置2Aの送受信方向の調整を行う
ため、正確な取り付け方向の調整ができる。
【0046】また、通常のレーダ、例えば、FM−CW
方式のレーダでは、装置自体の持つ雑音成分や計測部の
分解能における限界があり、またパルス方式のレーダで
は、送信パルス幅に限界があり、近距離に設置されてい
る前記反射物標を計測することは困難であったが、調整
用装置に、レーダ装置2Aとの実際の距離S1よりも遠
方で受信して反射したような信号を、レーダ装置2Aに
向けて送信する機能、又は所定の遅延時間を与えてか
ら、レーダ装置2Aに向けて信号を送信する機能が装備
されているので、調整の省スペース化を図ることができ
る。
【0047】次に、参考の形態(3)に係るレーダ取付
方向調整方法について説明する。図6(a)に示したよ
うに、車両1の前側にはレーダ装置2Bが取り付けら
れ、車両1から距離S1(例えば、数十cm〜1m)離
れた位置には調整用装置の送信部a1、a2が設置されて
いる。また、送信部a1は車両1の前後方向の中心線L
上に設置され、送信部a2は中心線L から角度θ2
傾けた位置に設置されている。
【0048】また、図6(b)に示したように、レーダ
装置2Bには、水平面内で回転する送受信アンテナ4
と、目標物との相対角度を検出する相対角度検出手段5
とが装備され、相対角度検出手段5により検出された送
信部a1、a2の角度に関する情報がレーダ装置2Bから
外部へ出力され、表示装置(図示せず)などに表示され
るようになっている。
【0049】レーダ装置2Bの取り付け方向を調整する
場合には、相対角度検出手段5で相対角度を検出しなが
ら、送信部a1の角度と送信部a2の角度との角度差がθ
2となるように、レーダ装置2Bの送受信方向を調整す
る。
【0050】この角度差がθ2となるように、レーダ装
置2Bの送受信方向を調整すれば、レーダ装置2Bに対
する送信部a1の角度が0度となるように、レーダ装置
2Bの送受信方向を調整したこととなる。
【0051】上記参考の形態(3)に係るレーダ取付方
向調整方法によれば、送信部a1、a2をそれぞれ異なる
位置に配置し、異なる2つの送信部a1、a2の角度の角
度差が、所定の角度差(ここでは、θ2)となるよう
に、調整することによって、レーダ装置2Bの送受信方
向の調整を行うため、正確な取り付け方向の調整ができ
る。
【0052】次に、参考の形態(4)に係るレーダ取付
方向調整方法について説明する。図7に示したように、
車両1の前側にはレーダ装置2Bが取り付けられ、車両
1から距離S2(例えば、数十cm〜1m)離れた位置
には送信部a3、a4が設置されている。また、送信部a
3、a4それぞれは中心線L から異なる方向に角度θ3
傾けた位置に設置されている。
【0053】レーダ装置2Bの取り付け方向を調整する
場合には、相対角度検出手段5(図6参照)で相対角度
を検出しながら、送信部a3の角度と送信部a4の角度と
が、同じになるように、レーダ装置2Bの送受信方向を
調整する。
【0054】これら相対角度が同じになるように、レー
ダ装置2Bの送受信方向を調整すれば、レーダ装置2B
に対する送信部a3、a4の角度がθ3となるように、レ
ーダ装置2Bの送受信方向を調整したこととなる。すな
わち、レーダ装置2Bにおける検出エリアの中心線L4
が中心線L上にきっちりとくるように調整したことと
なる。
【0055】上記参考の形態(4)に係るレーダ取付方
向調整方法によれば、送信部a3、a4それぞれを中心線
に対して対称な位置に配置し、送信部a3の角度と
送信部a4の角度とが同じになるように、調整すること
によって、レーダ装置2Bの送受信方向の調整を行うた
め、正確な取り付け方向の調整ができる。
【0056】次に、参考の形態(5)に係るレーダ取付
方向調整方法について説明する。図8(a)に示したよ
うに、車両1の前側にはレーダ装置2Cが取り付けら
れ、車両1から距離S1(例えば、数十cm〜1m)離
れた位置には送信部a5が配置され、距離S3(例えば、
1m〜2m)離れた位置には送信部a6が配置されてい
る。また、送信部a5は車両1の前後方向の中心線L
上に配置され、送信部a6は中心線L ら角度θ2傾け
た位置に配置されている。
【0057】また、図8(b)に示したように、レーダ
装置2Cには、水平面内で回転する送受信アンテナ4
と、目標物からの信号強度を検出する信号強度検出手段
6と、目標物との相対距離を検出する相対距離検出手段
7と、相対距離検出手段7により検出される前記目標物
との相対距離に基づいて、信号強度の検出感度差を求め
る検出感度差算出手段8とが装備され、信号強度検出手
段6により検出された送信部a5、a6から送信される信
号の信号強度に関する情報や、検出感度差に関する情報
がレーダ装置2Cから外部へ出力され、表示装置(図示
せず)などに表示されるようになっている。
【0058】なお、検出感度差の求め方としては、例え
ば、レーダ方程式を使って求める方法や、目標物との相
対距離に応じた検出感度差に関する情報が記憶されたメ
モリを装備しておき、該メモリに記憶されている情報を
使って求める方法などが挙げられる。
【0059】図9に、レーダ装置2Cに対する目標物の
角度と、目標物からの信号強度との関係を示す。図中C
1は、レーダ装置2Cから距離S1離れた位置に配置され
ている目標物の角度と、目標物からの信号強度との関係
を示しており、図中C2は、レーダ装置2Cから距離S3
離れた位置に配置されている目標物の角度と、目標物か
らの信号強度との関係を示している。
【0060】図9に示したように、レーダ装置2Cとの
相対角度が同じであったとしても、レーダ装置2Cから
の距離が異なる位置に配置した目標物からの信号強度で
は、距離が短い目標物からの信号強度の方が、距離の長
い目標物からの信号強度よりも大きい。例えば、レーダ
装置2Cに対する送信部a6の角度と、レーダ装置2C
に対する送信部a6’の角度とは同じθ2であるが、信号
強度については、送信部a6’からの方がx2大きい。
【0061】レーダ装置2Cの取り付け方向を調整する
場合には、検出感度差算出手段8で検出感度差を算出す
ると共に、信号強度検出手段6で信号強度を検出しなが
ら、送信部a5からの信号強度と、検出感度差x2を考慮
に入れた送信部a6からの信号強度との強度差が、所定
の強度差(ここでは、x1)となるように、レーダ装置
2Cの送受信方向を調整する。
【0062】例えば、強度差が所定の強度差x1となる
ように、レーダ装置2Cの送受信方向を調整すれば、図
9に示したように、レーダ装置2Cに対する送信部a5
の角度が0度となるように、レーダ装置2Cの送受信方
向を調整したこととなる。
【0063】上記参考の形態(5)に係るレーダ取付方
向調整方法によれば、距離の影響を受ける信号強度の検
出感度差を考慮に入れるので、複数の送信部a5、a6
配置し、これら送信部a5、a6から送信される信号の信
号強度を使って、レーダ装置2Cの送受信方向を正確に
調整することができる。
【0064】次に、参考の形態(6)に係るレーダ取付
方向調整方法について説明する。図10に示したよう
に、車両1の前側にはレーダ装置2Cが取り付けられ、
車両1から距離S2(例えば、数十cm〜1m)離れた
位置には送信部a7が設置され、距離S4(例えば、1m
〜2m)離れた位置には送信部a8が配置されている。
また、反射物標a7、a8それぞれは中心線Lから異な
る方向に角度θ3傾けた位置に設置されている。
【0065】図11に、レーダ装置2Cに対する目標物
の角度と、目標物からの信号強度との関係を示す。図中
3は、レーダ装置2Cから距離S2離れた位置に配置さ
れている目標物の角度と、目標物からの信号強度との関
係を示しており、図中C4は、レーダ装置2Cから距離
4離れた位置に配置されている目標物の角度と、目標
物からの信号強度との関係を示している。
【0066】図11に示したように、レーダ装置2Cと
の相対角度が同じであったとしても、レーダ装置2Cか
らの距離が異なる位置に配置した目標物からの信号強度
では、距離が短い目標物からの信号強度の方が、距離の
長い目標物からの信号強度よりも大きい。例えば、レー
ダ装置2Cに対する送信部a8の角度と、レーダ装置2
Cに対する送信部a7、a8’の角度とは同じθ3である
が、信号強度については、送信部a7、a8’からの方が
3大きい。
【0067】レーダ装置2Cの取り付け方向を調整する
場合には、検出感度差算出手段8(図8参照)で検出感
度差を算出すると共に、信号強度検出手段6(図8参
照)で信号強度を検出しながら、送信部a7からの信号
強度と、検出感度差x3を考慮に入れた送信部a8からの
信号強度との強度差が、無くなるように、レーダ装置2
Cの送受信方向を調整する。
【0068】強度差が無くなるるように、レーダ装置2
Cの送受信方向を調整すれば、図11に示したように、
レーダ装置2Cに対する送信部a7、a8の角度がθ3
なるように、レーダ装置2Cの送受信方向を調整したこ
ととなる。すなわち、レーダ装置2Cにおける検出エリ
アの中心線L6が中心線L上にきっちりとくるように
調整したこととなる。
【0069】上記参考の形態(6)に係るレーダ取付方
向調整方法によれば、距離の影響を受ける信号強度の検
出感度差を考慮に入れるので、複数の送信部a7、a8
配置し、これら送信部a7、a8から送信される信号の信
号強度を使って、レーダ装置2Cの送受信方向を正確に
調整することができる。
【0070】上記参考の形態(5)又は(6)に係るレ
ーダ取付方向調整方法においては、送信部a5(a7)か
らの信号と、送信部a6(a8)からの信号とが互いに影
響を受けないように、レーダ装置2Cからの距離を変え
ているが、別の形態に係るレーダ取付方向調整方法で
は、レーダ装置2Cからの距離を変えるのではなく、送
信部a6(a8)を有する調整用装置の伝送線路を、送信
部a5(a7)有する調整用装置の伝送線路よりも長くす
るようにしても良い。これにより、調整の省スペース化
が図られる。なお、この別の形態に係るレーダ取付方向
調整方法が、本発明の実施の形態(1)に係るレーダ取
付方向調整方法(請求項3に係る発明の実施の形態)で
あり、ここで用いられるレーダ取付方向調整装置が請求
項1、2に係る発明の実施の形態となる。
【0071】また、複数の送信部を配置する場合には、
図12に示したように、受信した信号を複数に分岐させ
る分岐手段32を備えたレーダ取付方向調整装置31を
用いるようにしても良い。また、図13(a)(b)に
示したように、伝送線路に増幅手段33〜35を配置し
たレーダ取付方向調整装置31A、31Bを用いるよう
にしても良い。
【0072】分岐手段32を備えたレーダ取付方向調整
装置31を用いると、送信部14a、14bが異なった
としても、受信部12については共通化が図られるた
め、送信部14a、14bから送信される信号の違い
は、伝送線路の長さ、及び送信部14a、14bの配置
場所だけであるので、より精度の高い調整を行うことが
できる。
【0073】また、上記参考の形態(1)〜(6)、実
施の形態(1)に係るレーダ取付方向調整方法では、レ
ーダ装置2、2A〜2Cの取り付け方向を水平面内で調
整する場合についてのみ説明しているが、例えば、レー
ダ装置2、2A〜2Cに垂直面内で回転する送受信アン
テナを装備し、レーダ装置2、2A〜2Cの取り付け方
向を垂直面内で調整する場合にも、上記と同様の方法
で、レーダの取り付け方向を調整することができる。
【0074】次に、実施の形態()に係るレーダ取付
方向調整方法(請求項4〜6に係る発明の実施の形態)
について説明する。図14(a)に示したように、車両
1の前側にはレーダ装置2Dが取り付けられ、車両1か
ら距離S5(例えば、数十cm〜1m)離れた位置(こ
こでは、レーダ装置2の取り付け方向調整の目標とする
位置)にはレーダ取付方向調整装置D1の送信部a9及び
受信部b9と、調整用装置D2の送信部a10及び受信部b
10とが配置されている。
【0075】調整用装置D1は、レーダ装置2Dとの実
際の距離S5よりも遠方(例えば、レーダ装置2Dから
5m離れた位置)で受信して反射したような信号を、送
信部a9からレーダ装置2に向けて送信するようになっ
ており、調整用装置D2は、レーダ装置2Dとの実際の
距離S5よりも遠方(例えば、レーダ装置2Dから10
m離れた位置)で反射したような信号を、送信部a10
らレーダ装置2に向けて送信するようになっている。
【0076】また、図14(b)に示したように、レー
ダ装置2Dには、水平面内で回転する送受信アンテナ4
と、目標物との相対角度(ここでは、方位角)を検出す
る相対角度検出手段5と、目標物からの信号強度を検出
する信号強度検出手段6と、目標物との相対距離を検出
する相対距離検出手段7と、相対距離検出手段7により
検出される前記目標物との相対距離に基づいて、信号強
度の検出感度差を求める検出感度差算出手段8とが装備
され、相対角度検出手段5により検出された送信部a9
の方位角θ4に関する情報や、信号強度検出手段6によ
り検出された送信部a9、a10から送信される信号の信
号強度に関する情報や、検出感度差に関する情報がレー
ダ装置2Dから外部へ出力され、表示装置(図示せず)
などに表示されるようになっている。
【0077】図15に、レーダ装置2Dに対する目標物
の角度(ここでは、高低角)と、目標物からの信号強度
との関係を示す。図中C5は、レーダ装置2Dから所定
の距離(ここでは、数m)離れた位置に配置されている
目標物(例えば、送信部a9)の高低角と、目標物から
の信号強度との関係を示しており、図中C5は、レーダ
装置2Cから所定の距離(ここでは、数m)離れた位置
に配置されている目標物(例えば、送信部a10)の高低
角と、目標物からの信号強度との関係を示している。
【0078】図15に示したように、レーダ装置2Dと
の相対角度が同じであったとしても、レーダ装置2Dか
らの距離が異なる位置に配置した目標物からの信号強度
では、距離が短い目標物からの信号強度の方が、距離の
長い目標物からの信号強度よりも大きい。例えば、レー
ダ装置2Dに対する送信部a10の高低角と、レーダ装置
2Dに対する送信部a10’の高低角とは同じθ5である
が、信号強度については、送信部a10’からの方がx4
大きい。
【0079】レーダ装置2Dの取り付け方向を調整する
場合には、検出感度差算出手段8で検出感度差を算出す
ると共に、信号強度検出手段6で信号強度を検出しなが
ら、送信部a9からの信号強度と、検出感度差x4を考慮
に入れた送信部a10からの信号強度との強度差が、所定
の強度差(ここでは、x5)となるように、レーダ装置
2Dの送受信方向を調整する。また、相対角度検出手段
5で方位角θ4を検出しながら、方位角θ4が所定の角度
(例えば、0度)となるように、レーダ装置2Dの送受
信方向を調整する。
【0080】例えば、強度差が所定の強度差x5となる
ように、レーダ装置2Dの送受信方向を調整すれば、図
15に示したように、レーダ装置2Dに対する送信部a
9の高低角が0度となるように、レーダ装置2Dの送受
信方向を調整したこととなり、他方、方位角θ4が0度
となるように調整すれば、レーダ装置2Dの中心線L7
が中心線L上にくることになる。
【0081】上記実施の形態()に係るレーダ取付方
向調整方法によれば、方位面内の調整を相対角度検出手
段5により検出される相対角度に基づいて行い、高低面
内の調整を信号強度検出手段6により検出される信号強
度に基づいて行うことにより、方位、高低の両方の取り
付け方法の調整を正確に行うことができる。
【0082】また、上記実施の形態()に係るレーダ
取付方向調整方法では、図2(a)に示したような、レ
ーダ取付方向調整装置D1、D2を採用しているが、別の
実施の形態に係るレーダ取付方向調整方法では、図2
(b)、図3(a)(b)に示したようなレーダ取付方
向調整装置などを採用しても良い(請求項7、8に係る
発明の実施の形態)
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、参考の形態(1)に係るレーダ取付
方向調整方法を説明するための説明図であり、(b)
は、レーダの要部を概略的に示したブロック図である。
【図2】(a)(b)は、レーダ取付方向調整装置の要
部を概略的に示したブロック図である。
【図3】(a)(b)は、レーダ取付方向調整装置の要
部を概略的に示したブロック図である。
【図4】(a)は、参考の形態(2)に係るレーダ取付
方向調整方法を説明するための説明図であり、(b)
は、レーダの要部を概略的に示したブロック図である。
【図5】レーダに対する目標物の角度と反射強度との関
係を示した図である。
【図6】(a)は、参考の形態(3)に係るレーダ取付
方向調整方法を説明するための説明図であり、(b)
は、レーダの要部を概略的に示したブロック図である。
【図7】参考の形態(4)に係るレーダ取付方向調整方
法を説明するための説明図である。
【図8】(a)は、参考の形態(5)に係るレーダ取付
方向調整方法を説明するための説明図であり、(b)
は、レーダの要部を概略的に示したブロック図である。
【図9】レーダに対する目標物の角度と反射強度との関
係を示した図である。
【図10】参考の形態(6)に係るレーダ取付方向調整
方法を説明するための説明図である。
【図11】レーダに対する目標物の角度と反射強度との
関係を示した図である。
【図12】レーダ取付方向調整装置の要部を概略的に示
したブロック図である。
【図13】(a)(b)は、レーダ取付方向調整装置の
要部を概略的に示したブロック図である。
【図14】本発明の実施の形態()に係るレーダ取付
方向調整方法を説明するための説明図である。
【図15】レーダに対する目標物の角度と反射強度との
関係を示した図である。
【符号の説明】
1 車両 2、2A〜2D レーダ装置 3、a1〜a10 送信部 4 送受信アンテナ 5 相対角度検出手段 6 信号強度検出手段 7 相対距離検出手段 8 検出感度差算出手段 11、11A、21、21A レーダ取付方向調整装置 31、31A、31B レーダ取付方向調整装置 12、14、14a、14b、22 アンテナ 13、23 伝送線路 17、25、33、34、35 増幅手段 24 反転手段 32 分離手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−194165(JP,A) 特開 平8−327722(JP,A) 特開 平9−178856(JP,A) 特開 平11−326491(JP,A) 特開2001−13238(JP,A) 特開 平9−318731(JP,A) 特開 平10−20020(JP,A) 特開2001−174540(JP,A) 特開2002−181923(JP,A) 実開 平6−47884(JP,U) 実開 平5−25381(JP,U) 実開 昭62−102181(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 7/00 - 7/42 G01S 13/00 - 13/95

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両などの被取付体に取り付けたレーダ
    の送受信方向の調整に用いるレーダ取付方向調整装置で
    あって、 前記レーダから発射された信号を受信する受信部と、前
    記レーダへ信号を送信する2つの送信部とを備えると共
    に、 前記レーダから発射された信号を受信すると、 前記レーダとの実際の距離よりも遠方の反射物標から反
    射したような信号を、これら送信部から前記レーダに向
    けて送信する第1の機能を備え また、これら送信部の一方の送信部から送信される信号
    は、前記受信部で受信した信号に遅延時間が与えられた
    信号であり、 これら送信部の他方の送信部から送信される信号は、前
    記受信部で受信した信号に前記遅延時間と異なる長さの
    遅延時間が与えられた信号であり、 さらに、これら送信部は、前記レーダと対向する同一面
    上の異なる位置に配置され ていることを特徴とするレー
    ダ取付方向調整装置。
  2. 【請求項2】 前記受信部で受信した信号を複数に分岐
    させる分岐手段を備えると共に、 該分岐手段で分岐された信号それぞれに、異なる遅延時
    間が与えられるように構成され、 これら異なる遅延時間が与えられた信号が、これら送信
    部から送信される信号であ ることを特徴とする請求項1
    記載のレーダ取付方向調整装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のレーダ取付
    方向調整装置を使用するレーダ取付方向調整方法であっ
    て、 前記レーダから発射された信号に対応して、前記レーダ
    取付方向調整装置の2つの送信部から送信されてくる信
    号の信号強度を比較することによって、前記レーダの送
    受信方向を調整す ることを特徴とするレーダ取付方向調
    方法
  4. 【請求項4】 車両などの被取付体に取り付けたレーダ
    から発射された信号を受信する受信部と、前記レーダへ
    信号を送信する送信部とを備えると共に、 前記レーダから発射された信号を受信すると、 所定の遅延時間を与えて、前記レーダとの実際の距離よ
    りも遠方の反射物標から反射したような信号を、前記送
    信部から前記レーダに向けて送信する第2の機能を備え
    た、前記レーダの送受信方向の調整に用いるレーダ取付
    方向調整装置を2つ使用するレーダ取付方向調整方法で
    あって、 これらレーダ取付方向調整装置の受信部で受信した信号
    に与える遅延時間を異なる長さとし、 また、これらレーダ取付方向調整装置の送信部、及び受
    信部を、前記レーダと対向する同一面上の異なる位置に
    配置し、 前記レーダから発射された信号に対応して、これらレー
    ダ取付方向調整装置の送信部から送信されてくる信号の
    信号強度を比較することによって、前記レーダの送受信
    方向を調整す ることを特徴とするレーダ取付方向調整
  5. 【請求項5】 これら送信部を、鉛直方向に離間して配
    置することを特徴とする請求項記載のレーダ取付方向
    調整方法
  6. 【請求項6】 前記信号強度の比較の際、前記レーダ取
    付方向調整装置の受信部で受信した信号に与える異なる
    2つの遅延時間差に基づいて得られる相対距離に応じた
    検出感度差を考慮に入れることを特徴とする請求項3〜
    5のいずれかの項に記載のレーダ取付方向調整方法
  7. 【請求項7】 請求項4又は請求項5記載のレーダ取付
    方向調整方法に用いられるレーダ取付方向調整装置であ
    って、 信号を伝送する伝送線路と、 該伝送線路の一端部から進入した信号を、前記伝送線路
    の他端部で反射させる反射手段とを備えると共に、 該反射手段で反射された信号が、前記伝送線路の前記一
    端部から放射されるように構成され、 さらに、これら受信部で受信した信号が前記伝送線路を
    伝送することによって 、前記信号に遅延時間が与えられ るように構成されてい
    ることを特徴とするレーダ取付方向調整装置。
  8. 【請求項8】 前記伝送線路が導波管、誘電体線路、及
    び光ファイバのいずれかであることを特徴とする請求項
    7記載のレーダ取付方向調整装置。
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