JPH0792258A - 車両用レーダ装置 - Google Patents

車両用レーダ装置

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JPH0792258A
JPH0792258A JP5207275A JP20727593A JPH0792258A JP H0792258 A JPH0792258 A JP H0792258A JP 5207275 A JP5207275 A JP 5207275A JP 20727593 A JP20727593 A JP 20727593A JP H0792258 A JPH0792258 A JP H0792258A
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JP
Japan
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level
reception
sum
difference
antenna
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JP5207275A
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Inventor
Hiroshige Fukuhara
裕成 福原
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型アンテナで効率的に自車線上の物標を識
別する。 【構成】 制御手段2の下で、レーダ信号送受信手段1
がビーム軸を異ならせた第1および第2のアンテナ4
a、4bにより物標からの反射波を受信し、時間計測手
段9により距離が計測される。各アンテナに対応して受
信レベル検出手段5で検出した第1および第2の受信レ
ベルを基に、和差演算手段6でその和と差を演算すると
ともに、正規化手段7でその差を和で正規化する。これ
により、アンテナを小さくしてビーム幅が広くなって
も、車線判別手段8において、正規化した差のレベルと
反射波到来角とが広範囲にわたって一対一に対応するか
ら、検知物標が自車線上にあるか否かが精度よく検出さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電磁波または音波を
送出し、送出した電磁波または音波の反射体による反射
波を受信し、車線上の反射体までの距離や相対速度など
の物理量を検出する車両用レーダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種レーダ装置として、図5に
示すものがある。 これは、自車両の前方に電波、レー
ザなどの電磁波または音波のパルス信号を送出し、送出
したときから、先行車によって反射されたパルス信号を
受信するまでの時間の計測結果に基づいて車間距離を演
算するもので、レーザ信号送出手段101、レーダ反射
波受信手段102、パルス信号の送出タイミングを制御
する制御手段103、および制御手段103の出力に基
づいてレーダ信号送出時間から反射波を受信するまでの
時間をカウントして計測する時間計測手段104で構成
されている。
【0003】図6は、上記装置における信号のタイミン
グチャートを示したもので、制御手段103は、(a)
に示すような間隔Trのトリガ信号に同期して、(b)
の送出レーダ信号を送出するように、レーダ信号送出手
段101を制御する。反射信号受信手段102は、図の
(c)に示す受信信号の振幅が所定のしきい値Vthを
越えると検出信号を出力し、時間計測手段104は、レ
ーザ信号送出手段101よりレーダ信号が送出されてか
ら検出信号が出力されるまでの時間を図の(d)に示す
ように、間隔がΔtのクロックパルスをカウントするこ
とにより計測する。そして、レーダ信号送出手段101
より送出されるレーダ信号は、検知範囲を特定するため
に、例えば図7に示すように、自動車前方100mの一
車線の範囲が3.5mのときは、レーダビーム幅はta
-1(3.5/100)=2°を選択するなど、所定の
ビーム幅で送出されるようになっている。
【0004】ところで、一般にレーダ装置は搭載性を良
くするためアンテナを小さくするとビーム幅が広くな
り、自車線上の物標からの反射波と、路肩の物標や自車
線以外の自動車などからの反射波との区別が困難にな
る。そのため、自車線上の物標からの反射波を識別する
ためには、距離情報だけでなく角度情報も必要となる。
そこでこの角度検出のため、本願出願人は先に特開昭6
1−73082号公報に示す装置を提案している。すな
わち、図8に示すように、光レーダで角度情報を得るた
めに、投光部105(106)から互いに対称関係にあ
る方向に最大投光レベルを有する2種類の投光パターン
を切り替えながら投光する。そして、それぞれの投光パ
ターンによる受光レベルの和(SUMレベル)と差(D
IFFレベル)を図9のように求め、SUMレベルが所
定の設定値L以上のときのDIFFレベルから角度情報
を得る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のレーダ装置にあっては、以下に記述するよう
な問題がある。すなわち、図5〜図7に示す従来例にあ
っては、例えば2°のように狭いビーム幅を得るために
は、アンテナ系や光学系を大きくする必要がある。その
ため、デザインやスペース、装着部位の機械的強度およ
び装着時の取付け角度誤差など留意すべき点が多い。し
たがって、乗用車の前端部など狭い部位への搭載には制
約が生じるおそれがある。とくに、マイクロ波等の電波
の場合には、大きさが問題となる。すなわち、例えば良
く用いられるパラボラアンテナ等の開口面アンテナの開
口径Dとビーム幅θの関係は、一般にθ=70(λ/
D)で表わされるから、2°のビーム幅を得るには、波
長の短いミリ波の場合でも60GHzで約17.5cm
の径が必要になる。
【0006】また、図8〜図9に示すものでは、距離に
よる受光レベルの変化の影響を避けるため、平均的な受
光レベルで正規化し、図9のように2つの受信信号のレ
ベルの和であるSUMレベルが所定の設定レベルL以上
あるときの2つの受信信号のレベルの差であるDIFF
レベルを受光角の検出範囲mとし、同図におけるDIF
Fレベルの点線部分を除外することで、DIFFレベル
を角度と一対一に対応させることになる。しかしこの方
法では、SUMレベルが設定レベルL以上でしか測距で
きないため、例えば、近距離でも反射係数の小さい物標
の検出が困難になるおそれがある。
【0007】また、投光ビームパターンが図8に示すよ
うなのこぎり波状の場合にはビーム効率の低下はない
が、一般的に実現しやすいビームパターンは図10に示
すように軸対称であり、この場合には、ビーム幅に比べ
検出範囲m’が狭くなってしまう。この検出範囲m’を
大きくするためにはビーム幅を広げなければならず、送
受信ゲインの不必要な低下を招くこととなる。したがっ
て本発明は、このような従来の問題点に鑑み、アンテナ
を小型としながらしかも効率的に車線上の物標を識別す
ることのできる車両用レーダ装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、電磁
波または音波を送出し、送出した電磁波または音波によ
る反射波を受信し、車線上の反射体との物理量を検出す
る車両用レーダ装置において、中心軸が互いに異なるビ
ーム角を有する第1のビームおよび第2のビームを送信
するとともに目標物からの反射波を受信するレーダ信号
送受信手段と、前記第1のビームおよび第2のビームの
受信信号のレベルを検出する受信レベル検出手段と、第
1のビームおよび第2のビームの受信レベルの和および
差を演算する和差演算手段と、差の演算結果を正規化す
る正規化演算手段と、正規化演算結果に基づいて車線の
判別を行う車線判別手段とを有するものとした。
【0009】
【作用】レーダ信号送受信手段で受信された第1のビー
ムおよび第2のビームの反射波受信信号のレベルが受信
レベル検出手段で検出され、これら第1のビームおよび
第2のビームの受信レベルを基に、和差演算手段でその
和と差が演算される。そして正規化演算手段においてそ
の差が正規化する。 正規化した差のレベルと反射波到
来角とが広範囲にわたって一対一に対応するから、車線
判別手段においてはこれにより検知物標が自車両の車線
上にあるか否かが精度よく検出される。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面を基に説明する。 図1
は、ミリ波をメディアとするパルスレーダに適用した本
発明実施例の全体構成を示す図である。レーダ信号送受
信手段1は、ミリ波を連続発生する電子同調付きガン発
振器11、サーキュレータ12、制御手段2から入力さ
れるクロック信号に同期したパルス振幅変調を行うSP
STスイッチ13、サーキュレータ14、制御手段2か
らの切り替え信号で切り替えられるSPDTスイッチ1
5、ならびにミキサ16によって構成されている。この
レーダ信号送受信手段1に、第1のビーム3aを送信し
その反射波を受信する第1のアンテナ4aと、第2のビ
ーム3aを送信し、その反射波を受信する第2のアンテ
ナ4bとが接続されている。ここで、これらのアンテナ
は第1のビーム3aと第2のビーム3bの中心軸が所定
の角度θをなすように設置されている。
【0011】また、レーダ信号送受信手段1には第1の
ビーム3aと第2のビーム3bによる反射波の受信レベ
ルを検出する受信レベル検出手段5が接続され、該受信
レベルを基にその和(SUMレベル)と差(DIFFレ
ベル)を演算する和差演算手段6、差(DIFFレベ
ル)を和(SUMレベル)で正規化する演算を行う正規
化手段7、および正規化した演算結果にもとずき、受信
した反射波が自車両が走行する車線上の物標から反射さ
れたものか否かを判別する車線判別手段8が順次設けら
れている。そしてさらに、時間計測手段9が反射波の伝
搬時間を計測するために設けられている。
【0012】図1の構成において、電子同調付きガン発
振器11でミリ波が連続発生され、サーキュレータ12
を経由してSPSTスイッチ13に入る。ミリ波はSP
STスイッチ13で装置全体のタイミングを制御する制
御手段2から入力されるクロック信号に同期したパルス
振幅変調を受けた後、サーキュレータ14および制御手
段2からの切替信号で制御されるSPDTスイッチ15
を経由して、第1のアンテナ4aおよび第2のアンテナ
4bより、第1のビーム3aおよび第2のビーム3bと
して交互に発射され、ミリ波SFパルスとなる。その
際、送信の期間、送信ミリ波の周波数は、電子同調付き
ガン発振器11の電子同調機能を制御手段2で制御する
ことにより所定量シフトされている。
【0013】発射されたミリ波RFパルスは、第1のア
ンテナ4a及び第2のアンテナ4bのビームパターンに
従い伝搬し、ビーム内に物標があれば物標の散乱断面積
に応じた振幅の反射波として、第1のアンテナ4aより
発信された第1のビーム3aの反射波は第1のアンテナ
4aに、第2のアンテナ4bより発信された第2のビー
ム3bの反射波は第2のアンテナ4bに、各アンテナ4
a、4bの送信タイミングに対してt=2R/Cだけ遅
延して受信される。 ここでRはレーダ装置と物標間の
距離、Cは電波の自由空間伝搬速度である。これら受信
反射波は、サーキュレータ14を経由してミキサ16へ
入力される。
【0014】一方、電子同調付きガン発振器11で連続
発生されたミリ波は、送信タイミング以外においてはパ
ルス振幅変調用SPSTスイッチ13で反射され、サー
キュレータ12を経由してミキサ16のローカルポート
へ入力され、受信したミリ波RFパルスの反射波と混
合、周波数変換され、電子同調付きガン発振器11の周
波数シフト量に等しい周波数の中間周波信号として受信
レベル検出手段5へ入力される。受信レベル検出手段5
は中間周波信号を増幅し、そのレベルを検出する。そし
て、検出された受信レベルについて、和差演算手段6に
おいて、第1のアンテナ4aで受信された反射波の第1
受信レベルと、第2のアンテナ4bで受信された反射波
の第2受信レベルとの和(SUMレベル)、および差
(DIFFレベル)が演算され、正規化手段7を経由し
て車線判別手段8に送られる。
【0015】次に、車線判別手段8における車線判別の
処理要領について、図2および図3を参照して説明す
る。図2において、横軸は反射波の到来角で、0°は自
動車の正面方向を、正の角度は自動車の前方右斜め方
向、負の角度は自動車の前方左斜め方向を示している。
また、縦軸は受信レベルである。第1のビーム3aの反
射波の第1の受信レベル21および第2のビーム3bの
反射波の第2の受信レベル22の最大受信レベルは、そ
れぞれ等しく、これを1としたときの大きさで表してい
る。ここでは、ビーム電力の半値幅を10°とし、すな
わち各ビームはその中心軸が自動車の正面0°に対し、
±5°左右にオフセットして配置され、電力が1/2
(レベルが0.7)の点で重なるようにしてある。
【0016】これにより、第1の受信レベル21と第2
の受信レベル22との和の演算結果である和のレベル
(SUMレベル)は図中参照符号23で示され、また第
1の受信レベル21と第2の受信レベル22との差の演
算結果である差のレベル(DIFFレベル)は符号24
で示されるものとなる。さらに、正規化手段7において
DIFFレベル24をSUMレベル23で正規化演算し
た結果は、正規化DIFFレベル25となる。
【0017】反射波の受信レベルは物標の散乱断面積や
反射波の到来方向により変化し、これに伴って、第1の
受信レベル21、第2の受信レベル22、SUMレベル
23及びDIFFレベル24も変化する。しかし、DI
FFレベル24をSUMレベル23で正規化した正規化
DIFFレベル25の値は、ディメンジョンを持たず、
第1の受信レベル21と第2の受信レベル22のみで決
まる係数となる。
【0018】すなわち、任意の角度から到来した反射波
の第1の受信レベル21のレベル値をV1 、第2の受信
レベル22のレベル値をV2 とすると、正規化DIFF
レベルVdiffは、 Vdiff=(V1 −V2 )/(V1 +V2 )=(k−1)/(k+1) −−−(1) で表わされる。ここで、k=V1 /V2 である。V1 、
V2 とも同一物標から同一角度で入射する反射波に対す
る受信レベル値であるから、kは2つの受信レベル2
1、22のビームパターンのみに依存する。図2に示す
ように、正規化DIFFレベル(Vdiff)25は2
つの受信レベル21、22のビームのほぼ全範囲にわた
り一対一で反射波の到来角度と対応しているので、反射
波の到来角度を従来例よりも広い範囲m”で検知するこ
とができる。
【0019】次に、反射波が自車両の車線上の物標から
のものか否かが、正規化DIFFレベルを用いて判別さ
れる。図3は、自車両を車線中央に置き、その前端中心
から左右の車線端を見たときの角度を10mから100
mにわたってプロットしたものである。時間計測手段9
によって自車両から物標までの距離を知ることができる
から、例えば、物標距離を前方10mとする。この場
合、図3では左右の車線端に対する角度は±10°であ
るから、先の図2より反射波到来角度±10°に対応す
る正規化DIFFレベル(+0.88、および−0.8
8)をしきい値とする。すなわち、これらのしきい値間
であればその物標は自車両の車線上にあるものとし、こ
の範囲外であれば隣接車線の物標として判別される。
【0020】同様に、測定された物標距離が前方50m
であれば、図3において左右の車線端に対する角度は±
2°であるから、図2より正規化DIFFレベルのしき
い値は、+0.27、および−0.27となる。これら
のしきい値間であれば自車線上の物標とし、範囲外であ
れば隣接車線の物標として判別する。また、100mで
は車線端角度が±1°となり、しきい値は+0.14お
よび−0.14となる。
【0021】ここで、正規化DIFFレベルと反射波到
来角度との対応は、第1のアンテナ4aおよび第2のア
ンテナ4bの送受信ビームパターンとオフセット角θに
よって決まる。 そして例えば、上述のように半値幅1
0°としたとき、60GHzでのアンテナの開口径は
3.5cmで済む。したがって、上記構成の本実施例に
よれば、アンテナを極めて小型なものとして自動車への
搭載が容易となる。しかも、送受信されるビームが軸対
象な場合でも、検知距離が確保され、かつ送受信ゲイン
の不必要な低下を招くことなく、自車両走行の車線上の
物標判別が広い範囲にわたって精度よく行なわれるとい
う効果を有する。
【0022】次に、第2の実施例として、他の正規化処
理を行なった例を示す。 この実施例では、第1のビー
ム3aの反射波を受信した第1の受信レベル31のレベ
ル値V1 と、第2のビーム3bの反射波を受信した第2
の受信レベル32のレベル値V2 の差のレベル(DIF
Fレベル)34を、第1の受信レベル31のレベル値V
1 または第2の受信レベル32のレベル値V2 で正規化
している。すなわち、DIFFレベル34を第1の受信
レベル値V1 で正規化すると、 Vdiff=(V1 −V2 )/V1 =1−(1/k) −−−(2) となる。また、第2の受信レベル値V2 で正規化する
と、 Vdiff=(V1 −V2 )/V2 =k−1 −−−(3) となる。
【0023】いずれの場合も、第1の受信レベル31と
第2の受信レベル32のビームパターンのみで決まる係
数となる。図4に、DIFFレベル34を第2の受信レ
ベル32で正規化した場合を示す。ここでは、第1の受
信レベル31および第2の受信レベル32のオフセット
角を±1°としてある。同図から明らかなように、正規
化DIFFレベル35は、2つの受信レベル31、32
の全範囲にわたって一対一で反射波到来角と対応してい
る。したがって本実施例によっても、反射波の到来角度
を広い範囲で検知することができ、前実施例と同様の効
果を得ることができる。
【0024】なお、上述した各実施例では2つのアンテ
ナを用いたものを示したが、これに限定されない。例え
ば、パラボラアンテナの給電位置をオフセットすること
などにより複数軸のビームを形成することができるの
で、上下左右に数度ずつずらして設けた給電点を切り替
えることによって、1つのアンテナでも上下左右方向の
ビームを得ることができる。これによって左右方向の角
度検出だけでなく、上下方向の角度検出も簡単な構成で
実現でき、道路上の歩道橋や交通表示板などの識別が可
能となる。また、パルスレーダへの適用だけでなく、反
射波のレベルを直接計測することが難しいCWレーダや
FM−CWレーダの場合でも、反射波のレベルに比例す
るドップラ信号のレベルを計測することにより、容易に
適用される。
【0025】
【発明の効果】以上のとおり、一般にレーザ装置の搭載
性を良くするために、アンテナを小さくするとビーム幅
が広くなるので、物標が自車線上に存在するか否かを識
別するには、距離情報だけでなく角度情報が必要となる
が、本発明によれば、これらの情報を得るのに、異なる
軸を有する2つのレーダビームの受信レベルの差を正規
化して用いるものとしたので、検知距離を確保しなが
ら、送受信ゲインの不必要な低下を招くことなく広い範
囲で角度計測をすることができる。そのため、小型のア
ンテナで効率的に自車両の車線上にある物標を識別する
ことが可能となり、車両への搭載性が向上するという効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】受信レベルの差(DIFFレベル)を和(SU
Mレベル)で正規化した正規化DIFFレベルのレベル
パターンを説明する図である。
【図3】レーダ装置から車線端までの角度の距離特性を
示す図である。
【図4】他の実施例を示す正規化DIFFレベルのレベ
ルパターン説明図である。
【図5】従来例を示すブロック図である。
【図6】レーダ装置における信号のタイミングチャート
である。
【図7】車線幅とビーム幅の関係を示す説明図である。
【図8】他の従来例を示す図である。
【図9】従来例におけるSUMレベルパターンとDIF
Fレベルパターンを示す図である。
【図10】対称軸ビームを用いたときのSUMレベルパ
ターンとDIFFレベルパターンを示す図である。
【符号の説明】
1 レーダ信号送受信手段 2 制御手段 3a 第1のビーム 3b 第2のビーム 4a 第1のアンテナ 4b 第2のアンテナ 5 受信レベル検出手段 6 和差演算手段 7 正規化手段 8 車線判別手段 9 時間計測手段 11 電子同調付きガン発振器 12 サーキュレータ 13 SPSTスイッチ 14 サーキュレータ 15 SPDTスイッチ 16 ミキサ 21 第1の受信レベル 22 第2の受信レベル 23 SUMレベル 24 DIFFレベル 25 正規化DIFFレベル 31 第1の受信レベル 32 第2の受信レベル 33 SUMレベル 34 DIFFレベル 35 正規化DIFFレベル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁波または音波を送出し、送出した電
    磁波または音波による反射波を受信し、車線上の反射体
    との物理量を検出する車両用レーダ装置において、中心
    軸が互いに異なるビーム角を有する第1のビームおよび
    第2のビームを送信するとともに目標物からの反射波を
    受信するレーダ信号送受信手段と、前記第1のビームお
    よび第2のビームの受信信号のレベルを検出する受信レ
    ベル検出手段と、前記第1のビームおよび第2のビーム
    の受信レベルの和および差を演算する和差演算手段と、
    差の演算結果を正規化する正規化演算手段と、正規化演
    算結果に基づいて車線の判別を行う車線判別手段とを有
    することを特徴とする車両用レーダ装置。
  2. 【請求項2】前記正規化演算手段は、受信レベルの差の
    演算結果を受信レベルの和の演算結果で正規化するもの
    であることを特徴とする請求項1記載の車両用レーダ装
    置。
  3. 【請求項3】前記正規化演算手段は、受信レベルの差の
    演算結果を前記第1のビームまたは第2のビームの反射
    波の受信レベルで正規化するものであることを特徴とす
    る請求項1記載の車両用レーダ装置。
JP5207275A 1993-07-29 1993-07-29 車両用レーダ装置 Withdrawn JPH0792258A (ja)

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