JP2002243472A - 渋滞度対応情報提供システム - Google Patents

渋滞度対応情報提供システム

Info

Publication number
JP2002243472A
JP2002243472A JP2001046619A JP2001046619A JP2002243472A JP 2002243472 A JP2002243472 A JP 2002243472A JP 2001046619 A JP2001046619 A JP 2001046619A JP 2001046619 A JP2001046619 A JP 2001046619A JP 2002243472 A JP2002243472 A JP 2002243472A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
congestion
degree
congestion degree
traffic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2001046619A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Tejima
亨 手▲島▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin AW Co Ltd filed Critical Aisin AW Co Ltd
Priority to JP2001046619A priority Critical patent/JP2002243472A/ja
Publication of JP2002243472A publication Critical patent/JP2002243472A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Navigation (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】道路の渋滞区間における渋滞の程度を適切に把
握し、渋滞の程度に対応して選択された苛立ちやストレ
スを和らげる作用のある情報を前記渋滞区間を走行して
いる車両に送信することによって、該車両の運転者等の
精神的な苦痛を和らげ、交通事故やトラブルの発生を防
止するとともに、道路交通を円滑にすることができるよ
うにする。 【解決手段】渋滞区間の渋滞度を示す情報を受信する受
信手段と、配信情報を渋滞度と対応づけて格納する記憶
手段と、前記渋滞区間の渋滞度を示す情報から、渋滞度
に対応する配信情報を選択して、渋滞度対応情報を作成
する情報作成手段と、前記渋滞度対応情報を送信する送
信手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、渋滞度対応情報提
供システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、道路交通を円滑にする目的で、自
動車等の車両に配設される車両用ナビゲーション装置に
道路の渋滞情報を送信するシステムが提供されている。
【0003】例えば、VICSと称される道路交通情報
通信システムにおいては、警察、日本道路公団等の交通
管制システムの情報を収集して、道路の渋滞に関する道
路交通情報を作成し、これを電波ビーコン、FM多重放
送等の通信手段によって、車両用ナビゲーション装置に
送信するようになっている。そして、前記道路交通情報
を受信した車両用ナビゲーション装置は、道路の渋滞状
況を表示手段に表示したり、渋滞区間を避けたルートを
作成して表示手段に表示したりするようになっている。
【0004】これにより、車両の運転者は、道路の渋滞
状況を的確に察知して、渋滞区間を避けることができる
ので、走行に要する時間を節約することができる。ま
た、渋滞区間への車両の流入が抑制されるので、道路交
通が円滑になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のシステムにおいては、渋滞区間や渋滞の程度に関す
る情報を提供するだけであり、渋滞に巻き込まれた車両
の運転者や乗員の精神的な苦痛を和らげることができな
かった。
【0006】一般に、車両が渋滞に巻き込まれスムーズ
に運行することができない状態になると、該車両の運転
者は苛立ちを覚え、精神的なストレスを感じるようにな
る。また、乗客等の運転者以外の車両の乗員も、同様に
苛立ちを覚え、精神的なストレスを感じるようになる。
前記運転者等の苛立ちやストレスは、渋滞の度合いがひ
どくなるほど、増して行き、交通事故や運転者同士の諍
い等のトラブルの原因となることが知られている。
【0007】そのため、渋滞に巻き込まれた場合、前記
運手者等の精神を鎮静させ、苛立ちやストレスを和らげ
るような手段を講じることが必要であるが、従来は、こ
のような手段は運転者等が自ら工夫して講じるようにな
っている。例えば、カーステレオやカーラジオを使用し
て、好みの音楽を聴いたり、ガムを噛んだりすること
が、苛立ちやストレスを和らげるような手段として知ら
れている。
【0008】しかし、このような手段は運転者等があら
かじめ自身で用意しておく必要があり、煩わしく、必ず
しも広く採用されてはいなかった。また、渋滞の状態が
軽度である時と重度である時とでは、異なる手段を採用
することが望ましいにもかかわらず、運転者等が自身
で、多様な手段をあらかじめ用意し、しかも、適切に選
択して採用することは困難であった。
【0009】本発明は、前記従来の問題点を解決して、
道路の渋滞区間における渋滞の程度を適切に把握し、渋
滞の程度に対応して選択された苛立ちやストレスを和ら
げる作用のある情報を前記渋滞区間を走行している車両
に送信することによって、該車両の運転者等の精神的な
苦痛を和らげ、交通事故やトラブルの発生を防止すると
ともに、道路交通を円滑にすることができる渋滞度対応
情報提供システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の渋
滞度対応情報提供システムにおいては、渋滞区間の渋滞
度を示す情報を受信する受信手段と、配信情報を渋滞度
と対応づけて格納する記憶手段と、前記渋滞区間の渋滞
度を示す情報から、渋滞度に対応する配信情報を選択し
て、渋滞度対応情報を作成する情報作成手段と、前記渋
滞度対応情報を送信する送信手段とを有する。
【0011】本発明の他の渋滞度対応情報提供システム
においては、さらに、前記配信情報は広告である。
【0012】本発明の更に他の渋滞度対応情報提供シス
テムにおいては、さらに、前記情報作成手段は、渋滞度
の段階に応じて配信情報を選択する。
【0013】本発明の渋滞度対応情報提供プログラムに
おいては、渋滞度対応情報を提供するためにコンピュー
タを、渋滞区間の渋滞度を示す情報を受信する受信手
段、配信情報を渋滞度と対応づけて格納する記憶手段、
前記渋滞区間の渋滞度を示す情報から、渋滞度に対応す
る配信情報を選択して、渋滞度対応情報を作成する情報
作成手段、及び、前記渋滞度対応情報を送信する送信手
段、として機能させる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0015】図1は本発明の実施の形態における渋滞度
対応情報提供システムの構成を示す概念図である。
【0016】図1において、10は渋滞度対応情報提供
システムであり、CPU、MPU等の演算手段、半導体
メモリ、磁気ディスク等の記憶手段、通信インターフェ
イス等を備えるコンピュータの中に構成される。なお、
該コンピュータは単一のコンピュータであってもよい
し、複数のコンピュータが有機的に結合された、いわゆ
る分散型サーバであってもよい。さらに、前記コンピュ
ータの中に他のシステムが構成されていてもよい。
【0017】そして、17は、道路の渋滞に関する情
報、すなわち、道路渋滞情報を作成して提供するための
渋滞情報提供システムである。ここで、該渋滞情報提供
システム17は、警察、日本道路公団等の交通管制シス
テムの情報を収集して、道路の渋滞に関する道路交通情
報を作成し、これを電波ビーコン、FM多重放送等の通
信手段によって、車両用ナビゲーション装置に送信する
VICSと称される道路交通情報通信システムであって
もよい。また、路線バスのような定期運行車両の運行時
刻表及び停留所に関する情報から、前記運行時刻表に基
づく停留所間の所要時間と実際の停留所間の所要時間と
を比較して、道路渋滞情報を作成して提供するシステム
であってもよい。
【0018】そして、前記渋滞情報提供システム17が
作成して提供する道路渋滞情報は、渋滞区間の位置を示
す情報とともに、渋滞区間の長さ、渋滞区間の通過所要
時間、渋滞区間における平均速度等の渋滞の程度、すな
わち、渋滞度を示す情報も含むものである。
【0019】さらに、前記渋滞情報提供システム17
は、人手が介在して道路渋滞情報を作成するシステムで
あってもよいし、前記渋滞度対応情報提供システム10
のように、CPU、MPU等の演算手段、半導体メモ
リ、磁気ディスク等の記憶手段、通信インターフェイス
等を備えるコンピュータの中に構成されるシステムであ
ってもよい。なお、前記渋滞情報提供システム17は作
成された道路渋滞情報を送信するための渋滞情報通信手
段18を有する。
【0020】そして、渋滞度対応情報提供システム10
は、前記渋滞情報通信手段18が送信する道路渋滞情報
を受信する渋滞情報受信手段11、前記道路渋滞情報に
含まれる渋滞度を示す情報に基づいて渋滞度対応情報を
作成する渋滞度対応情報作成手段12、前記渋滞度対応
情報を送信する渋滞度対応情報送信手段13、渋滞度に
対応して送信されるべき配信情報が格納されている渋滞
度対応情報データベース14、及び、渋滞度対応情報を
受信して利用する車両の運転者等に関する情報、すなわ
ち、利用者情報が格納されている利用者データベース1
5を有する。
【0021】なお、前記渋滞度対応情報提供システム1
0及び渋滞情報提供システム17は、同一のコンピュー
タの中に一体的に構成されていてもよい。この場合、前
記渋滞度対応情報提供システム10及び渋滞情報提供シ
ステム17は、それぞれ、単一のコンピュータの中に構
成された別々のシステムであってもよいし、統合された
単一のシステムの一部分であってもよい。そして、前記
道路渋滞情報は同一のコンピュータの中で作成され、送
信され、受信される。さらに、前記渋滞度対応情報提供
システム10及び渋滞情報提供システム17がそれぞれ
単一のシステムの一部分である場合には、前記道路渋滞
情報は同一のシステムの中で作成され、送信され、受信
されることとなる。
【0022】また、20は乗用車、トラック、バス、オ
ートバイ等の車両であり、渋滞情報表示手段としてのナ
ビゲーション装置21を備える。前記渋滞情報表示手段
は、前記渋滞情報提供システム17及び渋滞度対応情報
提供システム10から送信される道路渋滞情報及び渋滞
度対応情報を受信する手段、前記道路渋滞情報及び渋滞
度対応情報を車両の運転者等に伝達する手段を備えるも
のであれば、携帯電話、ラジオ、テレビ等いかなるもの
であってもよいが、地図を表示する画像表示手段とGP
S受信手段を備えるナビゲーション装置であることが望
ましいので、本実施の形態においては、ナビゲーション
装置である場合について説明する。
【0023】ここで、前記渋滞情報通信手段18と渋滞
情報受信手段11との間の通信は、有線又は無線の公衆
通信回線網、専用通信回線網、インターネット、携帯電
話ネットワーク、イントラネット等のいかなる通信回線
網を経由するものであってもよく、また、これら通信回
線網を組み合わせたものであってもよい。また、放送衛
星によるCS放送やBS放送を利用して通信してもよ
く、地上波デジタルテレビ放送を利用して通信してもよ
く、FM多重放送を利用して通信してもよい。
【0024】また、前記ナビゲーション装置21と渋滞
度対応情報送信手段13及び渋滞情報受信手段11との
間の通信も有線又は無線の公衆通信回線網、専用通信回
線網、インターネット、携帯電話ネットワーク、イント
ラネット等のいかなる通信回線網を経由するものであっ
てもよく、また、これら通信回線網を組み合わせたもの
であってもよい。さらに、放送衛星によるCS放送やB
S放送を利用して通信してもよく、地上波デジタルテレ
ビ放送を利用して通信してもよく、FM多重放送を利用
して通信してもよく、道路脇に設置されている光ビーコ
ンや電波ビーコンを利用する通信してもよい。
【0025】なお、前記渋滞情報通信手段18と渋滞情
報受信手段11との間の通信及びナビゲーション装置2
1と渋滞度対応情報送信手段13との間の通信は、双方
向通信であってもよい。
【0026】そして、前記渋滞度対応情報提供システム
10において、渋滞情報受信手段11は、渋滞情報通信
手段18から、渋滞区間の位置を示す情報と渋滞度を示
す情報とを含む道路渋滞情報を受信すると、該道路渋滞
情報を渋滞度対応情報作成手段12に送信するようにな
っている。なお、前記渋滞情報通信手段18は、渋滞区
間の位置を示す情報と渋滞度を示す情報とを含む道路渋
滞情報をナビゲーション装置21にも送信するようにな
っている。
【0027】また、前記渋滞度対応情報作成手段12
は、前記渋滞区間の位置を示す情報と渋滞度を示す情報
とを含む道路渋滞情報を情報受信手段12から受信する
と、渋滞度対応情報データベース14及び利用者データ
ベース15にアクセスする。そして、前記渋滞区間の位
置に対応して提供すべき配信情報、渋滞度に対応して提
供すべき配信情報、利用者の希望する配信情報、提供の
形態等の情報を取得するようになっている。
【0028】ここで、前記渋滞度対応情報データベース
14には渋滞度に対応して送信されるべき配信情報等の
情報が格納されている。前記配信情報は、例えば、企
業、商店、製品等についての広告、地域の観光情報、風
景画(静止画及び動画を含む)、博物館、図書館等の公
共施設の利用情報、映画館、劇場等の開演情報、ホテ
ル、旅館等の空き部屋情報、不動産の賃貸や販売に関す
る情報、駐車場の空き情報、買い物情報、スポーツや事
件に関するニュース、地方自治体のサービスに関する情
報等である。また、前記配信情報は、文字、画像、音声
等のいかなる形態のものであってもよい。
【0029】なお、前記配信情報は、一般的にコンテン
ツと称される情報であるが、本実施の形態において、前
記配信情報は道路渋滞情報を含まないものである。さら
に、本実施の形態においては、前記配信情報が音楽や音
声入りのビデオ画像である場合について説明する。
【0030】また、前記渋滞度対応情報データベース1
4には、前記配信情報が提供される地域についての情報
が格納されている。例えば、配信情報が地方自治体のサ
ービスに関する情報である場合、該当する地方自治体の
地域内を走行する車両20に提供されるように指定され
る。さらに、前記配信情報が広域に展開していない小規
模の商店の広告である場合には、該当する商店を中心と
して、例えば半径5[km]以内を走行する車両20に
提供されるように指定することもできる。
【0031】そして、前記渋滞度対応情報データベース
14には、渋滞度を段階別にランク付けする対応テーブ
ルが格納されている。前記段階の数はいくつであっても
よいが、ここでは、重度、中度及び軽度の3段階に分け
た例について説明する。
【0032】例えば、渋滞度が渋滞区間の長さで示され
る場合、該長さが10[km]以上を重度、5[km]
以上を中度、1[km]以上を軽度としてランク付けす
る。渋滞度が渋滞区間の通過所要時間で示される場合、
該通過所要時間が1時間以上を重度、30分以上を中
度、5分以上を軽度としてランク付けする。また、渋滞
度が渋滞区間における平均速度で示される場合、該平均
速度がほぼ0[km/h]を重度、4[km/h]以下
を中度、10[km/h]以下を軽度としてランク付け
する。また、渋滞度は、システム運営者が独自の基準で
ランク付けしてもよい。
【0033】さらに、前記渋滞度対応情報データベース
14には、渋滞度の段階と、各段階において送信される
べき配信情報とを対応づけるテーブルが格納されてい
る。
【0034】まず、渋滞度が重度の場合、運転者等の強
い苛立ちやストレスを和らげる必要があるので、精神鎮
静効果の高い配信情報、例えば、柔らかなメロディーの
音楽や、美しい海や山の風景を映し出すビデオ画像が対
応づけられる。また、配信情報が広告の場合、強い苛立
ちやストレスを感じる者にアピールする広告、例えば、
トイレの清潔なコンビニエンスストアの広告、仮眠がと
れる温泉の広告、マッサージ店の広告等が対応づけられ
る。
【0035】なお、精神鎮静効果の高い画像や音楽と広
告とを組合せた配信情報であってもよい。例えば、美し
い風景を写し出すビデオ画像に、店名、製品名、宣伝文
句等を示す文字列をオーバーラップさせた配信情報であ
ってもよい。
【0036】また、渋滞度が中度の場合、運転者等の中
程度の苛立ちやストレスを和らげるために、精神鎮静効
果をある程度有する配信情報、例えば、軽音楽や、美し
い街の風景を映し出すビデオ画像が対応づけられる。ま
た、配信情報が広告の場合、ある程度の苛立ちやストレ
スを感じる者にアピールする広告、例えば、喫茶店やレ
ストランの広告等が対応づけられる。
【0037】なお、精神鎮静効果をある程度有する画像
や音楽と広告とを組合せた配信情報であってもよい。例
えば、広告の画像のバックグラウンドミュージックとし
て軽音楽を流す配信情報であってもよい。
【0038】さらに、渋滞度が軽度の場合、運転者等の
苛立ちやストレスはそれほど強くないので、気を紛らわ
せる効果を有する配信情報、例えば、テンポの速い音楽
や、活気のある情景を映し出すビデオ画像が対応づけら
れる。また、配信情報が広告の場合、弱い程度の苛立ち
やストレスを感じる者にアピールする広告、例えば、コ
ンビニエンスストアの広告、缶コーヒーの広告等が対応
づけられる。
【0039】なお、気を紛らわせる効果を有する画像や
音楽と広告とを組合せた配信情報であってもよい。例え
ば、活気のある情景を映し出すビデオ画像に、店名、製
品名、宣伝文句等をアナウンスする音声をオーバーラッ
プさせた配信情報であってもよい。
【0040】また、前記渋滞度の段階と各段階において
送信されるべき配信情報とを対応づけるテーブルの内容
は、すなわち、渋滞度の各段階にどの配信情報を対応さ
せるかは、渋滞度対応情報提供システム10を運営する
者が決定してもよいし、前記配信情報を提供する者が決
定してもよいし、また、両者が協議して決定してもよ
い。
【0041】また、各段階に対応するそれぞれの配信情
報を送信するべき優先度、順番、回数、頻度等はあらか
じめ決定され、前記渋滞度対応情報データベース14に
格納される。
【0042】そして、前記利用者データベース15に
は、渋滞度対応情報を受信して利用する車両20の運転
者等、すなわち、利用者のそれぞれが希望する配信情報
の種類及び該配信情報を提供する形態が、ナビゲーショ
ン装置21を識別するIDやアドレスと対応づけて格納
されている。
【0043】また、前記利用者は、あらかじめ配信情報
の内容及び該配信情報を提供する形態についての希望を
渋滞度対応情報提供システム10に提出する。前記利用
者が、例えば、ニュースは希望しないが広告を希望する
とか、音楽はポップス系統を希望するということ、ま
た、ニュースは文字の形態で提供されることを希望する
ということをあらかじめ提出しておくと、これらの希望
は前記利用者データベース15に格納される。
【0044】そして、前記渋滞度対応情報作成手段12
は、渋滞度対応情報データベース14及び利用者データ
ベース15から、前記渋滞区間の位置に対応して提供す
べき配信情報、渋滞度に対応して提供すべき配信情報、
利用者の希望する配信情報、提供の形態等の情報を取得
すると、該情報に基づいて渋滞度対応情報を作成して、
渋滞度対応情報送信手段13に送信する。
【0045】すると、該渋滞度対応情報送信手段13
は、渋滞度対応情報を通信の伝送方式等に適応すること
ができるように変換した後、ナビゲーション装置21に
送信するようになっている。
【0046】ここで、渋滞度対応情報送信手段13とナ
ビゲーション装置21との間の通信が無線で行われる場
合には、電波を弱くすることによって、渋滞区間の近傍
を走行している車両20のナビゲーション装置21にの
み、前記渋滞区間についての渋滞度対応情報を送信する
ようにすることができる。
【0047】また、渋滞度対応情報送信手段13とナビ
ゲーション装置21との間の通信が双方向通信である場
合には、前記渋滞度対応情報送信手段13は、ナビゲー
ション装置21からの位置情報を受信して、該ナビゲー
ション装置21を備える車両20が渋滞区間の近傍に到
達した時に、前記渋滞区間についての渋滞度対応情報を
送信するようにすることができる。例えば、前記渋滞度
対応情報送信手段13とナビゲーション装置21との間
の通信が、インターネットのようなIP(Intern
et Protocol)通信網を利用したものである
場合には、前記ナビゲーション装置21からの位置情報
を定期的に渋滞度対応情報送信手段13送信するように
すれば、該渋滞度対応情報送信手段13は前記車両20
が渋滞区間の近傍に到達したと判断した時に、前記渋滞
区間についての渋滞度対応情報を送信するようにするこ
とができる。
【0048】さらに、前記渋滞度対応情報送信手段13
とナビゲーション装置21との間の通信がIP通信網を
利用したものである場合には、前述した利用者データベ
ース15においてナビゲーション装置21を識別するI
D等としてIPアドレスを使用することができる。
【0049】また、前記渋滞度対応情報送信手段13と
ナビゲーション装置21との間の通信が双方向通信でな
い場合でも、前記渋滞度対応情報に渋滞区間を識別する
識別情報やナビゲーション装置21を識別するIDやア
ドレス等の識別情報を包含させることによって、前記ナ
ビゲーション装置21が必要な渋滞度対応情報だけを選
択的に受信するようにすることができる。
【0050】そして、前記ナビゲーション装置21は前
記道路渋滞情報及び渋滞度対応情報を前記渋滞情報提供
システム17及び渋滞度対応情報提供システム10から
受信すると、CRT、液晶ディスプレー等の表示手段又
はスピーカ等の音声手段によって、これらの情報を車両
20の運転者に伝達することができるようになってい
る。前記道路渋滞情報を表示手段によって伝達する場合
には、道路地図上の渋滞区間に色を付して識別可能にし
てもよい。この場合、渋滞の程度に応じて、色を変化さ
せることが望ましい。また、音声や文字によって伝達す
る場合には、渋滞区間の長さ、渋滞区間の通過所要時間
等を伝達してもよい。
【0051】また、渋滞度の段階に対応して送信された
配信情報が、前記表示手段に表示されたり、音声手段か
ら流されるので、渋滞のために運転者等が感じる苛立ち
やストレスが和らげられる。なお、前記配信情報の表示
等の仕方は、運転者等がナビゲーション装置21を操作
して、調整することができることが望ましい。例えば、
表示装置の全画面に前記配信情報を表示したり、画面の
半分に前記配信情報を表示したりするようにできること
が望ましい。
【0052】なお、渋滞情報送信手段18とナビゲーシ
ョン装置21との間の通信が双方向通信である場合、車
両20の位置情報を渋滞情報提供システム17に送信す
ると、それに対応して、前記車両20の近傍の区域の道
路の渋滞に関する情報だけがナビゲーション装置21に
送信されるようにしてもよい。また、ナビゲーション装
置21が設定された行き先の情報を渋滞情報提供システ
ム17に送信すると、それに対応して、前記車両20の
現在地点から行き先までの経路の道路渋滞情報だけがナ
ビゲーション装置21に送信されるようにしてもよい。
これにより、ナビゲーション装置21の受信する情報量
を削減することができるので、ナビゲーション装置21
の負荷を軽減することができる。
【0053】次に、前記構成の渋滞度対応情報提供シス
テムの動作について説明する。
【0054】図2は本発明の実施の形態における渋滞度
対応情報提供システムの動作を示すフローチャートであ
る。
【0055】まず、渋滞度対応情報提供システム10の
渋滞情報受信手段11は、渋滞情報提供システム17の
渋滞情報通信手段18から、渋滞区間の位置を示す情報
と渋滞度を示す情報とを含む道路渋滞情報を受信する
と、該道路渋滞情報を渋滞度対応情報作成手段12に送
信する。
【0056】次に、該渋滞度対応情報作成手段12は、
渋滞度対応情報データベース14及び利用者データベー
ス15にアクセスして、配信情報に関する情報を取得す
る。ここで、利用者は渋滞度対応情報として広告が提供
されることを希望しているという情報が、前記利用者デ
ータベース15から取得されたと仮定する。
【0057】そして、前記渋滞度対応情報作成手段12
は、渋滞度が軽度である場合、軽度の渋滞に対応する配
信情報の中から、例えば、缶コーヒーの広告や活気のあ
る情景を映し出すビデオ画像に店名をアナウンスする音
声をオーバーラップさせた配信情報を選択する。また、
渋滞度が中度である場合には、例えば、レストランの広
告や広告の画像のバックグラウンドミュージックとして
軽音楽を流す配信情報を選択する。また、さらに、渋滞
度が重度である場合には、例えば、温泉の広告や美しい
風景を映し出すビデオ画像に製品名を示す文字列をオー
バーラップさせた配信情報を選択する。
【0058】続いて、前記渋滞度対応情報作成手段12
は、前記利用者データベース15から取得した利用者の
希望する渋滞度対応情報を提供の形態についての情報に
基づいて、渋滞度対応情報を作成する。ここでは、利用
者は渋滞度対応情報として広告が音声入りのビデオ画像
の形態で提供されることを希望しているという情報が取
得されたと仮定する。そして、前記渋滞度対応情報作成
手段12は、渋滞度対応情報データベース14にアクセ
スして温泉の広告のビデオ画像や美しい風景を映し出す
ビデオ画像に製品名を示す文字列をオーバーラップさせ
た配信情報を取得し、前記利用者を識別するIDやアド
レス、及び、前記渋滞区間の位置情報を含む渋滞度対応
情報を作成する。
【0059】次に、前記渋滞度対応情報作成手段12
は、前記渋滞度対応情報を渋滞度対応情報送信手段13
に送信する。すると、該渋滞度対応情報送信手段13
は、渋滞度対応情報を通信の伝送方式等に適応すること
ができるように変換した後、ナビゲーション装置21に
送信する。
【0060】なお、前記渋滞度対応情報はあらかじめ登
録したすべての利用者について作成され、該利用者のナ
ビゲーション装置21に送信される。また、渋滞度対応
情報送信手段13とナビゲーション装置21との間の通
信が双方向通信で、前記渋滞度対応情報送信手段13
が、ナビゲーション装置21からの位置情報を受信する
ようになっている場合は、該ナビゲーション装置21を
備える車両20が渋滞区間の近傍に到達した情報を前記
渋滞度対応情報送信手段13が受信した後で、前記渋滞
度対応情報作成手段12が前記渋滞度対応情報を作成す
るようにしてもよい。この場合、前記渋滞度対応情報作
成手段12の負荷が軽減される。
【0061】このように、本実施の形態においては、渋
滞度対応情報提供システム10は、渋滞情報提供システ
ム17からの道路渋滞情報を受信して、渋滞度に対応し
た配信情報を含む渋滞度対応情報を作成し、送信する。
【0062】したがって、道路の渋滞区間における渋滞
の程度に対応して選択された配信情報を含む情報を前記
渋滞区間を走行している車両20に送信することによっ
て、該車両20の運転者等の精神的な苦痛を和らげ、交
通事故やトラブルの発生を防止するとともに、道路交通
を円滑にすることができる。
【0063】次に、渋滞度対応情報提供システム10の
動作を示すフローチャートについて説明する。 ステップS1 渋滞情報提供システム17から、渋滞区
間の位置を示す情報と渋滞度を示す情報とを含む道路渋
滞情報を受信する。 ステップS2 利用者が希望する種類の配信情報である
広告の中から渋滞度に対応する広告を選択する。 ステップS3 選択された広告のビデオ画像を渋滞度対
応情報データベース14から取得する。 ステップS4 前記ビデオ画像、利用者を識別するID
やアドレス、及び、前記渋滞区間の位置情報を含む渋滞
度対応情報を作成する。 ステップS5 前記渋滞度対応情報を送信する。
【0064】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。そして、広告が配信されると提供者に
課金したり、又は、広告や情報を受信する量に応じて利
用者に課金してもよい。
【0065】例えば、本発明は、渋滞度対応情報を提供
するためにコンピュータを、渋滞区間の渋滞度を示す情
報を受信する受信手段、配信情報を渋滞度と対応づけて
格納する記憶手段、前記渋滞区間の渋滞度を示す情報か
ら、渋滞度に対応する配信情報を選択して、渋滞度対応
情報を作成する情報作成手段、及び、前記渋滞度対応情
報を送信する送信手段、として機能させるための渋滞度
対応情報提供プログラムを含むものである。
【0066】さらに、本発明は、渋滞度対応情報を提供
するためにコンピュータを、渋滞区間の渋滞度を示す情
報を受信する受信手段、配信情報を渋滞度と対応づけて
格納する記憶手段、前記渋滞区間の渋滞度を示す情報か
ら、渋滞度に対応する配信情報を選択して、渋滞度対応
情報を作成する情報作成手段、及び、前記渋滞度対応情
報を送信する送信手段、として機能させるための渋滞度
対応情報提供プログラムを記録したコンピュータ読み取
り可能な記録媒体を含むものであってもよい。
【0067】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、渋滞度対応情報提供システムにおいては、渋滞区
間の渋滞度を示す情報を受信する受信手段と、配信情報
を渋滞度と対応づけて格納する記憶手段と、前記渋滞区
間の渋滞度を示す情報から、渋滞度に対応する配信情報
を選択して、渋滞度対応情報を作成する情報作成手段
と、前記渋滞度対応情報を送信する送信手段とを有す
る。
【0068】この場合、道路の渋滞区間における渋滞の
程度に対応して選択された配信情報を含む情報を前記渋
滞区間を走行している車両に送信することによって、該
車両の運転者等の精神的な苦痛を和らげ、交通事故やト
ラブルの発生を防止するとともに、道路交通を円滑にす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における渋滞度対応情報提
供システムの構成を示す概念図である。
【図2】本発明の実施の形態における渋滞度対応情報提
供システムの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 渋滞度対応情報提供システム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)渋滞区間の渋滞度を示す情報を受
    信する受信手段と、(b)配信情報を渋滞度と対応づけ
    て格納する記憶手段と、(c)前記渋滞区間の渋滞度を
    示す情報から、渋滞度に対応する配信情報を選択して、
    渋滞度対応情報を作成する情報作成手段と、(d)前記
    渋滞度対応情報を送信する送信手段とを有することを特
    徴とする渋滞度対応情報提供システム。
  2. 【請求項2】 前記配信情報は広告である請求項1に記
    載の渋滞度対応情報提供システム。
  3. 【請求項3】 前記情報作成手段は、渋滞度の段階に応
    じて配信情報を選択する請求項1又は2に記載の渋滞度
    対応情報提供システム。
  4. 【請求項4】 (a)渋滞度対応情報を提供するために
    コンピュータを、(b)渋滞区間の渋滞度を示す情報を
    受信する受信手段、(c)配信情報を渋滞度と対応づけ
    て格納する記憶手段、(d)前記渋滞区間の渋滞度を示
    す情報から、渋滞度に対応する配信情報を選択して、渋
    滞度対応情報を作成する情報作成手段、及び、(e)前
    記渋滞度対応情報を送信する送信手段、として機能させ
    るための渋滞度対応情報提供プログラム。
JP2001046619A 2001-02-22 2001-02-22 渋滞度対応情報提供システム Abandoned JP2002243472A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001046619A JP2002243472A (ja) 2001-02-22 2001-02-22 渋滞度対応情報提供システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001046619A JP2002243472A (ja) 2001-02-22 2001-02-22 渋滞度対応情報提供システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002243472A true JP2002243472A (ja) 2002-08-28

Family

ID=18908211

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001046619A Abandoned JP2002243472A (ja) 2001-02-22 2001-02-22 渋滞度対応情報提供システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002243472A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8305234B2 (en) 2007-01-30 2012-11-06 Denso Corporation Vehicular information provision apparatus
KR101346220B1 (ko) * 2012-11-02 2014-01-03 현대엠엔소프트 주식회사 교통 정보 제공 장치 및 방법
JP2014098623A (ja) * 2012-11-14 2014-05-29 Denso Corp 行動提案装置
JP2015004607A (ja) * 2013-06-21 2015-01-08 三菱電機株式会社 ナビゲーション装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8305234B2 (en) 2007-01-30 2012-11-06 Denso Corporation Vehicular information provision apparatus
KR101346220B1 (ko) * 2012-11-02 2014-01-03 현대엠엔소프트 주식회사 교통 정보 제공 장치 및 방법
JP2014098623A (ja) * 2012-11-14 2014-05-29 Denso Corp 行動提案装置
JP2015004607A (ja) * 2013-06-21 2015-01-08 三菱電機株式会社 ナビゲーション装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2518915C (en) Vehicle navigation system and method
USRE46109E1 (en) Vehicle navigation system and method
US6738698B2 (en) Apparatus for and method of controlling electronic system for movable body, electronic system for movable body, program storage device and computer data signal embodied in carrier wave
US6804525B2 (en) Method and apparatus for facilitating two-way communications between vehicles
US20110004403A1 (en) Vehicle navigation system and method
JP7070286B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
EP2246829B1 (en) Vehicle-mounted device, control method and program
JP2017509065A (ja) 異なる言語の翻訳を用いる車両用画像キャプチャーシステム
JP2007114027A (ja) 車載機の通信制御装置
JP2001086014A (ja) 車利用者向けオンデマンド型ラジオ送受信装置および車利用者向けオンデマンド型ラジオ送受信方法
JP2002243472A (ja) 渋滞度対応情報提供システム
JP4443147B2 (ja) 広告配信システム
KR20150059227A (ko) 텔레메틱스 서버를 이용한 운행 경로 제공 장치 및 방법
JP3661176B2 (ja) ナビゲーション装置
JPH10105053A (ja) ナビゲーション装置
JP5834955B2 (ja) 情報提供装置、情報提供システム、及び、情報提供方法
JP5050768B2 (ja) 情報提供装置、情報提供方法、ならびに、プログラム
JP5223286B2 (ja) 情報提供装置、情報提供方法、ならびに、プログラム
JP2009092605A (ja) 情報提供装置、情報提供方法、ならびに、プログラム
JP2004032160A (ja) 沿線情報案内システム、携帯受信機、及び沿線情報案内方法
TW201701242A (zh) 即時動態道路路況警示系統
JP2002195842A (ja) カーナビゲーションシステムおよびvics受信装置
JPH10105051A (ja) ナビゲーション装置
JP5206015B2 (ja) 路側コンテンツ配信装置、車載器及び路側コンテンツ配信方法
JP2002135837A (ja) 情報配信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071218

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20090626