JPH10105051A - ナビゲーション装置 - Google Patents

ナビゲーション装置

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JPH10105051A
JPH10105051A JP25833896A JP25833896A JPH10105051A JP H10105051 A JPH10105051 A JP H10105051A JP 25833896 A JP25833896 A JP 25833896A JP 25833896 A JP25833896 A JP 25833896A JP H10105051 A JPH10105051 A JP H10105051A
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JP
Japan
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vehicle
navigation device
map
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Application number
JP25833896A
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English (en)
Inventor
Koji Hosoda
浩司 細田
Hiroshi Omura
博志 大村
Hideaki Kikuchi
英明 菊地
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報センターからナビゲーション装置へデー
タを転送する際の通信中断を防止し、通信コストを低減
させる。 【解決手段】 車載の携帯電話(26)により車両の外部の
情報センター(2) に必要地図情報を要求し、この情報セ
ンターから転送される要求地図情報を受信してロードす
るナビゲーション装置(12)であって、車両が走行中、電
波の電界強度が所定値以下の場合、通信可能時間が所要
通信時間より短いような場合等では、要求地図情報の転
送を規制するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナビゲーショ装置
及びこれに関連する記憶媒体並びに地図情報提供装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】現在、車両に搭載されているナビゲーシ
ョン装置は、地図上に自車位置を示すと共に目的地まで
の最適経路を設定するようにしたものが主流であり、広
く使用されるようになってきた。また、最近では、VI
CSセンターから、光ビーコン、電波ビーコン及びMF
多重放送を介して、交通情報を受信し渋滞路を迂回して
走行できるようにしたものも普及し始めている。また、
ATISセンター等から、車載電話を利用して、各種の
交通情報をリアルタイムで入手できるようにしたものも
使用されている。さらに、特開平8−87234号公報
には、車載のナビゲーション装置が地図データベースを
保有していない場合でも、情報センターから道路インフ
ラ側を介して詳細な地図情報を入手することができ、さ
らに、古い地図データベースを保有している場合でも、
情報センターから最新の情報を入手することにより正確
な複合地図情報を表示できるようにしたものが開示され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ナビゲーション装置のうち、外部の情報センター等か
ら、特定の情報(交通情報、駐車場情報、地図情報等)
を入手するタイプのものは全てこれらの情報を一律に入
手するものであったため、ユーザーが必要な情報のみを
選択して入手することは、困難であった。また、地図情
報は、イメージ情報であり、大量の地図情報を一律にC
D−ROM等の記憶媒体に記憶させることは、記憶容量
上制限があり、実用的ではなかった。また、車載の携帯
電話等の無線通信手段を使用しているため、情報転送に
伴う電話料や情報センターの情報使用料であるデータ使
用料が、コスト的に増大するという問題もあった。ま
た、無線通信手段を使用する場合、電波障害等により、
転送の途中で通信が中断し、この場合には、情報転送を
最初からやり直さなければならず、操作上も面倒であ
り、通信コストの増大にもつながっていた。
【0004】そこで、本発明は、上記の従来技術の問題
点を解決するためになされたものであり、外部の情報セ
ンターからユーザーが必要な情報のみを選択して入手で
き、通信コストを低減させると共に通信の中断を防止で
きるナビゲーション装置及び記憶媒体を提供することを
目的としている。また、本発明は、要求地図情報を受信
する車両側が通信コストを低減させることができると共
に車両側との通信の中断を防止できる地図情報提供装置
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載された本発明は、車載の無線通信手
段により車両の外部の地図情報提供源に必要地図情報を
要求し、この地図情報提供源から転送される要求地図情
報を受信してロードするナビゲーション装置であって、
所定の状態に応じて、上記要求地図情報の転送を規制す
るようにしたことを特徴としている。請求項2に記載さ
れた本発明は、請求項1記載のナビゲーション装置であ
って、予め設置された地図情報転送設備のある場所で
は、上記要求地図情報の中でデータ容量が大きい特定の
情報のみを入手し、これ以外の場所では、上記要求地図
情報の中でデータ容量が比較的小さい他の特定の情報を
入手することを特徴としている。
【0006】請求項3に記載された本発明は、請求項1
記載のナビゲーション装置であって、車両の停車時に、
上記転送された要求地図情報を受信してロードするよう
にしたことを特徴としている。請求項4に記載された本
発明は、請求項1記載のナビゲーション装置であって、
上記地図情報提供源からの要求地図情報を受信する際、
電波の電界強度が所定値以上の場合のみに、上記転送さ
れた地図情報を受信してロードするようにしたことを特
徴としている。請求項5に記載された本発明は、請求項
1記載のナビゲーション装置であって、上記地図情報提
供源との通信可能時間が、必要地図情報の所要通信時間
より長いとき、上記要求地図情報を受信してロードする
ようにしたことを特徴としている。
【0007】請求項6に記載された本発明は、請求項2
記載のナビゲーション装置であって、上記データ容量が
大きい特定の情報は、ベース地図情報であり、上記デー
タ容量が比較的小さい他の特定の情報は、簡易地図情報
であること特徴としている。請求項7に記載された本発
明は、車載の無線通信手段により車両の外部の地図情報
提供源に必要な地図情報を要求し、この地図情報提供源
から転送される要求地図情報を受信してナビゲーション
装置にロードするプログラムを記憶した書き込み可能な
記憶媒体であって、上記プログラムが、所定の状態に応
じて、上記要求地図情報の転送を規制することを特徴と
している。請求項8に記載された本発明は、請求項7記
載の記憶媒体であって、上記プログラムが、予め設置さ
れた地図情報転送設備のある場所では、上記要求地図情
報の中でデータ容量が大きい特定の情報のみを入手さ
せ、これ以外の場所では、上記要求地図情報の中でデー
タ容量が比較的小さい他の特定の情報を入手させること
を特徴としている。
【0008】請求項9に記載された本発明は、請求項7
記載の記憶媒体であって、上記プログラムが、車両の停
車時に、上記転送された要求地図情報をロードさせるこ
とを特徴としている。請求項10に記載された本発明
は、請求項7記載の記憶媒体であって、上記プログラム
が、上記ナビゲーション装置に、上記地図情報提供源か
らの要求地図情報を受信する際、電波の電界強度が所定
地以上の場合のみに上記転送された要求地図情報を受信
させロードさせることを特徴としている。請求項11に
記載された本発明は、請求項7記載の記憶媒体であっ
て、上記プログラムが、上記ナビゲーション装置に、上
記地図情報提供源との通信可能時間が必要地図情報の所
要通信時間より長いとき、上記要求地図情報を受信させ
てロードさせることを特徴としている。
【0009】請求項12に記載された本発明は、請求項
7記載の記憶媒体であって、上記データ容量が大きい特
定の情報は、ベース地図情報であり、上記データ容量が
比較的小さい他の特定の情報は、簡易地図情報であるこ
とを特徴としている。請求項13に記載された本発明
は、車載の無線通信手段により要求された要求地図情報
を車載のナビゲーション装置に転送する地図情報提供装
置であって、車両側の所定の状態に応じて、上記要求地
図情報の転送を規制するようにしたことを特徴としてい
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、上述したように、車載
のナビゲーション装置又は自宅等のパソコンにおいて、
ユーザーが必要と考える地図情報(表示用イメージ情
報、サービス情報、地図パーツイメージ情報等)のみを
選択して外部の情報センター等から通信手段を介して入
手し、この入手した必要地図情報を、リムーバブルディ
スクと呼ばれている持ち運び可能で書込可能な大容量記
憶媒体(ICカード,CD−ROM,MO,PD,DV
D等)に記憶させ、この記憶媒体を、車載のナビゲーシ
ョン装置で使用することにより、快適なカーライフを実
現したものである。このような本発明の実施形態を以下
に添付図面を参照して説明する。図1は、本発明により
オリジナル地図を作成する際に関係する全体システムを
示す全体構成図である。この図1に示すように、全体シ
ステムは、家庭(自宅)や事務所等に置かれたパソコン
1、車両を運転する際に必要となる種々の地図情報を提
供する情報センター2、VICS用のFM多重放送設備
4(光ビーコンや電波ビーコン又は車載携帯電話等でも
よい)、ナビゲーション装置を搭載した車両6、車両の
現在位置を検出するための位置情報を提供するGPS衛
星8、種々の地図を記憶する持ち運び可能な書込可能大
容量記憶媒体10等から構成されている。
【0011】ここで、書込可能大容量記憶媒体10は、
ICカード,CD−ROM,MO,PD,DVD等のリ
ムーバブルディスクであり、これ以降、便宜的に、DV
D(Digital Versatile Disc)10を書込可能大容量記憶
媒体の代表例として説明する。この図1より、本発明の
前提となる基本概念を説明する。この図1に示すよう
に、先ず、自宅等のパソコン1を使用して、必要と考え
る地図情報のみを選択して外部から入手し、この地図情
報を編集及び加工を行うことにより、オリジナル地図情
報を記憶したDVD10作成する。このとき、ベース地
図情報は、市販されている地図情報を用い、他の必要な
情報は、上述した情報センター2から通信手段を介して
入手する。なお、ベース地図情報は、情報センター2か
ら入手するようにしてもよい。さらに、このDVD10
には、地図情報以外にユーザーの個人情報も含ませるよ
うにしてもよい。この後、実際に必要なとき、ユーザー
は、このDVD10を車両6に搭載されたナビゲーショ
ン装置に挿入して、記憶された情報を必要に応じて使用
する。
【0012】また、オリジナル地図情報を記憶したDV
D10は、自宅等のパソコン1を使用する以外に、車両
6に搭載されたナビゲーション装置により、携帯電話等
を介して作成することも可能である。交通情報(渋滞情
報や駐車場情報)や各種のサービス情報(飲食店情報
等)には、リアルタイム情報が含まれているので、この
ような情報を入手する必要がある場合には、外出先で、
車載のナビゲーション装置により入手することになる。
図2は、車載のナビゲーション装置の全体システムを示
すブロック図である。この図2において、車両6に搭載
されたナビゲーション装置12は、ナビゲーション装置
本体14、光ビーコンと双方向通信可能な光ビーコン用
通信器15、集中コントロールユニット(TDM)1
6、マルチディスプレイ18、ヘッドアップディスプレ
イ20、ドライバーの音声入力及び出力のための音声対
話スイッチ22(スピーカー22a,マイク22b)、
操作スイッチ24、外部の情報センター2に必要な地図
情報を要求し情報センター2からこの要求地図情報を受
信するための携帯電話26、及び、地図情報等を記憶す
るDVD10等から構成されている。
【0013】ここで、マルチディスプレ18には、ナビ
ゲーション表示以外に、メータ表示、外部モニター表
示、ワーニング表示、オーディオ表示等がなされる。ま
た、ヘッドアップディスプレイ20により、ナビゲーシ
ョン表示以外に、車速、ワーニング表示、車間距離等の
表示がなされる。操作スイッチ24は、このような種々
の種類の表示内容をドライバーが操作して変更するため
のものである。さらに、音声対話スイッチ22により、
このような操作も可能である。また、外部から情報を入
手する携帯電話26は、これに限られず、車載の自動車
電話又は他の無線通信手段でも良い。このようなナビゲ
ーション装置12において、ナビゲーション装置本体1
4は、携帯電話26により情報センター2に必要な地図
情報を要求し、この要求に応じて情報センター2から転
送される必要地図情報を携帯電話26により受信し、D
VD10に記憶する。また、これに限らず、FM多重放
送設備4(又は光ビーコンや電波ビーコン)からVIC
S情報である交通情報(渋滞、工事、事故、駐車場情報
等)を入手して記憶したり、さらに、予めDVD10に
記憶されている情報の中から必要な情報を得る。これら
の入手された情報は、集中コントロールユニット16に
出力され、マルチディスプレ18及びヘッドアップディ
スプレイ20により表示される。このとき、音声対話ス
イッチ22により音声による説明がなされることもあ
る。
【0014】ここで、ヘッドアップディスプレイ20
は、フロントガラス上に映像を写すものであり、ドライ
バーが視線をそらすことなく必要な情報を見ることがで
きるので、安全上非常に有効である。図3は、車両に搭
載されたナビゲーション装置を具体的に示す車両の平面
図である。この図3には、図2により説明したナビゲー
ション装置本体14、集中コントロールユニット(TD
M)16、マルチディスプレイ装置18、ヘッドアップ
ディスプレイ20、ドライバーの音声入力及び出力のた
めの音声対話スイッチ22を構成するボイスガイド用ス
ピーカー22a及びマイク22b並びに操作スイッチ2
4、携帯電話26、及びDVD10が示されている。車
両6には、これら以外に、車室前方のダッシュパネル側
には、DVD10を挿入するデータドライブ装置28及
びシートポジション等の個人情報を記憶しているRAM
カードを挿入するRAMカード装置30が設けられてい
る。
【0015】一方、車両6の後方側には、携帯電話用ア
ンテナ32、VICS対応FM多重放送用チューナー3
4、FMアンテナ36、GPS衛星8から位置情報を得
るためのGPSアンテナ38、及びDVDチェンジャー
40が搭載されている。次に、ユーザーの必要な情報を
記憶したオリジナルDVDの作成方法を、図4乃至図9
を参照して説明する。まず、図4は、車載のナビゲーシ
ョン装置を用いて必要な情報を選択する方法を説明する
ための図面である。先ず、情報センター2には、ベース
地図情報とサービス情報とを含む種々の地図情報が管理
されている。ベース地図情報としては、図4に示すよう
な、「中国四国版」、「広島市住宅地図」、「九州
版」、「全国主要幹線道路(全国版)」等があり、それ
以外に、サービス情報(観光案内/飲食店等)がある。
これらの地図情報の内、ユーザーは、自己に必要な地図
情報のみ、上述したように、車載の携帯電話26で、情
報センター2に要求し、この要求を受けて、情報センタ
ー2は、この車両に向けて、要求された地図情報を転送
し、ナビゲーション装置24は、携帯電話26により、
これらの要求地図情報を受信して、DVD10にロード
するのである。
【0016】また、自宅のパソコン1でオリジナルDV
Dを作成する場合も基本的には同様である。ただし、こ
のように、通信手段を介して、大量の情報を転送する場
合、自宅のパソコン1を使用すれば、車載のナビゲーシ
ョン装置を使った場合と比較して、データ転送中に中断
されることがなくさらに、光ケーブルのような高速通信
回線や高速モデムを使用しているため高速通信が可能で
ある。このため、ベース地図情報のようなイメージ情報
を含む大量の地図情報を入手する場合は、データ転送中
の中断を防止し、さらに、通信費用を安価にするため
に、自宅のパソコン1で行うことが望ましい。一方、交
通情報(渋滞、道路規制、駐車場満空情報)のようなリ
アルタイム情報を記憶させたい場合には、外出先で、車
載のナビーゲーション装置12により行うことが一般的
である。
【0017】より具体的に説明すれば、図5に示すよう
に、ステップS1で、先ず、ベース地図を選択する。具
体的に言えば、例えば、広島市内にユーザーが住む場合
には、「中国四国版」のベース地図情報及び「広島市住
宅地図」のベース地図情報の内でユーザーが必要と考え
る地図データのみをベース地図として選択する(図4参
照)。次に、ステップS2で、ユーザーが必要と判断し
た追加地図を選択する。この場合、例えば、「九州版」
及び「全国主要幹線道路(全国版)」の内でドライバー
が必要と考える地図データのみを追加地図として選択す
る。次に、ステップS3で、交通情報を含む種々のサー
ビス情報の内からドライバーが必要と考えるデータベー
ス、例えば、「観光案内/飲食店」の一部を選択する。
このとき、自宅のパソコン1であれば、図6に示すよう
に、ディスプレイ画面上に、DVD10の残りの容量
が、表示される。このため、パソコン操作者は、更に多
くのデータを記憶可能か否かを判断できる。よって、他
のデータを更に記憶したい場合には、ステップS1に戻
り、同様な操作を行う。一方、残りの容量により、追加
記憶が不可の場合や必要な情報の記憶が完了したと判断
した場合には、次のステップS5に進み、これらのステ
ップS1,S2,S3で選択した、「ベース地図」、
「追加地図」及び「サービス情報」のデータを記憶し
て、オリジナルDVD10の作成を完了する。
【0018】次に、図7により、このようにして地図情
報として記憶されるベース地図情報、交通情報、各種の
サービス情報の内容を具体的に説明する。これらの地図
情報は、ナビゲーション装置に利用可能なように、所定
のフォーマットで入力され、データベース化されてい
る。これらの情報には、その場所を示す「エリア」が必
ず含まれ、さらに、サービス情報のように正確な位置が
必要な情報については、その場所を示す「座標」が含ま
れている。ここで、この「座標」は、経度(東経○度○
分○秒)及び緯度(北緯○度○分○秒)で表されてい
る。このように、「エリア」及び「座標」が、データベ
ースに含まれているため、サービス情報等をベース地図
上に重ねて表示することにおり、正確にその位置を表示
することができるようになっている。
【0019】これらのデータベースは、上述したよう
に、情報センター2から通信手段を経由して入手可能で
ある。情報センター2は、情報プロバイダーとして機能
しこれらのデータベースを単に管理するのみであり、デ
ータのデータの更新は、各データ提供者が必要に応じて
行うことになっている。図7により、これらのデータベ
ースの内、代表的なもののみ説明する。Aは、「ベース
地図情報」であり、これには、「縮尺」と「エリア」が
含まれ、「縮尺」は縮尺の異なる複数のベース地図情報
を表し、「エリア」はこれらのベース地図情報のエリア
を表している。Bは、「交通情報」であり、「エリ
ア」、「交通規制」及び「渋滞情報」を含んでいる。さ
らに、これらの「ベース地図情報」及び「交通情報」以
外は、全てサービス情報であり、Cで表される「宿泊施
設」、Dで表される「ショッピング」、Eで表される
「飲食店」等に関する情報が含まれる。
【0020】具体的に説明する。Cで表される「宿泊施
設」には、「エリア」、「分類」、「名称」、「所在
地」、「連絡先」、「宿泊料金」、「収容人数」、「施
設」、「駐車場(有無・収容台数)」、「紹介記事」、
「イメージ画像」及び「座標」が含まれる。また、Dで
表される「ショッピング」には、「エリア」、「分
類」、「店名」、「取扱商品」、「所在地」、「連絡
先」、「営業時間・定休日」、「駐車場(有無・収容台
数)」、「紹介記事」、「イメージ画像」及び「座標」
が含まれる。さらに、Eで表される「飲食店」には、
「エリア」、「分類」、「店名」、「所在地」、「連絡
先」、「営業時間・定休日」、「価格帯」、「収容人
数」、「駐車場(有無・収容台数)」、「メニュー」、
「紹介記事」、「イメージ画像」及び「座標」が含まれ
る。
【0021】これらのサービス情報は、さらに、「金融
機関」、「GS(ガソリンスタンド)」、「駐車場」、
「医療機関」、「コンビニ(コンビニエンス・スト
ア)」、「公共機関」(「市役所」、「警察署」及び
「消防所」等が含まれる)、「スポーツ施設」(「スキ
ー」、「スケート」、「体育館・プール」、「ゴル
フ」、「ボーリング」、「テニスコート」等が含まれ
る)、「アミューズメント」(「遊園地」、「映画
館」、「公園」及び「動物園/植物園・水族館」等が含
まれる)、「交通機関」(「JR・私鉄」、「路線バ
ス」、「飛行機」、「高速道路」及び「船舶」等が含ま
れる)、「住宅」、「文化施設」(「美術館」、「博物
館」及び「図書館」等が含まれる)、「観光案内」
(「温泉」、「クアハウス」、及び「観光スポット」が
含まれる)等の各種の情報を含む。ここで、「住宅」情
報は、個人の住宅や会社の事務所等の位置を示すための
情報である。
【0022】図8は、図7にてEで表された「飲食店」
のデータベースに含まれる各種の情報の具体的内容を示
した図である。この図8に示すように、「エリア」、
「分類」、「店名」、「所在地」・・・・・、及び「座
標」の具体的内容が、所定のフォーマットにより入力さ
れてデータベース化されており、「座標」が、経度及び
緯度で表されている。図9は、これらの各種情報を必要
に応じて選択してオリジナルDVD10を作成する際
の、ディスプレイ上の表示内容及び操作方法を示した図
である。この作業は、自宅のパソコン1及び車載のナビ
ゲーション装置12の両者において可能である。自宅の
パソコン1を用いた場合には、ディスプレイ上の「O
K」等の指示は、マウスを用いて行い、車載のナビゲー
ション装置12を用いた場合には、ディスプレイ上のタ
ッチパネルを押すことにより行う。
【0023】以下、図9により、具体的に説明する。T
1は、最初にディスプレイ上に表示される「メインメニ
ュー」であり、情報選択のために使用される。作成者
は、先ず、「地図」、「サービス情報」及び「交通情
報」の中から必要なものをマウスにより指定し、次に、
「OK」を指定する。このT1の「メインメニュー」で
は、通常、作成者は、先ず「地図」を指定する。ここ
で、この「地図」は、図7の「ベース地図情報」に対応
している。なお、「CANCEL」を指定するとその前の画面
に戻るようになっている。T1の「メインメニュー」で
「地図」を指定し、次に「OK」を指定した場合、画面
は次画面であるT2に移る。次に、作成者は、T2の画
面においてエリア選択を行う。50は、改ページの表示
であり、前後方向のページを選択できる。ここで、例え
ば、「九州」を指定し、次に「OK」と指定すると、画
面は、「次画面」であるT3に移る。作業者は、このT
3の画面において記憶するかしないかを選択を行う。
「記憶する」及び「OK」を指定した場合、「九州」に
関する地図情報のロードが開始され、DVD10に記憶
され、この記憶がその後も保持される。一方、「記憶し
ない」及び「OK」を指定した場合、「九州」に関する
地図情報のロードが開始され一時的に記憶されるが、所
定時間経過後自動的に消去されることになっている。作
成者は、必要に応じて、「CANCEL」を指定することによ
り、T1の「メインメニュー」に戻ることができる。T
2の画面において、「詳細」を指定した場合、「九州の
詳細メニュー」であるT4の画面に移る。このT4の画
面において、「福岡県」及び「詳細」を指定した場合、
「福岡県の詳細メニュー」であるT5の画面に移る。T
5の画面において、「福岡市博多区」及び「OK」を指
定すると、画面は、「次画面」であるT3に移り、上述
したように、「福岡市博多区」に関する地図情報が記憶
される。このようにして、先ず、ベース地図情報が記憶
される。
【0024】次に、作成者が、T1の「メインメニュ
ー」において、「交通情報」と「OK」を指定した場
合、画面は、通常は、T2及びT4の画面を経てT5に
移動するように操作される。このT5の画面において、
作成者は、「交通情報」が知りたいエリアを選択し「O
K」を指定する。この後、画面は、「次画面」であるT
3に移り、必要に応じて、このT3の画面において記憶
するかしないかの選択を行う。この「交通情報」の指定
は、「交通情報」がリアルタイム情報であるため、車両
に搭載されたナビゲーション装置12により行われるの
が普通である。次に、T1の「メインメニュー」に戻
り、「サービス情報」及び「OK」を指定すると、画面
は、T6の「サービス情報設定詳細メニュー」に移る。
ここで、作成者は、幾つかの複数のサービス情報を入手
したい場合には、操作の手間を簡単にするため、「マク
ロ設定」を指定する。この場合、画面は、次のT7の
「マクロ設定メニュー」に移る。このT7の「マクロ設
定メニュー」において、作成者は、「旅行」、「営業」
及び「アウドドア」(次ページ以降で他の情報も表示さ
れる)等の何れかを指定し且つ「OK」を指定する。こ
こで、「旅行」には、図7に示す「宿泊施設」及び「観
光案内」等が含まれ、「営業」には、図7に示す「住宅
情報」等が含まれ、更に、「アウドドア」には、図7に
示す「スポーツ施設」等が含まれるように、予め設定さ
れている。次に、画面は、例えば、T2及びT4を経て
T5に移動し、必要なエリア選択が行われる。この後、
画面は、T3に移り、選択されたエリアがナビゲーショ
ン装置本体14内で記憶される。このようにして、「マ
クロ設定メニュー」において、指定された特定のグルー
プのサービス情報のエリアが予め選択される。
【0025】次に、画面は、T6の「サービス情報設定
詳細メニュー」に戻る。ここで、作成者は、「個別設
定」を指定し、画面は、T8の「サービス情報選択メニ
ュー」に移る。ここで、既にT6において「マクロ設
定」が選択され、特定のグループのサービス情報のエリ
アが記憶されている場合には、作成者は、T8の「サー
ビス情報選択メニュー」において、例えば「飲食店」及
び「詳細」を指定することが可能であるが、そのような
サービス情報のエリアが記憶されていない場合には、
「飲食店」及び「詳細」を指定する前に、エリアを記憶
させる必要がある。このため、作成者は、特定のサービ
ス、例えば「飲食店」及び「OK」を指定することによ
り、画面をT2及びT4経由でT5まで移動させ、必要
なエリアを記憶しなければならない。このようにして、
先ず特定のグループのサービス情報のエリア又は特定の
サービス情報のエリアを選択してナビゲーション装置本
体14内に予め記憶させる。
【0026】この後、作業者は、T8の「サービス情報
選択メニュー」において、例えば「飲食店」及び「詳
細」を指定する。この場合、画面は、T9の「飲食店の
詳細メニュー」に移る。このT9の「飲食店の詳細メニ
ュー」で、例えば、「和食」及び「詳細」を指定した場
合、画面は、T10の「和食の詳細メニュー」に移る。
このT10の「和食のの詳細メニュー」で、「うどん・
そば」、「記憶」及び「OK」を指定した場合には、上
記の選択されたエリア内の「うどん・そば」に関連する
飲食店のサービス情報がロード対象情報であると決定さ
れる。この後、画面は、前の画面であるT9の「飲食店
の詳細メニュー」に戻る。このT9の「飲食店の詳細メ
ニュー」で、例えば、「洋食」、「記憶」及び「OK」
を指定した場合、上記選択されたエリア内の「洋食」に
関連する飲食店のサービス情報がロード対象情報である
と決定される。なお、T9において、「全部」、「記
憶」及び「OK」が指定されると、飲食店の全部のジャ
ンルの情報がロード対象情報であると決定される。
【0027】この後、次画面のT11に移る。このT1
1は、上記ロード対象情報を「駐車場」に関連するサー
ビス情報と関連付けてさらに選択するためのものであ
る。T11で、作成者が、「あるところだけ選択」、
「記憶」及び「OK」を指定すると、既にロード対象情
報であると決定された情報(ここでは、T10における
「うどん・そば」に関連する飲食店のサービス情報、及
びT9における「洋食」に関連する飲食店のサービス情
報)の内、駐車上のある飲食店のみがロード対象情報と
して選択される。この後、次画面T12に移る。このT
12の画面の場合もT11の画面の場合と同様であり、
例えば、営業時間「17:00 〜23:00 」、「記憶」及び
「OK」を指定すると、T11でロード対象情報として
選択された駐車上のある飲食店の内、「17:00 〜23:00
」に営業している飲食店のみがロード対象情報として
更に選択される。
【0028】この後、画面は、T8の「サービス情報選
択メニュー」に戻る。作成者は、必要に応じて、他のサ
ービスである「金融機関」、「コンビニ」、「GS(ガ
ソリンスタンド)」等において、上述した「飲食店」の
場合と同様な操作を繰り返すことにより、ロード対象情
報を選択することができる。このようにして、ロード対
象情報を選択した後、作成者は、T8の「サービス情報
選択メニュー」上の「ロード開始」を指定する。この
「ロード開始」を指定することにより、これ以前に選択
されたロード対象情報のロードが開始される。即ち、情
報センター2から転送されるこれらのロード対象情報
(要求地図情報)が携帯電話26等により受信され、こ
れらの情報がDVD10に記憶される。また、T9,T
10,T11,T12の画面上にも、「ロード開始」が
設けられている。これらの画面において、「ロード開
始」を指定した場合には、これ以前に選択されたロード
開始情報のロードが開始される。
【0029】さらに、T8,T9,T10,T11,T
12の各画面において、「記憶」及び「OK」を指定し
た場合には、この画面で選択された情報が記憶され、そ
の後もその記憶が保持されるようになっている。一方、
「記憶」を指定せず「OK」のみを選択した場合には、
その画面で選択された情報は一旦記憶されるが、所定時
間経過後に自動的に消去されるようになっている。この
ようにして、ユーザーに必要な情報を適当に選択して、
記憶させ、オリジナルDVD10の製作が完了する。次
に、図10乃至図14により、車両の外部の情報センタ
ー2に必要地図情報を要求し、この情報センター2から
転送される要求地図情報をナビゲーション装置12が受
信してロードするための装置と方法を具体的に説明す
る。
【0030】車載のナビゲーション装置12により、情
報センター2のデータベースから転送されるベース地図
情報及び他のサービス情報等を含む要求地図情報を受信
して、DVD10にロードする場合、車載の携帯電話2
6等の無線通信手段で行うため、必然的に、データ転送
中に電波障害が発生し、これにより、データ転送中に通
信が中断する場合がある。通信が一端中断すると最初か
らデータ転送をやり直さなければならず、操作が面倒で
あり、さらに、通信コストが増大する。このため、この
ようなデータ転送中の通信中断を防止する必要がある。
本発明の実施形態においては、以下の装置と方法により
このようなデータ転送中の通信中断を防止している。図
10は、予め設置された地図情報転送設備を示した概略
図である。この図10に示すように、双方向通信可能な
光ビーコン60を、例えば、サービスエリアやガソリン
スタンド等に設置する。
【0031】この光ビーコン60を介して必要な地図情
報を得る場合、先ず、光ビーコン60の下に車両を停車
させ、次に、この停車した車両6から車載の双方向通信
可能な光ビーコン用通信器15を用いて光ビーコン60
に対して必要な地図情報を要求し、この要求が光ビーコ
ン60から情報センター2へ送られ、この要求に基づい
て情報センター2から必要地図情報が光ビーコン60を
介して車両側へ送信され、この光ビーコン60からの光
信号を車載の光ビーコン用通信器15が受信することに
より、必要地図情報を得るようになっている。このよう
に光ビーコン60を用いて、情報センター2から必要地
図情報を得る場合、大容量のデータが高速で送信可能で
あり、当然電波障害による通信の中断が起こり得ない。
このため、光ビーコン60を用いた必要地図情報の入手
は、地図情報の中でデータ容量が大きい特定の情報、例
えば、ベース地図情報の入手に最適である。
【0032】次に、このような光ビーコン60を用いる
ことなく、車載の携帯電話26を用いて、情報センター
2から直接的に必要地図情報を入手する場合、車両の受
信位置において、情報センター2からの電波の電界強度
が問題となる。即ち、車両が、情報センター2から遠方
にある場合、建物等により電波が遮断されている場合等
である。本発明の実施形態においては、このように電波
強度が問題になる場合には、図11に示すような方法に
より必要地図情報を入手するようにしている。即ち、図
11において、ステップS11において、車両が停車し
ているか否かを判定する。停車中であれば、ステップS
12に進み、その車両の停車場所での電界強度が所定値
以上か否かを判定する。所定値以上の場合には、ステッ
プS13に進み、車載の携帯電話26により、情報セン
ター2にアクセスする。ステップS14で通信状態であ
ることを示すフラブ「F=1」を設定する。次に、ステ
ップS15において、携帯電話26により、ユーザーが
必要と思っている要求地図情報を出力する。ステップS
16において、情報センター2からの要求地図情報を車
載の携帯電話26により受信することにより、要求地図
情報の入力を行う。次に、ステップS17で、要求地図
情報の受取が完了したか否かを判定し、完了した場合に
は、ステップS18に進み、終了する。
【0033】一方、ステップS11で停車中でない、又
は、ステップS12で、電界強度が所定値以上ではな
い、と判定された場合には、ステップS19に進み、通
信状態か否かを判定する。通信状態の場合には、ステッ
プS20に進み、情報最終フラブを記憶する。具体的に
説明すると、要求地図情報を所定の容量の複数の情報に
分割し、各情報にフラグを付けておき、通信回線を遮断
させる必要があるので、既に車載側に受け取られた情報
の最終フラブを記憶させる。この後、ステップS21に
進み、通信回線を遮断する。ステップS22のフラグ
「F=2」は、通信回線が遮断状態であることを示して
いる。次に、ステップS23において、情報センター2
側で、通信回線が遮断された状態であるか否かを判定
し、そうであれば、ステップS24に進み、情報センタ
2に再びアクセスし、ステップS25で、要求情報最終
フラグを出力し、ステップS16、ステップS18及び
ステップS19に進み、情報入力の受け取りを完了す
る。
【0034】この図11に示す実施形態では、情報セン
ター2からのデータ転送を、車両の停車時のみで行って
いるため、建物等による電波障害によりデータ転送中の
通信中断が起こることがない。さらに、車両の停車位置
における電界強度が所定値以上の場合のみ情報センター
2からのデータ転送を行っているため、電界強度が弱い
ために生じるデータ転送中の通信中断が起こるようなこ
ともない。また、万一、データ転送中に通信中断が生じ
ても、要求情報を所定の容量の複数の情報に分割し、受
け取られた最終情報のフラグを記憶しているので、最初
から情報の受け取りをやり直す必要がなく、次の情報か
ら受け取りを行えばよいので情報入手を効率的に行うこ
とができる。このように、この実施形態における情報入
手方法は、地図情報の中でデータ容量が比較的小さい特
定の情報を入手する際に有効である。
【0035】また、本発明の実施形態においては、要求
した地図情報の所要通信時間を推定することにより、デ
ータ転送中の通信中断を防止することも可能である。以
下、そのための方法を図12により説明する。図12に
示すように、先ず、ステップS31において、車両側の
携帯電話26により、必要な地図情報の転送要求をデー
タ転送側である情報センター2へ発信する。この要求を
受けた情報センター2は、先ず、ステップS32におい
て、この転送要求を受信し、次に、ステップS33にお
いて、その要求された地図情報を転送するのに必要な所
要通信時間を推定する。この後、情報センター2は、ス
テップS34において、この推定した所要通信時間を車
両側へ発信する。車両側では、ステップS35におい
て、車載の携帯電話26によりこの所要通信時間を受信
する。この後、ステップS36において、車両の現在位
置を判断し、ステップS37で、平均車速を読み込み、
ステップS38で今後の進路を判断する。次に、ステッ
プS39において、電界強度が所定値以上あり通信可能
であると判定された通信可能エリアを読み込み、次に、
ステップS40において、通信可能時間を推定する。次
に、ステップS41において、所要通信時間が通信可能
時間より小さいか否かを判定する。Yesの場合、ステ
ップS42に進み、車両側から転送実行要求を発信す
る。情報センター2は、先ず、ステップS43におい
て、転送実行要求を受信し、次に、ステップS44にお
いて、要求のあった情報のデータ転送を実行する。その
後、車両側で、ステップS45において、車載の携帯電
話26により転送データを受信し、受信を完了する。
【0036】また、ステップS41において、Noと判
定された場合には、ステップS46に進み、データ転送
中に通信中断が生じることになるため、警報を発する。
このように、この実施形態による方法によれば、予め所
要通信時間が通信可能時間より小さいか否かを判定し、
所要通信時間が通信可能時間より小さい場合のみ、デー
タ転送を行うようにしているので、電界強度が弱くなっ
てデータ転送中に通信中断が生じるようなことがない。
さらに、本発明の実施形態では、車載の携帯電話26に
より情報センター2からコード化された地図パーツの情
報を受信し、これを通信コードに対応する地図パーツを
検索することにより、通信時間を短くして、簡易地図を
入手することもできる。このため、テータ容量の大きい
ベース地図情報は、上述したように図10に示す高速送
信可能な光ビーコン60を介して受信し、簡易地図は、
情報センター2から車載の携帯電話26により入手する
ことにより、通信時間を短くすることができる。この実
施形態は、図13と図14に示す。
【0037】この実施形態においては、簡易地図を入手
する場合、図13に示すように、複数の地図パーツをデ
ータベース80内で先ず特定の通信コードによりコード
化し、このコード化された地図パーツを含むデータ(イ
メージ情報)82を車両側へ転送し、車載のナビゲーシ
ョン装置12はこの通信コードに対応する地図パーツを
検索して、この地図パーツを表示するようにしている。
具体的に説明する。図13に示すように、先ず、データ
ベース80内で、地図パーツと通信コードを対応させて
設定する。例えば、橋110が、通信コード「000
1」に対応し、T字路112が通信コード「0010」
に対応し、十字路114が通信コード「0011」に対
応し、道路116が通信コード「0100」に対応し、
山118が通信コード「0101」に対応する等であ
る。
【0038】データベース80から、その地図パーツの
位置を示す座標値82a(緯度と経度で表される)、上
記の通信コード及び関連するテキストデータ等を含むデ
ータ(イメージ情報)82が、車両側へ転送される。車
載のナビゲーション装置12では、通信コードに対応す
る地図パーツが検索される。この後、ナビゲーション装
置12の画面には、図14に示すような簡易地図が表示
される。この簡易地図は、各地図パーツの情報が、座標
値含むようにデータフォーマットされているため、位置
に関しては、正確に地図作成を行うことができる。この
簡易地図は、例えば、ベース地図に1/5000の尺度
の地図がない場合等に有効である。この実施形態におい
ては、地図パーツを予め通信コードによりコード化して
おき、このコード化された情報を情報センター2から車
両側に転送し、車両側ではこの通信コードに対応した地
図パーツを検索し、この地図パーツを表示するよういし
ている。このため、転送時間即ち通信時間が短縮でき
る。このように、必要な情報を車両内で素早く簡易に入
手できる。このため、通信費用を低くすることができ、
さらに、通信時間が短くなることにより、通信の中断等
を防止することができ、操作上も簡易となる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
車載の無線通信手段により車両の外部の地図情報提供源
に必要地図情報を要求し、この地図情報提供源から転送
される要求地図情報を受信してロードする場合、所定の
状態に応じて、要求地図情報の転送を規制するようにし
たので、通信時間を短くでき、さらに且つ通信の中断を
防止できる。この結果、通信コストを低減させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によりオリジナル地図を作成する際に
関係する全体システムを示す全体構成図
【図2】 車載のナビゲーション装置の全体システムを
示すブロック図
【図3】 車両に搭載されたナビゲーション装置を具体
的に示す車両の平面図
【図4】 車載のナビゲーション装置を用いて必要な情
報を選択する方法を説明するための図面
【図5】 オリジナルDVDの作成方法を示すフローチ
ャート
【図6】 DVDの残りの容量を表示するディスプレイ
画面を示す図
【図7】 情報センターに管理されているデータベース
を示す図
【図8】 図7のおける「飲食店」のデータベースに含
まれる各種の情報の具体的内容を示した図
【図9】 各種情報を必要に応じて選択してオリジナル
DVDを作成する際のディスプレイ上の表示内容及び操
作方法を示した図
【図10】 予め設置された地図情報転送設備(光ビー
コン)を介して必要地図情報を送受信する状態を示した
【図11】 車載のナビゲーション装置が情報センター
から必要地図情報を入手するための方法を示したフロー
チャート
【図12】 車載のナビゲーション装置が情報センター
から必要地図情報を入手するための方法を示したフロー
チャート
【図13】 地図パーツの情報が通信コードによりコー
ド化されて転送され、この通信コードがデコードされる
ことを説明するための図
【図14】 ナビゲーション装置のディスプレイ上に表
示された簡易地図の画像を示す図
【符号の説明】
1 パソコン 2 情報センター 6 車両 10 記憶媒体(DVD) 12 ナビゲーション装置 14 ナビゲーション装置本体 15 光ビーコン用通信器 16 集中コントロールユニット 18 マルチディスプレイ 20 ヘッドアップディスプレイ 22 音声対話スイッチ 24 操作スイッチ 26 携帯電話 60 光ビーコン 80 データベース 84,86,88,90,92 地図パーツ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車載の無線通信手段により車両の外部の
    地図情報提供源に必要地図情報を要求し、この地図情報
    提供源から転送される要求地図情報を受信してロードす
    るナビゲーション装置であって、 所定の状態に応じて、上記要求地図情報の転送を規制す
    るようにしたことを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 【請求項2】 予め設置された地図情報転送設備のある
    場所では、上記要求地図情報の中でデータ容量が大きい
    特定の情報のみを入手し、これ以外の場所では、上記要
    求地図情報の中でデータ容量が比較的小さい他の特定の
    情報を入手することを特徴とする請求項1記載のナビゲ
    ーション装置。
  3. 【請求項3】 車両の停車時に、上記転送された要求地
    図情報を受信してロードするようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載のナビゲーション装置。
  4. 【請求項4】 上記地図情報提供源からの要求地図情報
    を受信する際、電波の電界強度が所定値以上の場合のみ
    に、上記転送された地図情報を受信してロードするよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載のナビゲーション
    装置。
  5. 【請求項5】 上記地図情報提供源との通信可能時間
    が、必要地図情報の所要通信時間より長いとき、上記要
    求地図情報を受信してロードするようにしたことを特徴
    とする請求項1記載のナビゲーション装置。
  6. 【請求項6】 上記データ容量が大きい特定の情報は、
    ベース地図情報であり、上記データ容量が比較的小さい
    他の特定の情報は、簡易地図情報である請求項2記載の
    ナビゲーション装置。
  7. 【請求項7】 車載の無線通信手段により車両の外部の
    地図情報提供源に必要な地図情報を要求し、この地図情
    報提供源から転送される要求地図情報を受信してナビゲ
    ーション装置にロードするプログラムを記憶した書き込
    み可能な記憶媒体であって、 上記プログラムが、所定の状態に応じて、上記要求地図
    情報の転送を規制することを特徴とする記憶媒体。
  8. 【請求項8】 上記プログラムが、予め設置された地図
    情報転送設備のある場所では、上記要求地図情報の中で
    データ容量が大きい特定の情報のみを入手させ、これ以
    外の場所では、上記要求地図情報の中でデータ容量が比
    較的小さい他の特定の情報を入手させることを特徴とす
    る請求項7記載の記憶媒体。
  9. 【請求項9】 上記プログラムが、車両の停車時に、上
    記転送された要求地図情報をロードさせることを特徴と
    する請求項7記載の記憶媒体。
  10. 【請求項10】 上記プログラムが、上記ナビゲーショ
    ン装置に、上記地図情報提供源からの要求地図情報を受
    信する際、電波の電界強度が所定地以上の場合のみに上
    記転送された要求地図情報を受信させロードさせること
    を特徴とする請求項7記載の記憶媒体。
  11. 【請求項11】 上記プログラムが、上記ナビゲーショ
    ン装置に、上記地図情報提供源との通信可能時間が必要
    地図情報の所要通信時間より長いとき、上記要求地図情
    報を受信させてロードさせることを特徴とする請求項7
    記載の記憶媒体。
  12. 【請求項12】 上記データ容量が大きい特定の情報
    は、ベース地図情報であり、上記データ容量が比較的小
    さい他の特定の情報は、簡易地図情報である請求項7記
    載の記憶媒体。
  13. 【請求項13】 車載の無線通信手段により要求された
    要求地図情報を車載のナビゲーション装置に転送する地
    図情報提供装置であって、車両側の所定の状態に応じ
    て、上記要求地図情報の転送を規制するようにしたこと
    を特徴とする地図情報提供装置。
JP25833896A 1996-09-30 1996-09-30 ナビゲーション装置 Pending JPH10105051A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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