JP2002243422A - 空間フィルタのアライメント方法、空間フィルタのアライメントセンサ、空間フィルタのアライメント装置、干渉計測装置、及び投影レンズ - Google Patents

空間フィルタのアライメント方法、空間フィルタのアライメントセンサ、空間フィルタのアライメント装置、干渉計測装置、及び投影レンズ

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JP2002243422A
JP2002243422A JP2001038736A JP2001038736A JP2002243422A JP 2002243422 A JP2002243422 A JP 2002243422A JP 2001038736 A JP2001038736 A JP 2001038736A JP 2001038736 A JP2001038736 A JP 2001038736A JP 2002243422 A JP2002243422 A JP 2002243422A
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JP
Japan
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spatial filter
interference
interferometer
image sensor
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JP2001038736A
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English (en)
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Satoru Shibata
悟 柴田
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 干渉計内に配置された空間フィルタを、高精
度かつ確実にアライメントする。 【解決手段】 被検面を干渉計の光軸に直交する所定軸
の周りの第1の方向に傾斜させつつ、そのときの撮像素
子への入射光量の変化パターンを検出し、被検面を所定
軸の周りの第2の方向に傾斜させつつ、そのときの撮像
素子への入射光量の変化パターンを検出し、検出した2
つの変化パターンの相違を、所定軸を基準とした透過部
の位置ずれを示す情報として求め、前記情報に応じて空
間フィルタと干渉計の光軸との相対位置を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検面の形状を干
渉計測によって計測する干渉計の光路に挿入された空間
フィルタのアライメント方法、空間フィルタのアライメ
ントセンサ、空間フィルタのアライメント装置、干渉計
測装置、及び投影レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】被検面の形状を干渉計測によって計測す
る干渉計の内部には、一般の光学機器と同様に、迷光
(ノイズ)の発生を防止するための空間フィルタとして
のピンホール基板が、各集光光学系の集光位置の近傍な
どに配置されている。図6は、干渉計を説明する図であ
る。
【0003】ピンホール基板の配置個所は、例えば、被
検面1aにおける反射光と参照面2aにおける反射光と
が成す干渉縞を観察するための観察光学系62内などで
ある。観察光学系62内のピンホール基板62aは、被
検面1a及び参照面2aにおける各射出角度の反射光の
うちそれらの面形状に応じた干渉縞を生起させるのに必
要な射出角度の反射光のみを撮像素子62cへ導く。
【0004】このピンホール基板62aの作用によれ
ば、干渉縞の全体を鮮明に検出することが可能となる。
ここで、干渉計を構成する部材の形状に経年変化や環境
変化などが生じ、ピンホール基板62aのピンホール中
心が干渉計の光軸からずれると、期待されている作用が
得られなくなるため、干渉計の干渉縞の検出精度が低下
する。
【0005】このため、干渉計には、被検物1を装着し
た際に行われる被検物1のアライメントの他、各測定前
などに、ピンホール基板62aのアライメントが必要と
なる。因みに、このアライメントのために、干渉計内に
は、予めピンホール基板62aを支持しかつ干渉計の光
軸(Z軸)に垂直な平面(XY平面)内を移動可能なス
テージ62bが備えられている。
【0006】ここで、本明細書では、干渉計の各光束に
おける各方向を表す際に、光軸上に原点を一致させた直
交座標系を適用し、Z軸を光軸方向にとり、X軸及びY
軸を互いに直交する像高の方向にとる。また、互いに異
なる位置の光束に適用された直交座標系間であっても、
X軸及びY軸の方向それぞれを、常に同じ像高の方向に
とる。
【0007】ピンホール基板62aのアライメントに当
たっては、計測者は、撮像素子62cに接続されたモニ
タ3上などで干渉縞を目視しつつ、ステージ62bの調
整ネジを操作してピンホール基板62aをXY方向に動
かし、その干渉縞が最も鮮明に目視できると確認した時
点で、ステージ62bを停止させる。つまり、ピンホー
ル基板62aの位置ずれの有無は、計測者による干渉縞
の良否の判断によって検出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記干
渉縞は、ピンホール基板62aの位置ずれ量に対して比
較的少ししか変動しないため、前記良否の判断は曖昧と
なりがちである。したがって、上記したピンホール基板
62aのアライメントの精度は低い。このため、ピンホ
ール基板62aのアライメント後に干渉計測を行い、取
得された干渉縞データに解析処理を施したとしても、被
検面1aの形状データを高精度に得ることはできない。
【0009】もし、この形状データを高精度に得ようと
するならば、実際に干渉計測及び解析処理を行って形状
データを取得し、その形状データに重畳されたノイズの
量が十分に小さく抑えられていることが確認できるま
で、計測者はアライメント、干渉計測、及び解析処理か
らなる一連の処理を繰り返す必要がある。
【0010】なお、この問題は、ピンホール基板に限ら
ず、ピンホール基板と同様にノイズ防止の目的で干渉計
に備えられ、かつ線対称又は回転対称な透過部を有した
他の空間フィルタのアライメントについても、同様に生
じうる問題である(因みに、ピンホール基板について
は、透過部の径、すなわちピンホール径が極めて小さい
ことから、アライメントに対する要求精度が厳しくなる
ため特に問題が顕著となる。)。
【0011】本発明は、干渉原理に基づいて、干渉計内
に配置された空間フィルタを、高精度かつ確実にアライ
メントすることのできる空間フィルタのアライメント方
法を提供することを目的とする。また、本発明は、空間
フィルタの位置ずれを高精度かつ確実に検出することの
できる空間フィルタのアライメントセンサ、空間フィル
タを高精度かつ確実にアライメントすることのできる空
間フィルタのアライメント装置、高精度かつ確実に干渉
計測を行うことのできる干渉計測装置を提供することを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の空間フ
ィルタのアライメント方法は、干渉計測の基準となる参
照光に所定の設計形状の被検面から垂直に射出した被検
光を干渉させて干渉縞を生起させる干渉光学系と、前記
被検面と共役な関係を保つように配置される撮像素子
と、その干渉計測に供される何れかの光束に挿入された
透過部を有する空間フィルタとを備えた干渉計に適用さ
れる空間フィルタのアライメント方法であって、前記被
検面を、前記干渉計の光軸に直交する所定軸の周りの第
1の方向に傾斜角度を変化させながら、前記撮像素子へ
の入射光量の変化パターンを検出し、前記被検面を、前
記所定軸の周りの第2の方向に傾斜角度を変化させなが
ら、前記撮像素子への入射光量の変化パターンを検出
し、前記検出した2つの変化パターンの相違を、前記所
定軸を基準とした前記空間フィルタの透過部の位置ずれ
を示す情報として求め、前記情報に応じて、前記空間フ
ィルタと前記干渉計の光軸との相対位置を調整すること
を特徴とする。
【0013】先ず、干渉計測時の状態から被検面を徐々
に傾斜させていくと、撮像素子に入射する光の光量は、
或る時点から空間フィルタの非透過部によりケラレが生
じ始めるので、減少する。第1の方向への傾斜と第2の
方向への傾斜との間で変化パターンに相違が生じるとき
には、前記所定軸を基準として前記透過部に位置ずれが
生じており、その反対に、変化パターンに相違が生じて
いないときには、前記所定軸を基準として前記透過部に
位置ずれが生じていない、という判断が可能である。
【0014】しかも、前記傾斜中の変化パターンは、所
定の曲線を描くので、その変化パターンを高精度に検出
することは比較的容易である。したがって、その変化パ
ターンに基づく前記透過部の位置ずれは高精度かつ確実
に検知され、前記空間フィルタと前記光軸との相対位置
の調整についても高精度かつ確実に行われる。
【0015】その結果、高精度かつ確実に空間フィルタ
のアライメントを行うことができる。さらに、請求項2
に記載の空間フィルタのアライメント方法は、請求項1
に記載の空間フィルタのアライメント方法において、前
記入射光量の変化パターンの指標として、前記入射光量
が減少し始めるときの前記被検面の傾斜角度を検出する
と共に、前記変化パターンの相違の指標として、前記第
1及び第2の方向それぞれについて検出した前記傾斜角
度の差分を求めることを特徴とする。
【0016】また、請求項3(又は請求項4)に記載の
空間フィルタのアライメント方法は、干渉計測の基準と
なる参照光に所定の設計形状の被検面から垂直に射出し
た被検光を干渉させて干渉縞を生起させる干渉光学系
と、前記被検面と共役な関係を保つように配置される撮
像素子と、その干渉計測に供される何れかの光束に挿入
された透過部を有する空間フィルタとを備えた干渉計に
適用される空間フィルタのアライメント方法であって、
前記被検面が配置される配置面内のうち、前記干渉計の
光軸から外れた位置に段差マークを配置し、前記段差マ
ークを、前記干渉計の光軸に直交する所定軸の周りの第
1の方向に傾斜角度を変化させながら、そのときの干渉
縞を前記撮像素子により検出し、前記傾斜中に検出した
干渉縞に基づいて前記段差マークの高さデータ(又は幅
データ)を取得して、その傾斜中におけるその高さデー
タ(又は幅データ)の変化パターンを参照し、前記被検
面が配置される配置面内のうち、前記段差マークの前記
所定軸に関する対称位置に段差マークを配置し、前記段
差マークを、前記所定軸の周りの第2の方向に傾斜角度
を変化させながら、そのときの干渉縞を前記撮像素子に
より検出し、前記傾斜中に検出した干渉縞に基づいて前
記段差マークの高さデータ(又は幅データ)を取得し
て、その傾斜中におけるその高さデータ(又は幅デー
タ)の変化パターンを参照し、前記参照した2つの変化
パターンの相違を、前記所定軸を基準とした前記空間フ
ィルタの透過部の位置ずれを示す情報として求め、前記
情報に応じて、前記空間フィルタと前記干渉計の光軸と
の相対位置を調整することを特徴とする。
【0017】先ず、段差マークを徐々に傾斜させていく
と、干渉縞を生起させる光は、垂直に射出した光(0次
回折光)から、所定の射出角度を有した光(±m次回折
光)へと徐々に変移していく。このような変移に伴い、
各段差マークの高さデータ(又は幅データ)は変化す
る。第1の方向への傾斜と第2の方向への傾斜との間で
段差マークの高さデータ(又は幅データ)の変化パター
ンに相違が生じるときには、前記所定軸を基準として前
記透過部に位置ずれが生じており、その反対に、高さデ
ータ(又は幅データ)の変化パターンに相違が生じてい
ないときには、前記所定軸を基準として前記透過部に位
置ずれが生じていない、という判断が可能である。
【0018】しかも、前記傾斜中の高さデータ(又は幅
データ)の変化パターンは、回折光の次数の変移に応じ
た所定の曲線を描くので、その変化パターンを高精度に
検出することは比較的容易である。したがって、その変
化パターンに基づく前記透過部の位置ずれは高精度かつ
確実に検知され、前記空間フィルタと前記光軸との相対
位置の調整についても高精度かつ確実に行われる。
【0019】その結果、請求項3(又は請求項4)に記
載の空間フィルタのアライメント方法によれば、高精度
かつ確実に空間フィルタのアライメントを行うことがで
きる。さらに、請求項5に記載の空間フィルタのアライ
メント方法は、請求項3又は請求項4に記載の空間フィ
ルタのアライメント方法において、予め、前記2つの段
差マークが形成された単一の部材を前記配置面と光学的
に等価な面に配置し、その部材を傾斜させることにより
それらの段差マークを傾斜させることを特徴とする。
【0020】また、請求項6に記載の空間フィルタのア
ライメント方法は、請求項3又は請求項4に記載の空間
フィルタのアライメント方法において、前記被検面とし
て、予め、前記2つの段差マークが形成された被検面を
使用し、その被検面を傾斜させることによりそれらの段
差マークを傾斜させることを特徴とする。また、請求項
7に記載の空間フィルタのアライメント方法は、干渉計
測の基準となる参照光に所定の設計形状の被検面から垂
直に射出した被検光を干渉させて干渉縞を生起させる干
渉光学系と、前記被検面と共役な関係を保つように配置
される撮像素子と、その干渉計測に供される何れかの光
束に挿入された透過部を有する空間フィルタとを備えた
干渉計に適用される空間フィルタのアライメント方法で
あって、前記被検面を、前記干渉計の光軸に直交する所
定軸に垂直な第1の方向に移動距離を変化させながら、
前記撮像素子への入射光量の変化パターンを検出し、前
記被検面を、前記所定軸に垂直な第2の方向に移動距離
を変化させながら、前記撮像素子への入射光量の変化パ
ターンを検出し、前記検出した2つの変化パターンの相
違を、前記所定軸を基準とした前記空間フィルタの透過
部の位置ずれを示す情報として求め、前記情報に応じ
て、前記空間フィルタと前記干渉計の光軸との相対位置
を調整することを特徴とする。
【0021】先ず、干渉計測時の状態から被検面を徐々
に移動させていくと、撮像素子に入射する光の光量は、
或る時点から空間フィルタの非透過部によりケラレが生
じ始めるので、減少する。
【0022】第1の方向への移動と第2の方向への移動
との間で変化パターンに相違が生じるときには、前記所
定軸を基準として前記透過部に位置ずれが生じており、
その反対に、変化パターンに相違が生じていないときに
は、前記所定軸を基準として前記透過部に位置ずれが生
じていない、という判断が可能である。しかも、前記移
動中の変化パターンは所定の曲線を描くので、その変化
パターンを高精度に検出することは比較的容易である。
【0023】したがって、その変化パターンに基づく前
記透過部の位置ずれは高精度かつ確実に検知され、前記
空間フィルタと前記光軸との相対位置の調整についても
高精度かつ確実に行われる。その結果、請求項7に記載
の空間フィルタのアライメント方法によれば、高精度か
つ確実に空間フィルタのアライメントを行うことができ
る。
【0024】さらに、請求項8に記載の空間フィルタの
アライメント方法は、請求項7に記載の空間フィルタの
アライメント方法において、前記入射光量の変化パター
ンの指標として、前記入射光量が減少し始めるときの前
記被検面の移動距離を検出すると共に、前記変化パター
ンの相違の指標として、前記第1及び第2の方向それぞ
れについて検出した前記移動距離の差分を求めることを
特徴とする。
【0025】また、請求項9(又は請求項10)に記載
の空間フィルタのアライメント方法は、干渉計測の基準
となる参照光に所定の設計形状の被検面から垂直に射出
した被検光を干渉させて干渉縞を生起させる干渉光学系
と、前記被検面と共役な関係を保つように配置される撮
像素子と、その干渉計測に供される何れかの光束に挿入
された透過部を有する空間フィルタとを備えた干渉計に
適用される空間フィルタのアライメント方法であって、
前記被検面が配置される配置面内のうち、前記干渉計の
光軸から外れた位置に段差マークを配置し、前記段差マ
ークを、前記干渉計の光軸に直交する所定軸に垂直な第
1の方向に移動距離を変化させながら、そのときの干渉
縞を前記撮像素子により検出し、前記移動中に検出した
干渉縞に基づいて前記段差マークの高さデータ(又は幅
データ)を取得して、その移動中におけるその高さデー
タ(又は幅データ)の変化パターンを参照し、前記被検
面が配置される配置面内のうち、前記段差マークの前記
所定軸に関する対称位置に段差マークを配置し、前記段
差マークを、前記所定軸に垂直な第2の方向に移動距離
を変化させながら、そのときの干渉縞を前記撮像素子に
より検出し、前記移動中に検出した干渉縞に基づいて前
記段差マークの高さデータ(又は幅データ)を取得し、
その移動中におけるその高さデータ(又は幅データ)の
変化パターンを参照し、前記参照した2つの変化パター
ンの相違を、前記所定軸を基準とした前記空間フィルタ
の透過部の位置ずれを示す情報として求め、前記情報に
応じて、前記空間フィルタと前記干渉計の光軸との相対
位置を調整することを特徴とする。
【0026】先ず、段差マークを徐々に移動させていく
と、干渉縞を生起させる光は、垂直に射出した光(0次
回折光)から、所定の射出角度を有した光(±m次回折
光)へと徐々に変移していく。このような変移に伴い、
各段差マークの高さデータ(又は幅データ)は変化す
る。第1の方向への移動と第2の方向への移動との間で
段差マークの高さデータ(又は幅データ)の変化パター
ンに相違が生じるときには、前記所定軸を基準として前
記透過部に位置ずれが生じており、その反対に、高さデ
ータ(又は幅データ)の変化パターンに相違が生じてい
ないときには、前記所定軸を基準として前記透過部に位
置ずれが生じていない、という判断が可能である。
【0027】しかも、前記傾斜中の高さデータ(又は幅
データ)の変化パターンは、回折光の次数の変移に応じ
た所定の曲線を描くので、その変化パターンを高精度に
検出することは比較的容易である。したがって、その変
化パターンに基づく前記透過部の位置ずれは高精度かつ
確実に検知され、前記空間フィルタと前記光軸との相対
位置の調整についても高精度かつ確実に行われる。
【0028】その結果、請求項9(又は請求項10)に
記載の空間フィルタのアライメント方法によれば、高精
度かつ確実に空間フィルタのアライメントを行うことが
できる。さらに、請求項11に記載の空間フィルタのア
ライメント方法は、請求項9又は請求項10に記載の空
間フィルタのアライメント方法において、予め、前記2
つの段差マークが形成された単一の部材を前記配置面と
光学的に等価な面に配置し、その部材を移動させること
によりそれらの段差マークを移動させることを特徴とす
る。
【0029】また、請求項12に記載の空間フィルタの
アライメント方法は、請求項9又は請求項10に記載の
空間フィルタのアライメント方法において、前記被検面
として、予め、前記2つの段差マークが形成された被検
面を使用し、その被検面を移動させることによりそれら
の段差マークを移動させることを特徴とする。また、請
求項13に記載の空間フィルタのアライメント方法は、
前記空間フィルタの透過部がピンホールであることを特
徴とする請求項1〜請求項12の何れか1項記載の空間
フィルタのアライメント方法である。
【0030】また、請求項14に記載の空間フィルタの
アライメントセンサは、干渉計測の基準となる参照光に
所定の設計形状の被検面から垂直に射出した被検光を干
渉させて干渉縞を生起させる干渉光学系と、前記被検面
と共役な関係を保つように配置される撮像素子と、その
干渉計測に供される何れかの光束に挿入された透過部を
有する空間フィルタとを備えた干渉計に適用される空間
フィルタのアライメントセンサであって、前記被検面
を、前記干渉計の光軸に直交する所定軸の周りの第1の
方向及びその反対の第2の方向に傾斜させる傾斜手段
と、前記撮像素子及び前記前記傾斜手段を駆動する制御
手段とを備え、前記制御手段は、前記傾斜手段を介して
前記被検面を前記第1の方向に傾斜角度を変化させなが
ら、前記撮像素子への入射光量の変化パターンを前記撮
像素子から取り込み、前記傾斜手段を介して前記被検面
を前記第2の方向に傾斜角度を変化させながら、前記撮
像素子への入射光量の変化パターンを前記撮像素子から
取り込み、前記取り込んだ2つの変化パターンの相違
を、前記所定軸を基準とした前記空間フィルタの透過部
の位置ずれを示す情報として求めることを特徴とする。
【0031】この空間フィルタのアライメントセンサ
は、請求項1に記載の空間フィルタのアライメント方法
において位置ずれを検出するまでの手順を自動化したも
のに等しい。したがって、請求項1に記載の空間フィル
タのアライメント方法と同様の理由で、前記透過部の位
置ずれが高精度かつ確実に検知される。
【0032】さらに、請求項15に記載の空間フィルタ
のアライメントセンサは、請求項14に記載の空間フィ
ルタのアライメントセンサにおいて、前記制御部は、前
記入射光量の変化パターンの指標として、前記入射光量
が減少し始めるときの前記被検面の傾斜角度を取得する
と共に、前記変化パターンの相違の指標として、前記第
1及び第2の方向それぞれについて取得した前記傾斜角
度の差分を求めることを特徴とする。
【0033】また、請求項16に記載の空間フィルタの
アライメントセンサは、干渉計測の基準となる参照光に
所定の設計形状の被検面から垂直に射出した被検光を干
渉させて干渉縞を生起させる干渉光学系と、前記被検面
と共役な関係を保つように配置される撮像素子と、その
干渉計測に供される何れかの光束に挿入された透過部を
有する空間フィルタとを備えた干渉計に適用される空間
フィルタのアライメントセンサであって、前記被検面
を、前記干渉計の光軸に直交する所定軸に垂直な第1の
方向及びその反対の第2の方向に移動させる移動手段
と、前記撮像素子及び前記前記移動手段を駆動する制御
手段とを備え、前記制御手段は、前記移動手段を介して
前記被検面を前記第1の方向に移動距離を変化させなが
ら、前記撮像素子への入射光量の変化パターンを前記撮
像素子から取り込み、前記移動手段を介して前記被検面
を前記第2の方向に移動距離を変化させながら、前記撮
像素子への入射光量の変化パターンを前記撮像素子から
取り込み、前記取り込んだ2つの変化パターンの相違
を、前記所定軸を基準とした前記空間フィルタの透過部
の位置ずれを示す情報として求めることを特徴とする。
【0034】この空間フィルタのアライメントセンサ
は、請求項7に記載の空間フィルタのアライメント方法
において位置ずれを検出するまでの手順を自動化したも
のに等しい。したがって、請求項7に記載の空間フィル
タのアライメント方法と同様の理由で、前記透過部の位
置ずれが高精度かつ確実に検知される。
【0035】さらに、請求項17に記載の空間フィルタ
のアライメントセンサは、請求項16に記載の空間フィ
ルタのアライメントセンサにおいて、前記制御部は、前
記入射光量の変化パターンの指標として、前記前記入射
光量が減少し始めるときの前記被検面の移動距離を取得
すると共に、前記変化パターンの相違の指標として、前
記第1及び第2の方向それぞれについて検出した前記移
動距離の差分を求めることを特徴とする。
【0036】また、請求項18に記載の空間フィルタの
アライメントセンサは、前記空間フィルタの透過部がピ
ンホールであることを特徴とする請求項14〜請求項1
7の何れか1項記載の空間フィルタのアライメントセン
サである。また、請求項19に記載の空間フィルタのア
ライメント装置は、請求項14〜請求項18の何れか1
項に記載の空間フィルタのアライメントセンサと、前記
制御手段が求めた前記相違に応じて、前記空間フィルタ
と前記干渉計の光軸との相対位置を調整する調整手段と
を備えたことを特徴とする。
【0037】したがって、請求項14〜請求項18の何
れか1項に記載の空間フィルタのアライメントセンサの
それぞれと同様の理由で、高精度かつ確実に空間フィル
タのアライメントが行われる。また、請求項20に記載
の干渉計測装置は、干渉計測の基準となる参照光に所定
の設計形状の被検面から垂直に射出した被検光を干渉さ
せて干渉縞を生起させる干渉光学系と、前記被検面と共
役な関係を保つように配置される撮像素子と、前記干渉
計測に供される何れかの光束に挿入された空間フィルタ
と、請求項14〜請求項18の何れか1項に記載の空間
フィルタのアライメントセンサとを備えたことを特徴と
する。
【0038】したがって、請求項14〜請求項18の何
れか1項に記載の空間フィルタのアライメントセンサの
それぞれと同様の理由で、高精度かつ確実に空間フィル
タの位置ずれを検出可能な干渉計測装置を提供できる。
その結果、被検面の干渉計測を高精度かつ確実に行うこ
とが可能となる。また、請求項21に記載の干渉計測装
置は、干渉計測の基準となる参照光に所定の設計形状の
被検面から垂直に射出した被検光を干渉させて干渉縞を
生起させる干渉光学系と、前記被検面と共役な関係を保
つように配置される撮像素子と、前記干渉計測に供され
る何れかの光束に挿入された空間フィルタと、請求項1
9に記載の空間フィルタのアライメント装置とを備えた
ことを特徴とする。
【0039】したがって、請求項19に記載の空間フィ
ルタのアライメント装置と同様の理由で、高精度かつ確
実に空間フィルタをアライメント可能な干渉計測装置を
提供できる。その結果、被検面の干渉計測を高精度かつ
確実に行うことが可能となる。また、請求項22に記載
の投影レンズは、請求項1〜請求項13の何れか1項に
記載の空間フィルタのアライメント方法が適用された干
渉計を用いて、前記被検面の面形状が計測された光学素
子を含んだ投影レンズである。
【0040】また、請求項23に記載の投影レンズは、
請求項20又は請求項21に記載の干渉計測装置を用い
て、前記被検面の面形状が計測された光学素子を含んだ
投影レンズである。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0042】[第1実施形態]先ず、図1,図2を参照
して本発明の第1実施形態を説明する。 (構成)図1は、本実施形態の干渉計装置10の構成図
である。図1において、図6に示すものと同一のものに
ついては同一の符号を付して示した。
【0043】干渉計測装置10は、設計形状が球面であ
る被検面11aの形状データを干渉計測により取得する
ものであり、かつピンホール基板62aのアライメント
機能が付加されている。被検面11aは、例えば、投影
レンズに使用される光学素子の表面である。なお、以下
に説明する干渉計装置10によれば、光学素子の表面形
状が高精度に計測でき、投影レンズの性能を向上させる
ことができる。
【0044】干渉測定装置10には、測定光を出射する
照明光学系61、球面のフィゾー面12aを有しかつ測
定光を所定波面の光(球面に垂直入射する所謂球面波)
に変換してそのフィゾー面12aに導くフィゾーレンズ
12、被検面11aをそのフィゾー面12aに対向させ
た状態で被検物11を支持する支持部材13、干渉光
(後述)が成す干渉縞を検出する観察光学系62、照明
光学系61から出射された測定光をフィゾーレンズ12
に導くと共に、フィゾー面12aにて反射した参照光
と、フィゾー面12aを透過後に被検面11aにて反射
して再びフィゾーレンズ12に入射した被検光とにより
生起する干渉光を、観察光学系62へと導くビームスプ
リッタ64、不図示の1/4波長板、偏光板などが備え
られる。
【0045】なお、観察光学系62は、干渉光を集光す
る集光レンズ62d、集光レンズ62dの集光位置に配
置されたピンホール基板62a、ピンホール基板62a
を透過した干渉光を平行光束に変換するコリメータレン
ズ62e、その平行光束の断面に挿入されたスクリーン
62f、スクリーン62fに投影された干渉縞を撮像す
る撮像素子62cを有している。
【0046】さらに、干渉計測装置10には、観察光学
系62内のピンホール基板62aをXY方向に移動させ
るステージ15、上記支持部材13を移動させると共に
支持部材13の姿勢を変化(傾斜)させる移動・傾斜機
構16、ステージ15と移動・傾斜機構16とをそれぞ
れ駆動するモータ17,18が備えられる。
【0047】また、干渉計測装置10には、以上説明し
た各部を駆動し、従来と同様の干渉計測処理を実行する
と共に、ピンホール基板62aのアライメント処理(後
述)を実行する制御部19が備えられる。この制御部1
9は、例えば、モータ17,18などを駆動する駆動回
路、その駆動回路に指示を与えるCPU、CPUの演算
に使用されるメモリなどからなる。このような制御部1
9の一部又は全部は、干渉計測装置10の内部に配置さ
れた回路基板などで構成されてもよく、また干渉計測装
置10の外部に配置された専用のコントローラや、干渉
計測装置10の外部に配置されかつ専用の制御ボードが
実装されたコンピュータなどで構成されてもよい。
【0048】なお、図示省略したが、干渉計測装置10
には、制御部19がフリンジスキャン法に基づく高精度
な干渉計測を実施するために、フィゾーレンズ12を光
軸方向に微動させるピエゾ素子、及びそのピエゾ素子を
駆動する駆動回路も備えられていることが好ましい。ま
た、図1と請求項との対応関係は、ビームスプリッタ6
4は干渉光学系に対応し、撮像素子62cは撮像素子に
対応し、ピンホール基板62aは空間フィルタに対応
し、移動・傾斜機構16,モータ18は傾斜手段に対応
し、制御部19は制御手段に対応し、ステージ15,モ
ータ17は調整手段に対応する。
【0049】(動作)以上の構成の干渉計測装置10に
おいて、ピンホール基板62aのアライメント処理は、
被検物11のアライメント処理が行われた後に実行され
る。すなわち、ピンホール基板62aのアライメント処
理の初期状態では、被検物11の曲率中心がフィゾー面
12aの焦点に一致しており、被検面11aの全面に対
し、フィゾー面12aから射出した光が垂直に入射す
る。
【0050】制御部19は、この初期状態から、モータ
18に指示を与えることにより、被検面11aの中心を
通り光軸に垂直な所定軸(以下、Y軸とする。)を回転
軸として、支持部材13を第1の方向(以下、θ+方向
とする。)にステップ状に傾斜させる。このとき、被検
面11aのθ+方向の傾斜角度θは、0,θ1,θ2
θ3,θ4,・・・のように、徐々に増加する。
【0051】この傾斜中に、制御部19は、撮像素子6
2cを駆動すると共に、被検面11aの傾斜角度θが各
角度0,θ1,θ2,θ3,θ4,・・・にあるときに撮像
素子62cが出力する画像信号(干渉縞データ)I+0
+1,I+2,I+3,I+4,・・・を順次取り込む。ま
た、制御部19は、同様の処理を、θ+とは反対の第2
の方向(以下、θ-方向とする。)に被検物11を傾斜
させつつ行う。すなわち、制御部19は、初期状態か
ら、モータ18に指示を与えることにより、前記Y軸を
回転軸として支持部材13をθ-方向にステップ状に傾
斜させ、その傾斜中に撮像素子62cを駆動して被検面
11aの傾斜角度θが各角度0,θ1,θ2,θ3,θ4
・・・にあるときの撮像素子62cの干渉縞データ
-0,I-1,I-2,I-3,I-4,・・・を順次取り込
む。
【0052】ここで、上記初期状態から被検物11を徐
々に傾斜させていくと、観察光学系62に入射してピン
ホール62hを透過していた光には、或る時点からピン
ホール基板62a(ピンホール62hのエッジ)により
ケラレが生じ始めるので、撮像素子62cに入射する光
は減少し始める。図2は、被検面11aの傾斜角度θと
撮像素子62cへの入射光量Nとの関係を示す図(簡略
図)である。
【0053】なお、本実施形態では、「撮像素子62c
への入射光量」の指標として、「撮像素子62cの撮像
面において被検面11aに対応するアパーチャ内の各画
素のうち、所定の閾値を超える画素値を示す画素の数
N」を使用する。この指標によれば、後述する最大傾斜
角度を検出し易くなる。
【0054】図に明かなように、被検面11aの傾斜中
における撮像素子62cへの入射光量Nは、或る傾斜角
度を境に減少し始める。仮に、ピンホール基板62aに
X方向の位置ずれが生じていない、つまりピンホール6
2hの中心がY軸上に位置しているのであれば、図2
(a)に示すように、θ+方向への傾斜と、θ-方向への
傾斜との間では、撮像素子62cへの入射光量Nの変化
パターンも同じ(対称)となる。
【0055】しかし、仮に、ピンホール基板62aにX
方向の位置ずれが生じている、つまりピンホール62h
の中心がY軸上に位置していないのであれば、図2
(b)に示すように、θ+方向への傾斜と、θ-方向への
傾斜との間では、撮像素子62cへの入射光量Nの変化
パターンは相違(非対称)する。そこで、制御部19
は、θ+方向の傾斜中に順次取り込んだ干渉縞データI
+0,I+1,I+2,I+3,I+4,・・・を参照して、撮像
素子62cへの入射光量Nが減少し始めた時点における
傾斜角度(最大傾斜角度)θ+Maxを求め、また、θ -
向の傾斜中に順次取り込んだ干渉縞データI-0,I-1
-2,I-3,I-4,・・・を参照して、撮像素子62c
への入射光量Nが減少し始めた時点における傾斜角度
(最大傾斜角度)θ-Maxを求める。
【0056】さらに、制御部19は、これらの最大傾斜
角度θ+Maxと最大傾斜角度θ-Maxとの差分Δx(=θ+M
ax−θ-Max)を求める。この差分Δxは、Y軸の回りの
互いに反対方向の傾斜による、撮像素子62cへの入射
光量Nの変化パターンの相違を表しているので、以下、
「Y軸に関する非対称量」と称す。
【0057】Y軸に関する非対称量Δx(=θ+Max−θ
-Max)は、図2にも明かなように、ピンホール基板62
aにX方向の位置ずれが生じていないときには「0」と
なり(図2(a)参照)、ピンホール基板62aにX方
向の位置ずれが生じているときには「0」以外の値をと
る(図2(b)参照)。しかも、その値の大きさは、ピ
ンホール基板62aのX方向の位置ずれ量が大きいほど
大きくなり、かつこの値の正負は、この位置ずれの方向
の正負に応じたものとなる。
【0058】そこで、制御部19は、Y軸に関する非対
称量Δxに応じた距離(例えば近似的に定数α倍のαΔ
x)を、ピンホール基板62aのX方向の位置ずれ量と
みなし、その位置ずれ量が圧縮されるよう、モータ17
に指示を与え、ピンホール基板62aをX方向に移動さ
せる。この結果、ピンホール62hの中心がY軸上に位
置し、ピンホール基板62aのX方向のアライメントが
完了する。
【0059】続いて、制御部19は、ピンホール基板6
2aのY方向のアライメントを行う。Y方向のアライメ
ントでは、X軸を回転軸としてθ+方向及びその反対の
θ-方向に傾斜させつつ干渉縞データを取り込み、θ+
向の傾斜時の最大傾斜角度θ+Maxと、θ-方向の傾斜時
の最大傾斜角度θ-Maxとを求め、X軸に関する非対称量
Δy(=θ+Max−θ-Max)を求める。そして、制御部1
9は、X軸に関する非対称量Δyに応じた距離(例えば
定数α倍のαΔy)を、ピンホール基板62aのY方向
の位置ずれ量とみなし、その位置ずれ量が圧縮されるよ
う、モータ17に指示を与え、ピンホール基板62aを
Y方向に移動させる。
【0060】この結果、ピンホール62hの中心がX軸
上に位置し、ピンホール基板62aのY方向のアライメ
ントが完了する。以上説明したX方向のアライメント、
及びY方向のアライメントの結果、ピンホール62hの
中心は、光軸(Z軸)上に位置し、ピンホール基板62
aのアライメントが完了する。
【0061】(効果)以上説明したとおり、本実施形態
では、被検面11aを傾斜させたときにおける撮像素子
62cへの入射光量Nの変化パターンを参照する。この
変化パターンは、図2に示すような所定の曲線を描くの
で、高精度かつ確実に検出することが可能である。した
がって、ピンホール基板62aのアライメントは、高精
度かつ確実に行われ、その結果、被検面11aの干渉計
測についても、高精度かつ確実に行うことが可能とな
る。
【0062】また、本実施形態では、撮像素子62cへ
の入射光量Nの変化パターンを、ケラレが生じ始めると
きの被検面11aの傾斜角度θ+Max,θ-Maxによって簡
単かつ確実に検知しており、傾斜方向の相違による変化
パターンの相違を、簡単な減算により取得可能な非対称
量Δx,Δyという指標により検知している。したがっ
て、本実施形態のピンホール基板62aのアライメント
が短時間に効率よく行われ、その結果、被検面11aの
干渉計測についても短時間に効率よく行われる。
【0063】(その他)なお、Y軸に関する非対称量Δ
xからピンホール基板62aのX方向の位置ずれ量を算
出する演算の内容、及びX軸に関する非対称量Δyから
ピンホール基板62aのY方向の位置ずれ量を算出する
演算の内容は、ピンホール62hの径a、そのピンホー
ル62hの前段に配置された集光レンズ62dの焦点距
離fなどによって決まる。
【0064】なお、本実施形態では、被検面11aの設
計形状が球面であり、それに応じて球面のフィゾー面1
2aが配置されているが、被検面11aの設計形状が平
面であるときにも同様のアライメントが可能である(但
しこの場合には、フィゾーレンズ12も平面のフィゾー
面を有したフィゾー部材に代えられる。)。 [第2実施形態]次に、図3を参照して本発明の第2実
施形態を説明する。
【0065】(構成)図3は、本実施形態の干渉計装置
20の構成図である。図3において、図1に示すものと
同一のものについては同一の符号を付して示し、その説
明を省略する。
【0066】干渉計装置20は、図1に示す干渉計測装
置10において、制御部19に代えて制御部29が備え
られたものに等しい。制御部29は、従来と同様の干渉
計測処理を実行すると共に、後述するアライメント処理
を実行する。また、図3と請求項との対応関係は、ビー
ムスプリッタ64は干渉光学系に対応し、撮像素子62
cは撮像素子に対応し、ピンホール基板62aは空間フ
ィルタに対応し、移動・傾斜機構16,モータ18は移
動手段に対応し、制御部29は制御手段に対応し、ステ
ージ15,モータ17は調整手段に対応する。
【0067】(動作)以下、制御部29によるピンホー
ル基板62aのアライメント処理について説明する。因
みに、このアライメント処理は、上記第1実施形態にお
いて説明したアライメント処理において、被検物11を
傾斜させる手順を、被検物11を移動させる手順に代え
たものに等しい。
【0068】先ず、この制御部29は、第1実施形態と
同様の初期状態から、モータ18に指示を与えることに
より、支持部材13を所定軸(以下、Y軸とする。)に
垂直な第1の方向(以下、X+方向とする。)にステッ
プ状に移動させる。このとき、被検面11aのX+方向
の移動量Xは、0,X1,X2,X3,X4,・・・のよう
に、徐々に増加する。
【0069】この移動中に、制御部29は、撮像素子6
2cを駆動すると共に、被検面11aの移動量Xが各移
動量0,X1,X2,X3,X4,・・・にあるときの撮像
素子62cが出力する画像信号(干渉縞データ)I+0
+1,I+2,I+3,I+4,・・・を順次取り込む。ま
た、制御部29は、同様の処理を、X+方向とは反対の
第2の方向(以下、X-方向とする。)に被検物11を
移動させつつ行う。すなわち、制御部29は、初期状態
からモータ18に指示を与えることにより、支持部材1
3をX-方向にステップ状に移動させ、その移動中に撮
像素子62cを駆動して被検面11aの移動量Xが各移
動量0,X1,X2,X3,X4,・・・にあるときの撮像
素子62cの干渉縞データI-0,I-1,I-2,I-3,I
-4,・・・を順次取り込む。
【0070】ここで、上記初期状態から被検物11を徐
々に移動させていくと、観察光学系62に入射してピン
ホール62hを透過していた光には、或る時点からピン
ホール基板62a(ピンホール62hのエッジ)により
ケラレが生じ始めるので、撮像素子62cへの入射光量
Nは、減少し始める。この現象は、被検面11aを傾斜
させる第1実施形態において生じる現象と同じである
(図2参照)。
【0071】なお、本実施形態においても、「撮像素子
62cへの入射光量」の指標として、「撮像素子62c
の撮像面において被検面11aに対応するアパーチャ内
の各画素のうち、所定の閾値を超える画素値を示す画素
の数N」を使用する。この指標によれば、後述する最大
移動量を検出し易くなる。仮に、ピンホール基板62a
にX方向の位置ずれが生じていない、つまりピンホール
62hの中心がY軸上に位置しているのであれば、X+
方向への移動と、X-方向への移動との間では、撮像素
子62cへの入射光量Nの変化パターンも同じ(対称)
となる。
【0072】しかし、仮に、ピンホール基板62aにX
方向の位置ずれが生じている、つまりピンホール62h
の中心がY軸上に位置していないのであれば、X+方向
への移動と、X-方向への移動との間では、撮像素子6
2cへの入射光量Nの変化パターンは相違(非対称)す
る。そこで、制御部29は、X+方向の移動中に順次取
り込んだ干渉縞データI+0,I+1,I+2,I+3,I+4
・・・を参照して、撮像素子62cへの入射光量Nが減
少し始めた時点における移動量(最大移動量)X+Maxを
求め、また、X-方向の移動中に順次取り込んだ干渉縞
データI-0,I-1,I-2,I-3,I-4,・・・を参照し
て、撮像素子62cへの入射光量Nが減少し始めた時点
における移動量(最大移動量)X-Maxを求める。
【0073】さらに、制御部29は、これらの最大移動
量X+Maxと最大移動量X-Maxとの差分である「Y軸に関
する非対称量」Δx(=X+Max−X-Max)を求める。Y
軸に関する非対称量Δx(=X+Max−X-Max)は、ピン
ホール基板62aにX方向の位置ずれが生じていないと
きには「0」となり、ピンホール基板62aにX方向の
位置ずれが生じているときには「0」以外の値をとる。
しかも、その値の大きさは、ピンホール基板62aのX
方向の位置ずれ量が大きいほど大きくなり、かつこの値
の正負は、この位置ずれの方向の正負に応じたものとな
る。
【0074】そこで、制御部29は、Y軸に関する非対
称量Δxに応じた距離(例えば定数β倍のβΔx)を、
ピンホール基板62aのX方向の位置ずれ量とみなし、
その位置ずれ量が圧縮されるよう、モータ17に指示を
与え、ピンホール基板62aをX方向に移動させる。こ
の結果、ピンホール62hの中心がY軸上に位置し、ピ
ンホール基板62aのX方向のアライメントが完了す
る。
【0075】続いて、制御部29は、ピンホール基板6
2aのY方向のアライメントを行う。Y方向のアライメ
ントでは、X軸に垂直なY+方向及びその反対のY-方向
に移動させつつ干渉縞データを取り込み、Y+方向の移
動時の最大移動量Y+Maxと、Y-方向の移動時の最大移
動量Y-Maxとを求め、X軸に関する非対称量Δy(=Y
+Max−Y-Max)を求める。そして、制御部29は、X軸
に関する非対称量Δyに応じた距離(例えば定数β倍の
βΔy)をピンホール基板62aのY方向の位置ずれ量
とみなし、その位置ずれ量が圧縮されるようモータ17
に指示を与え、ピンホール基板62aをY方向に移動さ
せる。
【0076】この結果、ピンホール62hの中心がX軸
上に位置し、ピンホール基板62aのY方向のアライメ
ントが完了する。以上説明したX方向のアライメント、
及びY方向のアライメントの結果、ピンホール62hの
中心は、光軸(Z軸)上に位置し、ピンホール基板62
aのアライメントが完了する。
【0077】(効果)以上説明したとおり、本実施形態
では、被検面11aを移動させたときにおける撮像素子
62cへの入射光量Nの変化パターンを参照する。この
変化パターンは、所定の曲線を描くので、高精度かつ確
実に検出することが可能である。したがって、ピンホー
ル基板62aのアライメントは、高精度かつ確実に行わ
れ、その結果、被検面11aの干渉計測についても、高
精度かつ確実に行うことが可能となる。
【0078】また、本実施形態では、撮像素子62cへ
の入射光量Nの変化パターンを、ケラレが生じ始めると
きの被検面11aの移動量X+Max,X-Maxによって簡単
かつ確実に検知しており、移動方向の相違による変化パ
ターンの相違を、簡単な減算により取得可能な非対称量
Δx,Δyという指標により検知している。したがっ
て、本実施形態のピンホール基板62aのアライメント
は、短時間に効率よく行われ、その結果、被検面11a
の干渉計測についても短時間に効率よく行われる。
【0079】(その他)なお、Y軸に関する非対称量Δ
xからピンホール基板62aのX方向の位置ずれ量を算
出する演算の内容、及びX軸に関する非対称量Δyから
ピンホール基板62aのY方向の位置ずれ量を算出する
演算の内容は、ピンホール62hの径a、そのピンホー
ル62hの前段に配置された集光レンズ62dの焦点距
離fなどによって決まる。
【0080】[第3実施形態]次に、図4を参照して本
発明の第3実施形態を説明する。 (構成)図4は、本実施形態の干渉計測装置30の構成
図である。図4において、図3に示すものと同一のもの
については同一の符号を付して示し、その説明を省略す
る。
【0081】干渉計測装置30は、図3に示す干渉計装
置20と異なり、設計形状が平面である被検面1aの形
状データを干渉計測により取得するものであり、これに
伴い、フィゾーレンズ12に代えて平面のフィゾー面2
aを有したフィゾー部材2が備えられる。また、干渉計
測装置30に備えられる制御部は、従来と同様の干渉計
測処理を実行すると共に、後述するアライメント処理を
実行する制御部39である。
【0082】また、本実施形態では、基準物(ダミー)
31とそのダミー31を支持する支持部材33とが用意
され、ピンホール基板62aのアライメント時には、支
持部材63によって支持された被検物1に代えて、支持
部材33によって支持されたダミー31が干渉計測装置
30に装着される。ダミー31は、被検面1aと同等の
反射率を有した材料(硝材など)からなり、かつ、図4
(a)に示すように、3つの段差マークM++,M-+,M
+-が形成された平面(ダミー面)31aを有している。
【0083】各段差マークM++,M-+,M+-のそれぞれ
は、ダミー面31aの表面に刻まれた少なくとも1つの
凹部(又は凸部)からなる。その凹部(又は凸部)の深
さ(又は高さ)dは、各段差マーク間で共通している。
このようなダミー31は、ダミー面31aがフィゾー面
2aに対向する状態で干渉計測装置30に装着される。
【0084】この装着時に、段差マークM++と段差マー
クM-+とが、光軸に直交する所定軸(以下、Y軸とす
る。)に関して対称な位置に配置され、かつ段差マーク
++と段差マークM+-とが、光軸及び前記所定軸に直交
する所定軸(X軸)に関して対称な位置に配置されるよ
うな位置関係で、各段差マークはダミー面31a上に形
成されている。以下、この装着時の状態を、初期状態と
する。
【0085】なお、図4と請求項との対応関係は、ビー
ムスプリッタ64は干渉光学系に対応し、撮像素子62
cは撮像素子に対応し、ピンホール基板62aは空間フ
ィルタに対応し、移動・傾斜機構16,モータ18は移
動手段に対応し、制御部39は制御手段に対応し、ステ
ージ15,モータ17は調整手段に対応し、ダミー31
は単一の部材に対応する。
【0086】(動作)以下、制御部39によるピンホー
ル基板62aのアライメント処理について説明する。制
御部39は、初期状態から、モータ18に指示を与える
ことにより、支持部材33をY軸に垂直な第1の方向
(以下、X軸の正方向であるX+方向とする。)にステ
ップ状に移動させる。
【0087】このとき、ダミー面31aのX+方向の移
動量Xは、0,X1,X2,X3,X4,・・・のように、
徐々に増加する。制御部39は、ダミー面31aが各位
置にあるときにそれぞれフリンジスキャンに基づく干渉
計測及び解析処理を行い、段差マークM-+の深さ又は高
さを示す高さデータD+0,D+1,D+2,D+3,D+4,・
・・を取得する。
【0088】また、制御部39は、同様の処理を、X+
方向とは反対の第2の方向(以下、X-方向とする。)
にダミー31を移動させつつ行う。すなわち、制御部3
9は、初期状態からモータ18に指示を与えることによ
り、支持部材33をX-方向にステップ状に移動させ、
その移動中にフリンジスキャン法に基づく干渉計測及び
解析処理を行い、段差マークM++の高さデータD-0,D
-1,D-2,D-3,D-4,・・・を取得する。
【0089】ここで、初期状態では、ダミー面31aか
ら射出した光のうちピンホール基板62aのピンホール
62hを透過可能な光は、主に、ダミー面31aを垂直
に射出した光(0次回折光)である。この初期状態から
ダミー31を徐々に移動させていくと、ピンホール62
hを透過可能な光は、垂直に射出した光(0次回折光)
から、所定の射出角度を有した光(±1次回折光)へと
徐々に変移していく。このような変移に伴い、各段差マ
ークM++,M+-,M-+の高さデータDは変化する。
【0090】図5は、ダミー31の移動量Xと高さデー
タDとの関係を示す図(簡略図)である。図に明かなよ
うに、ダミー31の移動中における高さデータDの変化
パターンは、回折光の次数の変移に応じた曲線、すなわ
ち、中央(移動量0)の近傍に第1ピーク、その両側に
同じ値の第2ピークを有する所定の曲線を描く。第1ピ
ークは上記0次回折光によるものであり、第2ピークは
±1次回折光によるものである。
【0091】仮に、ピンホール基板62aにX方向の位
置ずれが生じていない、つまりピンホール62hの中心
がY軸上に位置しているのであれば、図5(a)に示す
ように、X+方向への移動と、X-方向への移動との間で
は、その移動中における、段差マークM-+の高さデータ
Dの変化パターンと、段差マークM++の高さデータDの
変化パターンとは、同じ(対称)となる。
【0092】しかし、仮に、ピンホール基板62aにX
方向の位置ずれが生じている、つまりピンホール62h
の中心がY軸上に位置していないのであれば、例えば図
5(b)に示すように、X+方向への移動と、X-方向へ
の移動との間では、その移動中における、段差マークM
-+の高さデータDの変化パターンと、段差マークM++
高さデータDの変化パターンとは、相違(非対称)す
る。
【0093】そこで、制御部39は、X+方向の移動中
に取得した各高さデータD+0,D+1,D+2,D+3
+4,・・・を参照して、Dが第2ピークを迎えた時点
における移動量(ピーク移動量)X+Pを求め、また、X
-方向の移動中に取得した高さデータD-0,D-1
-2,D-3,D-4,・・・を参照して、Dが第2ピーク
を迎えた時点における移動量(ピーク移動量)X-Pを求
める。
【0094】さらに、制御部39は、これらのピーク移
動量X+Pとピーク移動量X-Pとの差分である「Y軸に関
する非対称量」Δx(=X+P−X-P)を求める。Y軸に
関する非対称量Δx(=X+P−X-P)は、図5にも明か
なように、ピンホール基板62aにX方向の位置ずれが
生じていないときには「0」となり(図5(a)参
照)、ピンホール基板62aにX方向の位置ずれが生じ
ているときには「0」以外の値をとる(図2(b)参
照)。しかも、その値の大きさは、ピンホール基板62
aのX方向の位置ずれ量が大きいほど大きくなり、かつ
この値の正負は、この位置ずれの方向の正負に応じたも
のとなる。
【0095】そこで、制御部39は、Y軸に関する非対
称量Δxに応じた距離(例えば定数γ倍のγΔx)を、
ピンホール基板62aのX方向の位置ずれ量とみなし、
その位置ずれ量が圧縮されるよう、モータ17に指示を
与え、ピンホール基板62aをX方向に移動させる。こ
の結果、ピンホール62hの中心がY軸上に位置し、ピ
ンホール基板62aのX方向のアライメントが完了す
る。
【0096】続いて、制御部39は、ピンホール基板6
2aのY方向のアライメントを行う。Y方向のアライメ
ントでは、X軸に垂直な第1の方向(以下、Y軸の正方
向であるY+方向とする。)に移動させつつ段差マーク
+-の高さデータDを取り込み、その反対のY-方向に
移動させつつ段差マークM++の高さデータDを取り込
み、Y+方向の移動時のピーク移動量Y+Pと、Y-方向の
移動時のピーク移動量Y -Pとを求め、X軸に関する非対
称量Δy(=Y+P−Y-P)を求める。そして、制御部3
9は、X軸に関する非対称量Δyに応じた距離(例えば
定数γ倍のγΔy)をピンホール基板62aのY方向の
位置ずれ量とみなし、その位置ずれ量が圧縮されるよう
モータ17に指示を与え、ピンホール基板62aをY方
向に移動させる。
【0097】この結果、ピンホール62hの中心がX軸
上に位置し、ピンホール基板62aのY方向のアライメ
ントが完了する。以上説明したX方向のアライメント、
及びY方向のアライメントの結果、ピンホール62hの
中心は、光軸(Z軸)上に位置し、ピンホール基板62
aのアライメントが完了する。
【0098】(効果)以上説明したとおり、本実施形態
では、ダミー31を移動させたときの干渉縞が示す高さ
データDの変化パターンを参照する。この変化パターン
は、図5に示すように所定の曲線を描くので、高精度か
つ確実に検出することが可能である。したがって、ピン
ホール基板62aのアライメントは、高精度かつ確実に
行われ、その結果、被検面1aの干渉計測についても、
高精度かつ確実に行うことが可能となる。
【0099】(その他)なお、本実施形態においては、
各段差マークM++,M-+,M+-を3つのダミーに個別に
形成すると共に、アライメント時には、これらの各ダミ
ーを順に装着し、各ダミーのそれぞれを移動させること
で、上記したものと同様の高さデータDを取得してもよ
い。
【0100】また、単一の段差マーク(例えば段差マー
クM++)のみが形成されたダミーを用意し、アライメン
ト時には、そのダミーの回転位置を光軸(Z軸)の周り
の+90°,−90°の2つの回転位置に設定すること
で、他の2つの段差マーク(段差マークM-+,M+-)の
代わりとしてもよい。なお、図4(a)に示すように、
単一のダミーに各段差マークM++,M-+,M +-を予め設
けておいた方が、段差マーク同士の位置関係が固定され
るので、アライメントをより短時間に効率よく実施でき
る。
【0101】さらに、本実施形態では、ダミー31を使
用する代わりに、被検物1の被検面1aの外縁近傍に予
め段差マークM++,M-+,M+-を形成しておき、その被
検物1を移動させることによって、同様のアライメント
を行ってもよい。このようにすれば、アライメント専用
のダミーを用意して装着する必要が無くなるので、さら
にアライメントを短時間に効率良く行うことが可能とな
る。
【0102】また、本実施形態では、高さデータDの取
得をダミー31(段差マーク)を移動させながら行って
いるが、移動させる代わりに傾斜させてもよい。また、
本実施形態では、段差マークの高さの変化を参照してい
るが、段差マークの幅wの変化を参照することとして
も、同様のアライメントが可能である。[その他]上記
各実施形態では、アライメント処理が制御部(19,2
9,39),モータ17,18により自動化されている
が、そのアライメント処理の一部又は全部を手動で行う
こととしてもよい。
【0103】例えば、モータ17に代えてステージ15
の位置を調整するための調整ネジを備え、かつ制御部3
9に代えて、上記した非対称量Δx,Δyを算出すると
共にそれらの値が0であるか否かを判定してその判定の
結果をモニタ表示又はランプ表示させる制御部を備える
ことにより、上記アライメント機能のうちアライメント
センサの機能のみを自動化する。計測者は、表示された
判定の結果に応じて前記調整ネジを操作すればアライメ
ントを行うことができる。
【0104】また、制御部(19,29,39)に、算
出した非対称量Δx,Δyの値を、そのまま表示させれ
ば、計測者は、その値に応じて前記調整ネジを操作する
ことにより、速やかにアライメントを完了させることが
できる。また、上記各実施形態におけるピンホール基板
62aと干渉計測装置(10,20,30)の光軸との
相対位置の調整には、ピンホール基板62aのX方向、
Y方向への移動だけでなく、ピンホール基板62aの傾
斜を組み合わせてもよい。また、動かす対象を、ピンホ
ール基板62aだけでなく、集光レンズ62dを組み合
わせてもよい。
【0105】また、上記各実施形態では、フィゾー型の
干渉計測装置について説明したが、本発明は、トワイマ
ングリーン型等、ピンホールを使用している全ての干渉
計測装置に適用可能である。また、上記各実施形態で
は、ピンホール基板の2方向(X方向、Y方向)の位置
ずれを補正しているが、1方向の位置ずれのみを補正す
ることとしてもよい。
【0106】また、上記各実施形態では、アライメント
の対象がピンホール基板とされているが、干渉計に備え
られている他の空間フィルタを上記各実施形態と同様に
アライメントすることもできる。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
空間フィルタのアライメントを高精度かつ確実に行うこ
とができる。また、高性能な投影レンズを得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の干渉計装置10の構成図であ
る。
【図2】(a)は、ピンホール基板62aにX方向の位
置ずれが生じていないときにおける、被検面11aの傾
斜角度θと撮像素子62cへの入射光量Nとの関係を示
す図(簡略図)である。(b)は、ピンホール基板62
aにX方向の位置ずれが生じているときにおける、被検
面11aの傾斜角度θと撮像素子62cへの入射光量N
との関係を示す図(簡略図)である。
【図3】第2実施形態の干渉計装置20の構成図であ
る。
【図4】第3実施形態の干渉計測装置30の構成図であ
る。
【図5】(a)は、ピンホール基板62aにX方向の位
置ずれが生じていないときにおける、ダミー31の移動
量Xと高さデータDとの関係を示す図(簡略図)であ
る。(b)は、ピンホール基板62aにX方向の位置ず
れが生じているときにおける、ダミー31の移動量Xと
高さデータDとの関係を示す図(簡略図)である。
【図6】干渉計を説明する図である。
【符号の説明】
1 被検物 1a 被検面 3 モニタ3 10,20 干渉計測装置 11 被検物 11a 被検面 12 フィゾーレンズ 12a フィゾー面 13 支持部材 15,61b ステージ 16 移動・傾斜機構 17,18 モータ 19,29,39 制御部 31 ダミー 31a ダミー面 61 照明光学系 61a,62a ピンホール基板 61c 光源 61d,62d 集光レンズ 61e,62e コリメータレンズ 62h ピンホール 62c 撮像素子 62f スクリーン 63 支持部材 64 ビームスプリッタ
フロントページの続き Fターム(参考) 2F064 AA01 BB00 CC04 EE05 FF00 GG22 GG32 GG38 GG47 HH03 HH05 JJ01 KK01 2F065 AA17 AA33 DD03 FF51 FF65 JJ03 JJ26 LL04 LL28 LL32 LL36 LL46 MM03 MM04 PP12 QQ24 QQ28 SS14 2H043 AB02 AB03 AB04 AB08 AD04 AD11 AD17 AD19

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 干渉計測の基準となる参照光に所定の設
    計形状の被検面から垂直に射出した被検光を干渉させて
    干渉縞を生起させる干渉光学系と、前記被検面と共役な
    関係を保つように配置される撮像素子と、その干渉計測
    に供される何れかの光束に挿入された透過部を有する空
    間フィルタとを備えた干渉計に適用される空間フィルタ
    のアライメント方法であって、 前記被検面を、前記干渉計の光軸に直交する所定軸の周
    りの第1の方向に傾斜角度を変化させながら、前記撮像
    素子への入射光量の変化パターンを検出し、 前記被検面を、前記所定軸の周りの第2の方向に傾斜角
    度を変化させながら、前記撮像素子への入射光量の変化
    パターンを検出し、 前記検出した2つの変化パターンの相違を、前記所定軸
    を基準とした前記空間フィルタの透過部の位置ずれを示
    す情報として求め、 前記情報に応じて、前記空間フィルタと前記干渉計の光
    軸との相対位置を調整することを特徴とする空間フィル
    タのアライメント方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の空間フィルタのアライ
    メント方法において、 前記入射光量の変化パターンの指標として、 前記入射光量が減少し始めるときの前記被検面の傾斜角
    度を検出すると共に、 前記変化パターンの相違の指標として、 前記第1及び第2の方向それぞれについて検出した前記
    傾斜角度の差分を求めることを特徴とする空間フィルタ
    のアライメント方法。
  3. 【請求項3】 干渉計測の基準となる参照光に所定の設
    計形状の被検面から垂直に射出した被検光を干渉させて
    干渉縞を生起させる干渉光学系と、前記被検面と共役な
    関係を保つように配置される撮像素子と、その干渉計測
    に供される何れかの光束に挿入された透過部を有する空
    間フィルタとを備えた干渉計に適用される空間フィルタ
    のアライメント方法であって、 前記被検面が配置される配置面内のうち、前記干渉計の
    光軸から外れた位置に段差マークを配置し、 前記段差マークを、前記干渉計の光軸に直交する所定軸
    の周りの第1の方向に傾斜角度を変化させながら、その
    ときの干渉縞を前記撮像素子により検出し、 前記傾斜中に検出した干渉縞に基づいて前記段差マーク
    の高さデータを取得して、その傾斜中におけるその高さ
    データの変化パターンを参照し、 前記被検面が配置される配置面内のうち、前記段差マー
    クの前記所定軸に関する対称位置に段差マークを配置
    し、 前記段差マークを、前記所定軸の周りの第2の方向に傾
    斜角度を変化させながら、そのときの干渉縞を前記撮像
    素子により検出し、 前記傾斜中に検出した干渉縞に基づいて前記段差マーク
    の高さデータを取得して、その傾斜中におけるその高さ
    データの変化パターンを参照し、 前記参照した2つの変化パターンの相違を、前記所定軸
    を基準とした前記空間フィルタの透過部の位置ずれを示
    す情報として求め、 前記情報に応じて、前記空間フィルタと前記干渉計の光
    軸との相対位置を調整することを特徴とする空間フィル
    タのアライメント方法。
  4. 【請求項4】 干渉計測の基準となる参照光に所定の設
    計形状の被検面から垂直に射出した被検光を干渉させて
    干渉縞を生起させる干渉光学系と、前記被検面と共役な
    関係を保つように配置される撮像素子と、その干渉計測
    に供される何れかの光束に挿入された透過部を有する空
    間フィルタとを備えた干渉計に適用される空間フィルタ
    のアライメント方法であって、 前記被検面が配置される配置面内のうち、前記干渉計の
    光軸から外れた位置に段差マークを配置し、 前記段差マークを、前記干渉計の光軸に直交する所定軸
    の周りの第1の方向に傾斜角度を変化させながら、その
    ときの干渉縞を前記撮像素子により検出し、 前記傾斜中に検出した干渉縞に基づいて前記段差マーク
    の幅データを取得して、その傾斜中におけるその幅デー
    タの変化パターンを参照し、 前記被検面が配置される配置面内のうち、前記段差マー
    クの前記所定軸に関する対称位置に段差マークを配置
    し、 前記段差マークを、前記所定軸の周りの第2の方向に傾
    斜角度を変化させながら、そのときの干渉縞を前記撮像
    素子により検出し、 前記傾斜中に検出した干渉縞に基づいて前記段差マーク
    の幅データを取得して、その傾斜中におけるその幅デー
    タの変化パターンを参照し、 前記参照した2つの変化パターンの相違を、前記所定軸
    を基準とした前記空間フィルタの透過部の位置ずれを示
    す情報として求め、 前記情報に応じて、前記空間フィルタと前記干渉計の光
    軸との相対位置を調整することを特徴とする空間フィル
    タのアライメント方法。
  5. 【請求項5】 請求項3又は請求項4に記載の空間フィ
    ルタのアライメント方法において、 予め、前記2つの段差マークが形成された単一の部材を
    前記配置面と光学的に等価な面に配置し、その部材を傾
    斜させることによりそれらの段差マークを傾斜させるこ
    とを特徴とする空間フィルタのアライメント方法。
  6. 【請求項6】 請求項3又は請求項4に記載の空間フィ
    ルタのアライメント方法において、 前記被検面として、予め、前記2つの段差マークが形成
    された被検面を使用し、その被検面を傾斜させることに
    よりそれらの段差マークを傾斜させることを特徴とする
    空間フィルタのアライメント方法。
  7. 【請求項7】 干渉計測の基準となる参照光に所定の設
    計形状の被検面から垂直に射出した被検光を干渉させて
    干渉縞を生起させる干渉光学系と、前記被検面と共役な
    関係を保つように配置される撮像素子と、その干渉計測
    に供される何れかの光束に挿入された透過部を有する空
    間フィルタとを備えた干渉計に適用される空間フィルタ
    のアライメント方法であって、 前記被検面を、前記干渉計の光軸に直交する所定軸に垂
    直な第1の方向に移動距離を変化させながら、前記撮像
    素子への入射光量の変化パターンを検出し、 前記被検面を、前記所定軸に垂直な第2の方向に移動距
    離を変化させながら、前記撮像素子への入射光量の変化
    パターンを検出し、 前記検出した2つの変化パターンの相違を、前記所定軸
    を基準とした前記空間フィルタの透過部の位置ずれを示
    す情報として求め、 前記情報に応じて、前記空間フィルタと前記干渉計の光
    軸との相対位置を調整することを特徴とする空間フィル
    タのアライメント方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の空間フィルタのアライ
    メント方法において、 前記入射光量の変化パターンの指標として、 前記入射光量が減少し始めるときの前記被検面の移動距
    離を検出すると共に、 前記変化パターンの相違の指標として、 前記第1及び第2の方向それぞれについて検出した前記
    移動距離の差分を求めることを特徴とする空間フィルタ
    のアライメント方法。
  9. 【請求項9】 干渉計測の基準となる参照光に所定の設
    計形状の被検面から垂直に射出した被検光を干渉させて
    干渉縞を生起させる干渉光学系と、前記被検面と共役な
    関係を保つように配置される撮像素子と、その干渉計測
    に供される何れかの光束に挿入された透過部を有する空
    間フィルタとを備えた干渉計に適用される空間フィルタ
    のアライメント方法であって、 前記被検面が配置される配置面内のうち、前記干渉計の
    光軸から外れた位置に段差マークを配置し、 前記段差マークを、前記干渉計の光軸に直交する所定軸
    に垂直な第1の方向に移動距離を変化させながら、その
    ときの干渉縞を前記撮像素子により検出し、 前記移動中に検出した干渉縞に基づいて前記段差マーク
    の高さデータを取得して、その移動中におけるその高さ
    データの変化パターンを参照し、 前記被検面が配置される配置面内のうち、前記段差マー
    クの前記所定軸に関する対称位置に段差マークを配置
    し、 前記段差マークを、前記所定軸に垂直な第2の方向に移
    動距離を変化させながら、そのときの干渉縞を前記撮像
    素子により検出し、 前記移動中に検出した干渉縞に基づいて前記段差マーク
    の高さデータを取得して、その移動中におけるその高さ
    データの変化パターンを参照し、 前記参照した2つの変化パターンの相違を、前記所定軸
    を基準とした前記空間フィルタの透過部の位置ずれを示
    す情報として求め、 前記情報に応じて、前記空間フィルタと前記干渉計の光
    軸との相対位置を調整することを特徴とする空間フィル
    タのアライメント方法。
  10. 【請求項10】 干渉計測の基準となる参照光に所定の
    設計形状の被検面から垂直に射出した被検光を干渉させ
    て干渉縞を生起させる干渉光学系と、前記被検面と共役
    な関係を保つように配置される撮像素子と、その干渉計
    測に供される何れかの光束に挿入された透過部を有する
    空間フィルタとを備えた干渉計に適用される空間フィル
    タのアライメント方法であって、 前記被検面が配置される配置面内のうち、前記干渉計の
    光軸から外れた位置に段差マークを配置し、 前記段差マークを、前記干渉計の光軸に直交する所定軸
    に垂直な第1の方向に移動距離を変化させながら、その
    ときの干渉縞を前記撮像素子により検出し、 前記移動中に検出した干渉縞に基づいて前記段差マーク
    の幅データを取得して、その移動中におけるその幅デー
    タの変化パターンを参照し、 前記被検面が配置される配置面内のうち、前記段差マー
    クの前記所定軸に関する対称位置に段差マークを配置
    し、 前記段差マークを、前記所定軸に垂直な第2の方向に移
    動距離を変化させながら、そのときの干渉縞を前記撮像
    素子により検出し、 前記移動中に検出した干渉縞に基づいて前記段差マーク
    の幅データを取得して、その移動中におけるその幅デー
    タの変化パターンを参照し、 前記参照した2つの変化パターンの相違を、前記所定軸
    を基準とした前記空間フィルタの透過部の位置ずれを示
    す情報として求め、 前記情報に応じて、前記空間フィルタと前記干渉計の光
    軸との相対位置を調整することを特徴とする空間フィル
    タのアライメント方法。
  11. 【請求項11】 請求項9又は請求項10に記載の空間
    フィルタのアライメント方法において、 予め、前記2つの段差マークが形成された単一の部材を
    前記配置面と光学的に等価な面に配置し、その部材を移
    動させることによりそれらの段差マークを移動させるこ
    とを特徴とする空間フィルタのアライメント方法。
  12. 【請求項12】 請求項9又は請求項10に記載の空間
    フィルタのアライメント方法において、 前記被検面として、予め、前記2つの段差マークが形成
    された被検面を使用し、その被検面を移動させることに
    よりそれらの段差マークを移動させることを特徴とする
    空間フィルタのアライメント方法。
  13. 【請求項13】 前記空間フィルタの透過部がピンホー
    ルであることを特徴とする請求項1〜請求項12の何れ
    か1項記載の空間フィルタのアライメント方法。
  14. 【請求項14】 干渉計測の基準となる参照光に所定の
    設計形状の被検面から垂直に射出した被検光を干渉させ
    て干渉縞を生起させる干渉光学系と、前記被検面と共役
    な関係を保つように配置される撮像素子と、その干渉計
    測に供される何れかの光束に挿入された透過部を有する
    空間フィルタとを備えた干渉計に適用される空間フィル
    タのアライメントセンサであって、 前記被検面を、前記干渉計の光軸に直交する所定軸の周
    りの第1の方向及びその反対の第2の方向に傾斜させる
    傾斜手段と、 前記撮像素子及び前記前記傾斜手段を駆動する制御手段
    とを備え、前記制御手段は、 前記傾斜手段を介して前記被検面を前記第1の方向に傾
    斜角度を変化させながら、前記撮像素子への入射光量の
    変化パターンを前記撮像素子から取り込み、 前記傾斜手段を介して前記被検面を前記第2の方向に傾
    斜角度を変化させながら、前記撮像素子への入射光量の
    変化パターンを前記撮像素子から取り込み、 前記取り込んだ2つの変化パターンの相違を、前記所定
    軸を基準とした前記空間フィルタの透過部の位置ずれを
    示す情報として求めることを特徴とする空間フィルタの
    アライメントセンサ。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の空間フィルタのア
    ライメントセンサにおいて、 前記制御部は、 前記入射光量の変化パターンの指標として、 前記入射光量が減少し始めるときの前記被検面の傾斜角
    度を取得すると共に、前記変化パターンの相違の指標と
    して、 前記第1及び第2の方向それぞれについて取得した前記
    傾斜角度の差分を求めることを特徴とする空間フィルタ
    のアライメントセンサ。
  16. 【請求項16】 干渉計測の基準となる参照光に所定の
    設計形状の被検面から垂直に射出した被検光を干渉させ
    て干渉縞を生起させる干渉光学系と、前記被検面と共役
    な関係を保つように配置される撮像素子と、その干渉計
    測に供される何れかの光束に挿入された透過部を有する
    空間フィルタとを備えた干渉計に適用される空間フィル
    タのアライメントセンサであって、 前記被検面を、前記干渉計の光軸に直交する所定軸に垂
    直な第1の方向及びその反対の第2の方向に移動させる
    移動手段と、 前記撮像素子及び前記前記移動手段を駆動する制御手段
    とを備え、 前記制御手段は、 前記移動手段を介して前記被検面を前記第1の方向に移
    動距離を変化させながら、前記撮像素子への入射光量の
    変化パターンを前記撮像素子から取り込み、 前記移動手段を介して前記被検面を前記第2の方向に移
    動距離を変化させながら、前記撮像素子への入射光量の
    変化パターンを前記撮像素子から取り込み、 前記取り込んだ2つの変化パターンの相違を、前記所定
    軸を基準とした前記空間フィルタの透過部の位置ずれを
    示す情報として求めることを特徴とする空間フィルタの
    アライメントセンサ。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の空間フィルタのア
    ライメントセンサにおいて、 前記制御部は、 前記入射光量の変化パターンの指標として、 前記入射光量が減少し始めるときの前記被検面の移動距
    離を取得すると共に、 前記変化パターンの相違の指標として、 前記第1及び第2の方向それぞれについて検出した前記
    移動距離の差分を求めることを特徴とする空間フィルタ
    のアライメントセンサ。
  18. 【請求項18】 前記空間フィルタの透過部がピンホー
    ルであることを特徴とする請求項14〜請求項17の何
    れか1項記載の空間フィルタのアライメントセンサ。
  19. 【請求項19】 請求項14〜請求項18の何れか1項
    に記載の空間フィルタのアライメントセンサと、 前記制御手段が求めた前記相違に応じて、前記空間フィ
    ルタと前記干渉計の光軸との相対位置を調整する調整手
    段とを備えたことを特徴とする空間フィルタのアライメ
    ント装置。
  20. 【請求項20】 干渉計測の基準となる参照光に所定の
    設計形状の被検面から垂直に射出した被検光を干渉させ
    て干渉縞を生起させる干渉光学系と、 前記被検面と共役な関係を保つように配置される撮像素
    子と、 前記干渉計測に供される何れかの光束に挿入された空間
    フィルタと、 請求項14〜請求項18の何れか1項に記載の空間フィ
    ルタのアライメントセンサとを備えたことを特徴とする
    干渉計測装置。
  21. 【請求項21】 干渉計測の基準となる参照光に所定の
    設計形状の被検面から垂直に射出した被検光を干渉させ
    て干渉縞を生起させる干渉光学系と、 前記被検面と共役な関係を保つように配置される撮像素
    子と、 前記干渉計測に供される何れかの光束に挿入された空間
    フィルタと、 請求項19に記載の空間フィルタのアライメント装置と
    を備えたことを特徴とする干渉計測装置。
  22. 【請求項22】 請求項1〜請求項13の何れか1項に
    記載の空間フィルタのアライメント方法が適用された干
    渉計を用いて、前記被検面の面形状が計測された光学素
    子を含んだ投影レンズ。
  23. 【請求項23】 請求項20又は請求項21に記載の干
    渉計測装置を用いて、前記被検面の面形状が計測された
    光学素子を含んだ投影レンズ。
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