JP2002333580A - 顕微鏡のアライメント整合方法および光ビームのアライメント整合装置を備える顕微鏡 - Google Patents

顕微鏡のアライメント整合方法および光ビームのアライメント整合装置を備える顕微鏡

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JP2002333580A
JP2002333580A JP2002067784A JP2002067784A JP2002333580A JP 2002333580 A JP2002333580 A JP 2002333580A JP 2002067784 A JP2002067784 A JP 2002067784A JP 2002067784 A JP2002067784 A JP 2002067784A JP 2002333580 A JP2002333580 A JP 2002333580A
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Holger Birk
ビルク ホルガー
Johann Engelhardt
エンゲルハルト ヨハン
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Leica Microsystems CMS GmbH
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単にビーム路を光学的システム内で調整す
ることのできる方法を提供すること。 【解決手段】 顕微鏡(15)の光ビーム(1)を所定
位置で光ビーム(1)の調整装置(7)へ入力結合し、
その際に入力結合光ビーム(9)を装置(70)内で形
成し、入力結合光ビーム(9)を少なくとも2つのフォ
ト検知器(10,22)に偏向し、ここでフォト検知器
(10,22)はそれぞれ前記所定位置から異なる距離
を有しており、入力結合光ビーム(0)と目標位置(7
2)との偏差をフォト検知器(10,22)の電気信号
から検出し、光学的構成部材(76)を少なくとも1つ
の調整素子(78)を介して、入力結合光ビーム(9)
を目標位置(72)にもたらすために調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は顕微鏡の調整方法、
即ちアライメント整合方法に関する。とりわけ本発明
は、顕微鏡において光ビームの少なくとも1つの区間を
アライメント整合するための方法に関し、ここで前記少
なくとも1つの区間はアライメント整合可能な光学的構
成部材と、アライメント整合装置の取り付けられた位置
とにより定義される。
【0002】さらに本発明は、顕微鏡において光ビーム
をアライメント整合するアライメント整合装置を有する
顕微鏡に関する。とりわけ本発明は、試料を照明するた
めの照明源と、顕微鏡光学系とを有する顕微鏡に関する
ものであり、ここで照明源および顕微鏡光学系は顕微鏡
の光軸を定める。
【0003】光ビームの伝播方向ないし空間位置・配向
は、4つの特徴的パラメータにより十分に定義される。
すなわち1つは、光学システムの光軸からの光ビームの
空間的間隔(オフセット)であり、2つの座標によって
表される。この2つの座標は、光ビームを光軸に対し
て、光軸に対して直交する断面で平行移動することによ
って生じる。さらに、光ビームないしは光ビームが平行
移動された後(オフセットの除去後)に(それにより生
ずる直線が)光軸と交差する角度、並びにそれぞれ光ビ
ームと光軸を通って延在する2つの直線により定められ
る面の空間位置を固定の座標系を基準にして表す角度に
よって定義される。
【0004】米国特許第5,206,766号には、光学
的スキャナに使用されるレーザダイオードを配向するた
めの方法および装置が開示されている。正確に配向する
ためにスキャナの前方には、目標マークを備える半透明
ディスクが取り付けられている。レーザダイオードの正
確な配向は、レーザビームが目標マークに当たるときに
達成される。
【0005】米国特許5,717,666号明細書には、
光学的手段に対するアライメント整合(軸心合わせ)装
置が開示されており、これによりレンズの中央軸とレー
ザビームの光軸との間のずれが検出され補償・調整され
る。この装置は第1と第2のフォト検知器を開示してい
る。第1のフォト検知器はレンズの中央軸に沿って移動
可能であり、これによりずれの程度を検出する。第2の
フォト検知器によりレーザビームの分布が検出される。
さらにビームスプリッタが設けられており、このビーム
スプリッタはレーザビームを2つのフォト検知器に指向
ける。この機構はレーザ光源を2つのフォト検知器から
得られる信号に基づいて位置調整し、レーザ光源を相応
にアライメント整合する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術におい
ては、ビーム路の光学的システムにおけるアライメント
整合が、複雑で簡単ではないという問題がある。本発明
の第1の視点において、第1の課題は、簡単にビーム路
を光学的システム内でアライメント整合することのでき
る方法を提供することである。
【0007】本発明の第2の視点において、第2の課題
は、簡単、迅速かつ確実にアライメント整合ないしはそ
の検査をすることのできる顕微鏡を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の課題は請求項1の
特徴部分の構成を有する方法によって解決される。即
ち、光ビームの少なくとも1つの区間を顕微鏡内でアラ
イメント整合する方法であって、該区間は、アライメン
ト整合可能な光学的構成部材と、アライメント整合装置
がもたらされる位置とによって規定される形式の方法に
おいて、顕微鏡の光ビームを所定位置で光ビームのアラ
イメント整合装置へ入力結合し、その際に入力結合光ビ
ームを該アライメント整合装置内で形成し、該入力結合
光ビームを少なくとも2つのフォト検知器に偏向し、該
フォト検知器はそれぞれ前記所定位置から異なる距離を
有しており、該入力結合光ビームと目標位置との偏差を
フォト検知器の電気信号から検出し、前記光学的構成部
材を少なくとも1つの調整素子を介して、該入力結合光
ビームを目標位置にもたらすために、調整する、ことを
特徴とする。
【0009】さらに第2の課題は、請求項6の特徴部分
の構成を有する顕微鏡によって解決される。即ち、試料
を照明するための照明源と、顕微鏡光学系とを有する顕
微鏡であって、照明源と顕微鏡光学系とが顕微鏡の光軸
を定める形式の顕微鏡において、少なくとも1つの調整
可能な光学素子が顕微鏡の光軸に設けられており、少な
くとも1つのアライメント整合装置が、顕微鏡の光ビー
ム中の光学素子に後置された位置に取り付けられてい
る、ことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の利点はとりわけ光学的機
器構成において、特徴的ビームパラメータを光学システ
ムのビーム路の少なくとも1つの個所において測定する
ことができることである。とりわけ有利には、当該装置
を顕微鏡でのアライメント整合(調心)のために使用す
る。ここで顕微鏡は、アライメント整合装置を取り付け
ることができる相応の位置を有する。この測定に基づい
て光学システムないしは顕微鏡において所定の光学素子
の位置を調整素子によって変化することができ、これに
より光ビームの空間的位置を光学システムにおいて、こ
の光ビームが所要の目標位置にもたらされるように変更
することができる。光ビームの所要の目標位置は光学シ
ステムにより定義される光軸と一致する。
【0011】本発明の装置は、光学システムのいずれの
個所にも取り付けることができる。本発明の装置は2つ
の異なる形式で光学システムに取り付けることができ
る。第1の形式では、光学システムの光ビームが直接、
偏向なしで当該装置に達する。この装置は入力結合箇所
で相応の固定により、光学システムのビーム路に直接取
り付けられる。この装置には入力結合のための手段が設
けられており、これにより入力結合光ビームが形成され
る。この光ビームは角度変化なしで装置に達する。入力
結合手段は例えばレンズまたはビーム減衰器(グレーフ
ィルタ)とすることができる。第2の形式では、光学シ
ステムの光ビームが偏向(角度変化あり)を介して当該
装置に達し、これによりこの装置内で入力結合光ビーム
が定義される。結合箇所で光ビームはビームスプリッタ
または従来のミラーによって当該装置に達する。
【0012】この装置に対する必要条件は、少なくとも
第1および第2のフォト検知器がそれぞれ入力結合箇所
に対して異なる距離で配置されていることである。フォ
ト検知器は有利には位置感知性の2次元検知器として構
成されている。この装置には少なくとも1つの偏向手段
が設けられており、この偏向手段は入力結合光ビームを
第1のフォト検知器に向ける。この偏向手段を通過した
入力結合光ビームの成分は第2のフォト検知器に達す
る。この装置にはフォト検知器を異なるように取り付け
ることができる。フォト検知器を取り付けるときに満た
さなければならない、この装置に対するただ1つの条件
はフォト検知器がそれぞれ入力結合箇所に対して異なる
距離(光路行程)を有することである。本発明の別の実
施形態では、フォト検知器に付加的に光学的目標マーク
が設けられている。この目標マークはユーザに対してア
ライメント整合時の調整の品質についての付加的な可視
コントロールを提供する。しかし調整のためには、フォ
ト検知器のみを信頼するだけで十分である。光ビームの
位置を検出するのには電子光学的センサ、例えば四分円
ダイオードまたはPSD(Position Sensitiv Detecto
r)が有利であることが判明した。有利にはPSDが使
用される。なぜなら四分円ダイオードは、光ビーム横断
面にほぼ相当する領域内だけでしか位置検出ができない
からである。PSDの機能は当業者には公知であるから
ここでは詳細に立ち入らない。4つの電極での光電流を
読み出すことにより、フォトセンサ内の光ビームの衝突
個所を求めることができる。
【0013】本発明のさらなる利点および構成は図面お
よび以下の説明から明らかとなる。
【0014】
【実施例】図1には本発明のアライメント整合装置70
を示す。この装置は位置信号の電子検出および読み出
し、並びに可視コントロールが可能である。顕微鏡15
の光学システム内を矢印2により示された方向に伝播す
る光ビーム1は、入力結合手段3によってアライメント
整合装置70へ反射される。入力結合手段3は従来のビ
ームスプリッタとして構成することができ、このビーム
スプリッタは顕微鏡15の光学システム100により定
められる光軸に恒久的に配置されている。同様に入力結
合手段3を従来のミラーとして構成することができる。
このミラーは単に光ビーム1の調整を検出するために、
光ビーム1がアライメント整合装置70に入力結合され
るように顕微鏡15の光学システム100に取り付ける
ことができる。入力結合手段3は入力結合光ビーム9を
規定し、この入力結合光ビームはアライメント整合装置
70内に設けられたビームスプリッタ4,36,38に
よって少なくとも2つのフォト検知器10および22に
偏向される。第1のビームスプリッタ4は入力結合光ビ
ーム9を、可視的に観察可能な第1の目標マーク8に偏
向する。第1のビームスプリッタ4は例えば簡単なガラ
スプレートとして構成することができる。
【0015】入力結合ビーム9は直線ビーム伝播のため
の光軸40を、装置70のケーシング部分80内で規定
する。第2のビームスプリッタ36は、第1のビームス
プリッタ4を通過した光ビームを第1のフォト検知器1
0に偏向する。この第1のフォト検知器は例えば位置感
知性の2次元検知器として構成することができる。第2
のビームスプリッタ36は例えば被覆された50/50
ビームスプリッタとして構成することができる。第3の
ビームスプリッタ38は、第2のビームスプリッタ36
を通過した光ビームを可視コントロール可能な第2の目
標マーク29に偏向する。第3のビームスプリッタ38
も同様に簡単なガラスプレートとして構成することがで
きる。第3のビームスプリッタ38を通過した光ビーム
は第2のフォト検知器22に達する。このフォト検知器
も同様に位置感知性の2次元検知器として構成すること
ができる。図1に示した目標マーク8,20およびフォ
ト検知器10,22の特別の構成は単に複数の可能性か
ら選択したものである。ただ1つの要件は、ケーシング
部分80に少なくとも2つのフォト検知器10,22が
設けられていること、フォト検知器10,22が入力結
合手段3から異なる距離で配置されていること、そして
少なくとも1つのフォト検知器10または22が入力結
合光ビーム9の光軸からケーシング部分80内で所定間
隔をおいていることである。第1または第2の目標マー
クは省略することができる。入力結合手段3の空間的位
置は入力結合箇所3aを定める。
【0016】フォト検知器10と22は複数の電気端子
を有しており、これらの端子はコンピュータ11と接続
されている。コンピュータ11は例えばPCまたは集積
回路として構成することができ、光学システム100の
アライメント整合(調心)を検出するために所要の計算
を実行する。コンピュータ11にはディスプレイ13
(図1参照)が配属されている。このディスプレイには
例えば顕微鏡の光学システムにおいてアライメント整合
(調心)すべき光ビーム1の瞬時位置がグラフィックに
表示される。第1,第2および第3のビームスプリッタ
4,36,38並びに第2のフォト検知器22は入力結
合光ビーム9の伝播方向ないしは入力結合光ビーム9の
光軸40上に配置されている。ここで伝播方向は矢印2
aによって示されている。装置70のケーシング部分8
0は端面80aでフランジ82を介して、顕微鏡15の
光学システム100と結合している。この結合は、装置
70を顕微鏡の光学システム100に対して規定された
位置で取り付けるために用いられる。図示の実施例で
は、入力結合光ビーム9が角度変化して装置70に導か
れる。入力結合光ビーム9が偏向なしで装置70に達す
るように装置を顕微鏡の光学システムと結合することも
考えられる。
【0017】ケーシング部分80内では入力結合光ビー
ム9が入力結合光ビーム40の光軸に対しても同様に平
行に移動されているか、および/または空間的に傾斜し
ている。空間的傾斜は2つの角度φとθにより一義的に
記述することができる。光ビーム1の光軸60に対す
る、入力結合手段3の領域での距離の計算は簡単な三角
法計算から得られる。ここで理想的に調整された光ビー
ム40におけるビームスプリッタ36から第1のフォト
検知器10までの距離、およびビームスプリッタ36か
ら第2のフォト検知器22までの距離が計算に作用を及
ぼす。第1のフォト検知器10で検出された座標ペア
(x1,y1)と第2のフォト検知器22で検出された
座標ペア(x2,y2)によって、入力結合手段光ビー
ム9と入力結合光ビームの光軸40との偏差を検出する
ことができる。角度φは、入力結合光ビーム9ないしは
入力結合光ビーム9により定められた直線が平行移動
(オフセットの除去)の後に光軸40と交差する角度で
ある。角度φは次式に基づいて計算される。
【数1】 ここでaはビームスプリッタ36から第1のフォト検知
器10までの距離、bはビームスプリッタ36から第2
のフォト検知器22までの距離である。
【0018】角度θは同様にオフセットを除去した後、
それぞれ入力結合光ビーム9と光軸40を通って延在す
る2つの直線により定められる面の空間的位置を固定座
標系を基準にして表すものであり、次のように計算され
る。
【数2】 但し 但し 顕微鏡15の光学システム100の光ビーム1は少なく
とも1つの光学素子(光学的構成部材)76を通過す
る。この光学素子76は光ビーム1が顕微鏡15の光学
システム100内で正確に光軸60を通るように調整す
ることができる。この調整の結果、入力結合光ビーム9
は装置70内で正確に目標位置72に当たるようにな
る。光学素子76の調整は複数の調整素子78によって
行うことができ、これにより光ビーム1は相互に独立し
た4つの空間的方向(パラメータ)で、すなわち2つの
ラテラル調整と2つの角度調整を操作することができ
る。これにより光ビーム1を光軸60と一致(調心、ア
ライン)させることができる。調整素子78は手動でユ
ーザにより調整することができる。またはすべての調整
素子78は自動的に調整することができる。調整は電気
機械的に行われる。ここでコンピュータ11は、調整素
子78の調整に基づき変化する(第1、第2フォト検知
器への入力結合光ビームの入射の)実際位置を常時比較
し、調整素子78の調整を適合させ、目標位置を迅速か
つ効率的に達成する。
【0019】図2は顕微鏡15の構造を概略的に示す。
この図示の実施例には共焦点走査顕微鏡の概略的構造が
示されている。照明源84から到来する光はファイバ8
5によって光入力結合光学系86に導かれる。この光入
力結合光学系86は照明光ビーム96を定める。この照
明光ビームはこの実施例では実線として示されている。
照明光ビーム96は照明ピンホール87を介してビーム
スプリッタ88に達する。ビームスプリッタ88は照明
光ビーム96をスキャンモジュール89に反射する。こ
のスキャンモジュールはカルダン懸架されたスキャンミ
ラー83を含んでおり、このスキャンミラーは照明光ビ
ーム96をスキャン光学系90と別の光学系91によっ
て顕微鏡光学系92に偏向する。スキャンモジュール8
9と顕微鏡光学系92とによって照明光ビーム96は試
料93の上へ投下入射、ないしは試料を通過するように
案内される。
【0020】照明光ビーム96は試料93が不透明の場
合、対象物表面上へと案内(入射)される。生物学的試
料または透明な試料の場合には、試料93を通過するよ
うに照明光ビーム96を案内することもできる。このこ
との意味するのは、試料93の種々異なる焦点面が順
次、照明光ビーム96によって走査(断層スキャン)さ
れるということである。付加的(同時ないし後段での)
合成(画象処理)により試料93の3次元画像が得られ
る。照明源84から到来する照明光ビーム96は実線と
して示されている。試料93から発する光は検知光ビー
ム98であり、これは図3に破線で示されている。検知
光ビーム98は顕微鏡光学系92を通過し、スキャンモ
ジュール89を介してビームスプリッタ88に達し、検
知ピンホール94を通過して検知器95に当たる。この
検知器は例えばフォトマルチプライヤとして構成されて
いる。検知器95では、試料93から発した検知光の出
力に比例する電気的検知信号が形成される。図2に示し
た実施例には、装置70に対するアライメント整合のた
めに4つの可能な位置が示されている。第1の位置16
0は照明ピンホール87とビームスプリッタ88との間
にある。照明光ビーム96のアライメント整合は光入力
結合光学系86にて実行される(図3参照)。第2の位
置161はスキャンモジュール89とスキャン光学系9
0との間に設けられている。第3の位置162は光学系
91と顕微鏡光学系92との間にある。第4の位置16
3は検知ピンホール94と検知器95との間に設けるこ
とができる。
【0021】図3は、入力結合光ビーム9の入射の実際
位置と目標位置72との偏差をディスプレイ13に可視
表示するためのユーザインタフェース110の実施例を
示す。実際位置は光軸40を基準に、光軸40に対する
平行移動および/または光軸40に対する傾斜によって
一義的に表される。ユーザインタフェース110は複数
の表示部分(ないし表示要素)から構成される。第1の
部分120には、入力結合光ビーム9が2つのフォト検
知器10と20に命中する地点124と125が空間的
視野で示されている。この第1の視野120の他に、ズ
ームスケール111を設けることができ、ズームスケー
ルは第1の視野120においてズームを調整することが
できる。第1の視野120の他に投影表示部122を設
けることができる。入力結合光ビーム9のフォト検知器
10と22への命中地点124と125が概略的に示さ
れたフォト検知器面126にプロットされている。さら
に角度φとθがグラフィックな角度指示部128と数値
角度指示部130でユーザインタフェース110に表示
される。同様にユーザには別の視野126aで光ビーム
の強度および第1のフォト検知器10への命中地点がリ
アルタイムで表示される。ユーザはここで付加的に光ビ
ームの位置の変化を調整素子78の調整によって追従調
整することができる。視野126aの下方には別の視野
126bが設けられており、これは光ビームの強度と第
2の検知器22上での入射位置を表す。この2つの視野
126aと126bには、光ビームの入射位置が光点に
より示される。強度はグレーステップ(段階)または適
切に選択されたカラーステップ(段階)により表すこと
ができる。
【0022】グラフィック角度指示部128および数値
角度指示部130の下方には選択窓132が設けられて
いる。この選択窓により調整すべき光学素子76を呼び
出すことができる。図3には光学素子76として光入力
結合光学系86が選択されている。
【0023】さらにユーザインタフェース110には光
学素子76の画像が配置されている。ここではユーザに
どの調整素子78を、光ビーム1を目標位置72にもた
らすために調整すべきかが指示される。すべての表示お
よび指示はオンラインでリアルタイムで行われる。
【0024】図4はユーザインタフェース110の実施
例を示す。この実施例では、第1の視野120,投影表
示部122、グラフィックおよび数値角度指示部12
8,130,視野126aと126b、および選択窓1
32が図3と同じである。図4に示されたユーザインタ
フェース110の実施例では、別の光学素子76が示さ
れている。この光学素子76には同様に複数の調整素子
78が表示されている。ユーザには、光ビーム1を目標
位置72にもたらすにはどの調整素子を調整すべきかが
指示される。調整すべき光学素子の標識はカラー標識に
より行うことができる。図4の実施例にはKスキャナが
示されている。
【0025】図5に示したユーザインタフェース110
の実施例には、別の光学素子76が示されている。この
光学素子76には同様に複数の調整素子78が表示され
ている。ユーザには、光ビーム1を目標位置にもたらす
ためにはどの調整素子を操作すべきかが指示される。調
整すべき調整素子の標識も同様にカラー標識により行わ
れる。ここで操作すべき調整素子は例えば赤により示す
ことができる。図5の実施例には、ビーム拡開(Strahl
aufweiten)のためのモジュールが示されている。さら
にユーザインタフェース110に表示された他のすべて
の視野および表示は図3および図4のそれらと同じであ
る。従ってここではこれ以上詳細に立ち入らない。
【0026】本発明を特に有利な実施例に基づいて説明
した。しかしもちろん請求の範囲の保護範囲を逸脱する
ことなく、変更および改善が可能である。
【0027】
【発明の効果】本発明の第1の視点において、請求項1
の方法により、簡単にビーム路を光学的システム内でア
ライメント整合、調心できる。さらに各従属項2〜5に
より、付加的な具体的効果が達成される。第2の視点に
おいて、請求項6の顕微鏡により、簡単、迅速かつ確実
にアライメント整合ないしその検査をすることのできる
顕微鏡が提供される。さらに各従属請求項7〜10によ
り、付加的な利点が達成される。本発明の効果が実質的
に達成される限りにおいて、各請求項に規定する事項の
均等の方法、手段、要素は、当然に本発明の範囲内に属
するものとし、また、このことは、出願当初から補正後
も含め、特許発効後に当然妥当する。なお、特許請求の
範囲に付記した図面参照符号は、さらに理解を助けるた
めのものであり、図示の態様への限定を意図しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンピュータおよびディスプレイと関連する調
整装置の概略図である。
【図2】顕微鏡およびこれに所属のビーム路と、顕微鏡
での調整装置の可能な位置を示す概略図である。
【図3】光入力結合モジュールの表示および所属の調整
素子を備えるユーザインタフェースである。
【図4】Kスキャナの表示および所属の調整素子を備え
るユーザインタフェースである。
【図5】ビーム拡張のためのモジュールの表示および所
属の調整素子を備えるユーザインタフェースである。
【符号の説明】
1 光ビーム 3 入力結合手段 4 第1のビームスプリッタ 8 第1の目標マーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨハン エンゲルハルト ドイツ連邦共和国 D−76669 バート シェーンボルン シースマウアーヴェーク 6 Fターム(参考) 2H041 AA12 AB14 AC04 AZ05 2H052 AD36 AF02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビーム(1)の少なくとも1つの区間
    を顕微鏡(5)内でアライメント整合する方法であっ
    て、 該区間は、アライメント整合可能な光学的構成部材(7
    6)と、アライメント整合装置(70)がもたらされる
    位置とによって規定される形式の方法において、 顕微鏡(15)の光ビーム(1)を所定位置で光ビーム
    (1)のアライメント整合装置(7)へ入力結合し、そ
    の際に入力結合光ビーム(9)を該アライメント整合装
    置(70)内で形成し、 該入力結合光ビーム(9)を少なくとも2つのフォト検
    知器(10,22)に偏向し、 該フォト検知器(10,22)はそれぞれ前記所定位置
    から異なる距離を有しており、 該入力結合光ビーム(9)と目標位置(72)との偏差
    をフォト検知器(10,22)の電気信号から検出し、 前記光学的構成部材(76)を少なくとも1つの調整素
    子(78)を介して、該入力結合光ビーム(9)を目標
    位置(72)にもたらすために、調整する、 ことを特徴とするアライメント整合方法。
  2. 【請求項2】 前記光学的構成部材(76)の調整をユ
    ーザにより手動で行い、 このときユーザには該光学的構成部材(76)および変
    化されるべき調整素子(78)がディスプレイ(13)
    に表示され、これにより該入力結合光ビーム(9)を目
    標位置(72)にもたらす、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 光学的構成部材(76)の調整を自動的
    に行い、 ここで該光学的構成部材(76)および調整素子(7
    8)はディスプレイ(13)に表示され、 ちょうど自動的に変化される調整素子(78)を常に強
    調表示し、これにより前記入力結合光ビーム(9)を目
    標位置(72)にもたらす、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 さらに光ビーム(1)の空間的位置を、
    入力結合光ビーム(9)が2つのフォト検知器(10,
    22)に偏向される、顕微鏡(15)の部分において検
    出し、 該フォト検知器は位置感知性の2次元センサとして構成
    されており、 該入力結合光ビーム(9)の位置感知性センサへの命中
    地点(124,125)から、前記顕微鏡(15)の部
    分における光ビーム(1)の、定義された光軸(60)
    に対する相対的位置を計算する、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 光ビーム(1)の命中地点(124,1
    25)と目標位置(72)との偏差をグラフィック形態
    (128)にまたは数値形態(130)で、コンピュー
    タ(11)を介してアライメント整合装置(70)と接
    続されたディスプレイ(13)上に表示し、 光ビーム(1)の命中地点(124,125)の変化を
    調整素子(78)の調整時に表示する、請求項1記載の
    方法。
  6. 【請求項6】 試料(93)を照明するための照明源
    (84)と、顕微鏡光学系(92)とを有する顕微鏡
    (15)であって、 照明源と顕微鏡光学系(92)とが顕微鏡(15)の光
    軸(60)を定める形式の顕微鏡において、 少なくとも1つの調整可能な光学素子(76)が顕微鏡
    (15)の光軸(60)に設けられており、 少なくとも1つのアライメント整合装置(70)が、顕
    微鏡(15)の光ビーム(60)中の光学素子(76)
    に後置された位置(160,161,162,163)
    に取り付けられている、ことを特徴とする顕微鏡。
  7. 【請求項7】 光ビームのアライメント整合装置(7
    0)は、光ビームを該アライメント整合装置(70)に
    入力結合するための手段(3)を有し、 該入力結合するための手段(3)は、入力結合箇所(3
    a)および入力結合光ビーム(9)を定め、 前記アライメント整合装置(70)は、少なくとも第1
    と第2のフォト検知器(10,22)をそれぞれ入力結
    合箇所(3a)に対して異なる距離で有し、 前記アライメント整合装置(70)は入力結合光ビーム
    (9)中に少なくとも1つのビームスプリッタ(36)
    を有し、 該ビームスプリッタは入力結合光ビーム(9)を少なく
    とも1つのフォト検知器(10,22)に向ける、こと
    を特徴とする請求項6記載の顕微鏡。
  8. 【請求項8】 前記フォト検知器(10,22)は、位
    置感知性の2次元検知器として構成されている、ことを
    特徴とする請求項7記載の顕微鏡。
  9. 【請求項9】 コンピュータ(11)とディスプレイ
    (13)とが設けられており、 該ディスプレイ(13)には光ビーム(1)の命中地点
    (124,125)と目標位置(72)との偏差がグラ
    フィック形態でおよび/または読み取り可能な形態で表
    示される、ことを特徴とする請求項6記載の顕微鏡。
  10. 【請求項10】 顕微鏡は共焦点走査顕微鏡である、こ
    とを特徴とする請求項6から9までのいずれか1項記載
    の顕微鏡。
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