JP2001165625A - 高さ測定装置、焦点検出装置、焦点検出ユニット、および、合焦機能を備えた光学装置 - Google Patents

高さ測定装置、焦点検出装置、焦点検出ユニット、および、合焦機能を備えた光学装置

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JP2001165625A
JP2001165625A JP35453899A JP35453899A JP2001165625A JP 2001165625 A JP2001165625 A JP 2001165625A JP 35453899 A JP35453899 A JP 35453899A JP 35453899 A JP35453899 A JP 35453899A JP 2001165625 A JP2001165625 A JP 2001165625A
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Noboru Amamiya
昇 雨宮
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光量を減少させることなく、任意の測定範囲
で、任意の測定精度で被検物の高さ測定を行うことので
きる高さ測定装置を提供する。 【解決手段】被検物体131からの光束を集光する集光
光学系135と、集光光学系135により集光された光
束が入射する位置に配置された光検出部136と、光束
を光検出部136上で相対的に走査させる走査部134
とを有する。光検出部136は、光束が相対的に走査す
る部分が、集光光学系135の光軸105に対して傾斜
するように配置され、走査方向124について検出した
光強度の分布を出力する構成である。演算部は121、
光検出部136の出力した光強度分布の最大の位置を被
検物体131の高さに換算して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検物体からの光
束の集光位置を検出する光学装置に関し、特に、集光位
置の検出結果から被検物体の高さを求める高さ測定装置
や、集光位置の検出結果から被検物体をレンズ系の焦点
位置に一致させる自動合焦装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、被検物体からの光束の集光位
置を検出することにより、自動合焦を行う光学装置や、
被検物体の高さを検出する光学装置が知られている。例
えば特公平6−41848号公報には、被検物体に対し
てレンズ系により光を集光して照射し、その反射光を再
びレンズ系により集光させ、その集光位置を検出するこ
とにより、レンズ系の焦点位置に被検物を自動合焦させ
る光学系が開示されている。
【0003】この光学系は、対物レンズにより光を集光
して被検物体に照射し、その反射光を再び対物レンズに
通過させた後、図3のような光が光学系に導く。そし
て、ミラー30,31,33により、ハーフミラー32
およびビームスプリッタ36に反射光を導くことによ
り、反射光束を3つの光束40,41,42に分割す
る。このうち2つの光束40,41は、いずれもレンズ
34により格子スリット37,38付近に集光される。
スリット37,38とレンズ34との間の光路長は、光
束40,41で異なっているため、2つの光束40,4
1の集光位置は、光軸方向にずれている。よって、ミラ
ー31により光束を振って格子スリット37,38上で
光束40,41を走査させながら、格子スリット37,
38を通過する光の強度や差異等を検出することによ
り、対物レンズの焦点に対する被検物体の位置ずれ、す
なわち被検物体の高さを検出することができる。
【0004】また、光束42には、凹レンズを含むレン
ズ35が配置されており、ミラー31により光束が振ら
れた場合の格子スリット39上の光束42の走査範囲
が、光束40,41よりも大きくなるように構成されて
いる。よって、格子スリット39を通過した光の強度等
を検出することにより、対物レンズの焦点に対する被検
物体の位置ずれを、さらに高精度に検出できる。よっ
て、光束40,41により粗調整を行い、光束42によ
り微調整を行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の特公平6−41
848号公報のように、異なる光路長の複数の光束を用
いて集光の位置ずれを検出する構成では、被検物体の高
さを精度良く測定したいという要求と、大きな測定範囲
を確保したいという要求を同時に満足させることが難し
い。というのは、大きな測定範囲を確保するためには、
光路長を少しずつ変えた多数の光束が必要になるため、
光束を多数に分割しなければならないが、一つ一つの光
束の光量は減少してしまうため、各光束の光強度を高精
度に測定することが困難になってしまうためである。
【0006】本発明は、光量を減少させることなく、高
精度に被検物の高さ測定を行うことのできる高さ測定装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願によれば以下のような高さ測定装置が提供され
る。
【0008】すなわち、被検物体からの光束を集光する
集光光学系と、前記集光光学系により集光された前記光
束が入射する位置に配置された光検出部と、前記光束を
光検出部上で相対的に走査させる走査部とを有し、前記
光検出部は、前記光束が相対的に走査する部分が、前記
集光光学系の光軸に対して傾斜するように配置され、前
記走査する方向についての光強度の分布を出力すること
を特徴とする被検物体の高さ測定装置を提供する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について図
面を用いて説明する。 (実施の形態1)まず、第1の実施の形態の表面形状測
定装置について、図1、図2(a),(b)を用いて説
明する。
【0010】本実施の形態の表面形状測定装置は、図1
のように、光軸101上に順に、対物レンズ132、ハ
ーフミラー133、光走査部134を備えている。光走
査部134は、ミラー102と、回転軸103を中心に
ミラー102を回転させる駆動部141とを含んでい
る。駆動部142は、光軸101を90度折り曲げた光
軸105を中心に、予め定めた角度範囲で光束を走査す
るようにミラー102を駆動する構成である。また、光
軸105上には、集光レンズ135と、光検出部136
とが順に配置されている。また、ハーフミラー133で
光軸101から分離される光軸104上には、光源14
2が配置されている。
【0011】光検出部136は、図1および図4(b)
のように基板120上に7つの光検出素子113〜11
9を等間隔に一列に搭載した構成である。この光検出部
136は、図1のように、基板120の主平面が、光軸
105に垂直な面に対して角度θをなすように傾斜して
いる。しかも、光検出部136の長手方向は、光走査部
134による光束の走査方向と一致している。また、7
つの光検出素子113〜119のうち真ん中の光検出素
子116は、集光レンズ135の焦点面140に一致す
るように配置されている。
【0012】また、本実施の形態の表面形状装置は、演
算装置121、表示装置122、被検物体131を搭載
するxyステージ123を有している。光検出部136
の7つの光検出素子113〜117の出力は、いずれも
演算装置121に入力される。また、演算装置121
は、光走査部134の駆動部141およびxyステージ
123の動作を制御するとともに、後述のように被検物
体131の表面形状を示す画像を生成する演算を行う。
【0013】つぎに、この表面形状測定装置によって、
被検物体131の表面形状を測定する場合の各部の動作
について説明する。
【0014】被検物体131は、xyステージ123に
搭載される。光源142から発せられた平行光束は、ハ
ーフミラー133によって反射され、対物レンズ132
によって被検物体131上に集光される。被検物体13
1による反射光は、再び対物レンズ132を通過し、ハ
ーフミラー133を透過して、光走査部134によって
反射され、集光レンズ135により光検出部136付近
に集光される。
【0015】ここで、被検物体131の表面高さが、対
物レンズ132の焦点位置と一致している場合、被検物
体131の表面からの反射光束は、対物レンズ132を
通過することにより再び平行光束になるため、集光レン
ズ135により焦点面140上に集光される。よって、
光走査部134の駆動部141がミラー102を走査さ
せると、集光レンズ135の集光点は、焦点面140上
を図1の方向124に移動する。この移動方向124
は、光検出部136の長手方向と一致しているので、集
光レンズ135が集光した光束は、光検出部136上を
走査する。このとき、光検出素子113〜119で検出
される光の強度は、図5のようになる。すなわち、光が
最も集光されている焦点面140上に位置する光検出素
子116の出力が最大となり、焦点面140から遠い両
脇の光検出素子113,119の出力が最小の分布とな
る。演算装置121は、すべての光検出素子113〜1
19の出力を取り込むことにより、真ん中の光検出素子
116の位置で出力が最大であることを検出する。これ
により、演算装置121は、被検物体131の表面が、
対物レンズ132の焦点位置にあることを求めることが
できる。
【0016】つぎに、被検物体131の表面高さが、対
物レンズ132の焦点面よりも後ろ側(対物レンズ13
2から遠い側)の位置125にある場合について説明す
る。この場合、被検物体131からの反射光は、対物レ
ンズ132を通過しても平行光束にはならず、集光レン
ズ135により集光される位置は、図2(a)のように
焦点面140よりも手前側(集光レンズ135に近い
側)の面201上になる。よって、光走査部134によ
り光検出部136上に光を走査させると、面201上に
位置する光検出素子113の出力が最大となる。そし
て、面201から離れた光検出素子ほど出力が小さくな
り、光検出素子119の出力が最小となる。演算装置1
21は、すべての光検出素子113〜119の出力を取
り込むことにより、最も手前側の光検出素子113の位
置で出力が最大であることを検出する。これにより、被
検物体131の表面高さが、対物レンズ132の焦点位
置よりも後ろ側の位置125にあることを求めることが
できる。
【0017】一方、被検物体131の表面高さが、対物
レンズ132の焦点面よりも手前側(対物レンズ132
に近い側)の位置126にある場合について説明する。
この場合も、被検物体131からの反射光は、対物レン
ズ132を通過しても平行光束にはならず、集光レンズ
135により集光される位置は、図2(b)のように焦
点面140よりも後ろ側(集光レンズ135から遠い
側)の面202上になる。よって、光走査部134によ
り光検出部136上に光を走査させると、面202と一
致している光検出素子119の出力が最大となる。そし
て、面202から最も遠い光検出素子113の出力が最
小となる。演算装置121は、すべての光検出素子11
3〜119の出力を取り込むことにより、最も後ろ側の
光検出素子119の位置で出力が最大であることを検出
する。これにより、被検物体131の表面高さが、対物
レンズ132の焦点位置よりも手前側の位置126にあ
ることを求めることができる。
【0018】このように、演算装置121は、すべての
光検出素子113〜119の出力を取り込み、出力最大
の光検出素子の位置を求めることにより、位置126か
ら位置125のどの位置に被検物体131の表面が位置
するかを求めることができる。
【0019】また、演算装置121は、光検出素子11
3〜119の出力を図5のようにプロットし、プロット
した点に曲線501をフィッティングし、曲線501の
最大の位置を求める構成にすることができる。このよう
な構成にすることにより、光検出素子113〜119上
の位置に限らず、光検出素子と光検出素子との間の位置
に出力最大となる点がある場合も、その位置を高精度に
求めることができる。よって、演算装置121は、この
位置に対応する被検物体131の表面の位置をz方向に
連続的に求めることができる。
【0020】演算装置121は、求めた被検物体131
の表面のz方向の位置と、そのときの被検物体131の
xy方向の位置とを対応させて、被検物体131の表面
形状を示す3次元画像を生成する。なお、被検物体13
1のxy方向の位置は、xyステージ123に演算装置
121が指示した走査量から求める。そして、演算装置
121は、生成した表面形状を示す3次元画像を表示装
置122に出力し、表示させる。
【0021】上述してきたように、本実施の形態の表面
形状測定装置は、複数の光検出素子113〜119が搭
載された光検出部136を光軸105に対して傾斜させ
て配置するとともに、光走査部134により光検出部1
36上で光を走査させることにより、光束を分割するこ
となく、集光位置を検出することができる。したがっ
て、光量を弱めることなく検出できるため、被検物体1
31のz方向の表面位置(すわなち高さ)を高精度に検
出できる。
【0022】また、被検物体131の表面高さの検出範
囲は、光検出部136の傾斜角度θを大きくすることに
広くでき、傾斜角θを小さくすることにより小さくでき
る。また、測定精度は、傾斜配置された光検出部136
の光検出素子113等の間隔が光軸105の方向に密で
あるほど高精度になる。よって、必要とされる検出範囲
に応じて光検出部136の傾斜角θを定め、必要とされ
る測定精度に応じて、光検出部136に搭載する光検出
素子の密度を定めることにより、所望の検出範囲かつ精
度で、表面形状を測定することができる。
【0023】また、図4(a)に示したように基板12
0を屈曲させ、中央部分は傾斜角度θ1、両端部では傾
斜角度θ2(θ2>θ1)にすることも可能である。こ
の構成は、光検出素子の数が少ないにも関わらず、中央
部分(焦点面140付近)では検出精度が高く、しかも
検出部全体としては検出範囲を広くできる。この図4の
光検出部は、表面の凹凸の少ない被検物体131に測定
に有効である。図4(a)の光検出部136を用いて測
定を行う場合には、まず、光検出部136のすべての光
検出素子の出力を用いて、被検物体131を対物レンズ
132の焦点面近傍に位置合わせし、その後光検出部の
中央部の光検出素子115〜117を用いて高さを検出
する。これにより、表面形状を高精度に測定できる。
【0024】また、本実施の形態の光検出部136は、
図4(b)のように基板120として幅が狭いものを用
い、光検出素子113等を一列に並べる構成であった
が、図4(c)のように基板120の幅を広くし、光検
出素子113の受光面を基板120の幅いっぱいに広げ
た光検出部436を用いることもできる。図4(c)の
光検出部436を用いた場合、光走査部134による光
の走査方向124が、基板120の長手方向に対して多
少斜めになっていても、光強度を検出することができる
ため、アライメントが容易になるという効果が得られ
る。また、図4(d)のように、縦横に画素が配列され
たCCD437を光検出部として用いることも可能であ
る。この場合、演算装置121は、横一列の画素の出力
を合計したものを、1つの検出素子113の出力として
扱うことにより、図4(c)の光検出部436の場合と
同様の効果が得られる。
【0025】また、本実施の形態では、光走査部134
がミラー102により光を反射させる構成であったが、
ポリゴンミラーを用いることも可能である。
【0026】なお、上述の実施の形態では、集光レンズ
が集光した光束を光検出部136に沿って走査させるた
めに、光走査部134が光束を振る構成を用いたが、光
束側を固定とし、光検出部136を光軸105に垂直に
移動させることにより光束を光検出部136に沿って走
査させる構成にすることも可能である。 (実施の形態2)つぎに、本発明の第2の実施の形態と
して、自動合焦光学系を備えた顕微鏡について図6を用
いて説明する。
【0027】本実施の形態の顕微鏡は、第1の実施の形
態の図1の装置と似た構成であるが、光走査部134の
ミラー102をハーフミラー602に代え、ハーフミラ
ー602を透過する光軸605上に結像レンズ601、
CCD632を配置することにより、被検物体131の
像をCCD632に結像させ、撮像するようにしてい
る。また、CCD632には、画像処理装置603と表
示装置604を接続している。
【0028】また、被検物体131を搭載するステージ
623は、xy方向のみならず、z方向についても駆動
可能なものを用い、光検出部136に接続された演算装
置621がステージ623のz方向の駆動を制御する構
成としている。
【0029】図6において、光走査部134、集光レン
ズ135、光検出部136および演算装置621は、自
動合焦光学系を構成している。
【0030】このような本実施の形態の顕微鏡によっ
て、被検物体131の拡大像を撮像する場合の各部の動
作について説明する。
【0031】まず、被検物体131をxyzステージ6
23に搭載し、光源142から光を出射させる。出射さ
れた光束は、ハーフミラー133によって反射され対物
レンズ132によって被検物体131に集光される。被
検物体131からの反射光は、再び対物レンズ132を
通過し、ハーフミラー133を透過してハーフミラー6
02に至る。ハーフミラー602で反射された光は、第
1の実施の形態と同様に集光レンズ135により集光さ
れる。光走査部134の駆動部141がハーフミラ60
2を走査することにより、光検出部136の光検出素子
113〜119上を光が走査する。光検出素子113〜
119は、光強度を検出し、演算素子621に出力す
る。
【0032】演算装置621は、xyzステージ623
に指示して被検物体131をz方向に予め定めた範囲で
移動させながら、光検出素子113〜119の出力を取
り込む。そして、演算装置621は、その出力をプロッ
トし、出力最大の位置が、真ん中の光検出素子116の
中心となるz位置を探索する。光検出素子116の中心
は、集光レンズ135の焦点面140と一致しているの
で、この位置に出力が最大となる位置が一致するz位置
が、被検物体131が対物レンズ132に合焦している
位置である。演算装置621は、探索したz位置をxy
zステージ623に指示し、被検物体131を合焦状態
に位置させる。
【0033】この合焦状態でハーフミラー602を透過
した光を、結像レンズ601によりCCD632上に結
像させることにより、被検物体131の所望の拡大像を
CCD632で撮像することができる。画像処理装置6
03は、CCD632の撮像画像を取り込み、予め定め
られた2値化処理等の処理を行い、予め定められた箇所
の寸法等の検出を行う。そして、取り込んだ画像と共
に、測定した寸法等を表示装置604に表示させる。
【0034】本実施の形態の顕微鏡の自動合焦光学系
は、光束を分割して光量を弱めることなく、集光位置を
検出することができるため、高精度に合焦位置を検出で
きる。しかも、複数の光検出素子113〜119が搭載
された光検出部136を光軸105に対して傾斜させて
配置するという簡単な構成で、低コストで自動合焦を実
現できる。
【0035】また、光検出部136の傾斜角度θを大き
くすることにより、焦点位置合わせの範囲を広くでき、
傾斜角度θを小さくすることにより、高精度位置合わせ
が可能である。よって、被検物体に合わせて傾斜角度θ
を変更することにより、所望の位置合わせ範囲および精
度が自由に選択できるという利点もある。
【0036】また、図4(a)に示した光検出部を用い
ることにより、光検出部136の両端部分で粗動の焦点
位置合わせを、光検出部136の中央部分で微動の焦点
位置合わせができる。これにより、図4(a)のような
単一の光検出部でしかも光検出素子の数の少ない構成で
ありながら、広い位置合わせ範囲と高精度位置合わせを
両立させることができる。
【0037】また、本実施の形態の自動合焦光学系は、
簡単な構成であるから、図7のように、光走査部13
4、集光レンズ135、光検出部136を鏡筒701に
搭載し、これに演算装置621を接続して、自動合焦ユ
ニットとして独立させることもできる。この自動合焦ユ
ニットの鏡筒701を、自動合焦光学系を備えていない
顕微鏡の鏡筒702に装着することにより、顕微鏡に自
動合焦機能を付加することができる。このとき、ハーフ
ミラー602が対物レンズ132と結像レンズ601の
間の平行光束の部分に挿入されるようにする。また、顕
微鏡のxyzステージ723に演算装置621を接続
し、z方向の駆動を演算装置621により制御させる。
なお、xyzステージ723がz方向の移動をつまみ7
24の手動回転により行う構成の場合には、つまみ72
4を挟み込んで回転させる回転機構725を取り付け、
これと演算装置621とを接続することにより、自動合
焦機能を付加することができる。
【0038】また、図7の構成では、演算装置621を
xyzステージ723に接続しない構成にすることもで
きる。この場合、演算装置621が合焦状態を検出した
とき(すわなち、検出素子116が最大出力となったと
き)に、ユーザに合焦を知らせる表示または音を発生す
るようにしておく。これにより、ユーザは、現在のzス
テージの位置が合焦位置にあることを知ることができ
る。よって、ユーザが、zステージをゆっくりと移動さ
せながら、演算装置が表示または音で合焦を知らせた位
置で、zステージ停止させることにより、被検物体13
1を合焦位置に位置合わせすることができる。
【0039】なお、図7の構成の場合、光検出部136
の光検出素子113〜119は、取り付ける顕微鏡の光
源142の出射波長に対して感度を有するものを用い
る。
【0040】図6、図7の顕微鏡等の拡大撮像装置に自
動合焦光学系を付加することにより、光源142が可視
光でない場合であっても、焦点位置に被検物体131を
位置合わせすることができるため、撮像の作業効率が向
上するという効果が得られる。また、図6,図7のよう
な拡大撮像用の顕微鏡のみならず、コンフォーカル顕微
鏡等のように、合焦時以外は視野が暗く焦点位置合わせ
が困難な顕微鏡に、図6,図7の自動合焦光学系を適用
することにより、作業効率を向上させることもできる。
【0041】また、図6,図7の構成においても、光検
出部136は、図4(b)の構成に限らず、図4
(c),(d)の構成のものを用いることができる。
【0042】また、図1,図6,図7に示した実施の形
態においては、光源142による照明は落射照明である
が、本発明は透過照明の場合にも適用できることは言う
までもない。
【0043】
【発明の効果】上述してきたように、本発明によれば、
光量を減少させることなく、任意の測定範囲で、任意の
測定精度で被検物の高さ測定を行うことのできる高さ測
定装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の表面形状測定装置
の構成を示す説明図。
【図2】図1の表面形状測定装置において、(a)被検
物体131が対物レンズ132の焦点位置よりも後ろ側
にある場合、(b)被検物体131が対物レンズ132
の焦点位置よりも手前側にある場合の、集光レンズ13
5の集光位置を示すそれぞれ示す説明図。
【図3】従来例の自動合焦光学系の構造を示す説明図。
【図4】(a)本発明の第1の実施の形態の表面形状測
定装置に用いることのできる他の光検出部の構造を示す
側面図、(b)本発明の第1の実施の形態の表面形状測
定装置の光検出部136の正面図、(c)および(d)
本発明の第1の実施の形態の表面形状測定装置に用いる
ことのできる他の光検出部の構造を示す正面図。
【図5】本発明の第1の実施の形態の表面形状測定装置
において、演算部121がプロットした光検出部136
の各光検出素子113〜119の出力を示すグラフ。
【図6】本発明の第2の実施の形態の自動合焦機能を備
えた顕微鏡の構成を示す説明図。
【図7】本発明の第2の実施の形態の自動合焦ユニット
を取り付けた顕微鏡の構成を示す説明図。
【符号の説明】
101、104、105…光軸、102…ミラー、11
3,114,115,116,117,118,119
…光検出素子、120…基板、121…演算装置、12
2…表示装置、123…xyステージ、131…被検物
体、132…対物レンズ、133…ハーフミラー、13
4…光走査部、135…集光レンズ、136…光検出
部、141…駆動部、142…光源、601…結像レン
ズ、602…ハーフミラー、603…画像処理装置、6
04…表示装置、605…光軸、621…演算装置、6
23…xyzステージ、632…CCD、701…合焦
ユニットの鏡筒、702…顕微鏡の鏡筒、723…xy
zステージ、724…つまみ、725…つまみ回転機
構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA04 AA24 AA54 BB05 DD03 FF10 FF42 FF65 GG01 HH12 JJ03 JJ05 JJ26 LL00 LL12 LL62 MM03 MM26 PP12 QQ21 QQ29 QQ32 SS13 2F112 AB07 BA06 CA08 CA12 DA01 DA05 DA08 DA15 DA28 FA31 FA35 FA39

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検物体からの光束を集光する集光光学系
    と、前記集光光学系により集光された前記光束が入射す
    る位置に配置された光検出部と、前記光束を光検出部上
    で相対的に走査させる走査部とを有し、 前記光検出部は、前記光束が相対的に走査する部分が、
    前記集光光学系の光軸に対して傾斜するように配置さ
    れ、前記走査する方向についての光強度の分布を出力す
    ることを特徴とする被検物体の高さ測定装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の被検物体の高さ測定装置
    において、前記光検出部の検出結果を演算する演算部を
    さらに有し、該演算部は、前記光検出部の出力した前記
    光強度が最大の位置を前記被検物体の高さに換算して出
    力することを特徴とする被検物体の高さ測定装置。
  3. 【請求項3】被検物体からの光束を集光する集光光学系
    と、前記集光光学系により集光された前記光束が入射す
    る位置に配置された光検出部と、前記光束を光検出部上
    で相対的に走査させる走査部とを有し、 前記光検出部は、前記光束が相対的に走査する部分が、
    前記集光光学系の光軸に対して傾斜するように配置さ
    れ、前記走査する方向について検出した光強度が最大の
    位置と予め定めた位置とのずれ量を焦点位置ずれ量とし
    て出力することを特徴とする焦点検出装置。
  4. 【請求項4】光学装置に装着されて、被検物体からの光
    束を取り込む取り込み口と、前記取り込み口から取り込
    んだ前記光束を集光する集光光学系と、前記集光光学系
    により集光された前記光束が入射する位置に配置された
    光検出部と、前記光束を光検出部上で相対的に走査させ
    る走査部とを有し、 前記光検出部は、前記光束が相対的に走査する部分が、
    前記集光光学系の光軸に対して傾斜するように配置さ
    れ、前記走査する方向について検出した光強度が最大の
    位置と予め定めた位置とのずれ量を焦点位置ずれ量とし
    て出力することを特徴とする焦点検出ユニット。
  5. 【請求項5】被検物体に照明光を照射する照明装置と、
    前記被検物体を前記照明光の光軸方向に移動させるため
    のステージと、前記被検物体からの光束を集光する集光
    光学系と、前記集光光学系により集光された前記光束が
    入射する位置に配置された光検出部と、前記光束を光検
    出部上で相対的に走査させる走査部と、制御部とを有
    し、 前記光検出部は、前記光束が相対的に走査する部分が、
    前記集光光学系の光軸に対して傾斜するように配置さ
    れ、前記走査する方向について光強度分布を検出し、 前記制御部は、前記光強度が最大の位置と予め定めた位
    置とが一致する位置まで前記ステージを移動させる制御
    を行うことを特徴とする合焦機能を有する光学装置。
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