JP2002243006A - 動力伝達機構 - Google Patents

動力伝達機構

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JP2002243006A
JP2002243006A JP2001036484A JP2001036484A JP2002243006A JP 2002243006 A JP2002243006 A JP 2002243006A JP 2001036484 A JP2001036484 A JP 2001036484A JP 2001036484 A JP2001036484 A JP 2001036484A JP 2002243006 A JP2002243006 A JP 2002243006A
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diameter
rotating
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JP2001036484A
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Yasuo Kurita
泰生 栗田
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KURITA KOGYO KK
Kurita Water Industries Ltd
Original Assignee
KURITA KOGYO KK
Kurita Water Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小さな出力の駆動源により、発電機等の被回
転体を容易に起動し、運転する。 【解決手段】 この動力伝達機構1は、動力を伝達され
て回転する被回転体である発電機3と、この発電機3を
駆動するための動力源であるポンプ5と、発電機3の回
転軸3aに取り付けられる大径のリング状回転部材7
と、ポンプ5の出力軸5aに取り付けられ、リング状回
転部材7の内周面に係合する小径の回転力伝達部材9と
によって構成される。なお、符号11は、軸受である。
また、リング状回転部材7のリングの内周面にはギヤが
形成されており、回転力伝達部材9の周面にもギヤが形
成されており、これらのギヤ同士が噛み合って係合して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電機等の被回転
体を駆動するための動力伝達機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、発電機等の被回転体をポ
ンプで駆動する場合、図7に示す様に、発電機101の
回転軸103に対して、ポンプ105の出力軸107を
直結した動力伝達機構100が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来の動力
伝達機構100では、発電機101を起動する際に、大
きな力が必要となり、小さな出力のポンプ105では、
発電機101を起動することができないという問題があ
る。
【0004】そこで、本発明は、小さな出力の駆動源に
より、発電機等の被回転体を容易に起動し、運転するこ
とができる様にすることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた第1の発明の動力伝達機構は、動力を伝達
されて回転する被回転体と、この被回転体を駆動するた
めの動力源と、前記被回転体の回転軸に取り付けられる
大径のリング状回転部材と、前記動力源の出力軸に取り
付けられ、前記リング状回転部材の内周面又は外周面に
係合する小径の回転力伝達部材とによって構成される。
【0006】この第1の発明の動力伝達機構によれば、
動力源を駆動すると、この動力源の出力軸に取り付けら
れている小径の回転力伝達部材が回転する。すると、こ
の小径の回転力伝達部材が係合している大径のリング状
回転部材が回転する。この結果、この大径のリング状回
転部材の回転に伴って、被回転体が回転する。この際、
大径のリング状回転部材は、小径の回転力伝達部材によ
って回転されるので、動力源の出力が小さくても、被回
転体を起動し、運転することができる。
【0007】ここで、上述の動力伝達機構において、前
記動力源及び小径の回転力伝達部材を複数備えると共
に、各回転力伝達部材を、前記リング状回転部材を一定
の速度で回転させる様に同期して回転させる同期制御手
段を備えてたものとすることができる。具体的には、動
力源を2つ以上備え、それぞれの出力軸に小径の回転力
伝達部材を取り付けると共に、これらの回転力伝達部材
を、それぞれリング状回転部材の内周面又は外周面に係
合させ、2箇所以上において動力を伝達するようにして
おくのである。この場合、各回転力伝達部材を同一の径
として、リング状回転部材の内周面に対して、それぞれ
が点対称となる様な位置において係合させておけば、同
期制御手段は、各回転力伝達部材を同時に、同一方向
へ、同一の回転速度で回転する様に制御すればよい。各
回転力伝達部材をリング状回転部材の外周面に係合させ
る場合も同様にすればよい。この様に、複数の箇所で回
転力伝達部材によってリング状回転部材に動力を伝達す
る様にした場合、リング状回転部材にバランスよく回転
力を伝達することができ、安定した状態で回転させるこ
とができるという利点がある。
【0008】また、上記目的を達成するためになされた
第2の発明の動力伝達機構は、動力を伝達されて回転す
る被回転体と、この被回転体を駆動するための第1,第
2の動力源と、前記被回転体の回転軸に取り付けられる
大径のリング状回転部材と、前記第1の動力源の出力軸
に取り付けられ、前記リング状回転部材の内周面に係合
する小径の第1の回転力伝達部材と、前記第2の動力源
の出力軸に取り付けられ、前記リング状回転部材の外周
面に係合する小径の第2の回転力伝達部材と、前記第
1,第2の回転力伝達部材を、前記リング状回転部材を
一定の速度で回転させる様に同期して互いに反対方向に
回転させる同期制御手段とを備えている。
【0009】この第2の発明の動力伝達機構によれば、
第1,第2の動力源を駆動すると、これらの動力源の各
出力軸に取り付けられている小径の第1,第2の回転力
伝達部材が互いに反対方向に回転する。すると、これら
小径の第1,第2の回転力伝達部材がそれぞれ内周側と
外周側から係合している大径のリング状回転部材が回転
する。この際、同期制御手段が、第1,第2の回転力伝
達部材を、リング状回転部材を一定の速度で回転させる
様に同期して互いに反対方向に回転させているので、第
1,第2の動力源による駆動力は、互いに減殺されるこ
となく大径のリング状回転部材に伝達される。そして、
この大径のリング状回転部材の回転に伴って、被回転体
が回転する。この際、大径のリング状回転部材は、小径
の第1,第2の回転力伝達部材によって回転されるの
で、動力源の出力が小さくても、被回転体を起動し、運
転することができる。また、被回転体側の動力を受ける
機構をリング状回転部材としたので、上述の様に、その
内周側及び外周側の両方から回転力を伝達することがで
きる。従って、特に、前記第1,第2の回転力伝達部材
を、前記リング状回転部材のリングを挟み付ける様な位
置関係に配置しておくと、リング状回転部材を第1,第
2の回転力伝達部材で挟み付けた状態で動力を伝達する
ことができるので、リング状回転部材の直径を大きなも
のとしても、回転の際に振動することがなく、被回転体
を滑らかに回転させることができるという特有の作用・
効果が発揮される。
【0010】また、上記目的を達成するためになされた
第3の発明の動力伝達機構は、動力を伝達されて回転す
る被回転体と、この被回転体を駆動するための第1,第
2の動力源と、前記被回転体の回転軸に取り付けられ、
大小2種類のリングを同心円状に備える二重リング部材
と、前記第1の動力源の出力軸に取り付けられ、前記二
重リング部材の大きい方のリングの内周面に係合する小
径の第1の回転力伝達部材と、前記第2の動力源の出力
軸に取り付けられ、前記二重リング部材の小さい方のリ
ングの外周面に係合する小径の第2の回転力伝達部材
と、前記第1,第2の回転力伝達部材を、前記二重リン
グ部材を一定の速度で回転させる様に同期して互いに反
対方向に回転させる同期制御手段とを備えている。
【0011】この第3の発明の動力伝達機構によれば、
第1,第2の動力源を駆動すると、これらの動力源の各
出力軸に取り付けられている小径の第1,第2の回転力
伝達部材が互いに反対方向に回転する。すると、これら
小径の第1,第2の回転力伝達部材がそれぞれ係合して
いる二重リング部材が回転する。この際、同期制御手段
が、第1,第2の回転力伝達部材を、二重リング部材を
一定の速度で回転させる様に同期して互いに反対方向に
回転させているので、第1,第2の動力源による駆動力
は、互いに減殺されることなく二重リング部材に伝達さ
れる。そして、この二重リング部材の回転に伴って、被
回転体が回転する。この際、二重リング部材は、小径の
第1,第2の回転力伝達部材によって回転されるので、
動力源の出力が小さくても、被回転体を起動し、運転す
ることができる。また、被回転体側の動力を受ける機構
を二重リング部材としたので、上述の様に、大径のリン
グの内周側及び小径のリングの外周側の両方から回転力
を伝達することができる。従って、二重リング部材は、
その直径を大きなものとしても、回転の際に振動するこ
とがなく、被回転体を滑らかに回転させることができる
という特有の作用・効果が発揮される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しつつ説明する。
【0013】まず、第1の実施の形態について説明す
る。図1は、第1の実施の形態としての動力伝達機構1
を示している。図示の様に、この動力伝達機構1は、動
力を伝達されて回転する被回転体である発電機3と、こ
の発電機3を駆動するための動力源であるポンプ5と、
発電機3の回転軸3aに取り付けられる大径のリング状
回転部材7と、ポンプ5の出力軸5aに取り付けられ、
リング状回転部材7の内周面に係合する小径の回転力伝
達部材9とによって構成される。なお、符号11は、軸
受である。また、リング状回転部材7のリングの内周面
にはギヤが形成されており、回転力伝達部材9の周面に
もギヤが形成されており、これらのギヤ同士が噛み合っ
て係合している。
【0014】この第1の実施の形態の動力伝達機構1に
よれば、ポンプ5を駆動すると、このポンプ5の出力軸
5aに取り付けられている小径の回転力伝達部材9が回
転する。すると、この小径の回転力伝達部材9が係合し
ている大径のリング状回転部材7が回転する。この結
果、この大径のリング状回転部材7の回転に伴って、発
電機3が回転する。この際、大径のリング状回転部材7
は、小径の回転力伝達部材9によって回転されるので、
ポンプ5の出力が小さくても、発電機3を起動し、運転
することができる。
【0015】次に、第2の実施の形態について説明す
る。図2は、第2の実施の形態としての動力伝達機構2
1を示している。この動力伝達機構21は、上述の第1
の実施の形態の動力伝達機構1と同様であるが、異なる
点として、図示の様に、点対称となる様に、90度ずつ
ずれた位置に、ポンプ5を4台備えている。従って、小
径の回転力伝達部材9も4個存在し、これらがいずれも
リング状回転部材7の内周面に係合している。また、各
ポンプ5は出力が同一であり、各回転力伝達部材9はそ
の直径が同一とされている。そして、これら4台のポン
プ5を、同時に同一方向へ同一速度で駆動制御するため
の同期制御回路23が備えられている。この様に、複数
の箇所で回転力伝達部材9によってリング状回転部材7
に動力を伝達する様にした場合、リング状回転部材7に
バランスよく回転力を伝達することができ、安定した状
態で回転させることができるという利点がある。
【0016】次に、第3の実施の形態について説明す
る。図3は、第3の実施の形態としての動力伝達機構3
1を示している。この第3の実施の形態としての動力伝
達機構31は、動力を伝達されて回転する被回転体とし
ての発電機3と、この発電機3を駆動するための2台の
ポンプ5A,5Bと、発電機3の回転軸3aに取り付け
られる大径のリング状回転部材7と、第1のポンプ5A
の出力軸5Aaに取り付けられ、リング状回転部材7の
内周面に係合する小径の第1の回転力伝達部材9Aと、
第2のポンプ5Bの出力軸5Baに取り付けられ、リン
グ状回転部材7の外周面に係合する小径の第2の回転力
伝達部材9Bと、第1,第2の回転力伝達部材9A,9
Bを、リング状回転部材7を一定の速度で回転させる様
に同期して互いに反対方向に回転させる同期制御回路3
3とを備えている。なお、本実施の形態では、ポンプ5
A,5Bは同一出力とし、回転力伝達部材9A,9Bは
同一直径としているので、同期制御回路33は、回転力
伝達部材9A,9Bを同時に、互いに反対方向へ、リン
グ状回転部材7のリングの肉厚分だけ回転力伝達部材9
Aの方が若干遅い速度で回転させる様に、ポンプ5A,
5Bを駆動制御する様に構成されている。
【0017】この第3の実施の形態の動力伝達機構31
によれば、第1,第2のポンプ5A,5Bを駆動する
と、これらのポンプ5A,5Bの各出力軸5Aa,5B
aに取り付けられている小径の第1,第2の回転力伝達
部材9A,9Bが互いに反対方向に回転する。すると、
これら小径の第1,第2の回転力伝達部材9A,9Bが
それぞれ内周側と外周側から係合している大径のリング
状回転部材7が回転する。この際、同期制御回路33
が、第1,第2の回転力伝達部材9A,9Bを、リング
状回転部材7を一定の速度で回転させる様に同期して互
いに反対方向に回転させているので、第1,第2のポン
プ5A,5Bによる駆動力は、互いに減殺されることな
く大径のリング状回転部材7に伝達される。そして、こ
の大径のリング状回転部材7の回転に伴って、発電機3
が回転する。この際、大径のリング状回転部材7は、小
径の第1,第2の回転力伝達部材9A,9Bによって回
転されるので、ポンプ5A,5Bの出力が小さくても、
発電機3を起動し、運転することができる。また、発電
機3側の動力を受ける機構をリング状回転部材7とした
ので、上述の様に、その内周側及び外周側の両方から回
転力を伝達することができる。従って、特に、図示の様
に、第1,第2の回転力伝達部材9A,9Bを、リング
状回転部材7のリングを挟み付ける様な位置関係に配置
しておくと、リング状回転部材7を第1,第2の回転力
伝達部材9A,9Bで挟み付けた状態で動力を伝達する
ことができるので、リング状回転部材7の直径を大きな
ものとしても、回転の際に振動することがなく、発電機
3を滑らかに回転させることができるという特有の作用
・効果が発揮される。
【0018】次に、第4の実施の形態について説明す
る。図4は、第4の実施の形態としての動力伝達機構4
1を示している。この第4の実施の形態としての動力伝
達機構41は、第3の実施の形態の動力伝達機構31と
同様であるが、図示の様に、ポンプ5A,5Bを各2台
ずつ備え、点対称となる様に、180度ずつずれた位置
に、各ポンプ5A,5Bを備えている。従って、小径の
回転力伝達部材9A,9Bも各2個ずつ存在し、これら
がいずれもリング状回転部材7の内周面及び外周面に係
合している。また、各ポンプ5A,5Bは出力が同一で
あり、各回転力伝達部材9A,9Bはその直径が同一と
されている。同期制御回路43は、ポンプ5A,5A
を、同時に同一方向へ同一速度で駆動制御する。また、
ポンプ5B,5Bを反対方向に同一速度で駆動制御す
る。この場合、ポンプ5Aの方がポンプ5Bよりも、リ
ング状回転部材7のリングの肉厚分だけ若干遅くなる様
に駆動制御されている。この様に、複数の箇所で回転力
伝達部材9A,9Bによってリング状回転部材7のリン
グを挟んで動力を伝達する様にした場合、リング状回転
部材7にバランスよく回転力を伝達することができ、よ
り安定した状態で回転させることができるという利点が
ある。
【0019】次に、第5の実施の形態について説明す
る。図5は、第5の実施の形態としての動力伝達機構5
1を示している。この第5の実施の形態の動力伝達機構
51は、動力を伝達されて回転する被回転体としての発
電機3と、この発電機3を駆動するための第1,第2の
ポンプ5A,5Cと、発電機3の回転軸3aに取り付け
られ、大小2種類のリング8a,8bを同心円状に備え
る二重リング部材8と、第1のポンプ5Aの出力軸5A
aに取り付けられ、二重リング部材8の大きい方のリン
グ8aの内周面に係合する小径の第1の回転力伝達部材
9Aと、第2のポンプ5Cの出力軸5Caに取り付けら
れ、二重リング部材8の小さい方のリング8bの外周面
に係合する小径の第2の回転力伝達部材9Cと、第1,
第2の回転力伝達部材9A,9Cを、二重リング部材8
を一定の速度で回転させる様に同期して互いに反対方向
に回転させる同期制御手段53とを備えている。ここ
で、本実施の形態では、第1のポンプ5A及び第2のポ
ンプ5Cをそれぞれ4台ずつ、互いに点対称となる位置
に配置している。また、各回転力伝達部材9A,9Cは
同一直径である。従って、同期制御手段53は、ポンプ
5Aとポンプ5Cとを反対方向に同期して駆動する様に
構成されている。また、ポンプ5Aとポンプ5Cの回転
速度は、外側のリング8aの内径と内側のリング8bの
外径との比に応じて、ポンプ5Aの方が回転速度が速く
なる様に駆動制御される。
【0020】この第5の実施の形態の動力伝達機構51
によれば、第1,第2のポンプ5A,5Cを駆動する
と、これらのポンプ5A,5Cの各出力軸5Aa,5C
aに取り付けられている小径の第1,第2の回転力伝達
部材9A,9Cが互いに反対方向に回転する。すると、
これら小径の第1,第2の回転力伝達部材9A,9Cが
それぞれ係合している二重リング部材8が回転する。こ
の際、同期制御手段53が、第1,第2の回転力伝達部
材9A,9Cを、二重リング部材8を一定の速度で回転
させる様に同期して互いに反対方向に回転させているの
で、第1,第2のポンプ5A,5Cによる駆動力は、互
いに減殺されることなく二重リング部材8に伝達され
る。そして、この二重リング部材8の回転に伴って、発
電機3が回転する。この際、二重リング部材8は、小径
の第1,第2の回転力伝達部材9A,9Cによって回転
されるので、ポンプ5A,5Cの出力が小さくても、発
電機3を起動し、運転することができる。また、発電機
3側の動力を受ける機構を二重リング部材8としたの
で、上述の様に、大径のリング8aの内周側及び小径の
リング8bの外周側の両方から回転力を伝達することが
できる。従って、二重リング部材8は、その直径を大き
なものとしても、回転の際に振動することがなく、発電
機3を滑らかに回転させることができるという特有の作
用・効果が発揮される。
【0021】以上、本発明のいくつかの実施の形態につ
いて説明したが、本発明は上述した実施の形態に限られ
ることなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、さ
らに種々の態様にて実施することができる。
【0022】例えば、第2の実施の形態に関して、図6
(A)に示す様に、回転力伝達部材9の数を互いに12
0度ずつずれて配置される3個のものとしてもよいし、
図6(B)に示す様に、リング状回転部材7の外周面側
から回転力伝達部材9を係合させる様に構成してもよ
い。また、第4の実施の形態に関して、図6(C)に示
す様に、回転力伝達部材9A,9Bの配置を、リングを
挟む位置ではなく、互いにずれた位置とする様にしても
よい。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て、種々に変形して実施可能であることはもちろんであ
る。さらに、被回転体は発電機に限らないし、動力源も
ポンプに限らず、種々のものを採用し得ることももちろ
んである。例えば、モータでコンプレッサを駆動する装
置において、本発明の動力伝達機構を採用することがで
きる。
【0023】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、小
さな出力の駆動源により、発電機等の被回転体を容易に
起動し、運転することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態としての動力伝達機構を示
し、(A)は平面図、(B)は縦断面図である。
【図2】 第2の実施の形態としての動力伝達機構を示
し、(A)は平面図、(B)は縦断面図である。
【図3】 第3の実施の形態としての動力伝達機構を示
し、(A)は平面図、(B)は縦断面図である。
【図4】 第4の実施の形態としての動力伝達機構を示
し、(A)は平面図、(B)は縦断面図である。
【図5】 第5の実施の形態としての動力伝達機構を示
し、(A)は平面図、(B)は縦断面図である。
【図6】 変形例としての動力伝達機構を示す平面図で
ある。
【図7】 従来例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1・・・動力伝達機構、3・・・発電機、3a・・・発
電機の回転軸、5・・・ポンプ、5a・・・ポンプの出
力軸、5A,5B,5C・・・ポンプ、5Aa,5B
a,5Ca・・・ポンプの出力軸、7・・・大径のリン
グ状回転部材、8・・・二重リング部材、8a・・・大
きい方のリング、8b・・・小さい方のリング、9・・
・小径の回転力伝達部材、9A・・・第1の回転力伝達
部材、9B,9C・・・第2の回転力伝達部材、11・
・・軸受、21・・・動力伝達機構、23・・・同期制
御回路、31・・・動力伝達機構、33・・・同期制御
回路、41・・・動力伝達機構、43・・・同期制御回
路、51・・・動力伝達機構、53・・・同期制御回
路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動力を伝達されて回転する被回転体と、 この被回転体を駆動するための動力源と、 前記被回転体の回転軸に取り付けられる大径のリング状
    回転部材と、 前記動力源の出力軸に取り付けられ、前記リング状回転
    部材の内周面又は外周面に係合する小径の回転力伝達部
    材とによって構成される動力伝達機構。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の動力伝達機構において、
    前記動力源及び小径の回転力伝達部材を複数備えると共
    に、各回転力伝達部材を、前記リング状回転部材を一定
    の速度で回転させる様に同期して回転させる同期制御手
    段を備えていることを特徴とする動力伝達機構。
  3. 【請求項3】 動力を伝達されて回転する被回転体と、 この被回転体を駆動するための第1,第2の動力源と、 前記被回転体の回転軸に取り付けられる大径のリング状
    回転部材と、 前記第1の動力源の出力軸に取り付けられ、前記リング
    状回転部材の内周面に係合する小径の第1の回転力伝達
    部材と、 前記第2の動力源の出力軸に取り付けられ、前記リング
    状回転部材の外周面に係合する小径の第2の回転力伝達
    部材と、 前記第1,第2の回転力伝達部材を、前記リング状回転
    部材を一定の速度で回転させる様に同期して互いに反対
    方向に回転させる同期制御手段とを備えている動力伝達
    機構。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の動力伝達機構において、
    前記第1,第2の回転力伝達部材を、前記リング状回転
    部材のリングを挟み付ける様な位置関係に配置してある
    ことを特徴とする動力伝達機構。
  5. 【請求項5】 動力を伝達されて回転する被回転体と、 この被回転体を駆動するための第1,第2の動力源と、 前記被回転体の回転軸に取り付けられ、大小2種類のリ
    ングを同心円状に備える二重リング部材と、 前記第1の動力源の出力軸に取り付けられ、前記二重リ
    ング部材の大きい方のリングの内周面に係合する小径の
    第1の回転力伝達部材と、 前記第2の動力源の出力軸に取り付けられ、前記二重リ
    ング部材の小さい方のリングの外周面に係合する小径の
    第2の回転力伝達部材と、 前記第1,第2の回転力伝達部材を、前記二重リング部
    材を一定の速度で回転させる様に同期して互いに反対方
    向に回転させる同期制御手段とを備えている動力伝達機
    構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101915291A (zh) * 2010-09-06 2010-12-15 王昱 一种新型传动装置
JP2016129470A (ja) * 2015-01-09 2016-07-14 株式会社栗田工業 回転システム

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