JPH1054447A - 変速歯車装置 - Google Patents

変速歯車装置

Info

Publication number
JPH1054447A
JPH1054447A JP8210936A JP21093696A JPH1054447A JP H1054447 A JPH1054447 A JP H1054447A JP 8210936 A JP8210936 A JP 8210936A JP 21093696 A JP21093696 A JP 21093696A JP H1054447 A JPH1054447 A JP H1054447A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output shaft
gear
transmission
shaft
transmission gears
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8210936A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Tsuga
裕司 津賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Time Creation Inc
Original Assignee
Seiko Clock Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Clock Inc filed Critical Seiko Clock Inc
Priority to JP8210936A priority Critical patent/JPH1054447A/ja
Publication of JPH1054447A publication Critical patent/JPH1054447A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structure Of Transmissions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一構成要素の変速歯車装置により2通りの
回転数またはトルクを得る。 【解決手段】 駆動モータ3による動力を輪列Rを介し
て出力軸8に伝達するものであり、輪列の各伝達歯車1
0〜14はそれぞれ支持軸7及び出力軸9に回転自在に
軸支してある。出力軸9の一番下側に位置する最終段の
伝達歯車15は、出力軸と一体となって回転可能に固定
してある。モータピニオン5から順次伝達歯車を介して
伝達された動力は、最終段の伝達歯車15によって出力
軸を回転可能である。同一構成要素のまま支持軸と出力
軸の取り付け位置を交替すると、支持軸の最下段に位置
する歯車は動力伝達の機能を果たし得ず、輪列は変速段
数が1段少ない回転速度で被駆動体を回転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、例えば時計の回転飾り等
を駆動するために使用する変速歯車装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、時計等の回転飾りを駆動する装
置は、駆動モータとともにケース内に収納されている輪
列を介して出力軸を回転する構成が採用されている。輪
列を構成する各歯車は大歯車と小歯車とが一体となった
ものをケースと一体に立設してある軸受部に回転自在に
支持し、あるいは歯車と一体の軸部をケースに設けてあ
る軸受部によって回転自在に支持している。そして最終
段の歯車だけを出力軸に固定して出力軸の先端に取り付
けてある回転飾り等の被駆動体を回転可能にしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで時計の回転飾
りに限らず通常の被駆動体は、その種類に応じて必要と
される回転数やトルクが異なるのが一般的である。した
がって、被駆動体の要求に対応した駆動力を出力軸に供
給可能にするためには、多種の変速装置を必要とした
り、別の輪列を追加したりすることが必要となってく
る。このため、装置が大形化したりコストが増大したり
する原因となっている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに本発明の変速歯車装置は、駆動モータの回転を出力
軸に伝達すべく順次噛合する複数の伝達歯車を、出力軸
及びこの出力軸と平行にケースに設けてある支持軸に回
転自在に支持することによって装置を小形化してある。
出力軸と支持軸とは相互に位置を入れ替え可能な構成と
することにより、輪列の段数を異なるものとして同一構
成要素で2通りの回転数またはトルクが得られるように
してある。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の変速歯車装置は、駆動モ
ータを固定しているケースによって出力軸と支持軸とが
回転自在にかつ相互に位置を入れ替え可能に支持してあ
る。駆動モータの回転を伝達すべく順次噛合する複数の
伝達歯車が出力軸と支持軸とによって1つおきに支持し
てある。複数の伝達歯車の中の最終段の伝達歯車は出力
軸に固定してあるとともに残りの伝達歯車は出力軸と支
持軸とにそれぞれ回転自在に支持してある。出力軸と支
持軸とを入れ替えて伝達歯車の段数が変化することによ
って出力軸の変速比及びトルクが異なるようにしてあ
る。伝達歯車のそれぞれは大歯車と小歯車とが一体に形
成してある同一形状のものとすることが望ましい。
【0006】
【実施例】図1は本発明の一実施例として、回転飾りの
駆動装置に適用した変速歯車装置の構成を示したもので
ある。上板1と下板2とからなるケースC内に輪列Rが
収納してある。下板2の下面に形成されている凹部2a
には駆動モータ3が装着されて固定されており、このモ
ータの駆動軸4は下板2の上面に突出して、その先端は
上板1に設けてある開口部1aに遊嵌している。
【0007】駆動軸4にはモータピニオン5が固着して
あり、このモータピニオンには、下板2の上側に突設し
てある軸部2bに回転自在に軸支された減速歯車6が噛
合している。減速歯車6の小歯車には,輪列Rを構成す
る第1番目の伝達歯車が噛合している。輪列Rは、複数
の伝達歯車が支持軸7及び出力軸8に回転自在に軸支さ
れ、駆動モータの動力を伝達可能に順次噛合するように
配設してある。
【0008】支持軸7は、上板1及び下板2にそれぞれ
設けてある軸受部1b,2cによって両端を回転可能に
支持されている。また、出力軸8は、上板1と下板2と
に回転自在に軸支してあり、その上端は上ケース1の上
面から突出しており、その先端には被駆動体である回転
飾り9が取り付けてある。
【0009】支持軸7及び出力軸8にはそれぞれ同一形
状の伝達歯車が1つおきに3個ずつ支持してあり、いず
れも大歯車が従動車、小歯車が原動車としての機能を果
たすことにより順次動力を伝達可能に配設してある。
【0010】輪列Rの第1番目の伝達歯車10の大歯車
は減速歯車6の小歯車と噛合しており、この伝達歯車の
小歯車10aは第2番目の伝達歯車11の大歯車と噛合
している。さらに第2番目の伝達歯車11は第3番目の
伝達歯車12と噛合し、同様にして順次支持軸7と出力
軸8とに軸支された伝達歯車を交互に経由して最終段の
伝達歯車15に回転を伝達可能にしてある。第1〜5番
目の伝達歯車10〜14は出力軸7に回転自在に支持し
てあるが、最終段の伝達歯車15は軸方向に刻設された
スプライン状の凹凸部8aによって出力軸8と一体回転
可能に固定してある。
【0011】これらの、両軸に取り付けてある各伝達歯
車10〜15は、それぞれ取付位置を少しずつずらして
大歯車と隣接する小歯車とが噛合するようにしてあり、
上から下に向けて順次動力を伝達可能にしてある。そし
て、最後に出力軸8に固定された最終段の伝達歯車15
に伝達された動力は、出力軸を回転させることにより被
駆動体である回転飾り9を回転可能である。
【0012】上記したように、輪列Rにおける伝達歯車
の数は6個であり、上の伝達歯車10から順に11−1
2−13−14−15と経由して回転が伝達されるの
で、変速比が5段になっている。したがって、例えばこ
こですべての伝達歯車の大歯数と小歯車の歯数比を2:
1とすると、輪列Rの変速比は1/32となる。
【0013】既述したように、支持軸7と出力軸8とは
ケースCに相互に位置を入れ替え可能に支持してあるの
で、上板1と下板2とを分離してこれらの各伝達歯車を
取り付けた状態のまま両軸を入れ替えると、図2に示す
ような構成となる。すなわち、各伝達歯車を軸支したま
ま両軸が入れ替わって出力軸8が駆動モータ3側の近く
に位置しているが、すべての伝達歯車はそれぞれ順次噛
合している。しかし、支持軸7の最下段に位置している
伝達歯車14は、ここでは伝達歯車としての機能を果た
し得ず、その上位に位置する伝達歯車12の位置決め部
材の役割を果たしているのに止まる。したがってこの歯
車に代えて円筒状のスペーサ部材を採用したものでもよ
い。
【0014】この構成においては、輪列における動力の
伝達経路は、伝達歯車11−10−13−12−15と
伝わって出力軸8に動力が伝達され歯車14は伝達歯車
として機能しないので、変速段数は4段となり、図1の
場合よりも伝達歯車の数が1つ少なくなっている。した
がって、大歯車と小歯車との歯数比を同様に2:1とす
れば、出力軸の変速比は1/16となり、両軸の入れ替え
だけで図1の場合の2倍の回転数が得られる。
【0015】以上説明したように、同一構成要素のまま
支持軸7と出力軸8との位置を入れ替えするだけで2通
りの回転数またはトルクが得られるので、従来よりも2
倍の種類の被駆動体の駆動に対応可能となり、部品の種
類を減少可能となり、それだけコストの低減につなが
る。
【0016】本実施例では、各軸に取り付ける伝達歯車
の個数をそれぞれ3個ずつとしてあるがこの個数には制
限はない。また、各伝達歯車を同一形状ではなく任意の
歯数の組み合わせたものを採用することも可能である。
【0017】本実施例では、実質的に減速歯車装置にな
っているが、伝達歯車の組み合わせによって増速歯車装
置とすることも可能である。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、同一構成要素の下で支
持軸と出力軸との位置を交替するだけで2通りの回転数
またはトルクが得られる。したがって従来の2倍の種類
の被駆動体の駆動に対応可能となるので製造コストが低
減する。
【0019】また、輪列を支持軸と出力軸とに軸支した
伝達歯車によって構成しているため、構成が簡単とな
り、装置を小形化できる。なお,伝達歯車としてすべて
同一形状の歯車を採用すれば、歯車の種類が減少可能で
ある他、組立作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の構成を示す断面図である。
【図2】図1における支持軸と出力軸との位置を交替し
た状態を示す断面図である。
【符号の説明】
C(1,2) ケース 3 駆動モータ 7 支持軸 8 出力軸 11〜15 伝達歯車

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動モータを固定しているケースによっ
    て、出力軸と支持軸とが回転自在にかつ相互に位置を入
    れ替え可能に支持してあり、 上記駆動モータの回転を伝達すべく順次噛合する複数の
    伝達歯車が上記出力軸と上記支持軸によって1つおきに
    支持してあり、 上記複数の伝達歯車の中の最終段の伝達歯車は上記出力
    軸に固定してあるとともに残りの伝達歯車は上記出力軸
    と上記支持軸とにそれぞれ回転自在に支持してあり、 上記出力軸と上記支持軸とを入れ替えることによって上
    記出力軸の変速比が異なることを特徴とする変速歯車装
    置。
  2. 【請求項2】 上記伝達歯車のそれぞれは大歯車と小歯
    車とが一体に形成してある同一形状のものであることを
    特徴とする請求項1に記載の変速歯車装置。
JP8210936A 1996-08-09 1996-08-09 変速歯車装置 Pending JPH1054447A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8210936A JPH1054447A (ja) 1996-08-09 1996-08-09 変速歯車装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8210936A JPH1054447A (ja) 1996-08-09 1996-08-09 変速歯車装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1054447A true JPH1054447A (ja) 1998-02-24

Family

ID=16597546

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8210936A Pending JPH1054447A (ja) 1996-08-09 1996-08-09 変速歯車装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1054447A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8162789B2 (en) Reduction gear box
JPH07332441A (ja) 遊星歯車形減速装置
JP2001221298A (ja) 偏心揺動型減速機
JP2010014177A (ja) 偏心揺動型歯車伝動装置
JPH05256340A (ja) 内接噛合遊星歯車構造
JP2573975Y2 (ja) 特殊遊星歯車減速機
JPH1054447A (ja) 変速歯車装置
JP3998932B2 (ja) 車両用四輪駆動装置
GB2339082A (en) Motor/gear drive arrangement of the cycloid type
JP2574367B2 (ja) 歯科用ハンドピース
JPS6388346A (ja) 差動遊星歯車装置
JP3198112B2 (ja) コンパクト型歯車装置
JPH10311383A (ja) 遊星歯車機構を用いた回転伝達機構
JP2000126475A (ja) 玩具ギアボックスおよび玩具ギアボックス用ギアケ―ス
KR100454761B1 (ko) 백래쉬 조정 가능한 유성치차 감속기
JPH02186148A (ja) 歯車減速装置
JPH10213188A (ja) 遊星歯車を用いた動力伝達装置並びにこれを使用したモータ及び発電機
JP2001304350A (ja) 遊星歯車装置
JPH08135741A (ja) 歯車の位相調整可能な遊星歯車減速機
JP2003048442A (ja) 車両用四輪駆動装置
JP2001304351A (ja) 減速装置
KR0133636B1 (ko) 회전 감속장치
JPH1137240A (ja) 摩擦ローラ式変速機
JP3482792B2 (ja) 自動変速機の歯車装置
JPS59205056A (ja) 回転機構