JPH02186148A - 歯車減速装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、複写機、プリンター等の産業用機・器の駆動
系およびモーター、クラッチ等に使用される歯車減速装
置に関する乙のである。

〈従来技術〉 従来、この種の歯車減速装置は、第５図の如く、駆動入
力歯車ｌから出力歯車２への動力の伝達は、駆動入力歯
車１の入力軸３および出力歯車２の出力軸４に並設され
た複数の回転中心軸５，６に、歯数の大きく異なる大小
の組み合わけ二段歯車７８．９．１０を複数個連続的に
組み合わせていた。

〈　発明が解決しようとする問題点　〉従来技術におい
ては、所定の減速比を得るのに、大小の紹合わ仕二段歯
車を多数使用する必要があり、回転中心軸の数が多くな
ると共に構造か複雑になり、コストアップとなる。

また回転中心軸ら複数個設置するため、スペースを多く
必要とするといった問題点がある。

本発明は、上記問題点に鑑み、簡単な構造でかつ省スペ
ースで、大きな減速比を得ることができる歯車減速装置
の提供を目的としている。

〈　問題点を解決するだめの手段　〉 本発明による問題点解決手段は、第１，２図の如く、同
一の基準ビツヂ円Ａて歯数の異なる少なくとも一方が転
移歯車でありかつ同軸１３上に位置する第一歯車１４お
よび第二歯車１５と、該両歯車１４．１５と同一軸１３
上を回転する駆動円板１６と、該駆動円板１６に固定さ
れた軸１７周りに回転し前記第一歯車１４および第二歯
車Ｉ５に噛合いながら公転する遊星歯車１８とから構成
されたものである。

く作用〉 上記問題点解決手段において、駆動円板１６か回転する
と、遊星歯車１８が自転しながら、第一歯車１４および
第二歯車１５の回りを公転する。

この公転により歯数の異なる二枚の第一歯車１４と第二
歯車１５との間に１公転に対し、その歯数差分のずれが
生じることになる。

そのため、例えば、２枚の内の１枚の歯車１４を固定し
た場合、もう−枚の歯車１５が上記ずれ量に応じた回転
数で回転し、駆動円板１６の回転数に対し大幅な減速が
可能となる。

また、第一歯車１４、第二歯車１５および駆動円板１６
は、同軸１３上に位置するので、省スペース化が可能と
なり、しかも構造が簡単であるところから安価な歯車減
速装置を搗供できる。

〈実施例〉 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す第１図は
本発明歯車減速装置の第一実施例を示す断面図、第２図
は同歯車の組合せ状態を示す平面図、第３図は歯車の噛
合い部の拡大平面図である。

図示の如く、本発明歯車減速装置は、同一の基準ピッチ
円Ａで歯数の異なる少なくとも一方が転移歯車でありか
つ同軸１３上に位置する第一歯車１４および第二歯車１
５と、該両歯車１４．１５と同一軸１３上を回転する駆
動円板１６と、該駆動円板Ｉ６に固定され丸軸１７周り
に回転し前記第一歯車１４および第二歯車１５に噛合い
ながら公転する遊星歯車１８とから構成されている。

前記第一歯車１４および第二歯車１５は、駆動入力歯車
１９の入力軸２０と出力歯車２１の出力軸２２との間に
並設された回転中心軸１３上に軸支されており、第一歯
車１４は、回転中心軸１３にその最下端位置で固定され
ている。

また、第二歯車１５は、第一歯車１４の上側で回転中心
軸１３に対して回転自在に軸支され、その上側に中央ボ
ス部２３を介してｎｊ記出力歯車２１に噛合する歯車２
４か一体形成されている。

前記駆動円板１６は、第二歯車１５の中央ボス部２３に
ベアリング２５を介して回転自在に軸受されるとともに
、駆動入力歯車１９に噛合されている。

前記遊星歯車１８は、駆動円板Ｉ６に中心軸１７が固定
され、該中心軸１７に回転自在に支［１？されたもので
、前記第一歯車１４および第二歯車１５に噛合するよう
軸方向に長く形成されている。

そして、第一歯車１４および第二歯車１５は、上述の如
く、同一の基貨ピツヂ円Ａで歯数が例えば１９歯および
２０歯に夫々設定されている。

なお、駆動入力歯車１９の入力軸２０は、図示しないモ
ータのモータ軸に、また、出力歯車２１は感光体、定着
ローラ等の駆動歯車に連結される。

上記構成において、モータ等が回転すると、その回転駆
動力は駆動入力歯車１９から駆動円板１６に伝えられる
。駆動円板１６上には遊星歯車１８の中心軸１７が固定
されており、その中心軸１７に遊星歯車１８が回転自在
に取付けられているので、駆動円板１６の回転に伴ない
、遊星歯車１８は、基準ピッチ円へが同一の第一歯車Ｉ
４および第二歯車１５の双方に噛み合いながら、その周
囲を公転する。

第一歯車１４および第二歯車１５は少なくと乙片側が転
移歯車となっており、各々歯数が僅かに異なっている。

したがって、遊星歯車１８の公転−周に対し、第一歯車
１４および第二歯車１５間に歯数差分のずれが生じるこ
とになる。

今、第一歯車１４および第二歯車１５のいずれかが回転
中心軸１３に対し回転不可能状態に固定されていた場合
、他方の歯車１５は回転中心軸１３に対し、歯数差分の
ずれに相当した回転を行なう。すなわち、回転中心軸１
３に対し第一歯車１４を固定し、第一歯車１４および第
二歯車１５の歯数を夫々１９歯、２０歯とした場合、遊
星歯車Ｉ８の１公転により２０歯の第二歯車１５が１歯
分ずれることになり、その減速比は１／２０となる。

このように、２枚の歯車１４．１５とその周りを公転す
る遊星歯車１８により簡単な構成で大幅な減速比か得ら
れることになる。

また、第一歯車Ｉ４、第二歯車１５および駆動円［１６
は、同軸Ｉ３上に位置するので、省スペース化が可能と
なり、しかも構造が簡単であるところから安価な歯車減
速装置を提供できる。

次に、本発明第二実施例を第４図に基づいて説明する。

第４図は、本発明第二実施例の歯車減速装置を示す断面
図である。

図示の如く、本実施例では、第一歯車１４が第二歯車１
５の中央ボス部２３に回転自在に嵌合され、第二歯車１
５よりも上側に配置されている。

また、駆動円板１６は、第一歯車１４および第二歯車１
５の下側で回転中心軸１３に回転自在に支持されている
。そして、駆動円板ｔ６の内側に、遊星歯車＋８および
第二歯車１５を遊嵌可能な四部２７が形成されている。

遊星歯車１８は、駆動円板Ｉ６の凹部２７に配され、上
記第一実施例と同様に、第一歯車１４および第二歯車Ｉ
５に噛合している。

他の構成は、上記第一実施例と同様である。

上記構成において、第一歯車１４の回転を停止させれば
、遊星歯車１８の１公転により２０歯の第二歯車１５が
ｌ両分ずれることになり、第一実施例と同様の減速比を
得ろことができる。

なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく
、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修正および変更
を加え得ることは勿論である。

〈発明の効果〉 以上の説明から明らかな通り、本発明によると、同一の
基準ビツヂ円で歯数の異なる少なくとも一方か転移歯車
でありかつ同軸上に位置する第一歯車および第二歯車と
、該両歯車と同一軸上を回転する駆動円板と、該駆動円
板に固定された軸周りに回転し前記第一歯車および第二
歯車に噛合いながら公転する遊星歯車とから構成されて
おり、遊星歯車の公転により、歯数の異なる第一歯車と
第二歯車との間に１公転に対し、その歯数差分のずれが
生じることになるので、駆動円板の回転数に対し大幅な
減速か可能となる。

また、第一歯車、第二歯車および駆動円板は、同軸上に
位置するので、省スペース化か可能となり、しかも構造
が簡単であるところから安価な歯車減速装置を提供でき
るといった優れた効果かある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明歯車減速装置の第一実施例を示す断面図
、第２図は同歯車の組合せ状聾を示す平面図、第３図は
歯車の噛合い部の拡大平面図、第４図は本発明第二実施
例の歯車減速装置を示４−断面図、第５図は従来の歯車
減速装置の断面図である。 １３：回転中心軸、ｌ　４．＋　５：歯車、１６：駆動
円板、１７：中心軸、１８：遊星歯車、Ａ、基準ビツヂ
円。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 同一の基準ピッチ円で歯数の異なる少なくとも一方が転
   移歯車でありかつ同軸上に位置する第一歯車および第二
   歯車と、該両歯車と同一軸上を回転する駆動円板と、該
   駆動円板に固定された軸周りに回転し前記第一歯車およ
   び第二歯車に噛合いながら公転する遊星歯車とから構成
   された歯車減速装置。