JP2002242974A - 衝撃吸収板ならびに該吸収板からなる衝撃吸収装置 - Google Patents

衝撃吸収板ならびに該吸収板からなる衝撃吸収装置

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JP2002242974A
JP2002242974A JP2001079439A JP2001079439A JP2002242974A JP 2002242974 A JP2002242974 A JP 2002242974A JP 2001079439 A JP2001079439 A JP 2001079439A JP 2001079439 A JP2001079439 A JP 2001079439A JP 2002242974 A JP2002242974 A JP 2002242974A
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plates
twisted
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Tsunekichi Imai
恒吉 今井
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】90度の角度で交叉するようねじ曲げられ
た2つのツイスト面2,3を有し、各ツイスト面端縁に
は支持板への固定部5が設けられている高弾性体ツイス
ト板2枚若しくは4枚を1セットとして、上下2枚の支
持板6,6’の間にサンドイッチし、このとき各ツイス
ト板のツイスト面同志は互いに直角に交差し、且つツイ
スト面のいずれもが前記支持板に対して直角になるよう
に配置し、これらツイスト板を上下の支持板に固定して
なる衝撃吸収板ならびにこの衝撃吸収板を任意数、任意
の形状に併置し、連結してなる衝撃吸収装置。 【効果】本発明の衝撃吸収板ならびに衝撃吸収装置によ
り、上下動、前後左右動の振動に対して優れた衝撃吸収
が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種構築物、家具、
機器類、プラント等の基礎部分、あるいは柱、床、土台
等構築物の荷重付加が大なる箇所の基礎部分に設置せら
れる衝撃吸収板ならびに衝撃吸収装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】地震等で力が集中的に加わる家屋等構築
物の柱等では、積層ゴムの様な衝撃吸収材とテフロン
(登録商標)、ステンレスなどのすべり板を組み合わせ
たもの、あるいはバネを利用したもの等各種の免震装置
が提案されているが、それらは建築時に構築物中に組み
こまれ作業が煩雑であるとか、工費が大となるし、また
装置の保守、取り替え等にも問題があり、しかもなお十
分に満足すべき耐震効果は期待されず、種々の問題を抱
えている。また家具、機器類、プラント等の衝撃吸収目
的では、せいぜい発泡シ−ト等を敷くとか、支柱をたて
る程度であり、発泡材料などを敷設しても振動による物
品倒壊などは避けられず、また支柱等でもその脱落防止
は避けられず、未だ有効な震動吸収装置は提案されてい
ない。
【0003】地震の際などに於いて最も困難な問題点は
上部構築物と基礎と間に緩衝体を如何にしてしっかりと
固定するかであるが、例えばゴム等の弾性体を使用して
もこれをアンカ−ボルトで締めてしまうと衝撃吸収性が
殆ど失われてしまう点である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、柱、床等荷重
付加が大なる箇所の建築物の土台とか、家具、機器類、
プラント等荷重付加の大きい物品の設置場所などに容易
に敷設することが出来、上下動、左右動の激しい地震に
も対応できる有効な振動吸収装置であって、比較的簡単
な構造で且つ安価なものが要望されており、かかる課題
に応えることが本発明目的である。
【0005】さらにまた、振動吸収が広範囲の分野で要
望されていることに鑑み、振動吸収ユニット板を提供
し、建築物、家具類、機器類、プラント、その他各種構
築物の形状、サイズ、重量に応じて最適な形、大きさ、
性能の振動吸収装置を構築なしうるようにすることも本
発明の目的の一つである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に従えば、上記目
的が90度の角度で交叉するようねじ曲げられた2つの
ツイスト面(2,3)を有し、各ツイスト面端縁(4)
には支持板への固定部(5)が設けられている高弾性体
ツイスト板(1)2枚若しくは4枚を1セットとして、
上下2枚の支持板(6,6’)の間にサンドイッチし、
このとき各ツイスト板のツイスト面同志は互いに直角に
交差し、且つツイスト面のいずれもが前記支持板に対し
て直角になるように配置し、これらツイスト板を上下の
支持板に固定してなる衝撃吸収板ならびに該衝撃吸収板
を任意数、任意の形状に併置し、連結してなる衝撃吸収
装置により達成せられる。
【0007】本発明の好ましい具体例にかかる衝撃吸収
板を図面により説明すれば次の通りである。本発明での
ツイスト板は鉄、鋼鉄、ステンレススチ−ル、合金、カ
−ボンファイバ−、合成ゴム、合成樹脂からなる群より
選ばれる比較的硬い高弾性体のプレ−トから作られ、プ
レ−ト中央部で両面が約90度の角度をなす如くねじ曲
げられ、2つの直角に交差するツイスト面を有してい
る。かかるツイスト板は図1で示される様に高弾性体プ
レ−ト(10)をその中央部(11)で90度の角度を
成すように機械的にねじ曲げて、簡単に作ることが出来
る。しかしながら場合によっては型流し、張り合わせ、
プレス成形、射出成形等他の手段により作ることも可能
であろう。また鉄等でツイスト板を作成したあと焼き入
れその他の手段で高弾性化することも可能である。
【0008】また高弾性体プレ−トは予め長辺中央部を
縊れさせた形に成形した後、その中央部でねじ曲げるこ
とも出来る。また2枚の長方形の高弾性体プレ−ト(1
0)をそれぞれの長辺中央部(11)でまたぎ継手(1
2)により固定して作ることも出来る(図2のC参照)
【0009】これらツイスト板(1)には、従って90
度の角度で相互に交叉するようねじ曲げられた2つのツ
イスト面(2,3)が設けられているが、さらにそのツ
イスト面端縁(4)には支持板への固定部(5)が設け
られている。この固定部(5)は図1(A)に示される
ように、ツイスト板の末端縁をツイスト面に対してほぼ
90度に折り曲げるとかあるいは別の細辺を溶接あるい
は接着し、そこにネジ止めの穴を設けて作られるが、場
合によってはツイスト面の端縁(4)自体をそのまま固
定部(5)として選択し、溶接あるいは接着により支持
板に固定することも出来る。さらにまた、図1(B)に
示される如く、高弾性体プレ−ト(10)の両横端縁を
凸状に加工しておき、ツイスト板を作った後に、該凸部
を丸めてピン継手(7)を作り、これを固定部(5)と
して利用し、ピンおよび蝶番(8)とによりツイスト板
を上下支持板に固定することも好都合である。
【0010】本発明ではこのようにしてえられるツイス
ト板2枚もしくは4枚を1セットとして用い、図2−
A,B,Cに示される如く各ツイスト面が互いに直角に
交差し、上下2枚の支持板に対しても直角になるように
支持板間にサンドイッチし、固定することにより衝撃吸
収板が作られる。
【0011】この衝撃吸収板は基礎上に設置し、該吸収
板の上に重量物をのせた場合上下振動に対しては支持板
に対して直角をなすツイスト面が撓んで(図3参照)構
築物と共に上支持板が下方に押し下げられ、また左右
動、前後動に対しては移動方向に直角あるいはそれに近
い角度になっているツイスト面が動きの方向に撓み(図
4参照)、それぞれ衝撃を吸収する。従って軽量物体に
対する衝撃吸収目的にはこの衝撃吸収板のみで十分に振
動衝撃を吸収しうる。特に4枚のツイスト板を1セット
にした吸収板(図2−A)の場合、上下、前後、左右い
ずれの方向への振動に対しても最大の衝撃吸収が確実な
らしめられるので、好ましい。
【0012】しかしながら、重量のある連続荷重物体に
対して、また構築物の柱下等の土台等には、上記吸収板
を並列あるいは千鳥形に複数個併置し、好ましくは連結
し一体のものとして(図5参照)衝撃吸装置として使用
すれば、震災時の様な激しい上下動、前後動、左右動に
たいして極めて有効な衝撃吸収特性を示す。
【0013】このように本発明にあっては、大量生産が
極めて容易で構成の単純な、しかも効果の点で特段に優
れた衝撃吸収板、あるいは衝撃吸収装置板が安価に提供
され産業上極めて有用な発明をなすものである。
【0014】
【実施例1】長辺中央部が0.5cmずつ内方に縊れて
いる8X3X0.1cmの長方形ステンレススチ−ル板
を長辺中央部でねじ曲げ、2つのツイスト面が約90度
の角度になるようにし、次にこのツイスト面末端から
0.6cm巾をツイスト面に対して直角に折り曲げ、折
り曲げ部にネジ穴をそれぞれ2つずつあけて、ツイスト
板固定部とした。得られたツイスト板4枚を、それぞれ
のツイスト面が互いに直角をなし支持板に対して各ツイ
スト面が直角をなす様に、上下2枚の合板支持板にサン
ドイッチし、ビスネジで固定部を支持板に固定し、衝撃
吸収板を得た。本発明の衝撃吸収板4枚の上に大型家庭
用冷蔵庫を設置したが、上下、前後、左右動に対し極め
て優れた衝撃吸収性を示した。
【図面の簡単な説明】
【図1−A】 本発明のツイスト板の製造工程をしめす
【図1−B】 本発明の別の具体例にかかるツイスト板
の製造工程をしめす図
【図2−A】 本発明の一具体例にかかる衝撃吸収板の
斜視図
【図2−B】 本発明の別の具体例にかかる衝撃吸収板
の斜視図
【図2−C】 本発明のさらに別の具体例にかかる衝撃
吸収板の斜視図
【図3】 上下動時に於ける衝撃吸収板の衝撃吸収
を示す図
【図4】 前後、左右動時に於ける衝撃吸収板の衝
撃吸収を示す図
【図5】 図2−Aの衝撃吸収板が連続して並列に
連結れている本発明にかかる衝撃吸収装置の斜視図
【符号の説明】
1 高弾性体ツイスト板 2 ツイスト面 3 ツイスト面 4 ツイスト面端縁 5 固定部 5’ 固定部 6 上支持板 6’ 下支持板 7 ピン止め手段 8 蝶番 10 高弾性体プレ−ト 11 長辺中央部 12 またぎ継手

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】90度の角度で交叉するようねじ曲げられ
    た2つのツイスト面(2,3)を有し、各ツイスト面端
    縁(4)には支持板への固定部(5)が設けられている
    高弾性体ツイスト板(1)2枚若しくは4枚を1セット
    として、上下2枚の支持板(6,6’)の間にサンドイ
    ッチし、このとき各ツイスト板のツイスト面同志は互い
    に直角に交差し、且つツイスト面のいずれもが前記支持
    板に対して直角になるように配置し、これらツイスト板
    を上下の支持板に固定してなる衝撃吸収板
  2. 【請求項2】各ツイスト板の末端縁にツイスト面に対し
    てほぼ直角に伸びる固定部(5、5’)を設け、この固
    定部でツイスト板と上下支持板(6、6’)とが固定せ
    られる請求項1記載の衝撃吸収板
  3. 【請求項3】固定部がピン止め手段(7)で、ピンと蝶
    番(8)により支持板に固定せられる請求項1記載の衝
    撃吸収板
  4. 【請求項4】固定部がツイスト面端縁で、溶接あるいは
    接着により支持板に固定せられる請求項1記載の衝撃吸
    収板
  5. 【請求項5】高弾性体が鉄、鋼鉄、ステンレススチ−
    ル、合金、カ−ボンファイバ−、合成ゴム、合成樹脂か
    らなる群より選ばれる請求項1〜4のいずれかに記載の
    衝撃吸収板
  6. 【請求項6】ツイスト板が長方形の高弾性体プレ−ト
    (10)をその長辺中央部(11)でねじ曲げて得られ
    たものである請求項1〜5のいずれかに記載の衝撃吸収
  7. 【請求項7】ツイスト板が2枚の長方形の高弾性体プレ
    −ト(10)をそれぞれの長辺中央部(11)でまたぎ
    継手(12)により固定したものである請求項1〜5の
    いずれかに記載の衝撃吸収板
  8. 【請求項8】請求項1記載の衝撃吸収板を任意数、任意
    の形状に併置し、連結してなる衝撃吸収装置
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019173375A (ja) * 2018-03-28 2019-10-10 大和ハウス工業株式会社 制振部材及び天井構造
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