JP2002242459A - パブリック空間に書斎を含めた住宅 - Google Patents

パブリック空間に書斎を含めた住宅

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JP2002242459A
JP2002242459A JP2001044055A JP2001044055A JP2002242459A JP 2002242459 A JP2002242459 A JP 2002242459A JP 2001044055 A JP2001044055 A JP 2001044055A JP 2001044055 A JP2001044055 A JP 2001044055A JP 2002242459 A JP2002242459 A JP 2002242459A
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JP2001044055A
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English (en)
Inventor
Yasushi Kamiyama
裕史 上山
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Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 住宅をプライベート空間とパブリック空間に
分け、書斎をパブリック空間に含めることによって、部
屋のゾーニングによる従来通りの様々な効果を得ると共
に、居住者のライフスタイルに合わせた書斎を提供する
こと。 【解決手段】 建物の中央に通路2を挟んで書斎3と和
室4を配置し、通路2に面して書斎3と和室4の出入り
口をそれぞれ対向した状態で設置し、通路2と連通した
一方側を家族が使用するパブリック空間で構成し、他方
側を個人が使用するプライベート空間で構成した。加え
て、書斎3、リビング・ダイニングルーム11、及び和
室4を近接して配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は住宅に関し、特に、
書斎を家族が集まるリビング・ダイニングルームや和室
と近接して配置することによって、居住者のライフスタ
イルに合わせた使い勝手の良い書斎を提供できる住宅に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅の上階や建物と独立した場所
に、個室や寝室などの個人が使用する部屋(以下プライ
ベート空間と称す)を配置し、住宅の一階や建物の中央
に、リビング・ダイニングルームや和室などの家族が使
用する部屋(以下パブリック空間と称す)を集中して配
置することによって、様々な効果を狙った住宅がある。
そして、上述した設計手法によれば、書斎はプライベー
ト空間に分類され、住宅の上階や建物と独立した場所に
個室や寝室などと隣接して配置される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、書斎を
個室や寝室などのプライベート空間と隣接して配置した
場合、書斎がパブリック空間と離れてしまうため、書斎
で本を読んでいる最中に休憩などをする際には、その都
度離れたリビング・ダイニングルームや和室に足を運ば
なければならないという煩わしさがあった。机に向かっ
て本格的に一日中読書を行う場合はそれでも良いが、普
通は本を持って移動したり、リビング・ダイニングルー
ムや和室でくつろぎながら本を読む場合が多いため、書
斎とパブリック空間との使い勝手の良い関係が望まれて
いた。この発明は上記問題点を鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、住宅をプライベート空間とパ
ブリック空間に分け、書斎をパブリック空間に含めるこ
とによって、部屋のゾーニングによる従来の様々な効果
を得ると共に、居住者のライフスタイルに合わせた書斎
を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載のパブリック空間に書斎を含めた住宅
では、建物の中央に通路を挟んで書斎と和室をそれぞれ
配置し、前記通路に面して書斎と和室の出入り口をそれ
ぞれ対向した状態で設置し、前記通路と連通した一方側
をリビングルームやダイニングルームなどの家族が使用
するパブリック空間で構成し、他方側を個室や寝室など
の個人が使用するプライベート空間で構成したことを特
徴とする。
【0005】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
パブリック空間に書斎を含めた住宅において、パブリッ
ク空間が配置された側に、書斎と隣接し、かつ、通路と
連続して連通した状態のリビング・ダイニングルームを
配置し、前記書斎、リビング・ダイニングルーム、及び
和室を近接して配置したことを特徴とする。
【0006】請求項3記載の発明では、請求項1または
2記載のパブリック空間に書斎を含めた住宅において、
和室の出入り口を敷居、鴨居、及び建具を廃して全面開
口すると共に、和室の床を通路より高く形成して段差を
設けたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態のパ
ブリック空間に書斎を含めた住宅を示す一階平面図、図
2は同住宅の正面図、図3は図1の矢視aにおける和室
の斜視図である。図1〜3に示すように、本実施の形態
のパブリック空間に書斎を含めた住宅Aは、建物1の中
央に図中上下方向に延びる通路2が配置され、この通路
2を挟んで6畳程度の広さを有する書斎3と、四畳半の
広さを有する和室4がそれぞれ配置され、これらの部屋
は隣接する部屋を圧迫しないように床面積が比較的狭く
形成されている。
【0008】図2に示すように、住宅Aは一階建て建物
で、建物1の屋根構造が入母屋型となっており、母屋の
棟1aに位置する書斎3には、縦方向の空間を生かして
吹き抜け(図示せず)が形成されている。また、書斎3
と和室4の出入り口3a,4aは、通路2を挟んで対向
した状態で配置されている。
【0009】図3に示すように、和室4の出入り口4a
は、敷居、鴨居、及び建具を廃して通路2に面して全面
開口している。よって、通路2側から和室4へ自由に出
入りでき、和室4は家族が集まる茶の間として使用する
のに適している。さらに、通路2側から和室4に塵が侵
入しないように、和室4の床と通路2の間には段差4b
が設けられている。
【0010】前記通路2と連通して一方側(図1中上方
側)には、書斎3と隣接して上方に吹き抜け5aを有す
る玄関5及び玄関ホール6が配置され、この玄関ホール
6に面して洋室7、クローゼット8と通じた寝室9、及
びトイレ10などが配置されている。よって、通路2の
一方側(図1中上方側)は、洋室7や寝室9などの個人
が使用するプライベート空間で構成されている。
【0011】前記通路2と連通して他方側(図1中下方
側)には、書斎3と隣接し、かつ、通路2と連続して連
通した状態のリビング・ダイニングルーム11が配置さ
れ、このリビング・ダイニングルーム11はキッチン1
2と接続されている。さらに、前記キッチン12と隣接
して浴室13と連通した洗面所14が配置されている。
よって、通路2の他方側(図1中下方側)は、リビング
・ダイニングルーム11やキッチン12などの家族が使
用するパブリック空間で構成されている。
【0012】
【作用】以下、本発明のパブリック空間に書斎を含めた
住宅Aの作用を説明する。前述したように、住宅Aは、
書斎3と和室4を挟んだ通路2と連通して一方側(図1
中上方側)を個人が使用するプライベート空間で構成
し、他方側(図1中下方側)を家族が使用するパブリッ
ク空間で構成している。よって、日常生活でプライベー
トとパブリックの交錯がなく各部屋は使用目的や環境に
適した配置となっている。
【0013】また、本実施の形態の住宅Aは、パブリッ
ク空間に書斎3を含めることによって、従来のように個
室や寝室が隣接する通路を介さずにパブリック空間へ移
動可能となる。つまり、居住者が書斎3で読書をしてい
る最中に休憩あるいは移動する際には、書斎3の出入り
口3aより通路2を介して和室4やリビング・ダイニン
グルーム11に直接移動できる。
【0014】さらに、前述したように、和室4の出入り
口4aは全面開口されているため、和室4からリビング
・ダイニングルーム11へ直接移動できる上、和室4へ
の塵の侵入を防ぐために設けられた床の段差4bに居住
者が腰掛けて読書をすることもでき、本を持って移動す
る居住者のライフスタイルに合わせた書斎とパブリック
空間の関係が形成される。
【0015】以上、本発明の実施の形態を説明してきた
が、本発明の具体的な構成は本実施の形態に限定される
ものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更
等があっても本発明に含まれる。例えば、本実施の形態
の書斎3や和室4の広さは、パブリック空間とプライベ
ート空間を圧迫しないように比較的狭く形成した構成に
ついて説明したが、書斎3や和室4の床面積については
自由に設定できる。
【0016】また、本実施の形態の建物1は、屋根構造
を入母屋型にして書斎3に開放感を形成した構成につい
て説明したが、建物の屋根構造や階数については任意に
設定しても本実施の形態と同様の効果を奏することはい
うまでもない。
【0017】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明請求項
1記載のパブリック空間に書斎を含めた住宅にあって
は、建物の中央に通路を挟んで書斎と和室をそれぞれ配
置し、前記通路に面して書斎と和室の出入り口をそれぞ
れ対向した状態で設置し、前記通路と連通した一方側を
リビングルームやダイニングルームなどの家族が使用す
るパブリック空間で構成し、他方側を個室や寝室などの
個人が使用するプライベート空間で構成したため、書斎
で読書をしている最中に休憩あるいは移動する場合に
は、プライベート空間を介さずに和室やパブリック空間
へ移動でき、従来のように休憩のために書斎を離れる煩
わしさがなくなる。
【0018】請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載のパブリック空間に書斎を含めた住宅において、パ
ブリック空間が配置された側に、書斎と隣接し、かつ、
通路と連続して連通した状態のリビング・ダイニングル
ームを配置し、前記書斎、リビング・ダイニングルー
ム、及び和室を近接して配置したため、書斎からリビン
グ・ダイニングルームや和室へ容易に移動でき、そこで
休憩や読書をする居住者のライフスタイルに合わせた書
斎とパブリック空間の関係が形成される。
【0019】請求項3記載の発明にあっては、請求項1
または2記載のパブリック空間に書斎を含めた住宅にお
いて、和室の出入り口を敷居、鴨居、及び建具を廃して
全面開口すると共に、和室の床を通路より高く形成して
段差を設けたため、通路側から和室に塵が侵入しにくい
上、居住者が和室でごろ寝をしながら、あるいは段差に
腰掛けて読書をすることもできる。また、全面開口した
和室の出入り口は居住者の出入りを容易にするため、本
を持って移動する居住者のライフスタイルに適する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のパブリック空間に書斎を
含めた住宅の一階平面図である。
【図2】実施の形態のパブリック空間に書斎を含めた住
宅の二階平面図である。
【図3】実施の形態の図1の矢視aにおける和室の斜視
図である。
【符号の説明】
A 住宅 1 建物 1a 棟 2 通路 3 書斎 3a、4a 出入り口 4 和室 4b 段差 5 玄関 5a 吹き抜け 6 玄関ホール 7 洋室 8 クローゼット 9 寝室 10 トイレ 11 リビング・ダイニングルーム 12 キッチン 13 浴室 14 洗面所

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の中央に通路を挟んで書斎と和室を
    それぞれ配置し、 前記通路に面して書斎と和室の出入り口をそれぞれ対向
    した状態で設置し、 前記通路と連通した一方側をリビングルームやダイニン
    グルームなどの家族が使用するパブリック空間で構成
    し、 他方側を個室や寝室などの個人が使用するプライベート
    空間で構成したことを特徴とするパブリック空間に書斎
    を含めた住宅。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のパブリック空間に書斎を
    含めた住宅において、 パブリック空間が配置された側に、書斎と隣接し、か
    つ、通路と連続して連通した状態のリビング・ダイニン
    グルームを配置し、 前記書斎、リビング・ダイニングルーム、及び和室を近
    接して配置したことを特徴とするパブリック空間に書斎
    を含めた住宅。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のパブリック空間
    に書斎を含めた住宅において、 和室の出入り口を敷居、鴨居、及び建具を廃して全面開
    口すると共に、和室の床を通路より高く形成して段差を
    設けたことを特徴とするパブリック空間に書斎を含めた
    住宅。
JP2001044055A 2001-02-20 2001-02-20 パブリック空間に書斎を含めた住宅 Pending JP2002242459A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022176180A1 (ja) * 2021-02-22 2022-08-25 日本電気株式会社 商品情報生成装置、制御方法、及びコンピュータ可読媒体

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