JP2002241159A - 吹き付け用急結剤およびこれを用いた吹き付け用材料 - Google Patents

吹き付け用急結剤およびこれを用いた吹き付け用材料

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典博 高宮
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工面への付着性が良く、跳ね返りが少な
く、耐久性に優れた吹き付け材料を提供する。 【解決手段】 アルミナセメントを20〜70重量%、
石膏を7〜50重量%、炭酸塩を5〜25重量%、水酸
化カルシウムを5〜15重量%、アルミン酸塩を5〜1
5重量%配合して吹き付け用急結剤とする。この吹き付
け用急結剤をポルトランドセメントまたは混合セメント
に対して4〜15重量%混合した吹き付け材料を提供す
る。吹き付け用急結剤は、土木学会の吹き付けコンクリ
ート用急結剤品質規格の規定を満足する。また、使用す
る材料のほとんどが市販品をそのまま使用することがで
き、製造コストが安価で、製造に人手と時間を要さず急
な需要の変動にも対応可能であり、品質管理が容易であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ライニング、建物
の補修など、またはトンネル工事の一次覆工等に用いら
れる吹き付け用急結剤と吹き付け材料に関し、施工面の
地山に対する付着性が良く、跳ね返り率も少なく、か
つ、耐久性の優れた急結剤とこの急結剤を使用した吹き
付け材料に関する。
【0002】
【従来技術】吹き付け工法は、コンクリートまたはモル
タルを圧縮空気で施工面に吹き付ける工法で、型枠を省
略でき、且つ急速施工が可能である。また、作業の省力
化が可能である等の利点を有し、道路等の法面保護、ラ
イニング、トンネル工事の一次覆工などに用いられてい
る。近年トンネルの工法の一種で、掘削作業の合理化を
図るため、掘削後地山にロックボルトを打ち込み、これ
にコンクリートを吹き付け、一次覆工を受け持たせるN
ATM工法が普及している。上記吹き付け工法に用いら
れる材料としては、ポルトランドセメントに急結性の混
和材を混合した急結性のモルタルやコンクリートが用い
られている。上記急結性の混和材として、水ガラスを主
体とするもの、カルシウムアルミネートからなるもの、
カルシウムアルミネートを主体としてアルミン酸塩や炭
酸塩を含有するもの、またはアルミナセメントと炭酸ナ
トリウムを主体とし、これにアルミン酸ナトリウム、石
膏、消石灰を混合した急結剤(特開昭63−24875
8号公報)等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記水ガラスを主体と
したものは、硬化後のコンクリートの強度が向上せずに
長期安定性が不十分で、しかもアルカリ量が多くアルカ
リ公害を生じる可能性がある。また、上記カルシウムア
ルミネートからなるもの、カルシウムアルミネートを主
体としてアルミン酸塩や炭酸塩を含有するものは、とき
により急結性が損なわれたり、コンクリートの付着性力
が弱くなったりし、施工の際、吹き付けコンクリートの
跳ね返りがおおくなったり、一旦付着しても、その後剥
離するなどの課題がある。また、アルミナセメントと炭
酸ナトリウムを主体とするものは、炭酸ナトリウムを主
体としている関係上、添加量の変動に対する凝結時間の
変動及び初期強度が小さく、品質変動、吹き付け厚さ及
び跳ね返り量などの点で課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するため鋭意研究した結果、次に示す急結剤を発明
した。請求項1の発明は、アルミナセメントと、アルミ
ン酸塩と、炭酸塩と、石膏と、水酸化カルシウムとを配
合した吹き付け用急結剤において、上記アルミナセメン
トを20〜70重量%、石膏を7〜50重量%、炭酸塩
を5〜25重量%、水酸化カルシウムを5〜15重量
%、アルミン酸塩を5〜15重量%配合した吹き付け用
急結剤である。
【0005】請求項2の発明は、上記石膏とアルミナセ
メントとの合計配合量が50〜80重量%である請求項
1記載の吹き付け用急結剤である。
【0006】請求項3の発明は、上記石膏とアルミナセ
メントとの混合割合がSO/Al のモル比で
0.2〜2.0である請求項1または請求項2記載の吹
き付け用急結剤である。
【0007】請求項4の発明は、アルミナセメントを2
0〜70重量%、石膏を7〜50重量%、炭酸塩を5〜
25重量%、水酸化カルシウムを5〜15重量%、アル
ミン酸塩を5〜15重量%配合した吹き付けコンクリー
ト用急結剤をポルトランドセメントまたは混合セメント
に対し4〜15重量%混合する吹き付け用材料である。
【0008】
【発明の実施の態様】本発明の吹き付け用急結剤は、ア
ルミナセメントと石膏を主構成物とし、これに凝結促進
性を有する混和材を配合するものである。その配合比
は、アルミナセメントを20〜70重量%、石膏を8〜
50重量%、炭酸塩を5〜25重量%、水酸化カルシウ
ムを5〜15重量%、アルミン酸塩を5〜15重量%で
ある。本発明の吹き付け用急結剤は、上記のようにアル
ミナセメントと石膏を主構成物とし、これに炭酸塩、水
酸化カルシウムおよびアルミン酸塩を配合することによ
り、ポルトランドセメントと混合した場合、急結に必要
なカルシウムイオンと、アルミニウムイオンの溶出をコ
ントロールするものである。この急結剤をポルトランド
セメントまたは混合セメントに対し外割で4〜15重量
%混合した吹き付け材料である。セメント100重量部
に対して急結剤4〜15重量部を混合する。
【0009】本発明の急結剤に使用するアルミナセメン
トは、石灰石とボーキサイトとを原料として製造され、
一般に市販されているアルミナセメントである。このア
ルミナセメントの主要鉱物は、CaO・Alであ
る。その粉末度は、市販されているアルミナセメントの
粉末度で良いが、凝結時間および圧縮強度の発現性等を
考慮すれば、ブレーン比表面積で3800cm/g以
上とした方が好ましく、その上限としては経済性を考慮
して6500cm/g未満とした方が好ましい。アル
ミナセメントの配合量としては、20〜70重量%であ
る。
【0010】また、本発明の急結剤に配合する石膏は、
化学及び天然石膏の何れでも良く、二水、半水及び無水
石膏のいずれでも使用可能であるが、11型無水石膏の
使用が望ましい。その添加量は、8〜50重量%であ
る。また、その粉末度としては、ブレーン比表面積で2
500cm/g以上のものを使用することが望まし
く、その上限は、取扱性および経済性を考慮して決めれ
ばよい。
【0011】上記アルミナセメントと石膏の合計配合量
及び石膏とアルミナセメントとの混合割合は、主として
カルシウムスルホアルミネート、いわゆるエトリンガイ
トの生成量を調整するものである。アルミナセメントと
石膏の合計配合量は、50〜80重量%である。50重
量%未満では、エトリンガイトの生成量が少なく、圧縮
強度が低下し、耐久性が低下するおそれがある。また、
全体としての炭酸塩、アルミン酸塩および水酸化カルシ
ウムの添加量が増加し、凝結時間が早くなる傾向を有す
る。80重量%を越えると、炭酸塩及びアルミン酸塩類
の配合量が少なくなり、凝結時間が長くなる傾向を有す
る。従って、施工時に地山との付着性が低下し、だれ等
の問題を発生する可能性がある。
【0012】上記石膏とアルミナセメントとの配合比
は、SO/Alのモル比で0.2〜2.0であ
る。上記モル比が0.2未満であるとエトリンガイトの
生成量が少なく、従って、圧縮強度も低くなる可能性が
あり、耐久性に問題を生じる。また、上記モル比が大き
くなるに従って、凝結時間が長くなる傾向があるととも
に、初期強度の発現性が悪くなり、施工した場合に地山
に対する付着性が低下するおそれがある。材齢28日強
度は、モル比2程度でピークを迎え、これ以上では低下
する傾向を有している。それ故、上記モル比の好ましい
範囲としては、0.4〜1.5である。
【0013】本発明の急結剤に配合する水酸化カルシウ
ムは、Caイオンを溶出しエトリンガイトの生成を促進
するものであり、その配合量は、5〜15重量%であ
る。5重量%未満では、添加の効果が少なく圧縮強度が
低くなる可能性がある。15重量%を越えて添加すると
長期の材齢強度が低下するので好ましくない。
【0014】本発明の急結剤に配合するアルミン酸塩
は、凝結を促進するものである。アルミン酸塩として
は、アルミン酸ナトリウム、アルミン酸カリウム、およ
びアルミン酸リチウム等の1種または2種以上をあげる
ことが出来る。このうち、アルミン酸ナトリウムを使用
することが好ましい。アルミン酸ナトリウムは、無水物
と結晶水を有するものとがあるが、貯蔵安定性の面より
無水物が好ましく、このアルミン酸ナトリウムを最大粒
径2mm以下の粉末状として使用する。アルミン酸ナト
リウムの配合量は、5〜15重量%が好ましい。5重量
%未満では、添加の効果が発揮されず、15重量%を越
えると長期圧縮強度の発現性を阻害するおそれがある。
また、アルミン酸ナトリウムのNaO/Al
モル比は1〜2程度のものを使用することが望ましい。
【0015】本発明の急結剤に配合する炭酸塩は、セメ
ントの凝結を促進するものであり、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウムおよび重炭酸ナトリウム等の1種または2種
以上を例示することができる。このうち炭酸ナトリウム
の使用が好ましい。この炭酸塩は上記アルミン酸塩と併
用することにより凝結を促進するので、施工時の付着力
を促進する。その配合量としては、5〜25重量%であ
る。5重量%未満では、凝結促進の効果が小さくなる可
能性がある。25重量%を越えると圧縮強度が低下する
おそれがある。
【0016】本発明の上記急結剤を混合するベースコン
クリートに使用するセメントとしては、ポルトランドセ
メントまたは混合セメントを使用する。ポルトランドセ
メントとしては、普通ポルトランドセメント、早強ポル
トランドセメント、超早強性ポルトランドセメントなど
を使用することが好ましい。混合セメントは、可溶性の
シリカを(3〜15重量%程度)混合したセメントであ
る。上記可溶性シリカとしては、フライアッシュ、シリ
カフューム等を例示することができる。このうち市販の
シリカフュームを使用することが望ましい。上記急結剤
の使用量は、上記ポルトランドセメントまたは上記混合
セメント(ポルトランドセメント+可溶性シリカ)に対
し外割で4〜15重量%である。4重量%未満では、凝
結時間が長くなり、地山に対する付着力が不足し、跳ね
返り量が増え好ましくない。15重量%を越えると、長
期強度の発現性が低下したり、凝結時間が短くなりす
ぎ、管路の閉塞などをおこす可能性がある。また、急結
剤の配合量が多くなると、上記急結剤と上記ポルトラン
ドセメントまたは混合セメントを使用して混練したモル
タルまたはコンクリートとの混合が悪くなり、吹き付け
たコンクリートに品質むらが生じる。また、硬化が早す
ぎて、跳ね返り率も多くなる。上記混合セメントを吹き
付け用のベースコンクリートに使用する場合は、不活性
物質微粉末を5〜40重量%混合する。この不活性物質
粉末としては、岩石微粉末、石灰石微粉末、セラミック
ス微粉末、徐冷高炉スラグ微粉末、金属微粉末等を例示
することが出来る。このうちブレーン比表面積で250
0〜10000cm/g程度の石灰石微粉末を使用す
るのが好ましい。
【0017】本発明の吹き付け用急結剤およびこの急結
剤を使用した吹き付け材料は、乾式および湿式の何れで
も使用可能であるが、作業環境確保の面から湿式で使用
することが好ましい。湿式で使用する場合、例えば、図
1に示すように、ポルトランドセメント、細骨材、粗骨
材および水とを所定の割合で配合し、この配合物をコン
クリートミキサー1で混練してベースコンクリートを製
造する。このコンクリートをコンクリートポンプ2で輸
送管5を介してY字管6に圧送する。また、急結剤は、
急結剤供給装置3に供給する。この急結剤供給装置3に
は、圧送用の空気がコンプレッサ9より除湿用のドライ
ヤー8を経由して送り込まれている。この空気で、供給
された急結剤を供給管7を経由してY字管6に搬送して
いる。このY字管6内でコンクリートと急結剤とが合流
し、急結剤を圧送した空気によりコンクリートと急結剤
とを混合し、吹き付け用コンクリートとしてノズル4の
先端よりよう壁10に吹き付け、よう壁10にコンクリ
ート11を付着させるものである。また、この際、コン
クリート側に減水剤および流動化剤等を使用することが
できる。
【0018】
【実施例】本発明の吹き付け用急結剤およびこれを用い
た吹き付け材料について、実施例に基づき説明する。本
発明は、以下の実施例に限定されるものでない。表1に
示す市販のアルミナセメント、三菱マテリアル株式会社
製普通ポルトランドセメント、市販のII型無水石膏、
および市販の水酸化カルシウム、アルミン酸ナトリウム
(住友化学工業株式会社製、商品名:NAP−12
0)、炭酸ナトリウム(旭硝子株式会社製、商品名:粒
灰)を使用し、表2に示す配合の吹き付け用急結剤を製
造した。なお、上記市販のアルミナセメントは、所定の
粒度に粉砕分級して用いた。この急結剤を表3に示すよ
うにポルトランドセメントに配合し、「JIS R52
01」の規定に準拠して短期および長期の圧縮強度と、
「ASTM C403」に準拠し凝結時間を測定し、そ
の結果を表3に示す。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】
【表3】
【0022】上記三菱マテリアル株式会社製普通ポルト
ランドセメント100重量部にシリカヒューム(エルケ
ム(株)エジプト品、密度:2.27g/cm、比表
面積:17.7m/g(BET法))を5.9重量部
配合した混合セメントと、上記普通ポルトランドセメン
トとをベースセメントとした。このベースセメントのJ
ISモルタル試験結果は、表4に示すとおりである。こ
のポルトランドセメントおよび混合セメントに表5に示
す物性の骨材を表6に示すように配合して吹き付けコン
クリート用のベースコンクリートとした。なお、混合セ
メントには、表6に示すように、三菱マテリアル株式会
社製石灰石微粉末(密度2.72g/cm、ブレーン
比表面積:7400cm/g)を上記ポルトランドセ
メント100重量部に対して20重量部混合する。この
コンクリートに、表2に示す配合No31およびNo3
4の急結剤を、表6に示すポルトランドセメントまたは
混合セメント(ポルトランドセメント+シリカ)に対
し、表7に示す割合で混合するように、図1に示す旭硝
子株式会社の湿式吹き付け(AGRF吹き付け)装置を
使用して吹き付けコンクリートを製造し、コンクリート
よう壁に吹き付けた。図1において、200リットルの
パン型強制練りミキサー1を使用し、その回転数は60
rpmとした。コンクリートポンプ2としては、「Pu
tzmeister W−Piston pomp」を
使用した。その吐出量は4トン/時間である。急結剤供
給装置3には、空気輸送100PSコンプレッサ(吹き
付け圧は0.4MPa)を用いた。用いた吹き付けノズ
ル4の先端口径は1〜3/4インチである。この吹き付
けコンクリートの圧縮強度、または吹き付けコンクリー
トをよう壁に吹き付ける際の跳ね返り率、若しくは吹き
付けたコンクリートの3時間後の引き抜き試験を「JS
CE G−561」の規定により行った。その結果は表
7および表8に示すとおりである。なお、跳ね返り率
は、垂直の壁面1×1mの範囲に約50cmの距離から
厚さ10cmになるように吹き付けた際の、リバウンド
したコンクリート重量を吹き付けたコンクリート総重量
に対する百分率として求めた。
【0023】
【表4】
【0024】
【表5】
【0025】
【表6】
【0026】
【表7】
【0027】
【表8】
【0028】以上の結果によれば、本発明の吹き付け用
急結剤とこれを用いた吹き付け材料は、土木学会の「吹
き付けコンクリート用急結剤の品質規格」の凝結時間お
よび圧縮強度の規格値を満足することが確認できた。
【0029】
【発明の効果】本発明の吹き付け用急結剤は、土木学会
が規定する「吹き付けコンクリート用急結剤品質規格」
の規定を満足することができる優れた急結剤である。ま
た、使用する材料は、ほとんど市販品をそのまま使用す
ることができるので、製造コストが安価であり、製造に
人手と時間を要さず急な需要の変動にも対応可能である
ばかりか、品質管理が容易である。また、本発明の吹き
付け用急結剤を用いた吹き付け用材料は、吹き付けた際
の跳ね返りの量が少なく、強度の発現性も良好であるた
め、吹き付け作業の効率化に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る急結剤を使用した吹き付けコンク
リートの吹き付け装置を示すブロック図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E21D 11/10 E21D 11/10 D (72)発明者 三小田 典史 福岡県北九州市八幡西区洞南町1−1 株 式会社宇部三菱セメント研究所黒崎センタ ー内 (72)発明者 高宮 典博 福岡県北九州市八幡西区洞南町1−1 株 式会社宇部三菱セメント研究所黒崎センタ ー内 Fターム(参考) 2D055 BA06 CA01 DB03 KA08 4G012 MB00 MB06 MB24 PB03 PB05 PB08 PB11 PC06 PC11 PD03 PE04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミナセメントと、アルミン酸塩と、
    炭酸塩と、石膏と、水酸化カルシウムとを配合した吹き
    付け用急結剤において、 上記アルミナセメントを20〜70重量%、石膏を7〜
    50重量%、炭酸塩を5〜25重量%、水酸化カルシウ
    ムを5〜15重量%、アルミン酸塩を5〜15重量%配
    合した吹き付け用急結剤。
  2. 【請求項2】 上記石膏とアルミナセメントとの合計配
    合量が50〜80重量%である請求項1記載の吹き付け
    用急結剤。
  3. 【請求項3】 上記石膏とアルミナセメントとの混合割
    合がSO/Alのモル比で0.2〜2.0であ
    る請求項1または請求項2記載の吹き付け用急結剤。
  4. 【請求項4】 アルミナセメントを20〜70重量%、
    石膏を7〜50重量%、炭酸塩を5〜25重量%、水酸
    化カルシウムを5〜15重量%、アルミン酸塩を5〜1
    5重量%配合した吹き付けコンクリート用急結剤をポル
    トランドセメントまたは混合セメントに対し4〜15重
    量%混合する吹き付け用材料。
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