JP2002240994A - ホース弛み防止装置 - Google Patents

ホース弛み防止装置

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JP2002240994A
JP2002240994A JP2001035662A JP2001035662A JP2002240994A JP 2002240994 A JP2002240994 A JP 2002240994A JP 2001035662 A JP2001035662 A JP 2001035662A JP 2001035662 A JP2001035662 A JP 2001035662A JP 2002240994 A JP2002240994 A JP 2002240994A
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hose
drum
reel
guide rollers
outer peripheral
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JP2001035662A
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Yuji Yamashita
裕司 山下
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TOKYO ISUZU JIDOSHA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リールへのホースの巻回を確実に行い、ホー
スの巻き取り及び繰り出し作業をスムーズに行うことが
できるホース弛み防止装置を提供すること。 【解決手段】 ホースリール5のドラム50の外周面
に、ドラム軸51と平行に配設される支持軸30と、こ
の支持軸30に一端が揺動可能に枢着され、先端側がド
ラム50側に向かって屈曲する一対の揺動アーム6と、
揺動アーム6の先端部に枢着されるベルクランク状の揺
動リンク7と、揺動リンク7の両先端部にそれぞれ回転
自在に枢着される第1及び第2の案内ローラ81,82
と、この第1及び第2の案内ローラ81,82を、ドラ
ム50に巻回されたホースの外周面に対して押圧するシ
リンダ9を設ける。これにより、シリンダ9によって、
第1及び第2の案内ローラ81,82の少なくとも一方
が、常にホースに接触して押圧するので、ドラム50に
巻回されるホースの弛みを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ホースの弛み防
止装置に関するもので、更に詳細には、例えば下水管等
のパイプを洗浄する高圧洗浄用車の洗浄装置に装着され
るホースの弛み防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高圧洗浄車は、車体枠上に、洗浄
水収容タンクと、この洗浄水収容タンク内の洗浄水を高
圧水として圧送するポンプと、高圧水を被洗浄部に導く
ホースと、このホースを巻き取り及び繰り出し可能に巻
回するリールとを搭載した構造のものが広く使用されて
いる。
【0003】このような高圧洗浄車の洗浄装置で、下水
管等のパイプ内を洗浄するには、リールに巻回されるホ
ースを下水管等の入口から挿入して繰り出し、ホースの
先端に装着されたノズルから洗浄水である水を噴射して
下水管内を洗浄する。また、洗浄作業終了後は、下水管
内に挿入されたホースをリールに巻き取ることで、ホー
スを下水管内から抜き出すことができる。
【0004】ところが、上記のように構成される洗浄装
置において、リールに巻回されるホースを繰り出す場合
に、ホースが下水管等の入口や内部で詰まった際に、リ
ールに巻回されるホースが弛んでしまうため、その後の
ホースの繰り出し動作がスムーズに行うことができない
という問題があった。
【0005】ここで、この問題を解決する手段として、
例えば特開平10−204981号公報に開示されてい
る洗浄装置がある。この公報に記載されている洗浄装置
においては、車体に搭載されるリールの軸部に揺動可能
なフレームによって支持され、このフレームの上側部に
二対のレバーがそれぞれ付勢ばねの力に抗して、リール
の軸に対し平行に設けた軸回りに揺動可能に枢着されて
いる。また、このレバーの自由端には、1つの押圧ロー
ラが備えられた構造になっている。
【0006】このように構成することにより、リールに
巻回されるホースを押圧ローラによってリールに押し付
けることができるので、巻き取り及び繰り出し動作をす
る際、リールにホースを正しく巻回することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
10−204981号公報に記載の洗浄装置において
は、リールに巻回されるホースを1つの押圧ローラで押
圧し、リールにホースが常に接触するように形成されて
いるが、押圧ローラに対してホースから過大な反発力が
加わった場合、押圧ローラに押圧力を付勢するばね部材
が、押圧力を制御することができず、リールとホースと
の接触を完全にすることができなくなる恐れがある。そ
のため、ホースが弛み、その後のホースの巻き取り及び
繰り出し作業をスムーズに行うことができないという問
題がある。
【0008】この発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、リールへのホースの巻回を確実に行い、ホースの巻
き取り及び繰り出し作業をスムーズに行うことができる
ホース弛み防止装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、ホースを巻き取り及び繰り
出し可能に巻回するホースリールのドラムの外周側にド
ラムの軸と平行に配設される支持軸と、 上記支持軸に
一端が揺動可能に枢着され、先端側が上記ドラム側に向
かって屈曲する一対の揺動アームと、 上記揺動アーム
の先端部に枢着されるベルクランク状の揺動リンクと、
上記揺動リンクの両先端部にそれぞれ回転自在に枢着
される第1及び第2の案内ローラと、 上記第1及び第
2の案内ローラを、上記ドラムに巻回された上記ホース
の外周面に対して押圧する押圧移動手段と、を具備して
なることを特徴とする。
【0010】このように構成することにより、ドラムに
巻回されるホースの巻き取り及び繰り出し作業におい
て、揺動リンクの両先端部にそれぞれ回転自在に枢着さ
れる第1及び第2の案内ローラによって、ホースをドラ
ムの外周面に案内移動し、押圧移動手段によって、第1
又は第2の案内ローラの少なくとも一方が、常にホース
に接触して押圧するので、ドラムに巻回されるホースの
弛みを防止することができる。
【0011】また、ホースから案内ローラに対して過大
な反発力が加わった場合でも、押圧移動手段によって案
内ローラがホースを押圧しているので、ホースリールか
らホースが外れることなく確実にホースを押圧し、ドラ
ムに巻回されるホースの弛みを防止することができる。
【0012】請求項2記載の発明によれば、ホースを巻
き取り及び繰り出し可能に巻回するホースリールのドラ
ムの外周側方にドラムの軸と平行に配設される第1の支
持軸と、 上記ドラムの外周下方に上記ドラムの軸と平
行に配設される第2の支持軸と、 上記第1及び第2の
支持軸に、それぞれ一端が揺動可能に枢着され、先端側
がドラム側に向かって屈曲する一対の揺動アームと、
上記各揺動アームの先端部に枢着されるベルクランク状
の揺動リンクと、 上記各揺動リンクの両先端部にそれ
ぞれ回転自在に枢着される第1及び第2の案内ローラ
と、 上記第1及び第2の案内ローラを、上記ドラムに
巻回された上記ホースの外周面に対して押圧する押圧移
動手段と、を具備してなることを特徴とする。
【0013】このように構成することにより、ドラムに
巻回されるホースの巻き取り及び繰り出し作業におい
て、ドラムの外周側方に配設された第1の支持軸に枢着
された揺動リンクの両先端部にそれぞれ回転自在に枢着
される第1及び第2の案内ローラによって、ホースをド
ラムの外周面に押圧し、押圧移動手段によって、第1及
び第2の案内ローラの少なくとも一方が、常にホースに
接触して押圧するので、ドラムに巻回されるホースの弛
みを防止することができる。また、ドラムの外周下方に
配設された第2の支持軸に枢着された揺動リンクの両先
端部にそれぞれ回転自在に枢着される第1及び第2の案
内ローラによって、ドラムに巻回されるホースの最も弛
みが生じやすい外周下方部を押圧することで、ドラムに
巻回されるホースの弛みを、更に、確実に防止すること
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、この発明に係るホース弛
み防止装置の実施形態について、添付図面に基づいて詳
細に説明する。
【0015】◎ 第一実施形態 図1は、この発明に係るホース弛み防止装置の第一実施
形態を装着した高圧洗浄車の平面図、図2は、上記ホー
ス弛み防止装置の装着状態を示す側面図、図3は、上記
ホース弛み防止装置の装着状態を示す正面図である。
【0016】上記高圧洗浄車は、走行タイヤ(図示せ
ず)を有する車体枠1(シャシフレーム1)に、洗浄水
を収容するタンク10と、このタンク10内の洗浄水を
高圧水にするための高圧ポンプ11(以下にポンプ11
という)と、洗浄水を被洗浄部例えば下水管等のパイプ
(図示せず)内に導く高圧洗浄水用ホース4a(以下に
高圧側ホース4aという)又は超高圧洗浄水用ホース4
b(以下に超高圧側ホース4bという)を巻き取り又は
繰り出し可能に巻回する主ホースリール5a及び補助ホ
ースリール5bとを搭載してなる。
【0017】この場合、上記ポンプ11は、複数列例え
ば三列に並設された三連プランジャーポンプにて形成さ
れている。
【0018】上記主及び補助ホースリール5a,5b
は、図1に示すように、車体後方にシャシフレーム1に
対して水平方向に旋回可能に形成された旋回テーブル1
2上に、平行状態で載置される。この場合、旋回テーブ
ル12上には、ブロック状のリール架台13が突設され
ており、このリール架台13の上面部に例えばボルト1
4によって取り付けられた単体軸受15によって、主及
び補助ホースリール5a,5bのドラム50の軸51が
回転自在に支承されている(図1及び図2参照)。
【0019】上記高圧側ホース4a(以下に単にホース
4aという)を巻回する主ホースリール5a(以下にホ
ースリール5aという)には、図1、図2及び図3に示
すように、この発明に係るホース弛み防止装置2が装着
されている。
【0020】上記ホース弛み防止装置2は、ホースリー
ル5aのドラム50の外周側方にドラム50の軸51と
平行に配設される支持軸30と、支持軸30に一端すな
わち基端部62が揺動可能に枢着され、ホースリール5
aのドラム50の外周面に向かって屈曲する一対の揺動
アーム6と、この揺動アーム6の先端部61に枢着され
るベルクランク状の揺動リンク7と、この揺動リンク7
の両端部71,72にそれぞれ回転自在に枢着される第
1及び第2の案内ローラ81,82と、この第1及び第
2の案内ローラ81,82をドラム50に巻回されたホ
ース4aの外周面に対して押圧する押圧移動手段である
エアーシリンダ9(以下にシリンダ9という)とで主要
部が構成されている。
【0021】この場合、支持軸30は、リール架台13
の上側部に突設される支持片13aに、取付ボルト16
によって固定された支持軸受17によって支承されて、
ホースリール5aのドラム軸51と平行に配設されてい
るこの支持軸30に、揺動アーム6の基端部62が回転
自在に枢着されている。また、揺動アーム6の先端部6
1と、揺動リンク7の屈曲部73が、枢着軸32をもっ
て揺動可能に枢着されている。
【0022】また、揺動リンク7は、屈曲部73と一方
の端部71との間に、外方に向かって円弧状に突出する
係合片74を具備している。この係合片74には、揺動
リンク7の枢着部を中心とする円弧状のガイド孔75が
設けられており、このガイド孔75内に、揺動アーム6
の先端側に突設された係合用ピン63が摺動可能に挿入
(係合)されている。このように揺動リンク7に突設さ
れた係合片74に設けられた円弧状のガイド孔75と、
揺動アーム6に突設された係合用ピン63とを摺動可能
に係合させることによって、係合用ピン63とガイド孔
75が係合範囲内で摺動するので、揺動アーム6に対す
る揺動リンク7の揺動範囲を規制することができる。
【0023】上記両揺動リンク7の両端部71,72に
は、第1及び第2の案内ローラ81,82が、それぞれ
取付軸33によって回転可能に枢着されている。この場
合、第1及び第2の案内ローラ81,82は、図3に示
すように、それぞれ円柱状の基部83と、この基部83
の両端部84に配設される断面略台形の円錐状の頭部8
6とで構成されている。また、基部83は、中心部に取
付軸33が貫挿可能な貫通孔85が設けられている。ま
た、頭部86には、中心部に取付軸33が貫挿可能な取
付孔87が設けられると共に、取付孔87の開口部に、
取付孔87より大径の大径孔88が設けられている(図
3(b)参照)。
【0024】このように構成される第1及び第2の案内
ローラ81,82は、基部83と頭部86の間に、上記
揺動リンク7の端部71,72を介在し、基部83に設
けられた貫通孔85と、頭部86に設けられた取付孔8
7と、揺動リンク7の端部71,72とを、大径孔88
内に挿入されて取付軸33の端部に設けられたねじ孔3
4にねじ結合されるボルト36によって固定すること
で、取付軸33に回転可能に枢着される(図3(b)参
照)。
【0025】一方、上記シリンダ9は、基端部91がリ
ール架台13の側辺部13bに例えば取付ボルト18に
よって取り付けられたブラケット19に取付ピン92に
よって揺動可能に枢着されている。また、シリンダ9の
ピストンロッド93先端部は、上記支持軸30に基端部
が装着された連結リンク31の先端部に連結ピン94に
よって揺動可能に枢着されている。
【0026】このように構成されるシリンダ9は、エア
ーによってピストンロッド93が収縮して案内ローラ8
1,82を、巻回されたホース4aの外周面に対して一
定圧で押圧するように構成されている。
【0027】次に、ホース弛み防止装置の動作態様につ
いて説明する。まず、操作盤20を操作してドラム50
をホース4aの繰り出し側に回転すると、ドラム50に
巻回されたホース4aが繰り出される。このとき、シリ
ンダ9のピストンロッド93は収縮状態となっており、
案内ローラ81,82がホース4aの外周面に接触して
いる。この繰り出し動作時において、何等かの原因例え
ばホース4aが下水管等の入口又は内部で詰まったと
き、ドラム50に巻回されているホース4aが弛み、ド
ラム50の外方側に膨らむ。しかし、第1及び第2の案
内ローラ81,82に対してホース4aから過大な反発
力が加わった場合でも、シリンダ9によって第1及び第
2の案内ローラ81,82がドラム50の外周面側に向
かって押圧されており、しかも、揺動リンク7の揺動に
より第1及び第2の案内ローラ81,82のうちの少な
くとも一方が確実にホース4aを押圧することができる
ので、ホースリール5aからホース4aが外れることな
く繰り出し作業を行うことができる。つまり、ドラム5
0の外方側に膨らんだホース4aは、繰り出し側先方に
位置する第1の案内ローラ81によってドラム50の外
周側に案内移動されると共に、繰り出し側後方に位置さ
れる第2の案内ローラ82によって、再度ドラム50の
外周側に案内移動されるので、ホース4aはホースリー
ル5aから外れることがなく、確実に繰り出し作業を行
うことができる。
【0028】また、ドラム50をホース4aの巻き取り
側に回転する場合も、シリンダ9のピストンロッド93
を収縮状態にして、案内ローラ81,82をホース4a
の外周面に接触する。この状態で、ホース4aを巻き取
る際に、何等かの原因例えばホース4aの繰り出し側が
障害物に引っ掛ったとき、ドラム50に巻回されている
ホース4aが弛み、ドラム50の外方側に膨らむ。しか
し、第1及び第2の案内ローラ81,82に対してホー
ス4aから過大な反発力が加わった場合でも、シリンダ
9によって第1及び第2の案内ローラ81,82がドラ
ム50の外周面側に向かって押圧されており、しかも、
揺動リンク7の揺動により第1及び第2の案内ローラ8
1,82のうちの少なくとも一方が確実にホース4aを
押圧することができるので、ホースリール5aからホー
ス4aが外れることなく巻き取り作業を行うことができ
る。つまり、ドラム50の外方側に膨らんだホース4a
は、まず、繰り出し側先方に位置する第1の案内ローラ
81によってドラム50の外周面側に案内移動(誘導)
される。第1の案内ローラ81を通過したホース4aの
膨らみは、次いで繰り出し側後方に位置する第2の案内
ローラ82によってドラム50の外周面側に案内移動
(誘導)される。したがって、ホース4aの膨らみは第
1の案内ローラ81と第2の案内ローラ82の2箇所で
ドラム50の外周面側に案内移動(誘導)されるので、
ホース4aはホースリール5aから外れることなく、確
実に巻き取り作業を行うことができる。
【0029】したがって、ドラム50に巻回されたホー
ス4aの弛みによって生じる作業効率の低下を防ぐこと
ができる。
【0030】なお、ここでは主ホースリール5aの場合
について説明したが、上記補助ホースリール5bにおい
ても同様の構造にすることも可能である。
【0031】◎ 第二実施形態 図4は、この発明に係るホース弛み防止装置の第二実施
形態の装着状態を示す側面図、図5は、上記ホース弛み
防止装置の装着状態を示す正面図である。
【0032】第二実施形態は、上記第一実施形態におけ
るホース弛み防止装置2に加えて、ホースリール5のド
ラム50の外周下部に、第2のホース弛み防止装置2A
を装着した場合である。
【0033】第二実施形態における、第2のホース弛み
防止装置2Aは、図4及び図5に示すように、ホースリ
ール5aのドラム50の外周側方にドラム50の軸51
と平行に配設される第1の支持軸30と、ドラム50の
外周下方に上記ドラム50の軸と51平行に配設される
第2の支持軸30Aと、第1及び第2の支持軸30,3
0Aに、それぞれ一端が揺動可能に枢着され、先端側が
ドラム50側に向かって屈曲する一対の揺動アーム6,
6Aと、この各揺動アーム6,6Aの先端部に枢着され
るベルクランク状の揺動リンク7,7Aと、この各揺動
リンク7,7Aの両先端部にそれぞれ回転自在に枢着さ
れる第1及び第2の案内ローラ81,81A,82,8
2Aと、第1及び第2の案内ローラ81,81A,8
2,82Aをドラムに巻回されたホースの外周面に対し
て押圧する押圧移動手段であるエアーシリンダ9,9A
(以下にシリンダ9,9Aという)とで主要部が構成さ
れている。
【0034】この場合、第2の支持軸30Aは、ホース
リール5aの外周下方に位置するリール架台13の下側
部に、取付ボルト16Aによって固定された支持軸受1
7Aによって支承されて、ホースリール5aのドラム軸
51と平行に配設されているこの支持軸30Aに、揺動
アーム6Aの基端部62Aが回転自在に枢着されてい
る。また、揺動アーム6Aの先端部61Aと、揺動リン
ク7Aの屈曲部73Aが、枢着軸32Aをもって揺動可
能に枢着されている。
【0035】また、揺動リンク7Aは、屈曲部73Aと
一方の端部71Aとの間に、外方に向かって円弧状に突
出する係合片74Aを具備している。この係合片74A
には、揺動リンク7Aの枢着部を中心とする円弧状のガ
イド孔75Aが設けられており、このガイド孔75A内
に、揺動アーム6Aの先端側に突設された係合用ピン6
3Aが摺動可能に挿入(係合)されている。このように
揺動リンク7Aに突設された係合片74Aに設けられた
円弧状のガイド孔75Aと、揺動アーム6Aに突設され
た係合用ピン63Aとを摺動可能に係合させることによ
って、係合用ピン63Aとガイド孔75Aが係合範囲内
で摺動するので、揺動アーム6Aに対する揺動リンク7
Aの揺動範囲を規制することができる。
【0036】上記両揺動リンク7Aの両端部71A,7
2Aには、第1及び第2の案内ローラ81A,82A
が、それぞれ取付軸33Aによって回転可能に枢着され
ている。この場合、第1及び第2の案内ローラ81A,
82Aは、図5に示すように、ホースリール5aの外周
下方に位置し、上記第一実施形態における第1及び第2
のローラ81,82と同一形状に形成されている。
【0037】一方、上記シリンダ9Aは、基端部91A
がリール架台13の側面部13cに例えば取付ボルト1
8Aによって取り付けられたブラケット19Aに取付ピ
ン92Aによって揺動可能に枢着されている。また、シ
リンダ9Aのピストンロッド93A先端部は、上記支持
軸30Aに基端部が装着された連結リンク31Aの先端
部に連結ピン94Aによって揺動可能に枢着されている
(図4及び図5参照)。
【0038】このように構成されるシリンダ9Aは、エ
アーによってピストンロッド93Aが収縮して案内ロー
ラ81A,82Aを、巻回されたホース4aの外周面に
対して一定圧で押圧するように構成されている。
【0039】なお、第二実施形態において、その他の部
分は第一実施形態と同じであるので、同一部分には同一
符号を付して、説明は省略する。
【0040】次に、第二実施形態におけるホース弛み防
止装置の動作態様について説明する。まず、操作盤20
を操作してドラム50をホース4aの繰り出し側に回転
すると、ドラム50に巻回されたホース4aが繰り出さ
れる。このときシリンダ9,9Aのピストンロッド9
3,93Aは収縮状態となっており、案内ローラ81,
82がホースリール5aの外周側方で、案内ローラ81
A,82Aがホースリール5aの外周下方で、ホース4
aの外周面に接触している。この繰り出し動作時におい
て、何等かの原因例えばホース4aが下水管等の入口又
は内部で詰まったとき、ドラム50に巻回されているホ
ース4aが弛み、ドラム50の外方側に膨らむ。しか
し、第1及び第2の案内ローラ81,82に対してホー
ス4aから過大な反発力が加わった場合でも、シリンダ
9によって第1及び第2の案内ローラ81,82がドラ
ム50の外周面側に向かって押圧されており、しかも、
揺動リンク7の揺動により第1及び第2の案内ローラ8
1,82のうちの少なくとも一方が確実にホース4aを
押圧することができる。
【0041】また、万一、ホースリール5aの外周側方
に配設される案内ローラ81,82によって、ホース4
aの弛みを修正することができなかったり、繰り出し動
作時にホースリール5aの外周下方にホース4aの弛み
が生じた場合、ホースリール5aの外周下方に配設され
る案内ローラ81A,82Aにより確実にホース4aを
押圧することができるので、ホースリール5aからホー
ス4aが外れることなく繰り出し作業を行うことができ
る。つまり、ドラム50の外方側に膨らんだホース4a
は、ホースリール5aの外周側方に装着される第1のホ
ース弛み防止装置2の繰り出し側先方に位置する第1の
案内ローラ81によってドラム50の外周側に案内移動
されると共に、繰り出し側後方に位置される第2の案内
ローラ82によって、再度ドラム50の外周側に案内移
動される。また、第2の案内ローラ82を通過するなど
して、ホースリール5aの外周下方にホース4aの膨ら
みが生じた場合、第2のホース弛み防止装置2Aの繰り
出し側先方に位置する第1の案内ローラ81Aによっ
て、ドラム50の外周側に案内移動されると共に、繰り
出し側後方に位置される第2の案内ローラ82Aによっ
て、再度ドラム50の外周側に案内移動されるので、ホ
ース4aはホースリール5aから外れることがなく、確
実に繰り出し作業を行うことができる。
【0042】また、ドラム50をホース4aの巻き取り
側に回転する場合も、シリンダ9,9Aのピストンロッ
ド93,93Aを収縮状態にして、案内ローラ81,8
2をホースリール5aの外周側方で、案内ローラ81
A,82Aをホースリール5aの外周下方でホース4a
の外周面に接触する。この状態で、ホース4aを巻き取
る際に、何等かの原因例えばホース4aの繰り出し側が
障害物に引っ掛ったとき、ドラム50に巻回されている
ホース4aが弛み、ドラム50の外方側に膨らむ。しか
し、第1及び第2の案内ローラ81,82に対してホー
ス4aから過大な反発力が加わった場合でも、シリンダ
9によって第1及び第2の案内ローラ81,82がドラ
ム50の外周面側に向かって押圧されており、しかも、
揺動リンク7の揺動により第1及び第2の案内ローラ8
1,82のうちの少なくとも一方が確実にホース4を押
圧することができる。
【0043】また、万一、ホースリール5aの外周側方
に配設される案内ローラ81,82によって、ホース4
aの弛みを修正することができなかったり、巻き取り動
作時にホースリール5aの外周下方にホース4aの弛み
が生じた場合、ホースリール5aの外周下方に配設され
る案内ローラ81A,82Aにより確実にホース4aを
押圧することができるので、ホースリール5からホース
4aが外れることなく巻き取り作業を行うことができ
る。つまり、ドラム50の外方側に膨らんだホース4a
は、まず、第1のホース弛み防止装置2の巻き取り側後
方に位置する第1の案内ローラ81によってドラム50
の外周面側に案内移動(誘導)される。第1の案内ロー
ラ81を通過したホース4aの膨らみは、次いで巻き取
り側先方に位置する第2の案内ローラ82によってドラ
ム50の外周面側に案内移動(誘導)される。更に、こ
の第2の案内ローラ82を通過したホース4aの膨らみ
は、第2のホース弛み防止装置2Aの巻き取り側後方に
位置する第1の案内ローラ81Aによってドラム50の
外周面側に案内移動(誘導)され、第1の案内ローラ8
1Aを通過したホース4aの膨らみは、次いで巻き取り
側先方に位置する第2の案内ローラ82Aによってドラ
ム50の外周面側に案内移動(誘導)される。したがっ
て、ホース4aの膨らみは第1のホース弛み防止装置2
の第1の案内ローラ81と第2の案内ローラ82と、第
2のホース弛み防止装置2Aの第1の案内ローラ81A
と第2の案内ローラ82Aの4箇所でドラム50の外周
面側に案内移動(誘導)されるので、ホース4aはホー
スリール5から外れることなく、確実に巻き取り作業を
行うことができる。
【0044】したがって、ドラム50に巻回されたホー
ス4aの弛みによって生じる作業効率の低下を防ぐこと
ができる。
【0045】なお、ここでは主ホースリール5aの場合
について説明したが、上記補助ホースリール5bにおい
ても同様の構造にすることも可能である。
【0046】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明のホー
ス弛み防止装置は、上記のように構成されているので、
以下のような優れた効果が得られる。
【0047】1)請求項1記載の発明によれば、ドラム
に巻回されるホースの巻き取り及び繰り出し作業におい
て、揺動リンクの両先端部にそれぞれ回転自在に枢着さ
れる第1及び第2の案内ローラによって、ホースをドラ
ムの外周面側に案内移動し、押圧移動手段の弾性力の付
勢によって、第1及び第2の案内ローラの少なくとも一
方が、常にホースに接触して押圧するので、ドラムに巻
回されるホースの弛みを防止することができる。
【0048】また、ホースが下水管等の入口又は内部で
詰まった際、ホースが弛み、第1及び第2の案内ローラ
に対してホースから過大な反発力が加わった場合でも、
移動手段によって案内ローラがホースを押圧しているの
で、確実にホースを押圧し、ホースリールからホースが
外れることなく繰り出し作業を行うことができ、ホース
の弛みによって生じる作業効率の低下を防ぐことができ
る。
【0049】2)請求項2記載の発明によれば、ドラム
に巻回されるホースの巻き取り及び繰り出し作業におい
て、ドラムの外周側方に配設された第1の支持軸に枢着
された揺動リンクの両先端部にそれぞれ回転自在に枢着
される第1及び第2の案内ローラによって、ホースをド
ラムの外周面に押圧し、押圧移動手段によって、第1及
び第2の案内ローラの少なくとも一方が、常にホースに
接触して押圧するので、ドラムに巻回されるホースの弛
みを防止することができる。
【0050】また、ドラムの外周下方に配設された第2
の支持軸に枢着された揺動リンクの両先端部にそれぞれ
回転自在に枢着される第1及び第2の案内ローラによっ
て、ドラムに巻回されるホースの最も弛みが生じやすい
外周下方部を押圧することで、ドラムに巻回されるホー
スの弛みを、更に、確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るホース弛み防止装置の第一実施
形態を装着した高圧洗浄車を示す平面図である。
【図2】上記ホース弛み防止装置の装着状態を示す側面
図である。
【図3】上記ホース弛み防止装置の装着状態を示す正面
図(a)、及び(a)のA部の要部拡大図(b)であ
る。
【図4】この発明に係るホース弛み防止装置の第二実施
形態の装着状態を示す側面図である。
【図5】図4のI−I線に沿う断面図である。
【符号の説明】
2,2A ホース弛み防止装置 4a 高圧洗浄用ホース(高圧側ホース) 4b 超高圧洗浄用ホース(超高圧側ホース) 5a 主ホースリール 5b 補助ホースリール 6,6A 揺動アーム 7,7A 揺動リンク 9,9A シリンダ(押圧移動手段) 30,30A 支持軸 50 ドラム 51 ドラム軸 81,81A 第1の案内ローラ 82,82A 第2の案内ローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホースを巻き取り及び繰り出し可能に巻
    回するホースリールのドラムの外周側にドラムの軸と平
    行に配設される支持軸と、 上記支持軸に一端が揺動可能に枢着され、先端側が上記
    ドラム側に向かって屈曲する一対の揺動アームと、 上記揺動アームの先端部に枢着されるベルクランク状の
    揺動リンクと、 上記揺動リンクの両先端部にそれぞれ回転自在に枢着さ
    れる第1及び第2の案内ローラと、 上記第1及び第2の案内ローラを、上記ドラムに巻回さ
    れた上記ホースの外周面に対して押圧する押圧移動手段
    と、を具備してなることを特徴とするホース弛み防止装
    置。
  2. 【請求項2】 ホースを巻き取り及び繰り出し可能に巻
    回するホースリールのドラムの外周側方にドラムの軸と
    平行に配設される第1の支持軸と、 上記ドラムの外周下方に上記ドラムの軸と平行に配設さ
    れる第2の支持軸と、 上記第1及び第2の支持軸に、それぞれ一端が揺動可能
    に枢着され、先端側がドラム側に向かって屈曲する一対
    の揺動アームと、 上記各揺動アームの先端部に枢着されるベルクランク状
    の揺動リンクと、 上記各揺動リンクの両先端部にそれぞれ回転自在に枢着
    される第1及び第2の案内ローラと、 上記第1及び第2の案内ローラを、上記ドラムに巻回さ
    れた上記ホースの外周面に対して押圧する押圧移動手段
    と、を具備してなることを特徴とするホース弛み防止装
    置。
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