JP2000177539A - 車両用ワイパ装置 - Google Patents

車両用ワイパ装置

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JP2000177539A
JP2000177539A JP10358292A JP35829298A JP2000177539A JP 2000177539 A JP2000177539 A JP 2000177539A JP 10358292 A JP10358292 A JP 10358292A JP 35829298 A JP35829298 A JP 35829298A JP 2000177539 A JP2000177539 A JP 2000177539A
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JP
Japan
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lever
wiper
arm
sub
hose
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JP10358292A
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English (en)
Inventor
Munehisa Nakayama
宗久 中山
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Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 4接リンク式ワイパアーム又はワイパブレー
ドに設けられたウォッシャノズル用の配管ホースが、4
節リンク機構部分等から不要に外部に露出することがな
く、見栄えが良好となり、合わせてこの配管ホースが不
要に挟み込まれたり折れ曲がったりすることがない車両
用ワイパ装置を得る。 【解決手段】 ワイパ装置10は、アームヘッド24に
メインレバー14及びサブレバー16が連結された4接
リンク式とされている。アームピース32に設けられた
ウォッシャノズル42用の配管ホース44は、リテーナ
28に沿った後にリンクカバー40のクランプ部46に
固定され、さらにサブレバー16に沿って配管されてい
る。これにより、配管ホース44が4節リンク機構部分
等から不要に外部に露出することがなく、見栄えが良好
となる。また、この配管ホース44がサブレバー16等
に不要に挟み込まれたり折れ曲がったりすることがな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のウインドシ
ールドガラス等を払拭する車両用ワイパ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のウインドシールドガラス等を払
拭する車両用ワイパ装置は、ワイパアームとこのワイパ
アームに保持されたワイパブレードとによって構成され
ている。
【0003】ワイパアームは、アームヘッドの一端部が
ピボット軸に固定されており、アームヘッドの他端部に
はリテーナが所定角度回動可能に支軸を介して連結され
ている。これらアームヘッドとリテーナとの間にはスプ
リングが取り付けられており、常にリテーナをウインド
シールドガラス等の払拭面の方向へ付勢している。リテ
ーナの先端部には、アームピースが固着されている。ア
ームピースの先端部は略U字状に屈曲されて保持部とな
っており、ワイパブレードを連結保持している。一方、
ワイパブレードは、払拭面に接触して払拭するブレード
ラバーと、このブレードラバーを保持する複数の保持レ
バーとによって構成されている。
【0004】この車両用ワイパ装置の作動時には、ワイ
パアーム及びワイパブレードが往復回動することによ
り、ブレードラバーがウインドシールドガラス面に密着
しながら移動して雨滴を払拭する。
【0005】ところで、このような車両用ワイパ装置に
おいて、ウインドシールドガラス面の全域において出来
るだけ拭き残しの領域が生じないように(払拭範囲が拡
大するように)、伸縮式ワイパアームを備えた広範囲払
拭型のものが提案されており、さらに、この広範囲払拭
型のワイパ装置のうち、特に4節リンク式ワイパアーム
と称されるワイパアームを備えたワイパ装置が知られて
いる(一例として、特開昭61−181745号公
報)。
【0006】この種の4節リンク式とされるワイパアー
ムを備えた車両用ワイパ装置では、一対のメインレバー
(駆動リンク)及びサブレバー(従動リンク)を備えて
いる。メインレバーはピボット軸に連結固定されてお
り、また、サブレバーは、ピボット軸から所定距離離間
した位置に設けられた支軸に回動可能に支持されてい
る。さらに、これらのメインレバー及びサブレバーは、
互いに並列状態で配置されると共に、それぞれの先端部
にアームヘッドが回転可能に連結された構成となってい
る。
【0007】ピボット軸と共にメインレバーが回動する
と、サブレバーが連結されたアームヘッドがピボット軸
から相対的に接離しながら回動し、結果的にワイパアー
ムの全長が伸縮する。これにより、所定の払拭位置では
ワイパアームの全長が見掛け上伸長して、その払拭範囲
が拡大する。したがって、例えば、縦寸法が比較的長く
設定されたウインドシールドガラス面を払拭する場合
に、一般的なワイパアームを備えたワイパ装置(ピボッ
ト軸に直接アームヘッドが固定され、ワイパアーム及び
ワイパブレードが単にこのピボット軸を中心に往復円弧
回転するもの)に比べると、ウインドシールドガラス面
の全域において拭き残しの領域が生じ難くなる。
【0008】また一方、従来より、特にガラス面が大き
く車両のウォッシャノズルから噴出される洗浄液の着水
ポイントまでの距離が遠い場合、噴出される洗浄液がワ
イパブレードで払拭される目的ポイントにより確実に着
水させるため、ワイパアーム若しくはワイパブレードに
ウォッシャノズルを設けて噴出するようにしたものが知
られている(例えば、実開平5−16521号公報)。
【0009】ここで、前記公報に示されたワイパ装置に
おいては、ワイパアームがピボット軸に固定されこのピ
ボット軸を中心に単純な円弧運動をする構成であるの
で、ウォッシャノズルへウォッシャタンクの洗浄液を配
送する配管ホースをピボット軸付近の車両ボディから取
り出して単純にワイパアームに這わせて配管すること
で、ワイパアームの内側にこの配管ホースを隠して見栄
え良く取り回すことができた。
【0010】これに対し、前述の如き4節リンク式とさ
れるワイパアームを備えた車両用ワイパ装置(マルチリ
ンクワイパ)のワイパアーム若しくはワイパブレード
に、上記ウォッシャノズルを採用した場合には、種々の
問題が生じる。すなわち、前記4節リンク式とされるワ
イパアームを備えた車両用ワイパ装置では、ワイパアー
ムが4節リンクにより複雑な動きをしつつ回動運動する
ので、ウォッシャノズルまでの配管ホースをワイパアー
ムに単純に這わせて固定しただけでは、ワイパ装置の動
作毎にこの配管ホースの屈曲や伸び縮みが繰り返されて
しまう。このため、この配管ホースに、車両ボディのホ
ース取出し口からワイパアームクランプまで余裕をもっ
た長さのホース弛みを設けておく必要があり、配管ホー
スが4節リンク機構部分等から外部に露出して見栄えが
悪化することになる。
【0011】また、このように余裕をもった長さのホー
ス弛みを設けた配管ホースを安易に配管すると、4節リ
ンク機構部分で配管ホースが挟み込まれたり、折れ曲が
ったりし、このため洗浄液をウォッシャノズルへ配送で
きなくなったり、配管ホースが損傷し液漏れを起こす恐
れもある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、メインレバーとサブレバー及びこれらが連結され
たアームヘッドによって4節リンク式とされるワイパア
ームもしくはワイパブレードに設けられたウォッシャノ
ズルに洗浄液を配送するための配管ホースが、4節リン
ク機構部分等から不要に外部に露出することがなく、見
栄えが良好となり、合わせて、この配管ホースが4節リ
ンク機構部分に挟み込まれたり不要に折れ曲がったりす
ることがない車両用ワイパ装置を得ることが目的であ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の車
両用ワイパ装置は、車体に設けられた回動軸に連結され
前記回動軸と共に回動するメインレバーと、前記回動軸
から所定距離離間して車体に設けられた支軸に回動可能
に軸支されたサブレバーと、前記メインレバーの先端部
及び前記サブレバーの先端部がそれぞれ回転可能に連結
されるアームヘッドと、を有して4節リンクが形成さ
れ、前記アームヘッドに連結され先端にワイパブレード
が連結されるワイパアームと、前記ワイパアームまたは
ワイパブレードに設けられ、洗浄液を払拭面へ噴出する
ウォッシャノズルと、前記ウォッシャノズルに接続され
洗浄液を配送する配管ホースと、を備えた車両用ワイパ
装置において、前記アームヘッドに取り付けられて前記
メインレバー及びサブレバーの直上へ向けて延出し、前
記メインレバー及びサブレバーを被覆するリンクカバー
を備え、前記配管ホースの一部が前記リンクカバーの裏
面側に設けられた保持部材にて保持されて前記ワイパア
ームに沿って取り回される、ことを特徴としている。
【0014】請求項1記載の車両用ワイパ装置では、メ
インレバーは回動軸に連結固定されており、また、サブ
レバーは回動軸から所定距離離間して設けられた支軸に
回動可能に支持されている。さらに、これらのメインレ
バー及びサブレバーは、互いに並列状態で配置されると
共に、それぞれの先端部にアームヘッドが回転可能に連
結された構成となっている。
【0015】回動軸と共にメインレバーが回動すると、
サブレバーが連結されたアームヘッドが回動軸から相対
的に接離しながら回動し、結果的にワイパアームの全長
が伸縮する。これにより、所定の払拭位置ではワイパア
ームの全長が見掛け上伸長して、その払拭範囲が拡大す
る。したがって、一般的なワイパアームを備えたワイパ
装置に比べると、ウインドシールドガラス面の全域にお
いて拭き残しの領域が生じ難くなる。
【0016】ここで、請求項1記載の車両用ワイパ装置
では、4節リンク式とされ複雑な動作をするワイパアー
ムもしくはそれに連結されたワイパブレードにウォッシ
ャノズルが設けられており、また、アームヘッドにはメ
インレバー及びサブレバーを被覆するリンクカバーが取
り付けられている。さらに、ウォッシャノズルに洗浄液
を配送するための配管ホースは、その一部がリンクカバ
ーの裏面側に設けられた保持部材にて保持されてワイパ
アームに沿って取り回されている。
【0017】すなわち、請求項1記載の車両用ワイパ装
置では、アームヘッドに取り付けられたリンクカバーの
裏面に配管ホースを保持させてワイパアームに沿わせる
ように取り回しており、配管ホースに余裕の(充分な)
ホース弛みを設けても、これがリンクカバーによってメ
インレバー及びサブレバー等と共に被覆される。
【0018】したがって、ウォッシャノズルまでの配管
ホースに4節リンク式の複雑な複合動作を考慮したホー
ス弛みを設けても、この配管ホースが4節リンク機構部
分等から不要に外部に露出することがなく、見栄えが良
好となる。
【0019】このように、請求項1記載の車両用ワイパ
装置では、メインレバーとサブレバー及びこれらが連結
されたアームヘッドによって4節リンク式とされるワイ
パアームもしくはワイパブレードに設けられたウォッシ
ャノズルに洗浄液を配送するための配管ホースが、4節
リンク機構部分等から不要に外部に露出することがな
く、見栄えが良好となる。
【0020】請求項2に係る発明の車両用ワイパ装置
は、請求項1記載の車両用ワイパ装置において、前記リ
ンクカバーは、その裏面側周縁に周壁が形成されてお
り、前記配管ホースは、前記4節リンクにて囲まれた領
域以外に対応する車体から取り出され、かつ前記周壁の
内側面に沿って取り回されて前記ウォッシャノズルに達
している、ことを特徴としている。
【0021】請求項2記載の車両用ワイパ装置では、配
管ホースは、4節リンクにて囲まれた領域以外に対応す
る車体から取り出され、しかもリンクカバーの周壁の内
側面に沿って取り回されてウォッシャノズルに達してい
る。すなわち、配管ホースは、4節リンクにて囲まれた
領域内を取り回さないので、メインレバー、サブレバー
及びアームヘッドから成る4節リンクによる配管ホース
の挟み込みを防止することができる。
【0022】したがって、洗浄液をウォッシャノズルへ
確実に配送することができ、また配管ホースが損傷した
り液漏れを起こすこともない。
【0023】請求項3に係る発明の車両用ワイパ装置
は、請求項1または請求項2記載の車両用ワイパ装置に
おいて、前記リンクカバーは樹脂材料にて一体に形成さ
れたC字状の開口を有するクランプ部を有し、前記配管
ホースは前記リンクカバーのクランプ部に係止固定され
たことを特徴としている。
【0024】請求項3記載の車両用ワイパ装置では、メ
インレバー及びサブレバーを被覆するリンクカバーと一
体にクランプ部を有するので、特別な部品を用いること
なく配管ホースを保持して取り回すことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】図1には本発明の第1の実施の形
態に係る車両用ワイパ装置10の全体構成が平面図にて
示されており、図2にはこのワイパ装置10の裏面図が
示されている。また、図3にはこのワイパ装置10が車
両に適用された状態が車両正面図にて示されている。
【0026】ワイパ装置10は、後述する4節リンクを
含むワイパアーム12とこのワイパアーム12に保持さ
れたワイパブレード36とによって構成されている。
【0027】ワイパアーム12は、メインレバー14及
びサブレバー16を備えている。メインレバー14は、
その一端部が、車体に設けられた回動軸としてのピボッ
ト軸18に固定されており、常にピボット軸18と共に
回動する。また、サブレバー16は、ピボット軸18か
ら所定距離離間した位置に設けられた支軸20に回動可
能に支持され、このピボット軸18と支軸20との間の
車体またはフレームが不動リンクを形成している。さら
に、これらのメインレバー14及びサブレバー16は、
互いに並列状態で配置されると共に、メインレバー14
の先端部には、連結軸22によってアームヘッド24が
回転可能に連結されており、また、サブレバー16の先
端部には、連結軸26によってアームヘッド24が回転
可能に連結された構成となっている。
【0028】アームヘッド24の他端部には、ワイパア
ーム12を構成するリテーナ28がウインドシールドガ
ラスGに接近及び離間する方向に所定角度回動可能に支
軸30を介して連結されている。さらに、リテーナ28
とアームヘッド24との間には、スプリング29(図2
参照)が掛け渡されており、常にリテーナ28をウイン
ドシールドガラスGの払拭面の方向へ付勢している。ま
た、リテーナ28の先端部には、リテーナ28と共にワ
イパアーム12を構成するアームピース32が固着され
ている。アームピース32の先端部は略U字状に屈曲さ
れて保持部34となっており、ワイパブレード36を図
示しないクリップ部材を介して連結保持している。
【0029】以上の如く、ワイパ装置10は、4節リン
ク式とされたワイパアーム12を備えており、ピボット
軸18と共にメインレバー14が回動すると、メインレ
バー14の回動動作に従動してアームヘッド24の動作
を規制するサブレバー16によって、アームヘッド24
がピボット軸18から相対的に接離しながら回動し、結
果的にワイパアーム12の全長が伸縮する(アームヘッ
ド24の支持位置が変位してその全長が見掛け上伸縮す
る)構成である。
【0030】また、アームヘッド24には、リンクカバ
ー40が取り付けられている。このリンクカバー40
は、樹脂製で、アームヘッド24に対し上方から被せら
れて取り付けられており、前述したメインレバー14及
びサブレバー16の直上へ向けて延出された配置状態
(メインレバー14及びサブレバー16に対し車体外側
に位置した状態)となっている。これにより、リンクカ
バー40は、メインレバー14及びサブレバー16等か
ら成るリンク機構部分を被覆しており、さらに、メイン
レバー14及びサブレバー16の移動範囲のうち車体の
エンジンフードF(図3参照)によって被覆されない非
被覆範囲を少なくとも被覆するように、その寸法や形状
が設定されている。したがって、アームヘッド24にリ
ンクカバー40が取り付けられた状態では、メインレバ
ー14及びサブレバー16等から成るリンク機構部分は
外部には露出しないように構成されている。
【0031】また、リンクカバー40には、その裏面側
のアームヘッド24先端部近傍に対応する箇所にクラン
プ部46が形成されている。このクランプ部46は、樹
脂製とされたリンクカバー40と一体に形成されてC字
状の開口を有しており、後述する配管ホース44の係止
固定用となっている。
【0032】またさらに、上記構成のワイパアーム12
には、ウォッシャノズル42が設けられている。ウォッ
シャノズル42はアームピース32に取り付けられてお
り、さらに、図2に詳細に示す如く、ウォッシャノズル
42には配管ホース44の一端が連結されている。この
配管ホース44は、スプリング29の内空に沿って配設
された後に、アームヘッド24先端部近傍位置において
前述したリンクカバー40のクランプ部46によって固
定されると共に、さらに、サブレバー16に沿って配設
され、クランプ48及びクランプ50によってこのサブ
レバー16に固定された構成となっている。
【0033】さらに、配管ホース44の他端は、サブレ
バー16を支持する支軸20の近傍に設けられた車両ボ
ディのホース取出し口52から車体内へ引き込まれ、図
示を省略したウォッシャタンクにウォッシャポンプを介
して接続されている。これにより、この配管ホース44
を介してウォッシャノズル42に洗浄液を配送すること
ができる。
【0034】次に本第1の実施の形態の作用を説明す
る。
【0035】上記構成のワイパアーム12が用いられた
車両用ワイパ装置10では、ピボット軸18の回動に伴
ってワイパアーム12及びワイパブレード36が往復回
動することにより、ウインドシールドガラス面の雨滴等
を払拭する。
【0036】この場合、ピボット軸18と共にメインレ
バー14が回動すると、サブレバー16が連結されたア
ームヘッド24がピボット軸18から相対的に接離しな
がら回動し、結果的にワイパアーム12の全長が伸縮す
る(アームヘッド24の支持位置が変位してその全長が
見掛け上伸縮する)。これにより、所定の払拭位置では
ワイパアーム12の全長が見掛け上伸長して、その払拭
範囲が拡大する。したがって、一般的なワイパアームを
備えたワイパ装置に比べると、ウインドシールドガラス
面の全域において拭き残しの領域が生じ難くなる。
【0037】また、このワイパ装置10では、ワイパア
ーム12にウォッシャノズル42が設けられている。こ
のため、ワイパブレード36の払拭範囲が大きくても、
ウォッシャノズル42から噴出される洗浄液を、ワイパ
ブレード36で払拭される目的ポイントに確実に着水さ
せることができる。
【0038】またここで、このワイパ装置10では、ワ
イパアーム12(アームピース32)に設けられたウォ
ッシャノズル42に洗浄液を配送するための配管ホース
44は、その一部がリンクカバー40の裏面側に設けら
れたクランプ部46にて保持されてワイパアーム12に
沿って取り回されている。すなわち、ワイパ装置10で
は、アームヘッド24に取り付けられたリンクカバー4
0の裏面に配管ホース44を保持させてワイパアーム1
2に沿わせるように取り回しており、配管ホース44に
余裕の(充分な)ホース弛みを設けても、これがリンク
カバー40によってメインレバー14及びサブレバー1
6等と共に被覆される。
【0039】したがって、ウォッシャノズル42までの
配管ホース44に4節リンク式の複雑な複合動作を考慮
したホース弛みを設けても、この配管ホース44が4節
リンク機構部分等から不要に外部に露出することがな
く、見栄えが良好となる。
【0040】また、配管ホース44を保持するクランプ
部46は、メインレバー14及びサブレバー16を被覆
するリンクカバー40と一体に形成されているため、特
別な部品を用いることなく配管ホース44を保持して取
り回すことができる。
【0041】このように、本第1の実施の形態に係る車
両用ワイパ装置10では、メインレバー14とサブレバ
ー16及びこれらが連結されたアームヘッド24によっ
て4節リンク式とされるワイパアーム12に設けられた
ウォッシャノズル42に洗浄液を配送するための配管ホ
ース44が、4節リンク機構部分等から不要に外部に露
出することがなく、見栄えが良好となる。
【0042】次に、本発明の他の実施の形態を説明す
る。なお、前記第1の実施の形態と基本的に同一の部品
には、前記第1の実施の形態と同一の符号を付与してそ
の説明を省略する。
【0043】図4には、第2の実施の形態に係る車両用
ワイパ装置60の全体構成が平面図にて示されている。
【0044】ワイパ装置60では、前記第1の実施の形
態においてサブレバー16に設けられたクランプ48及
びクランプ50に代えて、リンクカバー40の裏面側に
クランプ部62が形成されている。このクランプ部62
も、クランプ部46と同様に、樹脂製とされたリンクカ
バー40と一体に形成されてC字状の開口を有してお
り、後述する配管ホース64の係止固定用となってい
る。
【0045】一方、ウォッシャノズル42に洗浄液を配
送するための配管ホース64は、スプリング29の内空
に沿って配設された後に、アームヘッド24先端部近傍
位置においてリンクカバー40のクランプ部46によっ
て固定されると共に、さらに、前述したリンクカバー4
0のクランプ部62によってリンクカバー40に固定さ
れた構成となっている。
【0046】さらに、配管ホース64の他端は、メイン
レバー14を支持するピボット軸18の近傍に設けられ
た車両ボディのホース取出し口66から車体内へ引き込
まれ、図示を省略したウォッシャタンクにウォッシャポ
ンプを介して接続されている。
【0047】上記構成のワイパ装置60では、ワイパア
ーム12(アームピース32)に設けられたウォッシャ
ノズル42に洗浄液を配送するための配管ホース64
は、その一部がリンクカバー40の裏面側に設けられた
クランプ部46及びクランプ部62にて保持されてワイ
パアーム12に沿って取り回されている。すなわち、ワ
イパ装置10では、アームヘッド24に取り付けられた
リンクカバー40の裏面に配管ホース64を保持させて
ワイパアーム12に沿わせるように取り回しており、配
管ホース64に余裕の(充分な)ホース弛みを設けて
も、これがリンクカバー40によってメインレバー14
及びサブレバー16等と共に被覆される。
【0048】したがって、ウォッシャノズル42までの
配管ホース64が4節リンク機構部分等から不要に外部
に露出することがなく、見栄えが良好となる。
【0049】また、配管ホース64を保持するクランプ
部46及びクランプ部62は、メインレバー14及びサ
ブレバー16を被覆するリンクカバー40と一体に形成
されているため、特別な部品を用いることなく配管ホー
ス64を保持して取り回すことができる。
【0050】このように、本第2の実施の形態に係る車
両用ワイパ装置10では、メインレバー14とサブレバ
ー16及びこれらが連結されたアームヘッド24によっ
て4節リンク式とされるワイパアーム12に設けられた
ウォッシャノズル42に洗浄液を配送するための配管ホ
ース64が、4節リンク機構部分等から不要に外部に露
出することがなく、見栄えが良好となる。
【0051】図5には、第3の実施の形態に係る車両用
ワイパ装置70の全体構成が平面図にて示されている。
【0052】ワイパ装置70では、リンクカバー40の
裏面側のアームヘッド24に対応した周壁41の近傍
に、クランプ部72が形成されている。このクランプ部
72は、前述したクランプ部46やクランプ部62と同
様に、樹脂製とされたリンクカバー40と一体に形成さ
れてC字状の開口を有しており、後述する配管ホース7
4の係止固定用となっている。
【0053】一方、ウォッシャノズル42に洗浄液を配
送するための配管ホース74は、スプリング29の内空
に沿って配設された後に、リンクカバー40の周壁41
の内側面に沿って取り回されて、前述したリンクカバー
40のクランプ部72によって係止固定されると共に、
さらに、メインレバー14の側方を迂回するように配設
されている。さらに、配管ホース74の他端は、メイン
レバー14を支持するピボット軸18の近傍に設けられ
た車両ボディのホース取出し口76から車体内へ引き込
まれ、図示を省略したウォッシャタンクにウォッシャポ
ンプを介して接続されている。
【0054】すなわち、配管ホース74は、メインレバ
ー14とサブレバー16及びこれらが連結されたアーム
ヘッド24からなる4節リンクにて囲まれた領域以外に
対応する車体から取り出され、かつリンクカバー40の
周壁41の内側面に沿って取り回されてウォッシャノズ
ル42に達している、上記構成のワイパ装置70では、
ワイパアーム12(アームピース32)に設けられたウ
ォッシャノズル42に洗浄液を配送するための配管ホー
ス74は、4節リンクにて囲まれた領域以外に対応する
車体から取り出され、しかもリンクカバー40の周壁4
1の内側面に沿って取り回されクランプ部72によって
係止固定されてウォッシャノズル42に達している。す
なわち、配管ホース74は、4節リンクにて囲まれた領
域内を取り回さないので、メインレバー14、サブレバ
ー16及びアームヘッド24から成る4節リンクが、配
管ホース74を挟み込むことがない。
【0055】したがって、洗浄液をウォッシャノズル4
2へ確実に配送することができ、また配管ホース74が
損傷したり液漏れを起こすこともない。
【0056】また、ワイパ装置70では、前述の如く配
管ホース74がリンクカバー40によってメインレバー
14及びサブレバー16等と共に被覆されるため、この
配管ホース74が4節リンク機構部分等から不要に外部
に露出することがなく、見栄えも良好となる。
【0057】さらに、この配管ホース74を係止固定す
るクランプ部72は、リンクカバー40と一体に形成さ
れているため、特別な部品を用いることなく配管ホース
74を保持して取り回すことができる。
【0058】このように、本第3の実施の形態に係る車
両用ワイパ装置70では、メインレバー14とサブレバ
ー16及びこれらが連結されたアームヘッド24によっ
て4節リンク式とされるワイパアーム12に設けられた
ウォッシャノズル42に洗浄液を配送するための配管ホ
ース74が、4節リンク機構部分、特にリンクカバー4
0から不要に外部に露出することがなく見栄えが良好と
なるのみならず、この配管ホース74がリンクカバー4
0の裏面側に固定されて取り回されているので、4節リ
ンク機構部分に挟み込まれたり不要に折れ曲がったりす
ることがない。
【0059】なお、前述した各実施の形態においては、
アームピース32にウォッシャノズル42が取り付けら
れた構成について説明したが、本発明はこれに限らず、
ワイパアーム12を構成する他の部材(例えば、リテー
ナ28)やワイパブレード36にウォッシャノズル42
を設けた構成のワイパ装置であっても適用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る車両用ワイパ
装置の全体構成を示す平面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る車両用ワイパ
装置の全体構成を示す裏面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る車両用ワイパ装置が
車両に適用された状態を示す正面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る車両用ワイパ
装置の全体構成を示す平面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る車両用ワイパ
装置の全体構成を示す平面図である。
【符号の説明】
10 ワイパ装置 12 ワイパアーム 14 メインレバー 16 サブレバー 18 ピボット軸(回動軸) 20 支軸 24 アームヘッド 28 リテーナ 32 アームピース 36 ワイパブレード 40 リンクカバー 42 ウォッシャノズル 44 配管ホース 46 クランプ部(保持部材) 48 クランプ 50 クランプ 52 ホース取出し口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に設けられた回動軸に連結され前記
    回動軸と共に回動するメインレバーと、前記回動軸から
    所定距離離間して車体に設けられた支軸に回動可能に軸
    支されたサブレバーと、前記メインレバーの先端部及び
    前記サブレバーの先端部がそれぞれ回転可能に連結され
    るアームヘッドと、を有して4節リンクが形成され、前
    記アームヘッドに連結され先端にワイパブレードが連結
    されるワイパアームと、 前記ワイパアームまたはワイパブレードに設けられ、洗
    浄液を払拭面へ噴出するウォッシャノズルと、 前記ウォッシャノズルに接続され洗浄液を配送する配管
    ホースと、 を備えた車両用ワイパ装置において、 前記アームヘッドに取り付けられて前記メインレバー及
    びサブレバーの直上へ向けて延出し、前記メインレバー
    及びサブレバーを被覆するリンクカバーを備え、 前記配管ホースの一部が前記リンクカバーの裏面側に設
    けられた保持部材にて保持されて前記ワイパアームに沿
    って取り回される、 ことを特徴とする車両用ワイパ装置。
  2. 【請求項2】 前記リンクカバーは、その裏面側周縁に
    周壁が形成されており、 前記配管ホースは、前記4節リンクにて囲まれた領域以
    外に対応する車体から取り出され、かつ前記周壁の内側
    面に沿って取り回されて前記ウォッシャノズルに達して
    いる、 ことを特徴とする請求項1記載の車両用ワイパ装置。
  3. 【請求項3】 前記リンクカバーは樹脂材料にて一体に
    形成されたC字状の開口を有するクランプ部を有し、前
    記配管ホースは前記リンクカバーのクランプ部に係止固
    定されたことを特徴とする請求項1または請求項2記載
    の車両用ワイパ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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