JP2002240258A - 一方向の廃インク除去システム - Google Patents
一方向の廃インク除去システムInfo
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Abstract
滴検出器から、廃インクの残留物を経済的かつ効果的に
取り除く。 【解決手段】 フレーム50と、誘電性静電検出部66
を支持し前記フレーム50によって摺動可能に支持され
ているベース62と、ベース62を動作位置と収容位置
との間で動かすアクチュエータ52とを含む廃インク除
去システム。また、前記フレーム50によって軸支的に
支持され、ベース62が収容位置にあるときに選択的に
誘電性静電検出部66と接触してそこからインクの残留
物を除去するアブソーバー76も含む。さらに、フレー
ム50によって軸支的に支持され、ベース62が収容位
置から動作位置に動くときに誘電性静電検出部66から
インクの残留物をこすり落とすスクレーパー78を含
む。
Description
ェットプリンタやインクジェットプロッタ等のプリント
機構に関する。より詳細には、本発明は、プリント機構
におけるインク滴検出器の検出部分からインクの残留物
およびくずを取り除く一方向の廃インク除去システムに
関する。
の媒体上に画像を形成することができるインクジェット
プリントヘッドを含むことが多い。インクジェットプリ
ントヘッドは、所与の媒体がプリント領域を通って前送
りされる間に、カラーインクの滴を、複数のオリフィス
を通してその媒体上に噴出する。プリント領域は、プリ
ントヘッドのオリフィスと媒体の動きに対して垂直で、
端から端へのプリントヘッドの走査および往復運動によ
り定義される。プリントヘッドのオリフィスすなわちノ
ズルからインクを吐出する従来の方法は、当業者に周知
の圧電技術および熱技術を含む。例えば、ともに本願の
出願人であるヒューレット・パッカード社に譲渡されて
いる米国特許番号第5,278,584号および第4,
683,481号には、2つの従来の熱インク噴出機構
が示されている。
板と基板層との間に、インクチャネルと気化チャンバと
を含むバリアー層が配置されている。この基板層は、典
型的には、抵抗器のような発熱素子の配列を含み、この
ような発熱素子は、個々にアドレス可能で、通電されて
気化チャンバ内のインクを加熱する。加熱すると、通電
した抵抗器に関連するノズルから、インク滴が噴出す
る。インクジェットプリントヘッドのノズルは、典型的
には、プリント媒体がプリント領域を通って動くときの
媒体の動きと略平行なひとつまたは複数の直線状の配列
になるように整列している。直線状のノズルを配列する
長さによって、媒体上方でプリント領域を通ってプリン
トヘッドが動くときにすべてのノズルを同時にかつ連続
して発射すると仮定すると、プリントヘッドが媒体を横
切る1行程でプリントされる、画像形成した線の最大高
さすなわち「スウォース」(swath)高さが規定さ
れる。
トプリントヘッドの下で前送りされ、プリントヘッドが
媒体の幅に沿って進み制御装置が決定するとおりその各
ノズルを発射して、個々のスウォースすなわち行程上に
所望の画像を形成する間、静止状態に保持される。発射
するインク滴の配置が不明確にならないようにするため
に、プリント媒体は通常、往復運動するインクジェット
プリントヘッドの行程と行程との間で前進する。所与の
スウォースについてプリント可能なデータ全体が、プリ
ントヘッドの1行程でプリントされ、プリントヘッドの
行程と行程との間で最大スウォース高さに等しい距離だ
け媒体が前進するようにすると、プリント機構は最大効
率を達成する。
利用し、最大スウォース高さよりも小さい距離だけ媒体
を前進して、所与のスウォースについてのデータのうち
の一部のみをプリントし、所望のプリント画像において
第1の行程で意図的に残した空白を、同じまたは異なる
一部のノズルで埋めるようになっていることが望ましい
ことが多い。このように、利用できるノズルのうちの部
分集合(subsets)を利用して、プリント可能なデータ
を多数の行程に分けるプロセスを、当業者は「シングリ
ング」、「マスキング」、または「プリントマスク」の
使用と呼ぶ。プリントマスクを用いるとプリントシステ
ムのスループットは低下するが、画像品質と速度との兼
ね合いが必要な場合に相殺する利点を提供することがで
きる。例えば、プリントマスクを用いると、同一カラー
の大面積を多数の行程で徐々に埋めることができ、イン
クが部分的に分かれて乾燥することができ、この大面積
がインク浸しになってその結果プリント媒体にひだや
「しわ」が生じることがないようになる。1行程のスウ
ォースであれば、このようなひだやしわが生じてしま
う。
て、一以上のインクジェットプリントヘッドを有してい
てもよい。例えば、典型的なインクジェットプリントシ
ステムは、ブラックのインクのみを有する単一のプリン
トヘッドを有してもよい。または、システムは、それぞ
れがブラック、シアン、マゼンタ、およびイエローのイ
ンクを有する4つのプリントヘッドを有していてもよ
い。または、システムは、それぞれがシアン、マゼン
タ、およびイエローのインクを有する3つのプリントヘ
ッドを有していてもよい。もちろん、インクジェットプ
リントシステムにおける考えられるプリントヘッドには
さらに多くの組み合わせおよび数があり、インク/プリ
ントヘッドシステムが7つおよび8つのものを含む。
と、および少量の互いに別々のプロセスインクのカラー
とが、自然に起こる人間の目の視覚反応によって統合さ
れて、識別できるカラーが何百万もある大きな色空間の
効果と、ほとんど連続的なトーンの効果とをもたらすよ
うな方法で、それぞれのプロセスカラーのインクがプリ
ント媒体上に噴出される。実際、このような画像形成技
術を当業者が適切に行えば、3つから8つのカラーのイ
ンクだけを用いて、様々なプリント媒体上にほとんど写
真品質に近い画像を得ることができる。
含む多くの要因に依存している。すなわち、インク滴の
大きさが一定でありかつ小さいこと、プリントヘッドの
ノズルからプリント媒体までのインク滴の飛翔経路が一
定であること、および、インクジェットプリントヘッド
のノズルの信頼性が非常に高く詰まらないこと等であ
る。
は、インクジェットプリントヘッドを整備する整備ステ
ーションを含むものが多い。このような整備ステーショ
ンは、ワイパー、インク−溶剤アプリケーター、プライ
マー、およびキャップを含んでもよい。キャップは、休
止期間中にノズルが完全に乾いてしまわないようにして
おくのに役立つ。さらに、インクジェットプリント機構
は、ノズルの詰まりを防止するためにインクをそれぞれ
のノズルから廃インクつぼ内に発射するように設計され
た整備アルゴリズムを含むことが多い。
典型的なインクジェットプリント機構内で作用してイン
クジェットノズルを詰まらせる可能性がある要因は多
く、インクジェットノズルの故障が発生してしまう可能
性がある。例えば、ノズル上に紙埃がたまり、結局はノ
ズルを詰まらせるかもしれない。インクの噴霧または部
分的に詰まったノズルからのインクの残留物が、整備ス
テーションのプリントヘッドのワイパーによって、詰ま
っていないノズル内に広がって、詰まらせてしまうかも
しれない。プリントヘッド内部のインクからの沈殿物が
蓄積することによってもまた、インクチャネルおよびノ
ズルが塞がってしまうかもしれない。さらに、関連する
ノズルが詰まっていなくても、熱インクジェットプリン
トヘッドの発熱素子が通電せず、それによってそのノズ
ルが駄目になってしまうかもしれない。
と、その結果、画像のバンディング(均一なカラーの領
域になるはずのところにできる、目に見える互いに異な
る色合いやカラーの縞模様)や空白等の、不都合で容易
に目立ちやすいプリント品質の欠陥が生じてしまう。実
際、インクジェットプリントシステムはノズルの詰まり
に非常に敏感であり、何百個のノズルのうちのただ1つ
のノズルが詰まっても、プリント出力の際に目立ち不都
合であることが多い。
に、特定のノズルが機能していないということがわかる
方法があれば、そのインクジェットシステムが、詰まっ
ているノズルをプリントマスクから取り除いて、その後
の重なり合う行程で未使用のノズルまたは使用したノズ
ルと交換することによって、その抜けているノズルを埋
め合わせることが可能である。インクジェットプリント
ヘッドのノズルが発射しているかどうかを検出するため
に、プリント機構は多数の異なるインク滴検出器システ
ムを備えていてもよい。
接触すると測定可能な信号を発生する圧電ターゲット表
面を利用するタイプのものがある。しかし不都合なこと
に、このタイプの技術は高価であり、写真画像品質のイ
ンクジェットプリントシステムにおいて用いる非常に小
さなインク滴は検出できないことが多い。
光線をインク滴が通り過ぎると測定可能な信号を形成す
る光学センサを利用するタイプのものもある。不都合な
ことに、この方法では直線的な許容差が非常に厳しく、
そのような許容差を設定し維持するのは困難でかつ費用
がかかる。さらに、光学的インク滴検出システムは、プ
リント機構内部でのインクジェットプリントヘッドの発
射の結果生じるインクの噴霧の影響を受けやすい。時間
が経つとこの噴霧が光学センサを覆ってしまい、光学セ
ンサの信号の品質を低下させ、ついには光学センサが機
能しなくなってしまう。
願の出願人であるヒューレット・パッカード社に譲渡さ
れている米国特許番号第6,086,190号において
説明されているもの等の、低コストインク滴検出システ
ムを用いるというものである。この滴検出システムは、
インクジェットプリントヘッドから噴出された一連のイ
ンク滴の噴出が衝突すると電気的刺激が与えられる静電
検出部を利用する。この静電検出部を十分大きく作っ
て、プリントヘッドの位置決めが決定的に重要にはなら
ないようにしてもよく、この検出部は他のタイプの滴検
出センサが使えなくなるような量のインクまたは噴霧が
検出部表面上にあっても、機能することができる。
検出部にはいくつか制限がある。第1に、連続するイン
ク滴が互いの上で乾いていくと、乾いたインクが石筍状
になり、これがプリントヘッドに向かって成長する可能
性がある。読み取りをより正確にするためには、静電検
出部がプリントヘッドに非常に接近していることが好ま
しいので、このような石筍状のインクは、ついにはプリ
ントヘッドを妨害し永久的に損なって、プリント品質に
悪影響を与えてしまう可能性がある。第2に、インクの
残留物は、乾いても導電性を有しており、成長して広が
ると、滴検出器のエレクトロニクスをショートさせてし
まう可能性がある。したがって、この乾いた残留物は、
センサの適切に滴の存在を判断する能力を損なってしま
う。
ェットプリント機構内の静電インク滴検出器から、廃イ
ンクの残留物を効果的に取り除く方法および機構を有す
ることが望ましい。
ば、プリント機構内のインク滴検出センサからインクの
残留物を取り除く廃インク除去システムが提供される。
廃インク除去システムは、フレームと、誘電性静電検出
部を支持し前記フレームによって摺動可能に支持されて
いるベースと、ベースを動作位置と収容位置との間で動
かすアクチュエータとを含む。廃インク除去システムは
また、前記フレームによって軸支的に支持され、ベース
が収容位置にあるときに選択的に誘電性静電検出部と接
触してそこからインクの残留物を除去するアブソーバー
も含む。この廃インク除去システムはさらに、フレーム
によって軸支的に支持され、ベースが収容位置から動作
位置に動くときに誘電性静電検出部からインクの残留物
をこすり落とすスクレーパーを含む。
に上述の廃インク除去システムを設けてもよい。
機構内のインク滴検出センサからインクの残留物を取り
除く方法が提供される。方法は、センサを収容位置から
動作位置に移行させる段階と、その後インクをセンサ上
に堆積しその上にインクの残留物を蓄積する段階とを含
む。方法はその後、センサを収容位置まで引っ込ませる
段階と、その後センサからインクの残留物を吸収する段
階とを含む。最後に方法は、センサを収容位置から動作
位置に戻す段階を含む。
器の検出部からインクの残留物を取り除いて、インクが
センサ上にたまってプリントヘッドに接触しそれによっ
てプリントヘッドを損なうことがないようにすると同時
に、センサ表面を確実にきれいにして正確な滴検出の読
み取りを行うことができるようにし、これを用いて信頼
性が高く経済的なインクジェットプリントユニットを消
費者に提供することができる一方向の廃インク除去シス
テムを提供することである。
した、ここではインクジェットプリンタ20として示す
プリント機構の実施形態を示す。これを用いて、産業、
オフィス、家庭、その他環境における、紙、透明シー
ト、コーティングを施した媒体、厚紙、写真品質の紙、
および封筒等の様々な媒体上にプリントを行うことがで
きる。様々なインクジェットプリント機構が市販されて
いる。例えば、本明細書において説明する概念を実施す
ることができるプリント機構には、少数の例を挙げれ
ば、デスクトッププリンタ、ポータブルプリントユニッ
ト、ワイドフォーマットプリンタ、ハイブリッド電子写
真インクジェットプリンタ、複写機、カメラ、ビデオプ
リンタ、およびファクシミリが含まれる。便宜上、本明
細書において導入する各概念は、インクジェットプリン
タ20の環境で説明する。
ってもよいということは明白であるが、典型的なインク
ジェットプリンタ20はシャシ22を含み、シャシ22
は、典型的にはプラスチック材料でできたフレームすな
わちケーシングの格納装置24で取り囲まれている。イ
ンクジェットプリンタ20はまた、プリンタ制御装置2
6を有している。プリンタ制御装置は、コンピュータや
携帯情報端末(PDA)等のホスト装置(図示せず)か
ら命令を受け取る。ホスト装置に結合したスクリーンを
用いて、プリンタの状態やホスト装置上で実行している
特定のプログラム等の視覚情報を、オペレータに表示し
てもよい。コンピュータやPDA等、プリンタのホスト
装置、キーボード、マウス装置、ペン型入力装置等の入
力装置、および液晶表示スクリーンやモニタ等の出力装
置は、すべて当業者に周知である。
示せず)を用いて、プリント媒体のシート(図示せず)
を媒体入力トレイ28からプリント領域30を通って出
力トレイ31へと前進させてもよい。シャシ22には案
内ロッド32が搭載されて、走査軸34を規定してお
り、案内ロッド32はインクジェットの運搬台36がプ
リント領域30を横切って左右に往復して動くよう、摺
動可能に支持している。従来の運搬台駆動モータ(図示
せず)を用いて、制御装置26から受け取る制御信号に
応答して運搬台36を進ませてもよい。制御装置26に
運搬台位置フィードバック情報を提供するのに、従来の
エンコーダの細長片(図示せず)を、プリント領域30
の長さに沿って整備領域38を越えて延ばしてもよい。
例えば、これもまた本願の出願人であるヒューレット・
パッカード社に譲渡されている米国特許番号第5,27
6,970号において説明されているように、従来の光
学式エンコーダ読み取り装置をプリントヘッドの運搬台
36の裏面上に搭載して、エンコーダの細長片が提供す
る位置情報を読み取ってもよい。エンコーダの細長片の
読み取り装置によって位置フィードバック情報を提供す
る方法はまた、当業者に既知の様々な方法で行ってもよ
い。
は、ブラックインクカートリッジ40やカラーインクジ
ェットカートリッジ42等のインクジェットカートリッ
ジから、インクを受け取る。カートリッジ40、42は
また、当業者に「ペン」と呼ばれることも多い。本明細
書においては、ブラックインクペン40を、顔料をベー
スにしたインクを含むものとして示す。説明のために、
カラーペン42を、シアン、マゼンタ、およびイエロー
のカラーである3つの別個の染料をベースにしたインク
を含むものとして説明する。もっとも、実施の態様によ
っては、カラーペン42はまた、顔料をベースにしたイ
ンクも含んでもよい、ということは明白である。ペン4
0、42には、パラフィンをベースにしたインク、染料
と顔料の両方の特性を有するハイブリッドまたは複合イ
ンク等、他のタイプのインクもまた用いてもよいという
ことは明白である。図示のインクジェットプリンタ20
は、交換式プリントヘッドカートリッジを用い、それぞ
れのペンは、プリントヘッドがプリント領域30の上方
を往復するときに供給インク全体を保持する容器を有す
る。本明細書においては、「ペン」または「カートリッ
ジ」という用語はまた、「オフアクシス」のインク送出
システムのこともいう。オフアクシスのインク送出シス
テムは、それぞれのインク(ブラック、シアン、マゼン
タ、イエロー、その他システム内のインク数によって決
まるカラー)についてのインク供給領域に配置した固定
された容器(図示せず)を有する。オフアクシスのシス
テムにおいては、プリントヘッドの移動経路から「オフ
アクシス」(プリントヘッドの移動経路から外れて)に
配置された固定した容器から、従来のフレキシブル管シ
ステムを通じて運ぶインクによってペンを補充して、小
さいインク供給容器のみが、運搬台36によってプリン
ト領域を横切って進むようにしてもよい。他のインク送
出または流体送出システムはまた、永久的または半永久
的なプリントヘッドにカチッとはまるインク容器を有す
る「スナッパー」カートリッジ等の、本明細書において
説明するシステムを用いることができる。
44を有し、カラーペン42は、シアン、マゼンタ、お
よびイエローのインクを噴出する三色のプリントヘッド
46を有する。プリントヘッド44、46は、インクを
選択的に噴出して、媒体シートがプリント領域30内に
あるときに、その上に画像を形成する。プリントヘッド
44、46はそれぞれ、当業者に周知の方法で複数のノ
ズルを形成したオリフィス板を有する。それぞれのプリ
ントヘッド44、46のノズルは、オリフィス板に沿っ
て、典型的には少なくとも1つの、しかし典型的には2
つの直線状の配列となるように形成されている。したが
って、本明細書においては、「直線状」という用語は、
「ほぼ直線状」または略直線状と解釈してもよく、例え
ば、ジグザグ配置等、互いからわずかにずれたノズル配
置を含んでもよい。直線状の配列はそれぞれ、典型的に
は、走査軸34に垂直な長さ方向に整列しており、それ
ぞれの配列の長さによってプリントヘッドの1行程の最
大画像スウォースが決まる。プリントヘッド44、46
は、熱インクジェットプリントヘッドであるが、圧電プ
リントヘッド等、他のタイプのプリントヘッドを用いて
もよい。熱プリントヘッド44、46は、典型的には、
ノズルに関連する複数の抵抗器を含む。選択した抵抗器
に通電すると、気泡が形成され、それによってプリント
媒体がノズルの下のプリント領域30内にあるときに、
インク滴がノズルからそのプリント媒体上に噴出され
る。プリントヘッドの抵抗器は、制御装置26からプリ
ントヘッドの運搬台36に伝えられる発射命令制御信号
に応答して選択的に通電される。
で、運搬台36は案内ロッド32に沿って整備領域38
へと動く。整備領域38において、整備ステーション4
8はプライミング、スクレーピング、およびキャッピン
グ等、当業者に既知の様々な整備機能を果たしてもよ
い。キャッピングは、休止期間中の保管用で、インクが
乾いてインクジェットプリントヘッドのノズルが詰まっ
てしまわないようにする。
す。シャシ22にはフレーム50が搭載されて、アクチ
ュエータ52を収容している。アクチュエータ52は、
モータ(図示せず)で駆動して、フレーム50内で正お
よび負のY軸方向に動いてもよい。アクチュエータ52
は、当業者に既知の方法にしたがって制御装置26に応
答して整備ステーションのモータにより動力を供給され
るラックピニオンギアによって駆動してもよい。これも
また本願の出願人であるヒューレット・パッカード社に
譲渡されている米国特許番号第5,980,018号に
おいては、インクジェットクリーニング整備ステーショ
ンにおけるこのようなラックピニオン装置の例を見出す
ことができる。最終結果として、アクチュエータ52
を、整備位置に向かって正のY軸方向に、およびキャッ
プを取った位置に向かって負のY軸方向に動かすことが
できる。アクチュエータ52は、ここではキャッピング
位置である整備位置にあるときに、ブラックのプリント
ヘッドキャップ54および三色のプリントヘッドキャッ
プ56を支持して、それぞれプリントヘッド44、46
をシールする。
ク滴検出器システム58も示す。明らかに、インク滴検
出器システム58は、例えばフレーム50の右側、整備
ステーション48の内側、またはプリンタの整備ステー
ション48と反対側の端を含む、プリントヘッドの走査
軸34に沿った他の位置に搭載してもよい。しかし、図
示のインク滴検出器システム58の位置が好ましい位置
であり、これを用いて、製造および動作の好ましい原理
を説明する。もっとも、他の実施においては、他の位置
がより好適かもしれない。
回路基板装置(以下「PCA」と記載する)60をベー
ス62が支持している。ベース62は、案内アーム64
およびフレーム50によって摺動可能に支持されてお
り、それによってベース62が正および負のY軸方向に
自由に動くことができる。PCA60の上面には、本願
の出願人であるヒューレット・パッカード社に譲渡され
ている米国特許番号第6,086,190号に説明され
ている装置および方法にしたがって、そこに向かってイ
ンク滴を発射し検出することができる導電性静電検出部
(以下「ターゲット」と記載する)66がある。PCA
60は、ターゲット66から受け取る滴検出信号のフィ
ルタリングおよび増幅を行う様々なエレクトロニクス
(図示せず)を含む。フレックスケーブル68および導
線70が、インク滴検出器システム58を滴検出信号処
理を行う制御装置26に連結する。インク滴検出器シス
テム58はまた、関連する一方向の廃インク除去システ
ム71も含む。
クレーパー軸支ポスト74には、スクレーパーアーム7
2が回動可能に取り付けられている。スクレーパーアー
ムは、アブソーバー76等の吸収部材およびスクレーパ
ー78等のスクレーパー部材を支持する。アブソーバー
76は、好ましくは、繊維性の媒体で構成されており、
インク滴検出器システム58の要求される寿命に合わせ
た大きさであってもよい。フレーム50とスクレーパー
アーム72との間にはばね部材80が接続されて、スク
レーパーアーム72を、ベース62に向かって負のZ軸
方向に付勢する。
が図3に示すキャップを取った位置から図6に示すキャ
ッピング位置に動くときに、アクチュエータ52の平行
移動によってベース62に与えられる。図3ないし図7
は、アクチュエータ52の、ベース62と隣接している
側から外向きに突出する、前部アクチュエータアーム8
2および後部アクチュエータアーム84を示す。ベース
62と一体のベースささえ86が、アクチュエータ52
に向かって内向きに突出している。後部アクチュエータ
アーム84は、アクチュエータ52が図3のキャップを
取った位置から図6のキャッピング位置に動くときに、
ベースささえ86とかみ合うような大きさおよび位置で
ある。したがって、後部アクチュエータアーム84がベ
ースささえ86とかみ合うときには、ベース62は正の
Y軸方向に動かすことができる。ベース62が正のY軸
方向への動きを終えると、ベース62は収容位置にある
ということになる。
軸方向に動かすことができる。アクチュエータ52のこ
の動きが開始されると、前部アクチュエータアーム82
がベースささえ86に接触するまで、ベース62は静止
状態のままである。いったんこの接触が起きると、ベー
ス62はアクチュエータ52とともに負のY軸方向に動
く。ベース62が負のY軸方向への動きを終えると、ベ
ース62は動作位置にあることになり、感知の準備がで
きている。
のようにアクチュエータ52を平行移動することによる
ものであるが、例えば、制御装置26に応答して動作す
るソレノイドまたはモータ等、他の構造的に等価なもの
を代わりに用いて、ベース62のアクチュエータの役目
を果たすようにしてもよいということが明白なはずであ
る。
置にある間、ベース62は動作位置にある。ベース62
が動作位置にある間、プリントヘッド44、46のうち
のひとつまたはそれよりも多くがターゲット66の真上
に配置されるまで、インクジェットの運搬台36が案内
ロッド32に沿って動くことができるように、ターゲッ
ト66が配置される。説明のために、図3においては三
色のプリントヘッド46をターゲット66の真上に配置
して示すが、プリントヘッド44、46のうちのどちら
かを一度に1つ、または、ターゲット66の大きさ、そ
れぞれのプリントヘッドの大きさ、およびプリントヘッ
ド同士の間の間隔が許すのであれば、同時に様々に組み
合わせて、ターゲット66の真上に配置してもよい、と
いうことは明白である。
6との間の好ましい間隔は、約2ミリメートル程度であ
る。もっとも、異なる実施においては、他の間隔がより
望ましいかもしれない。いったんプリントヘッド46が
ターゲット66と適切に整列すると、制御装置26によ
ってインク滴88がプリントヘッド46からターゲット
66上に発射される。インク滴88は、ターゲット66
に接触すると電気的滴検出信号を発生し、この信号をP
CA60のエレクトロニクスが捕捉する。次にこの滴検
出信号を制御装置26が分析して、プリントヘッド46
の様々なノズルがインクを適切に吐出しているかどう
か、すなわち詰まっているかを判定する。これもまた本
願の出願人であるヒューレット・パッカード社に譲渡さ
れている米国特許番号第6,086,190号には、静
電ターゲットインク滴検出器からの信号を分析する好ま
しい方法が示されている。詰まったノズルは、フレーム
に設けたインクつぼ部89内にインクを吐出することに
よってパージしてもよい。吐出ルーチンの次に、インク
滴検出器システム(センサ)がさらなる滴検出を行っ
て、ノズルが永久的に詰まっているのか、それとも別の
原因で損なわれているのかを判定してもよい。それぞれ
のノズルが適切に機能しているかどうかに関する制御装
置26による判定をベースにして、制御装置26は、プ
リントマスクを調整して、いかなる作動不良のノズルも
機能しているノズルを代わりに用いて、永久的に詰まっ
てしまったノズルのあるプリントヘッドを依然として用
いながらも一定の高品質なプリント出力を提供してもよ
い。
信頼性が確実に高くなるようにするためには、測定また
は一連の測定を行った後にターゲット66からインクの
残留物を除去して、乾燥したインクが過剰に堆積してタ
ーゲット66の表面上に蓄積してしまわないようにする
ことが望ましい。乾燥したインクが堆積したものは導電
性を有したままであり、経時的にたまって広がるままに
しておくと、PCA上のエレクトロニクスでショートす
るものがあり、それによってインク滴検出器システム5
8の測定能力を低下させてしまう可能性がある。さら
に、乾燥したインクが堆積したものが経時的に蓄積して
石筍状になり、それが結局成長してプリントヘッド4
4、46を妨害し、もしかしたらノズルが石筍状のイン
クに当たって損なわれてしまうかもしれない。このプロ
セスは、「石筍衝突」として知られている。
に、アクチュエータ52がベース62を収容位置に動か
すときに、取り付けたスクレーパー78およびアブソー
バー76を含むスクレーパーアーム72を上げる機構が
提供される。ベース62は、スクレーパーアーム72に
最も近いその前端から上向きに突出するリフター90を
有する。スクレーパーアーム72からは、カムフォロア
支持物92が下向きに突出している。カムフォロア支持
物92は、好ましくはアブソーバー76とスクレーパー
軸支ポスト74との間にあるスクレーパーアーム72上
に配置されているが、機械的利点を高めるに、アブソー
バー76に最も近いところに配置されている。ベース6
2が収容位置に向かって動くと、ベース62と一体のリ
フター90のカム93が、カムフォロア支持物92と干
渉するようになる。その結果、図4に示すようにスクレ
ーパーアーム72が上がり、図5に示すようにターゲッ
ト66がその下を自由に通ることができるようになる。
94もまた一体的に形成されている。カム壁94は、ベ
ース62から上向きに正のZ軸方向に突出しており、ベ
ース62のフレーム50に対向する側に配置されてい
る。また、カム壁94は厚さがフレーム50とアブソー
バー76との間に収まるような大きさになっている。カ
ム壁94のアブソーバー76に対向する側では、カム壁
94からカム96が突出している。このカム96がアブ
ソーバー76と干渉することはない。カム壁94は、し
たがってカム96も、ベース62と同時に動く。
方向に動き続けるにつれて、リフター90とカムフォロ
ア支持物92との間の上述の干渉によって作り出される
スクレーパーアーム72の上がっていく動きによって、
図4に示すスクレーパーアーム72上のカムフォロア9
8が、カム96の上を通過する。ばね部材80がスクレ
ーパーアーム72を負のZ軸方向にバイアスしているの
で、カム壁94が正のY軸方向に動くにつれて、カムフ
ォロア98は、カム96のカム上面100に沿って支え
られて動く。カムフォロア98がカム上面100に沿っ
て動くとき、図5に示すように、ターゲット66は、上
がったスクレーパー78およびアブソーバー76の下に
配置されている。
ォロア98がカム上面100を通り抜け、重力とばね部
材80とがかける力を受けて、スクレーパー78が反時
計回りに回転し、図6に示すようにPCA60と接触す
る。スクレーパー78がPCA60と接触した状態で、
ベース62が収容位置にある間、アブソーバー76は重
なった状態でターゲット66と接触している。これによ
って、アブソーバー76は、ターゲット66上に堆積し
たインクを吸収することができる。
ンが好ましく調整されて、キャッピング直前にインク滴
検出測定を行う。その直後の、アクチュエータ52をキ
ャッピング位置に、したがってベース62を収容位置に
動かすプロセスによって、インクがまだ濡れている間に
アブソーバー76がターゲット66からインクの残留物
を吸い込むことができる。廃インクは毛管作用によって
吸収され、それによって、石筍状のまたは乾燥したイン
クがターゲット66上で固まってしまう可能性を最小に
する。
ップ54、56でシールされている間、ターゲット66
はアブソーバー76と接触したままであり、それによっ
てターゲット66上に存在するいかなる濡れたインク
も、アブソーバー76内に引き込まれる時間があるよう
にしている。実際、図示のアブソーバー76の試作品テ
ストは、ターゲット66との接触によってアブソーバー
76上に堆積したインクが、毛管作用を受けてアブソー
バー76の全体にわたって流れる、ということを示して
いる。したがって、アブソーバー76は、様々な量のイ
ンク、好ましくは少なくともインクジェットプリンタ2
0の予想寿命にわたってもつのに十分なインクを保持す
るような大きさに設計してもよい。
をターゲット66から除去しようとしても、乾燥したイ
ンクくずがやはりターゲット66上で形成されるかもし
れない。このアブソーバー76が吸収することができな
い乾燥したインクくずを除去するために、アクチュエー
タ52のキャップを取った位置に動かすときに、スクレ
ーパー78を用いる。キャップを取る間、図7に示すよ
うに、アクチュエータ52は負のY軸方向に動く。前部
アクチュエータアーム82がベースささえ86に接触
し、それによって次に、ベース62が負のY軸方向に動
く。それによって、図7に示すように、ベース62が動
作位置に向かって動くときに、スクレーパー78がター
ゲット66をこする。この動きの間、ばね部材80から
の下向きの力をかけているために、スクレーパー78は
PCA60およびターゲット66と接触したままであ
る。ベース62が動作位置に動くと、カムフォロア98
はカム96と接触しないでカム96の下を通り過ぎる。
は上がっており、したがって、ベース62が収容位置に
動くときにターゲット66と接触することはない。した
がって、ベース62が動作位置に動くときに、スクレー
パー78とターゲット66との間でこする動きによっ
て、ターゲットが確実に単一の方向のみにこすられる。
ベース62が動作位置に動くとき、カムフォロア98
は、カム96のカム下面101の下を通り過ぎる。
ステム71によって、前にこすり落としてスクレーパー
78にとどまっているインクくずを、スクレーパー78
がターゲット66上に再堆積しないようにする方法が提
供される。スクレーパーアーム72を上げない場合に
は、そのようなインクくずを、スクレーパー78がター
ゲット66上に再堆積してしまう。スクレーパーアーム
72を上げなければ、ベース62が収容位置に動くと
き、インクくずはスクレーパー78の一方の側に蓄積し
てしまう。くずは、スクレーパー78の、ベース62が
動作位置に戻るときにターゲット66が動いていく側に
蓄積するので、この2回目の反対方向にこする間に、タ
ーゲット66上に再堆積する可能性がある。したがっ
て、ターゲットをきれいに維持し一定かつ高い信頼性の
滴検出を促進するには、この一方向にこする廃インク除
去システム71が好ましい。
フター90のリフター表面102が、カムフォロア支持
物92のカムフォロア支持表面104に接触する。リフ
ター表面102とカムフォロア支持表面104とは干渉
し合うので、カムフォロア支持物92は押し上げられて
図4に示す位置になる。これが可能なのは、スクレーパ
ーアーム72が、軸支ポスト74を中心として自由に回
転するからである。ベース62が動作位置への動きを完
了すると、リフター90はカムフォロア支持物92から
離れ、スクレーパーアーム72は、重力とばね部材80
がかける下向きの力によって、下がることができる。こ
のようにスクレーパーアーム72が上がり下がりする前
に、ターゲット66はスクレーパー78を通り抜ける。
今では、インクの残留物およびくずのないターゲット6
6が、図3に示すように、別のインク滴検出測定を行う
動作位置にある。
っている間ずっと、この一方向の廃インク除去システム
71が、運搬台の案内ロッド32に沿ってプリント領域
30内に動いてプリントを行う運搬台36の掃除を行
う。インク滴検出器測定からの情報を用いて、制御装置
26がプリントマスクを調整して詰まったノズルを交換
し画像品質を最適にしてもよい。
電インク滴検出器システム58とともに用いると、イン
クの残留物を、乾燥する前にターゲット66から除去す
ることができる。一方向の廃インク除去システム71に
よってまた、乾燥したインクが蓄積して石筍状のインク
を形成する機会ができるまでに、その乾燥したインクが
蓄積したものを除去することができ、それによって、プ
リントヘッド44、46が損なわれないようにする。さ
らに、一方向の廃インク除去システム71によって、乾
燥したインクの残留物を一定の単一方向に除去すること
ができ、したがって、スクレーパー78がターゲット6
6から前にこすり落としたくずが、ターゲット66が新
しい測定のための位置に動くときにターゲット66上に
再堆積してしまわないようにする。したがって、一方向
の廃インク除去システム71によって、プリント機構が
高い信頼性でインク滴検出読み取りを用いて、プリント
ヘッド44、46が経時的に詰まる可能性があっても、
一定で高品質かつ経済的なインクジェット出力を、ユー
ザに提供することができる。一方向の廃インク除去シス
テム71、インク滴検出器システム58、および整備ス
テーション48の様々な構成要素の説明において、様々
な利点を上述した。
定の実施に応じて、様々の他の変形および代用を行っ
て、一方向の廃インク除去システムを構成できることは
明白である。
る静電インク滴検出器を有する整備ステーションを含
む、インクジェットプリント機構の1形式の部分切り欠
き斜視図である。
る。
ンクジェットプリントヘッドとともに示す、図1の整備
ステーションの拡大側面図である。
あり、静電インク滴検出器が一方向の廃インク除去シス
テムに向かって動くにつれて上がっていくスクレーパー
を示す図である。
あり、一方向の廃インク除去システムのスクレーパーの
下で動いている静電インク滴検出器を示す図である。
あり、静電インク滴検出器に接触するアブソーバーを示
す図である。
あり、静電インク滴検出器を一方向にこすっているスク
レーパーを示す図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 プリント機構内のインク滴検出センサか
らインクの残留物を取り除く、廃インク除去システムに
おいて、 フレームと、 前記センサを支持し前記フレームによって摺動可能に支
持されているベースと、 該ベースを動作位置と収容位置との間で動かすアクチュ
エータと、 前記フレームによって軸支的に支持され、前記センサが
前記収容位置にあるときに選択的に前記センサと接触し
てそこからインクの残留物を除去するアブソーバーと、 前記フレームによって軸支的に支持され、前記ベースが
前記収容位置から前記動作位置に動くときに前記センサ
からインクの残留物をこすり落とすスクレーパーとを含
む廃インク除去システム。 - 【請求項2】 前記アクチュエータは、第1の位置と第
2の位置との間を動くインクジェットプリントヘッド整
備部材を含む請求項1記載の廃インク除去システム。 - 【請求項3】 前記フレームによって軸支的に支持さ
れ、前記スクレーパーおよび前記アブソーバーを支持す
る、スクレーパーアームと、 前記フレームと前記スクレーパーアームとを接続し、前
記スクレーパーおよび前記アブソーバーが前記ベースと
干渉することができる方向に、前記スクレーパーアーム
を付勢するばね部材とをさらに含む請求項2記載の廃イ
ンク除去システム。 - 【請求項4】 前記スクレーパーアームはカムフォロ
アをさらに含み、 前記ベースが前記動作位置から前記収容位置に動く間に
前記カムフォロアと接触することによって前記スクレー
パーアームを上げるカムをさらに含み、 前記ばね部材が前記アブソーバーを付勢して前記ベース
上の前記センサと接触するようにする間に、前記ベース
が前記収容位置に達するときに、前記カムフォロアは前
記カムを通り抜け、 前記ベースが前記アクチュエータによって前記収容位置
から前記動作位置に動く間に、前記カムフォロアは前記
カムの下を通って、前記センサが前記ベースとともに前
記動作位置に動くときに前記ばね部材が前記スクレーパ
ーを前記センサ上へと付勢することができるようにし、
それによって前記センサを一方向にこする、請求項3記
載の廃インク除去システム。 - 【請求項5】 前記カムは、前記ベースが前記動作位置
から前記収容位置に動く間に、前記カムフォロアと接触
することによって最初に前記スクレーパーアームを上げ
る第1のカム表面と、 前記ベースが前記動作位置から前記収容位置に動き続け
るときに前記第1のカム表面から前記カムフォロアを受
け取る第2のカム表面とをさらに含み、 前記カムフォロアは、前記ベースが前記収容位置から前
記動作位置に戻るときに、前記第2のカム表面の下を通
って、次に、前記動作位置に達する直前に前記第1のカ
ム表面の上を通る、請求項4記載の廃インク除去システ
ム。 - 【請求項6】 前記フレームは、前記ベースを摺動可能
に支持する、単数または複数の案内アームをさらに含む
請求項5記載の廃インク除去システム。 - 【請求項7】 前記ベースは、前記センサとインタフェ
ースする電子回路を有するプリント回路基板をさらに含
む請求項6記載の廃インク除去システム。 - 【請求項8】 インクを選択的に噴出するプリントヘ
ッドと、 該プリントヘッドからインクを受け取り、その上にイン
クの残留物を蓄積するインク滴センサと、 該センサからインクの残留物を取り除く廃インク除去シ
ステムであって、 フレームと、 前記センサを支持し前記フレームによって摺動可能に支
持されているベースと、 該ベースを動作位置と収容位置との間で動かすアクチュ
エータと、 前記フレームによって軸支的に支持され、前記センサが
前記収容位置にあるときに選択的に前記センサと接触し
てそこからインクの残留物を除去するアブソーバーと、 前記フレームによって軸支的に支持され、前記ベースが
前記収容位置から前記動作位置に動くときに前記センサ
からインクの残留物をこすり落とすスクレーパーとを含
む廃インク除去システムを具備するプリント機構。 - 【請求項9】 プリント機構内のインク滴検出センサか
らインクの残留物を取り除く方法において、 前記センサを収容位置から動作位置に移行させる段階
と、 その後、インクを前記センサ上に堆積しその上にインク
の残留物を蓄積する段階と、 その後、前記センサを前記収容位置まで引っ込ませる段
階と、 その後、前記センサから前記インクの残留物を吸収する
段階と、 その後、前記センサを前記収容位置から前記動作位置に
戻す段階とを含むインクの残留物を取り除く方法。 - 【請求項10】 前記センサを前記収容位置から前記
動作位置に戻す間に、スクレーパーで前記センサからイ
ンクの残留物をこすり落とす段階と、 前記センサを前記収容位置まで引っ込ませる間に、前記
スクレーパーを上げる段階とをさらに含む請求項9記載
のインクの残留物を取り除く方法。
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