JP2002239985A - 線状体調尺切断装置及び線状体搬送装置並びにバンドルファイバの製造方法 - Google Patents

線状体調尺切断装置及び線状体搬送装置並びにバンドルファイバの製造方法

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JP2002239985A
JP2002239985A JP2001036916A JP2001036916A JP2002239985A JP 2002239985 A JP2002239985 A JP 2002239985A JP 2001036916 A JP2001036916 A JP 2001036916A JP 2001036916 A JP2001036916 A JP 2001036916A JP 2002239985 A JP2002239985 A JP 2002239985A
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linear
cutting
cut
optical fiber
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JP2001036916A
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Sukehiko Shishido
資彦 宍戸
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可撓性のある光ファイバ等の線状体を所定の
単位長に多数本自動的に調尺切断し、切断された多数本
の単位長の光ファイバをほぼ平行状態を保って貯蔵す
る。 【解決手段】 線状体1を繰出すボビン3を配設するボ
ビンスタンド2と、繰出された線状体1の長さを測定す
る調尺カウンタ4と、線状体1を設定長に従って単位長
に切断する切断装置5と、単位長に切断された線状体
1’を載せて直線状に維持しながら搬送する複数台縦列
配置されたベルトコンベア8からなる搬送装置と、単位
長に切断された線状体1’を収容する貯蔵装置10とを
備えた線状体調尺切断装置であって、前記搬送装置の長
手方向の複数箇所には線状体1’をベルトコンベア8上
から前記貯蔵装置10へ移送するためのアーム付き回転
体9等からなる線状体移送手段を設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ等の可
撓性がある線状体の調尺切断に用いる調尺切断装置及び
搬送装置並びにそれを使ったバンドルファイバの製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】数百本乃至数千本の光ファイバを束ねて
その両端にコネクタを取付けたバンドルファイバは、照
明光、エネルギー光等の伝送用として用いられている。
このようなバンドルファイバを製造するに当たっては、
まず長尺の光ファイバを製造し、その光ファイバを一定
の長さに予め決められた本数分切断してそれらを束に
し、その束の両端にコネクタを取付ける。光ファイバ
は、外径100μm〜200μm程度のガラスファイバ
に紫外線硬化型樹脂等からなる被覆を施して外径150
μm〜300μm程度の可撓性を有する線状体としたも
のであって、切断される単位長は50cm程度から数m
の場合が多い。
【0003】光ファイバは中心にガラスファイバを有す
るため、糸等と比較してある程度の剛性をもってはいる
が、その剛性は10cm長の光ファイバの下端を支持し
て直立させることが出来る程には大きくない。従って、
数mの長さの光ファイバをほぼ直線状態のままで搬送す
るに当たっては、平面台の上に載せて搬送するか、光フ
ァイバを長手方向に複数箇所で支えて搬送する必要があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】バンドルファイバの製
造においては、上述した通り光ファイバを一定長さに数
百本乃至数千本の予め決められた本数分調尺切断する作
業が必要であるが、その切断本数が著しく多いため、物
指等を配置した台の上に光ファイバを延ばして1本ずつ
カッター、鋏等で切断する作業を手作業で行うのでは相
当な手間と時間がかかる。また、光ファイバの本数が数
千本になると、光ファイバの本数を数える作業も相当な
手間と時間が必要で、数え間違いも起こり易い。そこ
で、光ファイバの端部をチャック等で掴んでボビンから
光ファイバを自動的に引出し、所定の長さの個所で切断
する自動装置が考えられるが、光ファイバは大きな張力
を加えると伝送特性が悪化するため、光ファイバの先端
を掴んで数m以上の長い光ファイバを大きい張力を加え
て直線状にして引出すのは好ましくない。
【0005】本発明は、上述した従来技術の問題点を解
消し光ファイバのような可撓性のある線状体の自動調尺
切断に適した調尺切断装置及び搬送装置並びにそれを使
ったバンドルファイバの製造方法を提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の線状体調尺切断
装置は、線状体を繰出すボビンを配設するボビンスタン
ドと、繰出された線状体の長さを測定する調尺カウンタ
と、線状体を設定長に従って単位長に切断する切断装置
と、単位長に切断された線状体を載せて直線状態を維持
しながら搬送する搬送装置と、単位長に切断された線状
体を収容する貯蔵装置とを備えた線状体調尺切断装置で
あって、前記搬送装置は縦列配置された複数台のベルト
コンベアを有し、該搬送装置の長手方向の複数箇所には
線状体をベルトコンベア上から該搬送装置の側方に配置
した前記貯蔵装置へ移送するための線状体移送手段が設
置されたものである。
【0007】これによって、ボビンから可撓性のある線
状体を繰出して調尺カウンタで調尺して、切断装置で所
定の長さに線状体を切断し、搬送装置でその線状体をほ
ぼ真直ぐな状態で搬送し、線状体移送手段でその線状体
を搬送装置から貯蔵装置へ移送することが出来るので、
単位長に切断された線状体を自動的に数多くの予め決め
られた本数分、貯蔵装置の中にほぼ平行な状態で貯め込
むことが出来る。
【0008】また、前記貯蔵装置を縦列配置されたベル
トコンベアに沿って設けた上部が解放された箱状体と
し、前記線状体移送手段をベルトコンベア上から線状体
を掬い上げて前記箱体中へ落とすためのアームを具えた
アーム付き回転体とすることが出来る。これによって、
線状体を搬送装置上から貯蔵装置の中へ1本ずつほぼ直
線状態を保って落とし込むことが出来るので、複数の線
状体同士の絡み合いを抑制することが出来る。
【0009】また、線状体の搬送方向の先へ行くに従っ
て、前記複数台のベルトコンベアの各走行速度を順次大
きくすることによって、ベルトコンベアと線状体との摩
擦によって生じる張力を線状体に加えて、線状体を真直
ぐにした状態で搬送することが出来る。
【0010】また、前記ボビンスタンドと前記搬送装置
との間に静電気除去装置を設置しそこに線状体を通過さ
せれば、線状体の製造工程で線状体の表面に帯電した静
電気を除去することが出来るので、貯蔵装置の中に複数
本の線状体を落とし込んだ時に線状体同士が静電気によ
る反発力または吸引力によって絡み合うことを抑制する
ことが出来る。
【0011】また本発明のバンドルファイバの製造方法
は、ボビンから繰出された光ファイバを調尺カウンタに
て調尺して切断装置にて設定長に従って単位長に切断
し、縦列配置された複数台のベルトコンベアからなる搬
送装置によって該単位長に切断された光ファイバをその
長手方向に直線状態を維持しながら搬送し、該ベルトコ
ンベア上の光ファイバを線状体移送手段によってベルト
コンベア上からその側方に配置した貯蔵装置へ光ファイ
バをほぼ直線状態に保ったままで移送し、前記の光ファ
イバの単位長切断・光ファイバ長手方向の搬送・光ファ
イバの貯蔵装置への移送を繰り返すことによって、前記
貯蔵装置内に単位長に切断された光ファイバを複数本貯
め込み、該溜め込まれた複数本の光ファイバを束にして
纏めその両端にコネクタを取付けるものである。これに
よって、光ファイバの単位長切断及び所定本数の光ファ
イバからなる束形成をほぼ自動的に行うことが可能でバ
ンドルファイバの生産性を向上させることが出来る。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明にかかる線状体調
尺切断装置の実施形態を示す斜視図であって、1は線状
体、1’は単位長に切断された線状体、1”は単位長に
切断され貯蔵装置内に収容された線状体、2はボビンス
タンド、3はボビン、4は調尺カウンタ、5は切断装
置、6は調尺切断制御装置、7は静電気除去装置、8は
ベルトコンベア、9はアーム付き回転体、10は貯蔵装
置である。
【0013】この線状体調尺切断装置では、ボビンスタ
ンド2に配設したボビン3から光ファイバ等からなる可
撓性のある線状体1を繰出し、回転ローラ式の調尺カウ
ンタ4にて調尺して線状体1が所定の単位長になったと
ころでギロチン式の切断装置5にて線状体1を切断す
る。また、調尺切断制御装置6は、予め設定された切断
単位長と切断本数に応じて、調尺カウンタ4に切断単位
長の指令と切断本数の指令を与える。また、切断単位長
になった個所で調尺カウンタ4を一時停止させて、その
間に切断装置5に指令を与えて線状体1を切断する。そ
して切断が終われば調尺カウンタ4の一時停止を解除し
て稼動させ、次の単位長の調尺を行う。なお、調尺切断
制御装置6に設定された切断本数になったところで、調
尺カウンタ4を停止させ、所定単位長、所定本数の調尺
切断を終了する。
【0014】また、単位長に切断された線状体1’を搬
送する搬送装置は、複数台縦列に配置されたベルトコン
ベア8にて構成し、単位長に切断された線状体1’を調
尺カウンタ4の回転ローラにてベルトコンベア8上に送
って直線状態のままで載せて搬送する。また、ベルトコ
ンベア8の搬送ベルトは合成ゴム等の線状体1’に外傷
等を与えることのないクッション性のある材料で構成
し、表面に凹凸を設けてベルトコンベア8と線状体1’
との摩擦力を確保する。また、複数台のベルトコンベア
8の各走行速度を、調尺カウンタ4側から走行方向の先
に行くに従って順次大きくすることによって、複数台の
ベルトコンベア8に跨って載せた線状体1’にベルトコ
ンベア8との間の摩擦力によって張力を与えて、可撓性
のある線状体1’の直線状態を維持しながら長手方向に
向かって搬送する。
【0015】また、複数台のベルトコンベア8の各走行
速度を走行方向の先に行くに従って順次約10%程度ず
つ大きくすることによって、ベルトコンベア8上及びベ
ルトコンベア8の間で線状体1’が撓むことがなくな
り、ベルトコンベア8上の線状体1’の直線状態を維持
しながら搬送することが出来る。また、調尺カウンタ4
とベルトコンベア8との間においても線状体1が撓むこ
とのないように、調尺カウンタ4の送り速度よりも最初
のベルトコンベア8の走行速度を10%程度大きくする
ことが望ましい。
【0016】また、線状体が光ファイバであって、単位
長に切断された光ファイバの束でもってバンドルファイ
バを製造する場合は、線状体の切断単位長は500mm
〜2000mm程度となることが多いので、搬送装置の
各ベルトコンベア8の上面長さは約200mm程度と
し、縦列配置するベルトコンベア8の台数は10台程度
で構成すれば良い。また、更に切断単位長が長い場合
は、縦列配置するベルトコンベア8の台数を増やせば良
い。また、ベルトコンベア8の縦列配置部分の複数箇所
に、切断された単位長の線状体1’をベルトコンベア8
上からベルトコンベア8の側方に配置した貯蔵装置10
に移送するための線状体移送手段を配置する。
【0017】図1に示すアーム付き回転体9は、その線
状体移送手段の一例であって、隣り合うベルトコンベア
8の間に1台ずつ配置されている。図2はそのアーム付
き回転体の正面図である。図2において、図1と同じ符
号は同じものを示す。また図2において、9aは回転中
心体、9bはアーム、9cは突起である。図2に示すア
ーム付き回転体9では、回転中心体9aの周囲にその半
径方向に伸びるアーム9bを円周方向等間隔に取付け
る。そしてアーム9bの回転によって、ベルトコンベア
8上の単位長に切断された線状体1’を1本ずつ掬い上
げて、ベルトコンベア8の側方に配置した箱状の貯蔵装
置10の中へ線状体1’をほぼ直線状態を保って落下さ
せる。
【0018】また、アーム9bの先端に突起9cを設け
ておけば、掬い上げた線状体1’がアームの回転によっ
て遠心力を受けてもアーム上から半径方向外側に飛び出
すことがない。また、アーム9bの本数は4本以上にな
ると、アームで掬い上げられた線状体が落下する時、そ
の直前を回転している別のアームの裏面にその線状体が
引っ掛かる恐れがあるので、アーム本数は3本以下とす
ることが望ましい。
【0019】また、切断装置5による線状体1の切断後
一定時間が経過した時点で、複数台のアーム付き回転体
9の回転動作を一斉に同期して行わせれば、線状体1’
を複数台のアームによって同時にベルトコンベア8から
掬い上げて、側方に向かって直線状態をほぼ維持しなが
ら移送することが出来る。線状体移送手段としては、図
1及び図2に示すアーム付き回転体でなく、複数箇所で
線状体1’をベルトコンベア8の側方に向けて押して落
とす複数台のピストン型移送装置とすることも可能であ
る。
【0020】図3はピストン型移送装置の例を示す正面
図であって、12はピストン型移送装置、12aはシリ
ンダー、12bはプッシャーである。このピストン型移
送装置12では、シリンダー12aからプッシャ−12
bが突出て、ベルトコンベア8上にある線状体1’を押
して滑らせ、その線状体1’を貯蔵装置10の中に落と
し込む。
【0021】箱状の貯蔵装置10内には単位長に切断さ
れた線状体1’がほぼ直線状態を保って1本ずつ落下
し、所定本数の線状体1’が互いに絡み合わない程度の
平行状態で貯蔵装置の底に堆積される。堆積された数百
本乃至数千本の線状体1”の平行状態を維持したまま複
数箇所を支持して持ち上げて纏めれば束状態とすること
が出来るが、線状体1”の表面に亜鉛華(商品名シッカ
ロール)等の滑材をまぶして互いに滑りやすい状態にす
れば線状体同士が絡み合うことが少なくなるので多数本
の線状体1”を容易に束状態に揃えることが出来る。
【0022】また、ボビン3に巻付けられた線状体1の
表面には、線状体1の製造工程での摩擦等によって静電
気を帯びていることがある。静電気を帯びた状態で単位
長に切断された線状体1の束とすると線状体1同士が静
電気による反発力又は吸引力によって互いに絡み合うこ
とがある。それゆえ、ボビンスタンド2とベルトコンベ
ア8との間に静電気除去装置7を配置し、線状体1の表
面に帯電した静電気を除去すれば、静電気による絡み合
いを防止することが出来る。また、調尺切断装置中での
摩擦で静電気が帯電することもあり得るので、静電気除
去装置7の配置場所は出来るだけ、搬送装置に近いとこ
ろが好ましく、切断装置5とベルトコンベア8との間に
設置することが望ましい。
【0023】また、複数台のベルトコンベアの各走行速
度を搬送方向の先に行くに従って順次大きくするには、
次の方法を採用することが出来る。図4は、搬送装置の
部分側面図であって、1’は単位長に切断された線状
体、8がベルトコンベア、8aは搬送ベルト、11は動
力伝達ベルトである。隣り合うベルトコンベア8間で駆
動力を伝達するため、隣り合うベルトコンベア8同士を
動力伝達ベルト11で連結するが、その動力伝達ベルト
11の軸径を隣り合うベルトコンベア8間で走行方向に
先に行くに従って順次細い径とすることによってベルト
コンベア8の各走行速度を走行方向の先に行くに従って
順次大きくすることが出来る。また、各ベルトコンベア
の駆動をそれぞれ別の駆動装置で行い、各駆動装置それ
ぞれの回転数を制御することによっても、複数台のベル
トコンベア8の各走行速度を走行方向の先に行くに従っ
て順次大きくすることが出来る。
【0024】また、図1に示す線状体調尺切断装置は、
1つのボビン3から繰出した1本の線状体1の調尺切断
を行い、単位長に切断された線状体1’を1本ずつ搬送
して貯蔵装置10内に線状体1’をほぼ直線状態を保っ
て落下させるという動作を繰り返し行い、多数本の単位
長に切断された線状体を貯蔵装置中に貯め込むものであ
るが、複数本ずつ調尺切断を同時に行い貯蔵装置に貯め
込むことも可能である。そのためには、複数個のボビン
スタンドを平行に配置し、各ボビンスタンドのそれぞれ
に同種の線状体を巻付けたボビンを配設し、各ボビンか
らそれぞれ線状体を繰出して、それら複数本の線状体を
平行にしながら調尺カウンタ、切断装置に導いて複数本
の線状体の調尺及び切断をそれぞれ同時に行い、複数本
の単位長に切断された線状体を平行状態を保ったままで
ベルトコンベアにて搬送し、アーム付き回転体によって
貯蔵装置に複数本の単位長に切断された線状体の平行状
態を保って移送すれば良い。
【0025】また、本発明の線状体調尺切断装置によっ
て加工される線状体の代表的なものとしてはバンドルフ
ァイバ用の光ファイバがあるが、単位長に多数本の調尺
切断を要するものなら、線状体は光ファイバに限られる
ものではない。プラスチック製線状体あるいは絶縁電線
等の調尺切断にも本発明の線状体調尺切断装置の適用が
可能である。また、バンドルファイバの場合は、貯蔵装
置に貯め込まれた複数本の単位長に切断された光ファイ
バを持ち上げて束に纏めて、その両端にコネクタを取付
ければ良い。またその場合、束となった光ファイバの周
囲にはチューブ等を被せて光ファイバの束を保護するこ
とにしても良い。また、本発明の線状体搬送装置は調尺
切断装置の一部分の設備として使用出来るだけでなく、
可撓性のある線状体の直線状態を維持しながら長手方向
に搬送する場合には、搬送装置のみでも使用することが
可能である。
【0026】
【発明の効果】本発明の線状体調尺切断装置は、ボビン
を配設するボビンスタンドと、調尺カウンタと、切断装
置と、単位長に切断された線状体を載せて直線状態を維
持しながら搬送する搬送装置と、切断された線状体を収
容する貯蔵装置とを備えた線状体調尺切断装置であっ
て、前記搬送装置は縦列配置された複数台のベルトコン
ベアを有し、該搬送装置の長手方向の複数箇所には線状
体をベルトコンベア上から前記貯蔵装置へ移送するため
の線状体移送手段が設置されたものであるので、線状体
を所定の単位長に多数本調尺切断して、それら多数本の
線状体をほぼ平行状態を保って貯蔵装置の中に貯め込む
作業を自動的に行うことが出来る。
【0027】また、線状体として光ファイバを使えば、
単位長の光ファイバの切断及びほぼ平行な状態にしての
所定本数の貯め込みを自動的に行うことが出来るので、
それを取出し束にして纏めて、その両端にコネクタを取
付けるだけでバンドルファイバを製造することが出来、
バンドルファイバの生産性の向上を図ることが出来る。
【0028】また、貯蔵装置を縦列配置されたベルトコ
ンベアに沿って設けた箱状体とし、前記線状体移送手段
をベルトコンベア上の線状体を掬い上げて前記箱体中へ
落とすためのアームを具えたアーム付き回転体とすれ
ば、線状体を搬送装置上から貯蔵装置の中へほぼ直線状
態を保って落とし込むことが出来るので、貯蔵装置に貯
め込まれた複数本の線状体同士の絡み合いを抑制するこ
とが出来る。
【0029】また、線状体の搬送方向の先へ行くに従っ
て、前記複数台のベルトコンベアの各走行速度を順次大
きくすれば、搬送装置のベルトコンベア上の線状体にベ
ルトコンベアと線状体との摩擦によって生じる張力を加
えて、線状体を真直ぐにした状態で搬送することが出来
る。
【0030】また、ボビンスタンドと搬送装置との間に
静電気除去装置を設置し通過する線状体表面の静電気除
去を行えば、線状体の製造工程あるいは調尺切断工程で
線状体の表面に帯電した静電気を除去することが出来る
ので、貯蔵装置の中に貯め込んだ複数本の線状体同士が
静電気による反発力または吸引力によって絡み合うこと
を抑制することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる線状体調尺切断装置の実施形態
を示す斜視図である。
【図2】本発明の線状体調尺切断装置に使用する線状体
移送手段の一例であるアーム付き回転体の正面図であ
る。
【図3】本発明の線状体調尺切断装置に使用する線状体
移送手段の一例であるピストン型移送装置の正面図であ
る。
【図4】本発明にかかる線状体搬送装置の一例を示す部
分側面図である。
【符号の説明】
1:線状体 1’:単位長に切断された線状体 1”:単位長に切断され貯蔵装置内に収容された線状体 2:ボビンスタンド 3:ボビン 4:調尺カウンタ 5:切断装置 6:調尺切断制御装置 7:静電気除去装置 8:ベルトコンベア(搬送装置) 8a:搬送ベルト 9:アーム付き回転体(線状体移送手段) 9a:回転中心体 9b:アーム 9c:突起 10:貯蔵装置 11:動力伝達ベルト 12:ピストン型移送装置(線状体移送手段) 12a:シリンダー 12b:プッシャー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線状体を繰出すボビンを配設するボビン
    スタンドと、繰出された線状体の長さを測定する調尺カ
    ウンタと、線状体を設定長に従って単位長に切断する切
    断装置と、単位長に切断された線状体を載せて直線状態
    を維持しながら搬送する搬送装置と、単位長に切断され
    た線状体を収容する貯蔵装置とを備えた線状体調尺切断
    装置であって、前記搬送装置は縦列配置された複数台の
    ベルトコンベアを有し、該搬送装置の長手方向の複数箇
    所には線状体をベルトコンベア上から該搬送装置の側方
    に配置した前記貯蔵装置へ移送するための線状体移送手
    段が設置されていることを特徴とする線状体調尺切断装
    置。
  2. 【請求項2】 前記貯蔵装置は縦列配置されたベルトコ
    ンベアに沿って設けた上部が解放された箱状体であっ
    て、前記線状体移送手段はベルトコンベア上から線状体
    を掬い上げて前記箱体中へ落とすためのアームを具えた
    アーム付き回転体であることを特徴とする請求項1に記
    載の線状体調尺切断装置。
  3. 【請求項3】 線状体の搬送方向の先へ行くに従って、
    前記複数台のベルトコンベアの各走行速度は順次大きく
    なっていることを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の線状体調尺切断装置。
  4. 【請求項4】 前記複数台のベルトコンベアは動力伝達
    ベルトによって縦列に連結され、該動力伝達ベルトによ
    ってベルトコンベア間に駆動力を伝達するものであっ
    て、前記動力伝達ベルトの軸径を前記ベルトコンベアの
    搬送方向の先へ行くに従って細径のものとすることによ
    って、線状体の搬送方向の先へ行くに従って前記複数台
    のベルトコンベアの各走行速度を順次大きくしたことを
    特徴とする請求項3に記載の線状体調尺切断装置。
  5. 【請求項5】 前記複数台のベルトコンベアは個々に駆
    動装置でもって駆動されるものであって、該各駆動装置
    それぞれの回転数を制御することによって、線状体の搬
    送方向の先へ行くに従って前記複数台のベルトコンベア
    の各走行速度を順次大きくしたことを特徴とする請求項
    3に記載の線状体調尺切断装置。
  6. 【請求項6】 前記ボビンスタンドと前記搬送装置との
    間に静電気除去装置を設置し、通過する線状体の表面に
    帯電した静電気の除去を行うことを特徴とする請求項1
    に記載の線状体調尺切断装置。
  7. 【請求項7】 線状体をその長手方向に搬送する搬送装
    置であって、線状体を載せて搬送するベルトコンベアが
    複数台縦列して配置されており、前記線状体の搬送方向
    の先に行くに従って前記複数台のベルトコンベアの各走
    行速度は順次大きくなっていることを特徴とする線状体
    搬送装置。
  8. 【請求項8】 ボビンから繰出された光ファイバを調尺
    カウンタにて調尺して切断装置にて設定長に従って単位
    長に切断し、縦列配置された複数台のベルトコンベアか
    らなる搬送装置によって該単位長に切断された光ファイ
    バをその長手方向に直線状態を維持しながら搬送し、該
    ベルトコンベア上の光ファイバを線状体移送手段によっ
    てベルトコンベア上からその側方に配置した貯蔵装置へ
    光ファイバをほぼ直線状態に保ったままで移送し、前記
    の光ファイバの単位長切断・光ファイバ長手方向の搬送
    ・光ファイバの貯蔵装置への移送を繰り返すことによっ
    て、前記貯蔵装置内に単位長に切断された光ファイバを
    複数本貯め込み、該溜め込まれた複数本の光ファイバを
    束にして纏めその両端にコネクタを取付けることを特徴
    とするバンドルファイバの製造方法。
JP2001036916A 2001-02-14 2001-02-14 線状体調尺切断装置及び線状体搬送装置並びにバンドルファイバの製造方法 Pending JP2002239985A (ja)

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