JP2002239539A - 浄水装置の水浄化カートリッジ - Google Patents
浄水装置の水浄化カートリッジInfo
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- JP2002239539A JP2002239539A JP2001046291A JP2001046291A JP2002239539A JP 2002239539 A JP2002239539 A JP 2002239539A JP 2001046291 A JP2001046291 A JP 2001046291A JP 2001046291 A JP2001046291 A JP 2001046291A JP 2002239539 A JP2002239539 A JP 2002239539A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 浄水装置の水浄化カートリッジにおいて、細
菌など微生物の発生や繁殖を有効に防止し、また抗菌機
能を有する中空糸膜の劣化を抑える構造としたことでそ
の中空糸膜の交換が不要となり、経済的にも有利なもの
とする。 【解決手段】 外側ケース１０と内側ケース２０との間
の空隙部に活性炭２が充填され、この活性炭２に接触さ
せてキャップ１１の内側に銀系抗菌剤で抗菌処理を施し
た不織布３が充填されている。内側ケース２０内部には
中空糸膜４が充填され、この中空糸膜４を通過する前の
段階で水道水など浄化対象水は抗菌処理不織布３に接触
して細菌など微生物を殺菌されているので、微生物や不
純物によって中空糸膜４に目詰まりなどが生じて劣化す
るのを防止でき、安全な飲料用浄水を生成する。
菌など微生物の発生や繁殖を有効に防止し、また抗菌機
能を有する中空糸膜の劣化を抑える構造としたことでそ
の中空糸膜の交換が不要となり、経済的にも有利なもの
とする。 【解決手段】 外側ケース１０と内側ケース２０との間
の空隙部に活性炭２が充填され、この活性炭２に接触さ
せてキャップ１１の内側に銀系抗菌剤で抗菌処理を施し
た不織布３が充填されている。内側ケース２０内部には
中空糸膜４が充填され、この中空糸膜４を通過する前の
段階で水道水など浄化対象水は抗菌処理不織布３に接触
して細菌など微生物を殺菌されているので、微生物や不
純物によって中空糸膜４に目詰まりなどが生じて劣化す
るのを防止でき、安全な飲料用浄水を生成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に家庭用水道水
など飲料水の抗菌や不純物の除去を行う浄水装置に交換
可能に着脱される水浄化カートリッジに関する。
など飲料水の抗菌や不純物の除去を行う浄水装置に交換
可能に着脱される水浄化カートリッジに関する。
【０００２】
【従来の技術】浄水装置本体に着脱自在に交換できるよ
うにした水浄化カートリッジの従来例として、特許第２
７６０９６０号公報に記載のものがある。この場合、い
ずれも筒状の内側ケースと外側ケースが同心円上で内外
二重に設けられ、それら両ケース間が円筒状の空隙部と
なっている。内側ケースは筒状の両端が開口して内部に
中空糸膜を収納し、外側ケースは筒状の一端側が開口し
て内側ケースとの間の空隙部に活性炭を充填している。
それら中空糸膜と活性炭に水道水を通水して接触させる
ことにより、不純物や塩素を除去するようにしている。
うにした水浄化カートリッジの従来例として、特許第２
７６０９６０号公報に記載のものがある。この場合、い
ずれも筒状の内側ケースと外側ケースが同心円上で内外
二重に設けられ、それら両ケース間が円筒状の空隙部と
なっている。内側ケースは筒状の両端が開口して内部に
中空糸膜を収納し、外側ケースは筒状の一端側が開口し
て内側ケースとの間の空隙部に活性炭を充填している。
それら中空糸膜と活性炭に水道水を通水して接触させる
ことにより、不純物や塩素を除去するようにしている。
【０００３】ところで、かかる公報記載の水浄化カート
リッジの場合、装置の未使用期間中、水浄化カートリッ
ジ内に通水された水道水が滞留した状態で放置される
と、細菌などの微生物が発生して繁殖や増殖することで
衛生上好ましくない状態となる。また、そうした状態で
放置されると中空糸膜や活性炭の劣化を招く不具合があ
る。
リッジの場合、装置の未使用期間中、水浄化カートリッ
ジ内に通水された水道水が滞留した状態で放置される
と、細菌などの微生物が発生して繁殖や増殖することで
衛生上好ましくない状態となる。また、そうした状態で
放置されると中空糸膜や活性炭の劣化を招く不具合があ
る。
【０００４】一方、細菌など微生物の発生を防止する技
術として提案されたものに、例えば特開平２−１５２５
３０号公報記載の制菌性多孔質中空糸の製造方法があ
る。この方法は多孔質中空糸で形成された多孔質層に銀
（Ａｇ）を固着させることにより、細菌など微生物の発
生や繁殖を防止するようにしている。
術として提案されたものに、例えば特開平２−１５２５
３０号公報記載の制菌性多孔質中空糸の製造方法があ
る。この方法は多孔質中空糸で形成された多孔質層に銀
（Ａｇ）を固着させることにより、細菌など微生物の発
生や繁殖を防止するようにしている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
特開平２−１５２５３０号公報記載の技術の場合、細菌
など微生物の発生や繁殖の防止が有効となるのは、Ａｇ
を固着させた中空糸膜による多孔質層に接触した後段部
位の通水だけである。したがって、多孔質層にまだ達せ
ず接触していない前段部位の空間に滞留した通水に対し
ては、微生物の発生防止に効力がない。さらには、中空
糸膜による多孔質層にＡｇを直に固着させているため、
その多孔質層が経時使用で抗菌能力が低下して劣化する
と、中空糸膜自体を交換しなければならず、面倒でしか
も不経済といった問題がある。
特開平２−１５２５３０号公報記載の技術の場合、細菌
など微生物の発生や繁殖の防止が有効となるのは、Ａｇ
を固着させた中空糸膜による多孔質層に接触した後段部
位の通水だけである。したがって、多孔質層にまだ達せ
ず接触していない前段部位の空間に滞留した通水に対し
ては、微生物の発生防止に効力がない。さらには、中空
糸膜による多孔質層にＡｇを直に固着させているため、
その多孔質層が経時使用で抗菌能力が低下して劣化する
と、中空糸膜自体を交換しなければならず、面倒でしか
も不経済といった問題がある。
【０００６】本発明の目的は、細菌など微生物の発生や
繁殖を有効に防止して衛生面を高め、また抗菌機能を有
する中空糸膜の劣化を抑える構造としたことでその中空
糸膜の交換が不要となり、経済的にも有利な浄水装置の
水浄化カートリッジを提供することにある。
繁殖を有効に防止して衛生面を高め、また抗菌機能を有
する中空糸膜の劣化を抑える構造としたことでその中空
糸膜の交換が不要となり、経済的にも有利な浄水装置の
水浄化カートリッジを提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にかかる浄水装置の水浄化カートリッジは、
筒状の一端側である天地方向の下端部に浄化前の通水Ｗ
1を導入する通水入口部と浄化後の浄水Ｗ2を導出する通
水出口部を設けた外側ケースと、この外側ケースの他端
側である上端部を水密性を確保して着脱可能にまたは結
合して閉塞するキャップと、この外側ケースの内部に空
隙を介して二重に支持された筒状の両端が開口されてそ
の一端側である下端開口部が前記外側ケースの通水出口
部に連通している内側ケースとを備え、前記外側ケース
と前記内側ケースとの間の空隙に活性炭が充填され、こ
の活性炭に接触させて前記キャップの内側に抗菌処理を
施した不織布が充填され、またこの不織布に接触させて
前記内側ケースの内部に中空糸膜が充填されてなってい
ることを特徴とする。
に、本発明にかかる浄水装置の水浄化カートリッジは、
筒状の一端側である天地方向の下端部に浄化前の通水Ｗ
1を導入する通水入口部と浄化後の浄水Ｗ2を導出する通
水出口部を設けた外側ケースと、この外側ケースの他端
側である上端部を水密性を確保して着脱可能にまたは結
合して閉塞するキャップと、この外側ケースの内部に空
隙を介して二重に支持された筒状の両端が開口されてそ
の一端側である下端開口部が前記外側ケースの通水出口
部に連通している内側ケースとを備え、前記外側ケース
と前記内側ケースとの間の空隙に活性炭が充填され、こ
の活性炭に接触させて前記キャップの内側に抗菌処理を
施した不織布が充填され、またこの不織布に接触させて
前記内側ケースの内部に中空糸膜が充填されてなってい
ることを特徴とする。
【０００８】以上の構成により、通水入口部から給水さ
れた浄化対象の通水Ｗ1は、まず活性炭に接触して通過
することにより塩素や臭気を除去され、次段階で不織布
に接触して通過することにより微生物や不純物を殺菌し
て抗菌され、そして最終段階で中空糸膜を通過して浄化
された浄水Ｗ2として通水出口部から導出される。すな
わち、中空糸膜に達した通水Ｗ1は既にその前の段階で
抗菌処理不織布によって微生物を殺菌し不純物を除去し
て浄化された浄水となっているため、従来のように微生
物や不純物によって中空糸膜が目詰まりなどして劣化す
るのを防ぎ、それだけ中空糸膜の交換作業を不要もしく
は最小限に削減できる。そのようにして得られた浄水Ｗ
2を衛生的にも安全な飲料水などとして使用に供するこ
とができる。
れた浄化対象の通水Ｗ1は、まず活性炭に接触して通過
することにより塩素や臭気を除去され、次段階で不織布
に接触して通過することにより微生物や不純物を殺菌し
て抗菌され、そして最終段階で中空糸膜を通過して浄化
された浄水Ｗ2として通水出口部から導出される。すな
わち、中空糸膜に達した通水Ｗ1は既にその前の段階で
抗菌処理不織布によって微生物を殺菌し不純物を除去し
て浄化された浄水となっているため、従来のように微生
物や不純物によって中空糸膜が目詰まりなどして劣化す
るのを防ぎ、それだけ中空糸膜の交換作業を不要もしく
は最小限に削減できる。そのようにして得られた浄水Ｗ
2を衛生的にも安全な飲料水などとして使用に供するこ
とができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる浄水装置の
水浄化カートリッジの実施の形態について、図面を参照
して詳細に説明する。
水浄化カートリッジの実施の形態について、図面を参照
して詳細に説明する。
【００１０】図１は、浄水装置の本体に着脱自在に交換
される本例の水浄化カートリッジ１を示す断面図であ
る。円筒形の天地方向でいう上端が開口された外側ケー
ス１０を有し、その上端開口部はキャップ１１で閉塞さ
れている。キャップ１１はネジ部１２とＯ−リング１３
からなるシール部によって水密性を確保した状態で外側
ケース１０の上端開口部に取り付けられている。また、
そうした外側ケース１０の下端部は装置本体に取り外し
可能に接続される部位となっており、水道水など浄化対
象とする水を導入する通水入口部１４と、浄化後の浄水
を導出する通水出口部１５が開口して設けられている。
される本例の水浄化カートリッジ１を示す断面図であ
る。円筒形の天地方向でいう上端が開口された外側ケー
ス１０を有し、その上端開口部はキャップ１１で閉塞さ
れている。キャップ１１はネジ部１２とＯ−リング１３
からなるシール部によって水密性を確保した状態で外側
ケース１０の上端開口部に取り付けられている。また、
そうした外側ケース１０の下端部は装置本体に取り外し
可能に接続される部位となっており、水道水など浄化対
象とする水を導入する通水入口部１４と、浄化後の浄水
を導出する通水出口部１５が開口して設けられている。
【００１１】また、かかる外側ケース１０の通水出口部
１５の内側、一般にはその同心円上に、次に説明する内
側ケース２０を支持する円環形のフランジ部１６が設け
られ、この円環形のフランジ部１６と円筒形の外側ケー
ス１０との二重筒間の空隙部にドーナツ形状の多孔板で
あるフィルタ１８が取り付けられている。したがって、
水道水供給源から給水された浄化対象の通水Ｗ1は上記
通水入口部１４から入水した直後そのフィルタ１８を通
過して第一段階の浄化が行われることになる。
１５の内側、一般にはその同心円上に、次に説明する内
側ケース２０を支持する円環形のフランジ部１６が設け
られ、この円環形のフランジ部１６と円筒形の外側ケー
ス１０との二重筒間の空隙部にドーナツ形状の多孔板で
あるフィルタ１８が取り付けられている。したがって、
水道水供給源から給水された浄化対象の通水Ｗ1は上記
通水入口部１４から入水した直後そのフィルタ１８を通
過して第一段階の浄化が行われることになる。
【００１２】ここで、内側ケース２０については、外側
ケース１０よりも一回り小さく両端が開口された円筒形
であり、天地方向でいう下端開口部において外側ケース
１０の上記フランジ部１６の内側に嵌合して、一般に同
心円上に支持され、外側ケース１０に設けた通水出口部
１５と連通している。フランジ部１６に支持された内側
ケース２０との嵌合面にはＯ−リングなどによるシール
部材１７が装着され、内側ケース２０との間の水密性を
確保している。そうした内外二重筒の内側ケース２０と
外側ケース１０との間には円筒形状の空隙部が形成さ
れ、その円筒形空隙部に活性炭２が充填されている。こ
の活性炭２は前段の上記フィルタ１８を通過して不純物
など除去済みの通水Ｗ1が接触することで塩素や臭気を
除去する。そうした活性炭２はフィルタ１８上に乗る形
になって下方から支持され、カートリッジ外方への流出
が止められている。
ケース１０よりも一回り小さく両端が開口された円筒形
であり、天地方向でいう下端開口部において外側ケース
１０の上記フランジ部１６の内側に嵌合して、一般に同
心円上に支持され、外側ケース１０に設けた通水出口部
１５と連通している。フランジ部１６に支持された内側
ケース２０との嵌合面にはＯ−リングなどによるシール
部材１７が装着され、内側ケース２０との間の水密性を
確保している。そうした内外二重筒の内側ケース２０と
外側ケース１０との間には円筒形状の空隙部が形成さ
れ、その円筒形空隙部に活性炭２が充填されている。こ
の活性炭２は前段の上記フィルタ１８を通過して不純物
など除去済みの通水Ｗ1が接触することで塩素や臭気を
除去する。そうした活性炭２はフィルタ１８上に乗る形
になって下方から支持され、カートリッジ外方への流出
が止められている。
【００１３】一方、外側ケース１０の上端開口部を閉塞
している上記キャップ１１の内側には、銀（Ａｇ）系抗
菌剤を付着担持して抗菌処理を施された不織布３が充填
して収容され、上記活性炭２の上端に接触している。す
なわち、活性炭２の上位に不織布３が充填されているこ
とで、活性炭２の上方への移動を防ぎ、この活性炭２が
内側ケース２０の上端開口部を乗り越えて内側ケース内
に移動して流出しないようにしている。
している上記キャップ１１の内側には、銀（Ａｇ）系抗
菌剤を付着担持して抗菌処理を施された不織布３が充填
して収容され、上記活性炭２の上端に接触している。す
なわち、活性炭２の上位に不織布３が充填されているこ
とで、活性炭２の上方への移動を防ぎ、この活性炭２が
内側ケース２０の上端開口部を乗り越えて内側ケース内
に移動して流出しないようにしている。
【００１４】不織布３の材質としては、ポリオレフィン
系やポリエステル系などの樹脂材料のものを使用でき、
好ましくは支持性やボリュームの点で優れた目付け１０
０グラム／ｍ２以上、厚さが２ｍｍ以上のものが用いら
れる。また、不織布３を抗菌処理する抗菌剤としては、
ゼオライトに金属をイオン交換したものが使用され、シ
ナネン製ゼオミックやカネボウ製バクテキラーなどを用
いることができる。本実施の形態においては、好ましく
は前述のようにＡｇ系のものが用いられている。また、
かかる抗菌剤の付着方法は塗布にて行われ、抗菌剤溶液
中に浸漬する方法などが挙げられる。水溶液中の抗菌剤
の濃度としては５〜２０％が好ましい。
系やポリエステル系などの樹脂材料のものを使用でき、
好ましくは支持性やボリュームの点で優れた目付け１０
０グラム／ｍ２以上、厚さが２ｍｍ以上のものが用いら
れる。また、不織布３を抗菌処理する抗菌剤としては、
ゼオライトに金属をイオン交換したものが使用され、シ
ナネン製ゼオミックやカネボウ製バクテキラーなどを用
いることができる。本実施の形態においては、好ましく
は前述のようにＡｇ系のものが用いられている。また、
かかる抗菌剤の付着方法は塗布にて行われ、抗菌剤溶液
中に浸漬する方法などが挙げられる。水溶液中の抗菌剤
の濃度としては５〜２０％が好ましい。
【００１５】したがって、活性炭２を通過した通水Ｗ1
は、上記不織布３を抗菌処理した抗菌剤であるＡｇ系の
ものとの接触によって、従来のように滞留水に細菌など
の微生物が発生して繁殖や増殖するのを防ぐことができ
る。
は、上記不織布３を抗菌処理した抗菌剤であるＡｇ系の
ものとの接触によって、従来のように滞留水に細菌など
の微生物が発生して繁殖や増殖するのを防ぐことができ
る。
【００１６】また一方、内側ケース２０においては、中
空糸を重ねて充填した中空糸膜４が収容されている。こ
の中空糸膜４の材質はポリスルホン系やポリオレフィン
系を用いることができる。中空糸膜４の下端部は貼り固
めて支持するいわゆるポッティング剤処理部５が施され
ている。
空糸を重ねて充填した中空糸膜４が収容されている。こ
の中空糸膜４の材質はポリスルホン系やポリオレフィン
系を用いることができる。中空糸膜４の下端部は貼り固
めて支持するいわゆるポッティング剤処理部５が施され
ている。
【００１７】したがって、内側ケース２０内の中空糸膜
４には、前段でキャップ１１内の不織布３に接触して既
に微生物を殺菌して抗菌処理済みの状態の通水が通され
ることになる。すなわち、中空糸膜４に達した通水Ｗ1
は既に微生物を殺菌しや不純物も除去して浄化された浄
水となっているため、従来のように微生物や不純物によ
って中空糸が目詰まりなどして劣化するのを防ぎ、それ
だけ中空糸膜４の交換作業が不要となるか、もしくは最
小限回数にとどめられる。
４には、前段でキャップ１１内の不織布３に接触して既
に微生物を殺菌して抗菌処理済みの状態の通水が通され
ることになる。すなわち、中空糸膜４に達した通水Ｗ1
は既に微生物を殺菌しや不純物も除去して浄化された浄
水となっているため、従来のように微生物や不純物によ
って中空糸が目詰まりなどして劣化するのを防ぎ、それ
だけ中空糸膜４の交換作業が不要となるか、もしくは最
小限回数にとどめられる。
【００１８】以上のように、通水入口部１４から給水さ
れた浄化対象の通水Ｗ1は、まず第一段階でフィルタ１
８を通過して不純物除去などされ、第二段階で活性炭２
に接触して通過することにより塩素や臭気を除去され
る。活性炭２を通過した通水Ｗ 1は、次の第三段階で不
織布３に接触して通過することにより微生物や不純物を
殺菌して抗菌され、そして最終の第四段階で中空糸膜４
を通過して浄化された浄水Ｗ2として通水出口部１５か
ら導出される。そのようにして得られた浄水Ｗ2を衛生
的にも安全な飲料水などとして使用に供することができ
る。
れた浄化対象の通水Ｗ1は、まず第一段階でフィルタ１
８を通過して不純物除去などされ、第二段階で活性炭２
に接触して通過することにより塩素や臭気を除去され
る。活性炭２を通過した通水Ｗ 1は、次の第三段階で不
織布３に接触して通過することにより微生物や不純物を
殺菌して抗菌され、そして最終の第四段階で中空糸膜４
を通過して浄化された浄水Ｗ2として通水出口部１５か
ら導出される。そのようにして得られた浄水Ｗ2を衛生
的にも安全な飲料水などとして使用に供することができ
る。
【００１９】なお、本実施の形態においては、上記キャ
ップ１１が外側ケース１０の上端開口部にネジ部１２と
Ｏ−リング１３のシール部を介して水密性を確保して着
脱可能な構造のものを示した。そのように、キャップ１
１を取り外す構造とすることで、必要に際して不織布３
や中空糸膜４の交換作業が容易となる。また、キャップ
１１の取り外しの必要がない場合は、上記ネジ部１２や
Ｏ−リング１３によるシール部を設けないで、直にキャ
ップ１１を外側ケース１０の上端開口部に超音波融着で
もって結合した一体容器型とすることもできる。
ップ１１が外側ケース１０の上端開口部にネジ部１２と
Ｏ−リング１３のシール部を介して水密性を確保して着
脱可能な構造のものを示した。そのように、キャップ１
１を取り外す構造とすることで、必要に際して不織布３
や中空糸膜４の交換作業が容易となる。また、キャップ
１１の取り外しの必要がない場合は、上記ネジ部１２や
Ｏ−リング１３によるシール部を設けないで、直にキャ
ップ１１を外側ケース１０の上端開口部に超音波融着で
もって結合した一体容器型とすることもできる。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる浄
水装置の水浄化カートリッジは、通水入口部から給水さ
れた水道水など浄化対象水は活性炭に接触して通過後、
次段階で不織布に接触して通過することにより微生物や
不純物を殺菌して抗菌され、そして最終段階で中空糸膜
を通過して浄化された浄水として通水出口部から導出さ
れる。すなわち、中空糸膜に達した通水は既にその前の
段階で抗菌処理不織布によって微生物を殺菌し不純物を
除去して浄化された浄水となっているため、従来のよう
に微生物や不純物によって中空糸膜が目詰まりなどして
劣化するのを防ぎ、中空糸膜の交換作業が不要となる
か、もしくは最小限回数にとどめられるので、面倒な交
換作業が省け、また経済的である。
水装置の水浄化カートリッジは、通水入口部から給水さ
れた水道水など浄化対象水は活性炭に接触して通過後、
次段階で不織布に接触して通過することにより微生物や
不純物を殺菌して抗菌され、そして最終段階で中空糸膜
を通過して浄化された浄水として通水出口部から導出さ
れる。すなわち、中空糸膜に達した通水は既にその前の
段階で抗菌処理不織布によって微生物を殺菌し不純物を
除去して浄化された浄水となっているため、従来のよう
に微生物や不純物によって中空糸膜が目詰まりなどして
劣化するのを防ぎ、中空糸膜の交換作業が不要となる
か、もしくは最小限回数にとどめられるので、面倒な交
換作業が省け、また経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明にかかる浄水装置の水浄化カートリッジ
の実施の形態を示す断面図である。
の実施の形態を示す断面図である。
１ 水浄化カートリッジ ２ 活性炭 ３ 不織布 ４ 中空糸膜 １０ 外側ケース １１ キャップ １２ シール用ネジ部 １３ シール用Ｏ−リング １４ 通水入口部 １５ 通水出口部 １６ 内側ケース支持用のフランジ部 １８ フィルタ Ｗ1 浄化前の通水 Ｗ2 浄化後の浄水
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｃ０２Ｆ 1/50 ５４０ Ｃ０２Ｆ 1/50 ５４０Ｆ ５６０ ５６０Ｂ ５６０Ｅ
Claims (3)
- 【請求項１】 筒状の一端側である天地方向の下端部に
浄化前の通水Ｗ1を導入する通水入口部と浄化後の浄水
Ｗ2を導出する通水出口部を設けた外側ケースと、この
外側ケースの他端側である上端部を水密性を確保して着
脱可能にまたは結合して閉塞するキャップと、この外側
ケースの内部に空隙を介して二重に支持された筒状の両
端が開口されてその一端側である下端開口部が前記外側
ケースの通水出口部に連通している内側ケースとを備
え、 前記外側ケースと前記内側ケースとの間の空隙部に活性
炭が充填され、この活性炭に接触させて前記キャップの
内側に抗菌処理を施した不織布が充填され、またこの不
織布に接触させて前記内側ケースの内部に中空糸膜が充
填されてなっていることを特徴とする浄水装置の水浄化
カートリッジ。 - 【請求項２】 不織布を抗菌処理する抗菌剤がＡｇ系抗
菌剤であることを特徴とする請求項１記載の浄水装置の
水浄化カートリッジ。 - 【請求項３】 通水入口部の近傍で活性炭が充填される
前段の空隙にフィルタが設けられ、このフィルタによっ
て下方から活性炭を担持するとともに、その活性炭を上
方から不織布で押圧して内側ケース内への流入を防止し
てなっていることを特徴とする請求項１または２記載の
浄水装置の水浄化カートリッジ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001046291A JP2002239539A (ja) | 2001-02-22 | 2001-02-22 | 浄水装置の水浄化カートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001046291A JP2002239539A (ja) | 2001-02-22 | 2001-02-22 | 浄水装置の水浄化カートリッジ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002239539A true JP2002239539A (ja) | 2002-08-27 |
Family
ID=18907943
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001046291A Pending JP2002239539A (ja) | 2001-02-22 | 2001-02-22 | 浄水装置の水浄化カートリッジ |
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104110845A (zh) * | 2013-09-04 | 2014-10-22 | 芜湖美的厨卫电器制造有限公司 | 抗菌热水器管路组件、其制备方法和具有其的抗菌热水器 |
| KR20180067762A (ko) * | 2016-12-12 | 2018-06-21 | (주)필로스 | 미생물 살균을 위한 서방성 소독 살균장치 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2760960B2 (ja) * | 1995-06-23 | 1998-06-04 | 株式会社日立製作所 | 水浄化カートリッジ |
| JPH11333446A (ja) * | 1998-05-26 | 1999-12-07 | Kitz Corp | 浄水器 |
-
2001
- 2001-02-22 JP JP2001046291A patent/JP2002239539A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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| JP2760960B2 (ja) * | 1995-06-23 | 1998-06-04 | 株式会社日立製作所 | 水浄化カートリッジ |
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| KR101887915B1 (ko) * | 2016-12-12 | 2018-09-07 | (주)필로스 | 미생물 살균을 위한 서방성 소독 살균장치 |
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