JP2002239292A - 洗濯機のための除菌用具 - Google Patents

洗濯機のための除菌用具

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JP2002239292A
JP2002239292A JP2001041747A JP2001041747A JP2002239292A JP 2002239292 A JP2002239292 A JP 2002239292A JP 2001041747 A JP2001041747 A JP 2001041747A JP 2001041747 A JP2001041747 A JP 2001041747A JP 2002239292 A JP2002239292 A JP 2002239292A
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washing
washing machine
water supply
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Toru Kubota
亨 久保田
Shinichiro Kawabata
真一郎 川端
Takayoshi Iwai
隆賀 岩井
Michiaki Ito
道明 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗濯機で洗濯するときの洗濯物や洗濯槽等の
除菌に効果のある、次亜ハロゲン酸を生成する固体を、
使用前に安定状態に保つことができるようにする。 【解決手段】 洗濯機の洗濯槽内に給水する給水路に設
置されて該給水路を通る水と接触することにより次亜ハ
ロゲン酸を生成する薬剤44(分子内に窒素−ハロゲン
原子結合を有する有機化合物から成る固体)を、上記給
水路に設置するまでの間、袋56に封入して外気から遮
断することにより、薬剤44に、使用前、それを分解さ
せる水分を含む外気が触れることのないようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯をするときの
除菌用に使用する洗濯機のための除菌用具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、洗濯機においては、洗濯槽内
に洗濯物と水とを収容し、必要量の洗剤を投入して、そ
れらを撹拌することにより、洗濯を行っている。ところ
が、そのときに、洗剤中の界面活性剤が洗濯水中のカル
シウム分と反応することによって不溶性の金属石鹸がで
き、それが洗濯槽の裏側(外周面)やその他の部分に付
着して堆積する。これは、洗剤が高級脂肪酸ナトリウム
から成る粉石鹸等であった場合に、より著しく発生す
る。
【0003】この発生した金属石鹸の堆積物には、更
に、洗濯物から分離した繊維屑や汚れ等も付着して堆積
するものであり、そして、それらは水分を吸収して微生
物(菌)を繁殖させ、その結果、かびや臭いが発生し、
以後の運転で、それらが水と共に洗濯槽内に入って洗濯
物に付着することにより、充分に清浄な洗濯結果が得ら
れなくなるという問題点を有していた。
【0004】特に、脱水兼用洗濯機における洗濯槽は、
一般に、水槽の内部に存し、この水槽内中の更に洗濯槽
内で、撹拌体を回転させることにより洗濯をするように
なっている。このため、洗濯槽の裏側では洗濯物の接触
がなく、それでいて、その洗濯槽の裏側が面する部分
(洗濯槽の外周面と水槽の内周面との間)には、洗濯槽
から出た金属石鹸を含む水が溜まるようになっているた
め、上述の問題を発生しやすい。更に、洗濯槽の裏側は
一般使用者では分解清掃をすることができず、しかも、
そこは、洗濯槽が合成樹脂製の場合、強度を持たせるた
め多数のリブが形成され、複雑な凹凸部となっている。
このため、そこには、金属石鹸の堆積、更には繊維屑や
汚れの付着を生じやすい。
【0005】加えて、洗濯物(衣類)は、着用すると、
人体や外気等から多くの菌が付着して、洗濯してもそれ
が洗濯物に残留し、洗濯物の乾きが悪い状態では、その
残留した菌が再び繁殖して、臭いや黄ばみを発生させて
いた。このことは、洗濯に風呂の残り水を使用する場合
に一層顕著である。
【0006】これに対して、洗濯機の洗濯槽内に給水す
る給水路に、分子内に窒素−ハロゲン原子結合を有する
有機化合物から成る固体を設置し、その固体が上記給水
路を通る水と接触することにより次亜ハロゲン酸を生成
することで、その生成され溶出した次亜ハロゲン酸を洗
濯水と共に洗濯槽内に供給することが考えられている。
この次亜ハロゲン酸は殺菌作用を有するものであり、そ
の抗菌作用によって洗濯槽や洗濯物の除菌ができ、かび
や、臭い、黄ばみの発生を防止することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
固体は、給水路を通る水だけでなく、空気中の水分によ
っても徐々に分解していくものであり、そのため、使用
するまでの間、すなわち上記給水路に設置するまでの間
に、分解して、効力がなくなったり、発生したハロゲン
ガスによって周囲の金属部品を腐食させたりおそれを有
していた。
【0008】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、洗濯機で洗濯するときの洗
濯物や洗濯槽等の除菌に効果のある、次亜ハロゲン酸を
生成する固体を、使用前に安定状態に保つことのでき
る、洗濯機のための除菌用具を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の洗濯機のための除菌用具は、洗濯機の洗濯
槽内に給水する給水路に設置されて該給水路を通る水と
接触することにより次亜ハロゲン酸を生成する、分子内
に窒素−ハロゲン原子結合を有する有機化合物から成る
固体と、この固体を前記給水路に設置するまでの間、外
気から遮断する遮断手段とを具備して成ることを特徴と
する(請求項1の発明)。このものによれば、次亜ハロ
ゲン酸を生成する固体に、使用前、水分を含む外気が触
れることがなくなる。
【0010】この場合、遮断手段の固体側(外気側とは
反対側)には、乾燥剤又は物理吸着剤が設けられている
と良い(請求項2の発明)。このものでは、遮断手段の
固体側に封入された空気の水分を乾燥剤により低減で
き、又はその封入された空気の水分により遮断手段の固
体側に発生したハロゲンガスを物理吸着剤により吸着で
きることで、遮断解除時のハロゲンガスの放出を抑制で
きる。
【0011】又、固体が、給水路に対し着脱可能に設置
される、外壁の一部をフィルタで構成したケースに収納
されたものの場合、遮断手段はそのケースのフィルタを
覆うシートから成っていると良い(請求項3の発明)。
このものでは、遮断手段のシートでケースのフィルタを
覆うというだけの簡単さで、次亜ハロゲン酸を生成する
固体の変質、ハロゲンガスの発生を防止できる。
【0012】更に、上記シートは破断容易な部分を有
し、それを破断させることによってフィルタを露出させ
るものであると良い(請求項4の発明)。このもので
は、シートの破断容易な部分を破断させることにより、
遮断の解除が、固体から発生したハロゲンガスに使用者
が直接触れることなくできる。
【0013】そして、遮断手段は、水との接触により溶
解する材料から成っていても良い(請求項5の発明)。
このものでは、次亜ハロゲン酸を生成する固体を洗濯機
の給水路に設置すれば、給水時にその給水路を通る水に
より遮断手段が自動的に溶解されてその遮断を解除する
ようになるから、固体から発生したハロゲンガスに使用
者が触れることが全くなくなる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につ
き、図1ないし図6を参照して説明する。まず、図2に
は、洗濯機、中でも全自動形の脱水兼用洗濯機の全体構
成を示しており、外箱1の内部に、水槽として機能する
外槽2を弾性支持機構3により弾性支持して配設してい
る。
【0015】外槽2の内部には、内槽4を回転可能に配
設しており、この内槽4は、洗濯槽であり、又、脱水槽
でもあるもので、内周部に有した円筒状の内カバー5の
ほゞ全域に脱水孔6を多数有し(一部のみ図示)、上縁
部に例えば液体封入形の回転バランサ7を装着してい
る。内槽4内の下部には、洗濯用の撹拌体8を回転可能
に配設しており、これの周囲に位置させてリング状の内
底板9を内カバー5に取着している。なお、内カバー5
は下端部を内槽4の底部に固着している。
【0016】外槽2の外下方部には、駆動機構10を配
設しており、この駆動機構10は、アウターロータ形で
ダイレクトドライブ方式のモータ11を駆動原として有
し、そのほか、図示しないクラッチ機構等を有してい
て、洗い行程及びすすぎ行程で上記撹拌体8を正逆回転
駆動し、脱水行程で内槽4を一方向に高速回転駆動する
ようになっている。
【0017】又、外槽2の外下方部には、外槽2の底部
に形成した排水口12に通じる排水弁13と、この排水
弁13に通じる排水ホース14を配設している。更に、
外槽2の排水口12と隣接する部分にはエアトラップ1
5を形成しており、このエアトラップ15にエアチュー
ブ16を接続し、該エアチューブ16に図示しない水位
センサを接続して、この水位センサにより、上記エアト
ラップ15及びエアチューブ16を介して外槽2内の水
位を検知するようにしている。
【0018】一方、外箱1の最上部にはトップカバー1
7を装着しており、このトップカバー17には蓋18を
設けている。この蓋18は、前記内槽4に対して洗濯物
(図示せず)を出し入れすべくトップカバー17に図3
に示すように形成した出入口19を開閉するもので、開
放時には後部18aと前部18bとで2つに折られるよ
うに構成している。
【0019】又、トップカバー17の最前部の上面には
操作パネル20を設けている。この操作パネル20は、
洗濯機の運転に係る各種操作をするためのもので、多数
の操作部21及び表示部22を有しており、そのうちの
操作部21a,21bは後に詳述する除菌機能の「あ
り」、「なし」を選択設定するためのものである。更
に、トップカバー17の最前部の内部には、図2に示す
制御装置23を配設しており、この制御装置23は例え
ばマイクロコンピュータから成っており、洗濯機の運転
を制御する制御手段として機能するようになっている。
【0020】そして、トップカバー15の最後部の内部
には、前記内槽4内に給水するための給水装置24を配
設している。この給水装置24は、詳細には図3に示す
ように、注水ケース25を中央に配置して、その左側に
給水ポンプ26を配置し、右側に給水弁27を配置した
もので、そのうちの注水ケース25は、前面の注水口2
5aが前記出入口19から内槽4内に臨んでいる。
【0021】これに対して、給水ポンプ26は、上部の
吸込口26aに接続した図示しない吸水ホースを介して
同じく図示しない浴槽から風呂水を吸引し、その吸引し
た風呂水を側部の吐出口26bから吐出するもので、そ
の吐出口26bに接続パイプ28を接続し、この接続パ
イプ28を注水ケース25に接続している。
【0022】一方、給水弁27は、上部の入水口27a
に接続した図示しない給水ホースを介して水道水の供給
を受けるもので、詳しくは図示しないが、第1ないし第
3の3つの弁を内蔵し、それらの開放時に、上記入水口
27aから受けた水道水を、それぞれ、第1の給水パイ
プ29、第2の給水パイプ30、及び第3の給水パイプ
31を通じて吐出するようになっている。
【0023】そして、そのうちの第1の給水パイプ29
と第2の給水パイプ30とを注水ケース25に接続し、
これらによって、前記内槽4内への洗剤の供給と併せた
給水と、柔軟仕上剤等の仕上剤の供給とを選択的に行う
ようになっている。なお、これらのため、注水ケース2
5には洗剤と仕上剤とが別々にセットされるようになっ
ている。
【0024】他方、第3の給水パイプ31は、給水弁2
7の注水ケース25側とは反対側に配設した薬剤収容容
器32に接続している。この薬剤収容容器32は、図4
及び図5に示すように、矩形の有底ボックス状を成して
おり、その内部を仕切壁33によって、小空間の水処理
室34と、大空間の薬剤収容室35とに区分している。
又、仕切壁33には縦溝状の連通口36を形成してお
り、これによって、上記水処理室34と収容室35とを
連通させている。
【0025】薬剤収容容器32の水処理室34側の側壁
下部には、接続口37を形成しており、これに前記第3
の給水パイプ31の先端部を接続している。又、薬剤収
容容器32の水処理室34の底面上には、排水手段とし
て、サイホン現象による排水が可能なサイホン管38
と、これと隣接してそれより若干高い位置に溢水口39
aを有する半円筒状の溢水管39とを形成している。
又、水処理室34の底部外下方には流出管40を形成し
ており、この流出管40は上記サイホン管38の内部と
溢水管39の内部とを包括する円筒状を成している。
【0026】なお、上記サイホン管38から排出される
水量に比し、前記接続口37から流入する水量は、それ
より多くなるように設定している。又、サイホン管38
と溢水管39とを合わせた排水量は、接続口37から流
入する水量と同等若しくはそれより多くなるように設定
している。しかして、流出管40には、継手41を介し
て接続管42を接続し、この接続管42を前記注水ケー
ス25に接続しており、かくして、前記給水弁27の第
3の弁から注水ケース25を経て内槽4内に給水する給
水路43を構成すると共に、その給水路43の途中部に
薬剤収容容器32を設置している。
【0027】薬剤収容容器32の薬剤収容室35の内部
には、水と接触することにより次亜ハロゲン酸を生成す
る薬剤44を収容している。詳細には、その薬剤44を
ケース45に緩衝シート46を介して多数個ランダムに
納めた上で、そのケース45ごと収容しており、もっ
て、薬剤44を水路43の途中部に設置している。薬剤
44は、分子内に窒素−ハロゲン原子結合を有する有機
化合物から成る固体であり、具体的には、例えばハロゲ
ン化ヒダントイン化合物の粉末を型内に充填してプレス
成形する圧縮成型によりタブレット状に固化したものを
使用している。
【0028】上記ハロゲン化ヒダントイン化合物として
は、1,3−ジクロロ5,5−ジメチルヒダントイン、
1−ブロモ−3−ジクロロ5,5−ジメチルヒダントイ
ン、1,3−ジクロロ5,5−エチルメチルヒダントイ
ン等が挙げられる。これらの化合物は、分子内に窒素−
塩素、窒素−臭素、又は窒素−沃素などの結合を持ち、
これらの窒素−ハロゲン原子結合は、水と接触すること
で加水分解され、それぞれ次亜塩素酸、次亜臭素酸、次
亜沃素酸の次亜ハロゲン酸を生成する。しかして、それ
らの次亜ハロゲン酸は、酸化作用を有しており、除菌作
用を有するものである。
【0029】ちなみに、本実施例では上述のうち1,3
−ジクロロ5,5−ジメチルヒダントインを採用してお
り、下記にその化学反応式を示すように、水と接触する
ことで窒素−ハロゲン原子結合が加水分解されて、次亜
ハロゲン酸たる次亜塩素酸が生成される。
【0030】
【化1】
【0031】これらのハロゲン化ヒダントイン化合物
は、臭気が少なく、又、溶解性を適度に抑えることによ
り次亜ハロゲン酸を長期にわたって安定して生成放出す
ることができるものである。
【0032】これに対して、ケース45の外壁の一部で
ある底部45aは、例えば網目状のフィルタ47により
通水性を有する構成としており、又、このケース45の
周側部45bの上部には適当数の空気抜き孔48を形成
していて、天板部45cには、出し入れ用の把手49を
設けている。かかる構成にて、薬剤44はケース45か
ら取出し不能な構成にあり、たゞし、ケース45は把手
49を持って前記薬剤収容容器32の薬剤収容室35か
ら出し入れ可能で、持ち運びができる、いわゆるカセッ
ト容器として機能するようになっている。
【0033】なお、薬剤収容容器32の薬剤収容室35
の底面35aには、上方へ突出するリブ或はピン状の複
数の突部50を形成していて、ケース45が薬剤収容室
35の底面から空隙Gで示すように離間した状態に支持
されるようになっており、又、各突部50間も、底面3
5aに沿って通水可能な構成にある。
【0034】更に、薬剤収容室35の上面開口部には、
これを開閉する開閉装置51を設けている。この開閉装
置51は、薬剤収容室35を形成する薬剤収容容器32
の周側部32a及び仕切壁33の内周上部に、矩形筒状
の支持枠52を嵌合固定し、この支持枠52の上縁部の
一端部に、蓋53を軸54により回動自在に支持して構
成しており、その蓋53の自由端部側には開閉操作用の
持手55を設けている。かくして、薬剤収容室35に収
容したケース45の上方は開閉装置51により覆われ、
この状態から、該開閉装置51が開放されることによ
り、ケース45を薬剤収容室35に対し着脱し得るよう
にしている。
【0035】そして、図1は、上述のように設置する前
の薬剤44の形態を示しており、ケース45に上述のご
とく収容した薬剤44を、ケース45ごと、非透水性の
袋56に収容して、該袋56の口部(この場合、上下に
ある)を封着部57で示すように封止している。かくし
て、薬剤44は外気から遮断されており、従って、この
場合、袋56は薬剤44を外気から遮断する遮断手段と
して機能するものである。
【0036】なお、上述の袋56にはポリプロピレン等
の耐塩素性の高い材料を使用しており、封着部57には
封止度の高い熱融着を採用している。又、袋56には、
封着部57のそれぞれ外側に破り目56aを例えば鋸歯
状に多数形成している。更に、この場合、薬剤44を外
気から遮断する遮断手段としては、袋56に代わって、
非透水性でケース状の容器を使用するようにしても良
い。
【0037】次に、上記構成のものの作用を述べる。ま
ず、洗濯機の運転前、使用者は上述の袋56を、破り目
56aの一つから破って、薬剤44が収容されたケース
45を取出し、それを前述のごとく薬剤収容容器32の
薬剤収容室35の内部に収容し、開閉装置51を閉じ
る。そして、内槽4内に洗濯物を投入し、操作パネル2
0の操作部21を操作することにより、標準コースを選
択し、更に、殺菌機能の「あり」又は「なし」を選択し
て、運転をスタートさせると、その運転は、基本的に
は、「洗い」、「すすぎ」、及び「脱水」の行程順に実
行される。
【0038】「洗い」行程では、最初に、投入した洗濯
物量の検知が行われ、その結果から内槽4内の必要水位
が決定されると共に、必要洗剤量が決定され、それらが
操作パネル20の表示部22に表示される。従って、使
用者は、その表示された必要量の洗剤を内槽4内に投入
すれば良い。こうした状況で、給水弁27の第1の弁が
開放し、第1の給水パイプ29から注水ケース25を通
じて内槽4内に水道水が供給される。又、このとき注水
ケース25に洗剤をセットしておけば、その洗剤が水道
水と共に供給される。この給水は内槽4内の上記決定水
位まで行われるものであり、その後、駆動機構10によ
り撹拌体8が正逆回転駆動されて洗濯物の洗いが所定時
間行われる。この洗い後には、排水弁13が開放するこ
とにより、内槽4内の洗濯水が排水ホース14を通じて
機外に排出される。
【0039】次いで、すすぎ行程に移行し、このすすぎ
行程では、殺菌機能「あり」が選択されていれば、給水
弁27の前記第1の弁と共に第3の弁が開放し、水道水
が注水ケース25を通じて直接内槽4内に供給されると
共に、第3の給水パイプ31から薬剤収容容器32を経
た後に、注水ケース25を通じて内槽4内に供給され
る。
【0040】ここで、第3の給水パイプ31から薬剤収
容容器32に供給される水道水は、詳細には図4及び図
5に示した薬剤収容容器32の接続口37から水処理室
34内に供給されるもので、この水処理室34内に供給
された水道水は、仕切壁33の連通口36を通じて薬剤
収容室35内にも至り、その両室34,35内で等しく
水位を上げる。
【0041】そして、その水位がサイホン管38の開口
位置まで上昇すると、該サイホン管38から排水される
ものの、その排水量より上記接続口37からの流入水量
が多くなるように設定していることにより、薬剤収容容
器32内の水位は更に上昇し、やがて溢水管39の溢水
口39aを越える水位に達して、その溢水口39aから
溢出されるようになる。
【0042】このようになると、水道水はサイホン管3
8及び溢水管39から合わせて排出され、その排水量は
接続口37からの流入水量と同等若しくはそれより多く
なるように設定しているので、薬剤収容容器32内に供
給された水道水が溢水口39aを越えてそれ以上に貯留
されることはなく、ほゞ溢水口39a位置の水位に維持
される。
【0043】この水位は薬剤収容室35内でも同じであ
り、この薬剤収容室35内では、その水位を上げた水道
水が、薬剤収容室35の底面とケース45の底部45a
との間の空隙Gからその底部45a(フィルタ47)を
通ってケース45内に流入し、該ケース45内の薬剤4
4の下方部分を浸漬する。従って、薬剤44が、水道水
と接触することにより次亜ハロゲン酸(薬剤44に1,
3−ジクロロ5,5−ジメチルヒダントインを採用した
本実施例の場合、次亜塩素酸)を徐々に生成放出する。
【0044】又、薬剤44と接触した時点の水道水は、
多量の次亜ハロゲン酸を含むものであるが、そのすべて
が直ちに溢水管39やサイホン管38から排出されるこ
とはない。なぜならば、ケース45の底部45a(フィ
ルタ47)を通じてケース45内に浸入した水道水は、
他に出入口がなく、流入してきた経路を逆流しない限り
ケース45外に流出できないからであり、又、薬剤収容
容器32内への給水が続けられている間、前述のように
サイホン管38と溢水管39から排水される一方、水道
水はこの薬剤収容容器32内で定水位を保つべくケース
45内に補給されており、しかも溢水口39aに対し、
ケース45の水の出入口となる部分が底部45aであっ
て、且つ溢水口39aから大きく離間しているため、そ
の間の流路抵抗が大きいからである。
【0045】特に、溢水口39aからは、定水位貯留さ
れた水道水の上層部の水が排出されやすいのに対し、そ
れとは離間して且つ底部45aが出入口となったケース
45内の水道水は影響を受けにくい。従って、薬剤44
を内蔵したケース45内はもとより、その底部45a付
近の水道水でさえも、その動きは緩慢となり、サイホン
管38や溢水管39から直ちに排出されることはない。
【0046】この結果、薬剤44から放出された次亜ハ
ロゲン酸は徐々に薬剤収容容器32内の水道水中に溶出
され、一部ずつがサイホン管38等から排水されるもの
の、ケース45内及び底部45a付近の水道水中での次
亜ハロゲン酸濃度は次第に高められた状態になり且つ蓄
積される。
【0047】しかして、このときの内槽4内への給水
も、内槽4内の前記決定水位まで行われるものであり、
その決定水位に達すれば、給水弁27の第1の弁及び第
2の弁は共に閉鎖される。すると、前述の次亜ハロゲン
酸を含んだ薬剤収容容器32内の水道水は、サイホン管
38から流出管40を通じ、更に接続管42から注水ケ
ース25を通じて内槽4内に供給される。
【0048】この後、駆動機構10により撹拌体8が正
逆回転駆動されて洗濯物のすすぎが所定時間行われ、同
時にそのすすぎ水に含まれた次亜ハロゲン酸による、洗
濯物や、内カバー5の内外面、内槽4の内外面、撹拌体
8の上下面、及び外面2の内面等の除菌が行われる。こ
のすすぎ後には、前述同様、排水弁13が開放すること
により、内槽4内のすすぎ水が排水ホース14を通じて
機外に排出される。
【0049】なお、以上に対して、運転スタート前の設
定操作の時点で、殺菌機能「なし」が選択されていれ
ば、給水弁27の第3の弁が開放することはないので、
水道水は、すべてが第1の給水パイプ29のみを通り、
すなわち薬剤収容容器32内を通らずに注水ケース25
に至って、内槽4内に供給される。又、すすぎ行程の最
終段階では、給水弁27の第2の弁が開放することによ
り、第2の給水パイプ30から注水ケース25を通じて
内槽4内に水道水が供給される。従って、このとき注水
ケース25に仕上剤をセットしておけば、その仕上剤が
水道水と共に内槽4内に供給される。
【0050】更に、洗濯を風呂水で行うことが選択され
ていれば、洗い行程、及びすすぎ行程とも、内槽4内に
は給水ポンプ26により吸い上げた風呂水が接続パイプ
28から注水ケース25を通じて供給される。そして、
脱水行程は、駆動機構10により内槽4を一方向に高速
回転駆動することで、洗い、すすぎ後の洗濯物から遠心
力にて水分を振り切る脱水が行われる。
【0051】このように本構成のものでは、薬剤44
(分子内に窒素−ハロゲン原子結合を有する有機化合物
から成る固体)が、洗濯機の内槽4(洗濯槽)内に給水
する給水路43に設置されて該給水路43を通る水と接
触することにより次亜ハロゲン酸を生成し洗濯物や内槽
4等の除菌をするもので、その薬剤44を、給水路43
に設置するまでの間、袋56(遮断手段)に封入して外
気から遮断するようにしている。
【0052】これにより、薬剤44に、使用前、それを
分解させる水分を含む外気が触れることがなくなり、安
定状態に保つことができる。従って、その薬剤44が使
用前に分解して、効力がなくなったりすることもなく、
発生したハロゲンガスによって周囲の金属部品を腐食さ
せたりするおそれをもなくすことができる。
【0053】図6は、本発明についての発明者の実験結
果を示している。これは、薬剤44を袋56に封入した
もの(遮断品)Aと、露出したままの状態にしたもの
(露出品)Bとを、長期間放置して、実際に洗濯機で前
述のごとく使用したときの、使用開始直後の次亜ハロゲ
ン酸の濃度を測定したもので、露出したままの状態にし
たものBでは、使用開始から一週間分程度の使用回数ま
では、抗菌最適目標濃度に達さず、それだけ、表面部が
分解し変質していたことになるのに対し、袋56に封入
したものAでは、使用1回目から抗菌最適目標濃度に達
しており、全く変質していないことが分かる。
【0054】以上に対して、図7ないし図13は本発明
の第2ないし第4実施例を示すもので、それぞれ、第1
実施例と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略
し、異なる部分についてのみ述べる。
【0055】[第2実施例]図7に示す第2実施例にお
いては、袋56の内部、すなわち、遮断手段の薬剤44
側(外気側とは反対側)に、ゼオライト等の乾燥剤61
を袋56とは別の通気性を有する袋62に収容して設け
ている。これは、袋56の内部に薬剤44及びケース4
5と共に封入された空気の水分によって、少ないとはい
え薬剤44が分解し、ハロゲンガスを発生するからであ
って、その封入された空気の水分を乾燥剤61により低
減し、薬剤44を使用すべく袋56を破ったとき、すな
わち、遮断解除時のハロゲンガスの放出を抑制できる。
【0056】この場合、袋56の内部に設けるのは、乾
燥剤61に代わって、活性炭等の物理吸着剤であっても
良い。この物理吸着剤であれば、袋56の内部に封入さ
れた空気の水分により発生したハロゲンガスを吸着でき
るので、同じく、遮断解除時のハロゲンガスの放出を抑
制できる。なお、この場合の乾燥剤61や物理吸着剤
は、水と接触しても問題がないので、袋62を使用せ
ず、薬剤44と混合して直に袋56に収容するようにし
ても良い。
【0057】[第3実施例]図8及び図9に示す第3実
施例においては、遮断手段として、上述の袋56に代
え、ケース45のフィルタ47を覆うシート71を採用
している。このシート71は、前記ポリプロピレン等の
耐塩素性の高い材料から成っており、厚さは100〔μ
m〕程度で、これをフィルタ47の全面を覆うように配
して、その周縁部71aをフィルタ47の周縁部47a
に固着、特には封止度の高い熱融着により固着してい
る。
【0058】このものでは、シート71でケース45の
フィルタ47を覆うというだけの簡単さで、次亜ハロゲ
ン酸を生成する薬剤44の変質、ハロゲンガスの発生を
防止することができる。なお、使用時には、シート71
を周縁部の固着部分から剥がしてフィルタ47を露出さ
せ、遮断を解除する。又、ケース45には、周側部45
bの上部に適当数の空気抜き孔48があり、この空気抜
き孔48も同様のシートにより覆って剥離可能に塞ぐと
良い。
【0059】[第4実施例]図10ないし図13に示す
第4実施例においては、上述のシート71に、これの周
縁部よりやゝ内側の部分をほゞ矩形状に囲う薄肉条部に
より破断容易な部分81を形成し、これに囲まれた部分
の一端部(図中右側端部)に帯条体82の一端部を結合
している。又、帯条体82の他端部は、ケース45の一
側面(図中左側面)に添わせて上方へ延ばし、その上端
部に、開閉装置51を開放させた状態で薬剤収容容器3
2外に突出する例えばリング部83aを有する取手部材
83を連結している。
【0060】このものでは、取手部材83のリング部8
3aを持って引き上げれば、その引張り力が帯条体82
の一端部からシート71の破断容易な部分81で囲まれ
た部分の一端部に及んで、シート71のその破断容易な
部分81が破断され、シート71(破断容易な部分81
で囲まれた部分)が剥がされることによって、フィルタ
47を露出させることができ、遮断を解除できる。よっ
て、その遮断の解除が、薬剤44から発生したハロゲン
ガスに使用者が直接触れることなくできる。
【0061】このほか、図示はしないが、前述の袋56
及び上述のシート71は、例えばポリビニルアルコール
等の水との接触により溶解する材料から成るものとして
も良い。このものでは、薬剤44を洗濯機の給水路43
に設置すれば、給水時にその給水路43を通る水により
袋56又はシート71が自動的に溶解されてその遮断を
解除するようになるから、薬剤44から発生するハロゲ
ンガスに使用者が触れることを全くなくし得る。このほ
か、本発明は上記し且つ図面に示した実施例にのみ限定
されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変
更して実施し得る。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
洗濯機で洗濯するときの洗濯物や洗濯槽等の除菌に効果
のある、次亜ハロゲン酸を生成する固体を、使用前に安
定状態に保つことができて、その固体が使用前に効力が
なくなったり、発生したハロゲンガスによって周囲の金
属部品を腐食させたりするおそれをなくすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す、薬剤をケースごと
収容した袋(遮断手段)の縦断面図
【図2】洗濯機全体の破断側面図
【図3】洗濯機全体の破断平面図
【図4】主要部分の、薬剤収容容器における開閉装置を
除く平面図
【図5】図4のC−C線に沿う薬剤収容容器部分の縦断
側面図
【図6】発明者の実験結果を示す図
【図7】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図8】本発明の第3実施例を示すケースの部分側面図
【図9】ケースの下面図
【図10】本発明の第4実施例を示すケースの部分側面
【図11】ケースの下面図
【図12】図11のD−D線に沿う部分拡大縦断面図
【図13】薬剤収容容器の開閉装置を開放させた状態の
縦断側面図
【符号の説明】
4は内槽(洗濯槽)、43は給水路、44は薬剤(分子
内に窒素−ハロゲン原子結合を有する有機化合物から成
る固体)、45はケース、47はフィルタ、56は袋
(遮断手段)、61は乾燥剤、71はシート(遮断手
段)、81は破断容易な部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/50 532 C02F 1/50 532C 550 550C 560 560E D06F 39/00 D06F 39/00 Z (72)発明者 岩井 隆賀 愛知県瀬戸市穴田町991番地 株式会社東 芝愛知工場内 (72)発明者 伊藤 道明 愛知県瀬戸市穴田町991番地 株式会社東 芝愛知工場内 Fターム(参考) 3B155 AA01 CB06 FA04 GA08 GA27 MA01 MA02 MA05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯機の洗濯槽内に給水する給水路に設
    置されて該給水路を通る水と接触することにより次亜ハ
    ロゲン酸を生成する、分子内に窒素−ハロゲン原子結合
    を有する有機化合物から成る固体と、 この固体を前記給水路に設置するまでの間、外気から遮
    断する遮断手段とを具備して成ることを特徴とする洗濯
    機のための除菌用具。
  2. 【請求項2】 遮断手段の固体側に、乾燥剤又は物理吸
    着剤が設けられていることを特徴とする請求項1記載の
    洗濯機のための除菌用具。
  3. 【請求項3】 固体が、給水路に対し着脱可能に設置さ
    れる、外壁の一部をフィルタで構成したケースに収納さ
    れ、遮断手段がそのケースのフィルタを覆うシートから
    成ることを特徴とする請求項1記載の洗濯機のための除
    菌用具。
  4. 【請求項4】 シートが破断容易な部分を有し、それを
    破断させることによってフィルタを露出させることを特
    徴とする請求項3記載の洗濯機のための除菌用具。
  5. 【請求項5】 遮断手段が、水との接触により溶解する
    材料から成っていることを特徴とする請求項1又は3記
    載の洗濯機のための除菌用具。
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