JP2002238445A - サケ等大型魚類のピンボーン抜き三枚卸し方法とその装置及びその装置の魚体搬送方法と魚体搬送装置 - Google Patents

サケ等大型魚類のピンボーン抜き三枚卸し方法とその装置及びその装置の魚体搬送方法と魚体搬送装置

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JP2002238445A JP2001379333A JP2001379333A JP2002238445A JP 2002238445 A JP2002238445 A JP 2002238445A JP 2001379333 A JP2001379333 A JP 2001379333A JP 2001379333 A JP2001379333 A JP 2001379333A JP 2002238445 A JP2002238445 A JP 2002238445A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 三枚卸しの際、ピンボーンの抜き取りも可能
としたサケ等大型魚類のピンボーン抜き三枚卸し方法と
その装置及び魚体搬送方法と魚体搬送装置を提供する。 【構成】 本発明のサケ等大型魚類のピンボーン抜き三
枚卸し装置は、ワーク投入部12と、投入したワークの
結合力弱体化を図る温熱注入部14と、注入したワーク
に背割りをする背割り部21と、腹びれ部の並設回転刃
によるカットをするWカット部22と、前記背割りと腹
びれの後に行なう三枚卸しをする三枚卸し部23と、三
枚卸しをしたあとの残骨の排出をする残骨排出部24
と、より構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サケ等大型魚類の
三枚卸しにより中骨を除去する際、ピンボーン(小骨と
もいう)も一緒に取り去り、魚を調理するときや食べる
ときに邪魔になるという問題を解決するサケ等大型魚類
のピンボーン抜き三枚卸し方法とその装置、及びその装
置の魚体搬送方法と魚体搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】魚の調理の際や食べるときに邪魔になる
小骨は、図9に示す魚体断面図に見るように椎骨11a
より左右斜め上方にのびる上神経骨(以後ピンボーンと
いう)11のことを指し、この上神経骨11はその付け
根付近から先端に掛け筋肉と細かい神経組織で結合して
いる。真上にのびる神経棘11bは従来の三枚卸しで簡
単に取り除くことができるが上記ピンボーン11は斜め
上方にのびているため、従来の三枚卸しでは除去が出来
ず残存している。
【0003】前記ピンボーンは冷凍のワークでも100
%抜き取ることは困難で、そのため、従来は三枚に卸し
た魚体フィレから人手による骨抜き具を介しての小骨取
り作業が魚屋や料理屋の厨房等で業務用としてその使用
を余儀なくされていた。しかし、上記人手による抜き取
りも、三枚卸しをしたフィレ中に残存する小骨であるピ
ンボーンは殆どその表面より突出してないため、上記人
手による抜き取り作業には熟練と煩雑さを要していた。
【0004】また、上記人手による小骨抜き取り作業に
代わる小骨除去に関する提案が、前記困難な小骨除去の
問題解決の手段として、三枚卸し後の中骨除去されたフ
ィレ中に存在する複数の小骨の除去手段に対する提案が
特開平6−46743号公報に記載されている。
【0005】該提案によれば、三枚卸しのフィレ中に存
在する小骨はフィレ表面から殆ど突出してないため、手
作業による抜き取りも困難な複数の小骨を表面すれすれ
に内蔵するフィレを搬送し、該搬送中のフィレ上に押圧
ローラと引抜きローラを配設し、押圧ローラにより前記
内蔵する小骨をフィレより引き抜き、引き抜かれた小骨
を吸引除去する構成にしている。上記従来より行なわれ
ている小骨であるピンボーンの除去手段は、手動ないし
機械的除去手段のいずれにしても、三枚卸しのすんだフ
ィレを対象としているものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑みなされたもので、三枚卸しにより中骨を除去する
際、ピンボーンも一緒に取り去ることのできるサケ等大
型魚類のピンボーン抜き三枚卸し方法とその装置及びそ
の装置の魚体搬送方法と魚体搬送装置の提供を目的とす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明のサケ等
の大型魚類のピンボーン抜き三枚卸し方法は、サケ等大
型魚類のピンボーン抜き三枚卸し方法において、ワーク
の腹側を下に背中を上に姿勢を設定するワーク投入装置
にワークをセットし、セットしたワークに対しピンボー
ンと筋肉との間の結合力の弱体化を図った後、背割りと
尻びれ付近の並設回転刃によるWカットをなし、つい
で、弱体化したピンボーンを魚体より抜きながら三枚卸
しを行なうようにしたことを特徴とする。
【0008】前記発明は、本発明のサケ等大型魚類のピ
ンボーン抜き三枚卸し方法について記載したもので、三
枚卸しをするべく投入したワークに、ワークの魚肉と神
経との間の結合を弱める手段により結合を弱めた後、三
枚卸しと同時にピンボーンを魚肉より取り除くようにし
たものである。
【0009】また、前記サケ等大型魚類のピンボーン抜
き三枚卸し方法における、ピンボーンと筋肉との間の結
合力の弱体化は、ピンボーンと筋肉との結合部へ温熱注
入を行なう手段によることが好ましい。
【0010】前記発明は、サケ等大型魚類のピンボーン
抜き三枚卸し方法における、ピンボーン抜きの際使用す
るピンボーンと魚肉との間を結合を弱める手段の構成に
ついて記載したもので、ピンボーンから、ピンボーンの
先端からピンボーン全長の半分位にわたり周囲の筋肉と
結合している神経組織に温水1.5〜2.5secの所
定時間注入を行ない、温水加熱により結合力を弱めてい
る。
【0011】また、前記サケ等大型魚類のピンボーン抜
き三枚卸し方法における、ワークは、頭部カット、尾ひ
れカット、背ひれカット及び採卵内臓抜きを含む前処理
を終了した魚体により構成するのが好ましい。
【0012】前記発明は、本発明のサケ等大型魚類のピ
ンボーン抜きの三枚卸し方法を行なう場合に、ワークに
対し必要とする前処理について記載したもので、頭部カ
ット、尾ひれカット、背ひれカット、及び採卵内蔵抜き
取りの処理をしておく必要がある。
【0013】そこで、前記サケ等大型魚類のピンボーン
抜きの三枚卸し方法を使用した好適なサケ等大型魚類の
ピンボーン抜き三枚卸し装置は、ワークの腹部を下にし
て頭部切断面の椎骨を神経棘の両側と下方とより挟持す
る上下三枚チャックと走行用の腹中ガイドとよりなるワ
ーク投入部と、ワークの背側の左右斜め上方より上神経
骨に向け温熱を注入する、多段に配列した注入針列と、
温熱温度及び注入量の制御をする制御部を含む温熱注入
部と、走行ワークに対して行なう、背割りと、尻びれ側
の両者のカットをする並設回転刃によるWカット部と、
ピンボーン抜きと椎骨、神経棘抜きを同時に行なう三枚
卸し部と、残骨を除去する排出用チャックよりなる残骨
排出部とより構成したことを特徴とする。
【0014】前記発明は、本発明のサケ等大型魚類のピ
ンボーン抜き三枚卸し方法を使用した好適なサケ等大型
魚類のピンボーン抜き三枚卸し装置に付き記載したもの
で、ワーク投入部と、温熱注入部と、背割りと、尻びれ
付近に行なう並設回転刃によるWカット部と、三枚卸し
部と、残骨排出部とより構成し、前記ワーク投入部にお
けるワークのチャックは、前記ピンボーンを形成する上
神経骨は魚体中央の椎骨を付け根として左右斜め上方へ
伸びその先端で魚肉と結合する一方、前記椎骨より真上
には神経棘が伸びているため、これらの神経組織との接
触を避け、前記椎骨を上神経骨の両側上方の2点と、椎
骨下部の1点によりワークを把持させ、前記椎骨下部を
腹中ガイド上を水平に走行させる構成にしてある。ま
た、温熱注入部は、前記上神経骨末端の分布域を挟むよ
うに背側の斜め上方よりする温熱注入部を設けるととも
に、温熱温度、注入時間、注入圧等の注入量、等を制御
する制御部を設け、前記温熱注入は約85〜90℃の高
温エアまたは蒸気、温水を使用し、注入後の温熱はピン
ボーンの筋に沿い尻尾側から抜けるようにしてある。
【0015】次に、前記本発明のサケ等大型魚類のピン
ボーン抜きの三枚卸し装置に使用する最適な魚体搬送方
法は、該装置へのワークの投入を行なうワーク投入部
と、移動中のワークに尻びれ側に行なう並設回転刃によ
るWカット部と、停止中のワークに温熱注入を行なう温
熱注入部と、移動中のワークに背割りを行なう背割りカ
ット部と、停止中のワークにアボシュナイフを挿入し挿
入後ワークの移動につれ三枚卸しをする三枚卸し部と、
停止中に排出用チャックにより残骨の排出を行なう残骨
排出部、とを順次結ぶ連続および/または断続運転をす
る搬送ラインを設け、該搬送ラインを介してワークの投
入より、加工、残骨排出、フィレの取出しまでの作業を
連続的に行なうとともに、後続する魚体にも連続加工に
移行するようにした、ことを特徴とする。
【0016】前記発明は、本発明のサケ等大型魚類のピ
ンボーン抜きの三枚卸し装置に対し最適な魚体の搬送方
法について記載したもので、サケ等大型魚類のピンボー
ン抜きの三枚卸し装置を構成する、魚体であるワーク投
入部より、後段の並設回転刃によるWカット部、温熱注
入部、背割りカット部、三枚卸し部の順に搬送し、搬送
の過程で前記各部での所用の加工をして、三枚卸しによ
るフィレの排出と、残骨排出部での残骨の排出をさせた
もので、前記搬送の過程で、前記並設回転刃による尻び
れ側のWカット、背割りカット及びアボシュナイフの魚
体への挿入後に行なう三枚卸しはワークの搬送中に行
い、前記ワークの投入、温熱注入、アボシュナイフ挿入
及び残骨排出は搬送の停止中に行なうようにしてある。
そして、フィレの排出と最終段の残骨排出を終了した後
は、再び後続の魚体の加工に連続移行できるようにした
ものである。
【0017】そして、前記魚体搬送方法を使用した好適
なサケ等大型魚類のピンボーン抜き三枚卸し装置におけ
る魚体搬送方法を使用した好適な搬送装置は、サケ等大
型魚類のピンボーン抜き三枚卸し装置において、該装置
を構成する、ワークの投入を行なう投入部と、移動中の
ワークの尻びれ側に並設回転刃によるカットを行なうW
カット部と、停止中のワークに温熱注入を行なう温熱注
入部と、移動中のワークに背割りを行なう背割りカット
部と、停止中のワークにアボシュナイフを挿入し挿入後
ワークの移動につれ三枚卸しをする三枚卸し部と、停止
中に排出用チャックにより残骨の排出を行なう残骨排出
部と、を順次結び前記各部における加工をするための走
行続行または停止をする搬送ラインと、該搬送ラインに
走行可能に装着され、ワークをチャックし椎骨の縦方向
に保持するチャック部と、残骨排出が終了した前記チャ
ック部を残骨排出部よりワーク投入部へ復帰させる復帰
手段と、より構成したことを特徴とする。
【0018】前記発明は、本発明のサケ等大型魚類のピ
ンボーン抜き三枚卸し装置の魚体搬送装置の構成につい
て記載したもので、上記サケ等大型魚類のピンボーン抜
き三枚卸し装置の搬送装置は、ワークを保持搬送するチ
ャック部と、ワークの投入、加工及び残骨排出のために
ワークの搬送を停止させるステーション群と、前記ステ
ーション群の間を結ぶ搬送ラインと空のチャック部の復
帰手段より構成しているが、前記チャック部は、加工の
性質上ワークの腹側を下に背側を上にワークの椎骨の先
端をチャック保持し、その個数は連続生産の場合は少な
くともステーション群と同数以上の複数個が用意されて
いる。そして、当該三枚卸し装置は、ワークを投入する
ワーク投入部と、ワークの移動中に行なう尻びれ側の並
設回転刃によるWカット部と、停止中に行なうワークへ
温熱を注入する温熱注入部と、ワークの移動中に行なう
背割りカット部と、停止中に行なうアボシュナイフの魚
体挿入と、挿入後のワークの移動中に行ないフィレの排
出を行なう三枚卸し部と、前記フィレを排出した後の残
骨の排出をする残骨排出部とより構成されているが、前
記ワークを搬送ラインに添い縦方向に搬送する場合には
ワーク投入部、温熱注入部、三枚卸し部、残骨排出部で
停止断続走行させる4ステーションよりなるステーショ
ン群を設け、前記ワークを横方向の平行移動により搬送
する場合にはWカットと背割りカットを行なうステーシ
ョンを余分に設けた5ステーション群より構成してい
る。
【0019】また、前記サケ等の大型魚類のピンボーン
抜き三枚卸し装置に設けた魚体搬送装置の搬送ラインの
実施例の一は、前記搬送ラインは、縦方向に腹を下に背
を上に保持させるチャック部を使用し、前記サケ等大型
魚類のピンボーン抜き三枚卸し装置を構成するワーク投
入部、温熱注入部、三枚卸し部、残骨排出部をそれぞれ
備えてなるステーション群と、上記ステーション群を結
ぶとともに、往路は前記チャック部により投入されたワ
ークを縦方向に断続走行させフィレの排出と残骨の排出
を行い、復路は空のチャック部をワーク投入ステーショ
ンまで復帰させる搬送チェーンと、より構成し、前記並
設回転刃によるWカット部はワーク投入ステーションの
下流に配設し、背割りカット部は温熱注入ステーション
の下流に設けた、縦型往復走行方式が好ましい。
【0020】前記発明は、ワーク投入部より残骨排出ま
での間にワーク投入部、温熱注入部、三枚卸し部、残骨
排出部をそれぞれ備えた4個のステーションを同一直線
上に設け、該ステーションを結ぶ直線状の搬送ラインを
設け、該搬送ラインを形成する搬送チェーンの走行方式
は単一路線状の往復走行方式を採ったもので、そのため
ワークを保持するチャック部の数は1個で済み、前記1
個のチャック部を第1ステーションから第4ステーショ
ンの間を往復させたもので、簡単且つ低価格で可能とし
たものである。なお、この方式の場合はワークは腹を下
に背を上にしてワークの椎骨の先端をチャックして、走
行路上に沿ってワークを縦方向に走行させる構成として
あるため、並設回転刃によるWカット部は前記ワーク投
入部の下流に設け、背割りカット部は温熱注入部の下流
に設けている。
【0021】また、前記サケ等の大型魚類のピンボーン
抜き三枚卸し装置に設けた魚体搬送装置の搬送ラインの
他の実施例の一は、前記搬送ラインは、前記サケ等大型
魚類のピンボーン抜き三枚卸し装置を構成するワーク投
入部、温熱注入部、三枚卸し部、残骨排出部をそれぞれ
備えた第1〜第4ステーションと予備のステーションを
含み且つ同一平面上にロータリ状に設けられたステーシ
ョン群と、上記ステーション群を結び、チャック部によ
りワークを縦方向に走行させるとともに、各ステーショ
ン間を断続走行してワーク投入第1ステーションへ空の
チャック部を復帰させるロータリ状水平走行をするエン
ドレス搬送チェーンと、より構成し、前記並設回転刃に
よるWカット部はワーク投入第1ステーション内の下流
側に配設し、背割りカット部は温熱注入第2ステーショ
ンの下流に設けた、縦方向水平ロータリ搬送方式が好ま
しい。
【0022】前記発明は、ワーク投入部より残骨排出ま
での間にワーク投入部、温熱注入部、三枚卸し部、残骨
排出部をそれぞれ備えた4個のステーションと予備のス
テーションを含むステーション群を分割して、それぞれ
反対向きに平行する二つの直線搬送ライン上に設け、該
平行する直線搬送ラインの両端をそれぞれ円弧状搬送ラ
インで結び同一平面上にロータリ搬送ラインを形成させ
たものである。そして、お互いに同一間隔に設けたステ
ーション間を断続走行させるべく、エンドレス搬送チェ
ーンを設け、空のチャック部はワーク投入ステーション
に自動復帰する構成にしている。なお、チャック部は、
ステーション群の数と同等であることが好ましい。ま
た、腹側を下に背側を上にワークの椎骨の先端を縦方向
にチャックし、チャックしたワークを搬送ラインに添い
縦方向に搬送する構成にしてあるため、前記Wカット部
はワーク投入部のあるステーションの下流に設け、背割
りカット部は温熱注入部のあるステーションの下流に設
けている。
【0023】また、前記サケ等の大型魚類のピンボーン
抜き三枚卸し装置に設けた魚体搬送装置の搬送ラインの
他の実施例の一は、上下2段の直線搬送ラインを含む構
成とし、前記サケ等大型魚類のピンボーン抜き三枚卸し
装置を構成するワーク投入部、温熱注入部、三枚卸し
部、残骨排出部をそれぞれ備えた前記上段側の直線搬送
ラインに設けた第1〜第4ステーションと、前記下段側
の直線搬送ラインに設けた予備ステーション群とよりな
るステーション群と、上記ステーション群を結び、チャ
ック部によりワークを縦方向に走行させるとともに、各
ステーション間を断続走行してワーク投入第1ステーシ
ョンへ空のチャック部を位置させるロータリ状鉛直走行
をするエンドレス搬送チェーンとより、構成し、前記並
設回転刃によるWカット部はワーク投入第1ステーショ
ン内の下流側に配設し、背割りカット部は温熱注入第2
ステーションの下流に設けた、縦方向鉛直ロータリ搬送
方式が好ましい。
【0024】前記発明は、ワーク投入部より残骨排出ま
での間にワーク投入部、温熱注入部、三枚卸し部、残骨
排出部をそれぞれ備えた第1〜第4の4個のステーショ
ン群を上段側の直線搬送ラインに配設し、該搬送ライン
の下段に予備ステーションを設けた平行の直線搬送ライ
ンを設け、上下二段の平行直線搬送ラインの両端をそれ
ぞれ円弧で結び同一鉛直面上のロータリ搬送ラインを形
成させたものである。前記鉛直ロータリ搬送ラインにチ
ャック部によりワークを縦方向に搬送させ、前記各ステ
ーション間を断続走行するエンドレス搬送チェーンを配
設し、該搬送チェーンの走行により前記第1、第2、第
3、第4で所用のピンボーン抜きの三枚卸しをさせ、空
になったチャック部がワーク投入第1のステーションに
自動復帰する構成にしてある。なお、前記チャック部
は、腹側を下に背側を上にワークの椎骨の先端を縦方向
にチャックし、チャックしたワークを搬送ラインに添い
縦方向に搬送する構成にしてあるため、前記Wカット部
はワーク投入第1ステーションの下流に設け、背割りカ
ット部は温熱注入第2ステーションの下流に設け、第3
ステーションで挿入した後ワークの走行によりフィレを
切り落とすアボシュナイフと同様にワークの走行中に機
能する構成にしてある。
【0025】また、前記サケ等の大型魚類のピンボーン
抜き三枚卸し装置に設けた魚体搬送装置の搬送ラインの
他の実施例の一は、上下2段の直線搬送ラインを含む構
成とし、前記サケ等大型魚類のピンボーン抜き三枚卸し
装置を構成するワーク投入部、温熱注入部、並設回転刃
によるWカット部及び背割りカット部、三枚卸し部、残
骨排出部をそれぞれ備えた前記上段側の直線搬送ライン
に配設した第1〜第5ステーションと、前記下段側の直
線搬送ラインに設けた予備ステーション群とよりなるス
テーション群と、上記ステーション群を結び、チャック
部によりワークを横並び走行させるとともに、各ステー
ション間を断続走行してワーク投入第1ステーションへ
空のチャック部を復帰させるロータリ状鉛直走行をする
エンドレス搬送チェーンとよりなる横並び搬送方式が好
ましい。
【0026】前記発明は、ワーク投入部より残骨排出ま
での間にワーク投入部、温熱注入部、背割りカット及び
並設回転刃によるWカット部、三枚卸し部、残骨排出部
をそれぞれ備えた第1〜第5の5個のステーションを上
段側の直線搬送ラインに配設し、予備ステーション群を
下段側の直線搬送ラインに配設し、前記上下二段の直線
搬送ラインの両端をそれぞれ円弧状搬送ラインで結び同
一鉛直面にロータリ横並び搬送ラインを形成させたもの
である。そして、互いに同一間隔に設定された前記ステ
ーション群を持つ鉛直ロータリ搬送ライン上に、チャッ
ク部によりワークを横並びに走行させるとともに各ステ
ーション間を断続走行させるエンドレスチェーンを設け
たもので、空になったチャック部はワーク投入第1のス
テーションへ自動復帰する構成にしてある。なお、前記
チャック部は、腹を下に背を上にワークの椎骨の先端を
縦方向にチャックし、縦方向にチャックしたワークを搬
送ライン上を横方向に搬送する構成にしてあるため、前
記背割りカット部及びWカット部は纏めて第3ステーシ
ョンに設け、該ステーションにおけるカッタ群の縦方向
の移動により所用のカット行なうようにし、また第4ス
テーションで挿入した後のアボシュナイフによるフレア
の切り落としもナイフの縦方向の移動により行なう構成
にしてある。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示した実施例
を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載され
る構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特
に特定的記載が無い限り、この発明の範囲をそれのみに
限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。図1
は、本発明のサケ等大型魚類のピンボーン抜き三枚卸し
装置の概略の構成を示すブロック図で、図2は図1のワ
ーク投入部におけるワークである魚体の走行ガイドに載
置する状況を示す図で、図3は図2で載置されたワーク
の先端を三方把持金具で把持するチャック部の構成を示
す図で、図4は図3の把持金具でワークをチャックする
状況を示す図で、図5は図3でチャックしたワークに温
熱を注入する温熱注入部の構成を示す図で、図6は図4
で所定量の温熱の注入の終了したワークに並設回転刃に
よる背割り及び並設回転刃によるカットをするWカット
部の構成を示す図で、図7(A)は前記図5、図6にお
ける前処理の終了したワークに三枚卸しのアボッシュナ
イフの挿入によるピンボーン抜きの三枚卸しをする三枚
卸し部の構成を示す図で、(B)はアボシュナイフの構
成を示す図である。図8は図7において三枚卸しの終了
後の残骨を排出する残骨排出部の構成を示す図で、
(A)、(B)はチャックの残骨把持前の状況を示し、
(C)はチャック終了し排出手前の状況を示す図で、図
9は魚類の椎骨、神経棘、上神経骨の分布状況を示す模
式断面図である。図10は、図1のサケ等大型魚類のピ
ンボーン抜き三枚卸し装置の魚体搬送用の縦方向水平ロ
ータリ搬送装置の概略の構成を示す図で、図11(A)
はワーク投入部と並設回転刃によるWカット部を示す側
面図で、(B)は図10の温熱注入部と背割りカット部
を示す側面図で、(C)は三枚卸し部を示す側面図であ
る。図12は図10の別の実施例の縦方向鉛直ロータリ
搬送装置の概略構成を示す図で、図13は図10の別の
実施例の縦型往復搬送装置の概略構成を示す図である。
図14は図10の別の実施例の横並び搬送装置の概略の
構成を示す図で、(A)は上から見た図で、(B)は側
面図である。
【0028】図1のブロック図に示すように、本発明の
サケ等大型魚類のピンボーン抜き三枚卸し装置は、ワー
ク投入部12と、投入したワークの結合力弱体化を図る
温熱注入部14と、注入したワークに並設回転刃による
背割りをする背割り部21と、腹びれ部の並設回転刃に
よるカットをするWカット部22と、前記背割りと腹び
れの後に行なう三枚卸しをする三枚卸し部23と、三枚
卸しをしたあとの残骨の排出をする残骨排出部24と、
より構成する。
【0029】上記ワーク投入部12は、走行ガイドへの
ワークの載置をするワーク載置部12aと、載置したワ
ークを三方把持金具で把持するチャック部13と、より
構成し、ワーク載置部12aでは、図2に見るように、
サケ等大型魚類より頭部、尾びれ、背びれカット、採卵
内臓取り後の魚体よりなるワーク10を用意するととも
に、図3に示す適当厚さの中間ガイド25aを設け、該
ガイドを前部で挟持し形成された後部間隙でWカット用
並設回転刃を内蔵回転可能にした刃による並設ガイド2
5bを設け、前記中間ガイド25aと並設ガイド25b
とにより腹中ガイド25を構成し、上記腹中ガイド25
上に手動により前記予め用意したワーク10の腹10c
を下向きの状態で図2に示す矢印A方向の載置位置に
移動する構成にしてある。
【0030】図3の示すチャック部13では、図に見る
ように上段2列の平行把持金具13a、13aと、該上
段把持金具の下部中間に位置する下段1列の把持金具1
3bとよりなる三方把持金具を用意し、図に示すワーク
10の頭部切断面10bに見るように、前記把持金具1
3bは椎骨11aの真下に、また平行把持金具13a、
13aは椎骨11aより上方にのびる神経棘11bの両
側に位置させるとともに、ピンボーンである上神経骨1
1を避ける位置の3箇所のハッチング位置にその先端を
挿入させる。そして、上記三方把持金具13a、13
a、13bの先端挿入後のワーク10を把持する状況を
図4に示してあるが、図の(A)は把持金具を挿入した
状態を示す側面模式図で、(B)は正面から見た模式図
で、(C)は把持金具のワークチャック時の状態を示す
正面模式図である。図の(A)、(B)に見るように把
持金具13a、13a、13bによるチャックは、頭部
切断面10b側より前記神経棘11bと上神経骨11を
避けて挿入し椎骨11aを把持するようにしたもので、
椎骨11aの把持は、図の(C)に見るようにワーク1
0の椎骨11aの端部を斜め上側の2箇所と下部真下の
1箇所とによりチャックするようにしてある。なお、上
記把持金具13a、13a、13bによるワーク10の
チャックの状態は三枚卸しの終了まで継続する。
【0031】図5には、前記ワーク投入についで行なう
温熱注入部14の概略構成を示してあるが、魚体筋肉と
ピンボーンである上神経骨11との間はその付け根付近
から先端に掛けて細かい神経で結合されており、そのた
め冷凍ワークでも100%のピンボーン除去は困難であ
る。上記ピンボーン除去の手段として温熱注入を使用
し、筋肉と結合している神経に温水をかけることにより
神経が分解され、解けたような状態となし筋肉と神経と
の間の結合力の弱体化を図り、ピンボーンを抜けやすく
したものである。上記温熱注入手段は、図の(A)には
上から見た概略構成図が示され、(B)には温熱注入時
のワークの断面の状況を示してある。図の(A)、
(B)に見るように、温熱注入部14は、ワーク10の
斜め側面上部に魚体の左右に設けられた温熱注入注射針
16a、17aを複数本を具えた上下2段の配管群1
6、17と、該配管群を魚体に対し前進させ注射針の魚
体内の上神経骨(ピンボーン)11の先端より全長の半
分位まで挟むように刺し込みを行い爾後温熱を注入し注
入終了後は旧位置に退避させる一部図示の温熱注入機構
と、図示していない温熱供給部と、温熱の温度、注入量
を設定する注入時間、注入圧等の注入量を制御する制御
部とより構成し、使用温熱には約85〜90℃の蒸気ま
たは高温エア、温水を使用し、前記上神経骨(ピンボー
ン)11の魚体筋肉組織との結合部分に約2sec前後
温熱注入し、注入された温熱は前記ピンボーンの筋、椎
骨に沿って尾びれ側から排出するようにしてある。
【0032】上記構成を持つ温熱注入部14の使用に際
しては、図1に示すように注入段の選択部18で前記上
下2段の配管群の内のいずれを使用するかを魚体の大き
さに応じて設定し、ついで、制御部19で温熱の温度や
注入量を決める注入圧力や注入時間を設定し、ついで温
熱投入部20で前記温熱注入機構を介して矢印F、F
方向に魚体へ注入注射針16a、17aを刺し込み所
定の温熱注入を行なう。
【0033】図6には、前記温熱注入部14での温熱注
入を介して結合組織の弱体化を図った後三枚卸しの前段
に行なう並設回転刃による背割り部21と並設回転刃に
よるWカット部22の概略構成が示してある。図の背割
り部21はワーク10の椎骨11aと神経棘11bをは
さむ適当幅を持つ並設切断面を形成すべく、前記適間隙
を持つ2枚の並設回転刃21a、21bを魚体切断面1
0bの上部に用意し、矢印B方向へ椎骨11a近くの
ピンボーンを切断の手前まで切り下げ、切り下げ後椎骨
11aの上側にそって矢印B方向に走行させ背割りを
するようにしてある。なお、上記B、B方向の切り
下げの場合、ワークの軸芯部位をカットさせるため、ワ
ークの腹側を腹中ガイドによりガイドさせ、ワークの側
面を図示していないローラにより両側より押圧する構成
にしてある。そしてワーク10はワーク投入部12で腹
中ガイド25上に載置され且つ把持金具13a、13
a、13bにより把持チャックされているので前記押圧
ローラの作用と相俟って、背を上に腹を下にした姿勢を
とり続け正確な背割りをすることができる。
【0034】並設回転刃によるWカット部22は図の腹
側の腹割りされた箇所より尻側のハッチング部22cを
背割り工程と同様に2枚の回転刃を2枚並列にセットさ
れたものを、腹中ガイド25に設けた斜向溝25cに沿
い移動するように設け、並設回転刃によるWカットする
際は、前記2枚の並設回転刃22a、22bを斜向溝の
上限まで上昇させ刃先を椎骨11aの下部まで切り割り
を入れる。ついでワーク10を把持金具13a、13a
、13bにより矢印C方向に走行させ尾びれ部を三
枚割きする構成にしてある。
【0035】図7(A)には、上記背割り部21、並設
回転刃によるWカット部22の前処理をしたワーク10
に前記背割りした頭部切断面10bの端部に図の(B)
に示す前記神経棘11bの厚みに相当する間隙sを基部
に持つ中間部位より刃先に向け前記間隙を広げ拡幅状に
した拡幅部41cを持つ並設アボシュナイフ23a、2
3bを設け、矢印D方向に押し下げ前記中間部位の拡
幅部41cが椎骨11aに到達させピンボーン抜きを行
い、その後は、矢印D方向に移動させワークよりピン
ボーンである上神経骨11と、椎骨11aと、神経棘1
1bとを除去した三枚卸しのフィレ10e、10eを得
るようにしてある。上記アボッシュナイフ23a、23
bによる三枚卸しの際は、前記温熱注入により上神経骨
11と魚肉との間の結合組織は弱体化されているため、
前記上神経骨であるピンボーンの抜き取りも確実に行な
うことができる。そして前記三枚に卸されたフィレは、
図示していない左右のフィレ排出シュートを介してベル
トコンベア上に排出される。
【0036】図8には、前記三枚卸し部23により除去
された椎骨11a、神経棘11b、上神経骨11よりな
る残骨排出部24の概略構成が示してある。前記三枚卸
し部23より残骨はチャックされたまま残骨排出部に搬
送される。搬送された残骨は、図に見るように、三枚卸
し時まで掴んでいた把持金具13a、13a、13bを
開いた後、残骨排出用チャック24a、24bを矢印E
方向に下降させた後残骨を矢印E方向に回動把持さ
せ、ついで矢印E方向へ排出コンベア上に排出する。
【0037】図10は、図1のサケ等大型魚類のピンボ
ーン抜き三枚卸し装置の魚体搬送用の縦方向水平ロータ
リ搬送装置の概略の構成を示してある。図に示すよう
に、縦方向水平ロータリ搬送装置は、同一平面上に設け
た直線搬送ライン40a、40aと円弧状搬送ライン4
0cとよりなるロータリ搬送ラインと、該直線搬送ライ
ン40a、40a上に等間隔に配設されたst1、st
2、st3、st4、st5、st6よりなるステーシ
ョン群と、前記st1に設けたワーク投入部12と、該
ワーク投入部の下流側に付設した並設回転刃によるWカ
ット部22と、st2に設けた温熱注入部14と、該温
熱注入部の下流側に付設した背割りカット部21と、s
t5に設けた三枚卸し部23と、st6に設けた残骨排
出部24とよりなる加工処理群と、前記搬送ライン上を
エンドレスチェーン30により各ステーション毎に走行
停止して、前記加工処理群により所定の加工をすべく設
けた6個のチャック部13と、より構成する。
【0038】なお、前記チャック部13は、並設ガイド
25bと把持金具13a、13a、13b等を含む部材
よりなり、把持金具13a、13a、13bと並設ガイ
ド25bを介してワーク10の椎骨11aの先端を縦方
向に把持するようにしてあり、前記チャック部13の芯
13dが前記搬送ライン上を走行可能に、アタッチメン
ト付きのエンドレスチェーン30に保持され、前記各ス
テーション毎に停止走行を繰り返して前記各加工処理部
によりピンボーン抜き三枚卸しをして st6で残骨排
出をする連続作業を可能にしている。なお、前記アタッ
チメント付きのエンドレスチェーン30はチェーンホィ
ール33と図示していない制御モータにより断続走行を
させ、保持したチャック部群のそれぞれが確実に下流の
ステーションに停止するよう構成してある。
【0039】図11には、図10における各加工処理部
を側面図により示してあり、図の(A)にはワーク投入
部12と並設回転刃によるWカット部が示され、図の
(B)には温熱注入部14と背割りカット部21が示さ
され、図の(C)には三枚卸し部23が示されている。
【0040】図の(A)に見るように、既に頭部切断、
背びれ、尻びれ、腹びれの切断及び、内臓、魚卵の除去
等の前処理をした魚体であるワーク10を腹を下に背を
上にし、チャック部13の腹中ガイド25に嵌着させ、
椎骨11aの先端を把持金具13a、13a、13bを
介して縦方向に把持する構成にしてある。(図3、図4
参照)上記ワーク投入部12の下流に付設した並設回転
刃によるWカット部22は、チャック部13にセットさ
れたワーク10が直線搬送ライン40a上をエンドレス
チェーン30の走行により移動する際、魚体であるワー
ク10の尻びれ側の下部をWカットするものである。
【0041】次に温熱注入部14は、図の(B)に見る
ようにワーク10が前記st2で停止した際、ワーク1
0の両側面の斜め上部より温熱投入部20の温熱注入注
射針を挿入して、温熱をピンボーンと魚体筋肉組織との
結合部に注入し、結合力の弱体化を図ったものである。
なお、上記温熱注入部14の下流に設けた背割りカット
部21においては、並設回転刃21a、21bによりワ
ーク10の移動中に行なうもので、ワーク10が前段の
温熱注入を終了して断続走行に移行した際直線搬送ライ
ン40a上で行なわれる。
【0042】次に三枚卸し部23は、図の(C)に見る
ように、ワーク10がst5で停止した際作動するもの
で、最初にアボシュナイフ23a、23bを頭部付け根
に挿入し、挿入したナイフを固定した状態でワークを断
続走行に移行させ、該移行により切断を行いピンボーン
を椎骨に残した状態でフィレを切り落とすようにしてあ
る。
【0043】上記構成により、st1で停止中の直線搬
送ライン40a上のチャック部13へのワーク10の投
入が、ワーク投入部12より行われ、以後ワーク10は
搬送ライン上の断続走行により、st2で温熱注入が温
熱注入部14により行なわれ、ついでst5で三枚卸し
部23によりフィレの切り落としが行なわれるととも
に、前記走行中に並設回転刃によるWカット22及び背
割りカット21を行い、st6で前記フィレを排出した
後の残骨排出を残骨排出用チャックにて行なうことが出
来る。なお、残骨排出後の空のチャック部13は再度s
t1へ戻り、ロータリ状水平搬送ラインにより連続処理
を可能にしている。
【0044】図12には図10の別の実施例の縦方向鉛
直ロータリ搬送装置の概略構成が示してある。図に見る
ように、本装置は、同一鉛直面内に設けた上下2段に配
設した直線搬送ライン40a、40eと円弧状搬送ライ
ン40cとよりなる鉛直ロータリ搬送ラインと、前記上
段側の直線搬送ライン40a上に等間隔に配設されたs
t1、st2、st3、st4よりなるステーション群
と、前記st1に設けたワーク投入部12と、該ワーク
投入部の下流側に付設した並設回転刃によるWカット部
22と、st2に設けた温熱注入部14と、該温熱注入
部の下流側に付設した背割りカット部21と、st3に
設けた三枚卸し部23と、st4に設けた残骨排出部2
4とよりなる加工処理群と、前記搬送ライン上をエンド
レスチェーン30aにより各ステーション毎に走行停止
して、前記加工処理群により所定の加工をすべく等間隔
に設けた少なくとも8個以上のチャック部13と、より
構成する。
【0045】前記チャック部13は、前記したようにワ
ーク10を腹を下に背を上にして椎骨11aの先端を把
持して縦方向に直線搬送ライン40a上を断続走行させ
るべく、チャック部13の芯13dが前記搬送ライン上
を走行可能に、アタッチメント付きのエンドレスチェー
ン30aに保持され、前記各ステーション毎に停止走行
を繰り返して前記各加工処理部によりピンボーン抜き三
枚卸しをしてst4で残骨排出をする連続作業を可能に
している。なお、前記アタッチメント付きエンドレスチ
ェーン30aはチェーンホィールと図示していない制御
モータにより断続走行をさせ、保持したチャック部が確
実に下流のステーションに停止するよう構成してある。
【0046】図13には、図10の別の実施例の縦型往
復搬送装置の概略構成を示してある。図に見るように、
本装置は、1個の直線搬送ライン40aよりなる往復型
搬送ラインと、該搬送ライン上に等間隔に配設されたs
t1、st2、st3、st4よりなるステーション群
と、前記st1に設けたワーク投入部12と、該ワーク
投入部の下流側に付設した並設回転刃によるWカット部
22と、st2に設けた温熱注入部14と、該温熱注入
部の下流側に付設した背割りカット部21と、st3に
設けた三枚卸し部23と、st4に設けた残骨排出部2
4とよりなる加工処理群と、前記搬送ライン上をエンド
レスチェーン30bにより各ステーション毎に走行停止
して、前記加工処理群により所定の加工をすべく設けた
1個のチャック部13と、該チャック部を前記エンドレ
スチェーン30bを介して前記st1とst4との間を
往復させる往復機構とより構成する。本装置の場合は最
も簡単な装置で、この場合も残骨排出部31、フィレ排
出部32を備えている。
【0047】図14には、図10の別の実施例の横並び
搬送装置の概略の構成が示してあり、図の(A)は上か
ら見た平面図で、(B)は側面図である。図の(A)、
(B)に見るように、本装置は、直線搬送ライン40a
よりなる鉛直ロータリ搬送ラインと、前記直線搬送ライ
ン上に等間隔に配設されたst1、st2、st3、s
t4、st5よりなるステーション群と、前記st1に
設けたワーク投入部12と、st2に設けた温熱注入部
14と、st3に設けた並設回転刃によるWカット部2
2及び背割りカット部21と、st4に設けた三枚卸し
部23と、st5に設けた残骨排出部24とよりなる加
工処理群と、前記搬送ライン上をアタッチメント付きの
エンドレスチェーン30cにより各ステーション毎に走
行停止して、前記加工処理群により所定の加工をすべく
それぞれ等間隔に横並びに設けた少なくとも10個のチ
ャック部13と、なお、前記アタッチメント付きのエン
ドレスチェーン30cは図示していないチェーンホィー
ルと制御モータにより断続走行をさせ、保持したチャッ
ク部が確実に下流のステーションで停止するよう構成し
てある。上記構成の場合は、ワークは横並びに並列移動
するため、他の実施例に比較して短尺の装置を形成でき
る。
【0048】
【発明の効果】本発明は、上記構成により、従来より魚
を調理する際や食べるときに邪魔になり煩雑な処理を要
するピンボーン(小骨)の除去を三枚卸し作業時に行な
うことが可能となり、魚体処理に大きな効果をもたらし
ている。また、魚体搬送装置を前記ピンボーン抜き三枚
卸し装置に組み込むことにより人手による事無く一貫作
業が可能になり、作業の効率化と衛生的処理をより確実
に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のサケ等大型魚類のピンボーン抜き三
枚卸し装置の概略の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1のワーク投入部におけるワークである魚
体の走行ガイドに載置する状況を示す図である。
【図3】 図2で載置されたワークの先端を三方把持金
具で把持するチャック部の構成を示す図である。
【図4】 図3の把持金具でワークをチャックする状況
を示す図である。
【図5】 図3でチャックしたワークに温熱を注入する
温熱注入部の概略構成を示す図である。
【図6】 図5で所定量の温熱の注入の終了したワーク
に背割り及び並設回転刃によるカットをする背割り部と
Wカット部の構成を示す図である。
【図7】 (A)は前記図5、図6における前処理の終
了したワークに三枚卸しのアボッシュナイフの挿入によ
るピンボーン抜きの三枚卸しをする三枚卸し部の構成を
示す図で、(B)はアボシュナイフの構成を示す図であ
る。
【図8】 図7において三枚卸しの終了後の残骨を排出
する残骨排出部の構成を示す図で、(A)、(B)はチ
ャックの残骨把持前の状況を示し、(C)はチャック終
了し排出手前の状況を示す図である。
【図9】 魚類の椎骨、神経棘、上神経骨の分布状況を
示す模式断面図である。
【図10】 図1のサケ等大型魚類のピンボーン抜き三
枚卸し装置の魚体搬送用の縦方向水平ロータリ搬送装置
の概略構成を示す図である。
【図11】 (A)はワーク投入部12と並設回転刃に
よるWカット部22を示す図で、(B)は温熱注入部1
4と背割りカット部21を示す図で、(C)は三枚卸し
部23を示す図である。
【図12】 図10の別の実施例の縦方向鉛直ロータリ
搬送装置の概略構成を示す図である。
【図13】 図10の別の実施例の縦型往復搬送装置の
概略構成を示す図である。
【図14】 図10の別の実施例の横並び搬送装置の概
略構成を示す図で、(A)は上から見た図で、(B)は
側面図である。
【符号の説明】
10 ワーク 10b 頭部切断面 10c 腹 10e フィレ 11 ピンボーン 11a 椎骨 11b 神経棘 12 ワーク投入部 13 チャック部 13a、13b 把持金具 14 温熱注入部 16、17 上下2段の配管群 18 注入段の選択部 19 制御部 20 温熱投入部 21 背割り部 22 Wカット部 21a、21b、22a、22b 並設回転刃 23 三枚卸し部 23a アボシュナイフ 24 残骨排出部 24a チャック 25 腹中ガイド 25a 中間ガイド 25b 並設ガイド 25c 斜向溝 30、30a、30b、30c エンドレスチェーン 33 チェーンホィール 40a、40b、40e 直線搬送ライン 40c 円弧状搬送ライン
フロントページの続き (72)発明者 高橋 紀行 東京都江東区牡丹2丁目13番1号 株式会 社前川製作所内 Fターム(参考) 4B011 KK04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サケ等大型魚類のピンボーン抜き三枚卸
    し方法において、 ワークの腹側を下に背中を上に姿勢を設定するワーク投
    入装置にワークをセットし、セットしたワークに対しピ
    ンボーンと筋肉との間の結合力の弱体化を図った後、背
    割りと尻びれ付近の並設回転刃によるWカットをなし、
    ついで、 弱体化したピンボーンを魚体より抜きながら三枚卸しを
    行なうようにしたことを特徴とするサケ等大型魚類のピ
    ンボーン抜き三枚卸し方法。
  2. 【請求項2】 前記ピンボーンと筋肉との間の結合力の
    弱体化は、ピンボーンと筋肉との結合部へ温熱注入を行
    なう手段によることを特徴とする請求項1記載のサケ等
    大型魚類のピンボーン抜き三枚卸し方法。
  3. 【請求項3】 前記ワークは、頭部カット、尾ひれカッ
    ト、背ひれカット及び採卵内臓抜きを含む前処理を終了
    した魚体により構成したことを特徴とする請求項1記載
    のサケ等大型魚類のピンボーン抜き三枚卸し方法。
  4. 【請求項4】 サケ等大型魚類のピンボーン抜き三枚卸
    し装置において、 ワークの腹部を下にして頭部切断面の椎骨を神経棘の両
    側と下方とより挟持する上下三枚チャックと走行用の腹
    中ガイドとよりなるワーク投入部と、 ワークの背側の左右斜め上方より上神経骨に向け温熱を
    注入する、多段に配列した注入針列と、温熱温度及び注
    入量の制御をする制御部を含む温熱注入部と、 走行ワークに対して行なう、背割りと、尻びれ側の両者
    のカットをする並設回転刃によるWカット部と、 ピンボーン抜きと椎骨、神経棘抜きを同時に行なう三枚
    卸し部と、 残骨を除去する排出用チャックよりなる残骨排出部とよ
    り構成したことを特徴とするサケ等大型魚類のピンボー
    ン抜き三枚卸し装置。
  5. 【請求項5】 サケ等大型魚類のピンボーン抜き三枚卸
    し装置において、 該装置へのワークの投入を行なう投入部と、移動中のワ
    ークに尻びれ側に行なわれる並設回転刃によるWカット
    部と、停止中のワークに温熱注入を行なう温熱注入部
    と、移動中のワークに背割りを行なう背割りカット部
    と、停止中のワークにアボシュナイフを挿入し挿入後ワ
    ークの移動につれ三枚卸しをする三枚卸し部と、停止中
    に排出用チャックにより残骨の排出を行なう残骨排出
    部、とを順次結ぶ断続および/または連続運転をする搬
    送ラインを設け、 該搬送ラインを介してワークの投入より、加工、残骨排
    出、フィレの取出しまでの作業を連続的に行なうととも
    に、連続して後続する魚体加工に移行するようにしたこ
    とを特徴とするサケ等大型魚類のピンボーン抜き三枚卸
    し装置の魚体搬送方法。
  6. 【請求項6】 サケ等大型魚類のピンボーン抜き三枚卸
    し装置において、 該装置を構成する、ワークの投入を行なう投入部と、移
    動中のワークの尻びれ側に並設回転刃によるカットを行
    なうWカット部と、停止中のワークに温熱注入を行なう
    温熱注入部と、移動中のワークに背割りを行なう背割り
    カット部と、停止中のワークにアボシュナイフを挿入し
    挿入後ワークの移動につれ三枚卸しをする三枚卸し部
    と、停止中に排出用チャックにより残骨の排出を行なう
    残骨排出部と、を順次結び前記各部における加工をする
    ための走行続行または停止をする搬送ラインと、 該搬送ラインに走行可能に装着され、ワークをチャック
    し椎骨の縦方向に保持するチャック部と、 残骨排出が終了した前記チャック部を残骨排出部よりワ
    ーク投入部へ復帰させる復帰手段と、より構成したこと
    を特徴とするサケ等大型魚類のピンボーン抜き三枚卸し
    装置の魚体搬送装置。
  7. 【請求項7】前記搬送ラインは、縦方向に腹を下に背を
    上に保持させるチャック部を使用し、 前記サケ等大型魚類のピンボーン抜き三枚卸し装置を構
    成するワーク投入部、温熱注入部、三枚卸し部、残骨排
    出部をそれぞれ備えてなるステーション群と、 上記ステーション群を結ぶとともに、往路は前記チャッ
    ク部により投入されたワークを縦方向に断続走行させフ
    ィレの排出と残骨の排出を行い、復路は空のチャック部
    をワーク投入ステーションまで復帰させる搬送チェーン
    と、より構成し、 前記並設回転刃によるWカット部はワーク投入ステーシ
    ョンの下流に配設し、背割りカット部は温熱注入ステー
    ションの下流に設けた、縦型往復走行方式により構成し
    たことを特徴とする請求項6記載のサケ等大型魚類のピ
    ンボーン抜き三枚卸し装置の魚体搬送装置。
  8. 【請求項8】前記搬送ラインは、前記サケ等大型魚類の
    ピンボーン抜き三枚卸し装置を構成するワーク投入部、
    温熱注入部、三枚卸し部、残骨排出部をそれぞれ備えた
    第1〜第4ステーションと予備のステーションを含み且
    つ同一平面上にロータリ状に設けられたステーション群
    と、 上記ステーション群を結び、チャック部によりワークを
    縦方向に走行させるとともに、各ステーション間を断続
    走行してワーク投入第1ステーションへ空のチャック部
    を復帰させるロータリ状水平走行をするエンドレス搬送
    チェーンと、より構成し、 前記並設回転刃によるWカット部はワーク投入第1ステ
    ーション内の下流側に配設し、背割りカット部は温熱注
    入第2ステーションの下流に設けた、縦方向水平ロータ
    リ搬送方式により構成したことを特徴とする請求項6記
    載のサケ等大型魚類のピンボーン抜き三枚卸し装置の魚
    体搬送装置。
  9. 【請求項9】前記搬送ラインは上下2段の直線搬送ライ
    ンを含む構成とし、前記サケ等大型魚類のピンボーン抜
    き三枚卸し装置を構成するワーク投入部、温熱注入部、
    三枚卸し部、残骨排出部をそれぞれ備えた前記上段側の
    直線搬送ラインに設けた第1〜第4ステーションと、前
    記下段側の直線搬送ラインに設けた予備ステーション群
    とよりなるステーション群と、 上記ステーション群を結び、チャック部によりワークを
    縦方向に走行させるとともに、各ステーション間を断続
    走行してワーク投入第1ステーションへ空のチャック部
    を位置させるロータリ状鉛直走行をするエンドレス搬送
    チェーンとより、構成し、 前記並設回転刃によるWカット部はワーク投入第1ステ
    ーション内の下流側に配設し、背割りカット部は温熱注
    入第2ステーションの下流に設けた、縦方向鉛直ロータ
    リ搬送方式により構成したことを特徴とする請求項6記
    載のサケ等大型魚類のピンボーン抜き三枚卸し装置の魚
    体搬送装置。
  10. 【請求項10】前記搬送ラインは上下2段の直線搬送ラ
    インを含む構成とし、前記サケ等大型魚類のピンボーン
    抜き三枚卸し装置を構成するワーク投入部、温熱注入
    部、並設回転刃によるWカット部及び背割りカット部、
    三枚卸し部、残骨排出部をそれぞれ備えた前記上段側の
    直線搬送ラインに配設した第1〜第5ステーションと、 前記下段側の直線搬送ラインに設けた予備ステーション
    群とよりなるステーション群と、 上記ステーション群を結び、チャック部によりワークを
    横並び走行させるとともに、各ステーション間を断続走
    行してワーク投入第1ステーションへ空のチャック部を
    復帰させるロータリ状鉛直走行をするエンドレス搬送チ
    ェーンとよりなる横並び搬送方式により構成したことを
    特徴とする請求項6記載のサケ等大型魚類のピンボーン
    抜き三枚卸し装置の魚体搬送装置。
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WO2004068954A1 (ja) * 2003-02-03 2004-08-19 Takeshi Iwasaki 魚骨除去装置、魚骨除去方法および魚骨除去用櫛歯状切断刃
EP3490384A4 (en) * 2016-07-29 2020-04-15 Pescatech ApS NEEDLE BONE REMOVAL DEVICE

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