JP2002234825A - 口腔用組成物 - Google Patents

口腔用組成物

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Hirotoshi Ootani
浩淑 大谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラーク除去効果及び殺菌活性に優れた口腔
用組成物を提供する。 【解決手段】 乳酸菌及び/又は乳酸菌発酵液を含有す
ることを特徴とする口腔用組成物;カチオン性殺菌剤類
からなる群より選ばれる少なくとも1種をさらに含有す
る上記口腔用組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラーク除去効果
と殺菌活性に優れた口腔用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】う蝕および歯周炎の原因として歯垢(プ
ラーク)の付着があり、従来から口腔衛生においてはそ
の除去や付着予防、すなわち歯垢付着予防が重要である
ことが指摘されている。歯垢(プラーク)は、ミュータ
ンスレンサ球菌が産生する酵素GTaseがスクロースを
基質として、粘着性で且つ不溶性のグルカンを合成し、
このグルカンを介してミュータンスレンサ球菌が歯面に
強固に付着して形成されるものである。歯垢付着予防の
方法としては、歯ブラシ等による機械的な歯垢除去と、
殺菌剤による口腔内細菌の殺菌が一般的である。しかし
ながら、殺菌剤の殺菌効果には限界があり、歯垢などの
微生物の集合体に対しては殺菌剤が内部まで浸透しない
ため、その効果が充分に発揮されないという問題点があ
る。そのため、殺菌剤の濃度を上げたり、処理時間を長
くする等の工夫が必要となるが、安全性、経済性、有効
性の面から、必ずしも満足できるものではなかった。従
って、殺菌剤単独では作用しにくいデンタルプラーク等
の微生物の集合体に対して、優れた殺菌効果を有する口
腔用組成物が望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、殺菌剤では
作用しにくいデンタルプラークなど微生物の集合体や塊
に対して、プラーク除去効果と殺菌活性に優れた口腔用
組成物を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討を行った結果、乳酸菌及び/又は
乳酸菌発酵液を含有させることで、殺菌剤単独では作用
しにくいデンタルプラークなど微生物の集合体に対して
優れた殺菌効果を有する口腔用組成物が得られることを
見出した。従って本発明は、乳酸菌及び/又は乳酸菌発
酵液を含有することを特徴とする口腔用組成物である。
本発明は、さらにカチオン性殺菌剤類からなる群より選
ばれる少なくとも1種を含有する上記口腔用組成物に向
けられている。
【0005】
【発明の実施の形態】本明細書中でいう口腔用組成物と
は、練歯磨剤、粉歯磨剤、液状歯磨剤、液体歯磨剤など
の歯磨剤類、トローチ剤、錠剤、クリーム剤、軟膏剤、
添付剤、口中清涼剤、洗口剤、チューインガム又はうが
い薬などを含む。本発明で用いられる乳酸菌(乳糖やブ
ドウ糖を分解して大量の乳酸をつくる細菌を総称してい
う)は形の上から球状の球菌と棒状をした桿菌に分けら
れるが,何れも用いることができる。また、その性質か
ら、空気、つまり酸素のある無しに関わらず増殖できる
グループ(通性嫌気性菌:乳酸桿菌、乳酸球菌)と、空
気のあるところではほとんど生育できないグループ(偏
性嫌気性菌:ビフィズス菌)に大別されるが、何れも使
用可能である。乳酸菌としては何れの形態のものも使用
でき、例えば粉末状の凍結乾燥品などがある。
【0006】乳酸菌発酵液は、乳糖、ブドウ糖などを主
成分とする培地に対し、乳酸菌を用いて乳酸発酵を行っ
て得られた発酵液が好ましい。乳酸発酵に用いる乳酸菌
は通常の乳酸菌飲料、発酵乳などを製造する場合に通常
使用されている乳酸菌のいずれでもよく、例えばラクト
バチルス・アシドフィルス、ラクトバチルス・ブルガリ
クス、ラクトバチルス・カゼイ、ラクトバチルス・ブラ
ンタラム、ラクトバチルス・サリバリウス、ラクトバチ
ルス・ファーメンツム、ラクトバチルス・ブレビス、ラ
クトバチルス・ブッフネル、ラクトバチルス・セロビオ
ズス、ストレプトコッカス・サーモフィルス等がある。
また、使用する乳酸菌発酵液として、乳酸菌発酵液から
乳酸菌の菌体を遠心分離機、分離膜などにより除去して
得られた乳酸発酵分離液を使用してもよい。
【0007】これら乳酸菌発酵液あるいは乳酸発酵分離
液には、乳酸、乳酸ナトリウムのほか、各種のアミノ
酸、ビタミン類、リン酸、クエン酸、ギ酸などの有機
酸、あるいはヒアルロン酸等の多糖類が含まれる。使用
する乳酸菌発酵液あるいは乳酸発酵分離液の具体例とし
ては、酸度が0.1〜5%程度、好ましくは1〜3%程
度、pHが2.0〜5.0程度、及び蒸発残分が1.0
〜10%程度を示す乳酸発酵分離液がある。この酸度
は、乳酸発酵分離液10mlを正確にとり、水10mlを加
えた後、0.1N水酸化ナトリウム液で滴定して(指示
薬:フェノールフタレイン試液3滴)求められる乳酸の
w/v%である。滴定の終点は、0.1N水酸化ナトリウム
液1滴を加えて、指示薬の色が30秒消えない点とす
る。 0.1N水酸化ナトリウム液1ml=9.008mg C3H6O3
【0008】本発明の口腔用組成物における乳酸菌及び
/又は乳酸菌発酵液の含有量は、口腔用組成物の全質量
に対して0.001〜5.0質量%が一般に適当であっ
て、好ましくは0.01〜3.0質量%である。この量
が0.001質量%よりも少ないと期待される効果が発
揮されず、一方5.0質量%を越えても含有量に見合っ
た効果が得られない。
【0009】本発明の口腔用組成物において、特に乳酸
菌を含ませた口腔用組成物は非水系口腔用組成物とする
ことが好ましい。非水系口腔用組成物とは、水を含まな
いか又は水をほとんど含まない口腔用組成物を意味し、
具体的には口腔用組成物全量に対する水の含有量が0〜
2質量%、好ましくは0〜1質量%、より好ましくは水
を全く含有しない口腔用組成物である。
【0010】本発明の口腔用組成物に用いるカチオン性
殺菌剤としては、第四級アンモニウム化合物及びビグア
ニド系化合物が好適である。第四級アンモニウム化合物
に属する殺菌剤としては、例えば塩化セチルピリジニウ
ム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化
アルキルジメチルアンモニウム、塩化アルキルトリメチ
ルアンモニウム、塩化メチルベンゼトニウム、塩化ラウ
ロイルコラミノホルミルメチルピリジニウム等が挙げら
れる。好ましくは塩化セチルピリジニウム、塩化ベンゼ
トニウム、塩化ベンザルコニウムである。また、ビグア
ニド系化合物に属する殺菌剤としては、例えばクロルヘ
キシジンおよびその塩を挙げることができる。ここでク
ロルヘキシジンの塩としては、薬学的に許容されるもの
であれば特に制限されないが、例えば塩酸塩等の無機酸
塩、グルコン酸塩等の有機酸塩を挙げることができる。
好ましくはグルコン酸クロルヘキシジンおよび塩酸クロ
ルヘキシジンである。本発明の口腔用組成物には、これ
らカチオン性殺菌剤を1種単独であるいは2種以上使用
することができる。
【0011】このようなカチオン性殺菌剤は医薬品や化
粧品をはじめ、食品、雑貨品など広く一般的に使用され
るものであり、本発明においてはこれらに使用されてい
る市販品を用いることができる。本発明の口腔用組成物
における少なくとも1種のカチオン性殺菌剤の含有量
は、口腔用組成物の全質量に対して0.001〜0.5
質量%、好ましくは0.01〜0.2質量%である。こ
の量が0.001質量%未満であると、期待される効果
が発揮されず、一方0.5質量%を越えても含有量に見
合った効果が得られない。
【0012】本発明の口腔用組成物にはその種類に応じ
て、上記成分に加えて、必要により以下の成分を通常の
使用量の範囲内で配合することができる。 <研磨剤>シリカゲル、沈降性シリカ、火成性シリカ、
含水ケイ酸、無水ケイ酸、ゼオライト、アルミノシリケ
ート、ジルコノシリケート等のシリカ系研磨剤、第二リ
ン酸カルシウム二水和物、第二リン酸カルシウム無水和
物、ピロリン酸カルシウム、第三リン酸マグネシウム、
第三リン酸カルシウム、水酸化アルミニウム、アルミ
ナ、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、炭酸マ
グネシウム、ケイ酸ジルコニウム、合成樹脂系研磨剤な
どが挙げられ、これらのうち1種または2種以上を併用
して用いることができる。上記研磨剤の配合量は、組成
物全体に対して3〜60質量%が好ましく、より好まし
くは10〜45質量%である。
【0013】<湿潤剤>グリセリン、濃グリセリン、ジ
グリセリン、ソルビット、マルチトール、ジプロピレン
グリコール、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリ
コール、キシリトール等の多価アルコール等の1種また
は2種以上を使用することができる。 <粘結剤>カラギーナン(ι、λ、κ)、アルギン酸、
アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコー
ルエステル、カルシウム含有アルギン酸ナトリウム、ア
ルギン酸カリウム、アルギン酸カルシウム、アルギン酸
アンモニウム等のアルギン酸塩及びその誘導体、キサン
タンガム、グァーガム、ゼラチン、寒天、カルボキシメ
チルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロー
ス、ポリアクリル酸ナトリウムなどが挙げられ、これら
のうち1種または2種以上を併用して用いることができ
る。
【0014】<発泡剤>ラウリル硫酸ナトリウム、ラウ
ロイルサルコシンナトリウム、アルキルスルホコハク酸
ナトリウム、ヤシ油脂肪酸モノグリセリンスルホン酸ナ
トリウム、α-オレフィンスルホン酸ナトリウム、、N-
アシルグルタメート等のN-アシルアミノ酸塩、2-アルキ
ル-N-カルボキシメチル-N-ヒドロキシエチルイミダゾリ
ニウムベタイン、マルチトール脂肪酸エステル、ショ糖
脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、脂肪
酸ジエタノールアミド、ポリオキシエチレンソルビタン
モノステアレート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、
ポリオキシエチレン脂肪酸エステル等が挙げられ、これ
らのうち1種または2種以上を併用して用いることがで
きる。
【0015】<甘味剤>サッカリンナトリウム、アスパ
ルテーム、トレハロース、ステビオサイド、ステビアエ
キス、パラメトキシシンナミックアルデヒド、ネオヘス
ペリジルジヒドロカルコン、ペリラルチン等。 <防腐剤>メチルパラベン、エチルパラベン、プロピル
パラベン、ブチルパラベン等のパラベン類、安息香酸ナ
トリウム、フェノキシエタノール、塩酸アルキルジアミ
ノエチルグリシン等。
【0016】<香料成分>l-メントール、アネトール、
メントン、シネオール、リモネン、カルボン、メチルサ
リシレート、エチルブチレート、オイゲノール、チモー
ル、シンナミックアルデヒド、トランス-2-ヘキセナー
ルなどの中から1種または2種以上を併用して用いるこ
とができる。これらの成分は単品で配合してもよいが、
これらを含有する精油等を配合してもよい。また、上記
香料成分に加え、脂肪族アルコールやそのエステル、テ
ルペン系炭化水素、フェノールエーテル、アルデヒド、
ケトン、ラクトン等の香料成分、精油を本発明の効果を
妨げない範囲で配合してもよい。上記香料の配合量は、
組成物全体に対して0.02〜2質量%とすることが好
ましい。
【0017】<有効成分>塩化リゾチーム、モノフルオ
ロホスフェート、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、
モノフルオロリン酸ナトリウム、ポリエチレングリコー
ル,ポリビニルピロリドン、ゼオライト、ヒノキチオー
ル、アスコルビン酸、トリクロサン、イソプロピルメチ
ルフェノール、酢酸トコフェロール、ε−アミノカプロ
ン酸、トラネキサム酸、アルミニウムヒドロキシルアラ
ントイン、乳酸アルミニウム、ジヒドロコレステロー
ル、グリチルレチン酸、グリチルリチン酸塩類、銅クロ
ロフィリン塩、塩化ナトリウム、グァイアズレンスルホ
ン酸塩、デキストラナーゼ、塩酸ピリドキシン,薬用ハ
イドロキシアパタイトなどを1種または2種以上を配合
することができる。 <その他>青色1号等の色素、酸化チタン等の顔料、ジ
ブチルヒドロキシトルエン等の酸化防止剤、エデト酸塩
等のキレート剤、チャエキス、チャ乾留液、プロポリス
エキス、グルタミン酸ナトリウム等の矯味剤など。
【0018】なお、上記成分を組み合わせた口腔用組成
物の製法は、常法に準じたものでよく、特に限定される
ものではない。また、得られた練歯磨剤等の組成物は、
アルミニウムチューブ、ラミネートチューブ、ガラス蒸
着チューブ、プラスチックチューブ、プラスチックボト
ル、エアゾール容器等に充填されて使用することができ
る。
【0019】
【発明の効果】本発明の口腔用組成物は、プラーク除去
効果と殺菌活性に優れたものである。
【0020】以下、本発明を実施例、比較例及び試験例
によって詳細に説明するが、本発明はこれらの記載に制
限されるものではない。
【実施例】実施例1〜4及び比較例1〜4 表1に示す組成(単位:質量%)にて常法に従って、精
製水を加えて全量を100質量%として各種練歯磨剤を
調製した。これらの練歯磨剤を以下の試験に供した。
【0021】<プラーク除去試験>各練歯磨剤のプラー
ク除去効果を検証するため、プラークモデルを作成して
in vitroにおける評価を行った。Streptococcus mutans
ATCC25175(S. mutans)を10mLのBrain Heart Infusio
n(BHI)液体培地に37℃、24時間、好気培養して菌
懸濁液を調製した。5%ショ糖含有BHI液体培地10mLの
入った試験管に、人工唾液に2時間浸漬した直径約1cm
ハイドロキシアパタイトペレットをつるし、S. mutans
を植菌した。その後、37℃、24時間培養し、ハイドロキ
シアパタイトペレットにグルカンと細菌が付着したもの
をプラークモデルとして作製した。
【0022】表1に示す実施例1〜4及び比較例1〜4
の各練歯磨剤の30%水懸濁液30mLを加えた各試験管に、
上記プラークモデルを浸漬した。30ストローク/分で5
分間振とうした後、ハイドロキシアパタイトペレットを
取り出し、表面を精製水で十分に洗浄した。コントロー
ルとして、歯磨剤水懸濁液の代わりに精製水を用いて同
様に試験を行った。各ハイドロキシアパタイトペレット
表面に残存したプラークを剥離し、精製水に分散させた
分散液を被験試料として、450nmにおける濁度を測定し
た。プラーク除去率を下式により算出し、以下の基準に
従って評価を行った。 プラーク除去率(%)=[(コントロールのO.D.450nm
−各試料のO.D.450nm)/コントロールO.D.450nm]×10
0
【0023】「評価基準」 プラーク除去度合い ◎・・・・・プラーク除去率80%以上100%以下 ○・・・・・プラーク除去率60%以上 80%未満 △・・・・・プラーク除去率40%以上 60%未満 ×・・・・・プラーク除去率 0%以上 40%未満 結果を表1に併せて示す。
【0024】<殺菌力試験>各練歯磨剤の殺菌力を検証
するため、S. mutansを用いてin vitroによる評価を行
った。24穴のマイクロプレートに2mL人工唾液を加え、
2時間室温で放置した。人工唾液を除去し、5%ショ糖
含有BHI液体培地を加え、上記プラーク除去試験で調
製した菌懸濁液からS. mutans を植菌した。37℃で、24
時間培養し、BHI液体培地を除去して表1に示す実施
例1〜4及び比較例1〜4の各練歯磨剤の30%水懸濁液
2mLを加えて、37℃で5分間インキュベーションした。
歯磨剤懸濁液を除去して、滅菌生理食塩水で十分に洗浄
後、化学発光検出器を用いてATP(アデノシン三リン
酸)を測定し、生菌数を求めた。その結果を表1に併せ
て示す。
【0025】
【表1】 1)ビフィズス菌(ビフィドバクテリウム・ロンガム)の
凍結乾燥物2) 乳酸発酵分離液(ラクトバチルス・サリバリウスの乳
酸発酵分離液、酸度:1.8%、pH:3.9、蒸発残
分:4.8%)
【0026】上記の殺菌力試験の値は、LogCFU/mLで表
されるため、数値が小さいほど高い殺菌力を示すことと
なる。以上の実験結果から、本発明の口腔用組成物は、
プラーク除去効果及び殺菌力に優れていることが分かっ
た。また下記の実施例5〜12についても上記の実験を
行ったところ、同様な結果が得られた。
【0027】
【実施例5】 練歯磨剤の調製 塩化セチルピリジニウム 0.05質量% 乳酸菌 0.5 (ラクトバチルス・サリバリウス、凍結乾燥品) 重質炭酸カルシウム 30.0 無水ケイ酸 5.0 濃グリセリン 15.0 ソルビット 20.0カルホ゛キシメチルセルロースナトリウム 1.0 ラウリル硫酸ナトリウム 0.5 サッカリンナトリウム 0.1 安息香酸ナトリウム 0.1 酢酸トコフェロール 0.1 香料 1.0 精製水 適量 計 100.0質量%
【0028】
【実施例6】 練歯磨剤の調製 塩酸クロルヘキシジン 0.001質量% 乳酸発酵分離液 3.0 (酸度:2.5%、pH3.2、蒸発残分2.8%) 水酸化アルミニウム 35.0 無水ケイ酸 5.0 濃グリセリン 30.0 カラギーナン 1.0 ラウリル硫酸ナトリウム 0.5 キシリトール 3.0 ステビアエキス 0.05 安息香酸ナトリウム 0.1 β−グリチルレチン酸 0.05 香料 1.0 精製水 適量 計 100.0質量%
【0029】
【実施例7】 練歯磨剤の調製 塩化デカリニウム 0.01質量% 乳酸発酵分離液 0.005 (酸度:3.0%、pH3.0、蒸発残分3.7%) 重質炭酸カルシウム 30.0 無水ケイ酸 7.0 プロピレングリコール 15.0 ソルビット 15.0 キサンタンガム 1.0 ラウリル硫酸ナトリウム 0.5 サッカリンナトリウム 0.05 安息香酸ナトリウム 0.1 β−グリチルレチン酸 0.05 酢酸トコフェロール 0.1 香料 1.0 精製水 適量 計 100.0質量%
【0030】
【実施例8】 練歯磨剤の調製 グルコン酸クロルヘキシジン 0.05質量% 乳酸菌 5.0 (ラクトバチルス・ガッセリ、凍結乾燥品) ピロリン酸カルシウム 15.0 無水ケイ酸 7.0 濃グリセリン 20.0 カラギーナン 0.5カルホ゛キシメチルセルロースナトリウム 0.8 ラウリル硫酸ナトリウム 0.5 ステビアエキス 0.1 安息香酸ナトリウム 0.1 塩化リゾチーム 0.4 ε−アミノカプロン酸 0.1 香料 1.0 精製水 適量 計 100.0質量%
【0031】
【実施例9】 練歯磨剤の調製 塩化セチルピリジニウム 0.2質量% 塩酸クロルヘキシジン 0.01 乳酸菌 0.05 (ラクトバチルス・ロンガム、凍結乾燥品) 歯磨用リン酸水素カルシウム 25.0 無水ケイ酸 5.0 濃グリセリン 20.0 ソルビット 10.0カルホ゛キシメチルセルロースナトリウム 1.0 ラウリル硫酸ナトリウム 0.5 キシリトール 10.0 安息香酸ナトリウム 0.5 フッ化ナトリウム 0.2 香料 1.0 精製水 適量 計 100.0質量%
【0032】
【実施例10】 練歯磨剤の調製 塩酸クロルヘキシジン 0.02質量% 塩化セチルピリジニウム 0.01 乳酸発酵分離液 1.0 (酸度:1.2%、pH4.6、蒸発残分2.2%) 無水ケイ酸 10.0 濃グリセリン 10.0 ソルビット 20.0 カラギーナン 1.0 ラウリル硫酸ナトリウム 0.5 マルチトール 5.0 ステビアエキス 0.05 安息香酸ナトリウム 1.0 トラネキサム酸 0.1 香料 1.0 精製水 適量 計 100.0質量%
【0033】
【実施例11】 非水系練歯磨剤の調製 トリクロサン 0.05質量% 乳酸発酵分離液 0.01 (酸度:1.8%、pH3.9、蒸発残分4.8%) 結晶セルロース 10.0 無水ケイ酸 10.0 プロピレングリコール 15.0 寒天 1.0 グリセリン脂肪酸エステル 0.5 エタノール 0.5 パラベン 0.1 β−グリチルレチン酸 0.05 酢酸トコフェロール 0.1 香料 1.0 グリセリン 適量 計 100.0質量%
【0034】
【実施例12】 非水系練歯磨剤の調製 塩化セチルピリジニウム 0.05質量% 乳酸菌(ビフィズス菌、凍結乾燥品) 3.0 ヒドロキシエチルセルロース 0.3 無水ケイ酸 7.0 プロピレングリコール 10.0 カーボポール 0.8ホ゜リオキシエチレン 硬化ヒマシ油(E.O. 60) 2.0 パラベン 0.1 エタノール 0.4 L-メントール 0.1 香料 0.5 グリセリン 適量 計 100.0質量%
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA031 AA032 AA112 AB012 AB102 AB222 AB292 AB322 AC102 AC122 AC132 AC422 AC432 AC482 AC582 AC622 AC691 AC692 AC741 AC742 AC782 AC812 AC862 AD212 AD262 AD272 AD282 AD352 AD532 AD642 AD662 BB48 CC41 DD28 EE36

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乳酸菌及び/又は乳酸菌発酵液を含有す
    ることを特徴とする口腔用組成物。
  2. 【請求項2】 カチオン性殺菌剤類からなる群より選ば
    れる少なくとも1種をさらに含有する請求項1記載の口
    腔用組成物。
  3. 【請求項3】 カチオン性殺菌剤として第四級アンモニ
    ウム化合物及びビグアニド系化合物からなる群より選ば
    れる少なくとも1種を含有する請求項2記載の口腔用組
    成物。
  4. 【請求項4】 カチオン性殺菌剤類からなる群より選ば
    れる少なくとも1種の含有量が、組成物の全質量に対し
    て0.001〜0.5質量%である請求項2又は3記載
    の口腔用組成物。
  5. 【請求項5】 乳酸菌及び/又は乳酸菌発酵液の含有量
    が、組成物の全質量に対して0.005〜5.0質量%
    である請求項1〜4のいずれか1項記載の口腔用組成
    物。
  6. 【請求項6】 非水系口腔用組成物である請求項1〜5
    のいずれか1項記載の口腔用組成物。
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