JP2002234806A - 組成物 - Google Patents
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Abstract
防かび剤および/または防藻剤として有用な組成物を提
供すること。 【解決手段】 組成物として、一般式1で示されるイソ
チアゾリン系化合物および一般式2で示されるトリアゾ
ール系化合物を含有させる。この組成物は、防かびおよ
び/または防藻において、優れた効力を有し、かつ耐熱
性に優れているため、防かび剤および/または防藻剤と
して、各種の工業製品に適用することができる。 (一般式1,2中、Y1は水素原子または炭化水素基
を、X1およびX2は、水素原子、ハロゲン原子または
炭化水素基を、Y5およびY6は水素原子または炭化水
素基を、A2はアリール基またはアラルキル基を、nは
1〜3の整数を示す。)
Description
は、防かび剤および/または防藻剤として有用な組成物
に関する。
/または防藻にその効力を示す防かび剤および/または
防藻剤として、イソチアゾリン系化合物がよく知られて
いる。このイソチアゾリン系化合物は、幅広い抗菌スペ
クトルを有し、各種の産業分野で幅広く使用されている
が、その一方で、単独で使用した場合には、微生物の抵
抗性がしばしば生じ、効力や耐熱性にやや劣ることも知
られている。
合物が、木材保存剤および種子の保護剤として知られて
いるが、工業用保存剤としては知られていない。
品の多様化につれて、より優れた効力を有し、かつ耐熱
性に優れる防かび剤および/または防藻剤の開発が要望
されている。
されたもので、その目的とするところは、より優れた効
力を有し、かつ耐熱性に優れる防かび剤および/または
防藻剤として有用な組成物を提供することにある。
に、本発明の組成物は、下記一般式(1)で示されるイ
ソチアゾリン系化合物
化水素基を、X1およびX2は、同一または相異なって
水素原子、ハロゲン原子または炭化水素基を示す。)
と、下記一般式(2)で示されるトリアゾール系化合物
子または置換されていてもよい炭化水素基を、A2は置
換されていてもよいアリール基または置換されていても
よいアラルキル基を、nは1〜3の整数を示す。)とを
含有していることを特徴としている。
化合物は、一般式(1)の式中、Y1が、水素原子、メ
チル、n−ブチル、n−オクチルのいずれかであり、X
1およびX2が、ともに水素原子、一方が水素原子で他
方がハロゲン原子、ともにハロゲン原子のいずれかであ
ることが好ましい。より具体的には、イソチアゾリン系
化合物が、2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3
−オン、および/または、4,5−ジクロロ−2−n−
オクチル−4−イソチアゾリン−3−オンであることが
好ましい。
合物は、一般式(2)の式中、Y5およびY6が、とも
に水素原子、または、一方が水素原子で他方が炭素数1
〜4の炭化水素基であり、A2がハロゲン置換フェニル
基であることが好ましい。より具体的には、トリアゾー
ル系化合物が、1−[[2−(2,4−ジクロロフェニ
ル)−4−n−プロピル−1,3−ジオキソラン−2−
イル]メチル]−1H−1,2,4−トリアゾール、お
よび/または、1−[[2−(2,4−ジクロロフェニ
ル)−1,3−ジオキソラン−2−イル]メチル]−1
H−1,2,4−トリアゾールであることが好ましい。
/または防藻剤として好適に用いることができる。
(1)で示されるイソチアゾリン系化合物および下記一
般式(2)で示されるトリアゾール系化合物を含有して
いる。
(1)で示される。
化水素基を、X1およびX2は、同一または相異なって
水素原子、ハロゲン原子または炭化水素基を示す。) 上記一般式(1)中、Y1で示される置換されていても
よい炭化水素基の炭化水素基としては、例えば、アルキ
ル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基
およびアリール基などが挙げられる。
ば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、
ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、イソオクチ
ル、sec−オクチル、tert−オクチル、ノニル、
デシルなどの炭素数1〜10のアルキル基が挙げられ
る。好ましくは、メチル、エチル、プロピル、n−ブチ
ルなどの炭素数1〜4のアルキル基およびn−オクチル
などの炭素数8のアルキル基が挙げられる。より好まし
くは、メチル、n−ブチル、n−オクチルが挙げられ
る。
えば、ビニル、アリル、イソプロペニル、1−プロペニ
ル、2−プロペニル、2−メチル−1−プロペニルなど
の炭素数2〜4のアルケニル基が挙げられる。好ましく
は、ビニル、アリルなどの炭素数2〜3のアルケニル基
が挙げられる。
えば、エチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、ブ
チニル、ペンチニルなどの炭素数2〜5のアルキニル基
が挙げられる。好ましくは、エチニル、プロピニルなど
の炭素数2〜3のアルキニル基が挙げられる。
は、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペ
ンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオク
チルなどの炭素数3〜8のシクロアルキル基が挙げられ
る。好ましくは、シクロペンチル、シクロヘキシルなど
の炭素数5〜6のシクロアルキル基が挙げられる。
ば、フェニル、ナフチル、アントリル、フェナントリル
などの炭素数6〜14のアリール基が挙げられる。好ま
しくは、フェニルなどの炭素数6のアリール基が挙げら
れる。
水素基の置換基としては、例えば、ヒドロキシル基、ハ
ロゲン原子(例えば、塩素、フッ素、臭素およびヨウ素
など)、シアノ基、アミノ基、カルボキシル基、アルコ
キシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブ
トキシなどの炭素数1〜4のアルコキシ基など)、アリ
ールオキシ基(例えば、フェノキシ基など)、アルキル
チオ基(例えば、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチ
オ、ブチルチオなどの炭素数1〜4のアルキルチオ基な
ど)およびアリールチオ基(例えば、フェニルチオ基な
ど)などが挙げられる。好ましくは、ハロゲン原子およ
びアルコキシ基が挙げられる。これらの置換基は同一ま
たは相異なって1〜5個、好ましくは1〜3個置換して
いてもよい。
もよい炭化水素基のうちでは、置換されていない炭化水
素基が好ましく、その中でも、アルキル基、とりわけ、
メチル、エチル、プロピル、n−ブチルなどの炭素数1
〜4のアルキル基およびn−オクチルなどの炭素数8の
アルキル基が好ましく、より好ましくは、メチル、n−
ブチルおよびn−オクチルが挙げられる。したがって、
Y1の最も好ましい例としては、水素原子、メチル、n
−ブチルおよびn−オクチルが挙げられる。
ン系化合物において、X1およびX2で示されるハロゲ
ン原子としては、例えば、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素
が挙げられる。好ましくは、塩素が挙げられる。
ては、Y1で示される炭化水素基として上記したものと
同様のものを挙げることができ、好ましくは、アルキル
基、より好ましくは、メチル、エチル、プロピル、イソ
プロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、
tert−ブチルなどの炭素数1〜4のアルキル基が挙
げられる。また、X1およびX2は、2価の炭化水素基
で環形成されていてもよく、このような2価の炭化水素
基としては、例えば、メチレン、エチレン、トリメチレ
ン、テトラメチレンなどの炭素数1〜4の2価のアルキ
レン基が挙げられる。好ましくは、トリメチレンが挙げ
られる。
ロゲン原子、水素原子が挙げられ、好ましい態様として
は、例えば、X1およびX2がともに水素原子、X1お
よびX2のうち、いずれか一方が水素原子であって他方
がハロゲン原子、X1およびX2がともにハロゲン原子
である態様が挙げられる。また、トリメチレンで環形成
されているものも、好ましい態様の1つである。
下に示す具体的な化合物に準じて公知の方法により製造
することができる。その具体例としては、例えば、2−
n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、4,5
−ジクロロ−2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−
3−オン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オ
ン、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3
−オン、2−エチル−4−イソチアゾリン−3−オン、
4,5−ジクロロ−2−シクロヘキシル−4−イソチア
ゾリン−3−オン、5−クロロ−2−エチル−4−イソ
チアゾリン−3−オン、5−クロロ−2−t−オクチル
−4−イソチアゾリン−3−オン、2−メチル−4,5
−トリメチレン−4−イソチアゾリン−3−オンなどが
挙げられる。これらのうち、好ましくは、2−n−オク
チル−4−イソチアゾリン−3−オン、4,5−ジクロ
ロ−2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−オ
ン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、5−
クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、
2−メチル−4,5−トリメチレン−4−イソチアゾリ
ン−3−オンが挙げられる。より好ましくは、2−n−
オクチル−4−イソチアゾリン−3−オン、4,5−ジ
クロロ−2−n−オクチル−4−イソチアゾリン−3−
オンが挙げられる。これらイソチアゾリン系化合物は、
単独で用いてもよく、また、2種以上併用してもよい。
(2)で示される。
子または置換されていてもよい炭化水素基を、A2は置
換されていてもよいアリール基または置換されていても
よいアラルキル基を、nは1〜3の整数を示す。) 上記一般式(2)中、Y5およびY6で示される置換さ
れていてもよい炭化水素基としては、Y1で示される置
換されていてもよい炭化水素基として上記したものと同
様のものを挙げることができ、その中でも、置換されて
いない炭化水素基、とりわけ、アルキル基が好ましい。
より好ましくは、メチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、te
rt−ブチルなどの炭素数1〜4のアルキル基が挙げら
れる。Y5およびY6の好ましい例としては、水素原
子、アルキル基が挙げられ、好ましい態様としては、例
えば、Y5およびY6がともに水素原子、Y5およびY
6のうち、いずれか一方が水素原子であって他方がアル
キル基、Y5およびY6がともにアルキル基である態様
が挙げられる。
いアリール基のアリール基としては、例えば、フェニ
ル、ナフチル、アントリル、フェナントリルなどの炭素
数6〜14のアリール基が挙げられる。好ましくは、フ
ェニルが挙げられる。また、A2で示される置換されて
いてもよいアラルキル基のアラルキル基としては、例え
ば、ベンジル、1−フェニルエチル、2−フェニルエチ
ル、1−フェニルプロピル、2−フェニルプロピル、3
−フェニルプロピル、1−フェニルブチル、2−フェニ
ルブチル、3−フェニルブチル、4−フェニルブチル、
ジフェニルメチルなどの炭素数7〜13のアラルキル基
が挙げられる。さらに、A2で示される置換されていて
もよいアリール基または置換されていてもよいアラルキ
ル基の置換基としては、例えば、ヒドロキシル基、ハロ
ゲン原子(例えば、塩素、フッ素、臭素およびヨウ素な
ど)、シアノ基、アミノ基、カルボキシル基、アルコキ
シ基(例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブト
キシなどの炭素数1〜4のアルコキシ基など)、アリー
ルオキシ基(例えば、フェノキシ基など)、アルキルチ
オ基(例えば、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチ
オ、ブチルチオなどの炭素数1〜4のアルキルチオ基な
ど)およびアリールチオ基(例えば、フェニルチオ基な
ど)などが挙げられる。好ましくは、ハロゲン原子が挙
げられる。これらの置換基は同一または相異なって1〜
5個、好ましくは1〜3個置換していてもよい。
いてもよいアリール基または置換されていてもよいアラ
ルキル基としては、好ましくは、置換されていてもよい
アリール基、より好ましくは、ハロゲン置換されている
フェニルが挙げられる。
ゾール系化合物において、nは、1であることが好まし
い。
に示す具体的な化合物に準じて公知の方法により製造す
ることができる。その具体例としては、例えば、次式
(3)で示される1−[[2−(2,4−ジクロロフェ
ニル)−4−n−プロピル−1,3−ジオキソラン−2
−イル]メチル]−1H−1,2,4−トリアゾール
(慣用名:プロピコナゾール)、
フェニル)−1,3−ジオキソラン−2−イル]メチ
ル]−1H−1,2,4−トリアゾール(慣用名:アザ
コナゾール)、
独で用いてもよく、また、これら2種を併用してもよ
い。
リアゾール系化合物とが配合される割合は、例えば、イ
ソチアゾリン系化合物5〜95重量%に対して、トリア
ゾール系化合物が95〜5重量%、好ましくは、イソチ
アゾリン系化合物10〜90重量%に対して、トリアゾ
ール系化合物が90〜10重量%、さらに好ましくは、
イソチアゾリン系化合物50〜80重量%に対して、ト
リアゾール系化合物が50〜20重量%である。イソチ
アゾリン系化合物がこれより少ないと、抗菌スペクトル
が狭くなる場合があり、また、トリアゾール系化合物が
これより少ないと、効力の持続性が低下する場合があ
る。また、イソチアゾリン系化合物とトリアゾール系化
合物との配合は、例えば、物理的に混合するなど、公知
の配合方法を用いればよい。
は、防かびおよび/または防藻において、優れた効力を
有するため、好ましくは、防かび剤および/または防藻
剤として用いられる。本発明の組成物を、防かび剤およ
び/または防藻剤として用いる場合には、その目的およ
び用途に応じて、例えば、液剤、懸濁剤、粉剤、粒剤、
ペースト剤などの公知の剤型に製剤化することが好まし
い。
には、イソチアゾリン系化合物およびトリアゾール系化
合物を、上記した割合において、その合計量が、得られ
る製剤に対して1〜70重量%、好ましくは5〜50重
量%の割合となるように調製し、適宜溶剤に溶解または
分散すればよい。このときに用いられる溶剤としては、
イソチアゾリン系化合物およびトリアゾール系化合物を
溶解しまたは分散し得る溶剤であれば特に制限されな
い。
えば、メタノール、エタノール、n−プロパノール、i
so−プロパノール、n−ブタノール、tert−ブタ
ノールなどのアルコール系溶剤、例えば、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、
トリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオー
ル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレン
グリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモ
ノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエ
ーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ト
リプロピレングリコールモノメチルエーテルなどのグリ
コール系溶剤、例えば、アセトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトンなどのケトン系溶剤、例え
ば、ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチルエーテル
などのエーテル系溶剤、例えば、酢酸エチル、酢酸ブチ
ル、酢酸イソブチルなどのエステル系溶剤、例えば、ベ
ンゼン、トルエン、キシレン、メチルナフタレン、ソル
ベントナフサなどの芳香族系溶剤、例えば、四塩化炭
素、クロロホルム、塩化メチレンなどのハロゲン化炭化
水素系溶剤、例えば、ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシド、アセトニトリルなどの極性溶剤などが挙
げられる。これらのうち、好ましくは、水、アルコール
系溶剤、グリコール系溶剤およびケトン系溶剤が挙げら
れる。また、例えば、ジオクチルアジペート、ジイソノ
ニルフタレートなどのフタル酸系可塑剤や、例えば、ジ
オクチルフタレートなどのアジピン酸系可塑剤などの可
塑剤を溶剤として用いてもよい。これら溶剤は、単独で
用いてもよく、また、2種以上併用してもよい。
場合には、イソチアゾリン系化合物およびトリアゾール
系化合物を、上記した割合において、その合計量が、得
られる製剤に対して、2〜50重量%、好ましくは、5
〜30重量%の割合となるように調製し、例えば、クレ
ー、モンモリロナイト、ベントナイト、カオリンなどの
粘土鉱物やシクロデキストリンなどとともに、乾式また
は湿式混合すればよい。
体の担体あるいは希釈剤として、植物性粉末(例えば、
大豆粉、タバコ粉、小麦粉、木粉など)、鉱物性粉末
(例えば、カオリン、ベントナイト、酸性白土などのク
レー類)、滑石粉、ロウ石粉などのタルク類、硅藻土
(例えば、ラジオライト、雲母粉などのシリカ類な
ど)、炭酸カルシウム、硫黄粉末、活性炭なども用いる
ことができ、これらを単独で用いてもよく、また、2種
以上併用してもよい。
には、イソチアゾリン系化合物およびトリアゾール系化
合物を、上記した割合において、その合計量が、得られ
る製剤に対して、2〜50重量%、好ましくは、5〜3
0重量%の割合となるように調製し、例えば、フタル酸
ジイソノニルなどのフタル酸エステルとともに、混練す
ればよい。
び/または防藻剤として用いる場合には、その目的およ
び用途によって、公知の添加剤、例えば、分散剤、界面
活性剤、流動助剤、酸化防止剤、他の防かび剤および/
または防藻剤、防腐剤、共力剤、などを添加してもよ
い。
ール、グリセリンなどが挙げられる。
ニオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、カチオン
系界面活性剤、両イオン系界面活性剤、高分子界面活性
剤など、公知の界面活性剤が挙げられ、好ましくは、ノ
ニオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤が挙げられ
る。ノニオン系界面活性剤としては、例えば、ポリオキ
シエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシアル
キレンアリールフェニルエーテル、ポリオキシエチレン
ノニルフェニルエーテル、酸化エチレンと酸化プロピレ
ンとのブロック共重合物などのポリオキシアルキレン系
界面活性剤などが挙げられる。アニオン系界面活性剤と
しては、例えば、アルキルベンゼンスルホン酸金属塩、
アルキルナフタレンスルホン酸金属塩、ポリカルボン酸
型界面活性剤、ジアルキルスルホコハク酸エステル金属
塩、ポリオキシエチレンジスチレン化フェニルエーテル
サルフェートアンモニウム塩、リグニンスルホン酸金属
塩などが挙げられる。また、これらの金属塩としては、
例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩な
どが挙げられる。
ボンなどが挙げられる。
6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、2,2’
−メチレンビス[4−メチル−6−t−ブチルフェノー
ル]などのフェノール系酸化防止剤、例えば、アルキル
ジフェニルアミン、N,N’−ジ−s−ブチル−p−フ
ェニレンジアミンなどのアミン系酸化防止剤などが挙げ
られる。
よび酸化防止剤は、例えば、製剤100重量部に対して
0.1〜30重量部添加される。
は、例えば、3−ヨード−2−プロピニル−ブチル−カ
ーバメイト、ジヨードメチル−p−トリルスルホンおよ
びp−クロロフェニル−3−ヨードプロパルギルフォル
マールなどの有機ヨウ素系化合物、例えば、4,5−ジ
クロロ−1,2−ジチオール−3−オンなどのジチオー
ル系化合物、例えば、3,3,4,4−テトラクロロテ
トラヒドロチオフェン−1,1−ジオキシドなどのチオ
フェン系化合物、例えば、テトラメチルチウラムジスル
フィドなどのチオカーバメート系化合物、例えば、2,
4,5,6−テトラクロロイソフタロニトリルなどのニ
トリル系化合物、例えば、N−(フルオロジクロロメチ
ルチオ)−フタルイミドおよびN−(フルオロジクロロ
メチルチオ)−N,N’−ジメチル−N−フェニル−ス
ルファミドなどのハロアルキルチオ系化合物、例えば、
2,3,5,6−テトラクロロ−4−(メチルスルフォ
ニル)ピリジンなどのピジリン系化合物、例えば、ジン
クピリチオンおよびナトリウムピリチオンなどのピリチ
オン系化合物、例えば、2−(4−チオシアノメチルチ
オ)ベンゾチアゾールなどのベンゾチアゾール系化合
物、例えば、2−メチルチオ−4−t−ブチルアミノ−
6−シクロプロピルアミノ−s−トリアジンなどのトリ
アジン系化合物、例えば、3−(3,4−ジクロロフェ
ニル)−1,1−ジメチルウレアなどの尿素系化合物、
例えば、メチル−2−ベンズイミダゾールカーバメイ
ト、2−(4−チアゾリル)−ベンズイミダゾールなど
のイミダゾール系化合物などが挙げられる。
は、例えば、製剤100重量部に対して0.1〜20重
量部添加される。
−ジブロモ−2−ニトロエタノール、5−クロロ−2−
メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−メチル−
4−イソチアゾリン−3−オン、1,2−ベンズイソチ
アゾリン−3−オンなどが挙げられる。これら防腐剤、
共力剤は、例えば、製剤100重量部に対して0.1〜
20重量部添加される。
は、防かびおよび/または防藻において、優れた効力を
有し、かつ耐熱性に優れているため、防かび剤および/
または防藻剤として、各種の工業製品に適用することに
より、優れた防かびおよび/または防藻効果を発現する
ことができる。とりわけ、高温において成形されるプラ
スチック製品や樹脂製品(例えば、塩化ビニル樹脂から
なる壁紙、シリコンシーラント、ポリプロピレン、目地
材など)に練り込んだり、あるいは、屋内外用途の塗料
(例えば、水性塗料やエマルジョン塗料など)、接着剤
(例えば、酢酸ビニル樹脂、アクリル樹脂、ラテック
ス、ポリ酢酸ビニル樹脂などを主成分とする各種の接着
剤)および建材(例えば、石膏ボード、プラスター、天
井材、繊維壁など)などに配合することにより、非常に
優れた防かびおよび/または防藻効果を発現することが
できる。
/または防藻剤として用いる場合には、その適用対象に
応じて添加量を適宜決定すればよいが、約0.005〜
20%、好ましくは0.01〜5%程度の有効成分濃度
として作用させることが好ましい。
より具体的に説明する。
エーテル)に、2−n−オクチル−4−イソチアゾリン
−3−オン(以下、OITと略す。)と、プロピコナゾ
ールとを、OITが5重量%、プロピコナゾールが5重
量%となるような割合で配合し、混合することにより、
均一な溶液として組成物を調製した。
ールに配合したこと以外は、実施例1と同様の操作によ
り組成物を調製した。
ールに配合したこと以外は、実施例1と同様の操作によ
り組成物を調製した。
−2911(第7頁)の塗料かび抵抗性試験法に従って
防かび試験を実施した。その結果を表1に示す。なお、
供試液としては、アスペルギルス・ニガー(Aspergillus
niger、黒かび)、ペニシリウム・シトリナム(Penicil
lium citrinum 、青かび) 、クラドスポリウム・クラド
スポリオイデス(Cladosporium cladosporioides クロカ
ワかび)、およびアルタナリア・スピーシーズ(Alternar
ia sp.)の4種を混合した懸濁液を用いた。また、供試
試料は、ろ紙(直径3cm×3cm)に、有効成分濃度
として表1に示す所定濃度の各実施例および各比較例の
組成物を浸漬し、室温で1日風乾したものを用いた。
の生育が認められる。
にかびの生育が認められる。
かびの生育が認められる。
防かびおよび/または防藻において、優れた効力を有
し、かつ耐熱性に優れているため、防かび剤および/ま
たは防藻剤として、各種の工業製品に適用することによ
り、優れた防かびおよび/または防藻効果を発現するこ
とができる。とりわけ、高温において成形されるプラス
チック製品や樹脂製品に練り込んだり、あるいは、屋内
外用途の塗料、接着剤および建材などに配合することに
より、非常に優れた防かびおよび/または防藻効果を発
現することができる。
Claims (7)
- 【請求項1】 下記一般式(1)で示されるイソチアゾ
リン系化合物 【化1】 (式中、Y1は水素原子または置換されていてもよい炭
化水素基を、X1およびX2は、同一または相異なって
水素原子、ハロゲン原子または炭化水素基を示す。)
と、 下記一般式(2)で示されるトリアゾール系化合物 【化2】 (式中、Y5およびY6は同一または相異なって水素原
子または置換されていてもよい炭化水素基を、A2は置
換されていてもよいアリール基または置換されていても
よいアラルキル基を、nは1〜3の整数を示す。)とを
含有していることを特徴とする組成物。 - 【請求項2】 一般式(1)の式中、Y1が、水素原
子、メチル、n−ブチル、n−オクチルのいずれかであ
り、X1およびX2が、ともに水素原子、一方が水素原
子で他方がハロゲン原子、ともにハロゲン原子のいずれ
かであることを特徴とする、請求項1に記載の組成物。 - 【請求項3】 イソチアゾリン系化合物が、2−n−オ
クチル−4−イソチアゾリン−3−オン、および/また
は、4,5−ジクロロ−2−n−オクチル−4−イソチ
アゾリン−3−オンであることを特徴とする、請求項1
または2に記載の組成物。 - 【請求項4】 一般式(2)の式中、Y5およびY6
が、ともに水素原子、または、一方が水素原子で他方が
炭素数1〜4の炭化水素基であり、A2がハロゲン置換
フェニル基であることを特徴とする、請求項1〜3のい
ずれかに記載の組成物。 - 【請求項5】 トリアゾール系化合物が、1−[[2−
(2,4−ジクロロフェニル)−4−n−プロピル−
1,3−ジオキソラン−2−イル]メチル]−1H−
1,2,4−トリアゾール、および/または、1−
[[2−(2,4−ジクロロフェニル)−1,3−ジオ
キソラン−2−イル]メチル]−1H−1,2,4−ト
リアゾールであることを特徴とする、請求項1〜4のい
ずれかに記載の組成物。 - 【請求項6】 防かび剤であることを特徴とする、請求
項1〜5に記載の組成物。 - 【請求項7】 防藻剤であることを特徴とする、請求項
1〜5に記載の組成物。
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JPH0839514A (ja) * | 1994-06-08 | 1996-02-13 | Rohm & Haas Co | 木材用低浸出組成物 |
-
2001
- 2001-12-26 JP JP2001393855A patent/JP4727105B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
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JP2009096754A (ja) * | 2007-10-17 | 2009-05-07 | Sumika Enviro-Science Co Ltd | 工業用抗カビ組成物 |
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