JP2002234792A - 単結晶製造方法 - Google Patents
単結晶製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】LEC法における単結晶製造において、双晶や
多結晶の発生を防止し、単結晶の良品率を高める。 【解決手段】高圧容器内のルツボ4およびヒーター5を
含む領域を遮蔽材7で覆い、該遮蔽材の上部と下部に開
口部8を設け、遮蔽材で覆った領域の内外間で雰囲気ガ
スの対流9を生じさせながら単結晶を引き上げる。遮蔽
材の下部の、開口部の開口面積a(単位:cm2)と、
上部の開口部の開口面積b(単位:cm2)とを、0.
05≦(a/b)≦0.5とし、開口面積aを、0.2
cm2≦a≦3cm2、開口面積bを、2cm2≦b≦2
0cm2とする。また、液体封止剤内の温度勾配を、3
0〜60℃/cmの範囲内とする。
多結晶の発生を防止し、単結晶の良品率を高める。 【解決手段】高圧容器内のルツボ4およびヒーター5を
含む領域を遮蔽材7で覆い、該遮蔽材の上部と下部に開
口部8を設け、遮蔽材で覆った領域の内外間で雰囲気ガ
スの対流9を生じさせながら単結晶を引き上げる。遮蔽
材の下部の、開口部の開口面積a(単位:cm2)と、
上部の開口部の開口面積b(単位:cm2)とを、0.
05≦(a/b)≦0.5とし、開口面積aを、0.2
cm2≦a≦3cm2、開口面積bを、2cm2≦b≦2
0cm2とする。また、液体封止剤内の温度勾配を、3
0〜60℃/cmの範囲内とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液体封止チョクラル
スキー法(LEC法)による単結晶育成装置に関する。
スキー法(LEC法)による単結晶育成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、GaP、GaAs、InP等の
化合物半導体単結晶の製造方法として、LEC法があ
る。このLEC法は、高温に加熱されるルツボ内の原料
融液をB 2O3等の液体封止剤で封止し、これをN2、A
r等の不活性ガスで高圧ガス雰囲気とした高圧容器内で
加圧し、PやAsの飛散を防止しながら、原料融液に種
結晶を浸漬し、ルツボと種結晶を互いに逆方向に又は同
方向に回転させながら、種結晶を徐々に引き上げ単結晶
を成長させる方法である。
化合物半導体単結晶の製造方法として、LEC法があ
る。このLEC法は、高温に加熱されるルツボ内の原料
融液をB 2O3等の液体封止剤で封止し、これをN2、A
r等の不活性ガスで高圧ガス雰囲気とした高圧容器内で
加圧し、PやAsの飛散を防止しながら、原料融液に種
結晶を浸漬し、ルツボと種結晶を互いに逆方向に又は同
方向に回転させながら、種結晶を徐々に引き上げ単結晶
を成長させる方法である。
【0003】LEC法による単結晶育成では、育成中に
ルツボ内融液中で温度ゆらぎ等が発生すると、育成結晶
に双晶や多結晶が発生しやすく、製造される単結晶の良
品率が低下する。従来より、この温度ゆらぎを減少させ
るために、磁場印加やルツボ回転速度増加等の方法が用
いられている。しかし、前者の方法は、電力効率が悪
く、後者の方法では直胴部で急成長が発生しやすく、そ
こで多結晶が生成しやすい等の問題があった。
ルツボ内融液中で温度ゆらぎ等が発生すると、育成結晶
に双晶や多結晶が発生しやすく、製造される単結晶の良
品率が低下する。従来より、この温度ゆらぎを減少させ
るために、磁場印加やルツボ回転速度増加等の方法が用
いられている。しかし、前者の方法は、電力効率が悪
く、後者の方法では直胴部で急成長が発生しやすく、そ
こで多結晶が生成しやすい等の問題があった。
【0004】また、特開平7−2594号公報には、L
EC法装置のルツボの上部に保温筒を取り付けることに
より結晶引き上げ域から熱が逃げるのを防ぎ、液体封止
剤付近の温度勾配を小さくし、双晶や多結晶の発生を防
ぐ方法、特公平6−53637号公報にはルツボの上部
に、中央から上下端に向かって先細となる円錐台形のカ
バーを設けることによって、引き上げ単結晶の温度分布
を均一にし、転位の発生を減少させる方法が開示されて
いるが、これでも単結晶製造時の良品率は不十分であ
り、より良品率の高い製造装置が求められていた。
EC法装置のルツボの上部に保温筒を取り付けることに
より結晶引き上げ域から熱が逃げるのを防ぎ、液体封止
剤付近の温度勾配を小さくし、双晶や多結晶の発生を防
ぐ方法、特公平6−53637号公報にはルツボの上部
に、中央から上下端に向かって先細となる円錐台形のカ
バーを設けることによって、引き上げ単結晶の温度分布
を均一にし、転位の発生を減少させる方法が開示されて
いるが、これでも単結晶製造時の良品率は不十分であ
り、より良品率の高い製造装置が求められていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、LEC法
による単結晶育成において双晶や多結晶の発生する原因
について検討した結果、高圧容器内のヒーターの、周囲
の遮蔽材の隙間、例えば電流導入電極部や回転機構部の
周囲に生ずる隙間が雰囲気ガスの不安定な対流を生じさ
せ、これらのガス対流が融液の温度揺らぎを引き起こ
し、双晶や多結晶を発生させていると共に、液体封止剤
中の温度勾配の再現性を悪くし、品質が安定しない原因
となっていることを見出した。
による単結晶育成において双晶や多結晶の発生する原因
について検討した結果、高圧容器内のヒーターの、周囲
の遮蔽材の隙間、例えば電流導入電極部や回転機構部の
周囲に生ずる隙間が雰囲気ガスの不安定な対流を生じさ
せ、これらのガス対流が融液の温度揺らぎを引き起こ
し、双晶や多結晶を発生させていると共に、液体封止剤
中の温度勾配の再現性を悪くし、品質が安定しない原因
となっていることを見出した。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記の知見に
基づき、LEC法単結晶育成装置内のガス対流の安定化
が可能な装置構造や育成方法について検討した結果、本
発明に到達した。即ち本発明は、[1]不活性ガスを充
填した高圧容器内に、結晶原料および液体封止剤を入れ
たルツボを配置し、該ルツボをヒーターで加熱すること
により結晶原料および液体封止剤を融解し、該融液から
単結晶を引き上げる液体封止チョクラルスキー法による
単結晶製造方法において、高圧容器内のルツボおよびヒ
ーターを含む領域を遮蔽材で覆い、該遮蔽材の上部と下
部に開口部を設け、該開口部を通じて遮蔽材で覆った領
域の内外間で不活性ガスの対流を生じさせながら単結晶
を引き上げることを特徴とする単結晶製造方法、[2]
遮蔽材の下部の、開口部の開口面積a(単位:cm2)
と、上部の開口部の開口面積b(単位:cm2)との比
a/bが、0.05≦(a/b)≦0.5の範囲内であ
ることを特徴とする[1]に記載の単結晶製造方法、
[3]遮蔽材の下部の、開口部の開口面積aと、上部の
開口部の開口面積bとの比a/bが、0.05≦(a/
b)≦0.25の範囲内であることを特徴とする[1]
に記載の単結晶製造方法、[4]開口面積aが、0.2
cm2≦a≦3cm2の範囲内であり、開口面積bが、2
cm2≦b≦20cm2の範囲内であることを特徴とする
[1]〜[3]の何れか1項に記載の単結晶製造方法、
[5]開口面積aが、0.2cm2≦a≦1.5cm2の
範囲内であり、開口面積bが、4cm2≦b≦7cm2の
範囲内であることを特徴とする[1]〜[3]の何れか
1項に記載の単結晶製造方法、[6]遮蔽材の下部の開
口部が、遮蔽材の側面下部または底部に複数箇所設けら
れ、これらの開口部が単結晶引き上げ時の結晶回転軸に
対して対称位置に設けられていることを特徴とする
[1]〜[5]の何れか1項に記載の単結晶製造方法、
[7]液体封止剤内に生ずる温度勾配が、30〜60℃
/cmの範囲内であることを特徴とする[1]〜[6]
の何れか1項に記載の単結晶製造方法、[8]InP単
結晶を製造することを特徴とする[1]〜[7]の何れ
か1項に記載の単結晶製造方法、[9]高圧容器内に、
結晶原料および液体封止剤を入れるルツボ、該ルツボを
加熱するヒーターを有し、高圧容器内のルツボおよびヒ
ーターを含む領域が遮蔽材で覆われ、該遮蔽材の上部と
下部に開口部が設けられていることを特徴とする液体封
止チョクラルスキー法による単結晶製造装置に関する。
基づき、LEC法単結晶育成装置内のガス対流の安定化
が可能な装置構造や育成方法について検討した結果、本
発明に到達した。即ち本発明は、[1]不活性ガスを充
填した高圧容器内に、結晶原料および液体封止剤を入れ
たルツボを配置し、該ルツボをヒーターで加熱すること
により結晶原料および液体封止剤を融解し、該融液から
単結晶を引き上げる液体封止チョクラルスキー法による
単結晶製造方法において、高圧容器内のルツボおよびヒ
ーターを含む領域を遮蔽材で覆い、該遮蔽材の上部と下
部に開口部を設け、該開口部を通じて遮蔽材で覆った領
域の内外間で不活性ガスの対流を生じさせながら単結晶
を引き上げることを特徴とする単結晶製造方法、[2]
遮蔽材の下部の、開口部の開口面積a(単位:cm2)
と、上部の開口部の開口面積b(単位:cm2)との比
a/bが、0.05≦(a/b)≦0.5の範囲内であ
ることを特徴とする[1]に記載の単結晶製造方法、
[3]遮蔽材の下部の、開口部の開口面積aと、上部の
開口部の開口面積bとの比a/bが、0.05≦(a/
b)≦0.25の範囲内であることを特徴とする[1]
に記載の単結晶製造方法、[4]開口面積aが、0.2
cm2≦a≦3cm2の範囲内であり、開口面積bが、2
cm2≦b≦20cm2の範囲内であることを特徴とする
[1]〜[3]の何れか1項に記載の単結晶製造方法、
[5]開口面積aが、0.2cm2≦a≦1.5cm2の
範囲内であり、開口面積bが、4cm2≦b≦7cm2の
範囲内であることを特徴とする[1]〜[3]の何れか
1項に記載の単結晶製造方法、[6]遮蔽材の下部の開
口部が、遮蔽材の側面下部または底部に複数箇所設けら
れ、これらの開口部が単結晶引き上げ時の結晶回転軸に
対して対称位置に設けられていることを特徴とする
[1]〜[5]の何れか1項に記載の単結晶製造方法、
[7]液体封止剤内に生ずる温度勾配が、30〜60℃
/cmの範囲内であることを特徴とする[1]〜[6]
の何れか1項に記載の単結晶製造方法、[8]InP単
結晶を製造することを特徴とする[1]〜[7]の何れ
か1項に記載の単結晶製造方法、[9]高圧容器内に、
結晶原料および液体封止剤を入れるルツボ、該ルツボを
加熱するヒーターを有し、高圧容器内のルツボおよびヒ
ーターを含む領域が遮蔽材で覆われ、該遮蔽材の上部と
下部に開口部が設けられていることを特徴とする液体封
止チョクラルスキー法による単結晶製造装置に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、他の製造方法(VB
法,HB法など)に比べ装置内に空間の広いLEC法で
の化合物半導体結晶の製造に適用する。化合物半導体結
晶とは、GaP、GaAs、InP等であり、本発明で
は特に、最も双晶の発生しやすいInPの製造に効果的
である。
法,HB法など)に比べ装置内に空間の広いLEC法で
の化合物半導体結晶の製造に適用する。化合物半導体結
晶とは、GaP、GaAs、InP等であり、本発明で
は特に、最も双晶の発生しやすいInPの製造に効果的
である。
【0008】本発明の単結晶製造方法を、図1を用いて
説明する。本発明で用いるLEC法は、雰囲気ガスを充
填した高圧容器1内に、結晶原料2および液体封止剤3
を入れたルツボ4を配置し、該ルツボ4をヒーター5で
加熱することにより結晶原料2および液体封止剤3を融
解し、該融液から単結晶6を引き上げる。本発明の1つ
の形態としては、高圧容器1内のルツボ4およびヒータ
ー5を含む領域を遮蔽材7で覆い、該遮蔽材(壁)7の
上部と下部に開口部8を設け、遮蔽材7で覆った領域の
内外間で雰囲気ガスの対流9を生じさせながら単結晶6
を引き上げる。ここで遮蔽材の上部とは、遮蔽材の側面
で単結晶の肩部より上に対応する部分と上蓋部を指し、
遮蔽材の下部とは、遮蔽材の側面でヒーターの下端部よ
り下に対応する部分と底部を指す。対流9は高圧容器1
の内部の、ガスの密度の差によって自然に生ずるが、遮
蔽材7の内部のガスが遮蔽材の上部より外部に出て、遮
蔽材の外部のガスが遮蔽材の下部の開口部から内部に進
入することにより生ずる。
説明する。本発明で用いるLEC法は、雰囲気ガスを充
填した高圧容器1内に、結晶原料2および液体封止剤3
を入れたルツボ4を配置し、該ルツボ4をヒーター5で
加熱することにより結晶原料2および液体封止剤3を融
解し、該融液から単結晶6を引き上げる。本発明の1つ
の形態としては、高圧容器1内のルツボ4およびヒータ
ー5を含む領域を遮蔽材7で覆い、該遮蔽材(壁)7の
上部と下部に開口部8を設け、遮蔽材7で覆った領域の
内外間で雰囲気ガスの対流9を生じさせながら単結晶6
を引き上げる。ここで遮蔽材の上部とは、遮蔽材の側面
で単結晶の肩部より上に対応する部分と上蓋部を指し、
遮蔽材の下部とは、遮蔽材の側面でヒーターの下端部よ
り下に対応する部分と底部を指す。対流9は高圧容器1
の内部の、ガスの密度の差によって自然に生ずるが、遮
蔽材7の内部のガスが遮蔽材の上部より外部に出て、遮
蔽材の外部のガスが遮蔽材の下部の開口部から内部に進
入することにより生ずる。
【0009】本発明では上部の開口部を遮蔽材の上蓋の
中央部に設けると共に、下部の開口部を遮蔽材の側面
で、ヒーターの下端部から炉体底部までの距離の、下か
ら1/3より高く上から1/3より低い位置に設けるこ
とがガス対流の安定化に特に好ましい。
中央部に設けると共に、下部の開口部を遮蔽材の側面
で、ヒーターの下端部から炉体底部までの距離の、下か
ら1/3より高く上から1/3より低い位置に設けるこ
とがガス対流の安定化に特に好ましい。
【0010】本発明の方法で単結晶6を引き上げること
により、遮蔽材7で覆われた領域内の不安定なガス対流
が少なくなり、また結晶原料2内の温度揺らぎが減り、
更に液体封止剤3の内部の温度勾配も少なくなる。これ
により単結晶6が多結晶となったり、また双晶が形成す
ることから防がれる。遮蔽材7はルツボ4およびヒータ
ー5の形状に合わせて、これらを覆う形で形成するが、
より安定したガス対流9を形成するためには円筒状とす
ることが好ましい。また、遮蔽材7とヒーター5の間に
は、5〜15mmの間隔を開けることが、また、ヒータ
ー5とルツボ4の間には、3〜10mmの間隔を開ける
とが、安定したガス対流9を得る上で好ましい。また遮
蔽材7の上部には遮蔽材内部でのガス対流をより安定化
させるため、例えば図1に示すように、円錐台を側壁の
みとした形状のバッフル10を設けるのが好ましい。
により、遮蔽材7で覆われた領域内の不安定なガス対流
が少なくなり、また結晶原料2内の温度揺らぎが減り、
更に液体封止剤3の内部の温度勾配も少なくなる。これ
により単結晶6が多結晶となったり、また双晶が形成す
ることから防がれる。遮蔽材7はルツボ4およびヒータ
ー5の形状に合わせて、これらを覆う形で形成するが、
より安定したガス対流9を形成するためには円筒状とす
ることが好ましい。また、遮蔽材7とヒーター5の間に
は、5〜15mmの間隔を開けることが、また、ヒータ
ー5とルツボ4の間には、3〜10mmの間隔を開ける
とが、安定したガス対流9を得る上で好ましい。また遮
蔽材7の上部には遮蔽材内部でのガス対流をより安定化
させるため、例えば図1に示すように、円錐台を側壁の
みとした形状のバッフル10を設けるのが好ましい。
【0011】遮蔽材7やバッフル10の材質としては、
黒鉛、石英、窒化硼素を用いることができるが、バッフ
ル10は、製造中の結晶を観察できるという理由で、石
英を用いることが好ましい。
黒鉛、石英、窒化硼素を用いることができるが、バッフ
ル10は、製造中の結晶を観察できるという理由で、石
英を用いることが好ましい。
【0012】本発明では、遮蔽材の下部の、開口部の開
口面積a(単位:cm2)と、上部の開口部の開口面積
b(単位:cm2)との間に、0.05≦(a/b)≦
0.5の関係を、より好ましくは、0.05≦(a/
b)≦0.25の関係を有するようにすることにより、
単結晶の製造に適したガス対流を形成することができ
る。
口面積a(単位:cm2)と、上部の開口部の開口面積
b(単位:cm2)との間に、0.05≦(a/b)≦
0.5の関係を、より好ましくは、0.05≦(a/
b)≦0.25の関係を有するようにすることにより、
単結晶の製造に適したガス対流を形成することができ
る。
【0013】また本発明を適用することが好ましい、直
径100mm〜300mmの大きさの、ルツボのLEC
法単結晶製造では、開口面積aを、0.2cm2≦a≦
3cm2、より好ましくは、0.2cm2≦a≦1.5c
m2、開口面積bを、2cm2≦b≦20cm2、より好
ましくは、4cm2≦b≦10cm2とすることにより、
単結晶の製造に適したガス対流を形成することができ
る。なお、開口部を複数箇所設けた場合は合計の面積を
上記の範囲内とする。
径100mm〜300mmの大きさの、ルツボのLEC
法単結晶製造では、開口面積aを、0.2cm2≦a≦
3cm2、より好ましくは、0.2cm2≦a≦1.5c
m2、開口面積bを、2cm2≦b≦20cm2、より好
ましくは、4cm2≦b≦10cm2とすることにより、
単結晶の製造に適したガス対流を形成することができ
る。なお、開口部を複数箇所設けた場合は合計の面積を
上記の範囲内とする。
【0014】また本発明では、遮蔽材の下部の開口部
を、遮蔽材の側面下部または底部に複数箇所設け、これ
らの開口部を単結晶引き上げ時の結晶回転軸に対して対
称位置とすることが、安定したガス対流を得る上で好ま
しい。複数箇所とは2カ所以上を示す。また開口部を単
結晶引き上げ時の結晶回転軸に対して対称位置に設ける
とは、例えば開口部を3カ所設ける場合、遮蔽材の側面
に、中心から120度の角度で開口部を設けることを意
味し、また、4カ所の場合は90度の角度で、5カ所の
場合は72度の角度で遮蔽材の側面に開口部を設けるこ
とを意味する。
を、遮蔽材の側面下部または底部に複数箇所設け、これ
らの開口部を単結晶引き上げ時の結晶回転軸に対して対
称位置とすることが、安定したガス対流を得る上で好ま
しい。複数箇所とは2カ所以上を示す。また開口部を単
結晶引き上げ時の結晶回転軸に対して対称位置に設ける
とは、例えば開口部を3カ所設ける場合、遮蔽材の側面
に、中心から120度の角度で開口部を設けることを意
味し、また、4カ所の場合は90度の角度で、5カ所の
場合は72度の角度で遮蔽材の側面に開口部を設けるこ
とを意味する。
【0015】本発明によりLEC法成長装置の高圧容器
内で遮蔽材の開口部を通じた安定したガス対流が生じ、
これによりルツボ内の融液の温度揺らぎが減少し、液体
封止剤の温度勾配も小さくなる。特に本発明では液体封
止剤内に生ずる温度勾配を、液体封止剤表面21から原
料融液上面22に向けて(液体封止剤表面温度21より
原料融液上面温度22の方が、温度が高い。)、30〜
60℃/cm、より好ましくは40〜50℃/cmの範
囲内とすると、単結晶製造時に双晶や多結晶の発生が減
少し良品率を高めることができる。
内で遮蔽材の開口部を通じた安定したガス対流が生じ、
これによりルツボ内の融液の温度揺らぎが減少し、液体
封止剤の温度勾配も小さくなる。特に本発明では液体封
止剤内に生ずる温度勾配を、液体封止剤表面21から原
料融液上面22に向けて(液体封止剤表面温度21より
原料融液上面温度22の方が、温度が高い。)、30〜
60℃/cm、より好ましくは40〜50℃/cmの範
囲内とすると、単結晶製造時に双晶や多結晶の発生が減
少し良品率を高めることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明をInP単結晶の製造を例にし
て説明するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
て説明するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
【0017】(実施例)図1の単結晶引き上げ炉を用い
てInP単結晶の製造を行った。密閉型の高圧容器1内
には、略円筒状のヒーター5が設置されており、このヒ
ーターの中央には、口径150mm、高さ140mmの
窒化硼素製のルツボ4が配置されている。そして、この
ルツボ4の中にInPの融液2が入れられており、原料
融液の上面はB2O3からなる液体封止剤3で覆われてい
る。ルツボ4は、引き上げ炉下軸12の先端に設置され
ており、回転かつ上下に可動となっている。一方、ルツ
ボ4の上方からは、高圧容器内に結晶引き上げ軸11が
回転かつ上下に可動に垂下され、その先端には種結晶を
保持しており、ルツボ4内の融液2に接触させることが
できるようになっている。6は結晶引き上げ軸11によ
って引き上げられている製造結晶である。
てInP単結晶の製造を行った。密閉型の高圧容器1内
には、略円筒状のヒーター5が設置されており、このヒ
ーターの中央には、口径150mm、高さ140mmの
窒化硼素製のルツボ4が配置されている。そして、この
ルツボ4の中にInPの融液2が入れられており、原料
融液の上面はB2O3からなる液体封止剤3で覆われてい
る。ルツボ4は、引き上げ炉下軸12の先端に設置され
ており、回転かつ上下に可動となっている。一方、ルツ
ボ4の上方からは、高圧容器内に結晶引き上げ軸11が
回転かつ上下に可動に垂下され、その先端には種結晶を
保持しており、ルツボ4内の融液2に接触させることが
できるようになっている。6は結晶引き上げ軸11によ
って引き上げられている製造結晶である。
【0018】本実施例では、図1に示す構造の単結晶引
き上げ炉において、高圧容器1内のルツボ4およびヒー
ター5を含む領域を遮蔽材7で覆い、該遮蔽材7の上部
と下部に開口部8を設けた。開口部8は遮蔽材の上蓋の
中央部(結晶引き上げ軸11の周囲)と、遮蔽材の側面
でヒーターの下端部より80mmの位置に設けた。
き上げ炉において、高圧容器1内のルツボ4およびヒー
ター5を含む領域を遮蔽材7で覆い、該遮蔽材7の上部
と下部に開口部8を設けた。開口部8は遮蔽材の上蓋の
中央部(結晶引き上げ軸11の周囲)と、遮蔽材の側面
でヒーターの下端部より80mmの位置に設けた。
【0019】また、遮蔽材7とヒーター5の間には、7
mmの間隔を開け、ヒーター5とルツボ4の間には、5
mmの間隔を開けた。また遮蔽材7の上部には遮蔽材内
部での不活性ガス対流(N2)をより安定化させるた
め、バッフル10を設けた。遮蔽材7、バッフル10の
材質としては黒鉛、石英を用いた。
mmの間隔を開け、ヒーター5とルツボ4の間には、5
mmの間隔を開けた。また遮蔽材7の上部には遮蔽材内
部での不活性ガス対流(N2)をより安定化させるた
め、バッフル10を設けた。遮蔽材7、バッフル10の
材質としては黒鉛、石英を用いた。
【0020】更に、本実施例では、遮蔽材の下部の開口
部を、遮蔽材の側面下部に4箇所、単結晶引き上げ時の
結晶回転軸に対して対称位置となるよう設けた。即ち、
遮蔽材の側面に、中心から90度の角度で開口部を設け
た。
部を、遮蔽材の側面下部に4箇所、単結晶引き上げ時の
結晶回転軸に対して対称位置となるよう設けた。即ち、
遮蔽材の側面に、中心から90度の角度で開口部を設け
た。
【0021】本実施例では、遮蔽材の下部の、開口部の
合計開口面積aを1.5cm2とし、上部の開口部の開
口面積bを5cm2とした。即ち、(a/b)=0.3
とした。
合計開口面積aを1.5cm2とし、上部の開口部の開
口面積bを5cm2とした。即ち、(a/b)=0.3
とした。
【0022】この装置を用いてLEC法によりInP単
結晶を製造した。原料としてInP多結晶5000g、
In2S3を1800mgおよび液体封止剤としてB2O3
を1100gルツボ4内に入れ、このルツボ4をヒータ
ー5の内側に設置した後、高圧容器1内の圧力が40気
圧になるように不活性ガス(N2)を導入するととも
に、ルツボ4を加熱してInP多結晶を融解させた。次
に、融液2と液体封止剤3の界面温度が融点付近になる
ように調整した後、種結晶を融液2に接触させ、ルツボ
4を25rpmの速さで半時計方向に回転させるととも
に、種結晶を10rpmの速さで時計方向に回転させ、
結晶引き上げ速度を10mm/hrとして引き上げを開
始した。そして、約35時間の引き上げ操作で、直径約
56mm、長さ約320mmの円柱状の結晶インゴット
を得た。
結晶を製造した。原料としてInP多結晶5000g、
In2S3を1800mgおよび液体封止剤としてB2O3
を1100gルツボ4内に入れ、このルツボ4をヒータ
ー5の内側に設置した後、高圧容器1内の圧力が40気
圧になるように不活性ガス(N2)を導入するととも
に、ルツボ4を加熱してInP多結晶を融解させた。次
に、融液2と液体封止剤3の界面温度が融点付近になる
ように調整した後、種結晶を融液2に接触させ、ルツボ
4を25rpmの速さで半時計方向に回転させるととも
に、種結晶を10rpmの速さで時計方向に回転させ、
結晶引き上げ速度を10mm/hrとして引き上げを開
始した。そして、約35時間の引き上げ操作で、直径約
56mm、長さ約320mmの円柱状の結晶インゴット
を得た。
【0023】本実施例での液体封止剤内に生ずる温度勾
配を、結晶製造中に熱電対を封止剤に接触させる方法に
より調べたところ、40℃/cmであった。
配を、結晶製造中に熱電対を封止剤に接触させる方法に
より調べたところ、40℃/cmであった。
【0024】上記の結晶製造を10回行い、10個の結
晶を得たが、内9個は良好な単結晶であり、1個は双晶
が発生していた。即ち、単結晶化率は90%であった。
晶を得たが、内9個は良好な単結晶であり、1個は双晶
が発生していた。即ち、単結晶化率は90%であった。
【0025】(比較例)図2に示すように、遮蔽材の下
部の開口部をふさぎ、他の条件は実施例と同一として結
晶の製造を行った。実施例と同様に、融液2と液体封止
剤3の界面温度が融点付近になるように調整した後、種
結晶を融液2に接触させ、単結晶を製造した。
部の開口部をふさぎ、他の条件は実施例と同一として結
晶の製造を行った。実施例と同様に、融液2と液体封止
剤3の界面温度が融点付近になるように調整した後、種
結晶を融液2に接触させ、単結晶を製造した。
【0026】本比較例での液体封止剤内に生ずる温度勾
配は、40℃/cmとなるように調整した。
配は、40℃/cmとなるように調整した。
【0027】上記の結晶製造を10回行い、10個の結
晶を得たが、内7個は良好な単結晶であり、3個は双晶
が発生していた。即ち、単結晶化率は70%であった。
晶を得たが、内7個は良好な単結晶であり、3個は双晶
が発生していた。即ち、単結晶化率は70%であった。
【0028】
【発明の効果】本発明の単結晶の製造方法によれば、結
晶製造中の双晶、多結晶の発生を防止し、単結晶の良品
率を高めることができた。
晶製造中の双晶、多結晶の発生を防止し、単結晶の良品
率を高めることができた。
【0029】また、本発明の単結晶製造装置は、簡便な
構造であるため、原料やルツボのセッティング時の、製
造装置の組立作業が簡便となり、生産効率を高めること
が可能となった。
構造であるため、原料やルツボのセッティング時の、製
造装置の組立作業が簡便となり、生産効率を高めること
が可能となった。
【図1】本発明のLEC法の単結晶製造装置を示す。
【図2】従来のLEC法の単結晶製造装置を示す。
1 高圧容器 2 原料融液 3 液体封止剤 4 ルツボ 5 ヒーター 6 製造結晶 7 遮蔽材 8 開口部 9 ガスの対流 10 バッフル 11 結晶引き上げ軸 12 引き上げ炉下軸 13 高圧容器 14 原料融液 15 液体封止剤 16 ルツボ 17 ヒーター 18 製造結晶 19 結晶引き上げ軸 20 引き上げ炉下軸 21 液体封止剤表面 22 原料融液上面
Claims (9)
- 【請求項1】不活性ガスを充填した高圧容器内に、結晶
原料および液体封止剤を入れたルツボを配置し、該ルツ
ボをヒーターで加熱することにより結晶原料および液体
封止剤を融解し、該融液から単結晶を引き上げる液体封
止チョクラルスキー法による単結晶製造方法において、
高圧容器内のルツボおよびヒーターを含む領域を遮蔽材
で覆い、該遮蔽材の上部と下部に開口部を設け、該開口
部を通じて遮蔽材で覆った領域の内外間で不活性ガスの
対流を生じさせながら単結晶を引き上げることを特徴と
する単結晶製造方法。 - 【請求項2】遮蔽材の下部の、開口部の開口面積a(単
位:cm2)と、上部の開口部の開口面積b(単位:c
m2)との比a/bが、0.05≦(a/b)≦0.5
の範囲内であることを特徴とする請求項1に記載の単結
晶製造方法。 - 【請求項3】遮蔽材の下部の、開口部の開口面積aと、
上部の開口部の開口面積bとの比a/bが、0.05≦
(a/b)≦0.25の範囲内であることを特徴とする
請求項1に記載の単結晶製造方法。 - 【請求項4】開口面積aが、0.2cm2≦a≦3cm2
の範囲内であり、開口面積bが、2cm2≦b≦20c
m2の範囲内であることを特徴とする請求項1〜3の何
れか1項に記載の単結晶製造方法。 - 【請求項5】開口面積aが、0.2cm2≦a≦1.5
cm2の範囲内であり、開口面積bが、4cm2≦b≦7
cm2の範囲内であることを特徴とする請求項1〜3の
何れか1項に記載の単結晶製造方法。 - 【請求項6】遮蔽材の下部の開口部が、遮蔽材の側面下
部または底部に複数箇所設けられ、これらの開口部が単
結晶引き上げ時の結晶回転軸に対して対称位置に設けら
れていることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に
記載の単結晶製造方法。 - 【請求項7】液体封止剤内に生ずる温度勾配が、30〜
60℃/cmの範囲内であることを特徴とする請求項1
〜6の何れか1項に記載の単結晶製造方法。 - 【請求項8】InP単結晶を製造することを特徴とする
請求項1〜7の何れか1項に記載の単結晶製造方法。 - 【請求項9】高圧容器内に、結晶原料および液体封止剤
を入れるルツボ、該ルツボを加熱するヒーターを有し、
高圧容器内のルツボおよびヒーターを含む領域が遮蔽材
で覆われ、該遮蔽材の上部と下部に開口部が設けられて
いることを特徴とする液体封止チョクラルスキー法によ
る単結晶製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001030363A JP2002234792A (ja) | 2001-02-07 | 2001-02-07 | 単結晶製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001030363A JP2002234792A (ja) | 2001-02-07 | 2001-02-07 | 単結晶製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002234792A true JP2002234792A (ja) | 2002-08-23 |
JP2002234792A5 JP2002234792A5 (ja) | 2004-11-25 |
Family
ID=18894589
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001030363A Pending JP2002234792A (ja) | 2001-02-07 | 2001-02-07 | 単結晶製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002234792A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006096619A (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-13 | Hitachi Chem Co Ltd | 単結晶の製造方法およびその装置 |
US7245341B2 (en) | 2003-05-28 | 2007-07-17 | Sony Corporation | Laminated structure, display device and display unit employing same |
WO2018179567A1 (ja) | 2017-03-31 | 2018-10-04 | Jx金属株式会社 | 化合物半導体および化合物半導体単結晶の製造方法 |
WO2022168369A1 (ja) | 2021-02-02 | 2022-08-11 | Jx金属株式会社 | リン化インジウム基板、半導体エピタキシャルウエハ、リン化インジウム単結晶インゴットの製造方法及びリン化インジウム基板の製造方法 |
-
2001
- 2001-02-07 JP JP2001030363A patent/JP2002234792A/ja active Pending
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US9048451B2 (en) | 2003-05-28 | 2015-06-02 | Sony Corporation | Laminated structure, display device and display unit employing same |
US9431627B2 (en) | 2003-05-28 | 2016-08-30 | Sony Corporation | Laminated structure, display device and display unit employing same |
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