JP2002234493A - ポッドプロペラ推進システムのシール装置 - Google Patents

ポッドプロペラ推進システムのシール装置

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JP2002234493A
JP2002234493A JP2001339920A JP2001339920A JP2002234493A JP 2002234493 A JP2002234493 A JP 2002234493A JP 2001339920 A JP2001339920 A JP 2001339920A JP 2001339920 A JP2001339920 A JP 2001339920A JP 2002234493 A JP2002234493 A JP 2002234493A
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厳 松岡
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ポッドプロペラ推進システムにエアシールタ
イプのシール装置を採用し、ポッドの内部機器の故障や
腐食を伴わずにシールリングの耐久性を向上させる。 【解決手段】 浮上構造体3に設けられたポッドプロペ
ラ推進システムのシール装置において、複数のシールリ
ング12,13,14,15のうち隣合う一対のシール
リング13,14間で区画された空気チャンバー20内
に加圧空気を供給する第一の空気供給手段26と、空気
チャンバー20内の空気圧よりも高い状態で喫水圧Pの
変動に対応して変化する加圧空気をポッド4内に供給す
る第二の空気供給手段27と、を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポッドプロペラ推
進システムのシール装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、船体内のディーゼルエンジンで発
生させた動力を電気推進システムによって電気信号に変
換し、この信号を船体の船尾部分に回転自在に取り付け
たポッド内の電動モーターにワイヤーで伝達し、このモ
ーターに連結したプロペラシャフトでプロペラを回転さ
せるようにしたポッドプロペラ推進システム(例えば、
ABBアジポッド社の商品名「アジポッド」)が注目さ
れており、このシステムによれば、ポッドが船体の外部
で回転自在であるため舵取り機が不要でしかも操舵性能
が高まる、電気推進であるため船内の騒音・振動を小さ
くできる、エンジンを船体の船首側に配置する等の設計
の自由度が高まる、等の種々の利点があるとされてい
る。
【0003】かかるポッドプロペラ推進システムにおい
ても、勿論、シール装置が必要であり、この場合のシー
ル装置は、船体等の浮上構造体に縦軸心回りに回転自在
に設けられたポッドと、このポッドの後部側に接続され
た筒状のケーシングと、このケーシング内に同軸心状に
挿通されかつポッド内に配置された電動モーターに連結
されているプロペラシャフトと、このシャフトの外周面
に摺接して外部水を密封する複数のシールリングと、を
備えたものが採用されている。ところで、最近では、船
舶の大型化に伴う喫水圧の増大のために、シールリング
が早期に損傷して潤滑油が船外へ漏洩し、このため環境
汚染に繋がるという問題がある。
【0004】そこで、上記ポッドプロペラ推進システム
ではない通常の船舶推進システムに採用されている船尾
管シール装置として、複数のシールリングのうち隣合う
一対のシールリング間で区画された空気チャンバー内に
加圧空気を供給してそのチャンバーから船外水に向かっ
て常に空気を吹き出させたり(実公平5−35249号
公報、特開平11−304005号公報参照)、喫水圧
の変動に対応して変化しかつその喫水圧よりも所定の差
圧だけ低い加圧空気を空気チャンバー内に供給したりし
て(特許第2778899号公報参照)、シールリング
のリップ部に作用する摺動負荷を低減させ、シールリン
グの耐久性を向上させるようにしたエアシールタイプの
船尾管シール装置が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のポッドプロペラ
推進システムにおいても、船舶の大型化に伴って喫水圧
が増大すると、シールリングが早期に損傷して潤滑油が
船外へ漏洩し、環境汚染に繋がるという問題を克服する
必要がある。そこで、通常の船舶推進システムに採用さ
れていた上記エアシールタイプの船尾管シール装置をポ
ッドプロペラ推進システムを構成するポッドの後尾部分
に適用すれば、シールリングの耐久性を向上させること
が可能になると考えられる。
【0006】しかし、ポッドプロペラ推進システムのポ
ッド内には水に弱い電動モーターや海水によって腐食し
易いラジアル軸受け等が収納されているので、従来のエ
アシールタイプの船尾管シール装置を単にポッドの後尾
部分に適用しただけでは、ポッドプロペラ推進システム
が致命的なダメージを受ける恐れがある。すなわち、ポ
ッドの後尾部分に区画された空気チャンバーをそこから
空気が吹き出す程度又は喫水圧よりやや低い圧力で加圧
すると、当該チャンバーを構成する前部側のシールリン
グからポッド内に対しても加圧空気が吹き出し易くなる
ため、空気チャンバー内に侵入していた外部水がその加
圧空気とともにポッド内に漏洩し、この漏洩水によって
電動モーターが故障したりラジアル軸受けが腐食する恐
れが高くなるという新たな課題が発生する。
【0007】本発明は、このような事情に鑑み、ポッド
プロペラ推進システムにエアシールタイプのシール装置
を採用するに当たり、ポッド内に外部水が漏洩するのを
有効に防止しながらポッドの後部側に設けた空気チャン
バーに加圧空気を供給できるようにして、ポッドの内部
機器の故障や腐食を伴わずにシールリングの耐久性を向
上させることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は次の技術的手段を講じた。すなわち、本発明
は、前記したポッドプロペラ推進システムのシール装置
において、複数のシールリングのうち隣合う一対のシー
ルリング間で区画された空気チャンバー内に加圧空気を
供給する第一の空気供給手段と、前記空気チャンバー内
の空気圧よりも高い状態で喫水圧の変動に対応して変化
する加圧空気を前記ポッド内に供給する第二の空気供給
手段と、を設けたものである。
【0009】上記の本発明によれば、第一の空気供給手
段がポッドの後部側に接続されたケーシングの内部の空
気チャンバー内に加圧空気を供給するので、この空気チ
ャンバーを区画するシールリングのリップ部に作用する
摺動負荷が低減し、そのシールリングの耐久性が向上す
る。他方、第二の空気供給手段は、上記空気チャンバー
内の空気圧よりも高い状態で喫水圧の変動に対応して変
化する加圧空気をポッド内に供給するので、上記のよう
にシールリングのリップ部に作用する摺動負荷を低減さ
せたことによって空気チャンバー内に外部水が侵入して
きても、その外部水が更にポッド内に漏洩するのが有効
に防止されることになる。
【0010】しかして、本発明によれば、第二の空気供
給手段によってポッド内に外部水が漏洩するのを有効に
防止しながら、第一の空気供給手段によってポッドの後
部側に設けた空気チャンバーに加圧空気を供給すること
でシールリングのリップ部に作用する摺動負荷を低減さ
せることができ、このため、ポッドの内部機器の故障や
腐食を伴わずにシールリングの耐久性を向上させること
ができる。以下、従属請求項の内容に基づいて、本発明
のより好ましい実施態様を説明する。
【0011】本発明において、シールリングの寿命をよ
り確実に向上させるには、当該シールリングのリップ部
をグリースや潤滑油等の潤滑材料によって潤滑にしてお
く必要がある。そこで、前記空気チャンバーを区画する
一対のシールリングのうちの前部側のシールリングとそ
の更に前部側に配置されたシールリングとの間で潤滑チ
ャンバーを構成し、この潤滑チャンバー内に潤滑液体を
供給する液体供給手段を設けることが推奨される。
【0012】そして、かかる液体供給手段を設けると、
潤滑液体や外部水が空気チャンバー内に漏洩してくるこ
とが予想されるので、それらを浮上構造体内に回収する
ためのドレン回路を空気チャンバーに接続することが好
ましい。一方、前記空気チャンバーを区画する一方のシ
ールリングのうちの後部側のシールリングを潤滑にして
おくためには、そのシールリングとその更に後部側に配
置されたシールリングとの間で区画された潤滑チャンバ
ー内に、前記空気チャンバーから吹き出した加圧空気に
よっても後部側に吹き飛ばされない程度の高粘性を有す
る潤滑剤を充填しておくことが好ましい。
【0013】この場合、空気チャンバーの後部側に位置
する潤滑チャンバー内の潤滑剤が後部側に吹き飛ばされ
ない程度の高粘性を有しているので、空気チャンバーか
ら空気が吹き出す程度に加圧空気の圧力を増大させた場
合でも潤滑剤が外部に飛散することがなく、環境汚染を
未然に防止することができる。また、この潤滑チャンバ
ー内の潤滑剤が上記のような高粘性である場合、油漏れ
の防止対策のために更に後部側にシールリングを追加す
る必要もなくなるので、シール装置の軸方向寸法をコン
パクト化できるという利点もある。
【0014】本発明において、シールリングを通して加
圧空気を吹き出すタイプのシール装置を採用する場合に
は、前記第一の空気供給手段として、第一の圧縮空気源
と、前記空気チャンバーを区画する一対のシールリング
のうちの後部側のシールリングから外部に空気が吹き出
す程度に前記圧縮空気源からの加圧空気の圧力を設定す
る空気制御ユニットと、この空気制御ユニットを通過し
た前記加圧空気を前記空気チャンバーに導く空気配管
と、を備えたものを採用すればよい。この場合、空気チ
ャンバーから常時空気が吹き出されているので、前記第
二の空気供給手段として、第二の圧縮空気源と、前記空
気配管内の空気圧をパイロット圧として前記第二の圧縮
空気源からの加圧空気を所定の出力圧に設定するエアリ
レーと、このエアリレーで設定された前記出力圧を前記
ポッド内に印加する加圧配管と、を備えているものを採
用すれば、エアリレーの出力圧を空気チャンバー内の空
気圧よりも高めに設定することにより、空気チャンバー
内の空気圧よりも高い状態で喫水圧の変動に対応して変
化する加圧空気をポッド内に供給することができる。
【0015】また、本発明において、空気チャンバー内
の空気圧を変更できるタイプのシール装置を採用する場
合には、前記第一の空気供給手段として、第一の圧縮空
気源と、この圧縮空気源からの加圧空気を所定の圧力及
び流量に設定する空気制御ユニットと、この空気制御ユ
ニットを通過した前記加圧空気をシールリングを通過さ
せずに直接外部水に吹き出して喫水圧を検出する検出配
管と、この検出配管内の空気圧をパイロット圧として前
記第一の圧縮空気源からの加圧空気を所定の出力圧に設
定する第一のエアリレーと、この第一のエアリレーで設
定された出力圧を前記空気チャンバー内に印加する空気
配管と、を備えたものを採用すればよい。
【0016】この場合、第一のエアリレーの出力圧を検
出配管内の空気圧よりもガータスプリングの締め付け力
の分だけ高めに設定すれば、空気チャンバーから空気が
吹き出す程度にその内部の空気圧を設定できる。他方、
第一のエアリレーの出力圧を検出配管内の空気圧とほぼ
同等かそれよりやや低い値に設定すれば、空気チャンバ
ーから加圧空気が吹き出なくなるので、その吹き出しに
伴って外部に潤滑液体が漏洩するのを未然に防止できる
とともに、空気消費量を低減できるという利点がある。
【0017】そして、この場合には、空気チャンバーか
ら常時空気が吹き出さない制御を行うことも可能になっ
ているので、前記第二の空気供給手段は、第二の圧縮空
気源と、前記検出配管内の空気圧をパイロット圧として
前記第二の圧縮空気源からの加圧空気を所定の出力圧に
設定する第二のエアリレーと、この第二のエアリレーで
設定された出力圧を前記ポッド内に印加する加圧配管
と、を備えたものを採用すれば、第二のエアリレーの出
力圧を空気チャンバー内の空気圧よりも高めに設定する
ことにより、空気チャンバー内の空気圧よりも高い状態
で喫水圧の変動に対応して変化する加圧空気をポッド内
に供給することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1〜図3は、本発明に係るシー
ル装置1の第一の実施形態を示している。図1に示すよ
うに、本実施形態のシール装置1はポッドプロペラ推進
システム2に使用されるものであり、この推進システム
2は、浮上構造体の一例である船体3の船尾部分に縦軸
心回りに回転自在に設けられたポッド4と、このポッド
4の後部側に接続された筒状のケーシング5と、このケ
ーシング5内に同軸心状に挿通されかつポッド4内に配
置された電動モーター6に連結されているプロペラシャ
フト7と、を備えている。
【0019】シャフト7の前部側端部(図1の右側端
部)は、ポッド4の前部に配置されたスラスト軸受け8
によって回転自在でかつ軸心方向に移動しないように支
持されており、シャフト7の後部側端部(図1の左側端
部)は、ポッド4の後端部に配置されたラジアル軸受け
9によって回転自在に支持されている。このシャフト7
の後部側端部はポッド4の外部に突出しており、この突
出端部にプロペラ10が固定されている。本実施形態の
シール装置1はポッド4の後部側の外部に配置された外
部シール装置であり、これに対して、ポッド4内のラジ
アル軸受け9とモーター6の間の部分には内部シール装
置11が設けられている。
【0020】図2に示すように、上記シール装置1は、
船体3の底部に縦軸心回りに回転自在に設けられたポッ
ド4と、このポッド4の後部側に接続された筒状のケー
シング5と、このケーシング5内に同軸心状に挿通され
かつポッド4内に配置された電動モーター6に連結され
ているプロペラシャフト7と、このシャフト7の外周面
に摺接して外部水Wを密封する複数のシールリング12
〜15と、を備えている。このうち、プロペラシャフト
7は、モーター6に直結されているシャフト本体16
と、このシャフト本体16におけるケーシング5と対応
する軸方向部分に取り付けられた円筒状のライナー17
とから構成されており、このライナー17の外周面に、
基端部分がケーシング5の内周面に固定された前記各シ
ールリング12〜15のリップ部が摺接している。な
お、シャフト7は、ライナー17を設けないでシャフト
本体16のみで構成することもできる。
【0021】本実施形態では、ケーシング5の内部に空
気チャンバー20とこの前部側及び後部側の双方に潤滑
チャンバー21,22を区画する関係で、シールリング
12〜15は合計四本設けられている。このうち、最も
後部側(図2の左側)の第一シールリング12とそれよ
り一つ前部側に位置する第二シールリング13は、その
リップ部の先端縁が後部側に向くように配置されてお
り、最も後部側から数えて三つ目の第三シールリング1
4とそれより一つ前部側に位置する第四シールリング1
5は、そのリップ部の先端縁が前部側(図2の右側)に
向くように配置されいる。なお、すべてのシールリング
12〜15のリップ部にはリング状のガータスプリング
23が巻き付けられている。
【0022】そして、上記第二シールリング13と第三
シールリング14との間で区画されるチャンバーは、加
圧空気で内部が加圧される空気チャンバー20とされ、
この空気チャンバー20を区画する一対のシールリング
13,14のうちの後部側の第二シールリング13とそ
の更に後部側に配置された第一シールリング12との間
で区画されるチャンバーは、内部に高粘性の潤滑剤24
が充填される第一潤滑チャンバー21とされている。す
なわち、この第一潤滑チャンバー21の内部には、空気
チャンバー20から吹き出した加圧空気によっても後部
側に吹き飛ばされない程度の高粘性を有するグリース等
よりなる潤滑剤24が充填されている。
【0023】また、空気チャンバー20を区画する一対
のシールリング13,14のうちの前部側の第三シール
リング14とその更に前部側に配置された第四シールリ
ング14との間で区画されるチャンバーは、後述する液
体供給手段37によって十分な流動性を有する潤滑液体
25が内部に充填される第二潤滑チャンバー22とされ
ている。本実施形態のシール装置1は、上記空気チャン
バー20内に加圧空気を供給する第一の空気供給手段2
6と、その空気チャンバー20内の空気圧P1よりも高
い状態で喫水圧Pの変動に対応して変化する加圧空気を
ポッド4内に供給する第二の空気供給手段27と、を備
えている。
【0024】このうち、第一の空気供給手段26は、船
体3内に配置されたコンプレッサー等よりなる第一の圧
縮空気源28と、空気チャンバー20を区画する一対の
シールリング13,14のうちの後部側の第二シールリ
ング13から外部に空気が吹き出す程度に第一の圧縮空
気源26からの加圧空気の圧力を設定する空気制御ユニ
ット29と、この空気制御ユニット29を通過した加圧
空気を空気チャンバー20に導く空気配管30とから構
成されている。空気制御ユニット29は、減圧弁31と
その下流側に接続された流量調整弁32とを備えてい
る。なお、本実施形態では、第一の圧縮空気源28とし
て空気圧が7〜8(kg/cm2 )のものが使用され、
この空気圧を減圧弁31で2〜3(kg/cm2 )程度
に減圧している。また、流量調整弁32によって加圧空
気の流量を10〜40(Nl/分)程度に設定して、空
気チャンバー20に一定流量で加圧空気を送り込むこと
により、第二シールリング13のリップ部から常に加圧
空気を外部に向かって吹き出すようにしている。
【0025】そして、シールリング13のガータスプリ
ング23の締め付け力は概ね0.1(kg/cm2 )に
なっているから、外部水Wによるプロペラシャフト7の
中心位置での喫水圧をP(kg/cm2 )とすると、上
記した加圧空気の吹き出しにより、空気チャンバー20
内の空気圧P1は、P+0.1(kg/cm2 )に設定
され、喫水圧Pよりも常に一定の差圧だけ高い状態でか
つその喫水圧Pの変動に対応した圧力に制御されること
になる。他方、第二の空気供給手段27は、船体3内に
配置されたコンプレッサー等よりなる第二の圧縮空気源
34と、空気配管30内の空気圧をパイロット圧として
第二の圧縮空気源34からの加圧空気を所定の出力圧に
設定するエアリレー35と、このエアリレー35で設定
された出力圧をポッド4内に印加する加圧配管36と、
を備えている。
【0026】従って、上記エアリレー35の出力圧を空
気チャンバー20内の空気圧P1よりも高めに設定する
ことにより、空気チャンバー20内の空気圧P1よりも
高い状態で喫水圧Pの変動に対応して変化する加圧空気
をポッド4内に供給することができる。なお、本実施形
態では、エアリレー35の出力圧をパイロット圧に対し
て0.2(kg/cm2 )だけ高くなるように設定して
おり、このため、ポッド4の内部は、P1+0.2(k
g/cm2 )=P+0.3(kg/cm2 )の圧力、す
なわち、喫水圧Pに対して常に0.3(kg/cm2
だけ高い状態に維持できるようになっている。
【0027】また、本実施形態のシール装置1は、前記
第二潤滑チャンバー22内に潤滑液体25を供給するた
めのオイルポンプ等よりなる液体供給手段37と、その
供給によって空気チャンバー20内に漏洩してきた潤滑
液体25や外部水Wを船内に回収するために当該空気チ
ャンバー20に接続されたドレン回路38と、を備えて
いる。このドレン回路38は、空気チャンバー20に接
続された排出管路39と、船体3又はポッド4内に配置
されたドレンタンク40とから構成されている。
【0028】なお、液体供給手段37は、潤滑液体25
を一定流量で常に少しずつ圧送するものであってもよい
し、潤滑液体25を一定時間おきに間欠的に圧送するも
のであってもよい。また、ドレンタンク40や液体供給
手段37は、ポッド4内に余裕があればその内部に設け
ることもできるが、船体3内に配置した方がポッド4の
コンパクト化を図ることができる点で好ましい。次に、
上記構成に係るシール装置1の作用を説明する。すなわ
ち、本実施形態では、第一の空気供給手段26がポッド
4の後部側に接続されたケーシング5の内部の空気チャ
ンバー20内に加圧空気を供給しているので、この空気
チャンバー20を区画するシールリング13,14のリ
ップ部に作用する摺動負荷が低減し、そのシールリング
13,14の耐久性が向上する。特に本実施形態では、
第二シールリング13から常に加圧空気が吹き出してい
るので、そのリング13のリップ部がプロペラシャフト
7の外周面に殆ど摺接しなくなり、このため、第二シー
ルリング13の寿命を大幅に増大させることができる。
【0029】他方、第二の空気供給手段27は、空気チ
ャンバー20内の空気圧P1よりも高い状態で喫水圧P
の変動に対応して変化する加圧空気をポッド4内に供給
しているので、上記のようにシールリング13,14の
リップ部に作用する摺動負荷を低減させたことによって
空気チャンバー20内に外部水Wが侵入してきても、そ
の外部水Wが更にポッド4内に漏洩するのが有効に防止
される。このように、本実施形態のシール装置1によれ
ば、第二の空気供給手段27によってポッド4内に外部
水Wが漏洩するのを有効に防止しながら、第一の空気供
給手段26によってポッド4の後部側に設けた空気チャ
ンバー20に加圧空気を供給することでシールリング1
3,14のリップ部に作用する摺動負荷を低減させるこ
とができ、このため、ポッド1の内部機器の故障や腐食
を伴わずにシールリング13,14の耐久性を向上させ
ることができる。
【0030】また、本実施形態によれば、第二潤滑チャ
ンバー22内に潤滑液体25を供給する液体供給手段3
7を設けるとともに、空気チャンバー20にドレン回路
38を接続しているので、潤滑液体25や外部水Wが空
気チャンバー20内に漏洩してきてもそれらを船内に回
収することができる。このため、潤滑液体25が外部に
吹き出されることに伴う環境汚染を防止しながらシール
リング14を潤滑状態にすることができる。更に、本実
施形態では、第一潤滑チャンバー21内の潤滑剤24が
後部側に吹き飛ばされない程度の高粘性を有しているの
で、空気チャンバー20から空気が吹き出す程度に加圧
空気の圧力を増大させた場合でも潤滑剤24が外部に飛
散することがなく、この点でも環境汚染を未然に防止す
ることができるし、油漏れの防止対策のために更に後部
側にシールリングを追加する必要もなくなるので、シー
ル装置1の軸方向寸法をコンパクト化することができ
る。
【0031】図3は、第二循環チャンバー22の変形例
を示している。すなわち、この変形例では、第二循環チ
ャンバー22を構成する第四シールリング15が、その
リップ部の先端縁が後部側に向くように配置されてい
る。この場合、リップ部の先端縁同士が互いに向き合っ
ている一対のシールリング14,15間で第二潤滑チャ
ンバー22が区画されることになるので、潤滑液体25
がポッド4側に漏洩するのをより有効に防止できるよう
になる。もっとも、かかる構造の場合、液体供給手段3
7の圧送力によって第二循環チャンバー22の内部が高
圧になり過ぎないように、安全弁41を第二潤滑チャン
バー22に接続しておくことが必要であり、この安全弁
41のリリーフ圧は、ポッド4内の空気圧P2よりも
0.2(kg/cm2 )程度高いレベルに設定すればよ
い。
【0032】図4は、本発明に係るシール装置1の第二
の実施形態を示している。上記第一の実施形態と本実施
形態との主な相違点は、前者が、シールリングを通して
加圧空気を吹き出すタイプであるのに対して、後者は、
シールリングを通過させずに外部水Wに加圧空気を吹き
出すことによって空気チャンバー内の空気圧を変更でき
るようになっている点にあり、その他の構成はほぼ同様
である。従って、以下においては、第一の実施形態と異
なる点を重点的に説明し、構造ないし作用が同じ部材に
ついては図面に同じ参照符号を付することによって、重
複説明を省略する。
【0033】図4に示すように、本実施形態の第一の空
気供給手段26は、船体3内に配置されたコンプレッサ
ー等よりなる第一の圧縮空気源43と、この圧縮空気源
43からの加圧空気を所定の圧力及び流量に設定する空
気制御ユニット44と、この空気制御ユニット44を通
過した加圧空気をシールリング12,13を通過させず
に直接外部水Wに吹き出して喫水圧Pを検出する検出配
管45と、この検出配管45内の空気圧をパイロット圧
として第一の圧縮空気源43からの加圧空気を所定の出
力圧に設定する第一のエアリレー46と、この第一のエ
アリレー46で設定された出力圧を空気チャンバー20
内に印加する空気配管47と、を備えている。
【0034】なお、本実施形態の空気制御ユニット44
は、減圧弁48と、その下流側に接続された流量調整弁
49と、上記第一のエアリレー46とを備えている。ま
た、図例では、検出配管45の吹き出し口をケーシング
5の基端部分に配置しているが、この吹き出し口をポッ
ド4や船体3側に配置することもできる。上記第一の空
気供給手段43において、第一のエアリレー46の出力
圧を検出配管45内の空気圧よりもガータスプリング2
3の締め付け力の分だけ高めに設定すれば、第一実施形
態の場合と同様に、空気チャンバー20から加圧空気が
吹き出す程度にその内部の空気圧を設定することができ
る。
【0035】また、本実施形態の第一の空気供給手段4
3によれば、第一のエアリレー46の出力圧を検出配管
45内の空気圧とほぼ同等かそれよりやや低い値に設定
することもできる。この場合、空気チャンバー20から
加圧空気が吹き出なくなるので、その吹き出しに伴って
船外に潤滑液体25が漏洩するのを未然に防止できると
ともに、空気消費量を可及的に低減できるという利点が
ある。一方、第二の空気供給手段27は、船体3内に配
置されたコンプレッサー等よりなる第二の圧縮空気源5
0と、検出配管45内の空気圧をパイロット圧として第
二の圧縮空気源50からの加圧空気を所定の出力圧に設
定する第二のエアリレー51と、この第二のエアリレー
51で設定された出力圧をポッド4内に印加する加圧配
管52と、を備えている。
【0036】従って、かかる第二の空気供給手段27に
よれば、第二のエアリレー52の出力圧を空気チャンバ
ー20内の空気圧P1よりも高めに設定することによ
り、空気チャンバー20内の空気圧P1よりも高い状態
で喫水圧P1の変動に対応して変化する加圧空気をポッ
ド4内に供給することができる。なお、本発明は上記し
た各実施形態に限定されるものではなく、種々に変更す
ることができる。例えば、第一シールリング12を省略
して第一潤滑チャンバー21を設けない構造にすること
もできる。
【0037】また、上記実施形態では、船体3の船尾部
分にポッドプロペラ推進システム2を設けているが、こ
の推進システム2は、船体3の中央部や船首部分に設け
ることもできるし、海上に浮かぶ海底油田掘削プラント
や空港等の種々の浮上構造物に設けることができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ポッド内に外部水が漏洩するのを有効に防止しながらポ
ッドの後尾部分に設けた空気チャンバーに加圧空気を供
給できるので、ポッドの内部機器の故障や腐食を伴わず
にシールリングの耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施形態のポッドプロペラ推進システムの
概略側面図である。
【図2】第一実施形態のシール装置の側面断面図であ
る。
【図3】第二潤滑チャンバーの変形例を示すためのケー
シング内の断面図である。
【図4】第二実施形態のシール装置の側面断面図であ
る。
【符号の説明】
1 シール装置 2 ポッドプロペラ推進システム 3 船体(浮上構造物) 4 ポッド 5 ケーシング 6 電動モーター 7 プロペラシャフト 12 第一シールリング 13 第二シールリング 14 第三シールリング 15 第四シールリング 20 空気チャンバー 21 第一循環チャンバー 22 第二循環チャンバー 24 潤滑剤 25 潤滑液体 26 第一の空気供給手段 27 第二の空気供給手段 28 第一の圧縮空気源 29 空気制御ユニット 30 空気配管 34 第二の圧縮空気源 35 エアリレー 36 加圧配管 37 液体供給手段 38 ドレン回路 43 第一の圧縮空気源 44 空気制御ユニット 45 検出配管 46 第一のエアリレー 47 空気配管 50 第二の圧縮空気源 51 第二のエアリレー 52 加圧配管

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浮上構造体(3)に縦軸心回りに回転自
    在に設けられたポッド(4)と、このポッド(4)の後
    部側に接続された筒状のケーシング(5)と、このケー
    シング(5)内に同軸心状に挿通されかつ前記ポッド
    (4)内に配置された電動モーター(6)に連結されて
    いるプロペラシャフト(7)と、このシャフト(7)の
    外周面に摺接して外部水(W)を密封する複数のシール
    リング(12,13,14,15)と、を備えているポ
    ッドプロペラ推進システムのシール装置において、 前記複数のシールリング(12,13,14,15)の
    うち隣合う一対のシールリング(13,14)間で区画
    された空気チャンバー(20)内に加圧空気を供給する
    第一の空気供給手段(26)と、 前記空気チャンバー(20)内の空気圧(P1)よりも
    高い状態で喫水圧(P)の変動に対応して変化する加圧
    空気を前記ポッド(4)内に供給する第二の空気供給手
    段(27)と、 が設けられていることを特徴とするポッドプロペラ推進
    システムのシール装置。
  2. 【請求項2】 前記空気チャンバー(20)を区画する
    一対のシールリング(13,14)のうちの前部側のシ
    ールリング(14)とその更に前部側に配置されたシー
    ルリング(15)との間で区画された潤滑チャンバー
    (22)内に潤滑液体(25)を供給する液体供給手段
    (37)と、 前記空気チャンバー(20)内に漏洩してきた前記潤滑
    液体(25)や外部水(W)を浮上構造体(3)内に回
    収するために当該空気チャンバー(20)に接続された
    ドレン回路(38)と、 が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のポ
    ッドプロペラ推進システムのシール装置。
  3. 【請求項3】 前記空気チャンバー(20)を区画する
    一対のシールリング(13,14)のうちの後部側のシ
    ールリング(13)とその更に後部側に配置されたシー
    ルリング(12)との間で区画された潤滑チャンバー
    (21)内に、前記空気チャンバー(20)から吹き出
    した加圧空気によっても後部側に吹き飛ばされない程度
    の高粘性を有する潤滑剤(24)が充填されていること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のポッドプロペラ推
    進システムのシール装置。
  4. 【請求項4】 前記第一の空気供給手段(26)は、第
    一の圧縮空気源(28)と、前記空気チャンバー(2
    0)を区画する一対のシールリング(13,14)のう
    ちの後部側のシールリング(13)から外部に空気が吹
    き出す程度に前記圧縮空気源(28)からの加圧空気の
    圧力を設定する空気制御ユニット(29)と、この空気
    制御ユニット(29)を通過した前記加圧空気を前記空
    気チャンバー(20)に導く空気配管(30)と、を備
    えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
    載のポッドプロペラ推進システムのシール装置。
  5. 【請求項5】 前記第二の空気供給手段(27)は、第
    二の圧縮空気源(34)と、前記空気配管(30)内の
    空気圧をパイロット圧として前記第二の圧縮空気源(3
    4)からの加圧空気を所定の出力圧に設定するエアリレ
    ー(35)と、このエアリレー(35)で設定された前
    記出力圧を前記ポッド(4)内に印加する加圧配管(3
    6)と、を備えていることを特徴とする請求項4に記載
    のポッドプロペラ推進システムのシール装置。
  6. 【請求項6】 前記第一の空気供給手段(26)は、第
    一の圧縮空気源(43)と、この圧縮空気源(43)か
    らの加圧空気を所定の圧力及び流量に設定する空気制御
    ユニット(44)と、この空気制御ユニット(44)を
    通過した前記加圧空気をシールリング(13)を通過さ
    せずに直接外部水(W)に吹き出して喫水圧(P)を検
    出する検出配管(45)と、この検出配管(45)内の
    空気圧をパイロット圧として前記第一の圧縮空気源(4
    3)からの加圧空気を所定の出力圧に設定する第一のエ
    アリレー(46)と、この第一のエアリレー(46)で
    設定された出力圧を前記空気チャンバー(20)内に印
    加する空気配管(47)と、を備えていることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載のポッドプロペラ推
    進システムのシール装置。
  7. 【請求項7】 前記第二の空気供給手段(27)は、第
    二の圧縮空気源(50)と、前記検出配管(45)内の
    空気圧をパイロット圧として前記第二の圧縮空気源(5
    0)からの加圧空気を所定の出力圧に設定する第二のエ
    アリレー(51)と、この第二のエアリレー(51)で
    設定された出力圧を前記ポッド(4)内に印加する加圧
    配管(52)と、を備えていることを特徴とする請求項
    6に記載のポッドプロペラ推進システムのシール装置。
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