JP2002234413A - エアバッグ用カバー体成形方法 - Google Patents

エアバッグ用カバー体成形方法

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JP2002234413A
JP2002234413A JP2001105087A JP2001105087A JP2002234413A JP 2002234413 A JP2002234413 A JP 2002234413A JP 2001105087 A JP2001105087 A JP 2001105087A JP 2001105087 A JP2001105087 A JP 2001105087A JP 2002234413 A JP2002234413 A JP 2002234413A
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信也 竹村
Yokichi Hirose
洋吉 広瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 欠肉を生ぜずにエアバッグ用カバー体をイン
ストルメントパネルに一体的に成形する方法を提供する
こと。 【解決手段】 第1の型体と第2の型体を接近させて型
締を行う型締工程と、上記第1および第2の型体によっ
て形成される空隙部に樹脂材料を射出する樹脂材料射出
工程とを含む、エアバッグ用カバー体をインストルメン
トパネルに一体的に成形する方法において、樹脂材料射
出工程から樹脂材料が固化するまでの間に第2の型体に
対して摺動可能に設けられている破断溝形成用のコアを
第1の型体に向けて退避位置から破断溝形成位置まで変
位させる破断溝形成工程を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車などに装備
されるエアバッグをインストルメントパルの内側に収納
するためのエアバッグ用カバー体を、インストルメント
パネルに対して一体的に成形する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車などの高速移動車両には、
乗員の安全性を確保するため、エアバッグシステムが装
備されることが多い。エアバッグシステムは、衝突事故
などにおいて車両に衝撃が加わった際に、その衝撃の乗
員への伝達を吸収するための装置であって、一般に、車
両への衝撃を検知し且つその衝撃の程度を判断して作動
信号を発信するセンサ、この作動信号に基づいて所要の
ガスを発生するガス発生器、及び、ガス発生器からのガ
スにより膨張展開して乗員を保護するエアバッグの3つ
のサブシステムより構成されている。エアバッグシステ
ム作動時に膨張展開するエアバッグは通常時には折り畳
まれて所定箇所に収納されているが、例えば自動車用エ
アバッグシステムにおける助手席用エアバッグの場合
は、インストルメントパネルの内側に収納されている。
従って、エアバッグが収納装備されたインストルメント
パネルには、システム作動緊急時にエアバッグの乗員方
向への膨出を許容するための開口部、及び、システム非
作動通常時にこの開口部を閉塞し且つシステム作動時に
は開口部を開放するためのカバー体が必要とされる。
【0003】図12は、従来の方法により別体として樹
脂成形されたエアバッグ用カバー体101が配設された
インストルメントパネル100の斜視図であり、図13
は、図12に示すインストルメントパネル100におけ
るエアバッグ用カバー体101配設箇所の一部断面拡大
斜視図である。図13に示される断面形状は、図12の
線XII−XIIに沿った断面形状に相当する。
【0004】インストルメントパネルへのエアバッグ用
カバー体の形成においては、従来、インストルメントパ
ネル100とエアバッグ用カバー体101は互いに別体
として樹脂成形され、その後に、図13によく表されて
いるように、カバー体101がエアバッグ用開口部10
2を閉塞するようにインストルメントパネル100に取
付けられていた。そのため、従来では、パネル本体の成
形とは独立したカバー体成形工程、及びそのための金型
などが別途必要であって、インストルメントパネルの製
造工程が煩雑であった。
【0005】また、別部材としてのカバー体101をイ
ンストルメントパネル100に取付けると、図13に示
すように、インストルメントパネル100の外側面にお
いて、カバー体101とパネル本体100との境目に隙
間ないし段部103が形成され、その結果、図12に示
すように、カバー体101が視覚的に認識されるように
なる。カバー体が視認可能であることは、乗員がエアバ
ッグの存在および搭載箇所を認知するうえでは有益であ
るが、インストルメントパネルのデザインの自由度を制
限してしまうことになり、インストルメントパネルのデ
ザインにおいて好ましくない場合がある。
【0006】特開平11−291069号公報、特開平
6−143357号公報および特開2000−1088
33号公報には、エアバッグ用カバー体の別体成形に基
づく以上のような問題を解消するため、エアバッグ用カ
バー体とインストルメントパネルとを一体的に成形する
方法が開示されている。
【0007】具体的には、特開平11−291069号
公報によると、インストルメントパネル本体を、エアバ
ッグ用開口部を設けずに射出成形した後に、パネルの裏
面におけるエアバッグ収納位置に対応する所定箇所にレ
ーザ加工により破断溝が形成される。ここで破断溝と
は、エアバッグシステム作動時にエアバッグの膨張力を
受けることにより破断して、エアバッグ収納位置に対応
するインストルメントパネルの所定部分を開裂可能にす
るために形成される溝をいう。このような破断溝をイン
ストルメントパネルに形成することにより、破断溝によ
り規定されるエアバッグ用カバー体がインストルメント
パネルに一体的に成形されることとなる。
【0008】一方、特開平6−143357号公報およ
び特開2000−108833号公報によると、型締さ
れたインストルメントパネル金型の空隙部に対して、パ
ネルの裏面側に所望の破断溝が形成されるようにコアが
配設され、この状態で空隙部に樹脂材料が充填される。
すると、インストルメントパネルを射出成形する際に、
破断溝により規定されたエアバッグ用カバー体がインス
トルメントパネルに一体的に成形されることとなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
レーザ加工法では、レーザ照射によってインストルメン
トパネルに形成される破断溝の深さについて微調節する
ことが比較的困難であり、特に単層構造のインストルメ
ントパネルの場合には、過剰なレーザ照射によってイン
ストルメントパネルを貫通してしまうおそれがある。ま
た、インストルメントパネルの射出成形工程とは別に複
雑なレーザ加工機による加工工程が必要であるため、イ
ンストルメントパネルの製造効率の低下を招来してしま
う。
【0010】一方、樹脂材料の射出時にコアを配設して
おく方法では、コアは、インストルメントパネルに破断
溝即ち薄肉部を形成するように他の金型部分に比べて空
隙部内に突出して配設されているため、空隙部内を流動
する樹脂材料の障害となってしまう。すると、コアに挟
まれた領域や囲まれた領域、すなわちエアバッグ用カバ
ー体形成領域には充分量の樹脂が供給されなくなり、そ
の結果、インストルメントパネルに一体成形されるエア
バッグ用カバー体の一部または全体が所望の肉厚よりも
薄い状態となる、欠肉の問題が生じてしまう。
【0011】そこで本発明は、上記従来の問題点を解決
または軽減することを課題とし、欠肉を生ぜずにエアバ
ッグ用カバー体をインストルメントパネルに一体的に成
形する方法を提供することを目的とする。
【0012】
【発明の開示】本発明によると、エアバッグ用カバー体
をインストルメントパネルに一体的に成形する方法が提
供される。当該方法は、第1の型体と第2の型体を接近
させて型締を行う型締工程と、第1および第2の型体に
よって形成される空隙部に樹脂材料を射出する樹脂材料
射出工程とを含み、当該樹脂材料射出工程から樹脂材料
が固化するまでの過程において、第2の型体に対して摺
動可能に設けられている破断溝形成用のコアを第1の型
体に向けて退避位置から破断溝形成位置まで変位させる
破断溝形成工程を行うことを特徴とする。
【0013】このような構成によると、インストルメン
トパネル金型を用いてインストルメントパネルを射出成
形する際の樹脂材料射出工程において、破断溝形成用の
コアがその破断溝形成位置よりも退避した位置にある状
態で、樹脂材料が空隙部に射出される。そして、空隙部
に対して樹脂材料を充填中または充填完了後に破断溝形
成用のコアが破断溝形成位置に変位させられる。そのた
め、破断溝形成用コアは空隙部における樹脂材料の流動
を一切または殆ど妨害せず、空隙部において破断溝形成
用コアによって規定されるカバー体形成領域には充分量
の樹脂材料が供給される。その結果、完成品のカバー体
には欠肉が生ずることはなく、所望の肉厚を有するエア
バッグ用カバー体がインストルメントパネルに一体的に
成形されるのである。
【0014】樹脂材料としては、スチレン系樹脂、ポリ
オレフィン系樹脂、ポリフェニレンエーテル(PPE)
系樹脂などの熱可塑性樹脂を使用することができる。ま
た、樹脂成形体の補強の観点から、樹脂材料は、ガラス
繊維、炭素繊維、炭酸カルシウム、タルク、マイカなど
の無機充填材を含んでいてもよい。
【0015】コアは、所望のエアバッグ用カバー体に対
応する破断溝を形成するための形状を有し、その先端
は、先細り状に形成されていてもよいし、第2の型体の
型規定面に対して略平行の平坦面が形成されていてもよ
い。好ましくは、コアの退避位置とは、コアの最先端が
第2の型体の型規定面と同一面上に存在する位置あるい
は型規定面よりも後退する位置をいうが、完成品のカバ
ー体に欠肉を生じない限りにおいて、破断溝形成位置よ
りも退避した位置であって、コアの最先端が型規定面よ
りも第1の型体に向かって延出する位置を、コアの退避
位置としてもよい。このような構成を採用する場合に
は、コアが型規定面から延出する長さは、好ましくはカ
バー体の肉厚の2分の1以下であり、より好ましくは5
分の1以下であり、更に好ましくは10分の1以下であ
る。型規定面に対して略平行な平坦面をその先端に有す
るコアを使用する場合には、当該平坦面が第2の型体の
型規定面と面一状となる位置をコアの退避位置とすれ
ば、コアの摺動箇所として第2の型体に形成されている
溝部に樹脂材料が過剰に流入することを適切に防止する
ことができる。
【0016】エアバッグ用カバー体をインストルメント
パネルに一体成形しつつも、エアバッグカバー体が乗員
側から確実に視認可能となるように、インストルメント
パネルをデザインしたい場合には、第1の型体として、
第2の型体に対して摺動可能である破断溝コアの先端に
沿って第2の型体へ向かって突出する突条部を有するも
のを使用する。このような突条部を有する第1の型体を
使用すれば、この突条部に応じてインストルメントパネ
ルの表面に溝部が形成される。この溝部は、コアの先端
形状に応じてインストルメントパネルの裏面に形成され
る破断溝とともにカバー体を規定しているので、インス
トルメントパネルに一体的に成形されるエアバッグカバ
ー体が乗員側から視認できることとなる。エアバッグカ
バー体を視認することにより、乗員は、エアバッグシス
テムの存在およびエアバッグの搭載箇所を認識でき、安
心感を得ることができる。
【0017】このような第1の型体の突条部は、樹脂材
料射出工程において、樹脂材料が流入すべき空隙部に対
して局所的に突出する。従来の、コアを用いたカバー体
一体成形方法であれば、破断溝形成用コアの先端部と突
条部との距離が著しく短くなってしまい、このような突
条部の存在によって樹脂材料の流入が阻害されてしまう
と推測されるが、本発明によれば、樹脂材料の流入が著
しく阻害されてしまうような事態は回避される。樹脂材
料射出工程におけるコアの先端部が、破断溝形成位置よ
りも第2の型体側に退避し、それにより、破断溝形成箇
所における空隙部の幅、すなわち樹脂材料の流動スペー
スが従来と比較して充分に広く確保することができるか
らである。従って、好ましくは、破断溝形成用コアの退
避位置は、当該コアの先端が、突条部の突出長さ以上に
第2の型体の型規定面から退避する位置である。
【0018】また、成形体において、表面は付近の部分
と面一であり且つ厚みが急激に小さくなるような薄肉部
を形成すると、成形体表面の当該薄肉部付近で、つやむ
らが発生する場合があるが、本発明において突条部を有
する第1の型体を使用すると、エアバッグカバー体を規
定する薄肉部のインストルメントパネ表面側の表面が、
肉厚部のインストルメントパネル表面側の表面と面一で
なくなるため、つやむらが発生しにくくなる。特別な条
件下において、たとえ薄肉部表面につやむらが発生した
としても、当該箇所は溝部であり、インストルメントパ
ネルの美観に与える影響は軽減される。
【0019】好ましくは、樹脂材料射出工程において
は、型体をヒータで加温することによって空隙部に存在
する樹脂材料の溶融軟化状態を維持しつつ、空隙部に樹
脂材料を射出する。特に、第1の型体、及び/又は、第
2の型体における破断溝形成部位に対応する箇所および
その付近を加温することが望ましい。このような構成に
より、コアを破断溝形成位置に変位させる前に空隙部の
樹脂材料が固化してしまうことを適切に回避することが
できる。このようなヒータは、ヒータが内設されたコア
を第1の及び/又は第2の型体に嵌設することによって
設けてもよいし、型体内に直接的に設置してもよい。ま
た、ヒータには温度センサを付設し、温度センサの信号
に基いてヒータが所定温度にコントロールされるように
構成するのが望ましい。
【0020】好ましくは、本発明に係る方法は、更に、
コアを破断溝形成位置から後退させるコア後退工程と、
当該コア後退工程後に樹脂材料を冷却する冷却工程とを
含む。コアを後退させてから空隙部の樹脂材料を冷却す
ることにより、冷却過程における樹脂材料は、コアによ
り規制されることなく、自由に均一収縮することができ
る。そのため、完成品において、樹脂材料の不均一な収
縮に起因する収縮斑の発生を回避することが可能とな
る。
【0021】好ましくは、第1の型体は、金型装置の固
定型取付板に支持固定された固定型であり、第2の型体
は、同装置の可動型取付板に支持固定され且つ固定型に
対して進退可能な可動型である。そして好ましくは、固
定型には、その表面に開口し且つ空隙部に連している射
出孔が設けられており、樹脂材料射出工程においては、
射出装置で用意された溶融状態にある樹脂材料がこの射
出孔を介して空隙部に射出される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0023】図1〜4は、本発明に係るエアバッグ用カ
バー体成形方法に含まれる一連の工程を表す。本発明
は、インストルメントパネルを射出成形する際に、パネ
ルの所定箇所にエアバッグ用カバー体を成形する方法に
係るものである。従って、図1〜4には、本発明を実行
するための射出成形装置におけるエアバッグ用カバー体
形成領域Sおよびその付近の構成を一部断面図として示
す。ここでカバー体形成領域Sとは、完成したインスト
ルメントパネルにおいて破断溝により規定される領域に
対応する領域であってエアバッグ用カバー体として機能
する領域に対応する領域をいうものとする。
【0024】本発明を実行するための射出成形装置は、
固定型取付板1と、これに対して進退可能な可動型取付
板2とを備える。固定型取付板1および可動型取付板2
は、各々、インストルメントパネル金型の固定型3およ
び可動型4を固定支持している。固定型3には、カバー
体形成領域Sに対応する位置にヒータ付コア5が配設さ
れている。ヒータ付コア5は、その露出面が固定型3の
型規定面3aに対して面一状となるように、固定型3に
嵌設されている。可動型4には、カバー体形成領域Sに
対応する位置にカバー体形成機構6が配設されている。
カバー体形成機構6は、所望形状の破断溝に対応するコ
ア7と、このコア7を固定支持するためのコア支持板8
と、この支持板8を上下動させるための油圧シリンダ9
とを備える。このカバー体形成機構6を配設するため
に、可動型4には、コア用貫通溝10、支持板収容室1
1、及びシリンダ収容室12が開設されている。油圧シ
リンダ9は、固定型4のシリンダ収容室12に固定され
ており、伸縮動可能なピストンロッド9aを有する。ピ
ストンロッド9aは、支持板収容室11内で支持板8に
連結されている。支持板8は、ピストンロッド9aの伸
縮動により、支持板収容室11内を上下動する。支持板
8に支持固定されているコア7は、支持板8とともに上
下動するが、コア7の形状に対応して開設されているコ
ア用貫通溝10内を摺動可能である。コア7は、油圧シ
リンダ9により支持板8を介して位置決めされる。図1
の断面図においては、見かけ上2本のコア7が示されて
いるが、これらは、図外で繋がって一体のコア7を構成
している。コア7および支持板8の運動方向がピストン
伸縮方向から傾斜するのを防止するため、ピストン伸縮
方向に対して平行方向に支持板8を貫通するガイドポス
ト13が支持板収容室11に固定されている。
【0025】図1は、本発明に係るエアバッグ用カバー
体成形方法における型締工程を表す。本工程において
は、可動型4は、可動型取付板2と一体となって固定型
3に接近し、図外の所定箇所にて固定型3に合わされ
る。可動型4が固定型3に対して合わされた状態すなわ
ち型締状態において、両型の間には樹脂が充填される空
間としての空隙部14が形成される。本実施形態におい
ては、空隙部14におけるカバー体形成領域Sの幅Wは
1〜5mmである。コア7は、油圧シリンダ9によって退
避位置に位置決めされており、待機状態にある。図1に
おいては、コア7の先端部は先細り状とされており、退
避位置とはコア7の最先端が可動型4の型規定面4aか
ら退避した位置をいう。このとき、ヒータ付コア5は、
その内部に温度センサ(図示略)を備え、カバー体形成
領域Sおよびその近傍の金型を30〜300℃の温度範
囲で加温している。
【0026】図2は、上述の型締工程に続いて行われる
樹脂材料射出工程を表す。本工程では、型締工程で形成
された空隙部14に、溶融状態にある樹脂材料15が充
填される。具体的には、図外の樹脂射出装置で溶融され
た樹脂材料15が、当該射出装置から、空隙部に連通す
るように固定型3に形成された図外の射出孔を介して、
所定の圧力で空隙部14に射出される。このとき、コア
7は上述の退避位置に待機したままとされる。そのた
め、樹脂材料15が空隙部14におけるカバー体形成領
域Sを通過する際、コア7の先端は樹脂材料15の流動
の妨げとはならず、カバー体形成領域Sには充分な樹脂
材料15が供給される。このとき、ヒータ付コア5は、
カバー体形成領域Sを通過または填塞する溶融状態の樹
脂材料15を100〜300℃の温度範囲で加温してお
り、樹脂材料15が次の破断溝形工程以前に固化するこ
とを防止する役割を担う。
【0027】図3は、空隙部14に樹脂材料15が充填
された後に行われる破断溝形成工程を表す。本工程で
は、油圧シリンダ9が、そのピストンロッド9aを伸長
駆動することによって、支持板8およびこれに支持固定
されるコア7を上述の退避位置から破断溝形成位置に進
出させる。ここで破断溝形成位置とは、コア7の先端
が、樹脂材料15が既に充填されている空隙部14に押
入して、インストルメントパネルの本体とエアバッグ用
カバー体との境界である破断溝を形成する位置をいう。
本実施形態では、破断溝形成位置におけるコア7の先端
と固定型側の型規定面との距離は、0.1〜1.5mmで
ある。ヒータ付コア5は、コア7が破断溝形成位置に変
位した後に、それまで継続していた加温動作を停止す
る。そして、溶融していた樹脂材料15が型崩れしない
程度に固化するまで、コア7を破断溝形成位置に待機さ
せ、空隙部14に充填された樹脂材料15を保圧する。
この保圧過程の期間については、予め装置に設定してお
くことによって当該期間経過後に自動的に次の工程に移
るように装置を構成してもよいし、ヒータ付コア5に設
けられた温度センサ(図示略)により空隙部14に充填
された樹脂材料15の温度を検知し、所定温度にまで樹
脂材料温度が低下したときに自動的に次の工程に移るよ
うに装置を構成してもよい。また、本実施形態では、樹
脂材料15が空隙部14に完全に充填された後に破断溝
形成工程が開始されるが、完全に充填される以前であっ
ても樹脂材料15が空隙部14におけるカバー体形成領
域Sを通過した後であれば、コア7を空隙部14の樹脂
材料15に対して押入してもよい。このようなタイミン
グで破断溝形成工程を行っても、樹脂材料15は既にカ
バー体形成領域Sに充分に供給されているため、成形さ
れたカバー体に欠肉は生じない。また、樹脂材料15
は、領域S以外の空隙部14には破断溝形成位置に変位
したコア7を迂回して流入可能であるので、インストル
メントパネルの他の領域においても欠肉の問題は回避さ
れる。
【0028】図4は、上述の破断溝形成工程の保圧過程
に続いて行われるコア後退工程を表す。本工程では、油
圧シリンダ9が、そのピストンロッド9aを短縮駆動す
ることによって、支持板8およびこれに支持固定される
コア7を上述の破断溝形成位置から退避位置に後退させ
る。本工程の後、コア7を退避位置に待機させ、空隙部
14の樹脂材料15が充分に固化するまで冷却する。冷
却手段としては、自然放冷でもよいし、固定型3及び/
又は可動型4に空冷式や水冷式などの冷却機構(図示
略)を設けてもよい。冷却工程の後、可動型取付板2を
駆動して可動型4を固定型3から離隔して型開し、成形
されたインストルメントパネルを取出す。
【0029】図5は、上述の一連の工程によりインスト
ルメントパネル20に一体成形されたエアバッグ用カバ
ー体21の一部断面斜視図である。本発明によると、イ
ンストルメントパネル20の裏面側に破断溝24が形成
されることにより、破線で示すような形状で、他の箇所
よりも薄肉の脆弱部25が形成される。この脆弱部25
により規定される領域がエアバッグ用カバー体21とし
てインストルメントパネルに一体的に成形されている。
カバー体21のうち図示されていない部分の形状は、断
面を対称面として、図示されている部分の形状と略対称
であるものとする(以下の図7および図9において同
じ)。本発明により成形されたカバー体21は金型成形
の際の空隙部14に対応した充分な肉厚を有し、部材厚
において薄肉な箇所は形成されていない。そのため、シ
ステム作動時に膨張展開しようとするエアバッグから押
圧力を受けた場合には、破線で示された脆弱部25のみ
が適切に破断可能である。また、カバー体21はインス
トルメントパネル20に対して一体成形されているた
め、パネル20の外側表面において隙間や段部は形成さ
れない。従って、エアバッグ用カバー体の存在によりイ
ンストルメントパネルの外観構成が影響ないし制約を受
けることはない。本実施形態では、矩形郭の破断溝を形
成することによって矩形のカバー体21が成形される
が、破断溝24の形状を適宜変更することによって、円
形や他の多角形のカバー体を形成することもできる。ま
た、破断溝24をコの字型に形成し、且つコの字の開放
部に破断しない程度の脆弱部を形成することにより、当
該脆弱部をヒンジ部としてカバー体21を片開き可能に
構成してもよい。
【0030】図6は、本発明の樹脂材料射出工程につい
て、他の態様を表す。本態様のコア7は、その先端に、
可動型4の型規定面4aに対して面一可能である平坦面
7aを有する。この平坦面7aが型規定面4aと面一と
なる位置にてコア7を待機させつつ、空隙部14に樹脂
材料15を射出する。本態様によると、樹脂材料15が
コア用貫通溝10に流入することを防止することができ
るうえに、樹脂材料15のカバー体形成領域Sへの流入
はコア7によって全く阻害されず、カバー体形成領域S
には充分量の樹脂材料15が供給される。従って、本態
様によっても、肉厚を生ぜずにエアバッグ用カバー体を
インストルメントパネルに一体的に成形できる。
【0031】図7は、図6に示す樹脂材料射出工程を採
用してインストルメントパネル30に一体成形されたエ
アバッグ用カバー体31の一部断面斜視図である。脆弱
部35により規定されるカバー体31は、図5に示され
るカバー体21と略同様の矩形状であり、血肉を生じて
いない。脆弱部35は、上述のコア7の平坦面7aに対
応して面的に形成されているため、樹脂材料15の種類
に応じて平坦面7aの幅を変更し、脆弱部35の脆弱の
度合いを調節することができる。
【0032】図8は、本発明の実施に用いるカバー体形
成機構について、他の態様を表す。本態様のカバー体形
成機構6’は、上述の実施形態とは異なるコア7’を有
する。このコア7’は、エアバッグ用カバー体を規定す
る破断溝のみならず、カバー体自体を開裂可能にするよ
うな破断溝を形成するための形状を有する。即ち、図8
の断面図において見かけ上3本のコア7’のうち両側の
2本がカバー体を規定する破断溝形成用であり、中央の
1本がカバー体を開裂可能にする破断溝形成用である。
ただし、本態様においては、これら見かけ上3本のコア
7’は、図外で繋がり、一体のコア7’を構成してい
る。そして可動型4には、このようなコア7’の形状に
対応したコア用貫通溝10’が形成されている。その他
の構成については、上述の実施形態と同様の構成であ
る。
【0033】図9は、図8に示されたカバー体形成機構
を用いてインストルメントパネル40に一体成形された
エアバッグ用カバー体41の一部断面斜視図である。破
断溝44aの形成によりインストルメントパネル40に
脆弱部45aが形成され、破断溝44bの形成により脆
弱部45bが形成されている。脆弱部45aはカバー体
41を規定している。このカバー体41は、膨張するエ
アバッグから押圧力を受けた場合には、脆弱部45aの
破断によりインストルメントパネル40から外れるとと
もに、脆弱部45bの破断により割裂する。破断溝の深
さを調節して脆弱部45bを脆弱部45aよりも薄肉に
形成すれば、エアバッグ膨張時に脆弱部45bが先に破
断し易くなり、従って、エアバッグ用開口部の中央付近
からの膨出が担保される。また、エアバッグ膨張力を受
けても破断しない程度の脆弱部を脆弱部45bに平行な
脆弱部45aの代わりに形成することにより、当該脆弱
箇所をヒンジ部としてカバー体41を蝶開き可能に構成
してもよい。
【0034】図10は、本発明の型体について、他の態
様を表す。本態様における固定型3には、カバー体形成
領域Sに対応する位置にヒータ付コア5’が配設されて
いる。コア5’は、その露出面における固定型3との境
界部が固定型3の型規定面3aに対して面一状となるよ
うに、固定型3に嵌設されている。また、コア5’は、
破断溝形成用コア7の先端に沿って可動型4へ向かって
突出する突条部5’aを有する。突条部5’aが空隙部
14に突出していることによって、コア7に応じてイン
ストルメントパネルの裏側に形成される破断溝に加え
て、パネルの表側からも破断溝が形成されることとな
る。樹脂材料射出工程時には、破断溝形成用コア7は、
その先端が突条部5’の突出長さ以上の距離だけ、可動
型4の型規定面4aから退避させておく。その状態で、
空隙部14へ樹脂材料を射出する(図示せず)。そうす
ることによって、カバー体形成領域Sに対応する空隙部
14に突条部5’aが突出する状態であっても、破断溝
形成箇所における空隙部14の幅は、カバー体形成領域
Sの内部に樹脂材料が充分に流入する程度に広く確保さ
れる。
【0035】図11は、図10に示す型体を採用してイ
ンストルメントパネル50に一体成形されたエアバッグ
用カバー体51の一部断面斜視図である。脆弱部55
は、パネル50の裏側に形成されている破断溝54aと
表側に形成されている破断溝54bとに挟まれている。
脆弱部55により外郭が規定されるカバー体51は、図
5に示されるカバー体21と略同様の矩形状であり、欠
肉を生じていない。カバー体51の外郭を規定する脆弱
部55が、インストルメントパネル50の表面から退避
しているため、インストルメントパネル50におけるエ
アバッグ用カバー体形成位置は視覚的に認識可能となっ
ている。
【0036】以上、本発明の実施形態について助手席用
エアバッグのカバー体を例に挙げて説明したが、本発明
はステアリング用エアバッグのカバー体にも適用でき
る。
【0037】
【発明の効果】本発明によると、エアバッグ用カバー体
をインストルメントパネルに一体的に成形する方法にお
いて、樹脂材料の射出中又は射出後であって樹脂材料が
固化する前に、破断溝形成用のコアが樹脂材料に押入さ
れ、樹脂材料に破断溝の形状が型取られる。そのため、
カバー体形成領域に充分な樹脂材料が供給された状態
で、カバー体を成形することが可能となり、その結果、
欠肉を生じていないエアバッグ用カバー体を備えたイン
ストルメントパネルを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエアバッグ用カバー体成形方法に
おける型締工程を表す。
【図2】本発明に係るエアバッグ用カバー体成形方法に
おける樹脂材料射出工程を表す。
【図3】本発明に係るエアバッグ用カバー体成形方法に
おける破断溝形成工程を表す。
【図4】本発明に係るエアバッグ用カバー体成形方法に
おけるコア後退工程を表す。
【図5】本発明によりインストルメントパネルに一体成
形されたエアバッグ用カバー体の一部断面斜視図であ
る。
【図6】本発明の樹脂材料射出工程について、他の態様
を表す。
【図7】図6に示された樹脂材料射出工程を採用してイ
ンストルメントパネルに一体成形されたエアバッグ用カ
バー体の一部断面斜視図である。
【図8】本発明の実施に用いるカバー体形成機構につい
て、他の態様を表す。
【図9】図8に示されたカバー体形成機構を採用してイ
ンストルメントパネルに一体成形されたエアバッグ用カ
バー体の一部断面斜視図である。
【図10】本発明の型体について、他の態様を表す。
【図11】図10に示された第1の型体を採用してイン
ストルメントパネルに一体成形されたエアバッグ用カバ
ー体の一部断面斜視図である。
【図12】従来の方法により別体として形成されたエア
バッグ用カバー体が配設されたインストルメントパネル
の斜視図である。
【図13】図12に示すインストルメントパネルにおけ
るエアバッグ用カバー体配設箇所の一部断面斜視図であ
る。
【符号の説明】
S カバー体形成領域 3 固定型 4 可動型 5,5’a ヒータ付コア 7,7’ コア 7a 平坦面 8 コア支持板 10,10’ コア用貫通溝 13 ガイドポスト 14 空隙部 15 樹脂材料 20,30,40,50,100 インストルメントパ
ネル 21,31,41,51,101 エアバッグ用カバー
体 24,34,44a,44b,54a,54b 破断溝 25,35,45a,45b,55 脆弱部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29L 31:30 B29L 31:30 (72)発明者 橋本 健司 大阪府池田市桃園2丁目1番1号 ダイハ ツ工業株式会社内 (72)発明者 斉藤 裕司 大阪府池田市桃園2丁目1番1号 ダイハ ツ工業株式会社内 (72)発明者 竹村 信也 大阪府池田市桃園2丁目1番1号 ダイハ ツ工業株式会社内 (72)発明者 広瀬 洋吉 愛知県名古屋市西区則武新町三丁目1番90 号 立松モールド工業株式会社内 Fターム(参考) 3D054 AA02 AA03 AA13 AA14 BB09 BB23 BB30 FF17 4F206 AG28 AH25 JA07 JL02 JM04 JM05 JN25 JN43 JQ81

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の型体と第2の型体を接近させて型
    締を行う型締工程と、上記第1および第2の型体によっ
    て形成される空隙部に樹脂材料を射出する樹脂材料射出
    工程とを含む、エアバッグ用カバー体をインストルメン
    トパネルに一体的に成形する方法であって、 上記樹脂材料射出工程から上記樹脂材料が固化するまで
    の過程において、上記第2の型体に対して摺動可能に設
    けられている破断溝形成用のコアを、上記第1の型体に
    向けて退避位置から破断溝形成位置まで変位させる破断
    溝形成工程を行うことを特徴とするエアバッグ用カバー
    体成形方法。
  2. 【請求項2】 上記樹脂材料射出工程において、上記空
    隙部に射出された樹脂材料を加温することを特徴とす
    る、請求項1に記載のエアバッグ用カバー体成形方法。
  3. 【請求項3】 更に、上記コアを破断溝形成位置から後
    退させるコア後退工程と、当該コア後退工程後に上記樹
    脂材料を冷却する冷却工程と、を含むことを特徴とす
    る、請求項1または2に記載のエアバッグ用カバー体成
    形方法。
  4. 【請求項4】 上記第1の型体は、上記コアの先端に沿
    って上記第2の型体へ向かって突出する突条部を有す
    る、請求項1から3のいずれか1つに記載のエアバッグ
    用カバー体成形方法。
  5. 【請求項5】 上記退避位置は、上記破断溝形成用コア
    の先端が、上記突条部の突出長さ以上に上記第2の型体
    の型規定面から退避する位置である、請求項4に記載の
    エアバッグ用カバー体形成方法。
  6. 【請求項6】 上記コアは、その先端に平坦面を有し、
    上記退避位置は、当該平坦面が上記第2の型体が有する
    型規定面と面一状となる位置であることを特徴とする、
    請求項1から4のいずれか1つに記載のエアバッグ用カ
    バー体成形方法。
  7. 【請求項7】 上記第1の型体は固定型であり、上記第
    2の型体は前記固定型に対して進退可能な可動型である
    ことを特徴とする、請求項1から6のいずれか1つに記
    載のエアバッグ用カバー体成形方法。
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