JP2002233683A - ミシンの釜冷却装置 - Google Patents
ミシンの釜冷却装置Info
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- D05B71/00—Lubricating or cooling devices
- D05B71/02—Loop-taker lubricating devices
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- D05B57/00—Loop takers, e.g. loopers
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Abstract
を感じないようにボビンケースを冷却可能なミシンの釜
冷却装置を提供すること。 【解決手段】下糸を収納するボビンと、ボビンを収納す
るボビンケース56と、ボビンケースを支持する内釜5
4と、内釜を相対回転可能に支持する外釜52とを有す
る釜51と、釜の下方からボビンケースへ向けてエアー
を吹き付けるエアー供給装置58〜62と、を備えるこ
とを特徴とするミシンの釜冷却装置が提供される。
Description
に関する。
に対して相対的に回転可能に支持された内釜と、この内
釜内に支持されたボビンケースとを備える。ボビンケー
スはその内部に下糸を収納したボビンを支持する。外釜
及び内釜にはそれぞれレ−ス溝(ガイド溝)及びレース
部(ガイド突起)が形成され、内釜のレース部が外釜の
レース溝に嵌合している。外釜は内釜に対して相対的に
高速で回転するので、外釜及び内釜の摺動部(レース
溝、レース部)も高速で摺動する。このため、この摺動
部の摩耗、焼き付きを防止する目的で、従来から釜冷却
装置が用いている。
路を形成し、ポンプによりこの流路へ潤滑油を供して釜
を冷却している。このようなミシンにおける釜冷却装置
の従来のものを図2により説明する。
軸1は、下軸メタル2に組込まれたスラスト受け3に軸
方向の動きを規制され支持されている。この下軸1の中
心部には、軸方向に延在する第1潤滑油通路4が形成さ
れており、この第1潤滑油通路4内には、図示を省略し
た下軸1の基端側から潤滑油が供給されうるようになっ
ている。
る。この外釜5は、下軸1の先端部の外周に嵌合される
円盤状の基部6と、この基部6の先端側に連設されたほ
ぼ円筒形の外釜本体10とを有しており、基部6は、下
軸1の先端部が比較的密に挿入されうる中心孔7を有し
ている。また、基部6には、その外周面から中心孔7に
連通する半径方向のねじ孔8が形成されており、このね
じ孔8にねじ9を螺合してそのねじ9の先端を下軸1に
圧接することにより外釜5は下軸1と一体的に回転しう
ることになる。
突設され基部6より大径の基板11と、この基板11の
先端側に連設されたほぼ円筒形の外周壁12とを有して
おり、この外周壁12の内周面には円環状のガイド溝1
4が形成されている。
に対し相対回転可能な内釜16が配設されている。この
内釜16は、全体的にほぼ円筒形に形成されており、こ
の内釜16の外周面には、外釜5のガイド溝14内に嵌
合し、かつ相対的に円周方向に摺動しうるほぼ円環状の
ガイド突起17が設けられている。また、内釜16に
は、その軸方向に延在する支持ピン19が突設されてい
る。この支持ピン19には、ボビンケース13に収納さ
れたボビン18が装着される。ボビンケース13はその
中心部に円筒部材13aを備え、この円筒部材13aに
支持ピン19を挿通して内釜16内にセットされる。
心孔7に連通し中心孔7より大径の円形凹部20が形成
されており、この円形凹部20には、外釜5内を延在す
る第2潤滑油通路21が連通されている。この第2潤滑
油通路21は、ほぼ放射方向に延在するように基板11
に形成され、円形凹部20に連通されている放射方向通
路22と、この放射方向通路22の外端に連通されかつ
基板11から外周壁12にかけてほぼ軸方向に延在する
ように形成されている軸方向通路23とにより構成され
ている。
近傍にまで到達しており、この部位の外周壁12内に
は、ガイド溝14および軸方向通路23にそれぞれ連通
する円形の濾過室24が形成されている。なお、この濾
過室24は、外周壁12の外周面12aに開放されてお
り、図示しない蓋体により開閉可能に被覆されるように
なっている。そして、濾過室24内には、フェルト等か
らなる繊維を不織布のように固めてなる濾過部材が収納
されている。
るための油量制限部材たる濾過部材26が装着されるよ
うになっている。
しない針により縫製が行われている間、下軸1の第1潤
滑油通路4内には、図示しないポンプにより潤滑油が高
圧で供給されるようになっている。
えて、本出願人が特開平9−192380において提案
した釜冷却装置のように、釜軸の内部から摺動部へ至る
流路を形成し、コンプレッサによりこの流路へ冷却空気
を供給して釜を冷却することができる。
示しないモータにより高速回転される下軸1は、ベース
部材Bに保持された下軸メタル2に組込まれたスラスト
受け3に支持されている。この下軸1の中心部には、軸
方向に延在する軸方向通路4が形成されており、この軸
方向通路4は下軸1の前端に開口するとともに、下軸1
の軸方向における中間位置において基端を閉塞されてい
る。また、下軸1には、軸方向通路4の基端側と下軸1
の外周面とを連通する放射方向の連通路35が穿設され
ている。
連通する密閉された円環状をなす環状溝36が形成され
ており、また、この下軸メタル2には、下軸メタル2の
一端面に開口し、環状溝36に連通する空気導入路37
が形成されている。一方、下軸1の外部には、冷却空気
供給手段の一例としてのコンプレッサ38が配設されて
おり、このコンプレッサ38の排気管39には、コンプ
レッサ38から供給される冷却空気の供給量を制御する
弁部材の一例としての電磁弁40が介装されている。さ
らに、この電磁弁40の下流側には、電磁弁40により
制御された量の冷却空気を下軸メタル2の空気導入路3
7に供給するための空気管41が接続されており、この
空気管41の先端部は、空気導入路37の開口に装着さ
れたコネクタ42に接続されている。排気管39、空気
管41、コネクタ42、空気導入路37、環状溝36お
よび連通路35は、コンプレッサ38からの冷却空気を
下軸1の軸方向通路4に供給する冷却空気通路を構成し
ている。
は、ミシンの各種制御を司るCPUのような制御手段4
3と接続されており、この制御手段43からの制御信号
によりミシンの回転数や環境温度などに応じて下軸1の
軸方向通路4に供給する冷却空気量を制御されるように
なっている。
の外釜5と異なり、放射方向通路22、軸方向通路23
が1本ではなく2本ほぼ同一直線上に位置するようにそ
れぞれ連通されているが、その他の構造は図2とほぼ同
様である。また、内釜16、ボビンケース13及びボビ
ン18も図2のものと同様の構造である。
の近傍にまで到達しており、この部位の外周壁12内に
は、ガイド溝14および軸方向通路23にそれぞれ連通
する空気噴射室24が形成されている。そして、これら
の各空気噴射室24からは、軸方向通路4、放射方向通
路22および軸方向通路23などを介して供給された冷
却空気がガイド溝14を介して内釜16のカイド突起1
7に向けて噴射されることになる。なお、内釜16は内
釜押え44によりその回転を拘束されている。つぎに、
前述した構成からなる釜冷却装置の作用について説明す
る。
や環境温度などに応じた制御信号が制御手段43からコ
ンプレッサ38および電磁弁40に出力され、コンプレ
ッサ38が駆動されるとともに、電磁弁40の開度が調
整され、ミシンの回転数や環境温度などに応じた量の冷
却空気が排気管39、空気管41、コネクタ42、空気
導入路37、環状溝36および連通路35を介して下軸
1の軸方向通路4に供給され、さらには、この軸方向通
路4から放射方向通路22および軸方向通路23などを
介して冷却空気流が空気噴射室24からガイド溝14を
介して内釜16のカイド突起17に向けて噴射されるこ
とになる。
接する外釜5のガイド溝14と内釜16のガイド突起1
7の発熱が抑制される。
費され、または残り少なくなった時、ボビンケース13
を内釜16から取り外し、新たなボビンと交換する必要
がある。この交換作業の際、作業者はボビンケース13
のレバー13bを引っ張り、そのままの状態でボビンケ
ース13を内釜から抜き取る。従って、作業者の指がボ
ビンケース13と接触する。上記のような釜冷却装置の
場合、外釜5及び内釜16の摺動部(ガイド溝17、ガ
イド突起17)の摩耗、焼き付きを防止することができ
ても、作業者の指がボビンケース13に接触した際に熱
による違和感或いは不快感を与えるような温度を保って
いる場合が多い。特に、縫製品の品質向上の為に釜冷却
用の潤滑油の供給量を絞り込んで使用する場合や、ミシ
ンを連続運転する工程の場合には、熱による違和感を与
えることが多い。
ンケースに接触しても違和感を感じないようにボビンケ
ースを冷却可能なミシンの釜冷却装置を提供することに
ある。
収納するボビンと、前記ボビンを収納するボビンケース
と、前記ボビンケースを支持する内釜と、前記内釜を相
対回転可能に支持する外釜とを有する釜と、前記釜の下
方から前記ボビンケースへ向けてエアーを吹き付けるエ
アー供給装置と、を備えることを特徴とするミシンの釜
冷却装置が提供される。
踏み操作によりエアーの供給をオン、オフ可能であるこ
とが好ましい。
るミシンの釜冷却装置の実施の形態を説明する。本実施
の形態のミシンベッド50はDP釜51を備えるタイプ
のミシンであり、外釜52、外釜52に固定された裏板
52a、同じく外釜52に固定された内釜押え52b、
外釜52に支持される内釜54、内釜54に支持される
ボビンケース56から構成されている。内釜54はその
円周部にレース部54aが設けられ、このレース部54
aは外釜52のレース溝52dと嵌合する。
シンの運転時には下軸と共に高速で回転する。内釜54
は図示しない針板に対して固定される。従って、外釜5
2と内釜54は、互いに嵌合するレース溝52d及びレ
ース部54aにて摺動する。
と共にその内部に図示しないボビンを収納し、ボビンは
下糸を収納する。レバー56aは、ボビンケース56を
内釜54に固定し、或いは固定を解除するための装置で
ある。
としてのコンプレッサ58が配設されており、このコン
プレッサ58の排気管59には、コンプレッサ58から
の圧縮エアーを供給し或いは供給を停止するための機械
弁60が介装されている。この機械弁60はミシンのペ
ダル61に接続され、このペダル61の足踏み操作によ
り釜51への圧縮エアー供給がオン、オフされる。更
に、この機械弁60の下流側の排気管59には、流量制
御弁62が介装されている。
(真下)に位置し、流量制御弁62により制御された量
の圧縮エアーは、この排気口59aからボビンケース5
6へ向けてエアーを吹き付ける。なお、流量制御弁62
は手動にて流量を制御するタイプのものを用いることが
できるが、ミシンの各種制御を司る制御手段と接続し
て、この制御手段からの制御信号によりミシンの回転数
や環境温度などに応じて冷却空気量を制御するようにし
てもよい。
aは、釜59aの真下に配置されていると、針糸ループ
への影響が無いのでより好ましい。これに代えて、釜回
転軸芯Sより下方からボビンケースに向けてエアーを吹
き付けても同様な効果が得られる。このため、釜の下方
からボビンケースに向けてエアーを吹きつけるとは、釜
回転軸芯Sより下方から、エアーを吹きつけたり、ま
た、針糸ル−プの形成に影響がないようボビンケースに
向けてエアーを吹きつけるものとする。なお、図示は省
略するが、本実施の形態のミシンの釜は従来例のように
潤滑油によりその摺動部を冷却することが好ましい。
くなった時、ボビンケース56を内釜54から取り外
し、新たなボビンと交換する必要がある。この交換作業
の際、作業者はボビンケース56のレバー56aを引っ
張り、そのままの状態でボビンケース56を内釜54か
ら抜き取る。本実施の形態のミシンの釜冷却装置は、ペ
ダル61の足踏み操作により、ボビンケース56へ直接
圧縮エアーを吹き付けるので、ボビンケース56を冷却
することが出来、違和感無く下糸交換の作業を行うこと
ができる。
に対して釜51の反対側に形成されるので、ボビンケー
ス56の下方から吹き付けられた圧縮エアーは釜51に
遮られて針糸ループには達しない。従って、縫製中に吹
き付けても針糸ループに影響しない。
外釜52に遮られて釜51の摺動部である外釜52のレ
ース溝52d及び内釜54のレース部54aには達しな
い。従って、摺動部の潤滑油が針板上面に吹き飛ばされ
ることはない。
からの圧縮エアーが針糸に吹き付けられるが、糸渡りの
際にボビンケース56へ糸が張り付いている状態なので
悪影響を及ぼすことはない。
収納するボビンと、前記ボビンを収納するボビンケース
と、前記ボビンケースを支持する内釜と、前記内釜を相
対回転可能に支持する外釜とを有する釜と、前記釜の下
方から前記ボビンケースへ向けてエアーを吹き付けるエ
アー供給装置と、を備えたので、作業者の指がボビンケ
ースに接触しても違和感を感じないようにボビンケース
を冷却可能となった。
態を示す図である。
る。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】下糸を収納するボビンと、前記ボビンを収
納するボビンケースと、前記ボビンケースを支持する内
釜と、前記内釜を相対回転可能に支持する外釜とを有す
る釜と、 前記釜の下方から前記ボビンケースへ向けてエアーを吹
き付けるエアー供給装置と、を備えることを特徴とする
ミシンの釜冷却装置。 - 【請求項2】前記エアー供給装置はミシンのペダルの足
踏み操作によりエアーの供給をオン、オフ可能であるこ
とを特徴とするミシンの釜冷却装置。
Priority Applications (3)
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Publications (1)
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- 2002-02-07 CN CNB021035741A patent/CN1170972C/zh not_active Expired - Fee Related
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