JP2002233016A - 下水道管内光ケーブル敷設方法 - Google Patents
下水道管内光ケーブル敷設方法Info
- Publication number
- JP2002233016A JP2002233016A JP2001023164A JP2001023164A JP2002233016A JP 2002233016 A JP2002233016 A JP 2002233016A JP 2001023164 A JP2001023164 A JP 2001023164A JP 2001023164 A JP2001023164 A JP 2001023164A JP 2002233016 A JP2002233016 A JP 2002233016A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical cable
- cable
- sewer pipe
- manhole
- public
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Sewage (AREA)
- Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
- Electric Cable Installation (AREA)
- Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)
Abstract
ケーブルをロボットのような複雑で高価な装置や特殊な
材料を使用することなく簡単にかつ下水流を妨げたり下
水道の保守に支障を来したりせずに敷設し得るようにす
るとともに、光ケーブルを下水流や急な曲がりから保護
し得るようにすることにある。 【解決手段】 マンホール1と建物付近の公共ます2と
の間に延在する下水道管3,4内に光ケーブル6を敷設
するに際し、マンホール1および公共ます2の下水道管
口にそれぞれ、その下水道管口の内周面に嵌まり合うと
ともにその下水道管口の外側部分に掛合する、下部が切
り欠かれた引き止め金具7,8を設け、マンホール1お
よび公共ます2の下水道管口に設けたそれら引き留め金
具7,8の上部に、下水道管内に通すとともに張力を与
えた光ケーブル6の対応する部分をそれぞれ固定して、
それらの引き留め金具7,8の間に光ケーブル6を張り
渡すことを特徴とするものである。
Description
て光ファイバケーブル(以下「光ケーブル」という。)
を敷設する際に用いられる敷設方法に関するものであ
る。
基線ケーブル網を構築するとともにその基線ケーブル網
から光ケーブルを建物まで敷設することで、各家庭や企
業での高速大容量通信を可能にする計画が進められてい
るが、下水道のマンホールから建物までの下水道管は、
マンホール間に延在する本管でも直径300mm程度、
本管と建物付近の公共ますとを繋ぐ取付管では直径15
0mm程度の空間で、人が入ることができない。
や取付管内への光ケーブルの敷設には、下水道管の内壁
頂部に特殊な工具使用して取り付けた金具や硬化性樹脂
等で光ケーブルを固定するといった方法が検討されてい
る。また、直径の大きな下水道管幹線部分では、ロボッ
トや人手により、下水道管の内壁頂部にネジ留め金具で
光ケーブルを固定するといった方法がとられている。
ールと建物付近の公共ますとの間に延在する、上記下水
道管の本管や取付管内に光ケーブルを敷設する場合に
は、単に光ケーブルをその管内に通しただけでは、下水
流を妨げたり下水道の保守に支障を来したりして、下水
道本来の機能が損なわれる可能性がある。
ためには、光ケーブルを下水流や急な曲がりから保護す
る必要がある。
上記のように細い本管や取付管内へ光ケーブルを、ロボ
ットのような複雑で高価な装置や特殊な材料を使用する
ことなく簡単にかつ下水流を妨げたり下水道の保守に支
障を来したりせずに敷設することができる方法を提供
し、さらに、光ケーブルを下水流や急な曲がりから保護
することができる方法を提供することを目的とする。
記課題を有利に解決したこの発明の下水道内光ケーブル
敷設方法は、マンホールと建物付近の公共ますとの間に
延在する下水道管内に光ケーブルを敷設するに際し、前
記マンホールおよび公共ますの下水道管口にそれぞれ、
その下水道管口の内周面に嵌まり合うとともにその下水
道管口の外側部分に掛合する、下部が切り欠かれた引き
留め金具を設け、前記マンホールおよび公共ますの下水
道管口に設けた引き留め金具の上部に、前記下水道管内
に通すとともに張力を与えた光ケーブルの対応する部分
をそれぞれ固定して、それらの引き留め金具間に光ケー
ブルを張り渡すことを特徴とするものである。
物付近の公共ますとの下水道管口にそれぞれ設けた、下
水道管口の内周面に嵌まり合うとともにその下水道管口
の外側部分に掛合する、下部が切り欠かれた引き留め金
具の上部に、それらマンホールと公共ますとの間に延在
する下水道管内に通すとともに張力を与えた光ケーブル
の、それら引き留め金具と対応する部分をそれぞれ固定
することで、それらの引き留め金具間に光ケーブルを張
り渡すので、下水道管の内壁上部からの光ケーブルの離
間を最小限にし得て、下水道管のうちでも細い本管や取
付管内へ光ケーブルを、複雑で高価な装置や特殊な材料
を使用することなく簡単に、かつ下水流を妨げたり下水
道の保守に支障を来したりせずに敷設することができ、
しかも光ケーブルを下水流から保護することができる。
記下水道管の急な曲がり部に位置させる光ケーブルの所
定位置に、その光ケーブルの許容曲げ半径以上の半径の
光ケーブル保持部を有する許容曲げ半径保障部材をあら
かじめ取り付けておき、前記光ケーブルを引き込むこと
で前記許容曲げ半径保障部材を前記急な曲がり部に配置
することとしてもよく、このようにすれば、マンホール
と公共ますとの間に延在する下水道管の本管から取付管
への分岐部等に急な曲がり部がある場合でも、光ケーブ
ルを急な曲がりから保護することができる。
記公共ますとそれより下流側のマンホールとの間に延在
する下水道管内に光ケーブルを通す際に、浮き部材と水
流抵抗部材とを持つ先端治具を通線紐の先端に接続し、
その先端治具を前記公共ますから水流により前記下流側
のマンホールへ前記通線紐を繰り出しながら流すこと
で、前記公共ますと前記下流側のマンホールとの間に前
記通線紐を通し、その通線紐に光ケーブルの一端部を接
続してその通線紐を引くこととしてもよく、このように
すれば、公共ますとそれより下流側のマンホールとの間
の、下水道管のうちでも細い本管や取付管内に光ケーブ
ルを、複雑で高価な装置や特殊な材料を使用することな
く簡単に通すことができる。
前記公共ますとそれより上流側のマンホールとの間に延
在する下水道管内に光ケーブルを通す際に、浮き部材と
水流抵抗部材と磁石または磁性体とを持つ先端治具を通
線紐の先端に接続し、その先端治具を前記公共ますから
水流により前記上流側のマンホールからの下水道管との
合流位置まで前記通線紐を繰り出しながら流すととも
に、その上流側のマンホールから前記合流位置まで、前
記磁石または磁性体に磁力で吸着する引き込み装置を挿
入し、前記通線紐を繰り出しながらその引き込み装置で
前記先端治具を引き寄せることで、前記公共ますと前記
上流側のマンホールとの間に前記通線紐を通し、その通
線紐に光ケーブルの一端部を接続してその通線紐を引く
こととしてもよく、このようにすれば、公共ますとそれ
より上流側のマンホールとの間の、下水道管のうちでも
細い本管や取付管内に光ケーブルを、複雑で高価な装置
や特殊な材料を使用することなく簡単に通すことができ
る。ここで、前記引き込み装置としては、例えばある程
度の太さのワイヤの先端に強力な磁石を取り付けたもの
等を用いることができる。
ホールの間に延在する下水道管内に光ケーブルを敷設す
るに際し、前記二つのマンホールの下水道管口にそれぞ
れ、その下水道管口の内周面に嵌まり合うとともにその
下水道管口の外側部分に掛合する、下部が切り欠かれた
引き留め金具を設け、前記二つのマンホールの下水道管
口に設けた引き留め金具の上部に、前記下水道管内に通
すとともに張力を与えた光ケーブルの対応する部分をそ
れぞれ固定して、それらの引き留め金具間に光ケーブル
を張り渡すことを特徴とするものである。
ルの下水道管口にそれぞれ設けた、下水道管口の内周面
に嵌まり合うとともにその下水道管口の外側部分に掛合
する、下部が切り欠かれた引き留め金具の上部に、それ
らのマンホールの間に延在する下水道管すなわち本管内
に通すとともに張力を与えた光ケーブルの、それら引き
留め金具と対応する部分をそれぞれ固定することで、そ
れらの引き留め金具間に光ケーブルを張り渡すので、下
水道管の内壁上部からの光ケーブルの離間を最小限にし
得て、下水道管のうちでも細い本管内へ光ケーブルを、
複雑で高価な装置や特殊な材料を使用することなく簡単
に、かつ下水流を妨げたり下水道の保守に支障を来した
りせずに敷設することができ、しかも光ケーブルを下水
流から保護することができる。
物付近の公共ますから前記二つのマンホール間の下水道
管に至る下水道管内に前記公共ますから通した通線紐
で、前記二つのマンホール間の下水道管内に通した光ケ
ーブルを中間位置で支持する中間支持部材を吊り上げ
て、前記公共ますからの下水道管の位置にて前記二つの
マンホール間の下水道管の内壁上部に固定することとし
てもよい。
ル間のスパンが長くて、張力のみでは中間位置で光ケー
ブルに多少弛みが生ずるような場合に、光ケーブルをそ
の中間位置にて、下水道管の内壁上部に固定した中間支
持部材で支持し得て、光ケーブルと下水道管の内壁との
間の距離を最小限に維持することができる。
記二つのマンホール間の下水道管内に通した光ケーブル
に対し前記中間支持部材を摺動させることで、前記中間
支持部材を前記公共ますからの下水道管の位置に配置す
ることとしてもよく、また前記二つのマンホール間の下
水道管内に通した光ケーブルの所定位置に前記中間支持
部材をあらかじめ固定しておき、その光ケーブルを移動
させることで、前記中間支持部材を前記公共ますからの
下水道管の位置に配置してもよい。
実施例によって、図面に基づき詳細に説明する。ここ
に、図1(a)は、この発明の下水道内光ケーブル敷設
方法の一実施例による光ケーブルの敷設状態の概要を示
す透視図、図1(b)は、(a)の本管から取付管への
分岐部を示す断面図、図1(c)は、本管内の光ケーブ
ルの保持方法を示す斜視図であり、図中符号1はマンホ
ール、2は建物付近の公共ます、3は二つのマンホール
1の間に延在する下水道管である本管、4はその本管3
と公共ます2との間に延在する下水道管である取付管を
それぞれ示す。
ーブルである配線ケーブル、6はその配線ケーブル5か
らマンホール1内で分岐させて本管3および取付管4内
を通し公共ます2まで敷設した光ケーブルである引込み
ケーブル、7はマンホール1の下水道管口に設けたマン
ホール用引き留め金具、8は公共ます2の下水道管口に
設けた公共ます用引き留め金具、9は引込みケーブル6
に設けた許容曲げ半径保障部材をそれぞれ示す。
配線ケーブル5を支持する筒状の中間支持部材、11は
図1ではその中間支持部材10を本管3の内壁上部に固
定している通線紐、12はそれら引込みケーブル6およ
び通線紐11を取付管4の内壁上部に固定している弾性
環状板をそれぞれ示す。
である引込みケーブル6の敷設作業手順について説明す
ると、この実施例の敷設方法では最初に、図2に示す如
く、発泡スチロール製の球状の浮き部材13と合成ゴム
製の円板状の水流抵抗部材14とを例えば複数ずつ交互
に配置した状態でそれらにワイヤ15を、挿通して構成
した先端治具16のワイヤ15の後端部を、通常の通線
紐11の先端に撚り戻し17を介して接続する。かかる
先端治具16は、水に入れると水面18付近に浮遊し
て、水流に対し充分な抵抗を持つとともに下水道管内の
下部に溜まった汚泥等に引っ掛からずに水流で流される
ことができる。
から取付管4内に入れて、通線紐11を繰り出しながら
本管3内まで、図3に示す給水車19等からの流水によ
り流し込む。そしてその公共ます2からそれよりも下流
側のマンホール1に引込みケーブル6を敷設する場合
は、さらに図3に示すように、本管3内も給水車19等
からの流水により、下流側のマンホール1まで先端治具
16を流す。その後は、下流側のマンホール1に先端治
具16とともに到達した通線紐11の先端に引込みケー
ブル6の端部を接続して、公共ます2から通線紐11を
引くことにより、引込みケーブル6をマンホール1か
ら、公共ます2とマンホール1との間の本管3および取
付管4内に通す。
マンホール1に引込みケーブル6を敷設する場合は、ワ
イヤ15の先端部に磁石または磁性体を取り付けた上記
先端治具16を、公共ます2から取付管4内に入れ、通
線紐11を繰り出しながら図4中矢印で示すように水流
で流し込んで本管3内に到達させ、その一方で上流側の
マンホール1から本管3内に、例えば押し進められる程
度の太さのワイヤ20の先端に強力な磁石21を取り付
けた引込み装置22を挿入し、その磁石21の磁力で先
端治具16の磁石または磁性体を吸着してワイヤ20で
先端治具16を上流側のマンホール1まで引き寄せる。
その後は、上流側のマンホール1に先端治具16ととも
に到達した通線紐11の先端に引込みケーブル6の端部
を接続して、公共ます2から通線紐11を引くことによ
り、引込みケーブル6を公共ます2とマンホール1との
間の本管3および取付管4内に通す。
すように、公共ます2内に開口している下水道間口に、
図5(a)の斜視図および図5(b)の正面図に示す如
き公共ます用引き留め金具8を嵌着するとともに、マン
ホール1内に開口している下水道管口に、図6(a)の
斜視図および図6(b)の正面図に示す如きマンホール
用引き留め金具7を嵌着する。
引き留め金具8とは、何れも鋼の厚板にて形成されてい
て、下水道管(マンホール用引き留め金具7では本管
3、公共ます用引き留め金具8では取付管4)の口の内
周面に沿って周方向に延在しその下水道管口に嵌まり合
うとともに下部が切り欠かれた半円以上の部分円筒状の
嵌合部23と、その嵌合部23の軸線方向端部と一体を
なすとともに上記軸線に関し互いに概略反対方向の半径
方向外方へ突出して下水道管口の外側のマンホール1や
公共ます2の内壁に掛合する二つの掛止フランジ部24
と、それらの掛止フランジ部24の間の位置にて嵌合部
23の軸線方向端部と一体をなすとともに上記軸線に関
し半径方向外方へ突出してマンホール1や公共ます2の
内壁に掛合する引き留めフランジ部25とを有してい
る。
5に示すように、引き留めフランジ部25に三本のメッ
センジャワイヤ巻付けボルト26が螺着され、またマン
ホール用引き留め金具7では図6に示すように、引き留
めフランジ部25に三本のメッセンジャワイヤ巻付けボ
ルト26が螺着されるとともにメッセンジャワイヤクリ
ップ27が設けられている。さらに、マンホール用引き
留め金具7では、図22にも示すように、嵌合部23の
周方向中央部の内面にメッセンジャワイヤ固定部材28
が固設されており、そのメッセンジャワイヤ固定部材2
8にはマンホール1側へ向かうにつれて拡径する裁頭円
錐状の楔孔28aが形成されている。
示すように、マンホール1と公共ます2との間の距離か
ら推測される本管3と取付管4との分岐部の位置に対応
する引込みケーブル6の位置に、図7に示す如き、その
引込みケーブル6の許容曲げ半径以上の半径Rmを持つ
とともに両端部分で引込みケーブル6を下水道管内壁か
ら僅かな距離dしか離間させない光ケーブル保持部9a
を有する許容曲げ半径保障部材9をあらかじめ装着して
おいて、上記マンホール1と公共ます2との間の下水道
管内への引込みケーブル6の挿通を行う。なお、本管3
への取付管4の取り付け角度が直角でなかったり、取り
付け部に大きな丸め半径がつけられていたりして、引込
みケーブル6が許容曲げ半径より小さく曲げられる可能
性がない場合には、許容曲げ半径保障部材9の装着を省
略することもできる。
材9の一例を示し、図8(a)は、その例の許容曲げ半
径保障部材9の、組み立てて引込みケーブル6に装着し
た状態での部分断面正面図、図8(b)は、その例の許
容曲げ半径保障部材9の側面図、図8(c)は、その例
の許容曲げ半径保障部材9の、図8(a)のA−A線に
沿う断面図、図8(d)は、その例の許容曲げ半径保障
部材9の、図8(a)のB−B線に沿う断面図である。
(a)の正面図および図9(b)の側面図に示す如き内
側部材29と、図10の正面図に示す如き外側部材30
とからなり、内側部材29は、例えばクロロプレンスポ
ンジ等からなるとともに、中間部の外側(図では上側)
の溝29aと、中間部の内側の楔形の複数の切込み29
bと、両端部の外側に凹曲面を持つ差込み部29cとを
有しており、また外側部材30は、例えば合成ゴム等の
弾性的に伸びる素材からなるとともに、上記差込み部2
9cの凹曲面に引込みケーブル6分の隙間をあけて対向
する凸曲面を持つ両端部の差込み孔30aと、上記溝2
9aと嵌まり合う突条を持つ中間部の帯状蓋部30bと
を有している。
(a)に示すように、あらかじめ外側部材30の両端部
の差込み孔30aに引込みケーブル6を挿通して外側部
材30を上記配置位置に概ね位置させておいて、同図中
矢印Cで示すようにその外側部材30の一端部の差込み
孔30aに内側部材29の一端部の差込み部29cを内
側から差し込み、次いで図11(b)中矢印Dで示すよ
うに、帯状蓋部30bを引き伸ばして外側部材30の他
端部の差込み孔30aに内側部材29の他端部の差込み
部29cを内側から差し込むことで、引込みケーブル6
に装着することができ、また通常は概略直線状をなして
いて下水道管内への引込みケーブル6の挿通を容易にし
ているが、上記配置位置にて引込みケーブル6に張力が
与えられて曲げられた場合には、内側部材29の内側の
楔形の複数の切込み29bの両壁が当接することで所定
以上小さい半径への曲がりを規制する。従って、この例
の許容曲げ半径保障部材9の、内側部材29と外側部材
30との間に形成される通路は、引込みケーブル6の許
容曲げ半径以上の半径Rmの光ケーブル保持部9aとな
る。なお、この許容曲げ半径保障部材9は装着後も引込
みケーブル6上でずらして装着位置を調整することがで
きる。
る許容曲げ半径保障部材9の他の一例を示し、図12
(a)は、その例の許容曲げ半径保障部材9の、引込み
ケーブル6への装着前の状態での正面図、図12(b)
は、その例の許容曲げ半径保障部材9の、引込みケーブ
ル6への装着後の状態での正面図、図12(c)は、そ
の例の許容曲げ半径保障部材9の、下水道管の本管3と
取付管4との分岐部への配置状態での正面図である。
製あるいはプラスチック製の帯板をスパイラル状に巻い
て形成した概略1mの長さのいわゆるフレキ管からな
り、通常は直線状をなしていて下水道管内への引込みケ
ーブル6の挿通を容易にしているが、上記配置位置にて
引込みケーブル6に張力が与えられて曲げられた場合に
は、曲げ内側の帯板部分同士が当接することで所定以上
小さい半径への曲がりを規制する。従って、引込みケー
ブル6が挿通されたこの例の許容曲げ半径保障部材9の
中心孔は、図12(c)に示すように、引込みケーブル
6の許容曲げ半径以上の半径Rmの光ケーブル保持部9
aとなる。
引き留め金具8との下水道管口への嵌着と、概略所定位
置に許容曲げ半径保障部材9を装着した引込みケーブル
6の下水管内への挿通とが済んだら、引込みケーブル6
を適宜出入りさせて許容曲げ半径保障部材9を本管3と
取付管4との分岐部に位置させてから、図13(a)に
示すように、公共ます2から取付管4内に遠隔操作式移
動治具31を挿入し、図14(b)に示す如く両端部に
掛合孔32aを持つ弾性平板(後述の弾性環状板の素材
ゆえそれと同一符号で示す)32の両端部を丸めた弾性
板(後述の弾性環状板の素材ゆえそれと同一符号で示
す)32をさらに図14(c)に示すように丸めた弾性
環状板32を、図14(d)の左側に示すように弾性的
に縮径状態にして遠隔操作式移動治具31により取付管
4内の任意の位置に運んで、その位置で解放し、図14
(d)の左側に示すように弾性力で拡径させることで、
図14(a)に示すように、その弾性環状板32と取付
管4の管壁との間に引込みケーブル6を挟持する。
は、例えば両端部の掛合孔32aにピンを掛合させて弾
性環状板32を縮径状態で保持し得るとともに解放して
拡径させ得る電動式の図示しないプライヤ状ハンドを電
動式の模型自動車の如き台車に搭載したものを用いてい
るが、手動ワイヤ操作式等の他の構成の遠隔操作式移動
治具31を用いることもできる。
(b),(c)に示すように、本管3側から順次、複数
の弾性環状板32を配置して、取付管4の管壁に添わせ
て引込みケーブル6を固定した後は、引込みケーブル6
に適当な張力を与えた状態で、図15(a)およびその
一部を拡大した図15(b)に示すように、その引込み
ケーブル6のケーブル芯線6aから分離させたメッセン
ジャワイヤ6bを公共ます2内の公共ます用引き留め金
具8の三本のメッセンジャワイヤ巻付けボルト26に巻
き付けてそれらのボルト26を締め込むことで、引込み
ケーブル6の、公共ます用引き留め金具8に隣接する部
分(対応する部分)を公共ます用引き留め金具8に固定
するとともに、図16に示すように、上記と同様その引
込みケーブル6のメッセンジャワイヤ6bをマンホール
1内のマンホール用引き留め金具7の三本のメッセンジ
ャワイヤ巻付けボルト26に巻き付けてそれらのボルト
26を締め込むことで、引込みケーブル6の、マンホー
ル用引き留め金具7に隣接する部分(対応する部分)を
マンホール用引き留め金具7に固定する。なお、図16
ではケーブル芯線6aに図12に示す例の許容曲げ半径
保障部材9が装着されてケーブル芯線6aを保護してい
る。
一方である配線ケーブル5の敷設作業手順について説明
すると、この実施例の敷設方法では、先ず、上流側のマ
ンホール1よりも上流側の本管3を閉塞し、図17およ
び図18に示すように、通線紐11を接続した上記先端
治具16を、その上流側のマンホール1から本管3内に
入れて、通線紐11を繰り出しながら、図3に示す給水
車19等からの流水により下流側のマンホール1まで流
すとともに、それら二つのマンホール1の間の本管3に
繋がった取付管4の先の公共ます2からも、通線紐11
を接続した上記先端治具16を本管3内に入れて、通線
紐11を繰り出しながら、同様にして流水により下流側
のマンホール1まで流す。
マンホール1と下流側のマンホール1との本管3の口に
それぞれマンホール用引き留め金具7を、上述したと同
様にして嵌着し、次いで、図20に示すように、上流側
(図では左側)のマンホール1から下流側のマンホール
1に先端治具16とともに到達した通線紐11の後端
に、上流側のマンホール1付近に配置したケーブルドラ
ム33に巻かれた配線ケーブル5の端部を接続具34で
接続して、下流側のマンホール1から通線紐11を引く
ことにより、配線ケーブル5を上流側と下流側との二つ
のマンホール1の間の本管3内に通す。
状の中間支持部材10に挿通し、その中間支持部材10
を、途中の公共ます2から下流側のマンホール1に先端
治具16とともに到達した通線紐11の先端に接続し
て、図21中一点鎖線で示すように公共ます2から通線
紐11を引くことにより、図21中矢印Eで示すように
中間支持部材10を配線ケーブル5に沿って取付管4の
位置まで移動させ、その後、通線紐11をさらに引くこ
とにより、図21および図1(c)に実線で示すように
通線紐11が取付管4の方に中間支持部材10を引き上
げて、図1(a)および(b)と図17とに示すよう
に、中間支持部材10を本管3の内壁上部の取付管4の
口に架け渡し、中間支持部材10の両端部をその取付管
口に掛合させることで、中間支持部材10ひいてはそこ
に挿通した配線ケーブル5を本管3の内壁上部の取付管
口に固定する。なお、公共ます2からの通線紐11は、
上述した取付管4の内壁への引込みケーブル6の固定用
の弾性環状板32によって引込みケーブル6と一緒に取
付管4の内壁に添わせ、その通線紐11の上端部は、引
込みケーブル6のメッセンジャワイヤ6bと一緒に公共
ます2内の公共ます用引き留め金具8に固定する。
のマンホール1の間の本管3内に通した配線ケーブル5
の一端部のケーブル芯線5aから分離させたメッセンジ
ャワイヤ5bを、一方のマンホール1内の図22(b)
に示す如きマンホール用引き留め金具7のメッセンジャ
ワイヤ固定部材28の楔孔28aに図22(c)に示す
ように挿通して、そのメッセンジャワイヤ5bを複数分
割した筒状の楔34で挟み、その楔34を楔孔28a内
に打ち込んで、メッセンジャワイヤ5bを楔34で挟持
しメッセンジャワイヤ固定部材28に固定することで、
配線ケーブル5の、一方のマンホール1内のマンホール
用引き留め金具7に隣接する部分(対応する部分)をマ
ンホール用引き留め金具7に固定し、楔孔28aから出
たメッセンジャワイヤ5bの端部は、図22(d),
(e)に示すように上向きに折り曲げてマンホール用引
き留め金具7のボルト締め式のメッセンジャワイヤクリ
ップ27で挟持する。
ーブル芯線5aから分離させたメッセンジャワイヤ5b
を、他方のマンホール1内のマンホール用引き留め金具
7のメッセンジャワイヤ固定部材28の楔孔28aに図
23(a)に示すように挿通するとともに、図17の右
側のマンホール1内に示すように、その他方のマンホー
ル1内に張線用治具35を密にセットする。図24
(a)は、この張線用治具35の一例を示す平面図、図
24(b)は、その例の張線用治具35の、(a)のF
−F線に沿う断面図、図24(c)は、その例の張線用
治具35の、(a)のG−G線に沿う断面図であり、こ
の例の張線用治具35は、マンホール1の内部への挿入
後に伸長し得るターンバックル36aを持つフレーム3
6に金車37を回転自在に支持してなるものである。
マンホール用引き留め金具7のメッセンジャワイヤ固定
部材28の楔孔28aに通した上記メッセンジャワイヤ
5bを上記張線用治具35の金車37に掛け回して上方
へ向かわせ、マンホール1上に組んだ櫓に吊るした通常
のラチェット式手動張線機38で、そのメッセンジャワ
イヤ5bに図23(a)中矢印Jで示すように張力を与
えて、二つのマンホール1の間の本管3内に通した配線
ケーブル5を本管3の内壁上部付近に張線し、その状態
でメッセンジャワイヤ5bを複数分割した筒状の楔34
で挟み、その楔34を図23(a)中矢印Kで示すよう
に楔孔28a内に打ち込んで、メッセンジャワイヤ5b
を楔34で挟持しメッセンジャワイヤ固定部材28に固
定することで、配線ケーブル5に張力を持たせたまま、
配線ケーブル5の、他方のマンホール1内のマンホール
用引き留め金具7に隣接する部分(対応する部分)をマ
ンホール用引き留め金具7に固定する。
用治具35を撤去し、張線用治具35から外したメッセ
ンジャワイヤ5bを図23(a),(b)に示すように
上向きに折り曲げてマンホール用引き留め金具7のボル
ト締め式のメッセンジャワイヤクリップ27で挟持し、
メッセンジャワイヤクリップ27より先の余った部分は
切断して除去する。これにより、二つのマンホール1の
間の本管3内に配線ケーブル5を敷設することができ
る。
の一例を示す平面図、図25(b)は、その例の張線用
治具35の、(a)のH−H線に沿う断面図、図25
(c)は、その例の張線用治具35の、(a)のI−I
線に沿う断面図であり、この例の張線用治具35は、マ
ンホール1の内部への挿入後に組み立て得る組立式のフ
レーム36に金車37を回転自在に支持するとともに、
そのフレーム36の上部に油圧式のセンタホールジャッ
キ38を立設し、そのセンタホールジャッキ38をマン
ホール1外から手動油圧ポンプ39で作動させるように
してなるものである。かかる張線用治具35によっても
メッセンジャワイヤ5bに張力を与えることができる。
ール1と建物付近の公共ます2との下水道管口にそれぞ
れ設けた、下水道管口の内周面に嵌まり合うとともにそ
の下水道管口の外側部分に掛合する、下部が切り欠かれ
た引き留め金具7,8の上部に、それらマンホール1と
公共ます2との間に延在する下水道管である本管3およ
び取付管4内に通すとともに張力を与えた引込みケーブ
ル6の、それら引き留め金具7,8と対応する部分をそ
れぞれ固定することで、それらの引き留め金具間に光ケ
ーブルとしての引込みケーブル6を張り渡すので、本管
3および取付管4の内壁上部からの引込みケーブル6の
離間を最小限にし得て、下水道管のうちでも細い本管3
および取付管4内へ引込みケーブル6を、複雑で高価な
装置や特殊な材料を使用することなく簡単に、かつ下水
流を妨げたり下水道の保守に支障を来したりせずに敷設
することができ、しかも引込みケーブル6を下水流から
保護することができる。ちなみに、例えば1m当たり1
8gw程度の重量の引込みケーブル6の場合、30kg
fの張力をかければ、ほぼ弛みをなくすことができる。
水道管内の本管3と取付管4との分岐部等に急な曲がり
部がある場合に、その急な曲がり部に位置する引込みケ
ーブル6の部分に、その引込みケーブル6の許容曲げ半
径以上の半径の光ケーブル保持部を有する許容曲げ半径
保障部材9を配置するので、引込みケーブル6を急な曲
がりから保護することができる。
共ます2とそれより下流側のマンホール1との間に延在
する下水道管である本管3および取付管4内に光ケーブ
ルとしての引込みケーブル6を通す際に、浮き部材13
と水流抵抗部材14とを持つ先端治具16を通線紐11
の先端に接続し、その先端治具16を公共ます2から水
流により下流側のマンホール1へ通線紐11を繰り出し
ながら流すことで、公共ます2と下流側のマンホール1
との間に通線紐11を通し、その通線紐11に引込みケ
ーブル6の一端部を接続してその通線紐11を引くの
で、公共ます2とそれより下流側のマンホール1との間
の、下水道管のうちでも細い本管3および取付管4内に
引込みケーブル6を、複雑で高価な装置や特殊な材料を
使用することなく簡単に通すことができる。
公共ます2とそれより上流側のマンホール1との間に延
在する下水道管である本管3および取付管4内に光ケー
ブルとしての引込みケーブル6を通す際に、浮き部材1
3と水流抵抗部材14と磁石または磁性体とを持つ先端
治具16を通線紐11の先端に接続し、その先端治具1
6を公共ます2から水流により上流側のマンホール1か
らの本管3との合流位置まで通線紐11を繰り出しなが
ら流すとともに、その上流側のマンホール1から上記合
流位置まで、上記磁石または磁性体に磁力で吸着する引
き込み装置22を挿入し、上記通線紐11を繰り出しな
がらその引き込み装置22で先端治具16を引き寄せる
ことで、公共ます2と上流側のマンホール1との間に通
線紐11を通し、その通線紐11に引込みケーブル6の
一端部を接続してその通線紐11を引くので、公共ます
2とそれより上流側のマンホール1との間の、下水道管
のうちでも細い本管3および取付管4内に引込みケーブ
ル6を、複雑で高価な装置や特殊な材料を使用すること
なく簡単に通すことができる。
公共ます2とマンホール1との間に延在する下水道管内
に引込みケーブル6を固定する際に、その下水道管のう
ちの取付管4内では、弾性環状板32を縮径状態で遠隔
操作式移動治具31によって任意の位置に運んでその位
置で解放し弾性力で拡径させることで、その弾性環状板
32と取付管4の内壁との間に引込みケーブル6を挟持
するので、途中で曲がっている取付管4の場合でも、そ
の取付管4内に引込みケーブル6を、複雑で高価な装置
や特殊な材料を使用することなく簡単に、かつ下水流を
妨げたり下水道の保守に支障を来したりせずに固定する
ことができる。
二つのマンホール1の下水道管口にそれぞれ設けた、下
水道管口の内周面に嵌まり合うとともにその下水道管口
の外側部分に掛合する、下部が切り欠かれたマンホール
用引き留め金具7の上部に、それらのマンホール1の間
に延在する下水道管すなわち本管3内に通すとともに張
力を与えた光ケーブルとしての配線ケーブル5の、それ
ら引き留め金具7と対応する部分をそれぞれ固定するこ
とで、それらの引き留め金具7間に配線ケーブル5を張
り渡すので、本管3の内壁上部からの配線ケーブル5の
離間を最小限にし得て、下水道管のうちでも細い本管3
内へ配線ケーブル5を、複雑で高価な装置や特殊な材料
を使用することなく簡単に、かつ下水流を妨げたり下水
道の保守に支障を来したりせずに敷設することができ、
しかも配線ケーブル5を下水流から保護することができ
る。
度の重量の配線ケーブル5の場合には、張力をかけても
50mスパンで100mm程度の弛みが発生するが、こ
の実施例の敷設方法によれば、建物付近の公共ます2か
ら二つのマンホール1間の下水道管である本管3に至る
取付管4内に公共ます2から通した通線紐11で、その
本管3内に通した配線ケーブル5を中間位置で支持する
中間支持部材10を吊り上げて、公共ます2からの取付
管4の位置にて二つのマンホール1間の本管3の内壁上
部に固定するので、二つのマンホール1間のスパンが長
くて、張力のみでは中間位置で配線ケーブル5に多少弛
みが生ずるような場合でも、配線ケーブル5をその中間
位置にて、本管3の内壁上部に固定した中間支持部材1
0で支持し得て、配線ケーブル5と本管3の内壁との間
の距離を最小限に維持することができる。
明は上述の例に限定されるものでなく、例えば、引き留
め金具7、8の材質、形状、掛止フランジ部24やメッ
センジャワイヤ巻付けボルト26の数等を適宜変更する
こともでき、例えば、二個の掛止フランジ部24と引き
留めフランジ部25との代わりに、下部が切り欠かかれ
た概略C字状の平板を用い、その平板にメッセンジャワ
イヤを固定するとともにその平板の内周部に軸線方向に
延在して下水道管口の内周面と嵌合して引き留め金具を
位置決めする複数のフランジを設けるようにしてもよ
い。
間の本管3内に通した配線ケーブル5に対して中間支持
部材10を摺動させることで、公共ます2からの取付管
4の位置に中間支持部材10を配置したが、二つのマン
ホール1間の本管3内に通した配線ケーブル5の所定位
置にあらかじめ中間支持部材を固定しておき、その配線
ケーブル5を移動させることで、公共ます2からの取付
管4の位置に中間支持部材を配置することとしてもよ
い。
カメラを搭載して、より適切に光ケーブルを固定できる
ようにしてもよく、また、許容曲げ半径保障部材9や引
き込み装置22や張線用治具35等も、所要に応じて適
宜変更することができる。
設方法の一実施例による光ケーブルの敷設状態の概要を
示す透視図、(b)は、(a)の本管から取付管への分
岐部を示す断面図、(c)は、本管内の光ケーブルの保
持方法を示す斜視図である。
示する側面図である。
みケーブルの敷設方法を示す略線図である。
みケーブルの敷設方法を示す略線図である。
共ます用引き留め金具を例示する斜視図、(b)は、そ
の例の公共ます用引き留め金具を示す正面図である。
ンホール用引き留め金具を例示する斜視図、(b)は、
その例のマンホール用引き留め金具を示す正面図であ
る。
保障部材を示す斜視図である。
を示す、組み立てて引込みケーブルに装着した状態での
部分断面正面図、(b)は、その例の許容曲げ半径保障
部材の側面図、(c)は、その例の許容曲げ半径保障部
材の、(a)のA−A線に沿う断面図、(d)は、その
例の許容曲げ半径保障部材の、(a)のB−B線に沿う
断面図である。
する内側部材を示す正面図、(b)は、その例の内側部
材を示す側面図である。
部材の正面図である。
部材の組立ておよび光ケーブルへの装着方法を示す斜視
図である。
の一例を示す、引込みケーブルへの装着前の状態での正
面図、(b)は、その例の許容曲げ半径保障部材の、引
込みケーブルへの装着後の状態での正面図、(c)は、
その例の許容曲げ半径保障部材の、下水道管の本管と取
付管との分岐部への配置状態での正面図である。
敷設方法における弾性環状板の配置方法を示す略線図で
ある。
す正面図、(b)および(c)は、その環状弾性板の素
材を示す斜視図、(d)は、配置の際のその環状弾性板
の拡径状態を示す説明図である。
め金具への引込みケーブルの固定状態を示す説明図であ
る。
ケーブルの固定状態を示す説明図である。
の敷設方法を示す透視図である。
紐の通線方法を示す略線図である。
を示す説明図である。
ケーブルの通線方法を示す略線図である。
支持部材の設置方法を示す略線図である。
は、上記マンホール用引き留め金具への配線ケーブルの
固定方法を示す説明図である。
治具で張力を与える方法および上記マンホール用引き留
め金具への配線ケーブルの固定方法を示す説明図であ
る。
面図、(b)は、その例の張線用治具の、(a)のF−
F線に沿う断面図、(c)は、その例の張線用治具の、
(a)のG−G線に沿う断面図である。
す平面図、(b)は、その例の張線用治具の、(a)の
H−H線に沿う断面図、(c)は、その例の張線用治具
の、(a)のI−I線に沿う断面図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 マンホールと建物付近の公共ますとの間
に延在する下水道管内に光ケーブルを敷設するに際し、 前記マンホールおよび公共ますの下水道管口にそれぞ
れ、その下水道管口の内周面に嵌まり合うとともにその
下水道管口の外側部分に掛合する、下部が切り欠かれた
引き止め金具を設け、 前記マンホールおよび公共ますの下水道管口に設けた引
き留め金具の上部に、前記下水道管内に通すとともに張
力を与えた光ケーブルの対応する部分をそれぞれ固定し
て、それらの引き留め金具の間に光ケーブルを張り渡す
ことを特徴とする、下水道管内光ケーブル敷設方法。 - 【請求項2】 前記下水道管の急な曲がり部に位置させ
る光ケーブルの所定位置に、その光ケーブルの許容曲げ
半径以上の半径の光ケーブル保持部を有する許容曲げ半
径保障部材をあらかじめ取り付けておき、前記光ケーブ
ルを引き込むことで前記許容曲げ半径保障部材を前記急
な曲がり部に配置することを特徴とする、請求項1記載
の下水道管内光ケーブル敷設方法。 - 【請求項3】 前記公共ますとそれより下流側のマンホ
ールとの間に延在する下水道管内に光ケーブルを通す際
に、浮き部材と水流抵抗部材とを持つ先端治具を通線紐
の先端に接続し、その先端治具を前記公共ますから水流
により前記下流側のマンホールへ前記通線紐を繰り出し
ながら流すことで、前記公共ますと前記下流側のマンホ
ールとの間に前記通線紐を通し、その通線紐に光ケーブ
ルの一端部を接続してその通線紐を引くことを特徴とす
る、請求項1または2記載の下水道管内光ケーブル敷設
方法。 - 【請求項4】 前記公共ますとそれより上流側のマンホ
ールとの間に延在する下水道管内に光ケーブルを通す際
に、浮き部材と水流抵抗部材と磁石または磁性体とを持
つ先端治具を通線紐の先端に接続し、その先端治具を前
記公共ますから水流により前記上流側のマンホールから
の下水道管との合流位置まで前記通線紐を繰り出しなが
ら流すとともに、その上流側のマンホールから前記合流
位置まで、前記磁石または磁性体に磁力で吸着する引き
込み装置を挿入し、前記通線紐を繰り出しながらその引
き込み装置で前記先端治具を引き寄せることで、前記公
共ますと前記上流側のマンホールとの間に前記通線紐を
通し、その通線紐に光ケーブルの一端部を接続してその
通線紐を引くことを特徴とする、請求項1または2記載
の下水道管内光ケーブル敷設方法。 - 【請求項5】 二つのマンホールの間に延在する下水道
管内に光ケーブルを敷設するに際し、 前記二つのマンホールの下水道管口にそれぞれ、その下
水道管口の内周面に嵌まり合うとともにその下水道管口
の外側部分に掛合する、下部が切り欠かれた引き留め金
具を設け、 前記二つのマンホールの下水道管口に設けた引き留め金
具の上部に、前記下水道管内に通すとともに張力を与え
た光ケーブルの対応する部分をそれぞれ固定して、それ
らの引き留め金具の間に光ケーブルを張り渡すことを特
徴とする、下水道管内光ケーブル敷設方法。 - 【請求項6】 建物付近の公共ますから前記二つのマン
ホール間の下水道管に至る下水道管内に前記公共ますか
ら通した通線紐で、前記二つのマンホール間の下水道管
内に通した光ケーブルを中間位置で支持する中間支持部
材を吊り上げて、前記公共ますからの下水道管の位置に
て前記二つのマンホール間の下水道管の内壁上部に固定
することを特徴とする、請求項5記載の下水道管内光ケ
ーブル敷設方法。 - 【請求項7】 前記二つのマンホール間の下水道管内に
通した光ケーブルに対し前記中間支持部材を摺動させる
ことで、前記中間支持部材を前記公共ますからの下水道
管の位置に配置することを特徴とする、請求項6記載の
下水道管内光ケーブル敷設方法。 - 【請求項8】 前記二つのマンホール間の下水道管内に
通した光ケーブルの所定位置に前記中間支持部材をあら
かじめ固定しておき、その光ケーブルを移動させること
で、前記中間支持部材を前記公共ますからの下水道管の
位置に配置することを特徴とする、請求項6記載の下水
道管内光ケーブル敷設方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001023164A JP3746681B2 (ja) | 2001-01-31 | 2001-01-31 | 下水道管内光ケーブル敷設方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001023164A JP3746681B2 (ja) | 2001-01-31 | 2001-01-31 | 下水道管内光ケーブル敷設方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002233016A true JP2002233016A (ja) | 2002-08-16 |
JP3746681B2 JP3746681B2 (ja) | 2006-02-15 |
Family
ID=18888479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001023164A Expired - Fee Related JP3746681B2 (ja) | 2001-01-31 | 2001-01-31 | 下水道管内光ケーブル敷設方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3746681B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005037399A (ja) * | 2003-07-17 | 2005-02-10 | General Electric Co <Ge> | ファイバオプティクスを用いる電気機械の固定部品の温度測定 |
JP2009128495A (ja) * | 2007-11-21 | 2009-06-11 | Advanced Cable Systems Corp | 光ファイバコードおよび光ファイバコード配線方法 |
JP2009128494A (ja) * | 2007-11-21 | 2009-06-11 | Advanced Cable Systems Corp | 光ファイバコードおよび配線方法 |
JP2010000653A (ja) * | 2008-06-19 | 2010-01-07 | Sekisui Chem Co Ltd | 既設管の更生方法 |
CN110965984A (zh) * | 2019-10-23 | 2020-04-07 | 电子科技大学 | 一种下井测试光缆及其下井测试方法 |
CN111552045A (zh) * | 2020-06-12 | 2020-08-18 | 新三科技有限公司 | 一种引上光缆敷设装置及方法 |
CN115483640A (zh) * | 2022-09-09 | 2022-12-16 | 山东纪凯电缆科技有限公司 | 一种高压电缆头划线切割定位装置 |
CN116062551A (zh) * | 2023-04-07 | 2023-05-05 | 国网山东省电力公司潍坊市寒亭区供电公司 | 一种电缆安装调节架 |
-
2001
- 2001-01-31 JP JP2001023164A patent/JP3746681B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005037399A (ja) * | 2003-07-17 | 2005-02-10 | General Electric Co <Ge> | ファイバオプティクスを用いる電気機械の固定部品の温度測定 |
JP2009128495A (ja) * | 2007-11-21 | 2009-06-11 | Advanced Cable Systems Corp | 光ファイバコードおよび光ファイバコード配線方法 |
JP2009128494A (ja) * | 2007-11-21 | 2009-06-11 | Advanced Cable Systems Corp | 光ファイバコードおよび配線方法 |
JP2010000653A (ja) * | 2008-06-19 | 2010-01-07 | Sekisui Chem Co Ltd | 既設管の更生方法 |
CN110965984A (zh) * | 2019-10-23 | 2020-04-07 | 电子科技大学 | 一种下井测试光缆及其下井测试方法 |
CN111552045A (zh) * | 2020-06-12 | 2020-08-18 | 新三科技有限公司 | 一种引上光缆敷设装置及方法 |
CN115483640A (zh) * | 2022-09-09 | 2022-12-16 | 山东纪凯电缆科技有限公司 | 一种高压电缆头划线切割定位装置 |
CN116062551A (zh) * | 2023-04-07 | 2023-05-05 | 国网山东省电力公司潍坊市寒亭区供电公司 | 一种电缆安装调节架 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3746681B2 (ja) | 2006-02-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR20020056897A (ko) | 지중관로 내에 통신 케이블의 부설 방법과 부설 구조 및부설에 사용되는 부재 | |
US6377734B1 (en) | Cable network in a system of ducts and pipes having a flowing media and a method of securing the network in the system | |
JP2002233016A (ja) | 下水道管内光ケーブル敷設方法 | |
WO2003044918A1 (fr) | Procédé de construction de passages de câbles de communication, structure construite, et module de construction | |
RU2012116523A (ru) | Способ подъема и подъемное устройство для спуска и/или подъема подводного трубопровода с плавучего средства для прокладки трубопроводов и плавучее средство для прокладки трубопроводов, снабженное таким подъемным устройством | |
JP4471489B2 (ja) | 管内ケーブルのメッセンジャワイヤ緊張装置および緊張方法 | |
GB2279820A (en) | Installing an aerial cable | |
JP2003207704A (ja) | 下水道管内光ケーブル布設用の光ケーブル引留め具および光ケーブル支持具 | |
JP4417891B2 (ja) | 光ファイバーケーブルの敷設方法 | |
KR102449055B1 (ko) | 파이프라인 설치용 스팅거 및 이를 포함하는 파이프라인 설치시스템 | |
JP2003180010A (ja) | 通信ケーブル乃至通信ケーブルを挿入するさや管の管路内壁固定用バンド取付装置及びこのバンド取付装置による通信ケーブル乃至さや管の管路内壁固定工法 | |
JP3980258B2 (ja) | 光ファイバーケーブルの敷設方法 | |
KR200223916Y1 (ko) | 케이블 고정용 클램프 | |
JP4181507B2 (ja) | ファイバーケーブルの敷設構造、敷設方法及びメンテナンス方法 | |
US6584254B2 (en) | Method for securing cables in duct or pipe system | |
JP2002135933A (ja) | 光ケーブルの敷設方法並びにその装置 | |
JPH01138924A (ja) | ケーブルダクト | |
JPH06209509A (ja) | 配線・配管材の懸吊布設具 | |
JP4312587B2 (ja) | 通信ケーブルの敷設方法及び通信ケーブルの支持構造 | |
JP4437961B2 (ja) | 分岐通信ケーブルの敷設方法 | |
JP4184726B2 (ja) | 固定部材及びそれを用いた通信ケーブル固定方法 | |
RU143787U1 (ru) | Устройство отвода навивного оптического кабеля от несущего элемента или жгута | |
JPH11332075A (ja) | ケーブル用マンホールにおけるケーブル分岐、接続ボックスの取付構造及びケーブル、鞘管リール | |
JP3872687B2 (ja) | 宅桝内での光ファイバーケーブルの固定方法 | |
JP2004343824A (ja) | 通信ケーブル入線用管体の引き込み治具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20051124 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 3746681 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081202 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091202 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101202 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101202 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111202 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111202 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121202 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121202 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131202 Year of fee payment: 8 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |