JP4437961B2 - 分岐通信ケーブルの敷設方法 - Google Patents

分岐通信ケーブルの敷設方法 Download PDF

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本発明は、下水道管等の本管から分岐する分岐管内に、本管内の幹通信ケーブルから分岐する分岐通信ケーブルを敷設する方法に関する。
近年、高速・超高速ネットワーク構築等の目的のために、光ファイバーケーブル等の通信ケーブルを、既設の下水道管やガス導管等の地中配管内に敷設することが行われつつある。このように、地中配管内に通信ケーブルを敷設する方式は、従来から採用されている架設方式と比べて、美観を損なうことがなく、さらには、火災や地震等の災害に対しても強いという長所を有する。
ここで、通信ケーブルが本管内において下水の流れ等を極力阻害しないようにするために、この通信ケーブルは本管内の上部に配置されることが好ましい。しかし、そのために、通信ケーブルに直接張力を作用させて通信ケーブルを引き上げると、強度の弱い通信ケーブルが破断してしまう虞がある。そこで、通信ケーブルに張力を作用させることなくこの通信ケーブルを本管内の上部に敷設することが可能な方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された方法によれば、下水道処理場やポンプ場等のポイント同士を結ぶための通信ケーブル(幹通信ケーブル)をスライド可能に保持するテンションメンバー(幹テンションメンバー)をマンホールから本管内に挿通した後、この幹テンションメンバーに張力を付与することにより、本管内の上部の位置に幹通信ケーブルを配置することができる。さらに、この方法によれば、本管内に幹通信ケーブルを敷設すると同時に、本管から分岐して地上の各建物に至る分岐管を介して各建物まで分岐通信ケーブルを敷設することも可能である。即ち、分岐通信ケーブルをスライド可能に保持する分岐テンションメンバーを、マンホールから本管を経由して分岐管の末端まで挿通してから、この分岐テンションメンバーに張力を付与することにより、分岐管内に分岐通信ケーブルを敷設する。尚、この特許文献1の方法では、本管内において、幹通信ケーブル及び幹テンションメンバーと、分岐通信ケーブル及び分岐テンションメンバーとを、通信ケーブルを保護する保護管内に挿通し、その状態で、幹テンションメンバー及び分岐テンションメンバーに張力を付与することにより、幹通信ケーブル及び分岐通信ケーブルを保護管ごと引き上げるようになっている。
この特許文献1の方法は、幹通信ケーブルと分岐通信ケーブルとを同時に地中管路内に敷設する場合に特に適した方法である。ところが、本管に幹通信ケーブルを敷設する時期と、本管から分岐管を介して各建物まで分岐通信ケーブルを敷設する時期とが一致するとは限らない。即ち、複数のポイント間を結ぶ幹通信ケーブルを敷設した後に、しばらくしてから、地上の建物まで分岐通信ケーブルを敷設する必要が生じる場合も多い。しかし、特許文献1の方法を用いて、幹通信ケーブルの敷設後に分岐通信ケーブルを分岐管内に敷設しようとすると、新しく敷設する分岐通信ケーブル及び分岐テンションメンバーを本管内において1本1本保護管内に挿通するなど、複雑な作業が必要になる。
そこで、本管内に幹通信ケーブルを敷設した後でも、分岐通信ケーブルを比較的簡単に敷設することが可能な方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。この特許文献2に記載された方法では、幹通信ケーブルが挿通された保護管(鞘管)が本管内に設置された状態で、この保護管に、筒状の分岐テンションメンバーが分岐している長尺なガイド部材を嵌合させてから、分岐テンションメンバーを分岐管内に引き込んで張力を付与し、本管の端部からガイド部材内に形成された空間及び分岐テンションメンバー内を経由して分岐管の末端まで分岐通信ケーブルを挿通する。ガイド部材には複数の空間部が形成されるとともに、複数の分岐テンションメンバーが接続されており、これらを用いることにより、複数の建物に対してそれぞれ分岐通信ケーブルを容易に敷設することが可能になっている。
特開2002−122768号公報(図9、図10) 特開2003−224911号公報
しかし、前述の特許文献2に記載の方法では、内部に空間部が形成されて複雑な断面形状を有する長尺なガイド部材を、保護管全体に嵌合させる必要があるため、部品コスト及び取り付けの際の施工コストが比較的かかる。さらに、分岐通信ケーブルの敷設が要求される時期が地上の建物の間で異なっている場合、あるいは、複数の建物が互いに異なる時期に建設される場合には、個々の建物に対して段階的に分岐通信ケーブルを敷設していく必要があるが、後から追加的に敷設される分岐通信ケーブルの数が当初の予定よりも増えて、ガイド部材から分岐している分岐テンションメンバーの数を超えてしまった場合には、本管内に設置されたガイド部材に新たに分岐テンションメンバーを増設することは非常に困難であるため、それ以上、追加的に敷設するには別の手段を講じる必要があり、施工コストがさらに増大することになる。
本発明の目的は、本管内に幹通信ケーブルが既に敷設されている状態でも容易に分岐通信ケーブルを敷設することができる、分岐通信ケーブルの敷設方法を提供することである。
課題を解決するための手段及び発明の効果
第1の発明の分岐通信ケーブルの敷設方法は、本管とこの本管から分岐する分岐管とを含む地中管路内において、前記本管内の上部に幹通信ケーブルが挿通された保護管が既に設置されている状態から、既設の前記幹通信ケーブルから分岐する分岐通信ケーブルを前記分岐管内に敷設する方法であって、前記分岐通信ケーブルをスライド可能に内側に保持する管状のテンションメンバーを、前記本管の端部から本管内を経由して前記分岐管の末端まで挿通するテンションメンバー挿通工程と、前記テンションメンバー挿通工程の後に、少なくとも半円以上のリング状に形成され且つ前記本管の内径に略等しい外径を有する本管弛み防止材であって、前記保護管を保持する凹状の保持部を備えた本管弛み防止材を、前記保護管とともに前記テンションメンバーが前記凹状の保持部に保持されるように、前記本管内に設置する本管弛み防止材設置工程と、前記本管弛み防止材設置工程の後に、少なくとも半円以上のリング状に形成され且つ前記分岐管の内径に略等しい外径を有する分岐管弛み防止材であって、前記テンションメンバーを保持する凹状の保持部を備えた分岐管弛み防止材を、前記分岐管内の上方の位置で前記テンションメンバーが前記凹状の保持部に保持されるように、前記分岐管内に設置する分岐管弛み防止材設置工程と、前記分岐管弛み防止材設置工程の後に、前記テンションメンバーが前記本管の上部壁面及び分岐管の上部壁面に沿うように、前記テンションメンバーに張力を付与する張力付与工程と、を備えたことを特徴とするものである。
この分岐通信ケーブルの敷設方法によれば、本管内に幹通信ケーブルが挿通された保護管が既に設置されている状態で、分岐通信ケーブルをスライド可能に保持するテンションメンバーを本管の端部から本管内を経由して分岐管の末端まで挿通し、このテンションメンバーに張力を付与して引き上げるだけで、分岐通信ケーブルを分岐管内に敷設することができ、複雑な作業は必要ない。従って、本管内に幹通信ケーブルが既に敷設されている状態であっても、新たな分岐通信ケーブルの敷設を容易に行える。また、テンションメンバーは、本管の上部壁面及び分岐管内の側壁面に沿って配置されるため、このテンションメンバーにより本管や分岐管内の下水等の流れが阻害されることがない。
また、分岐通信ケーブルは保護管内に挿通されないが、管状のテンションメンバー内に挿通されるため、分岐通信ケーブルがテンションメンバーにより保護されることになり、本管内で露出することはない。
また、本管内において、保護管を保持する弛み防止材の保持部によりテンションメンバーも保持することができるため、本管内におけるテンションメンバーの弛みを確実に防止することができる。さらに、テンションメンバーを保持する部材を保護管の弛み防止材とは別に設置する必要もないため、分岐通信ケーブルの敷設作業がさらに簡単になる。
第2の発明の分岐通信ケーブルの敷設方法は、前記第1の発明において、前記テンションメンバーが、金属製のフレキシブルホースからなることを特徴とするものである。
次に、本発明の実施の形態について説明する。本実施形態は、下水道管の本管の内部に幹通信ケーブルが既に敷設されている状態から、本管から分岐する分岐管内に分岐通信ケーブルを敷設する場合に本発明を適用した一例である。
図1に示すように、下水道管の本管1には、地上まで延びるマンホール2,3が接続されている。また、マンホール2,3の間の本管1からは、分岐管口4aにおいて分岐管4が上方へ分岐し、分岐管4は地上のビルや家屋等の建物6に隣接して設置された分岐管桝5に接続されている。
一般に本管1は地上から深さ数mの位置に道路に沿って敷設されており、本管1の略上端位置に分岐管口4aが形成され、分岐管4は分岐管口4aから略鉛直方向へ延びた後、上斜め方向に途中で角度を変えて分岐管桝5に接続されている。
ところで、本管1内には、光ファイバーケーブル等の幹通信ケーブル8が保護管10内に挿通された状態で敷設されている。この幹通信ケーブル8は、例えば、下水道処理場やポンプ場等のポイント同士を結ぶための通信ケーブルである。また、保護管10内には、幹通信ケーブル8の他に、高強度で且つ低伸度の材料からなるテンションメンバー9も挿通されている。このテンションメンバー9としては、ポリパラフェニレンベンゾビスオキサゾール(PBO)繊維、アラミド繊維、炭素繊維、金属繊維、ガラス繊維などの高強度低伸度性繊維よりなる、ロープ、紐、ベルトなどの長尺体や、ステンレスワイヤなどを使用することができる。また、このテンションメンバー9の両端は、マンホール2,3の壁部に取り付けられたテンション付与装置11,12に固定されている。これらテンション付与装置11,12は、例えば、一方のマンホール2側に取り付けられたテンションメンバー固定用フックと、他方のマンホール3側に取り付けられたテンションメンバー巻上げ用のウインチなどで構成されている。
そして、テンション付与装置11,12によりテンションメンバー9に張力が付与されて、保護管10全体がつり上げられ、保護管10内部の幹通信ケーブル8は本管1内の上部に配置されている。つまり、幹通信ケーブル8は保護管10を介してつり上げられており、幹通信ケーブル8に直接張力が作用しないようになっている。また、保護管10は本管1内の上部に配置されているため、保護管10により本管1内の下水の流れが阻害されない。尚、マンホール2,3内には、分岐管4内に敷設される後述の分岐通信ケーブル20(図7参照)を幹通信ケーブル8から分岐させるための分岐ボックス14が夫々取り付けられる。
次に、図1のように、本管1内に保護管10が設置された状態から、幹通信ケーブル8から分岐する分岐通信ケーブル20(図7参照)を分岐管4内に敷設する方法について説明する。尚、以下説明する分岐通信ケーブル20の敷設方法においては、前述の幹通信ケーブル8と同様に、分岐通信ケーブル20をスライド可能に保持する分岐テンションメンバー21を用いて、分岐通信ケーブル20に張力が作用するのを防止するようになっている。
図2に示すように、分岐テンションメンバー21(本願発明のテンションメンバーに相当する)は、高強度且つ低伸度の金属製のフレキシブルホースからなり、この分岐テンションメンバー21内に分岐通信ケーブル20が挿通されてスライド可能に保持される。
この分岐テンションメンバー21を用いて分岐通信ケーブル20の敷設を行う際には、まず、図2に示すように、分岐テンションメンバー21内にワイヤ等からなる呼び線22を挿通しておく。この呼び線22は、分岐テンションメンバー21を分岐管4内に設置した後に、分岐通信ケーブル20を分岐テンションメンバー21内に挿通するためのものである。
一方、マンホール2から、本管1及び分岐管4を経由して分岐管桝5まで、ロープやワイヤ等の線状体(図示省略)を通線する。そして、この線状体の一端に、分岐テンションメンバー21を接続し、線状体を分岐テンションメンバー21で引き替えることにより、図3に示すように、分岐テンションメンバー21をマンホール2から本管1を経由して分岐管4の末端(分岐管桝5)まで挿通する(テンションメンバー挿通工程)。また、マンホール2に取り付けられたクランプ等の固定手段15により、分岐テンションメンバー21の一端を本管1の管口付近においてマンホール2の壁面に固定するとともに、分岐管桝5に取り付けられたテンション付与装置23に分岐テンションメンバー21の他端を接続する。そして、テンション付与装置23により、分岐テンションメンバー21に軽く張力を作用させて、分岐テンションメンバー21を少し持ち上げ、やや弛んだ状態で保持する。
次に、図4に示すように、本管1内に、複数の弛み防止材30を適当間隔を空けて設置する(本管弛み防止材設置工程)。図5、図6に示すように、この弛み防止材30は、例えば、バネ鋼により半円以上のリング状(略C字状)に形成されており、そのバネ弾性により拡径及び縮径可能に構成されている。また、この弛み防止材30の頂部(両端部と反対側の部分)には、保護管10を下方から受け止めて保持する凹状の保持部30aが形成されている。さらに、図6に示すように、拡径状態においては、弛み防止材30の外径は本管1の内径と略等しくなり、弛み防止材30の外側面が本管1の内面に押しつけられて密着する。
この弛み防止材30の設置作業は、複数個の弛み防止材30を保持した状態で本管1内を移動可能な弛み防止材30の取付装置(図示省略)を用いて行う(例えば、本願出願人が出願した特願2003−198238号参照)。まず、マンホール2から本管1内に取付装置を進入させて、縮径状態の弛み防止材30を本管1内の所定位置まで移動させる。次に、凹状の保持部30aが保護管10を保持可能な位置に到達するまで弛み防止材30の高さ及び取付角度を調整してから、弛み防止材30を拡径させてその外側面を本管1の内面に密着させる。その際、本管1内においてやや弛んだ状態で保持された分岐テンションメンバー21も保護管10とともに凹状の保持部30aにより保持されるように、その取付角度を微調整しながら弛み防止材30を本管1内に設置する。すると、図6に示すように、分岐テンションメンバー21は、本管1内の上方の位置において、保護管10に沿った状態で複数の弛み防止材30により保持されることになる。
次に、図7に示すように、分岐管桝5に取り付けられたテンション付与装置23により、分岐テンションメンバー21が本管1の上部壁面及び分岐管4の側壁面に沿うように、この分岐テンションメンバー21にさらに大きな張力を付与して引き上げる(張力付与工程)。このように、分岐テンションメンバー21が本管1の上部壁面及び分岐管4内の側壁面に沿って配置されるため、この分岐テンションメンバー21により本管1や分岐管4内の下水の流れが阻害されない。ここで、図7に示すように、分岐テンションメンバー21が分岐管4の上部壁面に確実に沿うように、分岐管4内にも、本管1内の弛み防止材30と同様の構成を有する弛み防止材40を設置してから(分岐管弛み防止材設置工程)、分岐テンションメンバー21に張力を付与する。
最後に、分岐ボックス14において幹通信ケーブル8から分岐通信ケーブル20を分岐させ、この分岐通信ケーブル20に、分岐テンションメンバー21内に挿通された呼び線22(図2参照)を接続する。そして、分岐通信ケーブル20に大きな張力が作用しないように留意しながら呼び線22を分岐管桝5側へ引き出すことにより、分岐テンションメンバー内に分岐通信ケーブル20を挿通し、分岐通信ケーブル20の敷設を完了する。
以上説明した分岐通信ケーブル20の敷設方法によれば、分岐通信ケーブル20をスライド可能に保持する分岐テンションメンバー21をマンホール2から本管1内を経由して分岐管4の末端(分岐管桝5)まで挿通し、この分岐テンションメンバー21に張力を付与して引き上げるだけで、分岐通信ケーブル20を分岐管4内に敷設することができ、複雑な作業は必要ない。また、保護管10の内部に分岐テンションメンバー21を挿通する必要もない。従って、本管1内に幹通信ケーブル8が既に敷設されている状態から、地上の各建物6向けの分岐通信ケーブル20を分岐管4内に容易に敷設することができる。尚、分岐通信ケーブル20は保護管10内に挿通されていないが、フレキシブルパイプで構成された分岐テンションメンバー21に挿通されているため、分岐通信ケーブル20は分岐テンションメンバー21により保護されることになり、本管1内で露出することはない。
また、本管1内で保護管10を保持する弛み防止材30により、分岐テンションメンバー21をも保持することができるため、本管1内における分岐テンションメンバー21の弛みを確実に防止することができる。また、分岐テンションメンバー21を保持する為の部材を弛み防止材30とは別に本管1内に配置する必要がなく、分岐通信ケーブル20の敷設作業がさらに簡単になる。
次に、前記実施形態に種々の変更を加えた変更形態について説明する。但し、前記実施形態と同様の構成を有するものについては同じ符号を付して適宜その説明を省略する。
1]前記実施形態では、分岐テンションメンバー21をマンホール2から本管1を経由して分岐管4の末端まで設置した後に、この分岐テンションメンバー21内に分岐通信ケーブル20を挿通しているが(図7参照)、分岐テンションメンバー21内に予め分岐通信ケーブル20を挿通してから、分岐テンションメンバー21を分岐管4内に設置してもよい。但し、この場合、分岐テンションメンバー21に張力を付与する際に、その内部に挿通された分岐通信ケーブル20には極力張力が作用しないように注意して作業を行うことが好ましい。
2]マンホール2,3の間の距離が短い場合や保護管10等の自重が小さい場合など、本管1内における保護管10や分岐テンションメンバー21の弛みが小さく、それらの弛みによる不具合が生じない場合には、本管1内における弛み防止材30の設置を省略してもよい。
3]分岐テンションメンバーは、前記実施形態のようなフレキシブルパイプからなるものに限らず、断面形状がU字状、あるいは、V字状の長尺物など、分岐通信ケーブル20をスライド可能に保持することができるものであれば、種々の形状のものを使用できる。
4]幹通信ケーブル8は、幹テンションメンバー9を用いて本管1内に敷設されている必要は必ずしもなく、幹通信ケーブル8を挿通するための保護管10を元々具備している本管など、保護管10内に挿通された状態で敷設することが可能であれば、他の方法で敷設されていてもよい。
本発明の実施形態に係る地中管路の縦断面図(保護管が設置された状態)である。 分岐テンションメンバーの斜視図である。 地中管路の縦断面図(分岐テンションメンバーが挿通された状態)である。 地中管路の縦断面図(弛み防止材が設置された状態)である。 弛み防止材の斜視図である。 図4のVI-VI線断面図である。 地中管路の縦断面図(分岐通信ケーブルの敷設が完了した状態)である。
符号の説明
1 本管
4 分岐管
8 幹通信ケーブル
10 保護管
20 分岐通信ケーブル
21 分岐テンションメンバー
30a 保持部
30 弛み防止材

Claims (2)

  1. 本管とこの本管から分岐する分岐管とを含む地中管路内において、前記本管内の上部に幹通信ケーブルが挿通された保護管が既に設置されている状態から、既設の前記幹通信ケーブルから分岐する分岐通信ケーブルを前記分岐管内に敷設する方法であって、
    前記分岐通信ケーブルをスライド可能に内側に保持する管状のテンションメンバーを、前記本管の端部から本管内を経由して前記分岐管の末端まで挿通するテンションメンバー挿通工程と、
    前記テンションメンバー挿通工程の後に、少なくとも半円以上のリング状に形成され且つ前記本管の内径に略等しい外径を有する本管弛み防止材であって、前記保護管を保持する凹状の保持部を備えた本管弛み防止材を、前記保護管とともに前記テンションメンバーが前記凹状の保持部に保持されるように、前記本管内に設置する本管弛み防止材設置工程と、
    前記本管弛み防止材設置工程の後に、少なくとも半円以上のリング状に形成され且つ前記分岐管の内径に略等しい外径を有する分岐管弛み防止材であって、前記テンションメンバーを保持する凹状の保持部を備えた分岐管弛み防止材を、前記分岐管内の上方の位置で前記テンションメンバーが前記凹状の保持部に保持されるように、前記分岐管内に設置する分岐管弛み防止材設置工程と、
    前記分岐管弛み防止材設置工程の後に、前記テンションメンバーが前記本管の上部壁面及び分岐管の上部壁面に沿うように、前記テンションメンバーに張力を付与する張力付与工程と、
    を備えたことを特徴とする分岐通信ケーブルの敷設方法。
  2. 前記テンションメンバーが、金属製のフレキシブルホースからなることを特徴とする請求項1に記載の分岐通信ケーブルの敷設方法。
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