JP2002232905A - 色度変換装置および色度変換方法、表示装置および表示方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

色度変換装置および色度変換方法、表示装置および表示方法、記録媒体、並びにプログラム

Info

Publication number
JP2002232905A
JP2002232905A JP2001021082A JP2001021082A JP2002232905A JP 2002232905 A JP2002232905 A JP 2002232905A JP 2001021082 A JP2001021082 A JP 2001021082A JP 2001021082 A JP2001021082 A JP 2001021082A JP 2002232905 A JP2002232905 A JP 2002232905A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chromaticity
display unit
display
correction
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001021082A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiki Shirochi
義樹 城地
Hiroaki Endo
宏昭 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2001021082A priority Critical patent/JP2002232905A/ja
Priority to US10/059,794 priority patent/US7088478B2/en
Priority to EP02250613A priority patent/EP1229744A3/en
Publication of JP2002232905A publication Critical patent/JP2002232905A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/64Circuits for processing colour signals
    • H04N9/68Circuits for processing colour signals for controlling the amplitude of colour signals, e.g. automatic chroma control circuits
    • H04N9/69Circuits for processing colour signals for controlling the amplitude of colour signals, e.g. automatic chroma control circuits for modifying the colour signals by gamma correction
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/64Circuits for processing colour signals
    • H04N9/67Circuits for processing colour signals for matrixing

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 線形色度変換を用いて、CRTと互換性のあ
るLCDの色再現を行う 【解決手段】 入力された信号は、従来のCRTディス
プレイで用いられている信号処理部11で従来の場合と
同様の処理が施される。光源色度変換処理部51は、信
号処理部11から入力された信号を、γ演算部51−1
において、CRTと同じ非線形特性であるγ1=γcr
tを用いてγ補正し、更に、マトリクス演算部51−2
において、色度変換行列(n)の演算を行う。LED逆
γ補正部52は、γ_lcd=γlcd/γ2=1とな
るγ2を用いて、入力された信号に対する逆γ補正を行
う。LEDγ特性演算部53は、LED逆γ補正部52
から入力された信号に、LCDのγ特性を用いてγ補正
を施して、輝度レベル(X,Y,Z)の映像信号を出力
し、図示しないLCDに画像を表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、色度変換装置およ
び色度変換方法、表示装置および表示方法、記録媒体、
並びにプログラムに関し、特に、光源色度および階調特
性が異なる表示装置と互換性のある色再現を実現するこ
とができる色度変換装置および色度変換方法、表示装置
および表示方法、記録媒体、並びにプログラムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】カラービデオカメラ、カラースキャナ、
あるいは、プロジェクタなどに表示される画像データか
ら得られる測色情報は、RGBの値として示されること
が多い。ここで、Rは赤、Gは緑、Bは青を指し、基準
となる色(原刺激、もしくは基本刺激と称する)とし
て、赤は、700nmの単色光、緑は546.1nmの単色光、そし
て、青は、435.8nmの単色光が用いられている。
【0003】現代色彩論において色彩の心理物理的表現
の基礎になっているのは、測色標準観測者(CIE 1931 S
tandard Colorimetric Observer)の分光特性をモデル
化した等色関数(Color Matching Functions)である。
等色関数とは、人間の目の感度を間接的に表すものであ
る。
【0004】図1は、RGB表色系を用いた等色関数で
ある。図1に示されるように、RGB表色系を用いた場
合、三刺激値にマイナスの値が生じてしまう。また、R
GB表色系では、RGBそれぞれの三刺激値を用いて輝
度を計算しなければならないため、輝度の比較が困難で
あった。
【0005】そこで、XYZ表色系が広く用いられてい
る。標準観測者が受ける物体色の情報は式(1)、
(2)および(3)に示す定積分で数値的に示される。
図2に、XYZ表色系を用いた等色関数を示す。図2に
示されるように、XYZ表色系を用いた場合、三刺激値
はマイナスの値を取らない。
【0006】
【数1】 ・・・(1)
【数2】 ・・・(2)
【数3】 ・・・(3)
【0007】ただし、kは定数であり、式(4)で示さ
れる。また、式(1)乃至式(3)において、積分は、
可視波長域(380nm乃至780nm)で行われるものとする。
また、φ(λ)は、反射物体で、φ(λ)=R(λ)×
P(λ)で示され、透過物体で、φ(λ)=T(λ)×
P(λ)で示されるものとする。ただし、P(λ)は照
明光の分光分布であり、R(λ)は反射物体の分光反射
率であり、T(λ)は透過物体の分光透過率である。
【数4】 ・・・(4)
【0008】X,Y,Zは、基本的には赤緑青の色光の
強さを表すが、実際には存在しない色(虚色)である。
Xは、明るさを持たない赤に近い色であり、Zは、明る
さを持たない青に近い色であり、Yは、明るさをもつ緑
に近い色である。すなわち、明るさはY値のみが有して
いる。
【0009】xy表色系とは、色の三刺激値XYZを用
いて、次の式(5)および式(6)によって、2次元空
間に写像して、色を表現する(色度座標x,yで表す)
方法である。 x=X/(X+Y+Z) ・・・(5) y=Y/(X+Y+Z) ・・・(6)
【0010】また、色の三刺激値XYZのZに対応する
zを考えた場合、次の式(7)が成り立つ。 z=Z/(X+Y+Z)=1−x−y ・・・(7)
【0011】次の式(8)乃至式(11)に示すよう
に、三刺激値XYZを用いて、RGBW(Wは白を示
す)を表現することができる。
【数5】 ・・・(8)
【数6】 ・・・(9)
【数7】 ・・・(10)
【数8】 ・・・(11)
【0012】ここで、上述した式(5)乃至式(7)よ
り、次の式(12)および式(13)が成り立つ。 X=Y(x/y) ・・・(12) Z=Y(z/y) ・・・(13)
【0013】従って、式(8)乃至式(13)から、次
の式(14)乃至式(16)が求められる。 Xw=Xr+Xg+Xb =xr(Yr/yr)+xg(Yg/yg)+xb(Yb/yb) ・・・(14) Yw=Yr+Yg+Yb ・・・(15) Zw=Zr+Zg+zb =zr(Yr/yr)+zg(Yg/yg)+zb(Yb/yb) =(1−xr−yr)(Yr/yr)+(1−xg−yg)(Yg/y g) +(1−xb−yb)(Yb/yb) =(Yr/yr+Yg/yg+Yb/yb) −{xr(Yr/yr)+xg(Yg/yg)+xb(Yb/yb)} −(Yr+Yg+Yb) =Yr/yr+Yg/yg+Yb/yb−Xw−Yw・・・(16)
【0014】また、次の式(17)および式(18)が
成り立つ。 Xw=xw(Yw/yw) ・・・(17) Zw=(1−xw−yw)(Yw/yw) =Yw/yw−Xw−Yw ・・・(18)
【0015】従って、式(14)および式(17)から
式(19)が求められ、式(16)および式(18)か
ら式(20)が求められる。 xw(Yw/yw) =xr(Yr/yr)+xg(Yg/yg)+xb(Yb/yb) ・・・(19) Yw/yw=Yr/yr+Yg/yg+Yb/yb ・・・(20)
【0016】そして、式(15)、式(19)および式
(20)から、次の式(21)乃至式(23)に示され
るように、Yr,YgおよびYbを求めることができ
る。
【数9】 ・・・(21)
【数10】 ・・・(22)
【数11】 ・・(23)
【0017】代表的なカラーテレビジョン方式として
は、NTSC(National TV Standards Committee)、PAL
(Phase Alternating Line)、SECAM(Sequential Colo
r And Memory)の3方式がある。測色パラメータについ
ては、それぞれの方式固有の定数が定められている。
【0018】例えば、NTSC方式において、送信される信
号は、送信側で圧縮されているため、非線形のガンマ
(γ)特性を有する。送信側においては、次の式(2
4)が成り立つので、送信される信号は、式(25)に
示される。
【数12】 ・・・(24)
【数13】 ・・・(25)ここで、行列(ntsc)は、NTSC方式にお
ける3行3列の変換行列である。
【0019】ここで、3行3列の変換行列の各要素を
{a11,a12,a13,a21,a22,a23,
a31,a32,a33}としたとき、それぞれの要素
は、次の式(26)乃至式(34)で表され、XYZ
は、それぞれ、次の式(35)乃至式(37)で表すこ
とができる。
【0020】 a11=(xr*Yr)/(yr*Yw) ・・・(26) a12=(xg*Yg)/(yg*Yw) ・・・(27) a13=(xb*Yb)/(yb*Yw) ・・・(28) a21=Yr/Yw ・・・(29) a22=Yg/Yw ・・・(30) a23=Yb/Yw ・・・(31) a31={(1−xr−yr)*Yr}/(yr*Yw) ・・・(32) a32={(1−xg−yg)*Yg}/(yg*Yw) ・・・(33) a33={(1−xb−yb)*Yb}/(yb*Yw) ・・・(34)
【0021】 X=(a11*R+a12*G+a13*B)*Yw/255・・(35) Y=(a21*R+a22*G+a23*B)*Yw/255・・(36) Z=(a31*R+a32*G+a33*B)*Yw/255・・(37)
【0022】また、式(26)乃至式(34)で表され
る行列に対する逆行列の各要素を、{b11,b12,
b13,b21,b22,b23,b31,b32,b
33}としたとき、それぞれの要素は、次の式(38)
乃至式(46)で表される。
【0023】 b11=(−a23*a32+a22*a33)/α ・・・(38) b12=(a13*a32−a12*a33)/α ・・・(39) b13=(−a13*a22+a12*a23)/α ・・・(40) b21=(a23*a31−a21*a33)/α ・・・(41) b22=(−a13*a31+a11*a33)/α ・・・(42) b23=(a13*a21−a11*a23)/α ・・・(43) b31=(−a22*a31+a21*a32)/α ・・・(44) b32=(a12*a31−a11*a32)/α ・・・(45) b33=(−a12*a21+a11*a22)/α ・・・(46)
【0024】ただし、式(38)乃至式(46)におけ
るαは、次の式(47)で示される値である。 α=−a13*a22*a31+a12*a23*a31 +a13*a21*a32−a11*a23*a32 −a12*a21*a33+a11*a22*a33 ・・・(47)
【0025】光源色度点と変数名の関係を図3(A)
に、線形NTSCにおける光源色度点を図3(B)に示す。
図3(A)に示される変数名に従って、図3(B)に示
される線形NTSCにおける光源色度点の値を式(26)乃
至式(34)に代入することにより、変換行列(ntsc)
を求めることができる。
【数14】 ・・・(48)
【0026】以上説明したNTSC方式のように、所定の方
式で処理されて送信された画像データの微妙な色や明る
さを、受信側のディスプレイに正確に確認することは非
常に難しい。それは、ディスプレイの蛍光体の輝度が電
子ビームの強さに比例して明るくならず、非線形に反応
するためで、これをディスプレイの非線形性という。同
様に、人間の視覚も輝度の増減に対して非線形に反応す
る。この非線形性を、人間が見た目に近づけるため、使
用するディスプレイに対応する特殊なカラーマップを作
成し、そのカラーマップを基に色補正を行うことを、デ
ィスプレイのガンマ(γ)補正という。
【0027】それぞれのディスプレイには固有のガンマ
特性が存在する。例えば、CRT(Cathode Ray Tube)
ディスプレイにおいても、入力する信号のレベルと蛍光
体の発光量とは比例しない(非線形である)。これは、
CRTの電子銃に与える電圧と、放出される電子の量と
の関係によって起こる現象である。ディスプレイにおけ
るγ特性の整合が取れていないと、それぞれの色味が変
わってしまうため、正確な色再現が出来なくなってしま
う。そこで、CRTディスプレイに画像を表示させる場
合には、γ特性の整合を取るために、CRTディスプレ
イに対応したガンマ補正が実行される。
【0028】例えば、図4に示されるように、図示しな
いCRTディスプレイにNTSC信号を表示させるためのC
RT非線形色度変換装置1において、入力された信号
は、信号処理部11においてCRTディスプレイに色目
が合うように処理され、CRTγ特性演算部12におい
て、CRTディスプレイに対応したガンマ補正が行われ
る。受信側CRTディスプレイにおいては、次の式(4
9)および式(50)が成立する。
【数15】 ・・・(49)
【数16】 ・・・(50) ここで、行列(crt)は、CRTディスプレイにおける
3行3列の変換行列である。
【0029】受信した信号を正確に色再現するには、次
の式(51)が満たされていなければならない。
【数17】 ・・・(51)
【0030】そこで、式(25)、式(49)、および
式(50)より、次の式(52)が導かれるので、信号
処理が行われない場合は、CRTの色度が規格通りであ
り、γcrt/γntsc=1かつ(crt)=(ntsc)
の場合、受信した信号が正確に色再現される。
【数18】 ・・・(52)
【0031】しかしながら、現実には、NTSCとCRTの
色度は異なるため、(crt)=(ntsc)は成立しない。
また、受信側の好ましい画質つくりのための信号処理の
影響もあるため、送信側と受信側のγ特性も一致するこ
とはない。従って、色再現のために、送信側では、CR
Tディスプレイを見て画質調整が行われ、受信側では、
RGBベクトル軸をずらすなどして、色目が合うように
修正が施される。
【0032】次に、NTSC信号を、CRTディスプレイで
はない、例えばLCD(Liquid Crystal Display:液晶
ディスプレイ)などに表示させる場合について考える。
CRTディスプレイにおけるγ特性と、LCDにおける
γ特性は異なる。これまでの経緯から、CRTディスプ
レイに対する処理が既にディフェクトスタンダードとし
て確立されているのであるから、後発のディスプレイで
は、その色度変換をCRTの色目にあわせて行う必要が
ある。
【0033】図5は、NTSC信号をLCDに表示させるた
めの、従来のLCD非線形色度変換装置21の構成を示
すブロック図である。
【0034】入力されたNTSC信号は、信号処理部31に
おいて、図4を用いて説明した信号処理部11において
施される処理とは異なる、LCD独自の絵作りの処理を
施される。そして、色合わせ調整部32において、LC
D光源色度をできるだけCRT光源色度に近づけ、R−
Y/G−Yベクトル軸の位相およびレベルが調整される
ことによって、自然画において、ユーザが気になるよう
な色ずれが調整される。ここで施される色合わせ調整に
は、例えば、色合わせ精度を向上するためのベクトル軸
を、RGBのみならず、マゼンダ、シアン、イエローを
含めた合計6軸とし、それぞれを調整可能としたり、輝
度レベル毎に、それぞれのベクトル軸を調整可能とする
ものもある。
【0035】色合わせが施された信号は、LCD逆γ補
正部33において、1/γ2で逆γ補正が施され、LC
Dγ特性演算部34において、LCDのγ補正(γlc
d)が施され、生成された輝度レベル(X,Y,Z)の
映像信号が、図示しないLCDに出力されて表示され
る。ここで、逆γ補正に用いられるγ特性であるγ2、
LCDのγ補正に用いられるγ特性であるγlcd、お
よび目標となるCDTディスプレイのγ特性であるγc
rtの関係は、次の式(53)に示される。 γlcd/γ2=γcrt ・・・(53)
【0036】図6(A)に、総合のγ特性(すなわち、
CRTディスプレイのγ特性γcrt=2.5)とLC
Dのγ特性γlcdを示す。このガンマ特性の差を調整
するために、LCD逆γ補正部33において、逆γ補正
が施される。この場合の逆γ特性(1/γ2)を図6
(B)に示す。
【0037】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、非線形
の色度変換装置においては、上述した方法を用いてγ特
性を合わせても、それぞれのディスプレイの光源色度が
一致しなければ、ユーザの目に見える色を合わせるのは
困難である。
【0038】その対策として、例えば、γ特性のみなら
ず、光源色度もCRTディスプレイと合わせる方法があ
るが、この場合、まったく同じ光源が必要となる。ま
た、入力信号を線形に戻してから色度変換した後、CR
Tディスプレイと同じ特性のγ変換回路を用いてγ特性
を合わせるという方法もあるが、この場合、色再現範囲
が異なってしまう。更に、レベルも含めた色度変換を行
う方法もあるが、その場合、処理が非常に複雑になって
しまう。
【0039】以上の対策は、いずれも、入力側から信号
の特性を合わせ込む処理を行うため、送信側の信号にあ
わせて信号の特性を戻すための処理を行う必要がある。
そしてその処理の終了後、信号処理が施されるので、信
号の変換は、非常に複雑なものとなってしまう。
【0040】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、簡単な線形の色度変換を用いて、あらゆる
信号レベルでCRTと互換性のある色再現を行うことを
可能とするものである。
【0041】
【課題を解決するための手段】本発明の色度変換装置
は、第1の表示部と同一の階調特性を用いて階調補正の
演算を実行する第1の演算手段と、色度変換のための線
形のマトリクス演算を実行する第2の演算手段と、第2
の表示部の階調特性を線形に変換するための演算を実行
する第3の演算手段とを備えることを特徴とする。
【0042】第3の演算手段には、第1のガンマ特性に
よって、逆ガンマ補正を実行する第1の補正手段と、第
2のガンマ特性によって、ガンマ補正を実行する第2の
補正手段とを備えさせるようにすることができ、第2の
ガンマ特性は、第2の表示部のガンマ特性であるものと
することができ、第1のガンマ特性は、第1の補正手段
による逆ガンマ補正と第2の補正手段によるガンマ補正
との組み合わせが線形となるように決定されるようにす
ることができる。
【0043】第1の表示部は、CRTディスプレイであ
るものとすることができ、第2の表示部は、液晶ディス
プレイであるものとすることができる。
【0044】第2の演算手段には、第2の表示部に対応
する変換行列の逆行列と、第1の表示部に対応する変換
行列との行列の積を用いてマトリクス演算を実行させる
ことができる。
【0045】本発明の色度変換方法は、第1の表示部と
同一の階調特性を用いて階調補正の演算を実行する第1
の演算ステップと、色度変換のための線形のマトリクス
演算を実行する第2の演算ステップと、第2の表示部の
階調特性を線形に変換するための演算を実行する第3の
演算ステップとを含むことを特徴とする。
【0046】本発明の第1の記録媒体に記録されている
プログラムは、第1の表示部と同一の階調特性を用いて
階調補正の演算を実行する第1の演算ステップと、色度
変換のための線形のマトリクス演算を実行する第2の演
算ステップと、第2の表示部の階調特性を線形に変換す
るための演算を実行する第3の演算ステップとを含むこ
とを特徴とする。
【0047】本発明の第1のプログラムは、第1の表示
部と同一の階調特性を用いて階調補正の演算を実行する
第1の演算ステップと、色度変換のための線形のマトリ
クス演算を実行する第2の演算ステップと、第2の表示
部の階調特性を線形に変換するための演算を実行する第
3の演算ステップとを含むことを特徴とする。
【0048】本発明の表示装置は、他の表示部に画像デ
ータを表示させる場合と同様の信号処理を実行する信号
処理手段と、信号処理手段によって信号処理された画像
データに対応する信号の色度変換を実行する色度変換手
段と、色度変換手段により色度が変換された画像データ
の表示部への表示を制御する表示制御手段とを備え、色
度変換手段は、他の表示部と同一の階調特性を用いて階
調補正の演算を実行する第1の演算手段と、色度変換の
ための線形のマトリクス演算を実行する第2の演算手段
と、表示部の階調特性を線形に変換するための演算を実
行する第3の演算手段とを備えることを特徴とする。
【0049】第3の演算手段には、第1のガンマ特性に
よって、逆ガンマ補正を実行する第1の補正手段と、第
2のガンマ特性によって、ガンマ補正を実行する第2の
補正手段とを備えさせるようにすることができ、第2の
ガンマ特性は、表示部のガンマ特性であるものとするこ
とができ、第1のガンマ特性は、第1の補正手段による
逆ガンマ補正と第2の補正手段によるガンマ補正との組
み合わせが線形となるように決定されるようにすること
ができる。
【0050】表示部は、液晶ディスプレイであるものと
することができ、他の表示部は、CRTディスプレイで
あるものとすることができる。
【0051】第2の演算手段には、表示部に対応する変
換行列の逆行列と、他の表示部に対応する変換行列との
行列の積を用いてマトリクス演算を実行させるようにす
ることができる。
【0052】本発明の表示方法は、他の表示部に画像デ
ータを表示させる場合と同様の信号処理を実行する信号
処理ステップと、信号処理ステップの処理によって信号
処理された画像データに対応する信号の色度変換を実行
する色度変換ステップと、色度変換ステップの処理によ
り色度が変換された画像データの表示部への表示を制御
する表示制御ステップとを含み、色度変換ステップは、
他の表示部と同一の階調特性を用いて階調補正の演算を
実行する第1の演算ステップと、色度変換のための線形
のマトリクス演算を実行する第2の演算ステップと、表
示部の階調特性を線形に変換するための演算を実行する
第3の演算ステップとを含むことを特徴とする。
【0053】本発明の第2の記録媒体に記録されている
プログラムは、他の表示部に画像データを表示させる場
合と同様の信号処理を実行する信号処理ステップと、信
号処理ステップの処理によって信号処理された画像デー
タに対応する信号の色度変換を実行する色度変換ステッ
プと、色度変換ステップの処理により色度が変換された
画像データの表示部への表示を制御する表示制御ステッ
プとを含み、色度変換ステップは、他の表示部と同一の
階調特性を用いて階調補正の演算を実行する第1の演算
ステップと、色度変換のための線形のマトリクス演算を
実行する第2の演算ステップと、表示部の階調特性を線
形に変換するための演算を実行する第3の演算ステップ
とを含むことを特徴とする。
【0054】本発明の第2のプログラムは、他の表示部
に画像データを表示させる場合と同様の信号処理を実行
する信号処理ステップと、信号処理ステップの処理によ
って信号処理された画像データに対応する信号の色度変
換を実行する色度変換ステップと、色度変換ステップの
処理により色度が変換された画像データの表示部への表
示を制御する表示制御ステップとを含み、色度変換ステ
ップは、他の表示部と同一の階調特性を用いて階調補正
の演算を実行する第1の演算ステップと、色度変換のた
めの線形のマトリクス演算を実行する第2の演算ステッ
プと、表示部の階調特性を線形に変換するための演算を
実行する第3の演算ステップとを含むことを特徴とす
る。
【0055】本発明の色度変換装置および色度変換方
法、並びに第1のプログラムにおいては、第1の表示部
と同一の階調特性を用いて階調補正の演算が実行され、
色度変換のための線形のマトリクス演算が実行され、第
2の表示部の階調特性を線形に変換するための演算が実
行される。
【0056】本発明の表示装置および表示方法、並びに
第2のプログラムにおいては、他の表示部に画像データ
を表示させる場合と同様の信号処理が実行され、信号処
理された画像データに対応する信号の色度変換が実行さ
れ、色度変換において、他の表示部と同一の階調特性を
用いて階調補正の演算が実行され、色度変換のための線
形のマトリクス演算が実行され、表示部の階調特性を線
形に変換するための演算が実行され、色度が変換された
画像データの表示部への表示が制御される。
【0057】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して、本発明の実
施の形態について説明する。
【0058】図7は、本発明を適応したLCD色度変換
装置41の構成を示すブロック図である。LCD色度変
換装置41は、例えば、表示用ディスプレイとしてLC
Dを用いているテレビジョン受信器、あるいはプロジェ
クタなどの表示装置の内部に組み込まれている。
【0059】例えば、図示しないアンテナなどにより受
信された、もしくは、ケーブルなどを介して入力された
映像用信号は、図4を用いて説明したものと同一である
信号処理部11に入力され、従来のCRTに映像を表示
させる場合と同様の処理が施される。
【0060】光源色度変換処理部51は、γ演算部51
−1およびマトリクス演算部51−2によって構成され
ている。光源色度変換処理部51は、信号処理部11か
ら入力された信号に対して、γ演算部51−1におい
て、CRTと同じ非線形特性であるγ1=γcrtを用
いてγ補正を施し、更に、マトリクス演算部51−2に
おいて、3行3列の色度変換行列(n)を乗算する。
【0061】ここで、受信側LCDにおいて、次の式
(54)および式(55)が成り立つ場合、CRTディ
スプレイとLCDとの色再現を同じにするためには、式
(56)が成り立たなければならない。
【数19】 ・・・(54)
【数20】 ・・・(55)
【数21】 ・・・(56)
【0062】式(56)から、次の式(57)が導かれ
る。
【数22】 ・・・(57) 式(57)において、γ_lcd=1とおけば、次の式
(58)が成立し、色度変換行列(n)に非線形要素が
含まれない。
【数23】 ・・・(58) ただし、式(58)の色度変換行列(n)は、次の式
(59)を満たす3行3列の行列である。
【数24】 ・・・(59)
【0063】従って、LED逆γ補正部52は、γ_l
cd=γlcd/γ2=1となるγ2を用いて、入力さ
れた信号に対する逆γ補正を行う。
【0064】図8は、光源色度変換処理部51およびL
ED逆γ補正部52の詳細な構成を示すブロック図であ
る。
【0065】光源色度変換処理部51は、その内部に設
けられているγ演算部51−1において、入力される
r,g,bの各要素に対して、γ1=γcrt(CRT
と同様の非線形特性)でγ補正を施すとともに、γ補正
が施された各要素に、マトリクス演算部51−2におい
て、式(58)および式(59)を用いて説明した、3
行3列の色度変換行列(n)の各要素を乗算する。
【0066】具体的には、r,g,bの各要素が、γc
rt補正部71−1乃至γcrt補正部71−3にそれ
ぞれ入力されて、γ補正が施される。そして、γcrt
補正部71−1の出力は、乗算部72−1、乗算部74
−1、および乗算部76−1に入力されて、式(58)
に示される色度変換行列(n)の要素であるn11,n
21およびn31がそれぞれ乗算される。
【0067】同様に、γcrt補正部71−2の出力
は、乗算部72−2、乗算部74−2、および乗算部7
6−2に入力されて、n12,n22およびn32がそ
れぞれ乗算され、γcrt補正部71−3の出力は、乗
算部72−3、乗算部74−3、および乗算部76−3
に入力されて、n13,n23およびn33がそれぞれ
乗算される。
【0068】そして、乗算部72−1乃至乗算部72−
3における乗算結果は加算部73に、乗算部74−1乃
至乗算部74−3における乗算結果は加算部75に、そ
して、乗算部76−1乃至乗算部76−3における乗算
結果は加算部77に出力され、それぞれ加算される。
【0069】加算部73、加算部75および加算部77
による加算結果(色度変換行列(n)による演算結果)
は、LED逆γ補正部52の逆γ補正部81−1乃至逆
γ補正部81−3に入力されて、γlcd/γ2=1と
なるγ2を用いて逆γ補正が施されて、出力される。
【0070】図7の説明に戻る。LEDγ特性演算部5
3は、LED逆γ補正部52から入力された信号に、L
CDのγ特性を用いてγ補正を施して、輝度レベル
(X,Y,Z)の映像信号を出力し、図示しないLCD
に表示させる。
【0071】コントローラ54は、LCD色度変換装置
41の各部を制御するものであり、光源色度変換処理部
51、LED逆γ補正部52、およびLEDγ特性演算
部53が実行する処理を制御するための制御信号を生成
して、出力する。
【0072】また、コントローラ54には、ドライブ5
5も接続されている。ドライブ55には、必要に応じて
磁気ディスク61、光ディスク62、光磁気ディスク6
3、および半導体メモリ64が装着され、データの授受
を行う。
【0073】CRTの色度点の値を図9(A)に、LC
Dの色度点の値を図9(B)に示す。これらの色度点の
値を、上述した式(26)乃至式(34)に代入して計
算することによって、変換行列(crt)および変換行列
(lcd)の値を求めることができる。そして、上述した
式(38)乃至式(46)を用いて、変換行列(crt)
および変換行列(lcd)それぞれの逆行列を求めること
ができる。変換行列(lcd)の逆行列の値を式(60)
に、変換行列(crt)の値を式(61)に示す。
【0074】
【数25】 ・・・(60)
【数26】 ・・・(61)
【0075】従って、式(60)および式(61)を、
式(59)に代入することにより、光源色度変換処理部
51で用いられる色度変換行列(n)の値を求めること
ができる。
【数27】 ・・・(62)
【0076】そして、LCD逆γ補正部52において施
される逆γ補正、およびLCDγ特性演算部53におい
て施されるγ補正は、γ_lcd=γlcd/γ2=1
が成り立つように実行される。
【0077】図10(A)に、図7のLCD色度変換装
置41における総合のγ特性(すなわち、本発明を適応
したLCD色度変換装置41におけるγ特性γ_lcd
=1)と、LCDγ特性演算部53において施されるL
CDのγ特性γlcdを示す。このガンマ特性の差を調
整するために、LCD逆γ補正部52において、逆γ補
正が施される。この場合の逆γ特性(1/γ2)を図1
0(B)に示す。
【0078】すなわち、本発明を適応した図7のLCD
色度変換装置41においては、出力側(図示しないLC
D)から見てCRT互換になるように、それぞれの信号
の処理が実行されるようになされている。前述した説明
とは逆に、出力側から各構成要素を考えると、最も出力
側に、LCDの階調特性を線形に変換する非線形回路
(LCD逆γ補正部52、および、LCDγ特性演算部
53)が設けられている。それよりも入力側には、LC
Dの色度点と、CRTの色度点を変換する線形の3行3
列のマトリクス回路(光源色度変換処理部51のマトリ
クス演算部51−2)が設けられている。そして、最も
入力側には、CRTの階調特性と同じ特性を有する非線
形回路(光源色度変換処理部51のγ演算部51−1)
が設けられている。
【0079】このような構成を取ることにより、あらゆ
る信号レベルで、CRTディスプレイと互換性のある色
再現を可能とすることができる。また、本発明の色度変
換装置は、線形の色度変換を行うので、回路を比較的簡
単に構成することができるため、コストを削減すること
が可能となり、更に、色度変換前の信号処理部に、従来
のCRTディスプレイ用の信号処理部と同じ回路(図4
および図7を用いて説明した信号処理部11)を利用す
ることができ、開発コストを削減することが可能とな
る。
【0080】なお、ここでは、CRTディスプレイと互
換性のある色再現をLCDにおいて可能とするためのL
CD色度変換装置について説明したが、本発明は、LC
D以外のディスプレイにおいて、CRTディスプレイと
互換性を取ることができる色度変換装置にも適応するこ
とができる。
【0081】上述した一連の処理は、ソフトウェアによ
り実行することもできる。そのソフトウェアは、そのソ
フトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェ
アに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプ
ログラムをインストールすることで、各種の機能を実行
することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュー
タなどに、記録媒体からインストールされる。
【0082】この記録媒体は、図7に示すように、コン
ピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するため
に配布される、プログラムが記録されている磁気ディス
ク61(フロッピー(登録商標)ディスクを含む)、光
ディスク62(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memor
y),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気デ
ィスク63(MD(Mini-Disk)を含む)、もしくは半導
体メモリ64などよりなるパッケージメディアなどによ
り構成される。
【0083】また、本明細書において、記録媒体に記録
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理をも含むものである。
【0084】
【発明の効果】本発明の色度変換装置および色度変換方
法、並びに第1のプログラムによれば、第1の表示部と
同一の階調特性を用いて階調補正の演算を実行し、色度
変換のための線形のマトリクス演算を実行し、第2の表
示部の階調特性を線形に変換するための演算を実行する
ようにしたので、光源色度および階調特性が異なる表示
装置と互換性のある色再現を実現することができる。
【0085】本発明の表示装置および表示方法、並びに
第2のプログラムによれば、他の表示部に画像データを
表示させる場合と同様の信号処理を実行し、信号処理さ
れた画像データに対応する信号の色度変換を実行し、色
度変換において、他の表示部と同一の階調特性を用いて
階調補正の演算を実行し、色度変換のための線形のマト
リクス演算を実行し、表示部の階調特性を線形に変換す
るための演算を実行し、色度が変換された画像データの
表示部への表示を制御するようにしたので、あらゆる信
号レベルで、光源色度および階調特性が異なる表示装置
と互換性のある色再現を可能とするとともに、回路の簡
略化、および共通化によってコストを削減することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】RGB表色系の等色関数について説明するため
の図である。
【図2】XYZ表色系の等色関数について説明するため
の図である。
【図3】光源色度点と変数名の関係、および線形NTSCに
おける光源色度点について説明するための図である。
【図4】従来のCRT非線形色度変換装置の構成を示す
ブロック図である。
【図5】従来のLCD非線形色度変換装置の構成を示す
ブロック図である。
【図6】図5のLCD非線形色度変換装置における、総
合のγ特性、LCDのγ特性γlcd、および逆γ特性
について説明するための図である。
【図7】本発明を適応したLCD色度変換装置の構成を
示すブロック図である。
【図8】図7の光源色度変換処理部およびLCD逆γ補
正部の構成を示すブロック図である。
【図9】CRTとLCDの色度点について説明するため
の図である。
【図10】図7のLCD色度変換装置における、総合の
γ特性、LCDのγ特性γlcd、および逆γ特性につ
いて説明するための図である。
【符号の説明】
11 信号処理部, 41 LCD色度変換装置, 5
1 光源色度変換処理部, 52 LCD逆γ補正部,
53 LCDγ特性演算部, 54 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/36 G09G 3/36 5/02 5/02 B H04N 9/69 H04N 9/69 Fターム(参考) 2H093 NA06 NA51 NC13 NC14 NC62 ND42 ND54 ND60 5C006 AA22 AF46 AF85 BB11 BC16 FA02 5C066 AA03 BA20 CA00 CA05 EA05 EB01 EC05 EE04 GA01 KE04 KM12 KM13 5C080 AA10 BB05 CC03 DD01 DD22 DD27 EE19 EE29 EE30 JJ02 JJ05 5C082 BA20 BA34 BA41 BD01 BD02 CA12 CB01 DA51 DA87 MM04 MM06 MM07

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の表示部と光源色度および階調特性
    が異なる第2の表示部に、前記第1の表示部と色再現に
    おいて互換性のある画像データを表示させるための色度
    変換を実行する色度変換装置において、 前記第1の表示部と同一の階調特性を用いて階調補正の
    演算を実行する第1の演算手段と、 色度変換のための線形のマトリクス演算を実行する第2
    の演算手段と、 前記第2の表示部の階調特性を線形に変換するための演
    算を実行する第3の演算手段とを備えることを特徴とす
    る色度変換装置。
  2. 【請求項2】 前記第3の演算手段は、 第1のガンマ特性によって、逆ガンマ補正を実行する第
    1の補正手段と、 第2のガンマ特性によって、ガンマ補正を実行する第2
    の補正手段とを備え、 前記第2のガンマ特性は、前記第2の表示部のガンマ特
    性であり、 前記第1のガンマ特性は、前記第1の補正手段による逆
    ガンマ補正と前記第2の補正手段によるガンマ補正との
    組み合わせが線形となるように決定されることを特徴と
    する請求項1に記載の色度変換装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の表示部は、CRTディスプレ
    イであり、 前記第2の表示部は、液晶ディスプレイであることを特
    徴とする請求項1に記載の色度変換装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の演算手段は、前記第2の表示
    部に対応する変換行列の逆行列と、前記第1の表示部に
    対応する変換行列との行列の積を用いて前記マトリクス
    演算を実行することを特徴とする請求項1に記載の色度
    変換装置。
  5. 【請求項5】 第1の表示部と光源色度および階調特性
    が異なる第2の表示部に、前記第1の表示部と色再現に
    おいて互換性のある画像データを表示させるための色度
    変換を実行する色度変換装置の色度変換方法において、 前記第1の表示部と同一の階調特性を用いて階調補正の
    演算を実行する第1の演算ステップと、 色度変換のための線形のマトリクス演算を実行する第2
    の演算ステップと、 前記第2の表示部の階調特性を線形に変換するための演
    算を実行する第3の演算ステップとを含むことを特徴と
    する色度変換方法。
  6. 【請求項6】 第1の表示部と光源色度および階調特性
    が異なる第2の表示部に、前記第1の表示部と色再現に
    おいて互換性のある画像データを表示させるための色度
    変換を実行する色度変換装置用のプログラムであって、 前記第1の表示部と同一の階調特性を用いて階調補正の
    演算を実行する第1の演算ステップと、 色度変換のための線形のマトリクス演算を実行する第2
    の演算ステップと、 前記第2の表示部の階調特性を線形に変換するための演
    算を実行する第3の演算ステップとを含むことを特徴と
    するコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録さ
    れている記録媒体。
  7. 【請求項7】 第1の表示部と光源色度および階調特性
    が異なる第2の表示部に、前記第1の表示部と色再現に
    おいて互換性のある画像データを表示させるための色度
    変換を実行する色度変換装置を制御するコンピュータが
    実行可能なプログラムであって、 前記第1の表示部と同一の階調特性を用いて階調補正の
    演算を実行する第1の演算ステップと、 色度変換のための線形のマトリクス演算を実行する第2
    の演算ステップと、 前記第2の表示部の階調特性を線形に変換するための演
    算を実行する第3の演算ステップとを含むことを特徴と
    するプログラム。
  8. 【請求項8】 光源色度および階調特性が異なる他の表
    示部と色再現において互換性のある画像データを表示す
    る表示部を有する表示装置において、 前記他の表示部に前記画像データを表示させる場合と同
    様の信号処理を実行する信号処理手段と、 前記信号処理手段によって信号処理された前記画像デー
    タに対応する信号の色度変換を実行する色度変換手段
    と、 前記色度変換手段により色度が変換された前記画像デー
    タの前記表示部への表示を制御する表示制御手段とを備
    え、 前記色度変換手段は、 前記他の表示部と同一の階調特性を用いて階調補正の演
    算を実行する第1の演算手段と、 色度変換のための線形のマトリクス演算を実行する第2
    の演算手段と、 前記表示部の階調特性を線形に変換するための演算を実
    行する第3の演算手段とを備えることを特徴とする表示
    装置。
  9. 【請求項9】 前記第3の演算手段は、 第1のガンマ特性によって、逆ガンマ補正を実行する第
    1の補正手段と、 第2のガンマ特性によって、ガンマ補正を実行する第2
    の補正手段とを備え、 前記第2のガンマ特性は、前記表示部のガンマ特性であ
    り、 前記第1のガンマ特性は、前記第1の補正手段による逆
    ガンマ補正と前記第2の補正手段によるガンマ補正との
    組み合わせが線形となるように決定されることを特徴と
    する請求項8に記載の表示装置。
  10. 【請求項10】 前記表示部は、液晶ディスプレイであ
    り、 前記他の表示部は、CRTディスプレイであることを特
    徴とする請求項8に記載の表示装置。
  11. 【請求項11】 前記第2の演算手段は、前記表示部に
    対応する変換行列の逆行列と、前記他の表示部に対応す
    る変換行列との行列の積を用いて前記マトリクス演算を
    実行することを特徴とする請求項8に記載の表示装置。
  12. 【請求項12】 光源色度および階調特性が異なる他の
    表示部と色再現において互換性のある画像データを表示
    する表示部を有する表示装置の表示方法において、 前記他の表示部に前記画像データを表示させる場合と同
    様の信号処理を実行する信号処理ステップと、 前記信号処理ステップの処理によって信号処理された前
    記画像データに対応する信号の色度変換を実行する色度
    変換ステップと、 前記色度変換ステップの処理により色度が変換された前
    記画像データの前記表示部への表示を制御する表示制御
    ステップとを含み、 前記色度変換ステップは、 前記他の表示部と同一の階調特性を用いて階調補正の演
    算を実行する第1の演算ステップと、 色度変換のための線形のマトリクス演算を実行する第2
    の演算ステップと、 前記表示部の階調特性を線形に変換するための演算を実
    行する第3の演算ステップとを含むことを特徴とする表
    示方法。
  13. 【請求項13】 光源色度および階調特性が異なる他の
    表示部と色再現において互換性のある画像データを表示
    する表示部を有する表示装置用のプログラムであって、 前記他の表示部に前記画像データを表示させる場合と同
    様の信号処理を実行する信号処理ステップと、 前記信号処理ステップの処理によって信号処理された前
    記画像データに対応する信号の色度変換を実行する色度
    変換ステップと、 前記色度変換ステップの処理により色度が変換された前
    記画像データの前記表示部への表示を制御する表示制御
    ステップとを含み、 前記色度変換ステップは、 前記他の表示部と同一の階調特性を用いて階調補正の演
    算を実行する第1の演算ステップと、 色度変換のための線形のマトリクス演算を実行する第2
    の演算ステップと、 前記表示部の階調特性を線形に変換するための演算を実
    行する第3の演算ステップとを含むことを特徴とするコ
    ンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されてい
    る記録媒体。
  14. 【請求項14】 光源色度および階調特性が異なる他の
    表示部と色再現において互換性のある画像データを表示
    する表示部を有する表示装置を制御するコンピュータが
    実行可能なプログラムであって、 前記他の表示部に前記画像データを表示させる場合と同
    様の信号処理を実行する信号処理ステップと、 前記信号処理ステップの処理によって信号処理された前
    記画像データに対応する信号の色度変換を実行する色度
    変換ステップと、 前記色度変換ステップの処理により色度が変換された前
    記画像データの前記表示部への表示を制御する表示制御
    ステップとを含み、 前記色度変換ステップは、 前記他の表示部と同一の階調特性を用いて階調補正の演
    算を実行する第1の演算ステップと、 色度変換のための線形のマトリクス演算を実行する第2
    の演算ステップと、 前記表示部の階調特性を線形に変換するための演算を実
    行する第3の演算ステップとを含むことを特徴とするプ
    ログラム。
JP2001021082A 2001-01-30 2001-01-30 色度変換装置および色度変換方法、表示装置および表示方法、記録媒体、並びにプログラム Pending JP2002232905A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001021082A JP2002232905A (ja) 2001-01-30 2001-01-30 色度変換装置および色度変換方法、表示装置および表示方法、記録媒体、並びにプログラム
US10/059,794 US7088478B2 (en) 2001-01-30 2002-01-29 Chromaticity conversion device and chromaticity conversion method
EP02250613A EP1229744A3 (en) 2001-01-30 2002-01-29 Chromaticity conversion device and chromaticity conversion method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001021082A JP2002232905A (ja) 2001-01-30 2001-01-30 色度変換装置および色度変換方法、表示装置および表示方法、記録媒体、並びにプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002232905A true JP2002232905A (ja) 2002-08-16

Family

ID=18886691

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001021082A Pending JP2002232905A (ja) 2001-01-30 2001-01-30 色度変換装置および色度変換方法、表示装置および表示方法、記録媒体、並びにプログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7088478B2 (ja)
EP (1) EP1229744A3 (ja)
JP (1) JP2002232905A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006100977A1 (ja) * 2005-03-23 2006-09-28 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 表示装置
JP2006528372A (ja) * 2003-07-21 2006-12-14 トムソン ライセンシング Osdモードの間、入力信号の変化による画面上の変動を回避するためのシステムと方法
EP1480191A3 (en) * 2003-05-19 2007-11-28 Canon Kabushiki Kaisha Image display apparatus
JP2008067343A (ja) * 2006-07-03 2008-03-21 Seiko Instruments Inc 色補正回路、駆動装置および表示装置
WO2008075657A1 (ja) 2006-12-18 2008-06-26 Sony Corporation 表示制御装置、表示制御方法、及びプログラム
WO2008075658A1 (ja) 2006-12-18 2008-06-26 Sony Corporation 画像信号処理装置、画像信号処理方法、及びプログラム
JP2010054537A (ja) * 2008-08-26 2010-03-11 Nec Corp 誤差拡散処理装置、誤差拡散処理方法、及び誤差拡散処理プログラム
WO2011135855A1 (ja) * 2010-04-28 2011-11-03 パナソニック株式会社 画像変換装置及び画像変換方法

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4652535B2 (ja) * 2000-07-25 2011-03-16 キヤノン株式会社 画像処理装置およびその方法
KR20030090849A (ko) * 2002-05-22 2003-12-01 엘지전자 주식회사 영상 디스플레이 장치
US20040081362A1 (en) * 2002-10-25 2004-04-29 Shih-Zheng Kuo Image processing method
JP2004212598A (ja) * 2002-12-27 2004-07-29 Sharp Corp 変換装置、補正回路、駆動装置、表示装置、検査装置および表示方法
US7529004B2 (en) * 2003-06-18 2009-05-05 University Of Southern California Color matching in lighting reproduction systems
FR2858740A1 (fr) * 2003-08-08 2005-02-11 St Microelectronics Sa Dispositif de correction pour systeme d'affichage
KR101030534B1 (ko) * 2003-12-24 2011-04-21 엘지디스플레이 주식회사 액정표시장치의 구동방법 및 구동장치
JP4533156B2 (ja) * 2004-02-02 2010-09-01 キヤノン株式会社 調整回路及び方法
JP4193774B2 (ja) * 2004-08-31 2008-12-10 株式会社セガ 抽選装置
US20060256129A1 (en) * 2005-05-12 2006-11-16 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and system for display color correction
US20070030237A1 (en) * 2005-08-08 2007-02-08 Toppoly Optoelectronics Corp. Source driving method and source driver for liquid crystal display device
US7576724B2 (en) * 2005-08-08 2009-08-18 Tpo Displays Corp. Liquid crystal display device and electronic device
US20080007565A1 (en) * 2006-07-03 2008-01-10 Shinichi Nogawa Color correction circuit, driving device, and display device
EP2046067A4 (en) * 2006-07-25 2010-04-21 Nikon Corp CONVERSION MATRIX DETERMINATION METHOD, IMAGE PROCESSING DEVICE, PICTURE PROCESSING PROGRAM AND PICTURE DEVICE
US8055070B2 (en) * 2007-01-05 2011-11-08 Geo Semiconductor Inc. Color and geometry distortion correction system and method
US8442316B2 (en) 2007-01-05 2013-05-14 Geo Semiconductor Inc. System and method for improving color and brightness uniformity of backlit LCD displays
KR20120136628A (ko) * 2011-06-09 2012-12-20 엘지전자 주식회사 영상표시장치 및 그 동작방법

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10322566A (ja) * 1997-05-21 1998-12-04 Canon Inc 画像処理装置及び画像処理方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09271036A (ja) * 1996-03-29 1997-10-14 Nec Corp カラー画像表示方法及び装置
US6160532A (en) * 1997-03-12 2000-12-12 Seiko Epson Corporation Digital gamma correction circuit, gamma correction method, and a liquid crystal display apparatus and electronic device using said digital gamma correction circuit and gamma correction method
JP3583669B2 (ja) * 1999-10-13 2004-11-04 シャープ株式会社 液晶表示装置
EP1303992A2 (en) * 2000-07-17 2003-04-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Multidisplay apparatus and chromaticity adjustment method for use in the multidisplay apparatus
JP2003015612A (ja) * 2001-06-29 2003-01-17 Nec Corp 液晶ディスプレイの駆動方法、液晶表示装置及びモニタ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10322566A (ja) * 1997-05-21 1998-12-04 Canon Inc 画像処理装置及び画像処理方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1480191A3 (en) * 2003-05-19 2007-11-28 Canon Kabushiki Kaisha Image display apparatus
US7423661B2 (en) 2003-05-19 2008-09-09 Canon Kabushiki Kaisha Image display apparatus
JP2006528372A (ja) * 2003-07-21 2006-12-14 トムソン ライセンシング Osdモードの間、入力信号の変化による画面上の変動を回避するためのシステムと方法
WO2006100977A1 (ja) * 2005-03-23 2006-09-28 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 表示装置
JP2008067343A (ja) * 2006-07-03 2008-03-21 Seiko Instruments Inc 色補正回路、駆動装置および表示装置
WO2008075657A1 (ja) 2006-12-18 2008-06-26 Sony Corporation 表示制御装置、表示制御方法、及びプログラム
WO2008075658A1 (ja) 2006-12-18 2008-06-26 Sony Corporation 画像信号処理装置、画像信号処理方法、及びプログラム
JP2010054537A (ja) * 2008-08-26 2010-03-11 Nec Corp 誤差拡散処理装置、誤差拡散処理方法、及び誤差拡散処理プログラム
WO2011135855A1 (ja) * 2010-04-28 2011-11-03 パナソニック株式会社 画像変換装置及び画像変換方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP1229744A3 (en) 2004-08-25
EP1229744A2 (en) 2002-08-07
US20020135828A1 (en) 2002-09-26
US7088478B2 (en) 2006-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002232905A (ja) 色度変換装置および色度変換方法、表示装置および表示方法、記録媒体、並びにプログラム
JP4445693B2 (ja) プロジェクタの投射面色補正方法、プロジェクタの投射面色補正システムおよびプロジェクタの投射面色補正用プログラム
JP4705917B2 (ja) ソース・カラー空間からターゲット・カラー空間に変換するための方法及び装置
KR100710302B1 (ko) 디스플레이 장치의 색보정 장치 및 방법
US6724435B2 (en) Method for independently controlling hue or saturation of individual colors in a real time digital video image
JP3707350B2 (ja) 画像表示システム、プロジェクタ、画像処理方法および情報記憶媒体
CN101521001B (zh) 显示装置的色彩校正方法及装置
US7170634B2 (en) Picture display system, picture data processing method, and program for performing color correction of output pictures
KR20080015101A (ko) 색 변환 휘도 보정 방법 및 장치
JP2003050572A (ja) 画像表示システム、プロジェクタ、プログラム、情報記憶媒体および画像処理方法
KR20080031947A (ko) Rgbw 디스플레이를 구동하는 컬러 신호들을 변환하는방법 및 장치와, 이를 이용한 디스플레이
JP2001119714A (ja) 白色信号成分を求める方法及び装置並びに映像の輝度を調整する方法及び装置
JPWO2003001499A1 (ja) 画像表示システム、プロジェクタ、画像処理方法および情報記憶媒体
JPH10229499A (ja) 色変換方法及びその装置並びにプログラムを記録した機械読み取り可能な記録媒体
WO2002076106A1 (fr) Systeme d'affichage d'images adaptatif a tout environnement, support de memorisation d'informations et procede de traitement d'images
US9013502B2 (en) Method of viewing virtual display outputs
US7742205B2 (en) Perceptual color matching method between two different polychromatic displays
JP4506616B2 (ja) 画像表示装置、画像処理方法およびプログラム
JP2001306054A (ja) 表示装置
JP2007259472A (ja) プロジェクタの投射面色補正方法、プロジェクタの投射面色補正システムおよびプロジェクタの投射面色補正用プログラム
US11695907B2 (en) Video pipeline system and method for improved color perception
JP2001251640A (ja) 色彩特性変換方法及び画像表示装置
JP5041538B2 (ja) カラー画質を調整するためのシステムおよび方法
JPH1074256A (ja) 彩度補正方法および彩度補正装置
JP2001036758A (ja) 色補正処理方法および色補正処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100902

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110719