JP2001251640A - 色彩特性変換方法及び画像表示装置 - Google Patents

色彩特性変換方法及び画像表示装置

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JP2001251640A JP2000059396A JP2000059396A JP2001251640A JP 2001251640 A JP2001251640 A JP 2001251640A JP 2000059396 A JP2000059396 A JP 2000059396A JP 2000059396 A JP2000059396 A JP 2000059396A JP 2001251640 A JP2001251640 A JP 2001251640A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 色調整技術の知識を持たないと好みの色に調
整することが困難であるとともに、色調整を繰り返し実
施する必要があるなどの課題があった。 【解決手段】 目標色の再現特性データと画像表示装置
の色再現特性データから、画像表示装置上で目標色を再
現するための目標表示データを算出し、その目標表示デ
ータから画像表示装置の色変換特性パラメータを算出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、使用者による目
標色の再現特性の調整を許容する色彩特性変換方法及び
画像表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は例えば特開平5−48885号
公報に示された従来の画像表示装置を示す構成図であ
り、図において、1はCPU7の処理内容等を入力する
入力手段、2はキーボード、3はマウス、4は画像表示
処理を実行する制御部、5は制御部4の入力回路、6は
色変換シミュレーションプログラム等を記憶するメモ
リ、7は色変換シミュレーションプログラム等を実行す
るCPU、8は制御部4の出力回路、9は画像表示部、
10は原画像、11a〜11hは処理画像、12は設定
パラメータ、13はハードコピー装置である。
【0003】次に動作について説明する。ハードコピー
装置13の色再現特性を調整する場合、まず、制御部4
のCPU7は、入力手段1から入力された処理内容にし
たがって原画像10の読み込みを実行し、その原画像1
0を画像表示部9に表示する。
【0004】そして、CPU7は、メモリ6に記憶され
ている色変換シミュレーションプログラムを実行するこ
とにより、ハードコピー装置13で行われる色変換をシ
ミュレーションする。即ち、ハードコピー装置13が原
画像10を入力したとき、ハードコピー装置13が色変
換を実施して出力する処理画像11a〜11hを推定
し、その処理画像11a〜11hを画像表示部9に表示
する。なお、処理画像11a〜11hは色変換特性パラ
メータが相互に異なり、画像の色が微妙に異なる。
【0005】このようにして、原画像10と処理画像1
1a〜11hが画像表示部9に表示された後、画像表示
装置の使用者が入力手段1を用いて、処理画像11a〜
11hのうち、原画像10に最も画像の色が近い処理画
像を選択すると、CPU7はその処理画像の色変換特性
パラメータを最適パラメータに決定し、その色変換特性
パラメータをハードコピー装置13に出力する。
【0006】以降、ハードコピー装置13は当該色変換
特性パラメータを用いて、入力画像の色変換を実施す
る。なお、複数種類の色変換特性パラメータを決定する
場合には、上記と同様の動作を複数回繰り返すことによ
り、最適パラメータを決定する。
【0007】この画像表示装置においては、入力手段1
により指定された処理内容に応じてハードコピー装置1
3の色変換をシミュレーションし、複数の処理画像11
a〜11hから最適な処理画像を選択することにより色
変換特性パラメータを決定するため、複数種類の色変換
特性パラメータを個別に調整することができる。したが
って、3色(赤、緑、青)の信号強度のみを調整する場
合に比べて調整の自由度が高くなる利点を有する。
【0008】しかし、調整色が複数存在し、調整の自由
度が高いため、色調整技術の知識を持たない使用者は、
容易に好みの色に調整することが困難である。特に肌色
などの中間色を調整するには、繰り返し調整が必要とな
る。また、色毎に調整するため、複数の色を調整する場
合、繰り返し色調整を行う必要がある。
【0009】また、CPU7がハードコピー装置13の
色変換をシミュレーションすることにより、処理画像1
1a〜11hを表示するので、CPU7のシミュレーシ
ョン精度が低いと、処理画像11a〜11hが適切に表
示されず、最適パラメータを決定することができなくな
る。
【0010】さらに、最適パラメータを決定するために
はCPU7がシミュレーションを実行する必要がある
が、シミュレーションの実行はCPU7に大きな負荷を
与えるので、高速処理が困難なCPUを使用する場合、
動画に対するリアルタイムな処理が困難になる。特に、
上記のように、複数の処理画像11a〜11hを並べて
表示する場合、その処理画像11a〜11hの枚数と同
じ回数のシミュレーションの実行が必要となるため、C
PU7に与える負荷が更に大きくなり、CPU7の処理
速度が問題になる。なお、複数の処理画像11a〜11
hを並べて表示する場合、画像表示部9に表示される処
理画像11a〜11hの大きさが小さくなるため、パラ
メータ決定後にハードコピー装置13から出力される画
像とは異なる印象を受けることがある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像表示装置は
以上のように構成されているので、色調整技術の知識を
持たないと好みの色に調整することが困難であるととも
に、色調整を繰り返し実施する必要がある課題があっ
た。また、CPU7のシミュレーション精度が低いと、
処理画像11a〜11hが適切に表示されないため、最
適パラメータを決定することができなくなる課題があっ
た。さらに、シミュレーションの実行に伴うCPU7の
負荷が増加すると、動画に対するリアルタイムな処理が
困難になる課題もあった。
【0012】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、色調整技術の知識を持たなくて
も、速やかに好みの色に調整することができる色彩特性
変換方法及び画像表示装置を得ることを目的とする。ま
た、この発明は、CPUのシミュレーションを不要にし
て、動画に対するリアルタイムな処理を可能にすること
ができる色彩特性変換方法及び画像表示装置を得ること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係る色彩特性
変換方法は、指定ステップにより指定された目標色の再
現特性データと画像表示装置の色再現特性データから、
画像表示装置上で目標色を再現するための目標表示デー
タを算出し、その目標表示データから画像表示装置の色
変換特性パラメータを算出するようにしたものである。
【0014】この発明に係る色彩特性変換方法は、色彩
度調整データが入力された場合、その色彩度調整データ
を考慮して色変換特性パラメータを算出するようにした
ものである。
【0015】この発明に係る色彩特性変換方法は、色相
調整データが入力された場合、その色相調整データを考
慮して色変換特性パラメータを算出するようにしたもの
である。
【0016】この発明に係る色彩特性変換方法は、画像
表示装置の色変換特性パラメータを算出する際、目標表
示データから白バランス調整用のパラメータを算出する
ようにしたものである。
【0017】この発明に係る色彩特性変換方法は、目標
表示データ算出ステップにより算出された目標表示デー
タから複数の比較データを算出して、その複数の比較デ
ータから差異データを算出し、その差異データに基づい
て色変換特性パラメータを算出するようにしたものであ
る。
【0018】この発明に係る色彩特性変換方法は、目標
表示データがR,G,Bの色データから構成される場
合、R,G,Bの色データ中の最大値、最小値及び中間
値を比較データとして、その最大値と最小値の偏差を第
1の差異データとするとともに、その最大値と中間値の
偏差又は中間値と最小値の偏差を第2の差異データとす
るようにしたものである。
【0019】この発明に係る色彩特性変換方法は、画像
表示装置の色変換特性パラメータを算出する際、色相の
調整に関する色変換特性パラメータを含めて、少なくと
も3種類の色変換特性パラメータを算出するようにした
ものである。
【0020】この発明に係る色彩特性変換方法は、指定
ステップにより指定された目標色の再現特性データと画
像表示装置の色再現特性データには、6色の代表色相の
明度に関するデータが含まれているようにしたものであ
る。
【0021】この発明に係る画像表示装置は、指定手段
により指定された目標色の再現特性データと画像表示部
の色再現特性データから、画像表示部上で目標色を再現
するための目標表示データを算出する目標表示データ算
出手段を設けるとともに、その目標表示データ算出手段
により算出された目標表示データから画像表示部の色変
換特性パラメータを算出する色変換特性パラメータ算出
手段を設けるようにしたものである。
【0022】この発明に係る画像表示装置は、色彩度調
整データが入力された場合、色変換特性パラメータ算出
手段が色彩度調整データを考慮して色変換特性パラメー
タを算出するようにしたものである。
【0023】この発明に係る画像表示装置は、色相調整
データが入力された場合、色変換特性パラメータ算出手
段が色相調整データを考慮して色変換特性パラメータを
算出するようにしたものである。
【0024】この発明に係る画像表示装置は、画像表示
部の色変換特性パラメータを算出する際、色変換特性パ
ラメータ算出手段が目標表示データから白バランス調整
用のパラメータを算出するようにしたものである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による色
彩特性変換方法を示すフローチャートであり、図におい
て、ST1は基準となる色空間における目標色の再現特
性データを指定するとともに、画像表示装置の色再現特
性データを指定し、その目標色の再現特性データと画像
表示装置の色再現特性データから、画像表示装置上で目
標色を再現するための目標表示データを算出する目標表
示データ決定ステップ、ST2は目標表示データ決定ス
テップST1により算出された目標表示データから画像
表示装置の色変換特性パラメータを算出する色変換特性
パラメータ算出ステップである。
【0026】図2は目標表示データ決定ステップST1
の詳細処理を示すフローチャートであり、図において、
ST11は種々の色空間の中から、使用者により指定さ
れた目標色を含む色空間に係る目標色再現特性ファイル
を指定する目標色再現特性ファイル指定ステップ、ST
12は目標色再現特性ファイル指定ステップST11に
より指定された目標色再現特性ファイルから目標色の再
現特性データを出力する目標色再現特性データ指定ステ
ップである。
【0027】ST13は種々の画像表示装置のうち、色
変換対象の画像表示装置に係る色再現特性ファイルを指
定する画像表示装置の色再現特性ファイル指定ステッ
プ、ST14は画像表示装置の色再現特性ファイル指定
ステップST13により指定された色再現特性ファイル
から画像表示装置の色再現特性データを出力する画像表
示装置の色再現特性データ指定ステップである。なお、
目標色再現特性ファイル指定ステップST11,目標色
再現特性データ指定ステップST12,画像表示装置の
色再現特性ファイル指定ステップST13及び画像表示
装置の色再現特性データ指定ステップST14から指定
ステップが構成されている。
【0028】ST15は目標色再現特性データ指定ステ
ップST12から出力された目標色の再現特性データと
画像表示装置の色再現特性データ指定ステップST14
から出力された画像表示装置の色再現特性データから、
画像表示装置上で目標色を再現するための目標表示デー
タを算出する目標表示データ算出ステップである。
【0029】図3は色変換特性パラメータ算出ステップ
ST2の詳細処理を示すフローチャートであり、図にお
いて、ST21は目標表示データ決定ステップST1に
より算出された目標表示データから複数の比較データを
算出する比較データ算出ステップ、ST22は比較デー
タ算出ステップST21により算出された複数の比較デ
ータから差異データを算出する差異データ算出ステッ
プ、ST23は差異データ算出ステップST22により
算出された差異データに基づいて色変換特性パラメータ
を算出する係数算出ステップである。
【0030】次に動作について説明する。目標表示デー
タ決定ステップST1には、予め、種々の色空間毎の目
標色再現特性ファイルと、種々の画像表示装置毎の色再
現特性ファイルが記憶されている。種々の画像表示装置
のうち、使用者が任意の画像表示装置の色変換特性を調
整する場合、まず、目標表示データ決定ステップST1
の目標色再現特性ファイル指定ステップST11におい
て、種々の色空間の中から、使用者により指定された目
標色を含む色空間に係る目標色再現特性ファイルを指定
する。
【0031】ここで、図4は目標色再現特性ファイルの
データ構造を示す説明図である。目標色再現特性ファイ
ルに記述されている目標色の再現特性データとしては、
色相色再現データである色空間(例えば、基準色の再現
が可能なCRTや液晶パネルの固有の色空間と、標準色
空間sRGBやNTSC色空間等が考えられる)の入力
信号値21と、その入力信号値21を画像表示装置に与
えたときの測色データ22がある。
【0032】例えば、入力信号値21としてはRGB信
号値、測色データ22としてはXYZ三刺激値を用い
る。図4において、色相色再現データは少なくとも6色
相の純色、即ち、赤(255,0,0)、緑(0,25
5,0)、青(0,0,255)、シアン(0,25
5,255)、マゼンタ(255,0,255)、イエ
ロー(255,255,0)の他に、白(255,25
5,255)と上記6色相の中間純色を含み、これらの
色データは色度(明度、色相、彩度)に関するデータで
ある。ここで、純色とは一つの色相の中で彩度が最も高
くなる色をいい、中間純色とは純色と無彩色間の彩度を
有する色のことをいう。
【0033】目標色再現特性データ指定ステップST1
2では、目標色再現特性ファイル指定ステップST11
により指定された目標色再現特性ファイルから目標色の
再現特性データを選択して出力する。即ち、目標色再現
特性ファイルには、目標色の再現特性データの他に、そ
の目標色と色空間が同一の他色の再現特性データも記述
されているので、使用者により指定された色の再現特性
データを選択して出力する。ただし、目標色の再現特性
データは、少なくとも6色相の純色と、白(255,2
55,255)と、上記6色相の中間純色を含むものと
する。
【0034】一方、目標表示データ決定ステップST1
における画像表示装置の色再現特性ファイル指定ステッ
プST13において、種々の画像表示装置のうち、色変
換対象の画像表示装置(例えば、CRTや液晶パネル)
に係る色再現特性ファイルを指定する。
【0035】ここで、図5は画像表示装置に係る色再現
特性ファイルのデータ構造を示す説明図である。色再現
特性ファイルに記述されている画像表示装置の色再現特
性データとしては、γ特性値23と、色相色再現データ
である色変換対象の画像表示装置の入力信号値24と、
その入力信号値21を色変換対象の画像表示装置に与え
たときの測色データ25がある。
【0036】例えば、入力信号値24としてはRGB信
号値、測色データ25としてはXYZ三刺激値を用い
る。図5の例では、γ特性値23は、入力信号値24の
RGB毎に求めた値を用いるが、画像表示装置の色再現
特性データのデータサイズを小さくする場合には、RG
Bに共通のγ特性値23を使用してもよい。色相色再現
データは少なくとも3色相の純色、即ち、赤(255,
0,0)、緑(0,255,0)、青(0,0,25
5)の他に、黒(0,0,0)と白(255,255,
255)を含み、これらの色データは色度(明度、色
相、彩度)に関するデータである。
【0037】画像表示装置の色再現特性データ指定ステ
ップST14では、画像表示装置の色再現特性ファイル
指定ステップST13により指定された色再現特性ファ
イルから画像表示装置の色再現特性データを出力する。
即ち、画像表示装置の色再現特性ファイルには、複数の
色再現特性データが記述されているので、使用者により
指定された色の色再現特性データを選択して出力する。
ただし、画像表示装置の色再現特性データは、少なくと
も3色相の純色と、黒(0,0,0)と、白(255,
255,255)を含むものとする。
【0038】目標色再現特性データ指定ステップST1
2から目標色の再現特性データが出力され、画像表示装
置の色再現特性データ指定ステップST14から画像表
示装置の色再現特性データが出力されると、目標表示デ
ータ算出ステップST15において、その目標色の再現
特性データと画像表示装置の色再現特性データから、画
像表示装置上で目標色を再現するための目標表示データ
(画像表示装置上で目標色を再現させる際に、画像表示
装置に与える入力信号値)を算出する。
【0039】ここで、目標表示データがRGB信号値で
ある場合の算出方法を例示する。図6は目標表示データ
算出ステップST15の詳細処理を示すフローチャート
であり、図において、ST31は逆マトリクス係数を算
出する逆マトリクス係数算出ステップ、ST32は逆マ
トリクス係数を用いてマトリクス演算を実行することに
より、目標表示データを求めるマトリクス演算ステップ
である。
【0040】逆マトリクス係数算出ステップST31で
は、画像表示装置の色再現特性データ指定ステップST
14から画像表示装置の色再現特性データを受けると、
その色再現特性データから構成されるマトリクス係数か
ら逆マトリクス係数を算出する(下記に示す式(1)を
参照)。そして、マトリクス演算ステップST32で
は、目標色再現特性データ指定ステップST12から出
力された目標色の再現特性データを式(1)に代入し
て、マトリクス演算を実行することにより目標表示デー
タを求める。
【0041】
【数1】
【0042】ここで、RmγR,GmγG,BmγB
目標表示データ(画像表示装置の入力信号値)、Xm,
Ym,Zmは目標色の再現特性データに相当する。ま
た、γは黒→原色(赤、緑、青)→白に向かう階調色の
デジタル値と輝度の関係を表わす特性のことである。こ
こでは、3色相毎に異なるγ特性値23を用いている
が、3色相とも同一のγ特性値23を用いてもよい。X
Rm,YRm,ZRm,XGm,YGm,ZGm,XBm,YBm
Bm,XBk,YBk,ZBkは画像表示装置の色再現特性デ
ータに設定されている値であり、特に、XRm,Y Rm,Z
Rmは赤(255,0,0)を出力するときの色度、
Gm,YGm,ZGmは緑(0,255,0)を出力すると
きの色度、XBm,YBm,ZBmは青(0,0,255)を
出力するときの色度、XBk,YBk,ZBkは黒(0,0,
0)を出力するときの色度である。
【0043】このように、3色相の色度XRm,YRm,Z
Rm,XGm,YGm,ZGm,XBm,YBm,ZBm及び目標色の
再現特性データXm,Ym,Zmから黒の色度XBk,Y
Bk,ZBkを減算することにより、画像表示装置のオフセ
ット調整が行われて、最終的に目標表示データR
γR,GmγG,BmγBが算出される。画像表示装
置の目標表示データRmγR,GmγG,BmγBの算
出は、上記マトリクス演算以外にもルックアップテーブ
ルLUTにより求めることができる。
【0044】次に、色変換特性パラメータ算出ステップ
ST2では、目標表示データ決定ステップST1により
算出された目標表示データRmγR,GmγG,Bm
γBから画像表示装置の色変換特性パラメータを算出す
る。以下、色変換特性パラメータの算出例を説明する
が、ここでは目標表示データに6色相(赤、緑、青、シ
アン、マゼンタ、イエロー)の中間純色データのみが含
まれる場合について説明する。
【0045】色変換特性パラメータ算出ステップST2
の比較データ算出ステップST21では、目標表示デー
タ決定ステップST1により算出された目標表示データ
Rm γR,GmγG,BmγBから複数の比較データを
算出する。即ち、RmγR,GmγG,BmγBの中で
値が最大のデータを最大値A、最小のデータを最小値
E、中間のデータを中間値Dとして、最大値A,最小値
E及び中間値Dを比較データとする。
【0046】差異データ算出ステップST22は、比較
データ算出ステップST21により算出された複数の比
較データ、即ち、最大値A,最小値E及び中間値Dから
差異データS1,S2を算出する。具体的には、最大値
A,最小値E及び中間値Dを下記の式(2)に代入し
て、差異データS1,S2を算出する。ここで、差異デ
ータとは所定の色相における彩度移動量のことである。
【0047】
【数2】
【0048】係数算出ステップST23では、差異デー
タ算出ステップST22により算出された差異データS
1,S2に基づいて色変換特性パラメータを算出する。
即ち、差異データS1,S2と、所定の色相における信
号値P(例えば、DR6,DG6,DB6)とを下記の
式(3)に代入して、色変換特性パラメータを算出す
る。なお、重み付け係数が乗算された信号値Pを用いて
もよい。
【0049】
【数3】
【0050】ここで、色変換特性パラメータは少なくと
も3つの係数、即ち、色相及び彩度の調整に関係する第
1の係数r,g,b,c,m,yと、色相間の調整に関
係する第2及び第3の係数から構成される。例えば、第
1の係数のrは画像データの信号値(R,G,B)に関
係する3つの係数r(R),r(G),r(B)から構
成される。第1の係数のg,b,c,m,yも同様であ
る。なお、この色相を調整するための色彩特性変換方法
は、彩度を調整する色彩特性変換方法と組み合わせて利
用してもよい。
【0051】以上で明らかなように、この実施の形態1
によれば、目標色の再現特性データと画像表示装置の色
再現特性データから、画像表示装置上で目標色を再現す
るための目標表示データを算出し、その目標表示データ
から画像表示装置の色変換特性パラメータを算出するよ
うに構成したので、色調整技術の知識を持たなくても、
速やかに好みの色に調整することができる効果を奏す
る。また、CPUのシミュレーションが不要になるた
め、動画に対するリアルタイムな処理が可能になる効果
を奏する。
【0052】実施の形態2.図7はこの発明の実施の形
態2による色彩特性変換方法の目標表示データ決定ステ
ップST1の詳細処理を示すフローチャートであり、図
において、図2と同一符号は同一または相当部分を示す
ので説明を省略する。ST16は目標色再現特性データ
算出ステップ、ST17は画像表示装置の色再現特性デ
ータ算出ステップである。
【0053】次に動作について説明する。上記実施の形
態1では、入力信号値21と測色データ22から構成さ
れる目標色の色相色再現データが少なくとも6色相の純
色と、白(255,255,255)と、上記6色相の
中間純色を含むものについて示したが、さらに、少なく
とも6色相における彩度が同一になる中間純色におい
て、各色相の黒(0,0,0)〜中間純色〜白(25
5,255,255)に向かう階調色データが含まれる
ようにしてもよい。
【0054】この場合、目標色再現特性データ算出ステ
ップST16が上記の階調色データを全て用いて目標色
の再現特性データを算出することになるので、参照デー
タ数が多くなり、算出精度が高くなる。また、純色と同
じ色相において、彩度が0〜純色にある中間純色を含む
黒(0,0,0)〜中間純色〜白(255,255,2
55)に向かう階調色のデータを含めてもよく、この中
間純色をとおる階調データを参照して目標色の再現特性
データを算出してもよい。また、純色と同じ色相におい
て、彩度が0〜純色にある複数の中間純色を用いて、目
標色の再現特性データを算出してもよい。また、目標色
の再現特性データの指定方法は、算出精度に応じて目標
色の再現特性データ数の組み合わせを予め記憶してお
き、使用者がその算出精度に応じてその組み合わせを選
択してもよい。
【0055】上記実施の形態1では、入力信号値24と
測色データ25から構成される画像表示装置の色相色再
現データが少なくとも3色相の純色と、黒(0,0,
0)と、白(255,255,255)を含むものにつ
いて示したが、さらに、入力信号値21及び色相は各色
相の黒(0,0,0)〜純色〜白(255,255,2
55)に向かう階調色データが含まれるようにしてもよ
い。
【0056】この場合、画像表示装置の色再現特性デー
タ算出ステップST17が上記の階調色データより誤差
が最も小さくなる近似γ特性値23を演算して、その近
似γ曲線上にのる純色の色度を演算し、3色相の純色の
色相色再現データとしてもよい。ここで演算としては、
最小二乗法などの重回帰分析が考えられる。
【0057】以上で明らかなように、この実施の形態2
によれば、上記実施の形態1と同様の効果を奏するとと
もに、目標表示データの算出精度が高まるため、色変換
特性パラメータの算出精度が向上する効果を奏する。
【0058】実施の形態3.図8はこの発明の実施の形
態3による色彩特性変換方法の色変換特性パラメータ算
出ステップST2の詳細処理を示すフローチャートであ
り、図において、図3と同一符号は同一または相当部分
を示すので説明を省略する。ST24は色彩度調整デー
タが入力された場合、その色彩度調整データを考慮し
て、係数算出ステップST23により算出された色変換
特性パラメータを調整する色彩度調整ステップである。
なお、図8では、色変換特性パラメータ算出ステップS
T2と別個に色彩度調整ステップST24を設けたもの
について示しているが、色彩度調整ステップST24が
色変換特性パラメータ算出ステップST2の一部を構成
するようにしてもよい。
【0059】次に動作について説明する。上記実施の形
態1では、目標表示データから色変換特性パラメータを
算出するものについて示したが、色彩度調整データを考
慮して、その色変換特性パラメータを調整するようにし
てもよい。
【0060】例えば、標準色空間において青色の彩度を
調整したい場合、色彩度調整ステップST24におい
て、係数算出ステップST23により算出された色変換
特性パラメータのうち、青の彩度を調整するために有効
となる青の色相における第1の係数bを指定して、第1
の係数bを調整する。例えば、色彩度調整データが“+
1”であれば、第1の係数bに“1”を加算し、色彩度
調整データが“−1”であれば、第1の係数bから
“1”を減算する。
【0061】これにより、この実施の形態3によれば、
特定の色のみを指定して、特定の色の彩度を調整するこ
とができるため、目標色の再現性が向上する効果を奏す
る。
【0062】実施の形態4.図9はこの発明の実施の形
態4による色彩特性変換方法の色変換特性パラメータ算
出ステップST2の詳細処理を示すフローチャートであ
り、図において、図3と同一符号は同一または相当部分
を示すので説明を省略する。ST25は色相調整データ
が入力された場合、その色相調整データを考慮して、係
数算出ステップST23により算出された色変換特性パ
ラメータを調整する色相調整ステップである。なお、図
9では、色変換特性パラメータ算出ステップST2と別
個に色相調整ステップST25を設けたものについて示
しているが、色相調整ステップST25が色変換特性パ
ラメータ算出ステップST2の一部を構成するようにし
てもよい。
【0063】次に動作について説明する。上記実施の形
態3では、色彩度調整データを考慮して、その色変換特
性パラメータを調整するものについて示したが、色相調
整データを考慮して、その色変換特性パラメータを調整
するようにしてもよい。
【0064】例えば、標準色空間において肌色を赤くし
たい場合、色相調整ステップST25において、係数算
出ステップST23により算出された色変換特性パラメ
ータのうち、肌色を赤く調整するために有効となる赤と
イエローの色相における第1の係数等を指定して、第1
の係数等を調整する。
【0065】これにより、この実施の形態4によれば、
特定の色のみを指定して、特定の色の色相を調整するこ
とができるため、目標色の再現性が向上する効果を奏す
る。
【0066】実施の形態5.図10はこの発明の実施の
形態5による色彩特性変換方法の色変換特性パラメータ
算出ステップST2の詳細処理を示すフローチャートで
あり、図において、図3と同一符号は同一または相当部
分を示すので説明を省略する。ST26は白の目標表示
データから白バランス調整データ(白バランス調整用の
パラメータ)を算出する白バランス調整ステップであ
る。なお、図10では、色変換特性パラメータ算出ステ
ップST2と別個に白バランス調整ステップST26を
設けたものについて示しているが、白バランス調整ステ
ップST26が色変換特性パラメータ算出ステップST
2の一部を構成するようにしてもよい。
【0067】次に動作について説明する。上記実施の形
態1では、目標表示データから色変換特性パラメータを
算出するものについて示したが、目標表示データから白
バランス調整データを算出するようにしてもよい。
【0068】即ち、白バランス調整ステップST26で
は、目標表示データ決定ステップST1により算出され
た目標表示データから白バランス調整データを算出し、
その白バランス調整データを第4の係数に設定する。白
バランス調整データの演算方法としては、256<R,
G,Bとなる白の目標表示データが存在する場合は、2
56<R,G,Bとなる全てのR,G,Bのデータを
“255”に設定する方法がある。また、R,G,Bの
データの中で最大となる値Mを求め、白の目標表示デー
タの比を変えずに、R’=R/M*255、G’=G/
M*255、B’=B/M*255を算出する方法があ
る。
【0069】これにより、この実施の形態5によれば、
白バランスが調整された色変換特性パラメータを得るこ
とができるため、目標色の再現性が向上する効果を奏す
る。
【0070】実施の形態6.図11はこの発明の実施の
形態6による画像表示装置を示す構成図であり、図にお
いて、31は画像データRi1,Gi1,Bi1を入力
して所定の入力画像処理を実施し、画像処理後の画像デ
ータRi,Gi,Biを出力する画像データ入力手段、
32は上記実施の形態1〜5における何れかの色彩特性
変換方法を実施する色変換特性算出手段(指定手段、目
標表示データ算出手段、色変換特性パラメータ算出手
段)、33は色変換特性算出手段32により算出された
色変換特性パラメータを用いて画像データRi,Gi,
Biに対する色変換処理を実行して、画像データRo,
Go,Boを出力する色変換手段、34は色変換手段3
3が出力する画像データRo,Go,Boを入力して所
定の出力画像処理を実施し、画像処理後の画像データR
o1,Go1,Bo1を出力する画像データ出力手段、
35は画像データRo1,Go1,Bo1にしたがって
画像を表示する画像表示手段(画像表示部)である。
【0071】次に動作について説明する。まず、画像デ
ータ入力手段31は、画像データRi1,Gi1,Bi
1を入力すると、所定の入力画像処理を実施し、画像処
理後の画像データRi,Gi,Biを出力する。入力画
像処理としては、画像データRi1,Gi1,Bi1の
特性に応じた階調補正処理や画素数変換処理などが考え
られる。
【0072】色変換手段33は、画像データ入力手段3
1が画像処理後の画像データRi,Gi,Biを出力す
ると、色変換特性算出手段32により算出された色変換
特性パラメータ(上記実施の形態1〜5において算出さ
れた色変換特性パラメータ)を用いて、画像データR
i,Gi,Biに対する色変換処理を実行して、画像デ
ータRo,Go,Boを出力する。
【0073】画像データ出力手段34は、色変換手段3
3が画像データRo,Go,Boを出力すると、所定の
出力画像処理を実施し、画像処理後の画像データRo
1,Go1,Bo1を出力する。出力画像処理として
は、画像表示手段35の特性に応じた階調補正処理やデ
ータフォーマット変換処理などが考えられる。なお、画
像表示手段35としては、液晶パネルやCRT、プロジ
ェクタなどが考えられる。そして、画像表示手段35
は、画像データ出力手段34が出力する画像データRo
1,Go1,Bo1にしたがって画像を表示する。
【0074】以上で明らかなように、この実施の形態6
によれば、目標色の再現特性データと画像表示手段35
の色再現特性データから、画像表示手段35上で目標色
を再現するための目標表示データを算出し、その目標表
示データから画像表示手段35の色変換特性パラメータ
を算出するように構成したので、色調整技術の知識を持
たなくても、速やかに好みの色に調整することができる
効果を奏する。また、CPUのシミュレーションが不要
になるため、動画に対するリアルタイムな処理が可能に
なる効果を奏する。さらに、画像表示装置と別個にコン
トローラを設けることなく、画像表示装置単体で色調整
を実施することができる効果を奏する。
【0075】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、指定
ステップにより指定された目標色の再現特性データと画
像表示装置の色再現特性データから、画像表示装置上で
目標色を再現するための目標表示データを算出し、その
目標表示データから画像表示装置の色変換特性パラメー
タを算出するように構成したので、色調整技術の知識を
持たなくても、速やかに好みの色に調整することができ
る効果がある。また、CPUのシミュレーションが不要
になるため、動画に対するリアルタイムな処理が可能に
なる効果がある。
【0076】この発明によれば、色彩度調整データが入
力された場合、その色彩度調整データを考慮して色変換
特性パラメータを算出するように構成したので、特定の
色のみを指定して、特定の色の彩度を調整することがで
きる結果、目標色の再現性が向上する効果がある。
【0077】この発明によれば、色相調整データが入力
された場合、その色相調整データを考慮して色変換特性
パラメータを算出するように構成したので、特定の色の
みを指定して、特定の色の色相を調整することができる
結果、目標色の再現性が向上する効果がある。
【0078】この発明によれば、画像表示装置の色変換
特性パラメータを算出する際、目標表示データから白バ
ランス調整用のパラメータを算出するように構成したの
で、白バランスが調整された色変換特性パラメータを得
ることができる結果、目標色の再現性が向上する効果が
ある。
【0079】この発明によれば、目標表示データ算出ス
テップにより算出された目標表示データから複数の比較
データを算出して、その複数の比較データから差異デー
タを算出し、その差異データに基づいて色変換特性パラ
メータを算出するように構成したので、複雑な処理を実
行することなく、簡単に色変換特性パラメータを算出す
ることができる効果がある。
【0080】この発明によれば、目標表示データがR,
G,Bの色データから構成される場合、R,G,Bの色
データ中の最大値、最小値及び中間値を比較データとし
て、その最大値と最小値の偏差を第1の差異データとす
るとともに、その最大値と中間値の偏差又は中間値と最
小値の偏差を第2の差異データとするように構成したの
で、複雑な処理を実行することなく、簡単に色変換特性
パラメータを算出することができる効果がある。
【0081】この発明によれば、画像表示装置の色変換
特性パラメータを算出する際、色相の調整に関する色変
換特性パラメータを含めて、少なくとも3種類の色変換
特性パラメータを算出するように構成したので、容易に
色相の調整を実施することができる効果がある。
【0082】この発明によれば、指定ステップにより指
定された目標色の再現特性データと画像表示装置の色再
現特性データには、6色の代表色相の明度に関するデー
タが含まれているように構成したので、明度の調整精度
を高めることができる効果がある。
【0083】この発明によれば、指定手段により指定さ
れた目標色の再現特性データと画像表示部の色再現特性
データから、画像表示部上で目標色を再現するための目
標表示データを算出する目標表示データ算出手段を設け
るとともに、その目標表示データ算出手段により算出さ
れた目標表示データから画像表示部の色変換特性パラメ
ータを算出する色変換特性パラメータ算出手段を設ける
ように構成したので、色調整技術の知識を持たなくて
も、速やかに好みの色に調整することができる効果があ
る。また、CPUのシミュレーションが不要になるた
め、動画に対するリアルタイムな処理が可能になる効果
がある。さらに、画像表示装置と別個にコントローラを
設けることなく、画像表示装置単体で色調整を実施する
ことができる効果がある。
【0084】この発明によれば、色彩度調整データが入
力された場合、色変換特性パラメータ算出手段が色彩度
調整データを考慮して色変換特性パラメータを算出する
ように構成したので、特定の色のみを指定して、特定の
色の彩度を調整することができる結果、目標色の再現性
が向上する効果がある。
【0085】この発明によれば、色相調整データが入力
された場合、色変換特性パラメータ算出手段が色相調整
データを考慮して色変換特性パラメータを算出するよう
に構成したので、特定の色のみを指定して、特定の色の
色相を調整することができる結果、目標色の再現性が向
上する効果がある。
【0086】この発明によれば、画像表示部の色変換特
性パラメータを算出する際、色変換特性パラメータ算出
手段が目標表示データから白バランス調整用のパラメー
タを算出するように構成したので、白バランスが調整さ
れた色変換特性パラメータを得ることができる結果、目
標色の再現性が向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による色彩特性変換
方法を示すフローチャートである。
【図2】 目標表示データ決定ステップST1の詳細処
理を示すフローチャートである。
【図3】 色変換特性パラメータ算出ステップST2の
詳細処理を示すフローチャートである。
【図4】 目標色再現特性ファイルのデータ構造を示す
説明図である。
【図5】 画像表示装置に係る色再現特性ファイルのデ
ータ構造を示す説明図である。
【図6】 目標表示データ算出ステップST15の詳細
処理を示すフローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態2による色彩特性変換
方法の目標表示データ決定ステップST1の詳細処理を
示すフローチャートである。
【図8】 この発明の実施の形態3による色彩特性変換
方法の色変換特性パラメータ算出ステップST2の詳細
処理を示すフローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態4による色彩特性変換
方法の色変換特性パラメータ算出ステップST2の詳細
処理を示すフローチャートである。
【図10】 この発明の実施の形態5による色彩特性変
換方法の色変換特性パラメータ算出ステップST2の詳
細処理を示すフローチャートである。
【図11】 この発明の実施の形態6による画像表示装
置を示す構成図である。
【図12】 従来の画像表示装置を示す構成図である。
【符号の説明】
21,24 入力信号値、22,25 測色データ、2
3 γ特性値、31画像データ入力手段、32 色変換
特性算出手段(指定手段、目標表示データ算出手段、色
変換特性パラメータ算出手段)、33 色変換手段、3
4 画像データ出力手段、35 画像表示手段(画像表
示部)ST1 目標表示データ決定ステップ、ST2
色変換特性パラメータ算出ステップ、ST11 目標色
再現特性ファイル指定ステップ(指定ステップ)、ST
12 目標色再現特性データ指定ステップ(指定ステッ
プ)、ST13 画像表示装置の色再現特性ファイル指
定ステップ(指定ステップ)、ST14 画像表示装置
の色再現特性データ指定ステップ(指定ステップ)、S
T15 目標表示データ算出ステップ、ST16目標色
再現特性データ算出ステップ、ST17 画像表示装置
の色再現特性データ算出ステップ、ST21 比較デー
タ算出ステップ、ST22 差異データ算出ステップ、
ST23 係数算出ステップ、ST24 色彩度調整ス
テップ、ST25 色相調整ステップ、ST26 白バ
ランス調整ステップ、ST31逆マトリクス係数算出ス
テップ、ST32 マトリクス演算ステップ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 香川 周一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 杉浦 博明 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5B057 BA01 BA25 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CC01 CE17 CE18 CH07 CH08 DA16 DA17 5C066 AA03 AA05 AA13 BA20 CA11 EA14 EB01 GA01 GA11 GA32 HA03 KD02 KD07 KE02 KE04 KE05 KE17 KM11 5C077 MP08 PP31 PP32 PP37 PP43 PP47 PQ12 PQ20 SS05 SS06 5C079 HB01 HB06 LA23 LB02 MA11 MA17 MA19 NA03 NA11 NA18 NA27 5C082 AA02 BA12 BA34 BA35 BA41 BB02 CA12 DA51 DA86 MM09

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準となる色空間における目標色の再現
    特性データを指定するとともに、画像表示装置の色再現
    特性データを指定する指定ステップと、上記指定ステッ
    プにより指定された目標色の再現特性データと画像表示
    装置の色再現特性データから、上記画像表示装置上で目
    標色を再現するための目標表示データを算出する目標表
    示データ算出ステップと、上記目標表示データ算出ステ
    ップにより算出された目標表示データから上記画像表示
    装置の色変換特性パラメータを算出する色変換特性パラ
    メータ算出ステップとを備えた色彩特性変換方法。
  2. 【請求項2】 色変換特性パラメータ算出ステップは、
    色彩度調整データが入力された場合、その色彩度調整デ
    ータを考慮して色変換特性パラメータを算出することを
    特徴とする請求項1記載の色彩特性変換方法。
  3. 【請求項3】 色変換特性パラメータ算出ステップは、
    色相調整データが入力された場合、その色相調整データ
    を考慮して色変換特性パラメータを算出することを特徴
    とする請求項1記載の色彩特性変換方法。
  4. 【請求項4】 色変換特性パラメータ算出ステップは、
    画像表示装置の色変換特性パラメータを算出する際、目
    標表示データから白バランス調整用のパラメータを算出
    することを特徴とする請求項1記載の色彩特性変換方
    法。
  5. 【請求項5】 色変換特性パラメータ算出ステップは、
    目標表示データ算出ステップにより算出された目標表示
    データから複数の比較データを算出して、その複数の比
    較データから差異データを算出し、その差異データに基
    づいて色変換特性パラメータを算出することを特徴とす
    る請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の色
    彩特性変換方法。
  6. 【請求項6】 色変換特性パラメータ算出ステップは、
    目標表示データがR,G,Bの色データから構成される
    場合、R,G,Bの色データ中の最大値、最小値及び中
    間値を比較データとして、その最大値と最小値の偏差を
    第1の差異データとするとともに、その最大値と中間値
    の偏差又は中間値と最小値の偏差を第2の差異データと
    することを特徴とする請求項5記載の色彩特性変換方
    法。
  7. 【請求項7】 色変換特性パラメータ算出ステップは、
    画像表示装置の色変換特性パラメータを算出する際、色
    相の調整に関する色変換特性パラメータを含めて、少な
    くとも3種類の色変換特性パラメータを算出することを
    特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項
    記載の色彩特性変換方法。
  8. 【請求項8】 指定ステップにより指定された目標色の
    再現特性データと画像表示装置の色再現特性データに
    は、6色の代表色相の色度に関するデータが含まれてい
    ることを特徴とする請求項1から請求項7のうちのいず
    れか1項記載の色彩特性変換方法。
  9. 【請求項9】 基準となる色空間における目標色の再現
    特性データを指定するとともに、入力画像を表示する画
    像表示部の色再現特性データを指定する指定手段と、上
    記指定手段により指定された目標色の再現特性データと
    画像表示部の色再現特性データから、上記画像表示部上
    で目標色を再現するための目標表示データを算出する目
    標表示データ算出手段と、上記目標表示データ算出手段
    により算出された目標表示データから上記画像表示部の
    色変換特性パラメータを算出する色変換特性パラメータ
    算出手段と、上記色変換特性パラメータ算出手段により
    算出された色変換特性パラメータを用いて入力画像に対
    する色変換処理を実行する色変換手段とを備えた画像表
    示装置。
  10. 【請求項10】 色変換特性パラメータ算出手段は、色
    彩度調整データが入力された場合、その色彩度調整デー
    タを考慮して色変換特性パラメータを算出することを特
    徴とする請求項9記載の画像表示装置。
  11. 【請求項11】 色変換特性パラメータ算出手段は、色
    相調整データが入力された場合、その色相調整データを
    考慮して色変換特性パラメータを算出することを特徴と
    する請求項9記載の画像表示装置。
  12. 【請求項12】 色変換特性パラメータ算出手段は、画
    像表示部の色変換特性パラメータを算出する際、目標表
    示データから白バランス調整用のパラメータを算出する
    ことを特徴とする請求項9記載の画像表示装置。
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