JP2002232788A - 固体撮像装置の駆動方法及びそれを用いたカメラ - Google Patents
固体撮像装置の駆動方法及びそれを用いたカメラInfo
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Abstract
査期間以下の電荷蓄積時間制御を実現し、10万分の1
秒など超高速な電子シャッタを実現する。 【解決手段】 複数の画素が2次元行列配置されてなる
撮像部10と、各々前記撮像部の各行又は各列に対して
設けられたレジスタを含む複数のレジスタが直列接続さ
れてなり、供給された駆動用信号をクロック毎に順次伝
達するシフトレジスタ11と、各々前記撮像部の各行又
は各列に対して設けられた行数又は列数と同数の選択回
路からなり、前記シフトレジスタを構成するレジスタの
出力に応じて選択した行又は列の画素に対し、読み出し
動作又はリセット動作を実行する駆動部12とを備えた
固体撮像装置の駆動方法において、前記シフトレジスタ
11のクロックCLKが1クロック期間供給される間に
複数回リセットの動作を実行するように電子シャッタ用
リセットパルスCRSを生成する。
Description
動方法及びそれを用いたカメラに関し、特に固体撮像装
置の電子シャッタ機能を実現するための駆動技術に関す
るものである。
撮像部の電荷蓄積時間をその駆動によって調整し、物理
的な絞り(アイリス)機能に代わって、電子的に露光時
間を制御するものである。具体的には、各画素に蓄積さ
れた信号電荷を、画素信号読み出しとは異なる所定のタ
イミングで排出(リセット)することによって、電子シ
ャッタ機能は実現される。
220663号公報に開示されている。これは、複数の
画素が2次元行列配置されてなる撮像部と、各々前記撮
像部の各行に対して設けられたレジスタを含む複数のレ
ジスタが直列接続されてなり、供給された駆動用信号を
クロック毎に順次伝達するシフトレジスタと、各々前記
撮像部の各行に対して設けられた行数と同数の選択回路
からなり、前記シフトレジスタを構成するレジスタの出
力に応じて選択した行の画素に対し、読み出し動作又は
リセット動作を実行する駆動部とを備えた固体撮像装置
である。
固体撮像装置では選択回路のクロックが1水平走査期間
毎に出力されるため、電子シャッタの蓄積時間が1水平
走査期間毎にしか制御できないという課題があった。
場合、1水平走査期間が約1万6千分の1秒となる。電
子シャッタの主な用途である電子絞り機能においては、
蓄積時間の約50分の1刻みで制御すると違和感のない
制御が行える。8百分の1秒以下の蓄積時間を制御する
場合、1万6千分の1秒毎では約20分の1刻みとな
り、制御幅が大きくなってしまう。また、高速電子シャ
ッタの最高速も1万6千分の1秒が最大となる。
制御構成を同じにすることで上記課題は解決可能だが、
列選択のシフトレジスタが10MHz以上の高速に動作
する場合が多く設計マージンが少ない。また、回路規模
が大きくなり、行・列選択の両シフトレジスタの入力パ
ルス制御が複雑になるといった問題がある。
ける1水平走査期間以下の細かな電荷蓄積時間制御を実
現することにある。
は、固体撮像装置の駆動方法において、リセット信号を
1水平走査期間内に映像期間中を含め複数回印加するこ
とによって、1水平走査期間以下の細かな電荷蓄積時間
制御を実現し、以て10万分の1秒など超高速な電子シ
ャッタをも実現可能とするものである。
じた解決手段は、複数の画素が2次元行列配置されてな
る撮像部と、各々前記撮像部の各行又は各列に対して設
けられたレジスタを含む複数のレジスタが直列接続され
てなり、供給された駆動用信号をクロック毎に順次伝達
するシフトレジスタと、各々前記撮像部の各行又は各列
に対して設けられた行数又は列数と同数の選択回路から
なり、前記シフトレジスタを構成するレジスタの出力に
応じて選択した行又は列の画素に対し、読み出し動作又
はリセット動作を実行する駆動部とを備えた固体撮像装
置の駆動方法において、前記シフトレジスタのクロック
が1クロック期間供給される間に、複数回リセットの動
作を実行することとしたものである。
は、複数の画素が2次元行列配置されてなる撮像部と、
各々前記撮像部の各行又は各列に対して設けられたレジ
スタを含む複数のレジスタが直列接続されてなり、供給
された駆動用信号をクロック毎に順次伝達するシフトレ
ジスタと、各々前記撮像部の各行又は各列に対して設け
られた行数又は列数と同数の選択回路からなり、前記シ
フトレジスタを構成するレジスタの出力に応じて選択し
た行又は列の画素に対し読み出し動作を実行する駆動部
と、各々前記撮像部の各行又は各列に対して設けられた
行数又は列数と同数の選択回路からなり、前記シフトレ
ジスタを構成するレジスタの出力に応じて選択した行又
は列の画素に対しリセット動作を実行する駆動部とを備
えた固体撮像装置の駆動方法において、前記シフトレジ
スタのクロックが1クロック期間供給される間に、複数
回リセットの動作を実行することとしたものである。
は、複数の画素が2次元行列配置されてなる撮像部と、
各々前記撮像部の各行又は各列に対して設けられたレジ
スタを含む複数のレジスタが直列接続されてなり、供給
された駆動用信号をクロック毎に順次伝達するシフトレ
ジスタと、各々前記撮像部の各行又は各列に対して設け
られた行数又は列数と同数の選択回路からなり、前記シ
フトレジスタを構成するレジスタの出力に応じて選択し
た行又は列の画素に対し、読み出し動作又はリセット動
作を実行する駆動部とを備え、かつ、前記列のシフトレ
ジスタのクロックに従って前記画素毎の信号が出力され
る固体撮像装置の駆動方法において、前記行のシフトレ
ジスタのクロックが1クロック期間供給される間に、複
数回リセットの動作を実行することとしたものである。
ト信号を1水平走査期間内に複数回印加することによっ
て、1水平走査期間以下の電荷蓄積時間制御を実現し、
10万分の1秒など超高速な電子シャッタを実現するこ
とができる。ただし、映像期間中に固体撮像装置内のカ
ウンタで計数し、複数回リセット信号を出力させた場
合、カウントダウンノイズやパルスの論理変化などによ
る固定パターンノイズが発生し、映像に悪影響を及ぼす
おそれがある。
は、上記請求項3の発明に係る固体撮像装置の駆動方法
を用いることとし、かつ、前記複数回リセット動作のタ
イミング情報に従い、前記画素毎の出力を信号処理回路
で補正するように構成した。
は、複数の画素が2次元行列配置されてなる撮像部と、
各々前記撮像部の各行又は各列に対して設けられたレジ
スタを含む複数のレジスタが直列接続されてなり、供給
された駆動用信号をクロック毎に順次伝達するシフトレ
ジスタと、各々前記撮像部の各行又は各列に対して設け
られた行数又は列数と同数の選択回路からなり、前記シ
フトレジスタを構成するレジスタの出力に応じて選択し
た行又は列の画素に対し、読み出し動作又はリセット動
作を実行する駆動部とを備え、かつ、前記列のシフトレ
ジスタのクロックに従って前記画素毎の信号が出力され
る固体撮像装置の駆動方法において、前記行のシフトレ
ジスタのクロックが1クロック期間供給される間に、前
記行のシフトレジスタに供給される駆動用信号の論理変
化位置に従い複数回リセットの動作を実行することとし
たものである。このため、従来使用している駆動用信号
を用いてリセットパルス列を生成でき、信号線の数を増
やさずに上記課題を解決することができる。
に係る固体撮像装置の駆動方法において、前記行のシフ
トレジスタに供給される駆動用信号の論理変化位置をグ
レイコードカウンタを利用して検知し、前記グレイコー
ドカウンタの出力を使用して前記複数回リセットの動作
を実行することとした。クロック変化数が均一なグレイ
コードカウンタの採用により、ノイズの発生を抑制でき
る。
求項5又は6の発明に係る固体撮像装置の駆動方法を用
いることとし、かつ、前記複数回リセット動作のタイミ
ング情報に従い、前記画素毎の出力を信号処理回路で補
正するように構成した。
は、複数の画素が2次元行列配置されてなる撮像部と、
各々前記撮像部の各行又は各列に対して設けられたレジ
スタを含む複数のレジスタが直列接続されてなり、供給
された駆動用信号をクロック毎に順次伝達するシフトレ
ジスタと、各々前記撮像部の各行又は各列に対して設け
られた行数又は列数と同数の選択回路からなり、前記シ
フトレジスタを構成するレジスタの出力に応じて選択し
た行又は列の画素に対し、読み出し動作又はリセット動
作を実行する駆動部とを備え、かつ、前記列のシフトレ
ジスタのクロックに従って前記画素毎の信号が出力され
る固体撮像装置の駆動方法において、前記固体撮像装置
外部より入力されるシリアルデータに従い、前記行のシ
フトレジスタのクロックが1クロック期間供給される間
に、複数回リセットの動作を実行することとしたもので
ある。このため、信号線の数は増えるものの、リセット
パルス列の生成の際のノイズ発生を防止しつつ上記課題
を解決することができる。
に係る固体撮像装置の駆動方法において、前記固体撮像
装置外部より入力した前記シリアルデータと、グレイコ
ードカウンタの出力との比較結果に従い、前記複数回リ
セットの動作を実行することとした。
9の発明に係る固体撮像装置の駆動方法において、前記
撮像部の信号が出力されない間に、前記固体撮像装置外
部より前記シリアルデータを入力することとした。
て、図面を参照しながら説明する。
装置の概略構成を示すブロック図である。図1におい
て、10は複数の画素1が2次元行列配置(図1では3
行3列に配置)されてなる撮像部、11は複数(図1で
は5個)のレジスタ(R)11a〜11eが直列接続さ
れてなり、制御部31から供給された駆動用信号SDを
順次伝達するシフトレジスタとしての行選択用シフトレ
ジスタ、12は各々撮像部10の各行に対して設けられ
た選択回路12a〜12cからなり、行選択用シフトレ
ジスタ11の出力に応じて選択した行の画素1に対し、
読み出し動作又はリセット動作を行う駆動部としての選
択行駆動部である。
めの列選択シフトレジスタ、22は撮像部10と列選択
シフトレジスタ21との間に設けられ、選択された画素
1に蓄積された信号電荷による電位を画素信号として読
み出す選択列駆動部である。列選択シフトレジスタ21
及び選択列駆動部22は従来と同様の構成からなり、本
発明の構成に大きな影響を与えないので、本実施形態で
は詳細な説明を省略する。
2段〜第4段のレジスタ11b,11c,11dは、撮
像部10の各行にそれぞれ対応している。各選択回路1
2a,12b,12cは、対応する行の画素1に対し、
シフトレジスタ11を構成するレジスタ11a〜11e
のうち当該行に対して設けられた1つのレジスタから駆
動用信号SDが出力されたとき、シフトレジスタ11に
おいて前記レジスタ11a〜11eのうち1つのレジス
タの前段及び後段に位置するレジスタの出力に従って、
読み出し又はリセットのいずれかの動作を選択実行す
る。例えば、撮像部10の第1行に対して設けられた選
択回路12aは、第1行に対して設けられた第2段レジ
スタ11bから駆動用信号SDが出力されたとき、第1
段及び第3段レジスタ11a,11cの出力に従って、
第1行の画素1に対して読み出し又はリセットのいずれ
かの動作を選択実行する。
あり、光電素子と検出部とを別に設けたMOS型アクテ
ィブ方式の画素の回路構成を示す図である。図2に示す
ように、光電素子3は転送ゲート4を介して検出部5に
接続されており、検出部5は2個のトランジスタ6a,
6bからなる選択部6を介して信号出力線8と接続され
ている。また検出部5はリセットゲート7を介して電源
VDDに接続されている。
部12の具体的な構成の一例を示す回路図である。図3
に示すように、各選択回路12a,12b,12cは、
1個の3入力NORゲート13と、3個の2入力NAN
Dゲート14a,14b,14c及び4個のインバータ
15a,15b,15c,15dとによってそれぞれ構
成されている。なお、SINはスタートパルス信号、C
LKはクロックであり、ともに制御部31から供給され
る。制御部31はスタートパルス信号SINをクロック
CLKの立ち上り時に“H”にすることによって、論理
レベル“H”を駆動用信号SDとしてシフトレジスタ1
1に供給する。
応する行の画素1に対し、選択信号SLi、転送信号T
Ri及びリセット信号RSi(iは行番号を表す、本実
施形態ではi=1〜3)を出力して、読み出し動作とリ
セット動作とを実行する。読み出し動作時には、各選択
回路12a〜12cは選択信号SLi及び転送信号TR
iを“H”にする。転送信号TRiが“H”になると、
画素1において光電素子3に蓄積された信号電荷は転送
ゲート4を経て検出部5に移動し、選択信号SLiが
“H”なので検出部5の電位が選択部6を介して信号出
力線8に出力される。その後リセット信号RSiを
“H”にして検出部5に蓄積された信号電荷を除去す
る。一方、リセット動作時には、選択信号SLiを
“L”にしたままリセット信号RSiを“H”にして、
検出部5に蓄積された信号電荷を除去する。
2cの回路構成及び動作を、撮像部10の第2行に対し
て設けられた選択回路12bを例にとって説明する。
ート13は、インバータ15dによって反転された第3
段レジスタ11cの出力SG2と、第2段及び第4段レ
ジスタ11b,11dの出力SG1,SG3とを入力と
する。すなわち、3入力NORゲート13の出力は、撮
像部10の第2行に対して設けられた第3段レジスタ1
1cの出力SG2が“H”であり(すなわち第3段レジ
スタ11cから駆動用信号SDが出力され)、かつ、シ
フトレジスタ11において第3段レジスタ11cの前段
及び後段に位置する第2段及び第4段レジスタ11b,
11dの出力SG1,SG3がともに“L”のとき(す
なわち第2段及び第4段レジスタ11b,11dから駆
動用信号SDが出力されないとき)、“H”になり、こ
れ以外のときは“L”になる。
Rゲート13の出力と選択同期信号CSLとを入力と
し、その出力はインバータ15aを介して選択信号SL
2として出力される。このため、3入力NORゲート1
3の出力が“H”のとき、すなわち第3段レジスタ11
cの出力SG2が“H”であり、かつ、第2段及び第4
段レジスタ11b,11dの出力SG1及びSG3がと
もに“L”のとき、選択同期信号CSLに同期して、選
択信号SL2は“H”になる。
段レジスタ11cの出力SG2と転送同期信号CTRと
を入力とし、その出力はインバータ15bを介して転送
信号TR2として出力される。また2入力NANDゲー
ト14cは第3段レジスタ11cの出力SG2とリセッ
ト同期信号CRSとを入力とし、その出力はインバータ
15cを介してリセット信号RS2として出力される。
このため転送信号TR2は、第3段レジスタ11cの出
力SG2が“H”のとき、転送同期信号CTRに同期し
て“H”になり、リセット信号RS2もまた、第3段レ
ジスタ11cの出力SG2が“H”のとき、リセット同
期信号CRSに同期して“H”になる。
bと同様に動作する。すなわち、第1行に対応する選択
回路12aは、第1行に対して設けられた第2段レジス
タ11bの出力SG1が“H”であり、かつ、シフトレ
ジスタ11において第2段レジスタ11bの前段及び後
段に位置する第1段及び第3段レジスタ11a,11c
の出力SGS,SG2がともに“L”のとき、選択同期
信号CSLに同期して、選択信号SL1を“H”にし、
また第2段レジスタ11bの出力SG1が“H”のと
き、転送信号TR1を転送同期信号CTRに同期して
“H”にするとともに、リセット信号RS1をリセット
同期信号CRSに同期して“H”にする。
は、第3行に対して設けられた第4段レジスタ11dの
出力SG3が“H”であり、かつ、シフトレジスタ11
において第4段レジスタ11dの前段及び後段に位置す
る第3段及び第5段レジスタ11c,11eの出力SG
2,SGEがともに“L”のとき、選択同期信号CSL
に同期して、選択信号SL3を“H”にし、また、第4
段レジスタ11dの出力SG3が“H”のとき、転送信
号TR3を転送同期信号CTRに同期して“H”にする
とともに、リセット信号RS3をリセット同期信号CR
Sに同期して“H”にする。
び選択行駆動部12の、画素信号読み出しを行う通常モ
ードにおける動作を示すタイミングチャートである。
31は、シフトレジスタ11に駆動用信号SDすなわち
信号“H”が1クロック期間のみ入力されるよう、スタ
ートパルス信号SINを設定する。シフトレジスタ11
はクロックCLKに同期して信号“H”を順次伝達し、
これにより、各レジスタ11a〜11eの出力SGS,
SG1,SG2,SG3,SGEは順に立ち上り、それ
ぞれ1クロック期間の間“H”になる。
ジスタ11bの出力SG1が“H”のとき、その前段及
び後段の第1段及び第3段レジスタ11a,11bの出
力SGS,SG2はともに“L”であるので、選択信号
SL1は選択同期信号CSLのタイミングで“H”にな
る。これとともに転送信号TR1も転送同期信号CTR
のタイミングで“H”になる。選択信号SL1及び転送
信号TR1がともに“H”になることによって、第1行
の画素1に対し、読み出し動作が実行される。その後、
リセット信号RS1がリセット同期信号CRSのタイミ
ングで“H”になり、第1行の画素1から信号電荷が除
去される。
スタ11cの出力SG2が“H”のとき、その前段及び
後段の第2段及び第4段レジスタ11b,11dの出力
SG1,SG3はともに“L”であるので、選択信号S
L2は選択同期信号CSLのタイミングで“H”にな
り、転送信号TR2も転送同期信号CTRのタイミング
で“H”になる。また(a3)に示すように、第4段レ
ジスタ11dの出力SG3が“H”のとき、その前段及
び後段の第3段及び第5段レジスタ11c,11eの出
力SG2,SG4はともに“L”であるので、選択信号
SL3は選択同期信号CSLのタイミングで“H”にな
り、転送信号TR3も転送同期信号CTRのタイミング
で“H”になる。このような動作によって、撮像部10
に対し、各行毎に読み出し動作が行われる。
び選択行駆動部12の、電子シャッタモードにおける動
作を示すタイミングチャートである。また、図6は電子
シャッタ用リセットパルス(リセット同期信号)CRS
を印加する部分の拡大図である。
おいては、制御部31は、シフトレジスタ11に駆動用
信号SDすなわち信号“H”が2クロック期間連続して
入力されるよう、スタートパルス信号SINを設定す
る。これにより、各レジスタ11a〜11eの出力SG
S,SG1,SG2,SG3,SGEは順に立ち上り、
それぞれ2クロック期間の間“H”になる。すなわち、
レジスタ11a〜11eのうち1つのレジスタの出力が
“H”のときは、その前段及び後段のレジスタのいずれ
かの出力が“H”になっている。
ジスタ11bの出力SG1が“H”のとき、前半はその
前段の第1段レジスタ11aの出力SGSが“H”であ
り、後半はその後段の第3段レジスタ11cの出力SG
2が“H”であるので、選択信号SL1は“H”になら
ず“L”のままである。一方、転送信号TR1及びリセ
ット信号RS1はともに“H”になる。また、この時、
リセット同期信号CRSには1水平走査期間に複数回の
パルスが印加されているためリセット信号RS1は合計
4回“H”になる。選択信号SL1が“H”にならず
“L”のままで転送信号TR1及びリセット信号RS1
が“H”になることによって、第1行の画素1に対し、
リセット動作が4回実行される。
スタ11cの出力SG2が“H”のとき、その前段及び
後段の第2段及び第4段レジスタ11b,11dの出力
SG1,SG3のいずれかが“H”であるので、選択信
号SL2は“H”にならず“L”のままで、転送信号T
R2が2回“H”になり、リセット信号RS2が4回
“H”になる。また(b3)に示すように、第4段レジ
スタ11dの出力SG3が“H”のとき、その前段及び
後段の第3段及び第5段レジスタ11c,11eの出力
SG2,SG4のいずれかが“H”であるので、選択信
号SL3は“H”にならず“L”のままで、転送信号T
R3が2回“H”になり、リセット信号RS2が4回
“H”になる。このような動作によって、撮像部10に
対して、各行毎にリセットが4回行われ、各行一番最後
にリセットされた時間から蓄積時間が開始する。したが
って1水平走査期間よりも蓄積時間の短い制御が可能と
なり、また、高速な電子シャッタ機能も実現される。
トレジスタを使って実施される構成について説明した
が、読み出し用とリセット(電子シャッタ)用がそれぞ
れ別のシフトレジスタになっていてもかまわない。
セットパルス(リセット同期信号)CRSの生成方法に
ついて説明する。
Sパルスの生成に、スタートパルス信号SINの立ち下
がりエッジを用いる例を示している。図7によれば、カ
ウンタにより16分の1水平走査期間の精度でスタート
パルス信号SINの立ち下がり位置を検出する。そし
て、検出した立ち下がり位置を表すタイミングデータを
保持しておき、このデータをクロックCLKの1サイク
ル毎に利用して、2個目のCRSパルスを生成する。1
個目のCRSパルスは、通常モードの場合のリセット同
期信号CRSを用いる。
実現するための制御部31の構成例を示している。図8
において、41は立ち下がりエッジ検出器、42はカウ
ンタ、43はデータ保持回路、44はOR回路である。
図8によれば、スタートパルス信号SINの立ち下がり
位置を検出器41及びカウンタ42で検出し、1水平走
査期間中におけるタイミングデータをデータ保持回路4
3に保持して、毎水平走査期間に出力する。そして、O
R回路44で保持データと通常CRSパルスとの論理和
をとり、その結果を表すCRSパルス列を選択回路12
に印加する。
実現するための制御部31の他の構成例を示している。
図9の例では、カウントダウンノイズが均一となるグレ
イコードカウンタ45を利用して予め1水平走査期間を
等分しておき、スタートパルス信号SINの立ち下がり
位置を検出して、CRSパルス列を出力するようになっ
ている。制御部31を撮像部10と同一基板上に構成す
る場合は、図8の構成ではカウンタ42のカウントダウ
ンノイズなどにより映像信号に縦筋などの影響を与える
可能性がある。ところが、図9の構成では、カウントダ
ウンノイズが均一なカウンタ(グレイコードカウンタ4
5に代えてリングカウンタなどでもよい。)を利用して
1水平走査期間分動作させ、図7のように16分の1水
平走査期間毎にスタートパルス信号SINの立ち下がり
エッジ検出を実施することで、この問題を回避できる。
り1水平走査期間以下の蓄積時間を制御するのではな
く、当該固体撮像装置の外部から入力されるシリアルデ
ータと1水平走査期間を等分するカウンタ出力との一致
に従って、1水平走査期間中の2個目のCRSパルスを
生成する例を示している。
法を実現するための制御部31の構成例を示している。
図11において、51はシリアルデータデコーダ、52
はグレイコードカウンタ、53はデータ保持回路、54
はOR回路である。データクロックDCLKに同期した
シリアルデータDATAがシリアルデータデコーダ51
に与えられるようになっている。図11によれば、制御
部31にシリアル通信の機能を設けて、1水平走査期間
以下の蓄積時間制御については、シリアルデータDAT
Aのデコード値と1水平走査期間を計数するグレイコー
ドカウンタ52の出力とを比較し、一致すればCRSパ
ルスを水平走査期間中に出力することで実施する。これ
により、撮像部10と制御部31とを同一基板上に構成
する場合でも映像に影響を与えることはない。また、垂
直や水平の帰線消去期間内にシリアル通信を実施するこ
とで、映像への悪影響を回避できる。
たカメラのブロック図である。図12において、61は
CMOSセンサ、62は前処理IC、63は信号処理I
Cである。このカメラでは、縦筋状のキズが生じる可能
性のある映像中の位置をCRSパルス列のタイミング情
報に従って特定し、CMOSセンサ61の出力を信号処
理IC63内で補正する。補正方法には、暗時のデータ
をいったんキズデータとしてメモリなどに蓄積して、映
像信号からキズデータを差し引いたりするなどがある。
例えば図7〜図9の構成では、スタートパルス信号SI
Nの立ち下がり位置情報がCRSパルス列のタイミング
情報として利用可能である。
MOS型アクティブ方式の画素を前提として説明した
が、他の方式の画素に対しても、本発明は容易に適用可
能である。
2回で、合計2水平走査期間に4回のリセットパルスを
印加する電子シャッタ方式について説明したが、1水平
走査期間に印加されるリセットパルスは、3回以上でも
かまわない。また、印加される期間は3水平走査期間以
上でもかまわない。
素1が3行3列に配置されてなるものとしたが、行数及
び列数が任意の撮像部に対しても、本発明は容易に適用
可能である。例えば、n行(nは正の整数)の撮像部に
対しては、各行に対応するn個のレジスタを含む(n+
2)個のレジスタからなる行選択用シフトレジスタと、
各行に対応するn個の選択回路とを設け、各選択回路に
は、当該行に対応するレジスタの出力とその前段及び後
段に位置するレジスタの出力とを入力とすればよい。
算(論理和)が出てくるが、負論理で制御するなど同等
の機能を実現する論理回路であればかまわない。
いて、撮像部10の行と列とを入れ替えて構成してもか
まわない。
出し又はリセットのいずれかの動作を選択するために、
当該行に対応するレジスタ11a〜11eのうち1つの
レジスタの前段及び後段に位置するレジスタの出力を用
いるものとしたが、本発明はこれに限られるものではな
く、前記一のレジスタから所定段数離れたレジスタの出
力に従って、読み出し又はリセットのいずれかの動作を
選択するようにしてもかまわない。
替えて、通常モードにおいては、シフトレジスタに駆動
用信号が2クロック期間連続して供給され、電子シャッ
タモードにおいては、シフトレジスタに駆動用信号が1
クロック期間のみ供給されるように、制御してもかまわ
ない。この場合には、各選択回路の構成を変更する必要
があるが、例えば、NORゲート13の出力を反転すれ
ばよい。
ッタモードにおいて1水平走査期間以下での蓄積時間制
御が可能となる。したがって、固体撮像装置において、
電子絞り機能で1水平走査期間以下の細かい蓄積時間制
御ができ、電子シャッタモードで10万分の1秒など高
速電子シャッタを実現することができる。
構成を示すブロック図である。
図である。
動部の具体的な構成の一例を示す回路図である。
イミングチャート図である。
を示すタイミングチャート図である。
一例を示す図である。
の制御部の構成例を示すブロック図である。
の制御部の他の構成例を示すブロック図である。
の他の例を示す図である。
ための制御部の構成例を示すブロック図である。
カメラの構成図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 複数の画素が2次元行列配置されてなる
撮像部と、 各々前記撮像部の各行又は各列に対して設けられたレジ
スタを含む複数のレジスタが直列接続されてなり、供給
された駆動用信号をクロック毎に順次伝達するシフトレ
ジスタと、 各々前記撮像部の各行又は各列に対して設けられた行数
又は列数と同数の選択回路からなり、前記シフトレジス
タを構成するレジスタの出力に応じて選択した行又は列
の画素に対し、読み出し動作又はリセット動作を実行す
る駆動部とを備えた固体撮像装置の駆動方法であって、 前記シフトレジスタのクロックが1クロック期間供給さ
れる間に、複数回リセットの動作を実行することを特徴
とする固体撮像装置の駆動方法。 - 【請求項2】 複数の画素が2次元行列配置されてなる
撮像部と、 各々前記撮像部の各行又は各列に対して設けられたレジ
スタを含む複数のレジスタが直列接続されてなり、供給
された駆動用信号をクロック毎に順次伝達するシフトレ
ジスタと、 各々前記撮像部の各行又は各列に対して設けられた行数
又は列数と同数の選択回路からなり、前記シフトレジス
タを構成するレジスタの出力に応じて選択した行又は列
の画素に対し読み出し動作を実行する駆動部と、 各々前記撮像部の各行又は各列に対して設けられた行数
又は列数と同数の選択回路からなり、前記シフトレジス
タを構成するレジスタの出力に応じて選択した行又は列
の画素に対しリセット動作を実行する駆動部とを備えた
固体撮像装置の駆動方法であって、 前記シフトレジスタのクロックが1クロック期間供給さ
れる間に、複数回リセットの動作を実行することを特徴
とする固体撮像装置の駆動方法。 - 【請求項3】 複数の画素が2次元行列配置されてなる
撮像部と、 各々前記撮像部の各行又は各列に対して設けられたレジ
スタを含む複数のレジスタが直列接続されてなり、供給
された駆動用信号をクロック毎に順次伝達するシフトレ
ジスタと、 各々前記撮像部の各行又は各列に対して設けられた行数
又は列数と同数の選択回路からなり、前記シフトレジス
タを構成するレジスタの出力に応じて選択した行又は列
の画素に対し、読み出し動作又はリセット動作を実行す
る駆動部とを備え、かつ、 前記列のシフトレジスタのクロックに従って前記画素毎
の信号が出力される固体撮像装置の駆動方法であって、 前記行のシフトレジスタのクロックが1クロック期間供
給される間に、複数回リセットの動作を実行することを
特徴とする固体撮像装置の駆動方法。 - 【請求項4】 請求項3記載の固体撮像装置の駆動方法
を用いたカメラであって、 前記複数回リセット動作のタイミング情報に従い、前記
画素毎の出力を信号処理回路で補正するように構成され
たことを特徴とするカメラ。 - 【請求項5】 複数の画素が2次元行列配置されてなる
撮像部と、 各々前記撮像部の各行又は各列に対して設けられたレジ
スタを含む複数のレジスタが直列接続されてなり、供給
された駆動用信号をクロック毎に順次伝達するシフトレ
ジスタと、 各々前記撮像部の各行又は各列に対して設けられた行数
又は列数と同数の選択回路からなり、前記シフトレジス
タを構成するレジスタの出力に応じて選択した行又は列
の画素に対し、読み出し動作又はリセット動作を実行す
る駆動部とを備え、かつ、 前記列のシフトレジスタのクロックに従って前記画素毎
の信号が出力される固体撮像装置の駆動方法であって、 前記行のシフトレジスタのクロックが1クロック期間供
給される間に、前記行のシフトレジスタに供給される駆
動用信号の論理変化位置に従い複数回リセットの動作を
実行することを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。 - 【請求項6】 請求項5記載の固体撮像装置の駆動方法
において、 前記行のシフトレジスタに供給される駆動用信号の論理
変化位置をグレイコードカウンタを利用して検知し、前
記グレイコードカウンタの出力を使用して前記複数回リ
セットの動作を実行することを特徴とする固体撮像装置
の駆動方法。 - 【請求項7】 請求項5又は6に記載の固体撮像装置の
駆動方法を用いたカメラであって、 前記複数回リセット動作のタイミング情報に従い、前記
画素毎の出力を信号処理回路で補正するように構成され
たことを特徴とするカメラ。 - 【請求項8】 複数の画素が2次元行列配置されてなる
撮像部と、 各々前記撮像部の各行又は各列に対して設けられたレジ
スタを含む複数のレジスタが直列接続されてなり、供給
された駆動用信号をクロック毎に順次伝達するシフトレ
ジスタと、 各々前記撮像部の各行又は各列に対して設けられた行数
又は列数と同数の選択回路からなり、前記シフトレジス
タを構成するレジスタの出力に応じて選択した行又は列
の画素に対し、読み出し動作又はリセット動作を実行す
る駆動部とを備え、かつ、 前記列のシフトレジスタのクロックに従って前記画素毎
の信号が出力される固体撮像装置の駆動方法であって、 前記固体撮像装置外部より入力されるシリアルデータに
従い、前記行のシフトレジスタのクロックが1クロック
期間供給される間に、複数回リセットの動作を実行する
ことを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。 - 【請求項9】 請求項8記載の固体撮像装置の駆動方法
において、 前記固体撮像装置外部より入力した前記シリアルデータ
と、グレイコードカウンタの出力との比較結果に従い、
前記複数回リセットの動作を実行することを特徴とする
固体撮像装置の駆動方法。 - 【請求項10】 請求項8又は9に記載の固体撮像装置
の駆動方法において、 前記撮像部の信号が出力されない間に、前記固体撮像装
置外部より前記シリアルデータを入力することを特徴と
する固体撮像装置の駆動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001026449A JP4721529B2 (ja) | 2001-02-02 | 2001-02-02 | 固体撮像装置の駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001026449A JP4721529B2 (ja) | 2001-02-02 | 2001-02-02 | 固体撮像装置の駆動方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2002232788A true JP2002232788A (ja) | 2002-08-16 |
JP4721529B2 JP4721529B2 (ja) | 2011-07-13 |
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JP (1) | JP4721529B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2136547A2 (en) | 2008-06-19 | 2009-12-23 | Yamaha Corporation | CMOS solid state imaging device |
JP2013058805A (ja) * | 2006-05-04 | 2013-03-28 | Intellectual Venturesii Llc | 画素をバーストリセット動作と統合することにより改善された性能を有するcmosイメージセンサ |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001111900A (ja) * | 1999-10-07 | 2001-04-20 | Toshiba Corp | 固体撮像装置 |
-
2001
- 2001-02-02 JP JP2001026449A patent/JP4721529B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2013058805A (ja) * | 2006-05-04 | 2013-03-28 | Intellectual Venturesii Llc | 画素をバーストリセット動作と統合することにより改善された性能を有するcmosイメージセンサ |
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