JP4759628B2 - イメージデータ処理装置、撮像システム、イメージデータ処理方法、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

イメージデータ処理装置、撮像システム、イメージデータ処理方法、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、イメージデータ処理装置、撮像システム、イメージデータ処理方法、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関し、特に、イメージセンサからのデータを補正するものに用いて好適なものである。
イメージセンサはある確率で画素の点欠陥を有している。従来は、その点欠陥を以下のような方式で補正していた。
1)画素の点欠陥のアドレスをあらかじめメモリに記憶させておく。
2)イメージセンサからのデータをフレームメモリに記憶する。
3)フレームメモリに記憶されたデータの各画素データうち上記メモリに記憶されたアドレスに対応する画素データを、その周辺画素データを用いた演算により補間する。
しかしこの方式では、全画面に対応したフレームメモリが必要であり、コストの増加につながることや、また、一枚の画像データを取り終えた後に演算を行うことから単位時間あたりのフレーム出力枚数が欠陥補正処理によって減ってしまうことなどの問題があった。
また、この方式を採用した際、実使用に耐える時間内に処理を終えるためには、イメージセンサの処理動作と比較して、より高速なクロックで処理ICが動作する必要があり、そのような場合には、ICが生み出すノイズがイメージセンサに伝わってしまい、画質が劣化するという欠点があった。
本発明は上述の問題点にかんがみてなされたもので、従来必要とされたフレームメモリを必要とせず、リアルタイムでイメージセンサから出力されるデータの欠陥補正を行うことができるようにすることを目的とする。
本発明のイメージデータ処理装置は、イメージデータを画素データの行ごとに分けて出力するイメージセンサの出力端子に接続されたイメージデータ処理装置において、前記イメージセンサの補正対象画素のアドレスデータを記憶するメモリと、前記イメージセンサから出力される現在の画素データの行を指示する行カウンタと、前記メモリから前記アドレスデータを読み出すメモリデータフェッチ部と、前記メモリデータフェッチ部で読み出された前記アドレスデータの補正対象画素が属する画素データの行と前記行カウンタで指示された画素データの行とが一致しているか否かを判定するアドレスデコード部と、前記メモリに記憶された前記アドレスデータに基づいて設定されるとともに、前記アドレスデコード部での判定結果に応じて補正指示信号を出力するシフトレジスタと、前記シフトレジスタから出力された補正指示信号をもとに前記イメージセンサから出力される画素データの補正を行う画像補正部とを有し、前記イメージセンサから順次出力される前記イメージデータに同期して前記シフトレジスタが動作し、前記イメージセンサからの前記イメージデータに対する補正が制御され、前記シフトレジスタは、前記イメージセンサの出力端子に現れる画素データに同期してシフトして前記補正指示信号を前記画像補正部に出力することを特徴とするものである。
また、本発明は、上述したイメージデータ処理装置によるイメージデータ処理方法、及び、当該イメージデータ処理方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム、並びに、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を含む。
本発明によれば、特定画素、たとえば補正対象の画素のアドレスに該当する画素データがイメージセンサから入力されるのに同期して補正指示を出力することができるので、イメージセンサから出力されるデータの欠陥補正をリアルタイムで行うことができ、従来必要とされたフレームメモリを不要とすることができる。これにより、従来の補正回路に比べて少ない回路規模とすることができ、低いクロック周波数で駆動可能な回路を採用することで、より重畳されるノイズの少ないイメージデータ処理を実現することができる。また、フレームメモリに一度取り込む必要がなくなることから、より早いフレームレートを実現することができるようになる。
また、画素補正指示信号とイメージセンサから取り込む画素データとを同期させることで、正確に補正対象画素を処理することができる。
第1の実施形態におけるイメージデータ処理装置の機能ブロック図である。 第1の実施形態におけるイメージデータ処理装置の初期化処理と補正処理の流れを示した図である。 第2の実施形態におけるイメージデータ処理装置の機能ブロック図である。 第2の実施形態におけるイメージデータ処理装置の初期化処理と補正処理の流れを示した図である。 第2の実施形態におけるイメージデータ処理装置の初期化処理と補正処理の流れを示した図である。 本発明の係わるイメージデータ処理装置を撮像装置に適用した例を示すブロック図である。
次に、添付図面を参照しながら本発明のイメージデータ処理装置、撮像システム、イメージデータ処理方法、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体の実施の形態について説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態を図1、図2を用いて説明する。
図1は本実施形態におけるイメージデータ処理装置113の機能ブロック図である。101はデータの発生源となるイメージセンサであり、イメージデータ処理装置113に接続されている。
イメージデータ処理装置113において、102はイメージデータ処理装置113の入力端子である。103は画素補正処理を行う画像補正部であり、イメージセンサ101からのデータが入力される入力端子104、シフトレジスタ110からの画素補正指示信号が入力される入力端子105、画素補正結果を出力する出力端子112を有する。
106は補正対象のアドレスデータを保持するアドレス保持メモリ部で、任意のフォーマットでデータが収められている。107はメモリフェッチ部であり、アドレス保持メモリ部106に保持されているメモリデータが所定の補正対象アドレスごとの単位で取り込まれる。108は行カウンタである。
109はアドレスデコーダであり、行カウンタ108の情報とメモリフェッチ部107からの補正対象アドレスの情報が入力される。110は1ビットシリアルのシフトレジスタであり、アドレスデコーダ109から出力されたデコード結果を受け、最終段111から画素補正指示信号を画像補正部103の入力端子105に出力する。
次に、この機能ブロックの動作を説明する。本実施形態では、アドレス保持メモリ部106内のアドレスの配列として、補正対象画素のアドレスは、行番号の若い順にソートされているとする。
まず、シフトレジスタ110を完全に初期化する。ここで初期状態を「0」とし、補正指示信号を「1」とする。このシフトレジスタ110の初期化処理期間に、アドレス保持メモリ部106からメモリフェッチ部107にアドレスデータが読み出される。このアドレスデータは、補正対象画素の行と列を示す情報を有している。
一方、行カウンタ108には、現在の補正対象の行番号が保持されている。
アドレスデコーダ109においては、メモリフェッチ部107のアドレスデータに含まれる行番号と行カウンタ108に保持されている行番号との2つの行番号を比較し、一致している場合は、現在メモリフェッチ部107でフェッチされている列番号は補正されるべき画素を示しているとして、シフトレジスタ110にデコード信号を送る。たとえば、メモリフェッチ部107でフェッチされている列番号が10番だったら、シフトレジスタ110の10番目に「1」を書き込む。
その後、次のアドレスデータを取り込み、上記と同様のアドレスデコード及びシフトレジスタ110の初期化処理を行う。また、本動作は行番号が一致しなくなったところで一旦停止する。
次に、画素補正期間(シフトレジスタ110の動作期間)に移行する。
まず、イメージセンサ101からのデータと同じレートでシフトレジスタ110を動作させる。たとえば、ある行の10列目のデータが補正されるべき画素であれば、イメージセンサ101からの10個の画素データが入力端子104にくる間に、ちょうどシフトレジスタ110の画素補正指示信号が初期化処理時に指示信号入力端子105までシフトされ、10列目の画素データが画像補正部103に入力されるのと同時期に画素補正指示信号が画像補正部103に入力される。
画像補正部103においては、シフトレジスタ110からの画素補正指示信号を受けて何らかの決められた画像補正処理を行い、その結果を出力端子112から出力する。
ここで、シフトレジスタ110は、その初期化処理と補正処理(画素補正信号を出力するためのシフト処理)とを同時に行うことができないので、スケジューリングが必要となる。図2を用いてその考え方を説明する。
図2は、所定の行に着目してシフトレジスタ110の初期化処理と補正の流れを示した図である。
201はイメージセンサ101の処理動作を時間の流れに対して示したものであり、202はそれに対応したシフトレジスタ110(補正回路)の処理動作を示したものである。イメージセンサ101は、行が変わる間に水平ブランキング期間という、画素データを出力しない期間を有しているので、たとえばn行目の水平ブランキング期間においては、n行目の補正データのデコード及びシフトレジスタ110の初期化処理を行う。その初期化処理の後、イメージセンサ101からの画素データに同期してシフトレジスタ110を動作させ、所定の画素データの補正を行う。
ここで、イメージセンサ101であるが、たとえばCMOSセンサ、CCD、その他のデバイスなどが考えられる。本発明においては、イメージセンサ101の種類にはよらず、適用可能である。
また、本実施形態では、イメージセンサ101が直接補正装置(イメージデータ処理装置113)に接続されている。その間のデータ形態がアナログデータ/デジタルデータ、どちらであるかはここでは限定していない。たとえば、イメージセンサ101からのアナログデータを直接補正装置(イメージデータ処理装置113)で処理しても良く、もしくは、一度AD変換されたデータを処理しても良い。
また、ここではメモリフェッチ/アドレスデコードの考え方として、まず行が若い順にソートされていることを仮定し、行が一致した場合に、メモリフェッチされているその列の位置をデコードし、シフトレジスタ110を設定して、行が一致しなくなるまでその処理をくりかえし、そこでメモリフェッチを停止するという方式を採用している。
ただし、アルゴリズムはこれのみに限定されず、キズアドレス群から補正すべきアドレスを探すことができればいかなる方法でも良い。たとえば1行進むごとにアドレスの格納されたメモリを先頭から最後までスキャンしてアドレスを見つけても良い。この場合は、全メモリのスキャンが必要なので判定に時間がかかるが、アドレスをソートしなくてはならないという前提を取り除くことができる。
また、ここで画像補正部103での画像補正処理の内容については言及していないが、シフトレジスタ110からの画素補正指示に従って補正を行うものであればいかなるものでも、本発明の効果を奏することができる。たとえば画像補正部103が遅延素子を有しており、1画素もしくは複数画素前の値を補正後の画素出力として出力しても良い。或いは、たとえば画像補正部103が遅延素子と遅延出力機能を有しており、1画素もしくは複数画素後の値を補正後の画素出力として出力しても良い。
また、前記2つの方法では、同一行のデータを用いることでしか画素補正を行えず、その画素の補正結果と上下周辺画素との相関は無関係となる。上下周辺画素との相関を無関係としないため、たとえば補正回路が数行分のラインメモリと演算機能、遅延出力機能とを有し、隣接加算を行った補正結果を出力しても良い。この場合の出力は、入力から1行もしくは数行遅れることになる。
また、行カウンタ108は、行という単語を使っているがこれには限定されない。画素がグループに分割されている際に、そのグループを識別する目的でここでは行の概念を導入したのみであり、たとえばグループカウンタという呼び方をしても良い。
また、列数とシフトレジスタ110の段数は、本実施形態においては対応させる必要がある。たとえばイメージセンサ101の列数が3000である場合、シフトレジスタ110の段数も3000段必要となる。なお、たとえば先頭のn画素だけを補正対象としたいような場合は、シフトレジスタ110の段数をn段に限定することで回路規模を縮小することができる。
また、回路作製プロセスにおいて、シフトレジスタ110や画像補正部103などを同一半導体チップに形成することによっても、回路規模を縮小することができる。
また、画素の読み出しが始まる前に、決められた水平ブランキング期間で所定行の補正データの初期化処理をする必要がある。この要求に対応する方法としては、1)水平ブランキング期間で初期化処理をできないような行あたりの補正対象画素数を許さないような仕様にする、2)初期化処理が終了次第、画素の読み出しを開始するようにタイミング発生を工夫する、などが考えられる。どちらも設計項目であり、これにより、本発明の効果を限定するものではない。
また、処理ICの生み出すノイズを最低限にしたい場合は、初期化処理時のメモリフェッチなどに用いるクロックの周波数をできる限り低周波にしなくてはならない。このような場合は使用可能なクロックスピードと、補正対象画素数の最適化が必要となるが、これらも設計項目である。
また、本実施形態では10列目の画素を補正するために10番目のレジスタに指示信号を与えているが、たとえば1列目(先頭)の画素を補正するために1度もシフトを必要としない場合は、9番目のレジスタに指示信号を与えればよい。先頭の画素を補正するために何度かダミーのシフトを必要とする場合は、それを見越したレジスタの位置に指示信号を設定すればよい。
以上説明してきたように、本実施形態の構成とすることで、補正対象の画素のアドレスに該当する画素データがイメージセンサ101から画像補正部103に入力されるのに同期してシフトレジスタ110から画像補正部103に画素補正指示信号を出力するようにしたので、イメージセンサ101から出力されるデータの欠陥補正をリアルタイムで行うことができ、従来必要とされたフレームメモリを不要とすることができる。これにより、従来の補正回路に比べて少ない回路規模とすることができ、低いクロック周波数で駆動可能な回路を採用することで、より重畳されるノイズの少ないイメージデータ処理を実現することができる。
また、シフトレジスタ110からの画素補正指示信号とイメージセンサ101から取り込む画素データとを同期させることで、正確に補正対象画素を処理することができる。
また、イメージセンサ101から画素データが出力されない期間を利用してシフトレジスタ110の初期化処理を行うことで、その初期化処理に必要な時間を実効的にゼロにすることができる。これにより、より早いフレームレートを実現することができるようになる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態を図3、図4、図5を用いて説明する。
図3は本実施形態におけるイメージデータ処理装置の機能ブロック図である。なお、上記第1の実施形態で説明した構成要素には同一の符号を付し、以下では上記第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
本実施形態では、アドレスデコーダ109は、複数のシフトレジスタに設定を行う。本実施形態では、第1のシフトレジスタ110と第2のシフトレジスタ301の2つのシフトレジスタを有する場合を説明する。
図3に示すように、シフトレジスタ110、301は、初期化イネーブル端子303、304をそれぞれ有し、初期化イネーブルの指示が来たときのみアドレスデコーダ109からの指示を受け付ける。逆に初期化処理の指示を受けていないシフトレジスタは、画素補正指示信号出力のためのシフト処理を行う。
第1及び第2のシフトレジスタ101、301の最終段111、302は、セレクタ305を介して画像補正部103の指示信号入力端子105に接続される。また、第1の実施形態の行カウンタ108は、ここでは群カウンタ306と名称を変更している。
次に、本機能ブロックの動作を説明する。
基本的には第1の実施形態と同等の動作をする。異なる点は、並列に構成された第1及び第2シフトレジスタ110、301とセレクタ305にまつわる動作である。たとえば第1のシフトレジスタ110が初期化処理されている際、セレクタ305は、第2のシフトレジスタの最終段302を画像補正部103の指示信号入力端子105へ接続し、そして、第2のシフトレジスタ301が画像補正部103に画素補正指示信号を送る。第2のシフトレジスタ301が初期化処理されている際には、この逆の処理動作をする。
次に、図4を用いて、本実施形態のイメージデータ処理装置の初期化処理と補正処理(画素補正信号を出力するためのシフト処理)のスケジュールを説明する。ここで401はイメージセンサ101の処理動作を時間軸に対して模式的に示したものであり、たとえばn行目のアクセスについては、水平ブランキング期間402と、画素読み出し期間403からなる。ここでn行目読み出し期間403は4分割されており、それぞれ第1群読み出し期間404、第2群読み出し期間405、第3群読み出し期間406、第4群読み出し期間407で構成されている。また、408は1つ前の行であるn−1行目の第4群読み出し期間である。
第1のシフトレジスタ110においては、n−1行目の第4群読み出しの間に、イメージセンサ101からの画素データに同期して画素補正処理動作を行う(409)。また、第2のシフトレジスタ301においては、次の読み出されるべきn行目の第1群データの初期化処理を行う(410)。このようにして、各シフトレジスタが初期化処理と補正処理とを交互に繰り返す動作を行う。
次に、本実施形態の効果を説明する。
上記第1の実施形態においては、n行目の補正データの初期化処理は、その水平ブランク期間でのみ行うために、その期間でn行目の列分の設定が必要であった。たとえばイメージセンサ101の列数が3000列存在する場合、シフトレジスタも3000段必要であった。
それに対して、本実施形態においては、たとえば3000列を750列ごとの4群に分け、750段のシフトレジスタを並列に2つ用意することで、必要となるシフトレジスタを減少させることができる。さらに、たとえば4群ではなく300群に分割すれば10段のシフトレジスタを2つ並列に有すればよいことになり、シフトレジスタに必要な回路規模を激減させることができる。
ここで、補正対象の画素が多数存在し、図4で示されるような初期化処理時間では間に合わないケースが起こりうる。初期化処理時間が足りずに使用不可能になってしまったイメージセンサ101は、不良品となってしまい歩留まり低下の要因となる。初期化処理時間をさらに多く取るためには、メモリフェッチ部107、アドレスデコーダ部109、及び並列に並べるシフトレジスタの数を増やせばよい。
図5は、図3に示したイメージデータ処理装置に対して、メモリフェッチ部107、アドレスデコーダ部109を1つ増やして、シフトレジスタをさらに2つ増やした場合のスケジュール図である。図5に示すように、第1のシフトレジスタ501、第2のシフトレジスタ502が偶数群の補正処理を担当し、増設されたメモリフェッチ部、アドレスデコーダ部で制御される新たな第3のシフトレジスタ503、第4のシフトレジスタ504が奇数群の補正処理を担当するように構成することで、倍のデータ初期化処理期間が確保できるようになる。さらに、初期化処理期間を増やしたい場合は、さらにメモリフェッチ部、アドレスデコーダ部、シフトレジスタを増設すればよい。
以上説明してきたように、本実施形態の構成とすることで、一行あたりの画素数が多いイメージセンサにおいても、より早いフレームレートを実現することができる。また、補正対象の画素のアドレスに該当する画素データがイメージセンサ101から画像補正部103に入力されるのに同期してシフトレジスタ110、301のいずれかから画像補正部103に画素補正指示信号を出力するようにしたので、従来必要とされたフレームメモリを不要とすることができる。これにより、従来の補正回路に比べて少ない回路規模とすることができ、低いクロック周波数で駆動可能な回路を採用することで、より重畳されるノイズの少ないイメージデータ処理装置を実現することができる。
また、一行あたりの画素数がより多いイメージセンサにおいても、シフトレジスタ110からの画素補正指示信号とイメージセンサ101から取り込む画素データとを同期させることで、正確に補正対象画素を処理することができる。
また、複数のシフトレジスタ有し、1つのシフトレジスタが補正動作を行っている期間に、その他のシフトレジスタを順次初期化処理することで、初期化処理に必要な時間を実効的にゼロにすることができる。これにより、さらに早いフレームレートを実現することができるようになる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の係わるイメージデータ処理装置を撮像装置(デジタルカメラ)に適用した場合の実施形態を説明する。
図6は、本発明の係わるイメージデータ処理装置を撮像装置に適用した例を示すブロック図である。
図6において、11はレンズ12の保護とメインスイッチを兼ねるバリア、12は被写体の光学像をイメージセンサ14に結像させるレンズ、13はレンズ12を通った光量を可変するための絞り、14はレンズ12で結像された被写体像を画像信号として取り込むためのイメージセンサ、15は本発明に係わるイメージデータ処理装置であり、イメージセンサ14から出力される画像信号の欠陥補正をする画像補正部18を有している。16はイメージデータ処理装置15から出力された画像信号のアナログ−デジタル変換を行うA/D変換器、17はA/D変換器16から出力された画像データに各種の補正を行い、あるいはデータを圧縮する信号処理部である。ここで、イメージデータ処理装置15は、イメージセンサ14、A/D変換器16、画像補正部18、及び信号処理部17等にタイミング信号を供給する駆動回路を含んでおり、画像補正部18と駆動回路とは、同一半導体チップ上に形成されている。また、イメージセンサ処理装置15は、A/D変換器16の後段であってもよい。
19は各種演算と撮像装置全体を制御する全体制御・演算部、20は画像データを一時的に記憶するための画像データメモリ部、21は記憶媒体に対して記録または読み出しを行うための記憶媒体制御インタフェース部、22は画像データの記録または読み出しを行うための半導体メモリ等の着脱可能な記憶媒体、23は外部コンピュータ等と接続するための外部インタフェース部である。
次に、上記構成における撮像装置の撮影時の動作について説明する。
まず、バリア11が開けられるとメイン電源がオンされ、次にコントロール系の電源がオンし、さらにA/D変換器16などの撮像系回路の電源がオンされる。
次に、イメージセンサ14から出力された信号は、イメージセンサ処理装置15で欠陥画素の信号があれば、画像補正部18で補正され、A/D変換器16に出力されて、そのA/D変換器16で変換された後、信号処理部17に入力される。
そして、信号処理部17で所定の処理がなされ、出力された画像データは、全体制御・演算部19によって画像データメモリ部20に書き込まれる。次に、画像データメモリ部20に蓄積されたデータは全体制御・演算部19の制御により、記憶媒体制御インタフェース部21を介して、記憶媒体22に記録される。また、外部インタフェース部23を通り直接コンピュータ等に入力して、画像データの加工を行ってもよい。
本実施形態の構成とすることで、イメージセンサ14から出力される画像信号の欠陥補正をすることができ、高画質な撮像装置を実現することができる。
(本発明の他の実施の形態)
本発明は複数の機器から構成されるシステムに適用しても1つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、上記実施形態では、アドレス保持メモリ部106、メモリフェッチ部107、行カウンタ108や群カウンタ306、アドレスデコーダ109などは機能ブロックで構成されているが、汎用の制御装置、たとえば何らかのCPUなどでそれらの機能をソフトウェア的に実現しても同等の効果を得られる。すなわち、上述した実施の形態の機能を実現するように各種のデバイスを動作させ、上記各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに対し、記憶媒体から、またはインターネット等の伝送媒体を介して上記実施の形態の機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に格納されたプログラムに従って上記各種デバイスを動作させることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれる。
また、この場合、上記ソフトウェアのプログラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体、およびそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
また、コンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、上述の実施の形態で説明した機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)あるいは他のアプリケーションソフト等の共同して上述の実施の形態で示した機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施の形態に含まれる。
さらに、供給されたプログラムコードがコンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれる。
101:イメージセンサ、102:入力端子、103:画像補正部、104:入力端子、105:指示信号入力端子、106:アドレス保持メモリ部、107:メモリフェッチ部、108:行カウンタ、109:アドレスデコーダ、110:シフトレジスタ、111:シフトレジスタの最終段、112:出力端子、113:イメージデータ処理装置

Claims (8)

  1. イメージデータを画素データの行ごとに分けて出力するイメージセンサの出力端子に接続されたイメージデータ処理装置において、
    前記イメージセンサの補正対象画素のアドレスデータを記憶するメモリと、
    前記イメージセンサから出力される現在の画素データの行を指示する行カウンタと、
    前記メモリから前記アドレスデータを読み出すメモリデータフェッチ部と、
    前記メモリデータフェッチ部で読み出された前記アドレスデータの補正対象画素が属する画素データの行と前記行カウンタで指示された画素データの行とが一致しているか否かを判定するアドレスデコード部と、
    前記メモリに記憶された前記アドレスデータに基づいて設定されるとともに、前記アドレスデコード部での判定結果に応じて補正指示信号を出力するシフトレジスタと、
    前記シフトレジスタから出力された補正指示信号をもとに前記イメージセンサから出力される画素データの補正を行う画像補正部と
    を有し、
    前記イメージセンサから順次出力される前記イメージデータに同期して前記シフトレジスタが動作し、前記イメージセンサからの前記イメージデータに対する補正が制御され、
    前記シフトレジスタは、前記イメージセンサの出力端子に現れる画素データに同期してシフトして前記補正指示信号を前記画像補正部に出力することを特徴とするイメージデータ処理装置。
  2. 前記シフトレジスタは、前記イメージセンサの水平ブランキング期間において前記アドレスデータに基づいて初期化処理がなされることを特徴とする請求項1に記載のイメージデータ処理装置。
  3. 前記イメージセンサの出力端子にはある行の画素データと次の行の画素データとが既定の間隔をおいて現れることを特徴とする請求項1または2に記載のイメージデータ処理装置。
  4. 前記シフトレジスタと前記画像補正部とが同一半導体チップ上に形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のイメージデータ処理装置。
  5. 少なくとも、
    被写体像を結像する光学系と、
    前記光学系で結像された被写体像を画像信号として出力するイメージセンサと、
    請求項1〜4の何れか1項に記載のイメージデータ処理装置と、
    前記イメージデータ処理装置からの画像信号を処理する信号処理手段と
    を有することを特徴とする撮像システム。
  6. イメージデータを画素データの行ごとに分けて出力するイメージセンサの出力端子に接続されたイメージデータ処理装置によるイメージデータ処理方法において、
    前記イメージセンサの補正対象画素のアドレスデータをメモリに記憶する記憶処理と、
    前記イメージセンサから出力される現在の画素データの行を指示する指示処理と、
    前記メモリから前記アドレスデータを読み出す読み出し処理と、
    前記読み出し処理で読み出された前記アドレスデータの補正対象画素が属する画素データの行と前記指示処理で指示された画素データの行とが一致しているか否かを判定する判定処理と、
    前記メモリに記憶された前記アドレスデータに基づいて設定されるとともに、前記判定処理での判定結果に応じて補正指示信号をシフトレジスタから出力する出力処理と、
    前記シフトレジスタから出力された補正指示信号をもとに前記イメージセンサから出力される画素データの補正を画像補正部で行う画像補正処理と
    を有し、
    前記イメージセンサから順次出力される前記イメージデータに同期して前記シフトレジスタが動作し、前記イメージセンサからの前記イメージデータに対する補正が制御され、
    前記シフトレジスタは、前記イメージセンサの出力端子に現れる画素データに同期してシフトして前記補正指示信号を前記画像補正部に出力することを特徴とするイメージデータ処理方法。
  7. イメージデータを画素データの行ごとに分けて出力するイメージセンサの出力端子に接続されたイメージデータ処理装置によるイメージデータ処理方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムにおいて、
    前記イメージセンサの補正対象画素のアドレスデータをメモリに記憶する記憶処理と、
    前記イメージセンサから出力される現在の画素データの行を指示する指示処理と、
    前記メモリから前記アドレスデータを読み出す読み出し処理と、
    前記読み出し処理で読み出された前記アドレスデータの補正対象画素が属する画素データの行と前記指示処理で指示された画素データの行とが一致しているか否かを判定する判定処理と、
    前記メモリに記憶された前記アドレスデータに基づいて設定されるとともに、前記判定処理での判定結果に応じて補正指示信号をシフトレジスタから出力する出力処理と、
    前記シフトレジスタから出力された補正指示信号をもとに前記イメージセンサから出力される画素データの補正を画像補正部で行う画像補正処理と
    をコンピュータに実行させ、
    前記イメージセンサから順次出力される前記イメージデータに同期して前記シフトレジスタが動作し、前記イメージセンサからの前記イメージデータに対する補正が制御され、
    前記シフトレジスタは、前記イメージセンサの出力端子に現れる画素データに同期してシフトして前記補正指示信号を前記画像補正部に出力することを特徴とするコンピュータプログラム。
  8. 請求項7に記載のコンピュータプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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