JP2002232181A - 側壁用電波吸収構造体 - Google Patents

側壁用電波吸収構造体

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JP2002232181A
JP2002232181A JP2001021045A JP2001021045A JP2002232181A JP 2002232181 A JP2002232181 A JP 2002232181A JP 2001021045 A JP2001021045 A JP 2001021045A JP 2001021045 A JP2001021045 A JP 2001021045A JP 2002232181 A JP2002232181 A JP 2002232181A
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absorbing structure
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band
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JP2001021045A
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Yasuyuki Nishimura
泰幸 西村
Takasada Mitsui
孝禎 三ツ井
Tetsuya Ashida
哲哉 芦田
Kazuyuki Kashiwabara
一之 柏原
Toshio Kudo
敏夫 工藤
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信エリアにおける不要電波を確実に吸収
し、電波の漏洩防止や混信防止等を行うことができる側
壁用電波吸収構造体を提供することにある。 【解決手段】 上向き傾斜帯状面6と下向き傾斜帯状面
7を交互に有する縦断面形状が略三角波形の基材2を備
える。電波入射面3が上方斜めを向く上向き傾斜状に複
数枚の水平帯板状電波吸収体1…を、基材2の上向き傾
斜帯状面6の裏面4に付設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、側壁用電波吸収構
造体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両の搭乗者(利用者)に対して
様々なサービス情報提供や料金自動決済等を実現可能と
するDSRC{Dedicated Short Range Communication
(狭域通信)}システムの研究が進んでいる。このDS
RCシステムでは、例えば有料道路の料金所、あるいは
店舗等の情報提供側に設置されたDSRCアンテナと、
車両側に設置されたDSRC車載機との間で双方向通信
が行われ、無線通信を利用することにより、通行料や商
品売買に伴った料金決済がキャシュレス化できたり、商
品メニューや音楽や書籍等の各種情報を利用者に配信す
るなどのサービスを提供することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、DSR
Cアンテナの設置場所は道路沿いであることが多いた
め、DSRCアンテナから発信された電波を、(利用を
意図しない)他の通行車両が受信してしまうのを防止
(漏洩防止)したり、電波が隣接通信エリアに届いて混
信するのを防止するという対策が必要である。また、通
信エリアにおける電波の乱反射を防止することにより、
DSRC車載機の確実かつ正確な作動を確保する必要が
ある。
【0004】そこで、本発明は、このような問題点を解
決し、通信エリアにおける不要電波を確実に吸収し、電
波の漏洩防止や混信防止等を行うことができる側壁用電
波吸収構造体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る側壁用電波吸収構造体は、電波入射
面が上方斜めを向く上向き傾斜状の複数枚の水平帯板状
電波吸収体が、上下所定間隔で配設されるものである。
【0006】また、上向き傾斜帯状面と下向き傾斜帯状
面を交互に有する縦断面形状が略三角波形の基材を備
え、電波入射面が上方斜めを向く上向き傾斜状に複数枚
の水平帯板状電波吸収体を上記基材の上向き傾斜帯状面
の裏面に付設したものである。
【0007】また、上向き傾斜帯状面と下向き傾斜帯状
面を交互に有する縦断面形状が略三角波形の基材を備
え、電波入射面が上方斜めを向く上向き傾斜状に複数枚
の水平帯板状電波吸収体を上記基材の上向き傾斜帯状面
の裏面に上下所定間隔で付設し、かつ、電波入射面が下
方斜めを向く下向き傾斜状に複数枚の帯板状電波吸収体
を上記基材の下向き傾斜帯状面の裏面に付設したもので
ある。
【0008】また、電波吸収体が、繊維マット型に形成
されている。また、基材が可撓性を有しているのも良
い。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づき、本発明を詳説する。
【0010】図1〜図4は、本発明に係る側壁用電波吸
収構造体を示す。この側壁用電波吸収構造体Sは、電波
入射面3が上方斜めを向く上向き傾斜状の複数枚の水平
帯板状電波吸収体1…が、上下所定間隔で配設されるも
のである。
【0011】具体的に説明すると、図1は電波吸収構造
体Sの第1の実施の形態を示し、この電波吸収構造体S
は、上向き傾斜帯状面6と下向き傾斜帯状面7を交互に
有する縦断面形状が略三角波形の基材2を備え、電波入
射面3が上方斜めを向く上向き傾斜状に複数枚の水平帯
板状電波吸収体1…を基材2の上記上向き傾斜帯状面6
の裏面4に付設したものである。5は基材2の表て面で
ある。
【0012】電波吸収体1は、繊維マット型、単層型、
複層型、ピラミッド型、密度勾配型、シート型など各種
採用することができるが、中でも繊維マット型が好まし
い。特に、密度変化繊維マット型が望ましい。この繊維
マット型の電波吸収体1は、導電性を有する繊維を絡ま
せてマット状に形成されたもの(繊維集合体)であり、
所定の大きさ寸法(上下幅寸法・左右幅寸法・厚さ寸
法)の帯板状に形成される。このとき、繊維同士の交絡
点を融着したもの、接着剤にて接着したもの、あるいは
繊維同士が単に絡み合って安定なマット状を呈するもの
などが使用できる。なお、繊維集合体の導電性は、例え
ば表面に導電性塗料を塗布された繊維を使用することに
よって付与される。
【0013】基材2は、例えばアクリル樹脂、ポリ塩化
ビニル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹
脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニリデン、ポリカ
ーボネート、あるいはこれらをガラス繊維で補強したF
RP(繊維強化プラスチック)などのプラスチックから
成り、かつ、可撓性を有している。
【0014】この基材2は、裏面4側(後方)の仮想鉛
直面Gから手前(前方)へ向かって下傾する上向き傾斜
帯状面6と、仮想鉛直面Gから手前へ向かって上傾する
下向き傾斜帯状面7とが、交互にかつ所定折曲角度α─
──好ましくは80°〜 100°の角度α───で連設さ
れ、全体として所定厚さ寸法Tの縦断面略三角波形に形
成されている。
【0015】しかして、図1に示す電波吸収構造体Sの
場合、基材2の各上向き傾斜帯状面6の裏面4の略全面
に渡って、水平帯板状電波吸収体1…が付設される。こ
のとき、上向き傾斜帯状面6の裏面4と電波吸収体1の
電波入射面3とを、例えば接着剤にて接着して、基材2
に電波吸収体1…を積層一体化する。
【0016】次に、図2は本発明の第2の実施の形態を
示す。この電波吸収構造体Sは、その縦断面形状が略三
角波形の基材2が、上下両端に上下幅小寸法の取付鉛直
部9,9を有すると共に、下向き傾斜帯状面7,7の下
端と上向き傾斜帯状面6,6の上端との間に上下幅小寸
法の取付鉛直部10,10を有している。これ以外は、図1
と同様の構成とする。
【0017】このような電波吸収構造体Sによれば、例
えば、側壁W(図5〜図7参照)の被取付面に上下複数
の取付部11…を予め設けることにより、基材2の各取付
鉛直部9,9,10,10を取付部11…の位置に対応させて
ボルト等にて螺着させるというように、側壁Wへの取付
けが容易となる。このとき、基材2は可撓性を有するの
で、側壁Wが多少弯曲していたり、取付部11…のピッチ
に多少のばらつきがあったとしても、それらに対応する
ことができる。
【0018】次に、図3は、本発明の第3の実施の形態
を示し、この電波吸収構造体Sは、(図2と同様の)略
三角波形の基材2を備え、電波入射面3が上方斜めを向
く上向き傾斜状に複数枚の水平帯板状電波吸収体1…を
基材2の裏面4に上下所定間隔で付設し、かつ、電波入
射面3が下方斜めを向く下向き傾斜状に複数枚の帯板状
電波吸収体1…を基材2の裏面4に上下所定間隔で付設
したものである。
【0019】即ち、基材2の上向き傾斜帯状面6…の裏
面4の略全面に渡って、複数枚の電波吸収体1…が上下
等間隔で付設され、かつ、基材2の下向き傾斜帯状面7
…の裏面4の残部略全面に渡って、複数枚の電波吸収体
1…が上下等間隔で付設されている。
【0020】図1〜図3は、基材2が上向き傾斜帯状面
6と下向き傾斜帯状面7を有する縦断面略三角波形に形
成された場合を説明したが、次の図4では下向き傾斜帯
状面7を省略した基材2を用いた電波吸収構造体Sを例
示する。
【0021】即ち、図4(イ)に示す電波吸収構造体S
(第4の実施の形態)は、側壁Wから手前側へ向かって
下傾する下傾平板状の基材2と、基材2の裏面4に付設
された電波吸収体1と、を備えた複数の電波吸収構造単
体S′…が、上下等間隔で側壁Wに配設されることによ
り構成される。
【0022】また、図4(ロ)に示す電波吸収構造体S
(第5の実施の形態)は、図4(イ)で説明した上下複
数の電波吸収構造単体S′…を相互に連結したものであ
って、上下複数の上向き傾斜帯状面6…を連結する連結
部12を有する基材2と、各上向き傾斜帯状面6…の裏面
4に付設される複数枚の電波吸収体1…と、を備えてい
る。
【0023】次に、本発明の側壁用電波吸収構造体の使
用例及び作用効果について説明する。図5は、図3で説
明した電波吸収構造体Sを高速道路Hの側壁Wの内面に
取付けた場合を例示している。DSRC(狭域通信)シ
ステムでは、例えば路側に設置したDSRCアンテナ13
から電波15を発信し、車両14が通信エリア17(仮想線で
囲んだ領域)を通過すると図示省略のDSRC車載機に
て電波15を受信して運転者が各種情報(交通事故や渋滞
等)を知ることができる。
【0024】また図6は、地下駐車場18の側壁Wに(図
3で説明した)電波吸収構造体Sを取付けた場合を例示
している。地下駐車場18内では、天井19付近のDSRC
アンテナ13から発信された電波15の乱反射が激しくなる
ため、天井19及び四方の側壁W…に電波吸収構造体S…
を取付けるのが望ましい。このようにすれば、側壁W側
へ直進する電波15や路面16を反射した電波15等の不要電
波を吸収し、通信エリアでの不要電波の乱反射を有効に
防止することができる。なお、天井19には、電波入射面
を下方へ向けた平板状の電波吸収構造体sを取付ければ
良い。
【0025】また図7は、コンビニエンスストアのよう
な駐車場を有する店舗20の敷地を区画する側壁Wや建物
外壁に、電波吸収構造体Sを取付けた場合を例示してい
る。この場合、高所のDSRCアンテナ13から発信され
た電波15のオーバーリーチによる周辺通信エリアとの混
信や、周辺道路の通行車両への電波漏洩等を防止するこ
とができる。
【0026】そして、上述の図5、図6、図7に於て、
側壁W側へ電波15(15a)が直進したり、路面16を反射
した電波15(15b)が側壁W側へ向かう場合があるた
め、これらの電波15a,15bを電波吸収構造体Sにて吸
収し、電波15のオーバーリーチや通信エリア17における
電波15の乱反射を防止するようにしている。即ち、側壁
W側へ上方斜めから直進する電波15aを、電波入射面3
が上方斜めを向く上向き傾斜状の電波吸収体1にて効果
的に吸収し、かつ、路面16を反射して側壁W側へ下方斜
めから進入する電波15bを、電波入射面3が下方斜めを
向く下向き傾斜状の電波吸収体1にて効果的に吸収する
ことができる。
【0027】以上、図3の電波吸収構造体Sでの使用例
を説明したが、路面(床面)からの電波の反射を考慮す
る必要が無い場合は、図1、図2及び図4に示す構造の
電波吸収構造体Sを使用することができる。
【0028】ところで、DSRCシステムで用いられる
電波は円偏波であるので、この円偏波に対して通常の直
線偏波であるTE波・TM波の両波に対して吸収特性が
良好であることが望ましい。図8は、TE波・TM波に
おける入射角度と吸収量の関係(一般特性)を示すグラ
フ図である。図1〜図3を参照しつつこの図8を説明す
ると、一般的に、TE波は、入射角度θが0°(電波入
射面3に対して垂直)を基準として、入射角度θが大き
くなる(電波入射面3に対して平行に近づく)ほど吸収
量が小さくなり、特に45°を越えたあたりから急激に吸
収され難くなる。一方TM波は、入射角度θが30°〜40
°位で吸収増加がピークとなり、これを過ぎると急激に
吸収され難くなる。従って、不要電波を吸収する部材と
しては、TE波とTM波の両方を効果的に吸収し、か
つ、大きい入射角度θでの吸収特性を確保することが要
求される。
【0029】そこで本発明者等は、基材2を、所定厚さ
寸法T及び所定誘電率に調整したプラスチック(アクリ
ル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、不飽和ポリエステル樹
脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化
ビニリデン、ポリカーボネート、あるいはこれらをガラ
ス繊維で補強したFRP等)にて形成し、この基材2を
電波吸収体1の電波入射面3側に配設することにより、
基材2無しの場合に比べて、TE波及びTM波の両方の
吸収量を増加でき、かつ、ある程度大きい入射角度θで
の吸収特性も改善できることを、確認した。
【0030】この本発明の電波吸収構造体Sによれば、
電波吸収体1の電波入射面3を上向き傾斜状(及び下向
き傾斜状)とすることにより、電波入射面3が側壁Wと
平行な鉛直状の場合よりも相対的に入射角度θを小さく
することができる。即ち、側壁Wに平行に近い入射方向
(鉛直に近い入射方向)の電波15a,15bの吸収性能を
向上することができる。このとき、図1〜図4に於て、
電波吸収体1(電波入射面3)の側壁Wに対する傾斜角
度βは、電波の入射角度θに対応した最適な角度───
電波吸収に有効な角度───に設定するのが、好まし
い。また、電波吸収体1の電波入射面3側に基材2を設
けたことで、電波吸収性能アップに相乗効果をもたらす
他に、電波吸収体1…を上向き傾斜状及び下向き傾斜状
に保持する保持部材として、及び、電波吸収体1に雨や
塵埃や排気ガス等の異物が侵入しないカバーとして、兼
用することができ、構造の簡素化となる。
【0031】なお、本発明は上述の実施の形態に限定さ
れず、例えば、電波吸収体1の裏面(電波入射面3と反
対面)側に、金属製フレームや金属板等の補強部材を付
設し、この補強部材を側壁Wにボルト・ナット結合等に
て取付けたり、あるいは設置場所の支柱に補強部材を連
結して電波吸収構造体S自体を側壁とすることも可能で
ある。また、基材2の上向き傾斜帯状面6や下向き傾斜
帯状面7に電波吸収体1を付設するようにしても良い。
【0032】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されるので、次
に記載する効果を奏する。
【0033】(請求項1又は2によれば)側壁Wに配設
される電波吸収体1…の電波入射面3が上向き傾斜状で
あるため、高所の電波発信源から発信して上方斜めから
入射する不要な電波15を、効果的に吸収して減少乃至無
くすることができる。従って、通信エリアにおける不要
電波を確実に吸収し、電波の通信エリア外への漏洩防止
や、電波のオーバーリーチによる周辺通信エリアでの混
信防止を行うことができると共に、通信エリアでの電波
の乱反射を防止して通信機器(DSRC車載機)の確実
で正確な作動を得ることができ、DSRC(狭域通信)
システムの実現に大いに貢献することができる。
【0034】(請求項2によれば)各電波吸収体1…の
電波入射面3側に基材2を配設することにより、電波吸
収性能を向上できると共に、水や塵埃、排気ガスなどの
異物が電波吸収体1内に侵入するのを防止して電波吸収
性能を維持することができる。また、基材2は縦断面略
三角波形であるため、複数枚の電波吸収体1…を上向き
傾斜状として上下所定間隔に、かつ、側壁Wに容易に配
設することができる。
【0035】(請求項3によれば)側壁Wに配設される
電波吸収体1…の電波入射面3が上向き傾斜状及び下向
き傾斜状であるため、高所の電波発信源から発信して上
方斜めから入射する不要な電波15及び路面16や床面に反
射して下方斜めから入射する不要な電波15を、効果的に
吸収して減少乃至無くすることができる。従って、通信
エリアにおける不要電波を確実に吸収し、電波の通信エ
リア外への漏洩防止や、電波のオーバーリーチによる周
辺通信エリアでの混信防止を行うことができると共に、
通信エリアでの電波の乱反射を防止してDSRC車載機
の確実で正確な作動を得ることができ、DSRC(狭域
通信)システムの実現に大いに貢献することができる。
【0036】また、各電波吸収体1…の電波入射面3側
に基材2を配設することにより、電波吸収性能を向上で
きると共に、水や塵埃、排気ガスなどの異物が電波吸収
体1内に侵入するのを防止して電波吸収性能を維持する
ことができる。さらに、基材2は縦断面略三角波形であ
るため、複数枚の電波吸収体1…を上向き傾斜状及び下
向き傾斜として上下所定間隔に、かつ、側壁Wに容易に
配設することができる。
【0037】(請求項4によれば)電波15(TE波・T
M波)の吸収特性に優れた電波吸収体1を得ることがで
きる。 (請求項5によれば)電波吸収構造体Sをある程度撓ま
せることができるので、側壁W等の取付部位の形状・寸
法に対応させ易くなり、取付作業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る側壁用電波吸収構造体の第1の実
施の形態を示す断面側面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す断面側面図で
ある。
【図3】本発明の第3の実施の形態を示す断面側面図で
ある。
【図4】本発明の第4・第5の実施の形態を示す断面側
面図である。
【図5】電波吸収構造体を高速道路の側壁に取付けた場
合の使用状態説明図である。
【図6】電波吸収構造体を地下駐車場の側壁に取付けた
場合の使用状態説明図である。
【図7】電波吸収構造体を店舗の敷地を区画する側壁に
取付けた場合の使用状態説明図である。
【図8】TE波・TM波の一般特性を示すグラフ図であ
る。
【符号の説明】
1 電波吸収体 2 基材 3 電波入射面 4 裏面 6 上向き傾斜帯状面 7 下向き傾斜帯状面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芦田 哲哉 和歌山県有田市箕島663番地 三菱電線工 業株式会社箕島製作所内 (72)発明者 柏原 一之 和歌山県有田市箕島663番地 三菱電線工 業株式会社箕島製作所内 (72)発明者 工藤 敏夫 大阪市北区天満橋1丁目8番30号 OAP タワー三菱電線工業株式会社関西支社内 Fターム(参考) 5E321 AA41 AA44 BB21 BB44 CC16 GG11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電波入射面が上方斜めを向く上向き傾斜
    状の複数枚の水平帯板状電波吸収体が、上下所定間隔で
    配設されることを特徴とする側壁用電波吸収構造体。
  2. 【請求項2】 上向き傾斜帯状面と下向き傾斜帯状面を
    交互に有する縦断面形状が略三角波形の基材を備え、電
    波入射面が上方斜めを向く上向き傾斜状に複数枚の水平
    帯板状電波吸収体を上記基材の上向き傾斜帯状面の裏面
    に付設したことを特徴とする側壁用電波吸収構造体。
  3. 【請求項3】 上向き傾斜帯状面と下向き傾斜帯状面を
    交互に有する縦断面形状が略三角波形の基材を備え、電
    波入射面が上方斜めを向く上向き傾斜状に複数枚の水平
    帯板状電波吸収体を上記基材の上向き傾斜帯状面の裏面
    に上下所定間隔で付設し、かつ、電波入射面が下方斜め
    を向く下向き傾斜状に複数枚の帯板状電波吸収体を上記
    基材の下向き傾斜帯状面の裏面に付設したことを特徴と
    する側壁用電波吸収構造体。
  4. 【請求項4】 電波吸収体が、繊維マット型に形成され
    ている請求項1、2又は3記載の側壁用電波吸収構造
    体。
  5. 【請求項5】 基材が可撓性を有している請求項2、3
    又は4記載の側壁用電波吸収構造体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002250089A (ja) * 2001-02-27 2002-09-06 Takechi Kogyo Gomu Co Ltd 電波吸収体

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JP2002250089A (ja) * 2001-02-27 2002-09-06 Takechi Kogyo Gomu Co Ltd 電波吸収体

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