JP2002231120A - チップ型電子部品 - Google Patents

チップ型電子部品

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JP2002231120A
JP2002231120A JP2001028848A JP2001028848A JP2002231120A JP 2002231120 A JP2002231120 A JP 2002231120A JP 2001028848 A JP2001028848 A JP 2001028848A JP 2001028848 A JP2001028848 A JP 2001028848A JP 2002231120 A JP2002231120 A JP 2002231120A
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Japan
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chip
insulating substrate
type electronic
circuit board
electronic component
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Toshio Yokozawa
敏夫 横澤
Yuichi Nakajo
雄一 中條
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Wako KK
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SKK KK
Wako KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実装される回路基板との断熱性を高め、実装
後に回路基板の洗浄を容易にし、しかも、量産性を高め
てコストダウンを図る。 【解決手段】 プリント回路基板10上に実装されるチ
ップヒューズ11は、絶縁基板12を有する。絶縁基板
12におけるプリント回路基板10と対向する底面の両
端側部分付近にそれぞれ凸条部16,17が形成され
る。両凸条部16,17の底面及び側面並びに絶縁基板
12の両端面にそれぞれ渡って、電極部18,19が形
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント回路基板
等の回路基板上に実装されるチップヒューズ、チップ抵
抗、チップコンデンサ、チップ型水晶発振器などの種々
のチップ型電子部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、プリント回路基板等の回路基
板上に実装されるチップヒューズ、チップ抵抗、チップ
コンデンサ、チップ型水晶発振器などの種々のチップ型
電子部品が提供されている。
【0003】ここで、従来のチップヒューズの一例につ
いて、図10を参照して説明する。図10は、従来のチ
ップヒューズ1を示す概略縦断面図である。
【0004】このチップヒューズ1は、絶縁基板2と、
絶縁基板2上に形成された金属膜3と、保護層4と、電
極部5,6とから構成されている。金属膜3は、ヒュー
ズエレメントを構成する平面視で幅の狭い部分3aと、
その両側の平面視で幅の広い部分3bとを有している。
電極部5,6は、金属膜3の両側部分3b,3cの上
面、絶縁基板2の両端面、及び絶縁基板2の底面の両端
側部分に、それぞれ渡って形成されている。図面には示
していないが、電極部5,6はそれぞれ、内側から順
に、焼結された導電ペースト層、ニッケルメッキ層及び
半田メッキ層で構成されている。保護層6は、ヒューズ
エレメント3a及びその周囲を覆うように形成されてい
る。
【0005】この従来のチップヒューズ1は、図10に
示すように、電極部5,6における絶縁基板2の底面に
形成された部分が、プリント回路基板10のパターン
(図示せず)に半田付けされる。電極部5,6間に流れ
る電流が所定電流以上になると、ヒューズエレメント3
が溶断して、回路を保護する。
【0006】前記従来のチップヒューズ1によれば、前
述した構造を有しているので、量産性が高く、コストダ
ウンを図ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のチップヒュ
ーズ1では、絶縁基板2の底面は全体に渡って一平面を
なし、前述したように、電極部5,6の一部が絶縁基板
2の底面の両端側部分に形成されている。したがって、
絶縁基板2の底面とプリント回路基板10との間隔h1
は、電極部5,6の厚さと同一となる。電極部5,6
は、前述したような構成を有しているため、その厚さは
数μm程度である。このため、前記間隔h1は数μm程
度となり、非常に狭かった。
【0008】しかしながら、このように間隔h1が狭い
と種々の不都合が生ずることが判明した。すなわち、チ
ップヒューズ1はヒューズエレメント3の溶断時の発熱
量は非常に大きいが、前記間隔h1が狭いと、この熱が
プリント回路基板10に伝導し易く、当該熱によって、
焼損事故が起きたり、チップヒューズ1の周囲に高密度
に実装された部品が故障してしまうおそれがあった。ま
た、前記間隔h1が狭いと、チップヒューズ1の周囲に
配置された部品からの発熱がプリント回路基板10を介
してチップヒューズ1に伝導されてしまう。このため、
チップヒューズ1の溶断特性が変化してしまい、所望の
溶断特性が得られなくなるおそれがあるばかりか、性能
が劣化したり寿命が短くなるおそれがある。さらに、前
記間隔h1が狭いと、チップ型電子部品のプリント回路
基板10への実装後に、プリント回路基板10上に飛び
散った半田や松ヤニ等を洗浄する際に、その洗浄が困難
であった。このような不都合を防止するためには、例え
ば、間隔h1を0.05mm以上に設定することが好ま
しい。
【0009】前記間隔h1を広くするべく、前記従来の
チップヒューズ1において、電極部5,6の厚さを厚く
することが考えられる。しかし、導電ペースト層、ニッ
ケルメッキ層及び半田メッキ層の厚さを調整しても、間
隔h1を0.05mm以上に設定することは困難であ
る。
【0010】そこで、前記従来のチップヒューズ1にお
いて、例えば、電極部5,6として十分な厚さを有する
コ字状に折り曲げた金属薄板を用いることが考えられ
る。しかし、この場合には、1つのチップヒューズ1ご
とに、このような金属薄板を用意したり、当該金属薄板
を絶縁基板10に装着したり、当該金属薄板を金属膜3
に接続したりしなければならず、著しく量産性が低下
し、コストアップを免れない。
【0011】以上説明した事情は、チップヒューズのみ
ならず、チップ抵抗、チップコンデンサ、チップ型水晶
発振器などの種々のチップ型電子部品についても、同様
である。
【0012】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、実装される回路基板との断熱性を高めること
ができるとともに、実装後に回路基板の洗浄が容易とな
り、しかも、量産性が高くてコストダウンを図ることが
できる、チップ型電子部品を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第1の態様によるチップ型電子部品は、プ
リント回路基板等の回路基板上に実装されるチップ型電
子部品において、絶縁基板を有し、該絶縁基板における
前記回路基板と対向する底面の両端側部分付近にそれぞ
れ凸条部が形成され、前記両凸条部の底面及び側面並び
に前記絶縁基板の両端面にそれぞれ渡って電極部が形成
されたものである。前記凸条部は、例えば、絶縁材料で
構成することができる。
【0014】この第1の態様によれば、底面に凸条部が
形成され、両凸条部の底面及び側面並びに前記絶縁基板
の両端面にそれぞれ渡って電極部が形成されているの
で、前記凸条部がスペーサとなる。したがって、電極部
の下面と前記絶縁基板の底面の中央部分との高さの差が
大きくなり、絶縁基板と回路基板との間隔が大きくな
る。しかも、凸条部の高さを設定することにより、この
間隔を自在に設定することができる。このため、実装さ
れる回路基板との断熱性を高めることができるととも
に、実装後に回路基板の洗浄が容易となる。しかも、前
記第1の態様のような構造であれば複数のチップ型電子
部品を一括して製造することができるので、量産性が高
く、コストダウンを図ることができる。
【0015】本発明の第2の態様によるチップ型電子部
品は、前記第1の態様において、前記凸条部が前記絶縁
基板の一部で構成されたものである。
【0016】本発明の第3の態様によるチップ型電子部
品は、前記第1の態様において、前記凸条部が1層以上
の膜からなるものである。
【0017】前記第2及び第3の態様はそれぞれ凸条部
の構成の例を挙げたものであるが、前記第1の態様では
凸条部の構成はこのような例に限定されるものではな
い。
【0018】本発明の第4の態様によるチップ型電子部
品は、前記第1乃至第3のいずれかの態様において、前
記電極部における前記凸条部の底面に形成された部分の
下面と前記絶縁基板の底面の中央部分との高さの差は、
0.05mm以上0.3mm以下であるものである。
【0019】前記高さの差が絶縁基板と回路基板との間
隔となるが、前記第4の態様のように、前記高さの差を
0.05mm以上とすると、回路基板との断熱性の向上
と、実装後の回路基板の洗浄の容易化とを図る上で、好
ましい。また、前記高さの差をあまりに広くすると、絶
縁基板と回路基板との間にゴミ等が溜り易くなってしま
うので、前記第4の態様のように、前記間隔は0.3m
m以下に設定することが好ましい。もっとも、本発明で
は、前記高さの差は、必ずしも0.05mm以上0.3
mm以下に限定されるものではない。
【0020】本発明の態様5の態様によるチップ型電子
部品は、前記第1乃至第4のいずれかの態様において、
当該チップ型電子部品が、前記両電極部間に電気的に接
続されたヒューズエレメントを有するチップヒューズで
あるものである。ここで、本明細書では、チップヒュー
ズは、電流遮断機能を有していればよく、ヒューズとし
ての規格を満たすもののみならず、当該規格を満たさず
に回路保護素子などと呼ばれているものも含む。
【0021】チップヒューズは溶断時に発熱量が大きい
ので、この第5の態様のように、前記第1乃至第4の態
様をチップヒューズに適用することが特に好ましい。も
っとも、前記第1乃至第4の態様は、チップヒューズの
種々のチップ型電子部品に適用することができること
は、言うまでもない。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるチップ型電子
部品について、図面を参照して説明する。
【0023】[第1の実施の形態]
【0024】図1は、本発明の第1の実施の形態による
チップヒューズ11を示す概略縦断面図である。図2
は、図1中のA−A’矢視図である。
【0025】本実施の形態によるチップヒューズ11
は、アルミナ等のセラミックや耐熱性樹脂などからなな
どの絶縁基板12と、絶縁基板12上に形成されたガラ
スや耐熱性樹脂(例えば、エポキシ樹脂やポリカーボネ
ート等)などからなる層13と、層13上に形成された
金、銀、プラチナ、錫、ニッケル、合金などの金属膜1
4と、ガラスや耐熱性樹脂(例えば、エポキシ樹脂やポ
リカーボネート等)などの保護層15と、電極部18,
19とから構成されている。金属膜14は、ヒューズエ
レメントを構成する平面視で幅の狭い部分14aと、そ
の両側の平面視で幅の広い部分14b,14cとを有し
ている。層13は、絶縁基板12の上面の微細な凹凸を
平坦化して、金属膜14(特に、ヒューズエレメント1
4a)の断面積を各部で安定化させ、溶断特性を安定化
させるなどの作用を担う。もっとも、本発明では、層1
3は、必ずしも形成しておく必要はない。
【0026】そして、本実施の形態では、絶縁基板12
におけるプリント回路基板10と対向する底面の両端側
部分付近にそれぞれ凸条部16,17が形成されてい
る。凸条部16,17は、図1中の紙面に垂直な方向に
延びている。本実施の形態では、凸条部16,17は、
絶縁基板12の底面の両端部に沿って形成されている
が、絶縁基板12の底面の両端部から内側方向に若干距
離をあけていてもよい。また、本実施の形態では、凸条
部16,17は、絶縁基板12に凹所20が形成される
ことによって、絶縁基板12の一部で構成されている。
【0027】電極部18,19は、図1に示すように、
両凸条部16,17の底面及び側面並びに絶縁基板12
の両端面、更には金属膜14の両側部分14b,14c
の上面に、それぞれ渡って形成されている。図面には示
していないが、電極部5,6はそれぞれ、内側から順
に、焼結された導電ペースト層、ニッケルメッキ層及び
半田メッキ層(鉛を含んでいるものでもよいし、鉛を含
んでいないものでもよい。)で構成されている。
【0028】また、保護層15は、ヒューズエレメント
14a及びその周囲を覆うように形成されている。絶縁
基板12上へヒューズエレメント14aを設けるための
構造や、ヒューズエレメント14aの上側を覆う構造な
どは、前述した構造に限定されるものではない。例え
ば、保護層15を設けずに、上側に図示しない絶縁基板
を設け、該絶縁基板の下面におけるヒューズエレメント
14aと対向する箇所付近に凹所を形成しておき、ヒュ
ーズエレメント14aの上方に空間があくようにしても
よい。また、絶縁基板12の上面におけるヒューズエレ
メント14aと対向する箇所付近に凹所を形成してお
き、ヒューズエレメント14aの下方に空間があくよう
にしてもよい。この場合、製造に際しては、例えば、絶
縁基板12の上面に予め形成した凹所にレジスト等の犠
牲層を形成した後、その上に金属膜14をスパッタリン
グ等により形成し、その後、前記犠牲層を除去すればよ
い。
【0029】寸法例としては、例えば、絶縁基板12の
高さ(絶縁基板12の上面から凸条部16,17の下面
までの距離)を0.35mm、絶縁基板12の長さ(図
2中の横方向の長さ)を1.9mm、絶縁基板12の幅
(図2中の縦方向の長さ)を1.2mm、凸条部16,
17の高さを0.05mmとすることができる。
【0030】次に、本実施の形態によるチップヒューズ
11の製造方法の一例について、図3乃至図6を参照し
て説明する。図3乃至図6は、チップヒューズ11の各
製造工程を示す斜視図又は平面図である。
【0031】まず、多数のチップヒューズ11の絶縁基
板12となるべきアルミナ基板21を用意し、切削加工
又は金型による成形加工によりこのアルミナ基板21の
一面に、凸条部16,17の高さに相当する深さの凹条
部22を平行に複数形成することによって、複数の凸条
部23を形成する(図3)。凹条部22は、図1中の凹
所20となるべきものである。この凹条部22によって
形成された1本の凸条部23の幅は、図1中の凸条部1
6,17の幅のほぼ2倍に相当する。図3において、ア
ルミナ基板21において、チップヒューズ11の6個分
に相当する領域を、点線で示している。
【0032】次に、図3に示す状態のアルミナ基板21
の凸条部23と反対側の面に、金属膜14となるべき金
属膜24を、スパッタリング等により形成し、この金属
膜24をフォトリソエッチング法等によりパターニング
して図1中の金属膜14に相当する形状にする(図
4)。
【0033】次いで、図4に示す状態のアルミナ基板2
1の金属膜24側の面に、図1中の保護層15となるべ
きガラス膜25を印刷等により形成し更にこれを焼結す
る(図5)。
【0034】その後、図5に示す状態のアルミナ基板2
1を、図5中の切断線X−X’に沿って切断し、縦方向
の列ごとに分離する。図6は、このようにして分離され
た一列のアルミナ基板21を示す。
【0035】次に、図5の示す1列ずつとなったアルミ
ナ基板21に、図1中の電極部18,19の内側層とな
るべき導電ペーストを、露出している金属膜24上、1
列ずつのアルミナ基板21の側面及び凸条部23の下面
に渡って塗布し、これを焼結する。次いで、この状態の
各列のアルミナ基板21に、図1中の電極部18,19
の中間層となるべきニッケルメッキ層を形成する。その
後、図1中の電極部18,19の外側層となるべき半田
メッキ層を形成する。
【0036】最後に、この状態となった1列ずつのアル
ミナ基板21を、図6中の切断線Y−Y’に相当する切
断線で切断して、個々のチップに分離する。これによ
り、本実施の形態によるチップヒューズ11が多数一括
して完成する。
【0037】なお、チップヒューズ11の製造方法が前
述した方法に限定されるものではないことは、言うまで
もない。
【0038】本実施の形態によるチップヒューズ11に
よれば、絶縁基板12の底面に凸条部16,17が形成
され、両凸条部16,17の底面及び側面並びに絶縁基
板12の両端面にそれぞれ渡って電極部18,19が形
成されているので、凸条部16,17がスペーサとな
る。したがって、電極部18,19の下面と絶縁基板1
2の底面の中央部分との高さの差h2が大きくなり、絶
縁基板12とプリント回路基板10との間隔が大きくな
る。しかも、凸条部16の高さを設定することにより、
この間隔h2を自在に設定することができる。このた
め、実装されるプリント回路基板10との断熱性を高め
ることができるとともに、実装後にプリント回路基板1
0の洗浄が容易となる。しかも、本実施の形態によるチ
ップヒューズ11は前述した構造を有しているので、例
示した前述の製造方法のように、多数のチップヒューズ
11を一括して製造することができるので、量産性が高
く、コストダウンを図ることができる。なお、前記高さ
の差h2は、0.05mm以上0.3mm以下に設定す
ることが好ましい。
【0039】[第2の実施の形態]
【0040】図7は、本発明の第2の実施の形態による
チップヒューズ31を示す概略縦断面図であり、前記図
1に対応している。図7において、図1及び図2中の要
素と同一又は対応する要素には同一符号を付し、その重
複する説明は省略する。
【0041】本実施の形態によるチップヒューズ31が
図1及び図2に示すチップヒューズ11と異なる所は、
凸条部16,17が、絶縁基板12とは別に、膜で構成
されている点のみである。この膜の材料としては、例え
ば、ガラスや樹脂(例えば、(例えば、エポキシ樹脂や
ポリカーボネート等)などを挙げることができる。本実
施の形態では、凸条部16,17は一層の膜で構成され
ているが、必要に応じて、2層以上の膜で構成してもよ
い。
【0042】なお、本実施の形態によるチップヒューズ
31も、前記チップヒューズ11と同様の製造方法によ
って製造することができる。この場合、例えば、図3に
示す絶縁基板21を用意する代わりに、両面が平坦な絶
縁基板上に凸条部23に相当する箇所に膜を成膜すれば
よい。あるいは、例えば、凸条部16,17となる膜と
してガラス等を用いる場合には、チップ毎の切断の容易
性を考慮して、予め個々のチップの分ごとに分離した状
態で凸条部16,17となる膜を絶縁基板上に形成して
もよい。
【0043】本実施の形態によっても、前記第1の実施
の形態と同様の利点が得られる。
【0044】[第3の実施の形態]
【0045】図8は、本発明の第3の実施の形態による
チップ抵抗41を示す概略縦断面図であり、前記図1に
対応している。図9は、図8中のB−B’矢視図であ
り、前記図2に対応している。図8及び図9において、
図1及び図2中の要素と同一又は対応する要素には同一
符号を付し、その重複する説明は省略する。
【0046】本実施の形態によるチップ抵抗41が図1
及び図2に示すチップヒューズ11と異なる所は、層1
3が取り除かれ、金属膜13に代えて、金属膜42が形
成されている点のみである。金属膜42は、抵抗体を構
成する平面視で幅の狭い部分42aと、その両側の平面
視で幅の広い部分42b,42cとを有している。金属
膜42の材料、断面積、形状等は、前記チップヒューズ
11と異なり、溶断等が起きずに所望の抵抗値が得られ
るように設定されている。
【0047】本実施の形態によっても、前記第1の実施
の形態と同様の利点が得られる。なお、本実施の形態に
おいても、前記第2の実施の形態によるチップヒューズ
31と同様に、凸条部16,17を、絶縁基板12とは
別に、膜で構成してもよい。
【0048】以上、本発明の各実施の形態について説明
したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるもの
ではない。
【0049】例えば、本実施の形態は、チップヒューズ
やチップ抵抗以外の種々のチップ型電子部品にも適用す
ることができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
実装されるプリント回路基板との断熱性を高めることが
できるとともに、実装後にプリント回路基板の洗浄が容
易となり、しかも、量産性が高くてコストダウンを図る
ことができる、チップ型電子部品を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるチップヒュー
ズを示す概略縦断面図である。
【図2】図1中のA−A’矢視図である。
【図3】図1及び図2に示すチップヒューズの製造工程
を示す概略斜視図である。
【図4】図1及び図2に示すチップヒューズの他の製造
工程を示す概略平面図である。
【図5】図1及び図2に示すチップヒューズの更に他の
製造工程を示す概略平面図である。
【図6】図1及び図2に示すチップヒューズの更に他の
製造工程を示す概略平面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態によるチップヒュー
ズを示す概略縦断面図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態によるチップ抵抗4
1を示す概略縦断面図である。
【図9】図8中のB−B’矢視図である。
【図10】従来のチップヒューズを示す概略縦断面図で
ある。
【符号の説明】
11,31 チップヒューズ 12 絶縁基板 13 層 14 金属膜 14a ヒューズエレメント 15 保護層 16,17 凸条部 18,19 電極部 20 凹所 41 チップ抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中條 雄一 神奈川県横浜市港北区篠原町1312番地25 株式会社和光内 Fターム(参考) 5E033 AA01 BB02 BC01 BE01 BG02 BH02 BH03 5E336 AA04 CC32 CC36 CC44 CC51 EE03 GG01 GG30 5G502 AA01 AA11 BA08 BB06 BC12 CC04 CC28 CC32 CC44

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回路基板上に実装されるチップ型電子部品
    において、絶縁基板を有し、該絶縁基板における前記回
    路基板と対向する底面の両端側部分付近にそれぞれ凸条
    部が形成され、前記両凸条部の底面及び側面並びに前記
    絶縁基板の両端面にそれぞれ渡って電極部が形成された
    ことを特徴とするチップ型電子部品。
  2. 【請求項2】 前記凸条部が前記絶縁基板の一部で構成
    されたことを特徴とする請求項1記載のチップ型電子部
    品。
  3. 【請求項3】 前記凸条部が1層以上の膜からなること
    を特徴とする請求項1記載のチップ型電子部品。
  4. 【請求項4】 前記電極部における前記凸条部の底面に
    形成された部分の下面と前記絶縁基板の底面の中央部分
    との高さの差は、0.05mm以上0.3mm以下であ
    ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の
    チップ型電子部品。
  5. 【請求項5】 当該チップ型電子部品が、前記両電極部
    間に電気的に接続されたヒューズエレメントを有するチ
    ップヒューズであることを特徴とする請求項1乃至4の
    いずれかに記載のチップ型電子部品。
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