JP2002230822A - 光学ピックアップ装置 - Google Patents

光学ピックアップ装置

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JP2002230822A
JP2002230822A JP2001021094A JP2001021094A JP2002230822A JP 2002230822 A JP2002230822 A JP 2002230822A JP 2001021094 A JP2001021094 A JP 2001021094A JP 2001021094 A JP2001021094 A JP 2001021094A JP 2002230822 A JP2002230822 A JP 2002230822A
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optical pickup
optical
laser
light
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JP2001021094A
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Kenichi Negoro
健一 根来
Kenji Suga
健司 菅
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Mitsumi Electric Co Ltd
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    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/135Means for guiding the beam from the source to the record carrier or from the record carrier to the detector
    • G11B7/1365Separate or integrated refractive elements, e.g. wave plates
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/22Apparatus or processes for the manufacture of optical heads, e.g. assembly

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  • Optics & Photonics (AREA)
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  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスクの信号記録面上における、スポッ
ト長軸方向と光ビームの偏光方向との間の角度を任意の
角度に調整できる光学ピックアップ装置を提供するこ
と。 【解決手段】 半導体レーザー(LD)から出射された
所定の偏光方向を持つレーザー光を対物レンズ(OL)
によって光ディスク(Disc)の信号記録面に集光す
る光学ピックアップ装置に於いて、位相差板(PDP)
が、対物レンズ(OL)の手前に、光軸の回りに回転可
能な状態で配置される。回転調整機構は、この位相差板
を、その光軸の回りに任意の角度だけ回転する。これに
より、光ディスクの信号記録面上における、スポットの
長軸方向と光ビームの偏光方向との間の角度を任意の角
度に調整できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク装置に
内蔵され、CD−RやCD−RWなどの光学的記録媒体
(光ディスク)の記録・再生を行なう光学ピックアップ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、光学ピックアップ装置
は、光源である半導体レーザーから放射(照射)された
レーザー光を対物レンズによって光ディスクの信号記録
面上に集光させることによって、情報の記録(書き込
み)や消去を行ったり、その信号記録面からの反射光
(戻り光)を光検出手段である光検出器で検出すること
によって、情報の再生を行う装置である。
【0003】図4に、光学ピックアップ装置の光源とし
て使用される半導体レーザー(レーザダイオード)LD
の外観を示す。図4において、(a)は平面図、(b)
は正面図、(c)は左側面図である。
【0004】半導体レーザーLDから照射されるレーザ
ー光は、所定の偏光方向を持っているが、図4(a)お
よび(c)に示されるように、その偏光方向は、半導体
レーザーLDの活性層に対して水平な方向である。ま
た、半導体レーザーLDから照射されるレーザー光は、
所定のビーム広がり角を持った楕円形状をしており、図
4(a)および(c)に示されるように、そのビーム広
がり角は、半導体レーザーLDの活性層に水平な方向と
垂直な方向とで異なっている。詳述すると、レーザー光
のレーザー放射角は、活性層に水平な方向で小さく(狭
く)(図4(a)参照)、活性層に垂直な方向で大きく
(広く)(図4(c)参照)なっている。
【0005】後で図面を参照して詳しく説明するよう
に、このような半導体レーザーLDを光源として使用し
た従来の光学ピックアップ装置では、レーザー光が対物
レンズで集光された光ディスクの信号記録面上におけ
る、スポットの長軸方向と光ビームの偏光方向とは、常
に等しくなっている。
【0006】図5および図6を参照して、従来の光学ピ
ックアップ装置について説明する。図5および図6は、
それぞれ、第1および第2の従来の光学ピックアップ装
置の光学系を示す図である。図5および図6の各々にお
いて、(a)は光学系全体(但し、光検出器などの部分
を除いている)を示す平面図、(b)はそれに使用され
る半導体レーザーLDの正面図である。
【0007】第1の従来の光学ピックアップ装置(第1
の従来例)と第2の従来の光学ピックアップ装置(第2
の従来例)とは、実質的に同一の構成を有するが、後述
するように、半導体レーザーLDの配置の仕方が異な
る。従って、以下では、第1の従来例と第2の従来例と
の間で共通する事項については、最初に、単に「従来の
光学ピックアップ装置」として説明し、区別する必要が
ある場合にのみ、後で、第1の従来の光学ピックアップ
装置又は第2の従来の光学ピックアップ装置と明示して
説明することにする。
【0008】従来の光学ピックアップ装置は、半導体レ
ーザー(レーザーダイオード)LDと、回折格子GRT
と、ビームスプリッタBSと、コリメートレンズCL
と、立上げミラーMIRと、対物レンズOLとを有す
る。また、図5および図6では図示していないが、従来
の光学ピックアップ装置は、凹レンズ(拡大レンズ)、
光検出器(受光素子)、およびフォワードセンサをも有
する。なお、ビームスプリッタBSはハーフミラーとも
呼ばれる。
【0009】このような構成の光学ピックアップ装置に
おいて、手前に配置されている半導体レーザーLDから
水平前方向へ出射された1本のレーザー光は、回折格子
GRTで3本のレーザー光に分離され、ビームスプリッ
タBSで直角に折り曲げられて水平左方向へ進む。尚、
ビームスプリッタBSは、入射したレーザ光を反射光と
透過光に一定割合で分離し、例えば入射したレーザー光
の80%を反射し、20%を透過するように構成され
る。フォワードセンサ(図示せず)は、フロントモニタ
とも呼ばれ、このビームスプリッタBSを透過してきた
レーザー光の光量をモニタするためのものである。この
水平左方向へ進むレーザー光は、コリメートレンズCL
で平行光にされた後、立上げミラーMIRの反射面で反
射されることにより直角に折り曲げられて鉛直上方向へ
進み、対物レンズOLを介して回転駆動される光ディス
ク(図示せず)の信号記録面へ集光(照射)される。こ
れにより、光ディスクに対して情報の書き込み(記録)
や消去を行うことができる。
【0010】一方、この光ディスクの信号記録面からの
反射光(戻り光)は、鉛直下方向へ進み、対物レンズO
Lを通過し、立上げミラーMIRの反射面で反射される
ことにより直角に折り曲げられて水平右方向へ進み、コ
リメートレンズCL、ビームスプリッタBS、凹レンズ
(図示せず)を通して光検出器(図示せず)で検出され
る。これにより、光ディスクに記憶(記録)された情報
の再生を行うことができる。
【0011】尚、上述したように、ビームスプリッタ
(ハーフミラー)BSは、それに入射した光のうち、一
部を反射し、残りを透過する性質(特質)を持つ。従っ
て、上記戻り光のうちの一部もこのビームスプリッタB
Sで反射され、半導体レーザーLDへも戻ることにな
る。特に、光ディスクに対して情報の書き込みや消去を
行う際には、情報の再生を行う場合に比較して、半導体
レーザーLDからは大出力(大電力)のレーザー光を照
射する必要がある。したがって、ビームスプリッタBS
で反射されて半導体レーザーLDへ戻ってくる光ビーム
も、無視できない程の大きさの電力を持つことになる。
【0012】次に、図5および図6を参照して、第1の
従来の光学ピックアップ装置と第2の従来の光学ピック
アップ装置との間の相違点について説明する。
【0013】図5に示される第1の従来の光学ピックア
ップ装置では、半導体レーザーLDは、そこから照射さ
れるレーザー光の偏光方向が、図4(a)に示されるよ
うに、図5(a)の紙面に対して水平(左右)方向とな
るように、配置されている。換言すれば、半導体レーザ
ーLDの活性層は、図5(a)の紙面に対して平行な方
向である。
【0014】これに対して、図6に示される第2の従来
の光学ピックアップ装置では、半導体レーザーLDは、
そこから照射されるレーザー光の偏光方向が、図4
(c)に示されるように、図6(a)の紙面に対して直
交する方向となるように、配置されている。換言すれ
ば、半導体レーザーLDの活性層は、図6(a)の紙面
と直交する方向である。すなわち、第2の従来の光学ピ
ックアップ装置では、その半導体レーザーLDが、第1
の従来の光学ピックアップ装置のものを、その光軸の周
りで反時計回りに90°だけ回転した状態で配置され
る。
【0015】図5(a)および図6(a)には、このよ
うに半導体レーザーLDを配置した場合において、対物
レンズOLで集光された光ディスクの信号記録面上のス
ポットと光ビームの偏光方向とを、それぞれ、対物レン
ズOL上で内部にハッチングを付した楕円形およびその
近傍の矢印で示している。
【0016】第1の従来の光学ピックアップ装置では、
上記スポットの長軸方向は、図5(a)に示されるよう
に、その紙面に対して上下方向である。これに対して、
第2の従来の光学ピックアップ装置では、上記スポット
の長軸方向は、図6(a)に示されるように、その紙面
に対して左右方向である。
【0017】また、第1の従来の光学ピックアップ装置
では、上記信号記録面上の光ビームの偏光方向は、図5
(a)に示されるように、上記スポットの長軸方向と同
じ方向、すなわち、その紙面に対して上下方向である。
同様に、第2の従来の光学ピックアップ装置において
も、上記信号記録面上の光ビームの偏光方向は、図6
(a)に示されるように、上記スポットの長軸方向と同
じ方向、すなわち、その紙面に対して左右方向である。
【0018】とにかく、従来の光学ピックアップ装置で
は、対物レンズOLで集光された光ディスクの信号記録
面上における、スポットの長軸方向と光ビームの偏光方
向とが等しく、同一方向であることが分かる。これは、
従来の光学ピックアップ装置では、半導体レーザーから
照射されるレーザー光の偏光方向が、常に、半導体レー
ザーの活性層に水平な方向となっているからである。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の光学ピックアップ装置では、レーザー光が対物レンズ
で集光された光ディスクの信号記録面上の、スポットの
長軸方向と光ビームの偏光方向とは常に等しくなってい
る。すなわち、従来の光学ピックアップ装置では、光デ
ィスクの信号記録面上における、スポット長軸方向と光
ビームの偏光方向との間の角度は、常に0°であって、
その角度を任意に調整することは出来ない。
【0020】一方、戻り光が半導体レーザー(レーザ素
子)に入射してしまうことを起因として発生する、戻り
光ノイズを低減するようにした光学ピックアップ装置
が、特開平11−261171号公報に開示されてい
る。この公報では、レーザ素子の光路中に偏光回転機能
を有する光学素子を配設し、この光学素子が、レーザ素
子への戻り光の偏光方向を、レーザ素子からの出射光の
偏光方向と異なる方向へ変換している。具体的には、こ
の光学素子は、レーザ素子への戻り光の偏光方向を、レ
ーザ素子からの出射光の偏光方向に対してほぼ90度に
なるように変換する。このような光学素子として、1/
4波長板が使用される。
【0021】しかしながら、この公報では、戻り光の偏
光方向を変換するために、1/4波長板などの光学素子
を使用しており、その最終的な目的は、戻り光ノイズを
低減することにある。また、この光学素子による偏光方
向の変換は、一度設定すれば固定した角度に設定される
ものであり、任意の角度に偏光方向を調整しているもの
でもない。すなわち、この公報は、光ディスクの信号記
録面上における、スポット長軸方向と光ビームの偏光方
向との間の角度を任意に調整することは意図していな
い。
【0022】特に、この種の光学ピックアップ装置で
は、上記戻り光ノイズ以外にも、種々の要因により干渉
が起こることが考えられる。そこで、このような干渉を
できるだけなくすことができるように、偏光方向を任意
の角度に調整することによって、光学素子を最適な位置
に配置できることが好ましい。
【0023】それ故に本発明の課題は、光ディスクの信
号記録面上における、スポット長軸方向と光ビームの偏
光方向との間の角度を任意の角度に調整することができ
る光学ピックアップ装置を提供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様によ
れば、半導体レーザー(LD)から出射された所定の偏
光方向を持つレーザー光を対物レンズ(OL)によって
光ディスク(Disc)の信号記録面に集光する光学ピ
ックアップ装置に於いて、前記対物レンズの手前に、光
軸の回りに回転可能な状態で配置された位相差板(PD
P)と、該位相差板を前記光軸の回りに任意の角度だけ
回転するための回転調整機構とを備え、これにより、前
記信号記録面上における、スポットの長軸方向と光ビー
ムの偏光方向との間の角度を任意の角度に調整できるよ
うにしたことを特徴とする光学ピックアップ装置が得ら
れる。
【0025】本発明の第2の態様によれば、所定の偏光
方向を持つレーザー光を出射する半導体レーザー(L
D)と、該半導体レーザーから出射された1本のレーザ
ー光を3本のレーザー光に分離する回折格子(GTR)
と、該回折格子からのレーザー光を反射するビームスプ
リッタ(BS)と、該ビームススプリッタで反射された
レーザー光を平行光にするコリメートレンズ(CL)
と、前記平行光を反射する立上げミラー(MIR)と、
該立上げミラーで反射されたレーザー光を光ディスク
(Disc)の信号記録面に集光する対物レンズ(O
L)とを有する光学ピックアップ装置に於いて、前記半
導体レーザーと前記対物レンズとの間に、光軸の回りに
回転可能な状態で配置された位相差板(PDP)と、該
位相差板を前記光軸の回りに任意の角度だけ回転するた
めの回転調整機構とを備え、これにより、前記信号記録
面上における、スポットの長軸方向と光ビームの偏光方
向との間の角度を任意の角度に調整できるようにしたこ
とを特徴とする光学ピックアップ装置が得られる。
【0026】上記光学ピックアップ装置ににおいて、前
記位相差板としては、1/2波長板や1/4波長板を使
用することができる。
【0027】尚、上記括弧内の参照符号は、理解を容易
にするために付したものであり、一例にすぎず、これら
に限定されないのは勿論である。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0029】図1を参照して、本発明の一実施の形態に
係る光学ピックアップ装置について説明する。図1は本
実施の形態に係る光学ピックアップ装置の光学系を示す
図であって、(a)は光学系全体(但し、光検出器など
の部分を除いている)を示す平面図、(b)はそれに使
用される半導体レーザーの正面図、(c)は光学系の一
部を示す正面図である。
【0030】図示の光学ピックアップ装置は、光ビーム
の偏光方向を変える(回転させる)ための位相差板PD
Pと、この位相差板PDPを光軸の回りに任意の角度だ
け回転するための回転調整機構(図示せず)とを有して
いる点を除いて、図5に図示したものと同様の構成を有
する。したがって、図5に示したものと同様の機能を有
するものには同一の参照を付し、それら説明について
は、説明の簡略化のためおよび重複した説明を避けるた
めに、省略する。
【0031】位相差板PDPは、図1(c)から明らか
なように、対物レンズOLの手前に、すなわち、立上げ
ミラーMIRと対物レンズOLとの間に、光軸の回りに
回転可能な状態で配置されている。位相差板PDPとし
ては、後述する1/2波長板や1/4波長板などを使用
することができる。図示しない回転調整機構は、この位
相差板PDPを光軸の回りに任意の角度だけ回転する。
【0032】このように位相差板PDPと回転調整機構
とを付加することにより、対物レンズOLで集光された
光ディスクDiscの信号記録面上のスポットの長軸方
向は、図5(a)に示される場合と同様に、紙面に対し
て上下方向であるが、信号記録面上の光ビームの偏光方
向は、任意の角度に設定される。すなわち、光ディスク
Discの信号記録面上における、スポット長軸方向と
光ビームの偏光方向との間の角度を任意の角度に調整す
ることができる。
【0033】次に、図2を参照して、図1に示した光学
ピックアップ装置の動作について説明する。図2におい
て、(a)は光学系全体(但し、光検出器などの部分を
除いている)を示す平面図、(b)は半導体レーザーL
Dの正面図である。
【0034】手前に配置されている半導体レーザーLD
は、図5(a)に図示されている場合と同様に、偏光方
向が紙面に対して左右方向の1本のレーザー光を水平前
方向へ出射する。この1本のレーザー光は、回折格子G
RTで3本のレーザー光に分離され、ビームスプリッタ
BSで直角に折り曲げられて水平左方向へ進む。この水
平左方向へ進むレーザー光の偏光方向は、紙面に対して
上下方向である。尚、ビームスプリッタBSは、入射し
たレーザ光を反射光と透過光に一定割合で分離し、例え
ば入射したレーザー光の80%を反射し、20%を透過
するように構成される。フォワードセンサ(図示せず)
は、このビームスプリッタBSを透過してきたレーザー
光の光量をモニタする。
【0035】この水平左方向へ進むレーザー光は、コリ
メートレンズCLで平行光にされた後、立上げミラーM
IRの反射面で反射されることにより直角に折り曲げら
れて鉛直上方向へ進む。この鉛直上方向へ進むレーザー
光は、位相差板PDPによりその偏光方向が所定角度だ
け回転される。ここで、位相差板PDPを、図2(a)
の白抜き太線矢印のように、回転調整機構(図示せず)
によって、その光軸の回りに回転することにより、それ
を通過するレーザー光の偏光方向を任意の角度で回転さ
せることができる。
【0036】この位相差板PDPを透過したレーザー光
は、対物レンズOLを介して回転駆動される光ディスク
Disc(図1(c))の信号記録面へ集光(照射)さ
れる。これにより、光ディスクに対して情報の書き込み
(記録)や消去を行うことができる。
【0037】したがって、上述したように、光ディスク
Discの信号記録面上における、スポット長軸方向と
光ビームの偏光方向との間の角度を任意の角度に調整す
ることができる。
【0038】一方、この光ディスクの信号記録面からの
反射光(戻り光)は、鉛直下方向へ進み、対物レンズO
Lおよび位相差板PDPを通過し、立上げミラーMIR
の反射面で反射されることにより直角に折り曲げられて
水平右方向へ進み、コリメートレンズCL、ビームスプ
リッタBS、凹レンズ(図示せず)を通して光検出器
(図示せず)で検出される。これにより、光ディスクに
記憶(記録)された情報の再生を行うことができる。
【0039】図3に位相差板PDPとして使用される1
/2波長板を図示する。図3に示されるように、1/2
波長板PDPへ下方から直線偏光が入射したとする。1
/2波長板PDPを、図3の矢印で示すように、その光
軸の回りに回転することにより、それを通過する直線偏
光の方向を任意に設定することができる。
【0040】本発明は上述した実施の形態に限定せず、
本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更・変形が
可能なのは勿論である。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、対物レンズの手前に位相差板を光軸の回りに
回転調整可能な状態で配置し、位相差板を回転調整機構
で回転させるようにしたので、対物レンズによって集光
された光ディスクの信号記録面上における、スポット長
軸方向と光ビームの偏光方向との間の角度を任意の角度
に調整すること可能になる。これにより、再生および記
録特性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による光学ピックアップ
装置の光学系を示す図で、(a)は光学系全体(但し、
光検出器などの部分を除いている)を示す平面図、
(b)はそれに使用される半導体レーザーの正面図、
(c)は光学系の一部を示す正面図である。
【図2】図1に示した光学ピックアップ装置の動作を説
明するための図で、(a)は光学系全体(但し、光検出
器などの部分を除いている)を示す平面図、(b)はそ
れに使用される半導体レーザーの正面図である。
【図3】図1に示した光学ピックアップ装置の位相差板
として使用される1/2波長板を示す斜視図である。
【図4】光学ピックアップ装置の光源として使用される
半導体レーザー構成を示す図で、(a)は平面図、
(b)は正面図、(c)は左側面図である。
【図5】第1の従来の光学ピックアップ装置の光学系を
示す図で、(a)は光学系全体(但し、光検出器などの
部分を除いている)を示す平面図、(b)はそれに使用
される半導体レーザーの正面図である。
【図6】第2の従来の光学ピックアップ装置の光学系を
示す図で、(a)は光学系全体(但し、光検出器などの
部分を除いている)を示す平面図、(b)はそれに使用
される半導体レーザーの正面図である。
【符号の説明】
LD 半導体レーザー(レーザダイオード) GRT 回折格子 BS ビームスプリッタ(ハーフミラー) CL コリメートレンズ MIR 立上げミラー PDP 位相差板 OL 対物レンズ Disc 光ディスク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザーから出射された所定の偏
    光方向を持つレーザー光を対物レンズによって光ディス
    クの信号記録面に集光する光学ピックアップ装置に於い
    て、 前記対物レンズの手前に、光軸の回りに回転可能な状態
    で配置された位相差板と、 該位相差板を前記光軸の回りに任意の角度だけ回転する
    ための回転調整機構とを備え、 これにより、前記信号記録面上における、スポットの長
    軸方向と光ビームの偏光方向との間の角度を任意の角度
    に調整できるようにしたことを特徴とする光学ピックア
    ップ装置。
  2. 【請求項2】 前記位相差板が1/2波長板である、請
    求項1に記載の光学ピックアップ装置。
  3. 【請求項3】 前記位相差板が1/4波長板である、請
    求項1に記載の光学ピックアップ装置。
  4. 【請求項4】 所定の偏光方向を持つレーザー光を出射
    する半導体レーザーと、該半導体レーザーから出射され
    た1本のレーザー光を3本のレーザー光に分離する回折
    格子と、該回折格子からのレーザー光を反射するビーム
    スプリッタと、該ビームススプリッタで反射されたレー
    ザー光を平行光にするコリメートレンズと、前記平行光
    を反射する立上げミラーと、該立上げミラーで反射され
    たレーザー光を光ディスクの信号記録面に集光する対物
    レンズとを有する光学ピックアップ装置に於いて、 前記半導体レーザーと前記対物レンズとの間に、光軸の
    回りに回転可能な状態で配置された位相差板と、 該位相差板を前記光軸の回りに任意の角度だけ回転する
    ための回転調整機構とを備え、 これにより、前記信号記録面上における、スポットの長
    軸方向と光ビームの偏光方向との間の角度を任意の角度
    に調整できるようにしたことを特徴とする光学ピックア
    ップ装置。
  5. 【請求項5】 前記位相差板が1/2波長板である、請
    求項4に記載の光学ピックアップ装置。
  6. 【請求項6】 前記位相差板が1/4波長板である、請
    求項4に記載の光学ピックアップ装置。
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