JP2002230503A - 耐火icカード - Google Patents

耐火icカード

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JP2002230503A JP2001026489A JP2001026489A JP2002230503A JP 2002230503 A JP2002230503 A JP 2002230503A JP 2001026489 A JP2001026489 A JP 2001026489A JP 2001026489 A JP2001026489 A JP 2001026489A JP 2002230503 A JP2002230503 A JP 2002230503A
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Motoyasu Nakanishi
幹育 中西
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Suzuki Sogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体の耐久性及び耐熱性が高く、火災事
故等にも耐えることのできる非接触式ICカードの提
供。 【解決手段】 非接触式ICカードを熱伝導率の低い断
熱材と空気層からなる耐火層で被覆してなることを特徴
とする耐火ICカード。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐火ICカードに
関する。
【0002】
【従来の技術】最近は、従来の磁気ストライプ型のカー
ドに代わって、ICチップを内蔵したICカードが登場
し、ガソリンの支払いカード、テレホンカード等とし
て、実用化が始まっている。このICチップを内蔵した
ICカードは、従来の磁気ストライプ型カードと比べる
と情報量、処理スピード及びセキュリティの面で信頼性
等が格段に優れており、今後のカードの主流になるもの
と思われる。
【0003】ICカードには、ICチップの情報を読み
書きするリーダーライタとの接点がカード表面に露出し
ている接触式ICカードと、カードの中にアンテナコイ
ルとICチップが内蔵されていて、磁界中をカードが通
過するときにコイルに発生する誘導電流でICチップの
情報を読みとり、さらに書き換えることができる非接触
式ICカードの2種類がある。
【0004】非接触式ICカードは、接触式ICカード
とは異なり、リーダライタに挿入する必要がないので、
例えば交通機関の自動改札機や高速道路の料金所を通過
するときにノンストップで情報交換ができ、通勤ラッシ
ュや交通渋滞の解消に効果があると期待されている。
【0005】また、非接触式ICカードは、製造物及び
工作物等の諸情報をデータベースに蓄積し、社会で共有
することにより、製造物及び工作物等の諸情報が散逸す
るのを防止する、いわゆるCALS(Continua
s Acquisitionand Life−cyc
le Support)が考え出され、その実現が図ら
れている。その方法として、合成樹脂でモールドした記
録媒体を製造物又は工作物へ貼り付けたり、埋め込んだ
りする方法が提案されている。特に、情報を大量に記録
保持できる非接触式ICカードを用いる方法が検討され
ている。
【0006】一般に、非接触式ICカードは、カード形
状の金型の中にICチップとアンテナコイルを固定し、
その後樹脂を注入して一体化させるというプラスチック
の射出成形法によって製造されており、特に、耐熱性を
有しているものではなかった。したがって、製造物又は
工作物への埋め込み、自動車、航空機等への搭載にあた
っては、従来の非接触式ICカードは、熱に弱いため製
造物又は工作物等が火災事故等で焼失又は破損すると、
そのものと一緒に焼失又は破損し、情報が全て失われて
しまうという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、記録
媒体の耐久性及び耐熱性が高く、火災事故等にも耐える
ことのできる非接触式ICカードを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意研究した結果、非接触式ICカードの
表面を特定の耐火物で覆うことにより耐火性能を付与し
た非接触式ICカードが得られることを見出し、本発明
を完成するに至った。
【0009】すなわち、本発明の第1の発明は、非接触
式ICカードを熱伝導率の低い断熱材と空気層からなる
耐火層で被覆してなることを特徴とする耐火ICカード
である。
【0010】また、本発明の第2の発明は、断熱材が、
セメント又はヒートレスガラスであることを特徴とする
第1の発明に記載の耐火ICカードである。
【0011】また、本発明の第3の発明は、空気層が、
発泡剤による気泡及び/又は中空球体からなることを特
徴とする第1又は2の発明に記載の耐火ICカードであ
る。
【0012】また、本発明の第4の発明は、耐火層の上
をさらに保護層で被覆してなることを特徴とする第1〜
3のいずれかの発明に記載の耐火ICカードである。
【0013】また、本発明の第5の発明は、保護層が、
合成樹脂からなることを特徴とする第4の発明に記載の
耐火ICカードである。
【0014】また、本発明の第6の発明は、非接触式I
Cカードが、カード内に所定信号を受信したときその位
置を知らせるための信号を発信するタグが封入され、耐
火情報記録媒体機能を有することを特徴とする第1〜5
のいずれかの発明に記載の耐火ICカードである。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は、非接触式ICカードを
耐火層で被覆した耐火ICカード、及び必要に応じて、
耐火層及び保護層で被覆した耐火ICカードである。以
下に、各構成及びそれらの用途について説明する。
【0016】(1)非接触式ICカード 本発明で用いる非接触式ICカードは、CPU、記憶
部、データ送受部、シートコイル等と、プラスチックフ
ィルム又はシート等からなる被覆部材等により構成され
る。例えば、図1に示すように、CPU10と種々のデ
ータを記憶する記憶部11と、書き込み手段との間での
データの送受信を行うためのデータ送受部12と、外部
から電源を与え、外部からの信号を受信し、外部へ信号
を発信するためのシートコイル16とを有するICカー
ド1で、プラスチックからなる被覆部材等により構成さ
れるている。
【0017】また、上記非接触式ICカードは、上記非
接触式ICカードと所定信号を受信した時にその位置を
知らせるための信号を発信するタグを備えた図2の構成
の情報記録媒体であってもよい。具体的には、図3
(a)に示すように、情報記録媒体3は、非接触式IC
カード1とタグ2を備えたものからなる。タグ2は、例
えば、実用新案登録第3058339号に提案されてい
るようなICタグを用いることができる。熱可塑性樹脂
を用いて形成された平板上のベース部材20上に、タグ
2のICチップ15及びアンテナ17(コイル)とIC
カード2とを接着し、それらを合成樹脂層20により被
覆したものである。図3(b)は、図3(a)の断面図
である。
【0018】タグ2のアンテナ17は、金属箔をホット
スタンプにより打ち抜いて作成してあり、断面積が大き
いので感度が良く、タグ2の探索可能範囲が広くなって
いる。また、アンテナ17をエッチングで形成しないの
で、廃液による環境汚染も生じない。
【0019】また、ベース部材20は、合成樹脂製であ
るので、射出成形技術及び押出成形技術等を用いること
で、ベース部材の厚みを自由に設定することが可能とな
り、その厚みを厚くすることにより、強度が高い工作物
の情報記録媒体3とすることができる。
【0020】(2)耐火層 本発明の耐火ICカードは、上記非接触式ICカードを
耐火層で被覆したものである。耐火層としては、非接触
式ICカードを火災事故等にあっても保護できる程度の
断熱性を有しているものであればどのようなものであっ
ても良いが、熱伝導率の低い断熱材と空気層からなるも
のが好ましい。
【0021】本発明で用いることのできる熱伝導率の低
い断熱材としては、軽量で成形加工性の優れた断熱材で
あり、例えば、セメント、常温ガラスコーティング材
(ヒートレスガラス)、重防食コーティング材である機
能性コーティング材(セラプロテックス)、ガラス繊維
からなる不織布等の耐火シート等が挙げられる。これら
の中では、耐熱600℃以上のセメント及びヒートレス
ガラスが好ましい。
【0022】上記セメントとしては、一般的なセメント
でよく、例えば、ポルトランドセメント、高炉セメン
ト、フライアッシュセメント、アルミナセメントなどの
公知のセメントがいずれも使用できる。
【0023】上記ヒートレスガラスとは、常温ガラスコ
ーティング剤であって、その構成は、主剤として、液状
で無溶剤のメチル基、もしくはフェニル基を有するオル
ガノポリシロキサン、架橋剤として、アルコキシ基、ア
シロキシ基、オキシム基等の官能性側鎖を有するオルガ
ノシロキサン、および硬化触媒として、Zn、Al、T
i、Sn等の含金属有機化合物およびB3+、ハロゲン
イオン、が配合された組成物から構成されており、1液
タイプの常温施工により各種基材に硬質で密着性に優れ
た非晶質のセラミックス膜を形成する塗料・コーティン
グ剤である。その機構は、主剤オルガノポリシロキサン
官能基が空気中の水分により、加水分解を受けて水酸基
に変化し、該水酸基を架橋剤オルガノシロキサンの官能
基がアタックし、硬化触媒の作用も受けて脱アルコール
反応をおこし、三次元構造の高分子化合物のポリシロキ
サン硬化体を形成し、常温領域においてその金属酸化物
が得られるものである。
【0024】このようにして得られたヒートレスガラス
は、耐候性、接着性、防錆効果、メッキレス、耐透水
性、耐吸水性、耐酸・耐塩基性、耐アルカリ・耐溶剤
性、耐中性化に優れ、不燃性である。
【0025】ヒートレスガラスは、単独でICカードに
被覆してもよいが、上記シラスバルーン、アルミナ粉末
等の無機微粒子を配合して用いることもできる。
【0026】耐火層としてのもう一方の構成である空気
層は、セメント等の断熱材に混ぜ込む発泡剤により発生
する気泡、中空球体、加熱時に膨張する熱膨張性層状無
機物等が挙げられ、単独で用いても、2種以上を併用し
て用いてもよい。これらは、上記断熱材と混合して用い
てもよく、積層して用いてもよい。
【0027】セメントに混ぜ込む発泡剤としては、公知
の軽量モルタル材料等に用いられている発泡ビーズ、多
泡質塩化ビニリデン系樹脂発泡粒子、ミサワセラミック
ケミカル社のセメント起泡剤(商品名「フォーミック
ス」)等を用いることができる。
【0028】中空球体としては、中空フィラー又は多孔
フィラー等が挙げられる。中空フィラー又は多孔フィラ
ーとしては、硼珪酸塩ガラス等のガラスシリカ、セラミ
ックス等の無機質物質の中空微小球体又はバルーンから
なっている。この中空フィラー又は多孔フィラーの具体
例としては、例えば、ベルギーのランベール社が開発し
た硼珪酸塩ガラスの無機質微小中空球体シリカバルーン
(商品名「M−CEL」)、工業技術院九州工業試験所
が開発した微小中空体シラスバルーン、米国フィラデル
フィアクオーツ(PQ)社が開発した硼珪酸ソーダ系の
無機質微小中空体シリカバルーン(商品名「Q−CE
L」)、昭和電工社が開発したセラミック中空体(商品
名「ショウバルーンBS」)、昭和化学工業社が開発し
たパーライトを原料とするパーライトバルーン(商品名
「マイクロフィラー」)、米国3M社が開発した化学的
に安定した不溶性のガラスから作られた中空微小球(商
品名「スリーエム・グラスバブルス」)、サンライト社
から市販されている中空微小球(商品名「Gライ
ト」)、米国フェライト社から市販されているアルミノ
シリケート系の中空微小球(商品名「フィライト」)等
が挙げられる。これらの中空フィラーの中では、シラス
バルーンが性能、コストの点において好ましい。
【0029】ここで、シラスバルーンとは、平均粒径2
0μm以下の微粒中空ガラス球状体であって、南九州に
広く分布する非晶質火山ガラスと結晶鉱物からなるシラ
スを急速加熱することによって、シラスガラスの軟化と
水分の蒸発が同時に起こることによって発泡し、中空球
状化したものである。このシラスバルーンは、微細性、
高強度、高白色の特徴を生かし、無機建材用材料の軽量
モルタル用材料や断熱塗料用材料として用いられてきて
いる。
【0030】また、上記加熱時に膨張する熱膨張性層状
無機物としては、例えば、バーミキュライト、カオリ
ン、マイカ、熱膨張性黒鉛等が挙げられる。
【0031】本発明の耐火層を構成する断熱材には、必
要に応じて、軽量骨材を添加してもよい、軽量骨材とし
ては、発泡アルミナ、パーライト、シリカフーム、フラ
イアッシュ、スラグ、ケイソウ土、微細軽砂、水酸化ア
ルミニウムが挙げられる。
【0032】(3)保護層 本発明の耐火ICカードには、必要に応じて、保護層を
設けることができる。保護層は、上記耐火層の上から被
覆するものであって、耐火層を保護する機能と取り扱い
上の容易さを付与する機能を有する層である。したがっ
て、耐久性、携帯性、不燃性、耐衝撃性、耐薬品性、防
食性、密封性、加工性等の機能を果たすものであればよ
く、合成樹脂が好ましい。樹脂としては、被覆加工する
点から熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂が好ましく、特
に、機械的強度、加熱加工時の寸法精度に優れたものが
好ましい。
【0033】例えば、ポリエチレンテレフタレート(P
ET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリカ
ーボネート(PC)、ポリエーテルイミド(PEI)、
ポリイミド(PI)、ポリエーテルスルホン(PE
S)、ポリフェニレンスルフィド(PPS)、ポリエー
テルエーテルケトン(PEEK)等が挙げられる。
【0034】また、保護層を構成する樹脂には、難燃剤
としてのリン化合物、無機充填剤等を配合するのが好ま
しい。
【0035】リン化合物としては、例えば、赤リン、リ
ン酸金属塩、ポリリン酸アンモニウム類等が挙げられ
る。
【0036】無機充填剤としては、特に限定されず、金
属酸化物、含水無機物、金属炭酸塩、無機繊維等が挙げ
られ、例えば、アルミナ、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化
カルシウム、酸化マグネシウム、酸化鉄、酸化錫、酸化
アンチモン、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、
水酸化アルミニウム、ハイドロタルサイト、炭酸カルシ
ウム、炭酸マグネシウム、炭酸亜鉛、炭酸ストロンチウ
ム、炭酸バリウム、硫酸カルシウム、石膏繊維、タル
ク、クレー、マイカ、ガラス繊維、ステンレス繊維、ホ
ウ酸亜鉛、スラグ繊維等が挙げられる。これらは、単独
で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
【0037】(4)耐火ICカード 本発明の耐火ICカードは、上記のような耐火層、及
び、必要に応じて、保護層をそれぞれの用途等に相応し
い厚みに被覆して得ることができる。得られる本発明の
耐火ICカードの一例として、図4にその断面図示す。
図4において、耐火ICカード4は、CPU10、記憶
部11、データ送受部12を構成するICモジュール1
3とシートコイル16を合成樹脂20で密封した非接触
式ICカード1を耐火層21で被覆し、さらに保護層2
2で被覆されてなる。
【0038】また、上記のようにして得られる本発明の
耐火情報記録媒体の一例として、構成を図5(a)及び
その断面図を図5(b)に示す。図5(b)において、
耐火情報記録媒体5は、ICチップ15、アンテナコイ
ル17からなる電子タグと非接触式ICカード1を合成
樹脂20で密封した情報記録媒体3を耐火層21で被覆
し、さらに保護層22で被覆されてなる。
【0039】(5)耐火ICカードの用途 本発明の耐火ICカード又は耐火情報記録媒体は、次の
ような用途で好ましく用いることができる。
【0040】(a)認識カード 例えば、非接触式ICカードに個人のIDコード、住
所、医療データ等の個人データを記憶させておき、各人
に携帯させておけば、交通事故及び火災等に遭遇したと
きに、ICカードの記憶内容を保存しておくことが可能
であり、容易に個人情報を呼び出すことができ、救急治
療及び家族への連絡等に役立てることができる。特に、
軍隊等の他人数の集団において、個人の認識票として利
用するのが好ましく、軍人の履歴や、治療に関するデー
タを入れ、例えば、その軍人が火炎の中等をくぐって身
元が分からなくなるような状態でも治療の用に供するこ
とができる。
【0041】(b)建物や土地構造物データの収容 建物や土地構造物の施工時の品質データを収容してい
て、構造物の一部に埋めこまれており、非接触であるた
め施工業者以外のものでも必要に応じて品質データを呼
び出すことができる。また、火災や事故等で建物や土地
構造物に甚大な被害があっても耐火性、密閉性によりそ
のデータを守ることができる。
【0042】(c)車両、航空機への搭載 車両等にリーダ/ライタと共に搭載することにより、車
両の走行記録、音声記録等を行うことができ、パーソナ
ルコンピュータと接続して常時、それらの情報を書き込
むようにすることができ、車両等が事故等で炎上した場
合でも走行記録、音声記録等を残すことができる。ま
た、航空機においては、簡易的なブラックボックス(ボ
イスレコーダー)として使用することができる。特に、
軍用の車両、ヘリコプター、航空機に暗号などのデータ
を持ち込む用に供することもできる。
【0043】
【実施例】以下に、実施例および比較例により本発明を
さらに具体的に説明するが、本発明はこれらに限定され
るものではない。なお、実施例における耐火試験方法、
評価基準は、以下の通りである。
【0044】ICカード全体を耐火層で被覆し、10分
間火炎をあて、その後、非接触カードリーダーで情報を
取り出せるこどうかを確認した。 ○:情報を取り出せた。 ×:情報を取り出せなかった。
【0045】実施例1 セメント350重量部、シラスバルーン80重量部及び
発泡剤(フォーミックス)3重量部に水を適量加えて混
練し、非接触式ICカード(日本LSIカード株式会社
製)に10mmの厚さで被覆し、耐火ICカードを得
た。得られた耐火ICカードの耐火試験を行った。その
結果を表1に示す。
【0046】実施例2 セメント350重量部及び発泡剤(フォーミックス)3
重量部に水を適量加えて混練し、非接触式ICカード
(日本LSIカード株式会社製)に10mmの厚さで被
覆し、耐火ICカードを得た。得られた耐火ICカード
の耐火試験を行った。その結果を表1に示す。
【0047】実施例3 ヒートレスガラス100重量部にシラスバルーン100
重量部を加えて混練し、非接触式ICカード(日本LS
Iカード株式会社製)に10mmの厚さで被覆し、耐火
ICカードを得た。得られた耐火ICカードの耐火試験
を行った。その結果を表1に示す。
【0048】比較例1 セメントに水を適量加えて混練し、非接触式ICカード
(日本LSIカード株式会社製)に10mmの厚さで被
覆し、耐火ICカードを得た。得られた耐火ICカード
の耐火試験を行った。その結果を表1に示す。
【0049】比較例2 ヒートレスガラスを非接触式ICカード(日本LSIカ
ード株式会社製)に10mmの厚さで被覆し、耐火IC
カードを得た。得られた耐火ICカードの耐火試験を行
った。その結果を表1に示す。
【0050】
【表1】
【0051】
【発明の効果】本発明の耐火ICカードは、耐熱性及び
耐久性に優れ、携帯時や建造物の火災事故おいても、破
損することがなく記憶情報を安全に保持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】非接触式ICカードの構成を示すブロック図で
ある。
【図2】情報記録媒体の構成を示すブロック図である。
【図3】情報記録媒体の構成例を示す図である。
【図4】耐火ICカードの断面図である。
【図5】耐火情報記録媒体の構成例及びその断面図を示
す図である。
【符号の説明】
1 非接触式ICカード 2 電子タグ 3 情報記録媒体 4 耐火ICカード 5 耐火情報記録媒体 10 CPU 11 記憶部 12 データ送受部 13 ICモジュール 15 ICチップ 16 シートコイル 17 アンテナコイル 20 合成樹脂層 21 耐火層 22 保護層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非接触式ICカードを熱伝導率の低い断
    熱材と空気層からなる耐火層で被覆してなることを特徴
    とする耐火ICカード。
  2. 【請求項2】 断熱材が、セメント又はヒートレスガラ
    スであることを特徴とする請求項1に記載の耐火ICカ
    ード。
  3. 【請求項3】 空気層が、発泡剤による気泡及び/又は
    中空球体からなることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の耐火ICカード。
  4. 【請求項4】 耐火層の上をさらに保護層で被覆してな
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載
    の耐火ICカード。
  5. 【請求項5】 保護層が、合成樹脂からなることを特徴
    とする請求項4に記載の耐火ICカード。
  6. 【請求項6】 非接触式ICカードが、カード内に所定
    信号を受信したときその位置を知らせるための信号を発
    信するタグが封入され、耐火情報記録媒体機能を有する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の
    耐火ICカード。
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