JP2002229384A - 乾式潤滑剤塗布方法及び装置 - Google Patents

乾式潤滑剤塗布方法及び装置

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JP2002229384A
JP2002229384A JP2001153834A JP2001153834A JP2002229384A JP 2002229384 A JP2002229384 A JP 2002229384A JP 2001153834 A JP2001153834 A JP 2001153834A JP 2001153834 A JP2001153834 A JP 2001153834A JP 2002229384 A JP2002229384 A JP 2002229384A
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dry
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隆寛 加藤
Kiyoshi Furukawa
清 古川
Fumio Miyamoto
文生 宮本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡便な方法で、均一かつ安定して乾式潤滑剤
を被塗布物に塗布する。 【解決手段】 帯電した乾式潤滑剤を開口を有する容器
に収納し、この容器に空気を供給することによって、乾
式潤滑剤を開口から、所定距離隔てて接地して配された
被塗布物に向けて吐出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被塗布物に乾式潤
滑剤を塗布する乾式潤滑剤塗布方法及び装置に関する。
本発明は特に、電子写真画像形成装置に用いられる摺動
部材(例えば、感光ドラムに当接する現像剤回収ブレー
ドや、現像スリーブに当接する現像ブレードなど)に、
組立工程時の各種検査のために乾式潤滑剤を塗布する際
の塗布方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式で画像形成を行なう複写
機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置では、一
般に感光ドラムに当接、摺動して感光ドラム上に残留し
ている転写残トナーを除去する現像剤回収ブレードや、
現像スリーブに当接、摺動して現像スリーブ表面に付着
される現像剤を層厚規制して現像部に補給させるための
現像ブレードを備えている。
【0003】上記画像形成装置は、工場での組立工程に
おいて画像品位を保証するための画像代用特性検査等が
すべての画像形成装置において行なわれる。この検査時
において、実際に現像剤(トナー)を補給して検査を行
なうと使用済み製品となるので、組立工程時を含む出荷
時には、現像剤の供給を遮断するための現像剤遮断シー
ルが現像装置に貼られている。
【0004】このため、前記検査時において、感光ドラ
ムと現像剤回収ブレードの間、及び現像スリーブと現像
ブレードの間に現像剤が存在することなく直接接するこ
とにより、現像剤回収ブレード、現像ブレードの「めく
れ」や、感光ドラムの「当接部の欠け」、更には現像ス
リーブの「当接部の削れ」が問題となる。これらの問題
を未然に防止するために、従来では被塗布物としての現
像剤回収ブレードや現像ブレードの表面に、乾式潤滑剤
を不活性液体及び溶媒と混合して得られた液体潤滑剤
や、帯電された乾式潤滑剤を塗布していた。
【0005】上記のように、現像剤回収ブレードや現像
ブレードの表面に液体潤滑剤や乾式潤滑剤を塗布させる
方法として、従来では、以下の(ア)〜(エ)のような
各方法が用いられていた。
【0006】(ア)図14に示すように、容器20内の
不活性液体若しくは溶媒が混合された液体潤滑剤(ペー
スト状を含む)21を定量吐出装置22で吸引し、吸引
した液体潤滑剤をノズル22aから画像形成装置の摺動
部材(現像剤回収ブレードや現像ブレードなど)23の
表面に定速移動しながら定量吐出して塗布した後、乾燥
工程(自然乾燥含む)にて、液体潤滑剤に含まれる不活
性液体若しくは溶媒を揮発させ、乾燥された液体潤滑剤
21aを摺動部材23表面に塗布させる。
【0007】(イ)図15に示すように、容器20内の
乾式潤滑剤24を帯電性部材25に付着させ、乾式潤滑
剤24が付着された帯電性部材25を、画像形成装置の
回転されている摺動部材(感光ドラムや現像スリーブな
ど)23の表面に接触させ、長手方向に摺動を与える。
【0008】これにより、帯電性部材25と摺動部材2
3間に介在する乾式潤滑剤24に摩擦帯電現象が発生す
るが、この際、接地された摺動部材23と乾式潤滑剤2
4の間に相対的に電位差が生じる。この電位差により、
乾式潤滑剤24を摺動部材23表面に塗布させる。
【0009】(ウ)図16に示すように、容器20内の
乾式潤滑剤24に帯電性部材25を摺動摩擦させて、予
め乾式潤滑剤24に摩擦帯電現象を発生させ、接地され
た画像形成装置の回転されている摺動部材(感光ドラム
や現像スリーブなど)23に、乾式潤滑剤24が付着し
た帯電性部材25を接触させる。この際、接地された摺
動部材23と帯電性部材25に付着した乾式潤滑剤24
の間に相対的に電位差が生じる。この電位差により、乾
式潤滑剤24を摺動部材23表面に塗布させる。
【0010】(エ)図17に示すように、容器20内の
乾式潤滑剤24を回転している帯電性ローラ26に付着
させ、乾式潤滑剤24が付着された帯電性ローラ26
を、画像形成装置の回転されている摺動部材(感光ドラ
ムや現像スリーブなど)23に当接して、摺動回転(ス
リップ回転)を与える。
【0011】これにより、帯電性ローラ26と摺動部材
23間に介在する乾式潤滑剤24に摩擦帯電現象が発生
するが、この際、接地された摺動部材23と乾式潤滑剤
24の間に相対的に電位差が生じる。この電位差によ
り、乾式潤滑剤24を摺動部材23表面に塗布させる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図14
を用いて説明した上記(ア)の液体潤滑剤の塗布方法で
は、以下の(1)〜(8)のような問題点があった。 (1)液体潤滑剤21を作製する際に、乾式潤滑剤に不
活性液体若しくは溶媒を混合しなければならず、手間が
かかる。 (2)不活性液体は非常に高価であり、更に、温暖化係
数の非常に高い物質に挙げられている。これにより、使
用の制限される物もあることから液体潤滑剤21の作製
に使用できなくなる可能性がある。 (3)溶媒に関しても、危険物(アルコール等、石油類
等)等の使用が多いことから、取り扱いに関しても細心
の注意を払う必要がある。 (4)容器20に残った使用済みの液体潤滑剤21は、
廃液として処分されるため、回収し再利用することが困
難である(液体潤滑剤の回収装置が高価である)。 (5)摺動部材23表面に塗布した液体潤滑剤21を乾
燥させるための乾燥工程が必要となり、塗布工程に時間
がかかる。 (6)液体潤滑剤21を摺動部材23表面に定量吐出機
22等で塗布した後、乾燥工程にて液体潤滑剤21に含
まれる不活性液体若しくは溶媒を揮発させて、乾燥され
た液体潤滑剤21aを摺動部材23に塗布させるだけで
は、均一な塗布層を形成させることが極めて困難であ
る。 (7)液体潤滑剤21を作製する際に、乾式潤滑剤に不
活性液体もしくは溶媒を混合するが、この際に液体潤滑
剤21の粒子同士が凝集体を形成してしまうため、摺動
部材23表面の塗布面に「微小凹凸」や「表面荒れ」が
発生する。 (8)定量吐出機22等で液体潤滑剤21を摺動部材2
3表面に塗布した際に、液体潤滑剤21が乾燥後に摺動
部材23表面に積層される。このため、図18(a)〜
(d)に示すように、摺動部材としての現像スリーブに
当接する現像ブレード27表面に乾燥された液体潤滑剤
21aが積層されて塗布されて(図18(a)参照)、
回転する現像スリーブ28が当接、摺動すると(図18
(b)参照)、乾燥して積層された液体潤滑剤21aが
凹状に変形する(図18(c)参照)。
【0013】このため、工場から出荷されたこの現像ブ
レード27と現像スリーブ28を備えた画像形成装置を
ユーザーが使用する際に、現像工程で用いられる現像剤
(トナー)が、現像ブレード27と現像スリーブ28間
に介在する凹状の乾燥された液体潤滑剤21aによっ
て、現像スリーブ28表面に安定して一定に供給され
ず、画像品位が低下する(図18(d)参照)。
【0014】また、図15を用いて説明した上記(イ)
の乾式潤滑剤の塗布方法では、帯電性部材25と摺動部
材23間に介在する乾式潤滑剤24に摩擦帯電現象が発
生するが、乾式潤滑剤24の粒子が十分な摩擦帯電を得
られないため、摺動部材23と乾式潤滑剤24間の相対
電位差が低い。このため、十分な定着が得られず乾式潤
滑剤24は摺動部材23表面から剥がれてしまうので、
乾式潤滑剤24が摺動部材23表面に均一厚で塗布され
ず、塗布量が安定しない。更に、乾式潤滑剤24が付着
された帯電性部材25を摺動部材23に接触させて摺動
を与えるので、摺動部材23に摺動傷をつけてしまう場
合があった。
【0015】また、図16を用いて説明した上記(ウ)
の乾式潤滑剤の塗布方法においても同様に、帯電性部材
25と摺動部材23間に介在する乾式潤滑剤24に摩擦
帯電現象が発生するが、乾式潤滑剤24の粒子が十分な
摩擦帯電を得られないため、摺動部材23と乾式潤滑剤
24間の相対電位差が低い。このため、十分な定着が得
られず乾式潤滑剤24は摺動部材23表面から剥がれて
しまうので、乾式潤滑剤24が摺動部材23表面に均一
厚で塗布されず、塗布量が安定しない。更に、乾式潤滑
剤24が付着された帯電性部材25を摺動部材23に接
触されることにより、摺動部材23に接触傷をつけてし
まう場合があった。
【0016】また、図17を用いて説明した上記(エ)
の乾式潤滑剤の塗布方法においても同様に、帯電性ロー
ラ26と摺動部材23間に介在する乾式潤滑剤24に摩
擦帯電現象が発生するが、乾式潤滑剤24の粒子が十分
な摩擦帯電が得られないため、摺動部材23と乾式潤滑
剤24間の相対電位差が低い。このため、十分な定着が
得られず乾式潤滑剤24は摺動部材23表面から剥がれ
てしまうので、乾式潤滑剤24が摺動部材23表面に均
一厚で塗布されず、塗布量が安定しない。更に、乾式潤
滑剤24が付着された帯電性ローラ26を摺動部材23
に当接させて摺動回転を与えるので、摺動部材23に摺
動傷をつけてしまう場合があった。
【0017】本発明の目的は、上記従来技術の問題点を
解決し、被塗布物を傷つけることなく、簡便な方法で、
均一かつ安定して乾式潤滑剤を被塗布物に塗布すること
ができる方法及び装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するた
め、本発明は、乾式潤滑剤を帯電させ、被塗布物に静電
力によって吸着させる乾式潤滑剤塗布方法において、前
記乾式潤滑剤は開口を有する容器に収納され、該容器に
空気を供給することによって、帯電された乾式潤滑剤を
前記開口から、所定距離隔てて接地して配された被塗布
物に向けて吐出させることを特徴とするものである。
【0019】前記乾式潤滑剤は、例えば前記容器に電圧
を印加することによって帯電する。また、前記容器を摩
擦帯電ガンから構成し、前記乾式潤滑剤を摩擦帯電によ
って帯電しても良い。
【0020】前記被塗布物は、例えば電子写真画像形成
装置に用いられる現像スリーブから成る。この場合、前
記現像スリーブを回転させながら、前記開口から吐出さ
れた乾式潤滑剤を現像スリーブの表面に均一に吸着させ
ることが望ましい。また、前記被塗布物は、電子写真画
像形成装置に用いられる感光ドラムであっても良い。こ
の場合も前記感光ドラムを回転させながら、前記開口か
ら吐出された乾式潤滑剤を感光ドラムの表面に均一に吸
着させることが望ましい。更に、前記被塗布物は、電子
写真画像形成装置に用いられる現像ブレードあるいは現
像剤回収ブレードであっても良い。
【0021】また、上記目的を達成する本発明の乾式潤
滑剤塗布装置は、乾式潤滑剤を収納した、開口を有する
容器と、前記容器に収納された乾式潤滑剤を帯電させる
帯電手段と、前記容器に空気を供給することによって、
帯電された乾式潤滑剤を前記開口から、所定距離隔てて
接地して配された被塗布物に向けて吐出させる空気供給
手段とから構成される。
【0022】前記帯電手段は、例えば前記容器に電圧を
印加する電源から成る。また、前記容器を摩擦帯電ガン
から構成し、前記乾式潤滑剤を摩擦帯電によって帯電さ
せることもできる。この時、前記摩擦帯電ガンの内面を
フッ素系の樹脂で表面処理し、前記乾式潤滑剤を摩擦帯
電ガンの内面に衝突または接触することによって帯電さ
せても良い。
【0023】前記容器の開口は、被塗布物に対して並設
された複数のノズルから構成することができる。また、
前記容器の開口を、先端がシャワー状に形成されたノズ
ルから構成しても良い。
【0024】前記空気供給手段は、前記容器に供給する
空気の量をコントロールする手段を備えていることが望
ましい。また、前記空気供給手段は、一般環境から取り
入れた空気を乾燥させるエアドライヤと、該エアドライ
ヤの前後に設置されたオイルフィルタとを備えたエアコ
ントロールシステムから構成されても良い。
【0025】前記被塗布物は、例えば電子写真画像形成
装置に用いられる現像スリーブから成る。この場合、前
記装置は開口から吐出された乾式潤滑剤に対して前記現
像スリーブを回転させる手段を備えていることが望まし
い。から成る請求項10乃至17のいずれか一項に記載
の乾式潤滑剤塗布装置。また、前記被塗布物は、電子写
真画像形成装置に用いられる感光ドラムであっても良
い。この場合にも、前記装置は開口から吐出された乾式
潤滑剤に対して前記感光ドラムを回転させる手段を備え
ていることが望ましい。また、前記装置は、前記乾式潤
滑剤を貯蔵する貯蔵タンクと、該貯蔵タンクから前記容
器に乾式潤滑剤を補充するポンプとを具備しても良い。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて詳細に説明する。
【0027】〈実施形態1〉図1は、本発明の第1の実
施形態に係る乾式潤滑剤塗布装置を示す概略構成図であ
る。図1に示すように、この乾式潤滑剤塗布装置は、乾
式潤滑剤1を充填したタンク2と、乾式潤滑剤を収納し
た容器3と、容器3に電気的に接続され高い電圧を容器
3内の乾式潤滑剤1に印加する高電圧発生装置4と、高
電圧発生装置4から印加された電圧によって帯電した乾
式潤滑剤1をエアーの力で塗布部材5に吐出させるエア
ー供給装置6とを備えている。ここで、容器3とエアー
供給装置6は乾式潤滑剤吐出装置を構成している。被塗
布物5は接地(アース)されている。
【0028】乾式潤滑剤1としては、例えばGE東芝シ
リコーン株式会社製のトスパール(商品名)、セントラ
ル硝子株式会社製のセフボン(商品名)などを用いるこ
とができる。また、乾式潤滑剤1の平均粒径としては、
0.4μm〜25μmの物を用いた。
【0029】次に、上記した本実施形態に係る乾式潤滑
剤塗布装置による乾式潤滑剤塗布方法について説明す
る。
【0030】先ず、乾式潤滑剤1が充填されたタンク2
より、ポンプ7にて乾式潤滑剤1を吸い上げる。吸い上
げられた乾式潤滑剤1は、高電圧発生装置4とエアー供
給装置6が接続された容器3に供給される。容器3に供
給された乾式潤滑剤1は、高電圧発生装置4より容器3
に印加された高電圧により帯電する。乾式潤滑剤1の帯
電量は、高電圧発生装置4から容器3に印加される電圧
の値によって調整することができる。
【0031】そして、この帯電した乾式潤滑剤1を、エ
アー供給装置6から供給されたドライエアー(乾燥した
空気)によって、容器3の開口部から被塗布物5、例え
ば、画像形成装置の摺動部材(現像剤回収ブレードや現
像ブレードなど)に向けて吐出する。
【0032】この際、容器3より吐出された乾式潤滑剤
1は、高電圧発生装置4から印加された高電圧により十
分に帯電していることが重要である。また、エアー供給
装置6は、十分に乾燥したドライエアーを使用すること
が、乾式潤滑剤1の安定した帯電を保つために重要であ
る。
【0033】そして、十分に帯電した乾式潤滑剤1が被
塗布物5表面に吐出されることにより、この乾式潤滑剤
1に対して被塗布物5は相対的に逆電位となり電位差が
生じる。この際、被塗布物5は接地されているので、被
塗布物5の表面電位が均一になる。
【0034】そして、この電位差により吐出された乾式
潤滑剤1が被塗布物5の表面に静電的に吸着されること
によって、被塗布物5の表面に乾式潤滑剤1が均一に塗
布(付着)される。また、被塗布物5の表面に塗布され
る乾式潤滑剤1の塗布厚及び塗布量は、上記したように
乾式潤滑剤1の帯電量を調節することによって制御する
ことができる。
【0035】このように本実施形態による乾式潤滑剤塗
布方法では、乾式潤滑剤1を電圧の印加によって直接帯
電するため、容器3内の乾式潤滑剤1全体が良好に帯電
されることによって被塗布物5の表面への定着性が良好
となり、被塗布物5に塗布された乾式潤滑剤1の剥がれ
を防止することができる。
【0036】また、本実施形態による乾式潤滑剤塗布方
法では、帯電された乾式潤滑剤1をエアーの力で吐出さ
せることにより、乾式潤滑剤1を非接触で被塗布物5の
表面に均一に塗布することができる。
【0037】また、本実施形態による乾式潤滑剤塗布方
法では、液体潤滑剤を用いないので、上述した液体潤滑
剤の塗布方法による問題が発生することもなく、作業環
境の向上を図ることができる。
【0038】〈実施形態2〉本実施形態は、電子写真画
像形成装置に用いられる現像スリーブに乾式潤滑剤を塗
布するものである。以下にまず画像形成装置の構成に関
して説明する。
【0039】図2に示すように、電子写真方式を利用し
た複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に
着脱自在に装着されるプロセスカートリッジ10には、
感光ドラム11、帯電ローラ12、現像スリーブ13、
現像ブレード14、現像剤回収ブレード15等を備えて
いる。現像ブレード14は、現像スリーブ13に当接、
摺動して現像スリーブ13表面に付着される現像剤tを
層厚規制し、現像剤回収ブレード15は、感光ドラム1
1に当接、摺動して感光ドラム11上に残留している転
写残トナーを除去する。
【0040】このプロセスカートリッジ10を備えた画
像形成装置は、画像形成時には、感光ドラム11表面を
帯電バイアスが印加された帯電ローラ12により均一に
帯電し、帯電された感光ドラム11表面を露光装置(不
図示)によって露光して静電潜像を形成する。そして、
現像装置を構成する現像スリーブ13に付着された現像
剤tで静電潜像をトナー像として現像し、このトナー像
を転写手段(不図示)によって用紙などの転写材(不図
示)に転写して、定着器(不図示)によりトナー像を熱
定着して出力する。また、転写後に、感光ドラム1表面
に残留している転写残トナーは、現像剤回収ブレード1
5によって除去されて回収される。
【0041】次に、本実施形態において、上記画像形成
装置の現像スリーブ13表面への乾式潤滑剤塗布方法
を、図3を参照して説明する。
【0042】本実施形態では、図3において、実施形態
1の被塗布物を現像スリーブ13とした以外は図1に示
した実施形態1と同様である。そのため、図3におい
て、図1と同一部材には同一の符号を付して説明する。
【0043】本実施形態では、現像スリーブ13を、そ
の表面の現像ブレード14との摺動接点にて接地し、現
像スリーブ13を所定の周速で定速回転させる。そし
て、乾式潤滑剤1が充填されたタンク2より、ポンプ7
にて乾式潤滑剤1を吸い上げる。吸い上げられた乾式潤
滑剤1は、高電圧発生装置4とエアー供給装置6が接続
された容器3に供給される。容器3に供給された乾式潤
滑剤1は、高電圧発生装置4より容器3に印加された高
電圧により帯電する。乾式潤滑剤1の帯電量は、高電圧
発生装置4から容器3に印加される電圧の値によって調
整することができる。
【0044】そして、この帯電した乾式潤滑剤1を、エ
アー供給装置6から供給されたドライエアーによって、
容器3の開口部から回転している現像スリーブ13に向
けて吐出する。
【0045】この際、容器3より吐出された乾式潤滑剤
1は、高電圧発生装置4から印加された高電圧により十
分に帯電していることが重要である。また、エアー供給
装置6は、十分に乾燥したドライエアーを使用すること
が、乾式潤滑剤1の安定した帯電を保つために重要であ
る。
【0046】そして、十分に帯電した乾式潤滑剤1が現
像スリーブ13表面に吐出されることにより、この乾式
潤滑剤1に対して現像スリーブ13は相対的に逆電位と
なり電位差が生じる。この際、現像スリーブ13は接地
されているので、現像スリーブ13の表面電位が均一に
なる。
【0047】そして、この電位差により吐出された乾式
潤滑剤1が現像スリーブ13表面に静電的に吸着される
ことによって、現像スリーブ13表面に乾式潤滑剤1が
均一に塗布(付着)される。また、現像スリーブ13表
面に塗布される乾式潤滑剤1の塗布厚及び塗布量は、上
記したように乾式潤滑剤1の帯電量を調節することによ
って制御することができる。
【0048】このように本実施の形態においても、実施
形態1と同様の効果を得ることができるので、図4に示
すように表面に均一に乾式潤滑剤1が塗布(付着)され
た現像スリーブ13に、現像ブレード14が当接、摺動
されて使用されることにより、現像ブレード14の“め
くれ”や現像スリーブ13“当接部の削れ”を防止する
ことができる。
【0049】〈実施形態3〉実施形態2では、現像スリ
ーブ13表面への乾式潤滑剤塗布方法であったが、本実
施形態では、上記画像形成装置の感光ドラム11表面へ
乾式潤滑剤を塗布するものである。この方法を、図5を
参照して説明する。
【0050】本実施形態では、図5において、実施形態
1の被塗布物を感光ドラム11とした以外は図1に示し
た実施形態1と同様である。そのため、図5において、
図1と同一部材には同一の符号を付して説明する。
【0051】本実施形態では、感光ドラム11を、その
表面の現像剤回収ブレード15との摺動接点にて接地
し、感光ドラム11を所定の周速で定速回転させる。そ
して、乾式潤滑剤1が充填されたタンク2より、ポンプ
7にて乾式潤滑剤1を吸い上げる。吸い上げられた乾式
潤滑剤1は、高電圧発生装置4とエアー供給装置6が接
続された容器3に供給される。容器3に供給された乾式
潤滑剤1は、高電圧発生装置4より容器3に印加された
高電圧により帯電する。乾式潤滑剤1の帯電量は、高電
圧発生装置4から容器3に印加される電圧の値によって
調整することができる。
【0052】そして、この帯電した乾式潤滑剤1を、エ
アー供給装置6から供給されたドライエアーによって、
容器3の開口部から回転している感光ドラム11に向け
て吐出する。
【0053】この際、容器3より吐出された乾式潤滑剤
1は、高電圧発生装置4から印加された高電圧により十
分に帯電していることが重要である。また、エアー供給
装置6は、十分に乾燥したドライエアーを使用すること
が、乾式潤滑剤1の安定した帯電を保つために重要であ
る。
【0054】そして、十分に帯電した乾式潤滑剤1が感
光ドラム11表面に吐出されることにより、この乾式潤
滑剤1に対して感光ドラム11は相対的に逆電位となり
電位差が生じる。この際、感光ドラム11は接地されて
いるので、感光ドラム11の表面電位が均一になる。
【0055】そして、この電位差により吐出された乾式
潤滑剤1が感光ドラム11表面に静電的に吸着されるこ
とによって、感光ドラム11表面に乾式潤滑剤1が均一
に塗布(付着)される。また、感光ドラム11表面に塗
布される乾式潤滑剤1の塗布厚及び塗布量は、上記した
ように乾式潤滑剤1の帯電量を調節することによって制
御することができる。
【0056】このように本実施形態においても、実施形
態1と同様の効果を得ることができるので、図6に示す
ように表面に均一に乾式潤滑剤1が塗布(付着)された
感光ドラム11に、現像剤回収ブレード15が当接、摺
動されて使用されることにより、現像剤回収ブレード1
5の「めくれ」や感光ドラム11の「当接部の欠け」を
防止することができる。
【0057】〈実施形態4〉実施形態2では、現像スリ
ーブ13表面への乾式潤滑剤塗布方法であったが、本実
施形態では、上記画像形成装置の現像ブレード14の表
面へ乾式潤滑剤を塗布するものである。この方法を、図
7を参照して説明する。
【0058】本実施形態では、図7において、実施形態
1の被塗布物を現像ブレード14とした以外は図1に示
した実施形態1と同様である。そのため、図7におい
て、図1と同一部材には同一の符号を付して説明する。
【0059】本実施形態では、現像ブレード14を接地
する。そして、乾式潤滑剤1が充填されたタンク2よ
り、ポンプ7にて乾式潤滑剤1を吸い上げる。吸い上げ
られた乾式潤滑剤1は、高電圧発生装置4とエアー供給
装置6が接続された容器3に供給される。容器3に供給
された乾式潤滑剤1は、高電圧発生装置4より容器3に
印加された高電圧により帯電する。乾式潤滑剤1の帯電
量は、高電圧発生装置4から容器3に印加される電圧の
値によって調整することができる。
【0060】そして、この帯電した乾式潤滑剤1を、エ
アー供給装置6から供給されたドライエアー(乾燥した
空気)によって、容器3の開口部から現像ブレード14
に向けて吐出する。
【0061】この際、容器3より吐出された乾式潤滑剤
1は、高電圧発生装置4から印加された高電圧により十
分に帯電していることが重要である。また、エアー供給
装置6は、十分に乾燥したドライエアーを使用すること
が、乾式潤滑剤1の安定した帯電を保つために重要であ
る。
【0062】そして、十分に帯電した乾式潤滑剤1が現
像ブレード14表面に吐出されることにより、この乾式
潤滑剤1に対して現像ブレード14は相対的に逆電位と
なり電位差が生じる。この際、現像ブレード14は接地
されているので、現像ブレード14の表面電位が均一に
なる。
【0063】そして、この電位差により吐出された乾式
潤滑剤1が現像ブレード14表面に静電的に吸着される
ことにより、現像ブレード14表面に乾式潤滑剤1が均
一に塗布(付着)される。また、現像ブレード14表面
に塗布される乾式潤滑剤1の塗布厚及び塗布量は、上記
したように乾式潤滑剤1の帯電量を調節することによっ
て制御することができる。
【0064】このように本実施形態においても、実施形
態1と同様の効果を得ることができるので、図8に示す
ように表面に均一に乾式潤滑剤1が塗布(付着)された
現像ブレード14に、現像スリーブ13が当接、摺動さ
れて使用されることにより、現像ブレード14の「めく
れ」や現像スリーブ13の「当接部の削れ」を防止する
ことができる。
【0065】〈実施形態5〉実施形態4では、現像ブレ
ード14表面への乾式潤滑剤塗布方法であったが、本実
施形態では、上記画像形成装置の現像剤回収ブレード1
5表面へ乾式潤滑剤を塗布するものである。この方法
を、図9を参照して説明する。
【0066】本実施形態では、図9において、実施形態
1の被塗布物を現像剤回収ブレード15とした以外は図
1に示した実施形態1と同様である。そのため、図9に
おいて、図1と同一部材には同一の符号を付して説明す
る。
【0067】本実施形態では、現像剤回収ブレード15
を接地する。そして、乾式潤滑剤1が充填されたタンク
2より、ポンプ7にて乾式潤滑剤1を吸い上げる。吸い
上げられた乾式潤滑剤1は、高電圧発生装置4とエアー
供給装置6が接続された容器3に供給される。容器3に
供給された乾式潤滑剤1は、高電圧発生装置4より容器
3に印加された高電圧により帯電する。乾式潤滑剤1の
帯電量は、高電圧発生装置4から容器3に印加される電
圧圧の値によって調整することができる。
【0068】そして、この帯電した乾式潤滑剤1を、エ
アー供給装置6から供給されたドライエアーによって、
容器3の開口部から現像剤回収ブレード15に向けて吐
出する。
【0069】この際、容器3より吐出された乾式潤滑剤
1は、高電圧発生装置4から印加された高電圧により十
分に帯電していることが重要である。また、エアー供給
装置6は、十分に乾燥したドライエアーを使用すること
が、乾式潤滑剤1の安定した帯電を保つために重要であ
る。
【0070】そして、十分に帯電した乾式潤滑剤1が現
像剤回収ブレード15表面に吐出されることにより、こ
の乾式潤滑剤1に対して現像剤回収ブレード15は相対
的に逆電位となり電位差が生じる。この際、現像剤回収
ブレード15は接地されているので、現像剤回収ブレー
ド15の表面電位が均一になる。
【0071】そして、この電位差により吐出された乾式
潤滑剤1が現像剤回収ブレード15表面に静電的に吸着
されることにより、現像剤回収ブレード15表面に乾式
潤滑剤1が均一に塗布(付着)される。また、現像剤回
収ブレード15表面に塗布される乾式潤滑剤1の塗布厚
及び塗布量は、上記したように乾式潤滑剤1の帯電量を
調節することによって制御することができる。
【0072】このように本実施形態においても、実施形
態1と同様の効果を得ることができるので、図10に示
すように表面に均一に乾式潤滑剤1が塗布(付着)され
た現像剤回収ブレード15に、感光ドラム11が当接、
摺動されて使用されることにより、現像剤回収ブレード
15の「めくれ」や感光ドラム11の「当接部の欠け」
を防止することができる。
【0073】以上説明した実施形態1〜5においては、
乾式潤滑剤を収納した容器に高電圧発生装置から電圧を
印加して乾式潤滑剤を帯電させるものであった。しかし
ながら、容器として摩擦帯電ガンを用いることによっ
て、高電圧発生装置を用いることなく、摩擦帯電によっ
て乾式潤滑剤を帯電させることもできる。このような実
施形態を以下に説明する。
【0074】〈実施形態6〉図11は、乾式潤滑剤を粉
体の状態で塗布する、実施形態6の乾式潤滑剤塗布装置
の概略構成図である。図11に示すように、本実施形態
の乾式潤滑剤塗布装置は、摩擦帯電可能な乾式潤滑剤3
1が充填されたタンク32と、このタンク32から供給
された乾式潤滑剤31を摩擦帯電し、この摩擦帯電した
乾式潤滑剤31を非接触状態の被塗布物35に吐出する
摩擦帯電ガン34と、前記タンク32及び前記摩擦帯電
ガン34にエアを供給するエアコントロールシステム3
3と、により構成されている。摩擦帯電ガン34は開口
を有し、この開口にはノズル4aが設けられている。
【0075】本実施形態に係る乾式潤滑剤塗布装置で
は、エアコントロールシステム33から摩擦帯電可能な
乾式潤滑剤31が充填されたタンク32にエアを供給し
て前記タンク32から摩擦帯電ガン34に乾式潤滑剤3
1を供給する工程、前記摩擦帯電ガン34に供給された
乾式潤滑剤31を該摩擦帯電ガン34内部で摩擦帯電す
る工程、前記エアコントロールシステム33から前記摩
擦帯電ガン34にエアを供給して前記摩擦帯電ガン34
から該摩擦帯電ガン34とは非接触状態でありアース4
0によって接地された被塗布物35に向けて前記摩擦帯
電された乾式潤滑剤31を吐出する工程、前記摩擦帯電
された乾式潤滑剤31と前記接地された被塗布物35と
の間の相対的な電位差により前記被塗布物35に前記乾
式潤滑剤31が付着する工程、を順次経て、前記被塗布
物35に乾式潤滑剤31を塗布している。
【0076】従来の液体潤滑剤は、乾式潤滑剤を溶媒
(不活性液体、有機溶剤)に分散したものであるが、長
時間溶媒に浸していると、乾式潤滑剤の膨張が発生す
る。このため、液体潤滑剤の回収再利用には、乾式潤滑
剤を溶媒から分離した後、乾燥が必要となる。また、長
時間溶媒に浸された乾式潤滑剤は、膨張が進んでいる事
から再利用出来ない。
【0077】また、液体潤滑剤の場合、乾式潤滑剤と分
離した溶媒の回収再利用も行わなければならない。この
回収は分離後、溶媒に残留した乾式潤滑剤とさらに分離
するために、加熱気化させ、凝縮させる装置が必要とな
る。
【0078】本実施形態の場合、乾式潤滑剤を単体で塗
布することから、塗布されなかった乾式潤滑剤を吸引
し、メッシュを通しただけでタンクに戻すことが出来る
ため、回収および再利用が可能となる。液体潤滑剤の分
離、乾燥、加熱気化および凝縮を行う装置は、本発明の
吸引およびメッシュ装置と比較すると、非常に高額なも
のとなる。従って、本実施形態においては従来の方式と
比較すると、回収、再利用が安価で実現できる。
【0079】前記摩擦帯電ガン34内部は、フッ素系の
樹脂で表面処理されており、摩擦帯電ガン34に供給さ
れた乾式潤滑剤31が、この表面に高速で何度も衝突、
接触することにより帯電する。また、乾式潤滑剤31の
摩擦帯電ガン34内部の通過速度が高速であるほど、乾
式潤滑剤31の帯電量が大きく。
【0080】このようにして摩擦帯電した乾式潤滑剤3
1を、エアコントロールシステム33から供給されたエ
アにて、摩擦帯電ガン34より被塗布物35に向けて吐
出する。ここで、摩擦帯電ガン34より吐出された乾式
潤滑剤31は、摩擦帯電ガン34内部にて十分に帯電し
ていることが重要である。
【0081】乾式潤滑剤31が十分に帯電していない
と、被塗布物35との相対的な電位差が小さいため、十
分な電気的定着が得られず、脱落しやすい。また、被塗
布物裏面への乾式潤滑剤回り込みも良くない。
【0082】摩擦帯電ガン34内部にて帯電する乾式潤
滑剤31は、被塗布物35に塗布された後も、十分に帯
電を保持している。このため、塗布後に乾式潤滑剤31
が定着している被塗布物35の表面電位を測定すること
で、十分な帯電量の判断を行うことができる。
【0083】また、前記摩擦帯電ガン34から乾式潤滑
剤31を吐出するために前記エアコントロールシステム
33から供給するエアは、十分に乾燥したドライエアを
使用することが、乾式潤滑剤31の安定した帯電を保つ
ために重要である。
【0084】具体的には、一般環境より取り入れたエア
を、エアドライヤを通すことにより、ドライエアを得
る。さらに、コンプレッサからのオイル、水の混入がな
いようにエアドライヤ前後にオイルフィルタを設置す
る。
【0085】ドライエアを使用する理由は、乾式潤滑剤
31を搬送するエアの湿度が高いと、十分な摩擦帯電を
得られないからである。また、オイルフィルタを設ける
理由は、摩擦帯電ガン34内部にオイル、水が混入し、
これらによって摩擦帯電ガン34内部が汚染されると、
該摩擦帯電ガン34内部での摩擦力が低下するためであ
る。
【0086】更に、被塗布物35をアース40によって
接地することで、被塗布物35の表面電位を均一として
おり、前述の如く十分に帯電した乾式潤滑剤31に対し
て、被塗布物35は相対的に逆電位となり電位差が生じ
る。この電位差により乾式潤滑剤31と被塗布物35の
間に吸着作用が発生し、被塗布物35に乾式潤滑剤31
が付着(定着)する。このように、表面電位が均一に保
たれた被塗布物35に、十分に帯電された乾式潤滑剤3
1が吐出されることで、被塗布物35に付着した乾式潤
滑剤の十分な定着性が得られ、乾式潤滑剤31が被塗布
物35から落下してしまうのを防止することができる。
【0087】また、前記エアコントロールシステム33
は摩擦帯電ガン34に供給するエアの供給量をコントロ
ールすることできるよう構成されている。そして、被塗
布物35に向けて吐出する乾式潤滑剤31の吐出量を一
定に保つために、摩擦帯電ガン34に供給するエアの供
給量を一定に保っている。これにより、摩擦帯電ガン3
4から被塗布物35に向けて乾式潤滑剤31が定速吐出
され、被塗布物35への乾式潤滑剤31の塗布量を一定
とし且つ塗布層の厚さを均一にすることができる。
【0088】更に、前記被塗布物35に形成する塗布層
の厚さを、前記エアコントロールシステム33から摩擦
帯電ガン34に供給するエアの供給量によりコントロー
ルすることができる。このように、エアコントロールシ
ステム33から摩擦帯電ガン34に供給するエアの供給
量をコントロールすることで、被塗布物35に形成する
塗布層の厚さをコントロールすることができる。
【0089】〈実施形態7〉本実施形態は、摺動部材
(被塗布物)としての現像スリーブに圧接される現像ブ
レードの「めくれ」および「表面の削れ」対策として、
実施形態6と同様の構成の乾式潤滑剤塗布装置を用い
て、前述した方法で現像スリーブに乾式潤滑剤を塗布す
るものである。
【0090】図12は、現像スリーブに乾式潤滑剤を塗
布する実施形態7の乾式潤滑剤塗布装置の概略構成図で
ある。図12において、図11と同一部材には同一の符
号を付して説明する。
【0091】まず、現像スリーブ36への均一な非接触
塗布のために、現像スリーブ36をアース40によって
接地し、現像スリーブ36を固定する。ここで、現像ス
リーブ36は、その表面電位が均一となるように接地さ
れている。これは、十分な且つ安定した定着性が得られ
るように、前述の如く十分に摩擦帯電した乾式潤滑剤3
1との相対的電位差を一定に保つためである。
【0092】次に、乾式潤滑剤31が充填されたタンク
32に、エアコントロールシステム33よりエアが供給
され、乾式潤滑剤31はエアコントロールシステム33
が接続された摩擦帯電ガン34に供給される。摩擦帯電
ガン34に供給された乾式潤滑剤31は、摩擦帯電ガン
34内部にて摩擦帯電される。
【0093】ここで、現像スリーブ36の表面への定着
性を良好とするために、摩擦帯電ガン34より吐出され
る乾式潤滑剤31は、摩擦帯電ガン34内部にて前述し
たように十分に帯電されている。
【0094】尚、本実施形態では、乾式潤滑剤31とし
て微粉末を用いており、具体的にはGE東芝シリコーン
(株)製の平均粒径8μm〜25μmと平均粒径15μ
m〜30μmのトスパールを使用した。しかしながら、
実施形態6〜8においては、これに限定されるものでは
なく、例えば、乾式潤滑剤31として、摩擦帯電可能な
潤滑性のある粉体であれば、塗布可能である。たとえ
ば、摩擦帯電可能な現像剤(トナー)も塗布可能であ
る。体積抵抗の低い導電性のある乾式潤滑剤(たとえ
ば、セントラル硝子(株)製のセフボンCMA)は、摩
擦帯電しないため塗布できない。
【0095】前述の如く摩擦帯電した乾式潤滑剤31
を、エアコントロールシステム33から供給されたドラ
イエアにて、摩擦帯電ガン34から前記固定(もしくは
定速移動)されている現像スリーブ36に向けて吐出す
る。
【0096】吐出された乾式潤滑剤31は、接地された
現像スリーブ36の表面に電位差により吸着される。こ
のようにして表面に乾式潤滑剤が吸着された現像スリー
ブは、先に図4に示したように、現像ブレードに圧接さ
れ使用される。
【0097】〈実施形態8〉本実施形態は、摺動部材
(被塗布物)としての感光ドラムに圧接される回収ブレ
ードの「めくれ」および「当接部の欠け」対策として、
実施形態6と同様の構成の乾式潤滑剤塗布装置を用い
て、前述した方法で感光ドラムに乾式潤滑剤を塗布する
ものである。
【0098】図13は、感光ドラムに乾式潤滑剤を塗布
する実施形態8の乾式潤滑剤塗布装置の概略構成図であ
る。図13において、図11と同一部材には同一の符号
を付して説明する。
【0099】まず、感光ドラム41への均一な非接触塗
布のために、感光ドラム41をアース40によって接地
し、感光ドラム41を固定する。ここで、感光ドラム4
1は、その表面電位が均一となるように接地されてい
る。これは、十分な且つ安定した定着性が得られるよう
に、前述の如く十分に摩擦帯電した乾式潤滑剤31との
相対的電位差を一定に保つためである。
【0100】次に、乾式潤滑剤31が充填されたタンク
32に、エアコントロールシステム33よりエアが供給
され、乾式潤滑剤31はエアコントロールシステム33
が接続された摩擦帯電ガン34に供給される。摩擦帯電
ガン34に供給された乾式潤滑剤31は、摩擦帯電ガン
34内部にて摩擦帯電される。ここで、感光ドラム41
の表面への定着性を良好とするために、摩擦帯電ガン3
4より吐出される乾式潤滑剤31は、摩擦帯電ガン34
内部にて前述したように十分に帯電されている。
【0101】尚、本実施形態では、乾式潤滑剤31とし
て微粉末を用いており、具体的にはGE東芝シリコーン
(株)製の平均粒径0.4μm〜1.0μmのトスパー
ルを使用した。しかしながら、先に説明したように実施
形態6〜8においては、この材料に限定されるものでな
い。
【0102】前述の如く摩擦帯電した乾式潤滑剤31
を、エアコントロールシステム33から供給されたドラ
イエアにて、摩擦帯電ガン34より前記固定(もしくは
定速移動)されている感光ドラム41に向けて吐出す
る。
【0103】吐出された乾式潤滑剤31は、接地された
感光ドラム41の表面に電位差により吸着される。この
ようにして表面に乾式潤滑剤が吸着された感光ドラム
は、先に図6に示したように、回収ブレードに圧接され
使用される。
【0104】上述したように、実施形態6〜8によれ
ば、摩擦帯電ガン34により該摩擦帯電ガン34と非接
触状態の現像スリーブ36或いは感光ドラム41に向け
て乾式潤滑剤31を吐出する塗布方法であるので、現像
スリーブ36或いは感光ドラム41に乾式潤滑剤31を
塗布する際に、これらにキズ等をつけてしまうのを防止
することができる。
【0105】また、上述したように、摩擦帯電ガン34
内部での摩擦帯電により乾式潤滑剤31の粒子を十分摩
擦帯電させているので、現像スリーブ36或いは感光ド
ラム41への十分な定着性を与えることができる。
【0106】また、上述したように、エアコントロール
システム33が摩擦帯電ガン34に供給するエアの供給
量がコントロール可能であり、現像スリーブ36或いは
感光ドラム41に対する乾式潤滑剤31の吐出量を一定
に保っているので、現像スリーブ36あるいは感光ドラ
ム41への潤滑剤の塗布量を一定にすることができる。
更には現像スリーブ36あるいは感光ドラム41に形成
する塗布層の厚さを、エアコントロールシステム33か
ら摩擦帯電ガン4に供給するエアの供給量によりコント
ロールしているので、現像スリーブ36あるいは感光ド
ラム41塗布層の厚さを均一にすることができる。
【0107】また、上述したように、乾式潤滑剤を用い
ているので、液体潤滑剤の塗布で発生する潤滑剤の積層
をなくし、現像スリーブ36あるいは感光ドラム41に
発生する潤滑剤の「わだち」を解消し、画像品位を向上
させることができる。
【0108】尚、前述した実施形態6〜8では、摩擦帯
電ガン34が有する潤滑剤吐出用のノズル34aを、図
12及び図13に示す如く現像スリーブ36及び感光ド
ラム41の長手方向全域にわたって配置した構成として
いる。そして、固定された現像スリーブ36及び感光ド
ラム41に対して、乾式潤滑剤31を均一に塗布するた
めに、ノズルの本数を多数にし、これらの被塗布物に対
して平行にノズルを配置している。このようにノズルを
配置することにより、全長の長い被塗布物のどの部分で
も、ノズルと被塗布物の距離を一定に保つことが出来
る。
【0109】さらに均一な塗布をするために、ノズルの
先端をシャワー状にして、乾式潤滑剤を拡散するように
している。しかしながら、本発明はこれに限定されるも
のではなく、前述のノズル34aを有する摩擦帯電ガン
34を固定し、現像スリーブ36あるいは感光ドラム4
1を定速移動させるようにしても同様に均一に塗布する
ことができる。
【0110】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、帯電した
乾式潤滑剤を開口を有する容器に収納し、この容器に空
気を供給することによって、乾式潤滑剤を開口から、所
定距離隔てて接地して配された被塗布物に向けて吐出さ
せるようにしたので、被塗布物を傷つけることなく、簡
便な方法で、均一かつ安定して乾式潤滑剤を被塗布物に
塗布することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る乾式潤滑剤塗布
装置を示す概略構成図である。
【図2】電子写真画像形成装置に着脱自在に装着される
プロセスカートリッジの構成を示す概略断面図である。
【図3】現像スリーブに潤滑剤を塗布する本発明の第2
の実施形態に係る乾式潤滑剤塗布装置を示す概略構成図
である。
【図4】乾式潤滑剤が塗布された現像スリーブに現像ブ
レードが当接する様子を示す模式図である。
【図5】感光ドラムに潤滑剤を塗布する本発明の第3の
実施形態に係る乾式潤滑剤塗布装置を示す概略構成図で
ある。
【図6】乾式潤滑剤が塗布された感光ドラムに現像剤回
収ブレードが当接する様子を示す模式図である。
【図7】現像ブレードに潤滑剤を塗布する本発明の第4
の実施形態に係る乾式潤滑剤塗布装置を示す概略構成図
である。
【図8】現像スリーブに乾式潤滑剤が塗布された現像ブ
レードが当接する様子を示す模式図である。
【図9】現像剤回収ブレードに潤滑剤を塗布する本発明
の第5の実施形態に係る乾式潤滑剤塗布装置を示す概略
構成図である。
【図10】感光ドラムに乾式潤滑剤が塗布された現像剤
回収ブレードが当接する様子を示す模式図である。
【図11】本発明の第6の実施形態に係る乾式潤滑剤塗
布装置を示す概略構成図である。
【図12】現像スリーブに潤滑剤を塗布する本発明の第
7の実施形態に係る乾式潤滑剤塗布装置を示す概略構成
図である。
【図13】感光ドラムに潤滑剤を塗布する本発明の第8
の実施形態に係る乾式潤滑剤塗布装置を示す概略構成図
である。
【図14】液体潤滑剤を用いた第1の従来例の潤滑剤塗
布方法を説明する模式図である。
【図15】乾式潤滑剤を用いた第2の従来例の潤滑剤塗
布方法を説明する模式図である。
【図16】乾式潤滑剤を用いた第3の従来例の潤滑剤塗
布方法を説明する模式図である。
【図17】乾式潤滑剤を用いた第4の従来例の潤滑剤塗
布方法を説明する模式図である。
【図18】液体潤滑剤を用いた従来の塗布方法で塗布し
た場合の問題点を説明するための模式図である。
【符号の説明】
1、31 乾式潤滑剤 2、32 タンク 3 容器 4 高電圧発生装置 5、35 被塗布物 6 エアー供給装置 7 ポンプ 10 プロセスカートリッジ 11、41 感光ドラム 12 帯電ローラ 13、36 現像スリーブ 14 現像ブレード 15 現像剤回収ブレード 33 エアコントロールシステム 34 摩擦帯電ガン 34a ノズル 40 アース t 現像剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B05D 1/06 B05D 1/06 Z 7/24 301 7/24 301Q G03G 15/08 501 G03G 15/08 501D 504 504A 21/10 21/00 318 (72)発明者 古川 清 東京都目黒区中根2丁目4番19号キヤノン 精機株式会社内 (72)発明者 宮本 文生 東京都目黒区中根2丁目4番19号キヤノン 精機株式会社内 Fターム(参考) 2H077 AD06 AD13 FA12 GA03 2H134 HD19 KD16 KG08 KH15 LA00 LA01 LA02 4D075 AA01 AA02 AA71 BB16X BB24X BB81Y CA47 DA10 DA15 DC27 EA37 EB57 4F033 QA01 QB02Y QB05 QB12Y QD05 QD13 QD16 QF01X QF26 QH01 QH10 4F034 CA01 CA04

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾式潤滑剤を帯電させ、被塗布物に静電
    力によって吸着させる乾式潤滑剤塗布方法において、前
    記乾式潤滑剤は開口を有する容器に収納され、該容器に
    空気を供給することによって、帯電された乾式潤滑剤を
    前記開口から、所定距離隔てて接地して配された被塗布
    物に向けて吐出させることを特徴とする乾式潤滑剤塗布
    方法。
  2. 【請求項2】 前記乾式潤滑剤は、前記容器に電圧を印
    加することによって帯電する請求項1記載の乾式潤滑剤
    塗布方法。
  3. 【請求項3】 前記容器は、摩擦帯電ガンから成り、前
    記乾式潤滑剤は、摩擦帯電によって帯電する請求項1記
    載の乾式潤滑剤塗布方法。
  4. 【請求項4】 前記被塗布物は、電子写真画像形成装置
    に用いられる現像スリーブから成る請求項1乃至3のい
    ずれか一項に記載の乾式潤滑剤塗布方法。
  5. 【請求項5】 前記現像スリーブを回転させながら、前
    記開口から吐出された乾式潤滑剤を現像スリーブの表面
    に均一に吸着させる請求項4記載の乾式潤滑剤塗布方
    法。
  6. 【請求項6】 前記被塗布物は、電子写真画像形成装置
    に用いられる感光ドラムから成る請求項1乃至3のいず
    れか一項に記載の乾式潤滑剤塗布方法。
  7. 【請求項7】 前記感光ドラムを回転させながら、前記
    開口から吐出された乾式潤滑剤を感光ドラムの表面に均
    一に吸着させる請求項6記載の乾式潤滑剤塗布方法。
  8. 【請求項8】 前記被塗布物は、電子写真画像形成装置
    に用いられる現像ブレードから成る請求項1記載の乾式
    潤滑剤塗布方法。
  9. 【請求項9】 前記被塗布物は、電子写真画像形成装置
    に用いられる現像剤回収ブレードから成る請求項1記載
    の乾式潤滑剤塗布方法。
  10. 【請求項10】 乾式潤滑剤を収納した、開口を有する
    容器と、前記容器に収納された乾式潤滑剤を帯電させる
    帯電手段と、前記容器に空気を供給することによって、
    帯電された乾式潤滑剤を前記開口から、所定距離隔てて
    接地して配された被塗布物に向けて吐出させる空気供給
    手段とから成る乾式潤滑剤塗布装置。
  11. 【請求項11】 前記帯電手段は、前記容器に電圧を印
    加する電源から成る請求項10記載の乾式潤滑剤塗布装
    置。
  12. 【請求項12】 前記容器は、摩擦帯電ガンから成り、
    前記乾式潤滑剤は、摩擦帯電によって帯電する請求項1
    0記載の乾式潤滑剤塗布装置。
  13. 【請求項13】 前記摩擦帯電ガンの内面はフッ素系の
    樹脂で表面処理されており、前記乾式潤滑剤は、摩擦帯
    電ガンの内面に衝突または接触することによって帯電す
    る請求項12記載の乾式潤滑剤塗布装置。
  14. 【請求項14】 前記容器の開口は、被塗布物に対して
    並設された複数のノズルから成る請求項10乃至13の
    いずれか一項に記載の乾式潤滑剤塗布装置。
  15. 【請求項15】 前記容器の開口は、先端がシャワー状
    に形成されたノズルから成る請求項10乃至13のいず
    れか一項に記載の乾式潤滑剤塗布装置。
  16. 【請求項16】 前記空気供給手段は、前記容器に供給
    する空気の量をコントロールする手段を有する請求項1
    0乃至15のいずれか一項に記載の乾式潤滑剤塗布装
    置。
  17. 【請求項17】 前記空気供給手段は、一般環境から取
    り入れた空気を乾燥させるエアドライヤと、該エアドラ
    イヤの前後に設置されたオイルフィルタとを備えたエア
    コントロールシステムから成る請求項10乃至16のい
    ずれか一項に記載の乾式潤滑剤塗布装置。
  18. 【請求項18】 前記被塗布物は、電子写真画像形成装
    置に用いられる現像スリーブから成り、前記装置は更
    に、開口から吐出された乾式潤滑剤に対して前記現像ス
    リーブを回転させる手段から成る請求項10乃至17の
    いずれか一項に記載の乾式潤滑剤塗布装置。
  19. 【請求項19】 前記被塗布物は、電子写真画像形成装
    置に用いられる感光ドラムから成り、前記装置は更に、
    開口から吐出された乾式潤滑剤に対して前記感光ドラム
    を回転させる手段から成る請求項10乃至17のいずれ
    か一項に記載の乾式潤滑剤塗布装置。
  20. 【請求項20】 更に、前記乾式潤滑剤を貯蔵する貯蔵
    タンクと、該貯蔵タンクから前記容器に乾式潤滑剤を補
    充するポンプとを具備する請求項10乃至19のいずれ
    か一項に記載の乾式潤滑剤塗布装置。
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