JP3445086B2 - 現像装置 - Google Patents
現像装置Info
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Description
成装置、静電記録装置などに用いられる現像装置に関す
るものである。
2297691号明細書、特公昭42−23910号公
報及び特公昭43−24748号公報などに記載されて
いるように、多数の方法が知られている。一般には、光
導電物質からなる電子写真感光体上に種々の手段により
電気的潜像を形成し、次いで、トナーを用いてこの潜像
を現像してトナー画像と成し、必要に応じてこのトナー
画像を紙などの転写材に転写した後、このトナー画像を
加熱或は溶剤蒸気などにより転写材上に定着して複写物
を得る。
る方法も種々知られている。例えば、米国特許第287
4063号明細書に記載されている磁気ブラシ現像法、
米国特許第221776号明細書に記載されているパウ
ダークラウド法、更には、ファーブラシ現像法、液体現
像法など多数の現像法が知られている。
びキャリアを主体とする二成分現像剤を用いる磁気ブラ
シ法は、比較的安定した高品位な画像が得られる優れた
方法であり、広く実用化されているが、キャリアの劣化
及びトナーとキャリアの混合比の変動という二成分現像
剤に関連した欠点を有している。又、このような問題を
解決するために撹拌部材やトナー濃度センサなどを現像
装置に設置することが提案されているが、現像装置自体
が大掛かりなものになってしまうという問題がある。
のみよりなる一成分現像剤を用いる現像方法が各種提案
されている。例えば、米国特許第3909258号明細
書には、電気的に導電性を有する磁性トナーを用いて現
像する方法が提案されている。これは内部に磁石を有す
る円筒状の導電性スリーブに導電性磁性トナーを支持
し、これを静電像に接触せしめて現像するものである。
即ち、現像部においてトナー粒子により記録体表面とス
リーブ表面との間に導電路が形成され、この導電路を経
てスリーブよりトナー粒子に電荷が導かれ、静電像画像
部との間のクーロン力によりトナー粒子が画像部に付着
して現像される。この導電性磁性トナーを用いる現像方
法は、従来の二成分現像法にまつわる問題点を回避した
優れた方法であるが、反面、トナーが導電性であるた
め、現像した画像を記録体から普通紙などの最終的な支
持部材へと静電的に転写することが困難であるといる欠
点を有している。
することが可能な高抵抗トナーを用いる現像方法とし
て、特開昭52−94140号公報に、トナー粒子の誘
電分極を利用した現像方法が示されている。しかし、斯
かる方法は、本質的に現像速度が遅く現像画像の濃度が
十分に得られないなどの欠点を有しており、実用化が困
難である。
として、トナー粒子相互の摩擦、トナー粒子と現像スリ
ーブとの摩擦などにより、トナー粒子を摩擦帯電し、こ
れを静電保持部材に接触して現像する方法が知られてい
る。しかし、この方法は、トナー粒子と摩擦部材との接
触回数が少なく、摩擦帯電が不十分になり易いか、或
は、帯電したトナー粒子とスリーブとのクーロン力が強
い時には、トナー粒子がスリーブ上で凝集し易い、など
の欠点を有しており、実用上困難な点が多いことが指摘
されている。
公報において、上述の欠点を除去した新規な現像方法が
提案されている。これは、現像剤担持体としての現像ス
リーブにゴム又は金属製の弾性ブレードを当接させるこ
とにより、現像スリーブ上のトナーを摩擦帯電し且つ薄
層化し、次いで、これを磁界の作用下で静電像に極めて
近接させ、且つ接触させることなく対向させ現像するも
のである。
く塗布するという構成を取ることにより、磁性トナーと
現像スリーブとの接触機会を増加させ、現像に供するに
必要な摩擦帯電電荷量をトナーに与えることを可能にし
ている。しかしながら、上記磁性トナーを用いた一成分
現像では、トナーにマグネタイトなどの磁性体を内添す
るため、カラートナーへの展開が困難であり、且つ、定
着温度を高めに設定しなければならないことから消費電
力を減少させることが極めて難しいという問題を有して
いる。
示されるように、磁性トナーを持たない非磁性一成分現
像法が提案され、実用化されている。この方法は、カラ
ー画像を得ることが可能な上、低コストで且つ小型の現
像装置を実現できるため、プリンタなどの現像装置とし
て数多く利用されている。図7に従来の非磁性一成分現
像方式を用いた現像装置を示す。
る現像容器13と、現像容器開口部に回転自在に配置さ
れて矢印方向に回転駆動される現像剤担持体としての現
像スリーブ1とを有する。この現像スリーブ1に対し、
現像剤規制部材としての弾性ブレード12及び現像剤供
給回収部材としてのトナー供給回収ローラ14が当接し
ている。ブレード12は、リン青銅などからなる支持部
材12aと、この支持部材12aの現像スリーブ対向側
に接着されたウレタンゴムなどの弾性部材12bとにて
形成される。このブレード12の作用により、現像スリ
ーブ1の表面にトナー薄層が形成されると共に、トナー
に電荷が付与される。トナー供給回収ローラ14は、S
USなどの芯金14aの外周面にウレタンフォームなど
の弾性部材14bが被覆されて形成され、現像容器13
に蓄えられているトナーを現像スリーブ1表面に供給す
ると共に、現像工程に寄与せずに戻ってきたトナーを現
像スリーブ1表面から掻き落とす作用をなす。この構成
により、現像スリーブ1上に非磁性トナーの薄層を良好
に形成することができ、潜像担持体9上の潜像を良好に
現像することが可能である。
た非磁性一成分現像法は、弾性ブレード12によりトナ
ーを現像剤担持体1上に擦り付けることによってトナー
への電荷付与とトナー層厚規制を行なっている。更に、
トナー供給回収ローラ14も現像スリーブ1に当接する
構成とされる。そのために、トナーにかかる負荷は非常
に大きく、トナー劣化が極めて速いという欠点を有して
いる。
ば、上述したような構成のトナー供給回収ローラ14で
は、現像スリーブ1上に残留したトナーを完全に除去す
ることはできず、現像スリーブ1上に一部トナーが残っ
てしまうからであって、このため、残留トナーが弾性ブ
レード12及びトナー供給回収ローラ14を何度も通過
することとなり、スリーブ上のトナーは、弾性ブレード
12及びトナー供給回収ローラ14位置通過時に発生す
る摩擦熱の蓄積により急激に劣化してしまうことが分か
った。
のニップ部に融着し、ぼた落ちなどのトナーコーティン
グ不良を発生させることもあった。又、現像スリーブ1
上には残留トナーと新たなトナーが混在することになり
ゴーストなどの現像履歴が発生することがしばしばあっ
た。更には、使用の継続により、徐々に残留トナーの帯
電量が増加し、新たなトナーの供給が阻害され、トナー
塗布量の低下が生じて現像性が低下することもあった。
又、トナー供給回収ローラ14の現像スリーブ1に対す
る摺擦が長時間に及ぶとローラ14自身の摩耗、損傷が
発生し、トナーの供給及び剥ぎ取りが不十分となる。
現像は、トナー及び現像装置の耐久性、安定性という点
からも、トナー補給の際に現像装置自体をそっくり交換
するカートリッジタイプの現像装置で主に利用されてお
り、複写機のような現像剤を補給していくタイプの現像
装置には余り採用されていない。
負荷をできるだけ低減し、トナーの劣化を最小限に押さ
える超低ストレスコートを実現し、長期間にわたり安定
してトナー層を形成することを可能とし、トナーの寿命
を大幅に改善すると共に現像装置自体の寿命をも伸ばす
ことができ、従って、複写機などの現像剤を補給するタ
イプの現像装置としても好適に使用可能な非磁性一成分
現像装置を提供することである。
ーのみが現像に寄与するようにし、現像時のカブリ、ム
ラなどを著しく低減し、転写時の飛び散りを減少させ、
更には、トナーコート層に現像履歴が残らない構成とす
ることで、ゴーストのない高品位の画像を得ることので
きる非磁性一成分現像装置を提供することである。
現像装置にて達成される。要約すれば、本発明は、非磁
性トナーを含む現像剤により像担持体上の静電潜像を現
像する現像装置において、前記現像装置は、前記現像剤
を収容する現像容器と、前記現像剤を担持して、前記像
担持体上の静電潜像を現像するための現像領域に搬送す
るべく前記現像容器の開口部に回転可能に設置された現
像剤担持体と、前記現像剤担持体にAC成分とDC成分
を備える電圧を印加する電源と、前記現像領域より前記
現像剤担持体の回転方向に対し上流側に、且つ前記現像
剤担持体に対し非接触にて配置された現像剤供給手段
と、前記現像領域より前記現像剤担持体の回転方向に対
し下流側に、且つ前記現像剤担持体に対し非接触にて配
置された現像剤回収手段と、少なくとも前記現像剤供給
手段及び前記現像剤回収手段の片方に電圧を印加する電
源と、を有し、前記現像剤供給手段により現像剤のクラ
ウド流を形成し、前記現像剤担持体と前記現像剤供給手
段の間で形成される電界により非接触にて前記クラウド
状現像剤を前記現像剤担持体にコートし、 前記現像剤回
収手段は、前記現像剤担持体に非接触で前記現像剤担持
体の回転方向の下流側に行くにしたがって前記現像剤担
持体からしだいに距離が大きくなっていく板状電極を備
え、前記現像剤担持体と前記板状電極との間には前記現
像剤担持体上の現像剤を引き剥がすような振動電界が形
成されることを特徴とする現像装置である。
供給手段は、前記現像剤担持体に対し非接触にて、且つ
回転可能に設置された現像剤供給部材と、前記現像剤供
給部材に一端が接触するように配置された現像剤流路制
御部材とを有し、好ましくは、前記現像剤供給部材は、
前記現像剤担持体の回転方向と同方向に回転する。この
現像剤供給部材は、導電性繊維で形成されたトナー供給
ブラシとすることができ、又、現像剤流路制御部材は、
ゴム或は金属製薄板とされる。
は、その形状係数SF1が100〜140、SF2は1
00〜120の範囲のものでも良く、且つ、前記非磁性
トナーは、重合法により製造されたもの、或は、その内
部に5〜30重量部の低軟化物質を含有するものも好適
に使用することができる。
面に則して更に詳しく説明する。
例にて、現像装置は、非磁性トナーTとされる現像剤を
収容する現像容器3を備え、像担持体9に対向する位置
に形成された現像容器3の開口部には、図中矢印方向に
回転自在に担持された現像剤担持体としての現像スリー
ブ1が配置される。この現像スリーブ1には電源2から
所望の現像バイアスが印加される。更に、現像容器3内
には、トナーTを現像スリーブ1に供給するための現像
剤供給部材としてのトナー供給ブラシ4が配置される。
このトナー供給ブラシ4は、現像スリーブ1との距離W
が約100μm〜1mmとされ、現像スリーブ1の回転
方向と同方向(最近接部において逆方向)に回転駆動さ
れる。
4としては、その電気的特性が環境変動によっても殆ど
変化しない導電性繊維(103 〜108 Ω・cm)4a
をSUSなどの芯金4bに巻き付けたファーブラシが用
いられており、この導電性繊維4aの植密度は2〜20
万本デニール/フィラメント、パイル長1〜10mmと
された。又、繊維材質はナイロン若しくはレーヨン性の
ものを用いることができる。芯金4bには電源6が接続
され、トナー供給ブラシ4に所望のバイアス電圧が印加
可能とされる。
部材5が、その先端が前記トナー供給ブラシ4と接する
ようにして配置される。現像剤流路制御部材5は少なく
ともその接触部の部材がトナーを所望の極性に帯電させ
る部材であることが望まれる。従って、現像剤流路制御
部材5としては、JIS硬度50〜70°のウレタン、
シリコンなどのゴム、或はSUS、リン青銅などの金属
製薄板などが好適であり、本実施例ではSUSの金属簿
板を用いた。
のトナー供給ブラシ4と、現像剤流路制御部材としての
金属薄板5とにより現像剤供給手段が構成される。
としての板状の電極7が配置される。この電極7は、現
像に寄与しなかった現像スリーブ1上のトナーTを電気
的にスリーブ表面から剥ぎ取り現像容器3内に戻すと共
に、再度現像工程に戻すためのものである。また、現像
容器3内には、現像容器内のトナーをトナー供給ブラシ
4に送るための撹拌部材8が設けられている。
は、重量平均径5μm以上で、且つ、熱可塑性樹脂に着
色剤を混合分散し、粉砕化した非磁性一成分トナーを用
いたが、この熱可塑性樹脂には負の帯電特性を持つポリ
スチレン、ポリエステル系などの樹脂を使用した。
写真感光ドラム9の表面を先ず帯電手段にて負極性に帯
電し、次いで露光手段にてイメージ露光を行なうことに
より感光ドラム9上に静電潜像を形成し、本発明の現像
装置にてこの潜像を反転現像により可視像とした。即
ち、本実施例では、現像スリーブ1に負極性DC電圧と
AC電圧の重畳電圧である現像バイアスを印加すること
により、負極性の非磁性一成分トナーTで反転現像を行
なった。なお、本実施例では、感光ドラム9にはOPC
感光体を用い、現像スリーブ1にはPMMAとジメチル
アミノエチルメタクリレートを9:1で混合した樹脂を
コートしたコートスリーブを用いた。
トナーTは、撹拌部材8によりトナー供給ブラシ4に送
られ、ブラシ4のナイロン繊維と接触することにより負
に帯電される。このとき、トナーTは、トナー供給ブラ
シ4の繊維間及びその表面に鏡映力などの付着力によっ
て担持され、トナー供給ブラシ4の回転と共に現像剤流
路制御手段5方向に搬送される。
されたトナーTは、現像剤流路制御手段5と接触するこ
とでより安定して電荷が付与されると共に、現像剤流路
制御手段5を通過した後、繊維の弾性力によりブラシ4
の回転方向に弾き出され、図3に示すように、クラウド
状となって矢印(A)の方向に飛翔する。
との間には、電源6によりトナー供給ブラシ4に印加さ
れたバイアスと、電源2より現像スリーブ1に印加され
た現像バイアスにより、負に帯電したクラウド状トナー
Tをスリーブ1の方向に引き寄せる電界が形成されてい
る。そのために、クラウド状のトナーTの内、十分に帯
電しているトナーのみが電気的に現像スリーブ1の表面
に引き寄せられ担持される。例えば、図4で示すよう
に、現像バイアスのDC成分を−350Vと設定した場
合、電源6によりトナー供給ブラシ4にDC−750V
程度の電圧を印加するように設定すれば、負に帯電した
トナーは電界の作用によりトナー供給ブラシ4から現像
スリーブ1へと飛翔していくような構成となる。なお、
このトナー供給ブラシ4が現像剤流路制御手段5と接触
し、ブラシ4中のトナーTを叩きだすことから、ブラシ
繊維間のトナーつまりも防止できる。
化し、電界コートにより非接触にてトナー像を形成する
ことにより、トナーへの機械的ストレスを著しく低減さ
せることができ、また、ブラシ繊維の形状や植密度の影
響を殆ど受けることなく薄層密なトナー層を形成するこ
とができる。更に、このようにして得られた上記トナー
層は十分に帯電したトナーのみからなるコート層である
ためその帯電量分布は非常にシャープなものとなり高品
位な画像形成が達成される。
現像に寄与しなかった現像スリーブ1上のトナーは、ス
リーブ1上に担持されたまま現像容器3内に戻される
が、接地されている電極7と対向する領域まで搬送され
ると、スリーブ1にかかる現像バイアスとの効果により
スリーブ1から電極7方向に引き剥される。そして、ス
リーブ1と電極7との間を振動しながらトナー供給ブラ
シ4近傍に落下し、再度トナー供給ブラシ4により帯
電、担持され現像工程に戻される。従って、現像スリー
ブ1上には常に新しく帯電されたトナーが供給されてい
ることとなるため、ゴーストなどの現像履歴が生じるこ
とがない。
例の現像装置は、現像剤回収手段を除いては、実施例1
の現像装置と同じであるので、同じ作用をなす部材には
同じ参照番号を付し、詳しい説明は省略する。
限定されるものではなく、例えば本実施例に示すよう
に、回転可能に設置された円筒状のものを用いることが
できる。この実施例の構成によれば、現像スリーブ1と
の対向部において電界を集中させ易くなるので、より確
実で安定したトナー回収が可能になる。
して、ローラ表面を鏡面とした円筒状の金属部材を用い
ており、現像スリーブ1から約100μmから1mmの
間隔Gを持って対向させ、且つ、図中矢印方向、即ち、
現像スリーブ1の回転方向に対し逆方向(最近接部で同
方向)に回転するように設置される。
リーブ1上に担持されたまま現像容器3内に戻ってきた
トナーは、現像剤回収ローラ10と現像スリーブ1との
最近接部で形成される強電界により、静電的にローラ1
0表面に担持回収される。回収されたトナーは現像回収
ローラ10と共に、現像容器3内に搬送され、図中のス
クレーパ11によりトナー供給ブラシ4上に掻き落とさ
れ再度現像工程に戻される。
能な金属製円筒状ローラを用いることにより、フレッシ
ュな電極面が常にスリーブ1表面と対向することとな
り、常時安定した電界がスリーブ・ローラ間に形成され
トナーの回収効率が飛躍的に増大する。なお、トナーは
1回転毎にスクレーパ11により確実に掻き落とされる
ため、トナーに熱が蓄積することはなく、劣化には殆ど
影響を与えない。
トナーに限定されるものではなく、例えば、近年、省エ
ネルギ化を目的として用いられている低融点トナー、即
ち、懸濁重合法で作製された低軟化物質を5〜30重量
%含み、形状係数であるSF1が100〜140、SF
2が100〜120の範囲の非磁性一成分球形トナーを
用いた場合、より効果的な結果が得られることが分かっ
た。
比べ非常に低いため、従来の非磁性一成分現像装置にこ
れらの重合トナーを用いると、トナー劣化が極めて速
く、ブレード融着、コートムラ、ぼた落ちなどの諸問題
が顕著に発生していた。
実施例2で説明した非磁性一成分非接触コート法による
現像装置にこれら重合トナーを使用した場合には、トナ
ー劣化を著しく低減することができ、長期間にわたり安
定してトナー層を形成し、高品位の現像画像を得ること
ができる。
に示すように、球状物質の形状の丸さの割合を示す数値
であり、球状物質を二次元平面に投影してできる楕円状
図形の最大値(MXLNG)の二乗を、図形面積(AR
EA)で割って100π/4を乗じた時の値で表され、
140より大きくなると球形から徐々に不定形となる。
を表すもので、楕円形状図形の周長(PERI)を、図
形面積(AREA)で割って100/4πを乗じた時の
値で表され、120より大きくなると、トナー表面の凹
凸が激しくなる。
記式にて定義され、本実施例では、日立製作所のFE−
SEM(S−800)を用いてトナー像を100個不作
為にサンプリングし、その画像情報をニコレ社製画像解
析装置(LUZEX3)を導入して解析を行ない、下記
式を算出した。
溶融化のために、球形トナーにコア/シェル構造をもた
せ、シェル部分を重合により形成し、コアには低軟化物
質、例えばパラフィン系のワックスを内包した。コア/
シェル構造とすることによりトナーの優れた定着性を損
なうことなく耐ブロッキング性を付与できることは言う
までもなく、コアを有しないようなバルクとしての重合
トナーと比較し、シェル部分のみを重合する方が重合工
程の後処理において、残存モノマーの除去が容易に行な
われ得る、といった利点がある。
は、現像剤担持体と板状電極との間には現像剤担持体上
の現像剤を引き剥がすような振動電界が形成され、板状
電極は、現像剤担持体の回転方向の下流側に行くにした
がって現像剤担持体からしだいに距離が大きくなってい
くので、現像剤担持体に残った現像剤を効果的に引き剥
がすことができ、現像剤は板状電極への付着も防止でき
るので、現像剤担持体から現像剤の回収を安定して行な
える。 又、本発明によれば、従来の現像装置では必須と
された現像剤供給部材及び現像剤規制部材を使用するこ
となく、非接触にて十分に帯電したトナーのみを現像剤
担持体にコートし、現像領域に搬送することが可能とさ
れ、従って、トナーにかかる負荷が低減され、トナーの
劣化を最小限に押さえる超低ストレスコートを実現し、
長期間にわたり安定してトナー層を形成することが可能
となり、トナーの寿命を大幅に改善すると共に現像装置
自体の寿命をも伸ばすことができる。そのために、本発
明の現像装置は、複写機などの現像剤を補給するタイプ
の現像装置としても好適に使用できる。
分に帯電したトナーのみが現像に寄与することになり、
現像時のカブリ、ムラなどが著しく低減され、転写時の
飛び散りも減少し、更には、トナーコート層に現像履歴
が残らない構成とされるので、ゴーストのない高品位の
画像を得ることができる。
成図である。
細図である。
細図で、現像剤の流れを説明するための図である。
関係を示す図である。
成図である。
ための図である。
シ) 5 現像剤流路制御部材(金属製薄板) 6 電源 7、10 現像剤回収手段 9 像担持体
Claims (8)
- 【請求項1】 非磁性トナーを含む現像剤により像担持
体上の静電潜像を現像する現像装置において、前記現像
装置は、 前記現像剤を収容する現像容器と、前記現像剤を担持し
て、前記像担持体上の静電潜像を現像するための現像領
域に搬送するべく前記現像容器の開口部に回転可能に設
置された現像剤担持体と、前記現像剤担持体にAC成分
とDC成分を備える電圧を印加する電源と、前記現像領
域より前記現像剤担持体の回転方向に対し上流側に、且
つ前記現像剤担持体に対し非接触にて配置された現像剤
供給手段と、前記現像領域より前記現像剤担持体の回転
方向に対し下流側に、且つ前記現像剤担持体に対し非接
触にて配置された現像剤回収手段と、少なくとも前記現
像剤供給手段及び前記現像剤回収手段の片方に電圧を印
加する電源と、を有し、 前記現像剤供給手段により現像剤のクラウド流を形成
し、前記現像剤担持体と前記現像剤供給手段の間で形成
される電界により非接触にて前記クラウド状現像剤を前
記現像剤担持体にコートし、 前記現像剤回収手段は、前記現像剤担持体に非接触で前
記現像剤担持体の回転方向の下流側に行くにしたがって
前記現像剤担持体からしだいに距離が大きくなっていく
板状電極を備え、前記現像剤担持体と前記板状電極との
間には前記現像剤担持体上の現像剤を引き剥がすような
振動電界が形成される ことを特徴とする現像装置。 - 【請求項2】 前記現像剤供給手段は、前記現像剤担持
体に対し非接触にて、且つ回転可能に設置された現像剤
供給部材と、前記現像剤供給部材に一端が接触するよう
に配置された現像剤流路制御部材とを有する請求項1の
現像装置。 - 【請求項3】 前記現像剤供給部材は、前記現像剤担持
体の回転方向と同方向に回転する請求項2の現像装置。 - 【請求項4】 前記現像剤供給部材は、導電性繊維で形
成されたトナー供給ブラシである請求項3の現像装置。 - 【請求項5】 前記現像剤流路制御部材は、ゴム或は金
属製薄板である請求項1〜4のいずれかの項に記載の現
像装置。 - 【請求項6】 前記非磁性トナーの形状係数SF1は1
00〜140、SF2は100〜120の範囲である請
求項1〜5のいずれかの項に記載の現像装置。 - 【請求項7】 前記非磁性トナーは、重合法により製造
されたものである請求項1〜6のいずれかの項に記載の
現像装置。 - 【請求項8】 前記非磁性トナーは、その内部に5〜3
0重量部の低軟化物質を含有する請求項1〜7のいずれ
かの項に記載の現像装置。
Priority Applications (2)
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---|---|---|---|
JP02207197A JP3445086B2 (ja) | 1997-01-21 | 1997-01-21 | 現像装置 |
US08/969,503 US6381434B1 (en) | 1996-11-14 | 1997-11-13 | Developing apparatus with electric field force directing a toner cloud for coating a developer carrying member |
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JP02207197A JP3445086B2 (ja) | 1997-01-21 | 1997-01-21 | 現像装置 |
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Family Applications (1)
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JP02207197A Expired - Fee Related JP3445086B2 (ja) | 1996-11-14 | 1997-01-21 | 現像装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3445086B2 (ja) |
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JP4900467B2 (ja) | 2009-12-24 | 2012-03-21 | ブラザー工業株式会社 | 現像剤供給装置 |
-
1997
- 1997-01-21 JP JP02207197A patent/JP3445086B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH10207226A (ja) | 1998-08-07 |
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