JP2002229097A - シャッター装置およびカメラ - Google Patents
シャッター装置およびカメラInfo
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- JP2002229097A JP2002229097A JP2001031192A JP2001031192A JP2002229097A JP 2002229097 A JP2002229097 A JP 2002229097A JP 2001031192 A JP2001031192 A JP 2001031192A JP 2001031192 A JP2001031192 A JP 2001031192A JP 2002229097 A JP2002229097 A JP 2002229097A
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- shutter
- plate
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- blade mechanism
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 羽根群が押さえ板に形成された撮影開口部に
衝突するのを防止するとともに、シャッター装置の小型
化を図る。 【解決手段】 複数の羽根群を重畳および展開作動させ
るシャッター羽根機構と、このシャッター羽根機構が取
り付けられる地板と、前記シャッター羽根機構を前記地
板側に押さえる押さえ板とを有するシャッター装置にお
いて、前記押さえ板が平板状に形成されており、この押
さえ板に、前記シャッター羽根機構を前記地板側にガイ
ドするガイド突起部が形成されている。
衝突するのを防止するとともに、シャッター装置の小型
化を図る。 【解決手段】 複数の羽根群を重畳および展開作動させ
るシャッター羽根機構と、このシャッター羽根機構が取
り付けられる地板と、前記シャッター羽根機構を前記地
板側に押さえる押さえ板とを有するシャッター装置にお
いて、前記押さえ板が平板状に形成されており、この押
さえ板に、前記シャッター羽根機構を前記地板側にガイ
ドするガイド突起部が形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォーカルプレー
ンシャッターの羽根衝突防止機構を有するシャッター装
置およびこのシャッター装置を備えたカメラに関するも
のである。
ンシャッターの羽根衝突防止機構を有するシャッター装
置およびこのシャッター装置を備えたカメラに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、フォーカルプレーンシャッター
は、銀塩フィルムを使用するフィルムカメラだけでな
く、撮像素子(CCDやCMOSなど)を使用したデジ
タルスチルカメラにも使用されるようになっている。
は、銀塩フィルムを使用するフィルムカメラだけでな
く、撮像素子(CCDやCMOSなど)を使用したデジ
タルスチルカメラにも使用されるようになっている。
【0003】ここで、銀塩フィルムを使用するフィルム
カメラに用いられるフォーカルプレーンシャッターの羽
根衝突防止機構について図7を用いて説明する。図7
は、従来のシャッター装置における要部断面図である。
カメラに用いられるフォーカルプレーンシャッターの羽
根衝突防止機構について図7を用いて説明する。図7
は、従来のシャッター装置における要部断面図である。
【0004】71はシャッター装置の構成部品が取り付
けられる地板であり、この地板71にはアパーチャ開口
部71aおよび斜面(面取り)71bが形成されてい
る。72は仕切り板で、先羽根群(複数枚の先羽根41
で構成される)と不図示の後羽根群(複数枚の後羽根で
構成される)との間に配置されており、先羽根群と後羽
根群との走行スペースを仕切る。仕切板72には、アパ
ーチャ開口部が形成されている。
けられる地板であり、この地板71にはアパーチャ開口
部71aおよび斜面(面取り)71bが形成されてい
る。72は仕切り板で、先羽根群(複数枚の先羽根41
で構成される)と不図示の後羽根群(複数枚の後羽根で
構成される)との間に配置されており、先羽根群と後羽
根群との走行スペースを仕切る。仕切板72には、アパ
ーチャ開口部が形成されている。
【0005】73は先羽根群を仕切板72側に押さえ付
けるカバー板であり、このカバー板73には、アパーチ
ャ開口部73aおよび斜面(面取り)73bが形成され
ている。44はカシメダボであり、先羽根41を先羽根
アーム43に回転可能に連結支持する。74はカメラボ
ディである。
けるカバー板であり、このカバー板73には、アパーチ
ャ開口部73aおよび斜面(面取り)73bが形成され
ている。44はカシメダボであり、先羽根41を先羽根
アーム43に回転可能に連結支持する。74はカメラボ
ディである。
【0006】上記の構成において、カバー板73のアパ
ーチャ開口部73aのうち仕切板72側に斜面73bを
形成して、この斜面73bが先羽根群、特に先羽根群を
先羽根アーム43に回転可能に連結支持するカシメダボ
44を仕切板72側にガイドさせることにより、先羽根
群(カシメダボ44)がカバー板73のアパーチャ開口
部73aに衝突するのを防止している。同様に、後羽根
群についても、地板71に斜面71bを形成して、後羽
根群(特に、後羽根群を後羽根アームに回転可能に連結
支持するカシメダボ)を仕切板72側にガイドさせるこ
とにより、後羽根群(カシメダボ)が地板71のアパー
チャ開口部71aに衝突するのを防止している。
ーチャ開口部73aのうち仕切板72側に斜面73bを
形成して、この斜面73bが先羽根群、特に先羽根群を
先羽根アーム43に回転可能に連結支持するカシメダボ
44を仕切板72側にガイドさせることにより、先羽根
群(カシメダボ44)がカバー板73のアパーチャ開口
部73aに衝突するのを防止している。同様に、後羽根
群についても、地板71に斜面71bを形成して、後羽
根群(特に、後羽根群を後羽根アームに回転可能に連結
支持するカシメダボ)を仕切板72側にガイドさせるこ
とにより、後羽根群(カシメダボ)が地板71のアパー
チャ開口部71aに衝突するのを防止している。
【0007】さらに、先羽根群および後羽根群のスリッ
ト形成羽根が、仕切板72に形成されたアパーチャ開口
部に衝突するのを防止するために、仕切板72のアパー
チャ開口部に傾斜を設けるとともに、スリット形成羽根
に曲げ強度の高い材料を用いている。
ト形成羽根が、仕切板72に形成されたアパーチャ開口
部に衝突するのを防止するために、仕切板72のアパー
チャ開口部に傾斜を設けるとともに、スリット形成羽根
に曲げ強度の高い材料を用いている。
【0008】一方、カメラの小型化、薄型化および軽量
化にともなって、カメラの一部を構成するシャッター装
置についても小型化、薄型化および軽量化を図る必要が
ある。そこで、シャッター装置の小型化等を図るため
に、地板71の厚みを薄くすることが考えられるが、シ
ャッター装置の構成部品が取り付けられる地板71は強
度上の理由により、地板71の厚みを薄くするには限度
がある。一方、先羽根群を押さえ付けるためのカバー板
73は機能上強度を必要としないため、カバー板73の
厚みを薄くすることも考えられるが、カバー板73の厚
みを薄くするとカバー板73に形成される斜面(面取
り)の領域が小さくなってしまい、先羽根群がカバー板
73のアパーチャ開口部73aに衝突し易くなってしま
う。
化にともなって、カメラの一部を構成するシャッター装
置についても小型化、薄型化および軽量化を図る必要が
ある。そこで、シャッター装置の小型化等を図るため
に、地板71の厚みを薄くすることが考えられるが、シ
ャッター装置の構成部品が取り付けられる地板71は強
度上の理由により、地板71の厚みを薄くするには限度
がある。一方、先羽根群を押さえ付けるためのカバー板
73は機能上強度を必要としないため、カバー板73の
厚みを薄くすることも考えられるが、カバー板73の厚
みを薄くするとカバー板73に形成される斜面(面取
り)の領域が小さくなってしまい、先羽根群がカバー板
73のアパーチャ開口部73aに衝突し易くなってしま
う。
【0009】そこで、先羽根群又は後羽根群がアパーチ
ャ開口部に衝突するのを防ぐとともに、シャッター装置
の小型化等を図るものに、実開昭54−104835号
公報において提案されているものがある。この提案で
は、図8に示すように、カバー板73に形成されたアパ
ーチャ開口部73aがカメラボディ82側に突き出るよ
うにカバー板81を形成するとともに、カメラボディ8
2側にカバー板81の突き出た部分がはまり込むような
くぼみを形成している。ここで、アパーチャ開口部81
aを突き出すことにより形成されたカバー板81の折れ
曲がった部分は、光軸直交面に対して傾斜を有してお
り、この傾斜により先羽根41(特に、先羽根41を先
羽根アーム43に回転可能に支持するカシメダボ44)
を仕切板72側にガイドして、先羽根41がカバー板8
1のアパーチャ開口部81aに衝突するのを防いでい
る。また、カバー板81の一部を突き出すことにより傾
斜を設けているため、カバー板81の厚みを厚くして傾
斜を設ける必要がなくなり、カバー板81の厚みを薄く
することによりシャッター装置の小型化等を図ることも
できる。
ャ開口部に衝突するのを防ぐとともに、シャッター装置
の小型化等を図るものに、実開昭54−104835号
公報において提案されているものがある。この提案で
は、図8に示すように、カバー板73に形成されたアパ
ーチャ開口部73aがカメラボディ82側に突き出るよ
うにカバー板81を形成するとともに、カメラボディ8
2側にカバー板81の突き出た部分がはまり込むような
くぼみを形成している。ここで、アパーチャ開口部81
aを突き出すことにより形成されたカバー板81の折れ
曲がった部分は、光軸直交面に対して傾斜を有してお
り、この傾斜により先羽根41(特に、先羽根41を先
羽根アーム43に回転可能に支持するカシメダボ44)
を仕切板72側にガイドして、先羽根41がカバー板8
1のアパーチャ開口部81aに衝突するのを防いでい
る。また、カバー板81の一部を突き出すことにより傾
斜を設けているため、カバー板81の厚みを厚くして傾
斜を設ける必要がなくなり、カバー板81の厚みを薄く
することによりシャッター装置の小型化等を図ることも
できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
フォーカルプレーンシャッターは、銀塩フィルムを使用
するフィルムカメラだけでなく、撮像素子(CCDやC
MOS)を使用するデジタルスチルカメラにも使用され
ている。この撮像素子は撮像面(ピント面)の表面にガ
ラス板が配置されている。
フォーカルプレーンシャッターは、銀塩フィルムを使用
するフィルムカメラだけでなく、撮像素子(CCDやC
MOS)を使用するデジタルスチルカメラにも使用され
ている。この撮像素子は撮像面(ピント面)の表面にガ
ラス板が配置されている。
【0011】ここで、実開昭54−104835号公報
における提案をデジタルスチルカメラに適用しようとす
ると、撮像素子の表面に配置されたガラス板により、カ
メラボディ82の厚みを薄くしなければならない。しか
し、カメラボディ82の厚みを薄くすると、カメラボデ
ィ82にカバー板81の突き出た部分がはまり込むよう
なくぼみを形成することができない。そして、カメラボ
ディ82にこのようなくぼみを形成することができない
と、カバー板81においてアパーチャ開口部81aがカ
メラボディ82側に突き出た形状に形成することはでき
なくなり、実開昭54−104835号公報における提
案はデジタルスチルカメラに適用することはできないこ
ととなる。
における提案をデジタルスチルカメラに適用しようとす
ると、撮像素子の表面に配置されたガラス板により、カ
メラボディ82の厚みを薄くしなければならない。しか
し、カメラボディ82の厚みを薄くすると、カメラボデ
ィ82にカバー板81の突き出た部分がはまり込むよう
なくぼみを形成することができない。そして、カメラボ
ディ82にこのようなくぼみを形成することができない
と、カバー板81においてアパーチャ開口部81aがカ
メラボディ82側に突き出た形状に形成することはでき
なくなり、実開昭54−104835号公報における提
案はデジタルスチルカメラに適用することはできないこ
ととなる。
【0012】そこで、本発明は、上述したようなアパー
チャ開口部が突き出るようにカバー板を形成せず、ま
た、羽根群をアパーチャ開口部から遠ざけるようにガイ
ドする斜面を広くとるためにカバー板を厚くして、シャ
ッター装置を大型化することなく、羽根群がアパーチャ
開口部に衝突するのを防止することができるシャッター
装置を提供することを目的とする。そして、フィルムカ
メラだけでなく、デジタルスチルカメラにも用いること
ができるシャッター装置を提供することを目的とする。
チャ開口部が突き出るようにカバー板を形成せず、ま
た、羽根群をアパーチャ開口部から遠ざけるようにガイ
ドする斜面を広くとるためにカバー板を厚くして、シャ
ッター装置を大型化することなく、羽根群がアパーチャ
開口部に衝突するのを防止することができるシャッター
装置を提供することを目的とする。そして、フィルムカ
メラだけでなく、デジタルスチルカメラにも用いること
ができるシャッター装置を提供することを目的とする。
【0013】また、本発明は、スリット形成羽根に曲げ
強度の高い材料を用いなくても、スリット形成羽根が仕
切板に形成されたアパーチャ開口部に衝突するのを防止
することができるシャッター装置を提供することを目的
とする。
強度の高い材料を用いなくても、スリット形成羽根が仕
切板に形成されたアパーチャ開口部に衝突するのを防止
することができるシャッター装置を提供することを目的
とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、複数の羽根群を重畳および展開作動させる
シャッター羽根機構と、このシャッター羽根機構が取り
付けられる地板と、前記シャッター羽根機構を前記地板
側に押さえる押さえ板とを有するシャッター装置におい
て、前記押さえ板が平板状に形成されており、この押さ
え板に、前記シャッター羽根機構を前記地板側にガイド
するガイド突起部が形成されていることを特徴とする。
に本発明は、複数の羽根群を重畳および展開作動させる
シャッター羽根機構と、このシャッター羽根機構が取り
付けられる地板と、前記シャッター羽根機構を前記地板
側に押さえる押さえ板とを有するシャッター装置におい
て、前記押さえ板が平板状に形成されており、この押さ
え板に、前記シャッター羽根機構を前記地板側にガイド
するガイド突起部が形成されていることを特徴とする。
【0015】つまり、平板状の押さえ板にガイド突起部
を形成して、シャッター羽根機構を地板側にガイドさせ
ることにより、シャッター羽根機構が押さえ板に形成さ
れた撮影開口部に衝突するのを防止することができると
ともに、押さえ板さらにはシャッター装置の薄型化を図
ることができる。しかも、シャッター装置の薄型化を図
ることができれば、カメラの小型化にも対応させること
ができる。
を形成して、シャッター羽根機構を地板側にガイドさせ
ることにより、シャッター羽根機構が押さえ板に形成さ
れた撮影開口部に衝突するのを防止することができると
ともに、押さえ板さらにはシャッター装置の薄型化を図
ることができる。しかも、シャッター装置の薄型化を図
ることができれば、カメラの小型化にも対応させること
ができる。
【0016】また、押さえ板に、シャッター羽根機構を
地板側にガイドする斜面を形成して、この斜面とガイド
突起部との斜面とが連なるように形成することにより、
シャッター羽根機構を地板側にガイドさせる領域を広く
とることができるとともに、シャッター羽根機構を地板
側にスムーズにガイドさせることができる。
地板側にガイドする斜面を形成して、この斜面とガイド
突起部との斜面とが連なるように形成することにより、
シャッター羽根機構を地板側にガイドさせる領域を広く
とることができるとともに、シャッター羽根機構を地板
側にスムーズにガイドさせることができる。
【0017】さらに、ガイド突起部を、羽根群とアーム
とを回転可能に連結する軸部材の移動軌跡上に設けるこ
とにより、シャッター羽根機構のうち厚み方向で凸とな
る軸部材がガイド突起部に乗り上げた際に、シャッター
羽根機構を押さえ板からより遠ざけることができるた
め、シャッター羽根機構が押さえ板に形成された撮影開
口部に衝突するのを防止することができる。
とを回転可能に連結する軸部材の移動軌跡上に設けるこ
とにより、シャッター羽根機構のうち厚み方向で凸とな
る軸部材がガイド突起部に乗り上げた際に、シャッター
羽根機構を押さえ板からより遠ざけることができるた
め、シャッター羽根機構が押さえ板に形成された撮影開
口部に衝突するのを防止することができる。
【0018】また、シャッター羽根機構が先幕シャッタ
ー羽根機構および後幕シャッター羽根機構からなり、こ
の先幕シャッター羽根機構および後幕シャッター羽根機
構の走行スペースを仕切る仕切板に、シャッター羽根機
構を地板側又は押さえ板側にガイドさせるためのガイド
突起部を形成することにより、シャッター羽根機構のう
ちスリット形成羽根が仕切板に形成された撮影開口部に
衝突するのを防止することができるとともに、従来のよ
うにスリット形成羽根に曲げ強度の高い材料を用いる必
要がなくなる。
ー羽根機構および後幕シャッター羽根機構からなり、こ
の先幕シャッター羽根機構および後幕シャッター羽根機
構の走行スペースを仕切る仕切板に、シャッター羽根機
構を地板側又は押さえ板側にガイドさせるためのガイド
突起部を形成することにより、シャッター羽根機構のう
ちスリット形成羽根が仕切板に形成された撮影開口部に
衝突するのを防止することができるとともに、従来のよ
うにスリット形成羽根に曲げ強度の高い材料を用いる必
要がなくなる。
【0019】なお、ガイド突起部は、この長手直交方向
視断面が円弧状又は台形状に形成することができる。ガ
イド突起部をこのような形状に形成することにより、ガ
イド突起部の長手方向に対して、横切って通過するシャ
ッター羽根機構をスムーズに通過させることができる。
視断面が円弧状又は台形状に形成することができる。ガ
イド突起部をこのような形状に形成することにより、ガ
イド突起部の長手方向に対して、横切って通過するシャ
ッター羽根機構をスムーズに通過させることができる。
【0020】また、本発明のシャッター装置はフィルム
カメラだけでなく、デジタルスチルカメラ等にも適用す
ることができる。
カメラだけでなく、デジタルスチルカメラ等にも適用す
ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1に本発明の
第1実施形態であるフォーカルプレーンシャッター装置
(以下、シャッター装置と称す)の正面図(1−a)お
よびこのシャッター装置の側面図(1−b)を示す。
第1実施形態であるフォーカルプレーンシャッター装置
(以下、シャッター装置と称す)の正面図(1−a)お
よびこのシャッター装置の側面図(1−b)を示す。
【0022】1はシャッター装置の構成部品が取り付け
られる地板であり、中央部にアパーチャ開口部1a(本
願請求項に記載の撮影開口部)および斜面1b(面取
り)が形成されている。この斜面1bは、後述する後羽
根群51を仕切板2側にガイドさせるための領域であ
る。
られる地板であり、中央部にアパーチャ開口部1a(本
願請求項に記載の撮影開口部)および斜面1b(面取
り)が形成されている。この斜面1bは、後述する後羽
根群51を仕切板2側にガイドさせるための領域であ
る。
【0023】2は仕切板であり、後述する先羽根群41
と後羽根群51との間に配置され、先羽根群41および
後羽根群51の走行スペースを仕切る。仕切板2の中央
部にはアパーチャ開口部2aが形成されており、このア
パーチャ開口部2aの上下端面には斜面2bが形成され
ている。また、仕切板2は、地板1およびカバー板3に
対して斜めに配置されている。
と後羽根群51との間に配置され、先羽根群41および
後羽根群51の走行スペースを仕切る。仕切板2の中央
部にはアパーチャ開口部2aが形成されており、このア
パーチャ開口部2aの上下端面には斜面2bが形成され
ている。また、仕切板2は、地板1およびカバー板3に
対して斜めに配置されている。
【0024】3は平板状に形成されたカバー板(本願請
求項に記載の押さえ板)であり、後述する先羽根群41
を地板1側に押さえ付ける。カバー板3の中央部にはア
パーチャ開口部3aおよび斜面3b(面取り)が形成さ
れている。また、カバー板3のうち仕切板2側の面に
は、斜面3bの一辺に接する突条タイプの突起部3c
(本願請求項に記載のガイド突起部)が形成されてい
る。この突起部3cは、後述する先羽根群41を地板1
側にガイドする。
求項に記載の押さえ板)であり、後述する先羽根群41
を地板1側に押さえ付ける。カバー板3の中央部にはア
パーチャ開口部3aおよび斜面3b(面取り)が形成さ
れている。また、カバー板3のうち仕切板2側の面に
は、斜面3bの一辺に接する突条タイプの突起部3c
(本願請求項に記載のガイド突起部)が形成されてい
る。この突起部3cは、後述する先羽根群41を地板1
側にガイドする。
【0025】41は先羽根群であり、複数枚に分割され
た不透明板で構成されている。42は先羽根主アームで
あり、基端部で地板1に回転可能に取り付けられている
とともに、先端部で先羽根群41をカシメダボ44(本
願請求項に記載の軸部材)を介して回転可能に連結支持
する。先羽根主アーム42は不図示の駆動ピンからの駆
動力を受けて、先羽根群41を重畳させたり、展開させ
たりする。43は先羽根主アーム42と平行移動する先
羽根従アームであり、基端部で地板1に回転可能に取り
付けられているとともに、先端部で先羽根群41をカシ
メダボ44を介して回転可能に連結支持する。
た不透明板で構成されている。42は先羽根主アームで
あり、基端部で地板1に回転可能に取り付けられている
とともに、先端部で先羽根群41をカシメダボ44(本
願請求項に記載の軸部材)を介して回転可能に連結支持
する。先羽根主アーム42は不図示の駆動ピンからの駆
動力を受けて、先羽根群41を重畳させたり、展開させ
たりする。43は先羽根主アーム42と平行移動する先
羽根従アームであり、基端部で地板1に回転可能に取り
付けられているとともに、先端部で先羽根群41をカシ
メダボ44を介して回転可能に連結支持する。
【0026】51は後羽根群であり、複数枚に分割され
た不透明板で構成されている。52は後羽根主アームで
あり、基端部で地板1に回転可能に取り付けられている
とともに、先端部で後羽根群51をカシメダボ54(本
願請求項に記載の軸部材)を介して回転可能に連結支持
する。後羽根主アーム52は不図示の駆動ピンからの駆
動力を受けて、後羽根群51を重畳させたり、展開させ
たりする。ここで、図1は先羽根群41が展開してお
り、後羽根群51が重畳している状態を示す。53は後
羽根主アーム52と平行移動する後羽根従アームであ
り、基端部で地板1に回転可能に取り付けられていると
ともに、先端部で後羽根群51をカシメダボ54を介し
て回転可能に連結支持する。
た不透明板で構成されている。52は後羽根主アームで
あり、基端部で地板1に回転可能に取り付けられている
とともに、先端部で後羽根群51をカシメダボ54(本
願請求項に記載の軸部材)を介して回転可能に連結支持
する。後羽根主アーム52は不図示の駆動ピンからの駆
動力を受けて、後羽根群51を重畳させたり、展開させ
たりする。ここで、図1は先羽根群41が展開してお
り、後羽根群51が重畳している状態を示す。53は後
羽根主アーム52と平行移動する後羽根従アームであ
り、基端部で地板1に回転可能に取り付けられていると
ともに、先端部で後羽根群51をカシメダボ54を介し
て回転可能に連結支持する。
【0027】次に、図2は図1における突起部3cのA
−A断面図であり、図3は図1における突起部3cのB
−B断面図である。
−A断面図であり、図3は図1における突起部3cのB
−B断面図である。
【0028】突起部3cは傾斜部3c−1と平坦部3c
−2とを有しており、この傾斜部3c−1の傾斜面はカ
バー板3の斜面3bと連続して延びている。また、突起
部3cは図3に示すように、長手直交方向断面において
台形状に形成されている。このため、先羽根群41を重
畳させたり、展開させたりする際に、カシメダボ44が
突起部3cを横切るように通過しても、カシメダボ44
が突起部3cに引っ掛かることなく、スムーズに突起部
3cを乗り越えていくことができ、スムーズなシャッタ
ー羽根駆動を行うことができる。
−2とを有しており、この傾斜部3c−1の傾斜面はカ
バー板3の斜面3bと連続して延びている。また、突起
部3cは図3に示すように、長手直交方向断面において
台形状に形成されている。このため、先羽根群41を重
畳させたり、展開させたりする際に、カシメダボ44が
突起部3cを横切るように通過しても、カシメダボ44
が突起部3cに引っ掛かることなく、スムーズに突起部
3cを乗り越えていくことができ、スムーズなシャッタ
ー羽根駆動を行うことができる。
【0029】なお、図4に示すように、突起部3cを長
手直交方向断面において、円弧状に形成してもよい。こ
の場合にも、カシメダボ44は突起部3cに引っ掛かる
ことなくスムーズに突起部3cを乗り越えていくことが
できる。また、本実施形態では傾斜部3c−1の傾きが
直線となっているが、傾斜部3c−1の傾きを円弧とし
てもよい。
手直交方向断面において、円弧状に形成してもよい。こ
の場合にも、カシメダボ44は突起部3cに引っ掛かる
ことなくスムーズに突起部3cを乗り越えていくことが
できる。また、本実施形態では傾斜部3c−1の傾きが
直線となっているが、傾斜部3c−1の傾きを円弧とし
てもよい。
【0030】次に、図5に先羽根群41を重畳するとき
のシャッター装置の正面図(5−a)および側面図(5
−b)を示す。
のシャッター装置の正面図(5−a)および側面図(5
−b)を示す。
【0031】図5において、先羽根群41のうちスリッ
ト形成羽根から数えて2枚目の先羽根を先羽根従アーム
43に回転可能に保持しているカシメダボ44aが、突
起部3cの平坦部3c−2に乗り上げている。ここで、
先羽根群41が展開した状態(図1)から先羽根群41
を駆動させると、カシメダボ44aは矢印Cの軌跡(図
1)を描いて、カバー板3の斜面3bに当接する。そし
て、カシメダボ44aは、斜面3bに続いて突起部3c
の傾斜部3c−1を通過し、突起部3cの平坦部3c−
2に乗り上がる。
ト形成羽根から数えて2枚目の先羽根を先羽根従アーム
43に回転可能に保持しているカシメダボ44aが、突
起部3cの平坦部3c−2に乗り上げている。ここで、
先羽根群41が展開した状態(図1)から先羽根群41
を駆動させると、カシメダボ44aは矢印Cの軌跡(図
1)を描いて、カバー板3の斜面3bに当接する。そし
て、カシメダボ44aは、斜面3bに続いて突起部3c
の傾斜部3c−1を通過し、突起部3cの平坦部3c−
2に乗り上がる。
【0032】カシメダボ44aが平坦部3c−2に乗り
上げた時点では、先羽根群41のスリット形成羽根を先
羽根従アーム43に回転可能に支持するカシメダボ44
bは、カバー板3の斜面3bに到達していない。ここ
で、カシメダボ44aが突起部3cの平坦部3c−2に
乗り上げることにより、先羽根従アーム43を仕切板2
側によせて、カシメダボ44bをカバー板3から遠ざけ
る。
上げた時点では、先羽根群41のスリット形成羽根を先
羽根従アーム43に回転可能に支持するカシメダボ44
bは、カバー板3の斜面3bに到達していない。ここ
で、カシメダボ44aが突起部3cの平坦部3c−2に
乗り上げることにより、先羽根従アーム43を仕切板2
側によせて、カシメダボ44bをカバー板3から遠ざけ
る。
【0033】そして、カシメダボ44aが突起部3cの
平坦部3c−2に乗り上げた後、カシメダボ44aは突
起部3cの平坦部3c−2に沿って移動するため、カシ
メダボ44bはカバー板3から遠ざかった状態で移動す
る。したがって、カシメダボ44bがカバー板3のアパ
ーチャ開口部3aに衝突することもない。
平坦部3c−2に乗り上げた後、カシメダボ44aは突
起部3cの平坦部3c−2に沿って移動するため、カシ
メダボ44bはカバー板3から遠ざかった状態で移動す
る。したがって、カシメダボ44bがカバー板3のアパ
ーチャ開口部3aに衝突することもない。
【0034】同様に、カシメダボ44aが突起部3cの
平坦部3c−2に乗り上げた状態で、先羽根群41が重
畳されるため、先羽根群41がカバー板3のアパーチャ
開口部3aに衝突してダメージを受けることもない。
平坦部3c−2に乗り上げた状態で、先羽根群41が重
畳されるため、先羽根群41がカバー板3のアパーチャ
開口部3aに衝突してダメージを受けることもない。
【0035】また、上述したように突起部3cは、長手
直交方向断面において台形状に形成されているため、突
起部3cの長手方向に対して斜めに通過する先羽根主ア
ーム42側のカシメダボ44は、シャッター精度に影響
を与えることなくスムーズに突起部3cを通過すること
ができる。
直交方向断面において台形状に形成されているため、突
起部3cの長手方向に対して斜めに通過する先羽根主ア
ーム42側のカシメダボ44は、シャッター精度に影響
を与えることなくスムーズに突起部3cを通過すること
ができる。
【0036】ここで、突起部3cにより先羽根群41が
カバー板3から遠ざかるということは、先羽根群41が
仕切板2に近づくことになるが、先羽根群41はスリッ
ト形成羽根から順次仕切板2に近づくように配置されて
いるため、先羽根群41を重畳する際、仕切板2に近い
側の先羽根が隣り(仕切板2から遠い側)の先羽根を支
えることとなり、先羽根群41が仕切板2のアパーチャ
開口部2aに衝突することはない。
カバー板3から遠ざかるということは、先羽根群41が
仕切板2に近づくことになるが、先羽根群41はスリッ
ト形成羽根から順次仕切板2に近づくように配置されて
いるため、先羽根群41を重畳する際、仕切板2に近い
側の先羽根が隣り(仕切板2から遠い側)の先羽根を支
えることとなり、先羽根群41が仕切板2のアパーチャ
開口部2aに衝突することはない。
【0037】また、仕切板2を地板1およびカバー板3
に対して斜めに配置することにより、先羽根群41およ
び後羽根群51の走行スペースを必要十分に確保するこ
とができるとともに、仕切板2を地板1およびカバー板
3に対して平行に配置する場合に比べてシャッター装置
の厚みを抑えることができるので、シャッター装置の小
型化を図ることができる。しかも、仕切板2を上述した
ように配置することにより、先羽根群および後羽根群が
重畳状態にあるときの走行スペースの幅を大きくとるこ
とができるため、この走行スペースに突起部3cを設け
ても、シャッター精度に影響を与えることはない。
に対して斜めに配置することにより、先羽根群41およ
び後羽根群51の走行スペースを必要十分に確保するこ
とができるとともに、仕切板2を地板1およびカバー板
3に対して平行に配置する場合に比べてシャッター装置
の厚みを抑えることができるので、シャッター装置の小
型化を図ることができる。しかも、仕切板2を上述した
ように配置することにより、先羽根群および後羽根群が
重畳状態にあるときの走行スペースの幅を大きくとるこ
とができるため、この走行スペースに突起部3cを設け
ても、シャッター精度に影響を与えることはない。
【0038】さらに、カバー板3を平板状に形成するこ
とにより、カバー板を凸形状とした場合に比べてシャッ
ター装置の厚みを抑えることができるとともに、カバー
板3に、画面サイズをパノラマサイズに切り換えること
ができるパノラマ機構を搭載することもできる。
とにより、カバー板を凸形状とした場合に比べてシャッ
ター装置の厚みを抑えることができるとともに、カバー
板3に、画面サイズをパノラマサイズに切り換えること
ができるパノラマ機構を搭載することもできる。
【0039】(第2実施形態)図6に本発明の第2実施
形態であるシャッター装置の正面図(6−a)および側
面図(6−b)を示す。
形態であるシャッター装置の正面図(6−a)および側
面図(6−b)を示す。
【0040】本実施形態におけるシャッター装置は、第
1実施形態におけるシャッター装置の構成に加えて、仕
切板2の地板1側に、後羽根群51を地板1側にガイド
させるための突起部2cが形成されている。ここで、突
起部2cは、第1実施形態における突起部3cと同一形
状に形成されており、傾斜部2c−1および平坦部2c
−2を有している。
1実施形態におけるシャッター装置の構成に加えて、仕
切板2の地板1側に、後羽根群51を地板1側にガイド
させるための突起部2cが形成されている。ここで、突
起部2cは、第1実施形態における突起部3cと同一形
状に形成されており、傾斜部2c−1および平坦部2c
−2を有している。
【0041】図6において、後羽根群51のうちスリッ
ト形成羽根から数えて3枚目の羽根を後羽根従アーム5
3に回転可能に支持しているカシメダボ54aが、突起
部2cの平坦部2c−2に乗り上げている。ここで、後
羽根群51が重畳した状態から後羽根群51を駆動させ
ると、カシメダボ54aは、突起部2cの傾斜部2c−
1に当接し、突起部2cの平坦部2c−2に乗り上が
る。
ト形成羽根から数えて3枚目の羽根を後羽根従アーム5
3に回転可能に支持しているカシメダボ54aが、突起
部2cの平坦部2c−2に乗り上げている。ここで、後
羽根群51が重畳した状態から後羽根群51を駆動させ
ると、カシメダボ54aは、突起部2cの傾斜部2c−
1に当接し、突起部2cの平坦部2c−2に乗り上が
る。
【0042】カシメダボ54aが突起部2cの平坦部2
c−2に乗り上げた時点では、後羽根群51のスリット
形成羽根は、仕切板2の斜面2bに到達していない。こ
こで、カシメダボ54aが突起部2cの平坦部2c−2
に乗り上げることにより、後羽根従アーム53を地板1
側によせて、後羽根群51のスリット形成羽根を仕切板
2から遠ざける。そして、カシメダボ54aが突起部2
cの平坦部2c−2に乗り上げた後、カシメダボ54a
は突起部2cの平坦部2c−2に沿って移動するため、
後羽根群51のスリット形成羽根は仕切板2から遠ざか
った状態で移動する。したがって、後羽根群51のスリ
ット形成羽根が仕切板2のアパーチャ開口部2aに衝突
することもない。
c−2に乗り上げた時点では、後羽根群51のスリット
形成羽根は、仕切板2の斜面2bに到達していない。こ
こで、カシメダボ54aが突起部2cの平坦部2c−2
に乗り上げることにより、後羽根従アーム53を地板1
側によせて、後羽根群51のスリット形成羽根を仕切板
2から遠ざける。そして、カシメダボ54aが突起部2
cの平坦部2c−2に乗り上げた後、カシメダボ54a
は突起部2cの平坦部2c−2に沿って移動するため、
後羽根群51のスリット形成羽根は仕切板2から遠ざか
った状態で移動する。したがって、後羽根群51のスリ
ット形成羽根が仕切板2のアパーチャ開口部2aに衝突
することもない。
【0043】上記説明のように、後羽根群51のスリッ
ト形成羽根が仕切板2から遠ざかるということは、後羽
根群51のスリット形成羽根が地板1に近づくことにな
るが、地板1は強度上十分な厚みを有しており、この地
板1には十分な幅を持つ斜面1bを形成することができ
るため、後羽根群51が地板1のアパーチャ開口部に衝
突することはない。
ト形成羽根が仕切板2から遠ざかるということは、後羽
根群51のスリット形成羽根が地板1に近づくことにな
るが、地板1は強度上十分な厚みを有しており、この地
板1には十分な幅を持つ斜面1bを形成することができ
るため、後羽根群51が地板1のアパーチャ開口部に衝
突することはない。
【0044】なお、この突起部2cは後羽根群51の走
行を妨げない範囲内で、仕切板2に形成すればよい。
行を妨げない範囲内で、仕切板2に形成すればよい。
【0045】また、本実施形態においては、仕切板2の
地板1側の面に突起部2cを形成しているが、仕切板2
のカバー板3側の面に突起部2cを形成してもよい。ま
た、本実施形態では、第1実施形態におけるシャッター
装置の構造を備えているため、第1実施形態と同様の効
果を得ることができる。
地板1側の面に突起部2cを形成しているが、仕切板2
のカバー板3側の面に突起部2cを形成してもよい。ま
た、本実施形態では、第1実施形態におけるシャッター
装置の構造を備えているため、第1実施形態と同様の効
果を得ることができる。
【0046】一方、上述した第1実施形態および第2実
施形態では、仕切板2を境にして、カバー板3側に先羽
根群41を配置するとともに、地板1側に後羽根群51
を配置しているが、先羽根群41と後羽根群51の配置
を変えて、仕切板2を境にして、カバー板3側に後羽根
群51を配置するとともに、地板1側に先羽根群41を
配置してもよい。この場合にも、上述した第1実施形態
および第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
施形態では、仕切板2を境にして、カバー板3側に先羽
根群41を配置するとともに、地板1側に後羽根群51
を配置しているが、先羽根群41と後羽根群51の配置
を変えて、仕切板2を境にして、カバー板3側に後羽根
群51を配置するとともに、地板1側に先羽根群41を
配置してもよい。この場合にも、上述した第1実施形態
および第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0047】
【発明の効果】本発明のシャッター装置によれば、平板
状の押さえ板にガイド突起部を形成して、シャッター羽
根機構を地板側にガイドさせることにより、シャッター
羽根機構が押さえ板に形成された撮影開口部に衝突する
のを防止することができるとともに、押さえ板さらには
シャッター装置の薄型化を図ることができる。しかも、
シャッター装置の薄型化を図ることができれば、カメラ
の小型化にも対応することができる。
状の押さえ板にガイド突起部を形成して、シャッター羽
根機構を地板側にガイドさせることにより、シャッター
羽根機構が押さえ板に形成された撮影開口部に衝突する
のを防止することができるとともに、押さえ板さらには
シャッター装置の薄型化を図ることができる。しかも、
シャッター装置の薄型化を図ることができれば、カメラ
の小型化にも対応することができる。
【0048】また、押さえ板にシャッター羽根機構を地
板側にガイドする斜面を形成して、この斜面とガイド突
起部との斜面とが連続して延びるように形成することに
より、シャッター羽根機構を地板側にガイドさせる領域
を広くとることができるとともに、シャッター羽根機構
を地板側にスムーズにガイドさせることができる。
板側にガイドする斜面を形成して、この斜面とガイド突
起部との斜面とが連続して延びるように形成することに
より、シャッター羽根機構を地板側にガイドさせる領域
を広くとることができるとともに、シャッター羽根機構
を地板側にスムーズにガイドさせることができる。
【0049】さらに、シャッター羽根機構(先幕シャッ
ター羽根機構および後幕シャッター羽根機構)の走行ス
ペースを仕切る仕切板に、シャッター羽根機構を地板側
又は押さえ板側にガイドさせるためのガイド突起部を形
成することにより、シャッター羽根機構が仕切板に形成
された撮影開口部に衝突するのを防止することができる
とともに、従来のようにスリット形成羽根に曲げ強度の
高い材料を用いる必要がなくなる。
ター羽根機構および後幕シャッター羽根機構)の走行ス
ペースを仕切る仕切板に、シャッター羽根機構を地板側
又は押さえ板側にガイドさせるためのガイド突起部を形
成することにより、シャッター羽根機構が仕切板に形成
された撮影開口部に衝突するのを防止することができる
とともに、従来のようにスリット形成羽根に曲げ強度の
高い材料を用いる必要がなくなる。
【図1】本発明の第1実施形態であるシャッター装置の
正面図(1−a)および側面図(1−b)。
正面図(1−a)および側面図(1−b)。
【図2】図1における突起部3cのA−A断面図。
【図3】図1における突起部3cのB−B断面図。
【図4】図1における突起部3cのB−B断面図(他の
実施例)。
実施例)。
【図5】第1実施形態であるシャッター装置の正面図
(5−a)および側面図(5−b)。
(5−a)および側面図(5−b)。
【図6】本発明の第2実施形態であるシャッター装置の
正面図(6−a)および側面図(6−b)。
正面図(6−a)および側面図(6−b)。
【図7】従来におけるシャッター装置の要部断面図。
【図8】従来におけるシャッター装置の要部断面図。
1 地板 2 仕切板 3 カバー板 41 先羽根群 42 先羽根主アーム 43 先羽根従アーム 44 カシメダボ 51 後羽根群 52 後羽根主アーム 53 後羽根従アーム 54 カシメダボ
Claims (8)
- 【請求項1】 複数の羽根群を重畳および展開作動させ
るシャッター羽根機構と、このシャッター羽根機構が取
り付けられる地板と、前記シャッター羽根機構を前記地
板側に押さえる押さえ板とを有するシャッター装置にお
いて、 前記押さえ板が平板状に形成されており、この押さえ板
に、前記シャッター羽根機構を前記地板側にガイドする
ガイド突起部が形成されていることを特徴とするシャッ
ター装置。 - 【請求項2】 前記押さえ板に撮影開口部が形成されて
いるとともに、この撮影開口部に前記シャッター羽根機
構を前記地板側にガイドするガイド斜面が形成されてお
り、 前記ガイド突起部において前記シャッター羽根機構を地
板側にガイドするガイド面となる傾斜面が、前記ガイド
斜面と連続して延びていることを特徴とする請求項1に
記載のシャッター装置。 - 【請求項3】 前記シャッター羽根機構が、前記複数の
羽根群と、この羽根群を重畳および展開させるアーム
と、このアームおよび前記羽根群を回転可能に連結する
軸部材とを有して構成されており、 前記ガイド突起部が、前記軸部材の移動軌跡方向に延び
る突条形状に形成されているとともに、前記軸部材を前
記地板側にガイドすることを特徴とする請求項1又は2
に記載のシャッター装置。 - 【請求項4】 前記シャッター羽根機構が先幕シャッタ
ー羽根機構および後幕シャッター羽根機構からなり、こ
の先幕シャッター羽根機構および後幕シャッター羽根機
構の走行空間を仕切る仕切板を有し、 前記仕切板に、前記シャッター羽根機構を前記地板側又
は前記押さえ板側にガイドするガイド突起部が形成され
ていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシャッ
ター装置。 - 【請求項5】 前記シャッター羽根機構が、前記複数の
羽根群と、この羽根群を重畳および展開させるアーム
と、このアームおよび前記羽根群を回転可能に連結する
軸部材とを有して構成されており、 前記ガイド突起部が、前記軸部材の移動軌跡方向に延び
る突条形状に形成されているとともに、前記軸部材を前
記地板側又は前記押さえ板側にガイドすることを特徴と
する請求項4に記載のシャッター装置。 - 【請求項6】 前記ガイド突起部の長手直交方向断面
が、円弧状に形成されていることを特徴とする請求項1
から5のいずれかに記載のシャッター装置。 - 【請求項7】 前記ガイド突起部の長手直交方向断面
が、台形状に形成されていることを特徴とする請求項1
から5のいずれかに記載のシャッター装置。 - 【請求項8】 請求項1から7のいずれかに記載のシャ
ッター装置を有することを特徴とするカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001031192A JP2002229097A (ja) | 2001-02-07 | 2001-02-07 | シャッター装置およびカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001031192A JP2002229097A (ja) | 2001-02-07 | 2001-02-07 | シャッター装置およびカメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002229097A true JP2002229097A (ja) | 2002-08-14 |
Family
ID=18895316
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001031192A Pending JP2002229097A (ja) | 2001-02-07 | 2001-02-07 | シャッター装置およびカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002229097A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008145478A (ja) * | 2006-12-06 | 2008-06-26 | Nidec Copal Corp | デジタルカメラ用フォーカルプレンシャッタ |
EP2894031A1 (en) | 2014-01-08 | 2015-07-15 | Canon Denshi Kabushiki Kaisha | Fiber-reinforced laminate and camera |
DE112017002505T5 (de) | 2016-05-16 | 2019-02-28 | Canon Denshi Kabushiki Kaisha | Faserverstärkter schichtstoff, verschlussvorrichtung und optisches gerät |
-
2001
- 2001-02-07 JP JP2001031192A patent/JP2002229097A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008145478A (ja) * | 2006-12-06 | 2008-06-26 | Nidec Copal Corp | デジタルカメラ用フォーカルプレンシャッタ |
EP2894031A1 (en) | 2014-01-08 | 2015-07-15 | Canon Denshi Kabushiki Kaisha | Fiber-reinforced laminate and camera |
US9588401B2 (en) | 2014-01-08 | 2017-03-07 | Canon Denshi Kabushiki Kaisha | Fiber-reinforced laminate, shutter device and camera |
DE112017002505T5 (de) | 2016-05-16 | 2019-02-28 | Canon Denshi Kabushiki Kaisha | Faserverstärkter schichtstoff, verschlussvorrichtung und optisches gerät |
DE112017002505B4 (de) | 2016-05-16 | 2019-10-02 | Canon Denshi Kabushiki Kaisha | Faservertärkter Schichtstoff, Verschlussvorrichtung und optisches Gerät |
US10493717B2 (en) | 2016-05-16 | 2019-12-03 | Canon Denshi Kabushiki Kaisha | Fiber reinforced laminate, shutter device and optical apparatus |
US10807343B2 (en) | 2016-05-16 | 2020-10-20 | Canon Denshi Kabushiki Kaisha | Fiber reinforced plastic body, shutter device and optical apparatus |
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