JP2002228698A - 電界プローブ - Google Patents

電界プローブ

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JP2002228698A JP2001026738A JP2001026738A JP2002228698A JP 2002228698 A JP2002228698 A JP 2002228698A JP 2001026738 A JP2001026738 A JP 2001026738A JP 2001026738 A JP2001026738 A JP 2001026738A JP 2002228698 A JP2002228698 A JP 2002228698A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成により比較的小さな電波源からの
近傍電磁界を測定するのは困難であった。 【解決手段】 略平行な長い経路とこの長い経路の先端
同士を連結するようにして構成される短い経路とからな
るループに発生する誘導起電力を測定する。ここで、測
定対象たる近傍電磁界は長い経路に沿って急激に減衰
し、長い経路同士が近接しているので、ループ全体の経
路積分値は短い経路の経路積分値にほぼ等しいという近
似が適用できる。従って、このループに発生する誘導起
電力を測定すれば、このループ全体の誘導起電力を上記
短い経路の一方における近傍電界成分に相当する値とし
て得ることができ、簡易な構成により比較的小さな電波
源からの近傍電磁界を測定可能な電界プローブを提供す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電界プローブに関
し、特に、プリント基板等におけるノイズ検出に使用し
て好適な電界プローブに関する。
【0002】
【従来の技術】電気製品から放射される雑音電磁波はそ
の周辺にある他の電気製品を誤動作させる場合があるた
め、VCCI(Voluntary Control
Council for Information T
echnology Equipment)、FCC
(Federal Communications C
ommission)、EMC(Electro Ma
gnetic Compatibility)指令等の
EMC規格において規制されている。従来、電気製品か
ら放射される電磁界の調査を行うためにダイポールアン
テナや静電結合型のプローブを用いて電界強度を測定し
ている。また、微少ループアンテナを用いて磁界強度を
測定することができ、当該微少ループ中に発生する電界
が空間的に一様であるとすれば「E=120πH」とい
う換算式によって測定磁界強度から電界強度を算出する
ことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の測定手
法においては、次のような課題があった。すなわち、電
波源から放射される電磁波は一般にその周波数や距離に
よって静電磁界、近傍電磁界、遠方電磁界に分類するこ
とができ、電気製品のプリント基板等からの放射を評価
するためには近傍電磁界を評価することが重要である。
また、上述の規制において測定されるのは雑音電界強度
であり、電磁界のうち磁界成分より電界成分の強度を知
ることが重要である。
【0004】上述のダイポールアンテナでは電荷の変化
に起因する電界および電流の変化に起因する電界の和が
測定できるが、周波数が低いとアンテナが非常に大きく
なり(f=30MHzの時、5m)、プリント基板等の
電界測定に使用することができない。静電結合型プロー
ブでは、電荷の変化に起因する電界が測定できるが、周
波数が低くなるとゲインが小さくなり、また、変動電流
に起因する電界強度を計測できない。さらに、微少ルー
プアンテナでは電流に起因する電界が測定できるが、
「E=120πH」という換算式は電界強度が一様であ
るという前提の元に適用可能であることから、遠方電磁
界の測定は可能であっても電界の空間的な変動の大きい
近傍電磁界の測定はできない。本発明は、上記課題にか
んがみてなされたもので、簡易な構成により比較的小さ
な電波源からの近傍電磁界を測定可能な電界プローブを
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、近傍電磁界の電界成分を
測定する電界プローブであって、略平行な長い経路とこ
の長い経路の先端同士を連結するようにして構成される
短い経路とからなるループ状に形成された導体と、この
導体に発生する誘導起電力を測定するとともにこのルー
プ全体の誘導起電力を上記短い経路の一方における近傍
電界成分に相当する値として出力する電界成分出力手段
とを具備する構成としてある。
【0006】上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、近傍電磁界の電界成分を測定するため、
導体と電界成分出力手段とを備えている。当該導体は長
い経路と短い経路とからなり、長い経路は略平行である
とともに短い経路はこの長い経路の先端同士を連結する
ようにしてループ状に形成される。電界成分出力手段は
この導体に発生する誘導起電力を測定するとともにこの
ループ全体の誘導起電力を上記導体の短い経路部位にお
ける近傍電界成分に相当する値として出力する。
【0007】すなわち、本発明においては、導体全体の
誘導起電力が短い経路の一方における近傍電界成分に相
当する値に近似的に等しい値に相当するものとしてお
り、後述する原理に着目することによってかかる誘導起
電力全体が主に短い経路の一方の近傍電界成分のみを与
えるという近似が成り立つことが把握される。本発明に
おける導体はこの近似を適用できるような形状であり、
長い経路と短い経路とにて構成される。かかる構成によ
れば、測定プローブをループアンテナからなる構成にす
ることができるので、ダイポールアンテナのように大き
なプローブになったり、静電結合型プローブのようにゲ
インが小さくなることがなく、また、上記近似によって
近傍電界成分を測定することができる。従って、簡易な
構成により比較的小さな電波源からの近傍電磁界を測定
可能である。
【0008】ここで、電界成分出力手段においては誘導
起電力を近傍電界成分に相当する値として出力すること
ができればよい。すなわち、電圧の次元を[V]、長さ
の次元を[m]とすると、電界の次元は[V/m]であ
るから、誘導起電力にて生ずる電圧を短い経路の長さで
除したものを出力すれば電界を得て好適であるが、数値
を知る以外にアナログ的な出力をしたい場合等には電圧
値に比例する何らかの値を出力しても良いし、電流値に
比例する値等を出力しても良い。さらに、出力はアナロ
グ出力の他、デジタル処理を施してデジタル出力を行っ
ても良いし、その表示デバイスも様々でありアナログメ
ータやデジタル数値出力や液晶表示等のグラフィカルな
出力など、種々の態様を採用可能である。
【0009】また、後述する原理に基づいて近似が適用
できる条件は、略平行な長い経路同士における電界の経
路積分値がほぼ相殺し、短い経路の一方の経路積分値が
短い経路の他方の経路積分値よりはるかに大きいことで
あると言える。かかる近似を適用する好適な具体的な例
として請求項2にかかる発明は、上記請求項1に記載の
電界プローブにおいて、上記導体の略平行な長い経路
は、対向する微少経路の経路積分値が互いに相殺する程
度に近接している構成としてある。上記のように構成し
た請求項2にかかる発明においては、上記導体の略平行
な長い経路は互いに近接しており、電界ベクトルを上記
ループに沿って経路積分したときにこの長い経路の対向
位置では、その対向位置同士の微少経路上の値が相殺す
る。
【0010】すなわち、経路積分において長い経路から
の寄与はほぼ「0」であり、上記誘導起電力の値におい
て長い経路上の電界成分はほとんど考慮する必要がなく
なる。ここで、経路積分において対向する長い経路から
の寄与が厳密に相殺するためには長い経路上の電界が等
しいことが必要であるが、測定プローブとしては厳密に
「0」でなくても、ほぼ「0」と見なせる程度に長い経
路が近接していれば十分である場合が多い。この近接度
合は電界プローブとしての測定可能な精度や測定対象の
空間的な電界勾配の強弱によって適宜変更可能である。
【0011】さらに、後述する原理によって近似が適用
できるようなループの、より具体的な例として請求項3
にかかる発明は、上記請求項1または請求項2のいずれ
かに記載の電界プローブにおいて、上記導体の短い経路
は、この経路の長さにわたって経路近傍の電界成分が略
等しいとみなすことができる程度である構成としてあ
る。
【0012】上記のように構成した請求項3にかかる発
明においては、上記導体の短い経路の距離が非常に短
く、当該短い経路近傍の電界成分が略等しいとみなすこ
とができる。すなわち、経路積分において当該短い経路
近傍の電界成分が一定値であるとみなすことができるの
で、誘導起電力による電圧値はほぼ当該短い経路の経路
積分値と等しく、かつ、電界成分が一定値であることか
ら、電圧値を経路長で除すると当該一定の電界値を求め
ることができて好適である。むろん、本発明は後述する
原理に基づき、当該短い経路に対向する他方の短い経路
では経路積分に対する寄与は小さく、ほぼ「0」である
とみなすことができることが前提となっている。
【0013】さらに、後述する原理によって近似が適用
できるようなループの、より具体的な例として請求項4
にかかる発明は、上記請求項1〜請求項3のいずれかに
記載の電界プローブにおいて、上記導体は、略矩形状で
あって短辺側と長辺側との比が大きいループ状に形成さ
れている構成としてある。すなわち、短辺側と長辺側の
比が大きい略矩形状は長い経路と短い経路とを連結した
形状の簡易な構成として好適であり、利用者が測定対称
面に短い経路を平行に位置させることが直感的に理解し
やすくプローブの取り扱いが容易である。むろん、本発
明にかかるプローブにおいては上述の近似を適用可能な
形状であれば良く、厳密に矩形形状であることが必要と
されるわけではなく、長い経路が厳密に平行でなかった
り、長い経路と短い経路とが厳密に直角でなくても良
い。
【0014】さらに、請求項5にかかる発明は、上記請
求項1〜請求項4のいずれかに記載の電界プローブにお
いて、上記導体は、上記短い経路の一方同士が略直交す
る2つのループからなる構成としてある。上記のように
構成した請求項5にかかる発明においては、略直交する
2つのループから近傍電界成分を得ることから、直交平
面の電界成分を得ることができ、これらの成分に基づい
て上記導体の短い経路が属する平面上の電界ベクトルの
様子を把握することができる。
【0015】さらに、請求項6にかかる発明は、上記請
求項1〜請求項5のいずれかに記載の電界プローブにお
いて、上記導体には、静電界の影響を除去する静電シー
ルドが施されている構成としてある。すなわち、本発明
においてはノイズ等の時間的に変動する磁界によって生
ずる誘導起電力に基づいて近傍電界成分に相当する値を
得るので静電界成分は測定に寄与せず、静電シールドに
よって静電界成分を除去することにより測定精度が向上
する。
【0016】さらに、請求項7にかかる発明は、上記請
求項6に記載の電界プローブにおいて、上記静電シール
ドは上記ループの少なくとも一カ所にて絶縁され、この
静電シールド自体がループにならないように構成されて
いる。すなわち、少なくとも一カ所において静電シール
ドが絶縁されることにより静電シールド自体がループに
なることを防止し、誘導起電力の発生を防止する。ま
た、上記経路積分の主な寄与が存在する方の短い経路に
おいて2つのループが直交する位置にて静電シールドの
一部を切り離す態様を採用すると、静電シールドを対称
に構成することができて好適である。
【0017】さらに、請求項8にかかる発明は、上記請
求項1〜請求項7のいずれかに記載の電界プローブにお
いて、上記電界成分出力手段は、予め与えられた上記短
い経路の長さで測定した誘導起電力を除することにより
当該短い経路の一方における近傍電界成分値を得る構成
としてある。すなわち、経路積分の主な寄与が存在する
方の短い経路の長さはループの大きさによって決定され
るので、予め当該長さを与えておき、この与えられた長
さで常に測定誘導起電力による電圧値を除して出力する
よう構成すれば、出力として常に電界値を得ることがで
きる。むろん、かかる除算はデジタルプロセッサで行っ
ても良いし、アナログ回路によって除算回路を構成して
行っても良い。
【0018】さらに、請求項9にかかる発明は、上記請
求項5〜請求項8のいずれかに記載の電界プローブにお
いて、上記電界成分出力手段は、略直交する2つの導体
それぞれの測定誘導起電力に基づいて演算される電界値
を成分とする電界ベクトルを演算して出力する構成とし
てある。すなわち、直交する導体によれば平面上におけ
る電界の直交二成分が判明するので、かかる二成分に基
づいて容易に平面上の電界の強度と方向とを得ることが
でき、電界ベクトルを得ることができる。
【0019】さらに、請求項10にかかる発明は、上記
請求項1〜請求項9のいずれかに記載の電界プローブに
おいて、上記電界成分出力手段は、近傍電界成分の演算
にあたりアンテナ係数補正を行う構成としてある。すな
わち、アンテナ係数はアンテナの実行長、不整合度、伝
送線路の損失等を除去する係数であり、本発明における
導体は一種のアンテナと考えることができるので、電界
成分出力手段において電界成分を得るにあたりかかる補
正を行えば、より正確に近傍電界成分値を得ることがで
きる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、簡易な
構成により比較的小さな電波源からの近傍電磁界を測定
可能な電界プローブを提供することができる。また、請
求項2〜請求項4にかかる発明によれば、本発明におけ
る近似を適用可能な導体を提供することができる。さら
に、請求項5にかかる発明によれば、平面上の電界ベク
トルの様子を把握することができる。さらに、請求項6
にかかる発明によれば、高精度の測定プローブを提供す
ることができる。
【0021】さらに、請求項7にかかる発明によれば、
静電シールド自体がループになることを防止して誘導起
電力の発生を防止するとともに静電シールドを対称に構
成することができる。さらに、請求項8にかかる発明に
よれば、出力として常に電界値を得ることができる。さ
らに、請求項9にかかる発明によれば、電界ベクトルを
得ることができる。さらに、請求項10にかかる発明に
よれば、正確に近傍電界成分値を得ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は本発明の一実施形態にかか
る電界プローブ10を電界測定対象とともに示した図で
ある。同図に示すように、本実施形態にかかる電界プロ
ーブ10はプローブ11a,bと測定回路30とから構
成されている。同電界プローブ10はコンピュータ内に
装着される各種ボード20等の近傍電界を測定するのに
使用され、プローブ11a,bを各種ボード20付近の
近傍電界にさらすことができる程度の大きさで構成され
ている。
【0023】尚、各種ボード20はボード20単体を図
示しているが、電界の測定はボード20を装着しコンピ
ュータを起動した状態で行う。さらに、プローブ11
a,bは概略長方形であり、その短辺は長辺に対して非
常に短く構成され実際は図1に示す短辺より短いが、こ
こでは理解の容易のため短辺を実際より長く描いてい
る。また、同図において、ボード20と略平行の面内に
E1,E2軸を取り、当該面に垂直な方向をZ軸として
いる。
【0024】プローブ11a,bは概略長方形のループ
であり、本実施形態ではプローブ11a、bがかかる形
状であることと、ボード20が発生源となる誘導電磁界
強度が図2に示すように発生源からの距離Zに応じて急
激に減衰することを利用してボード20の近傍電界成分
を測定する。図3は、この測定原理を示す図である。フ
ァラデーの誘導法則を示す以下のマクスウェル方程式
(1)において任意の閉曲線lで囲まれた領域Sについ
ての面積分を行うと式(2)となる。式(2)をさらに
ストークスの定理によって変換すると式(3)になり、
領域Sが時間的に不変である場合には式(4)を得る。
【数1】
【0025】以上の変形によって、時間的に変動する磁
界Bを領域Sで検出することによって電界Eの接線成分
の閉曲線l上での積分値を得ることが分かる。さらに、
式(4)に上記式(2)を代入すると、式(4)は式
(5)のように変形され、電界Eと遅延ベクトルポテン
シャルAとの関係である(6)が導かれる。尚、B=r
otAである。
【数2】 従って、式(4)では時間的に変動する電流によって生
ずる電界の接線成分を閉曲線l上で積分したものが得ら
れることになる。すなわち、本原理によると時間的に変
化する電流に起因するノイズ成分のみを計測することが
できる。
【0026】以上の原理を図3に示すような概略長方形
のループに適用する。当該ループの各頂点には1〜4の
番号を付与しており、長辺の長さをL、短辺の長さをd
としている。また、このループにおいてはL>>dであ
り、図2に示すような電界勾配のある空間において短辺
1→2を上記ボード20等の被測定物側に位置させるこ
とにより短辺1→2近傍の電界Enearを短辺3→4
近傍の電界Efarより非常に大きな値とすることがで
きる。さらに、上述の通りL>>dであることから短辺
の全長において電界Enearと電界Efarはほぼ一
定値であるとみなすことができ、長辺上において対向す
る微少位置の電界はほぼ等しいとみなすことができる。
【0027】かかる条件を上記式(4)における電界の
経路積分に適用することになるが、上記ループに垂直な
電界成分は経路とも垂直であって積分に対する寄与は
「0」である。また、短辺上の電界の経路積分は式
(7)となり、長辺上の電界の経路積分は式(8)とな
る。
【数3】 すなわち、短辺3→4における経路積分は短辺1→2よ
り小さく無視することができる。また、長辺2→3にお
ける経路積分と長辺4→1における経路積分とは符号が
逆でほぼ等しく、閉曲線の経路積分においては相殺す
る。
【0028】従って、上記式(4)において閉曲線1→
2→3→4上の経路積分はほぼ短辺1→2上の経路積分
のみと等しいと考えることができる。ここで、式(4)
において閉曲線1→2→3→4上の経路積分はループ中
の変動磁界によってループに生ずる電圧でもある。従っ
て、上記式(4)は式(9)のように近似され、ループ
全体に生ずる電圧からループの短辺1→2の近傍に生ず
る電界成分Enearを求めることができる。尚、式
(9)においては短辺1→2上にて電界Enearがほ
ぼ一定であるということを使用している。
【数4】
【0029】図4は、上記原理に基づいて被測定物の近
傍電界を測定するためのプローブ11a,bの概略構成
を示している。プローブ11a,bは概略長方形のルー
プを略直交させるようにして配設されており、図4にお
いては一方の構成を抜き出して示している。尚、同図に
おいてもループの短辺は実際より長く記載されており、
実際のプローブ11a,bにおいては長辺>>短辺が実
現されている。プローブ11a,bは同軸ケーブルのよ
うにして構成されており、内部導体12a,bにて概略
長方形のループを構成するとともに外部導体13a,b
にて静電シールドが施されている。内部導体12a,b
の両端は測定回路30に接続されており、当該内部導体
12a,bの形成するループに発生する起電力を測定す
るようになっている。
【0030】また、外部導体13a,bは内部導体12
a,bの回りに備えられており、測定回路30の付近で
外部導体13a,bが導通しているが、測定回路30と
反対側の短辺において絶縁されており、外部導体13
a,bもがループを構成しないようにしてある。本実施
形態において外部導体13a,bは内部導体12a,b
の短辺の略中央にて絶縁されており、この絶縁位置にお
いてプローブ11a,bが直交されている。すなわち、
プローブ11a,bは図5に示すように外部導体13
a,bの絶縁位置にて内部導体12a,bの短辺中央に
僅かな間隙が与えられつつ直交される。ここで、本実施
形態においては同軸ケーブルと同様の構成によって静電
シールドを構成しているが、むろんストリップライン等
の形態と同様にして静電シールドを構成しても良い。
【0031】尚、上記構成において内部導体12a,b
は短辺中央に僅かな間隙が与えられていることから導通
はなく、外部導体13a,bが短辺中央にて絶縁される
ことから測定回路30から見て外部導体13a,bおよ
び内部導体12a,bが対称であってインピーダンス整
合が取りやすい。この意味でプローブ11a,bを短辺
中央にて直交させる構成は好適であるが、必ずしもかか
る構成に限られることはなく、他の位置にて直交させる
ように構成することも可能である。また、上記内部導体
12a,bには互いに僅かな間隙が与えられつつ直交さ
れているが、むろん両者を絶縁し、当接させつつ直交さ
せる構成であってもよい。
【0032】本実施形態においては、このようにしてプ
ローブ11a,bを直交させることによってボード20
等の被測定物近傍電界の平面上における成分を得るよう
にしてある。図6はこの平面上の成分を得るための測定
回路30の概略構成を示すブロック図である。同図にお
いて、プローブ11aの両端は差動増幅器31aの2つ
の入力端子に接続されており、その増幅後の出力は二乗
演算回路32aに入力される。一方、プローブ11bの
両端は差動増幅器31bの2つの入力端子に接続されて
おり、その増幅後の出力は二乗演算回路32bに入力さ
れる。
【0033】二乗演算回路32a,bは入力される信号
を二乗した結果を出力する回路であり、例えば、差動増
幅器によって構成された乗算回路の2入力端子に同信号
を入力するようにして構成することができ、他にも種々
の構成を採用可能である。これらの二乗演算回路32
a,bの出力は加算回路33に入力されている。同加算
回路33は入力される2信号を加算して出力する回路で
あり、例えば、演算増幅器によって構成されたミキサ等
を採用可能である。この加算回路33の出力は平方根演
算回路34に入力されている。
【0034】平方根演算回路34は入力される信号の平
方根を出力する回路であり、例えば、乗除算回路の組み
合わせること等によって構成することができる。この平
方根演算回路34の出力はアンテナ係数補正回路35に
入力される。アンテナ係数補正回路35は、入力された
信号に予め与えられた補正係数を乗じて出力する回路で
あり、かかる乗算によってプローブ11a,bのアンテ
ナの実行長,不整合度,伝送線路の損失等を補正した結
果が出力される。
【0035】このアンテナ係数補正回路35の出力は電
圧出力部36に入力されるようになっている。電圧出力
部36は入力される電圧に応じた振れ幅で指示針が駆動
される電圧表示部36aを備えており、上記補正された
平方根が電圧出力部36に出力されると、電圧表示部3
6aの指示針が所定位置まで駆動して利用者はプローブ
11a,bに生じている電圧レベルを知ることができ
る。このように、本実施形態においては測定回路30が
上記請求項の上記電界成分出力手段を構成し、内部導体
12が上記請求項の導体を構成する。
【0036】ここで、誘導電圧V=Enear・dであ
るから、プローブ11a,bの短辺dで電圧値を除する
ことによって電界成分が得られるが、短辺dの長さは一
定であることから本実施形態では利用者に与える情報が
電圧値であったとしても電界成分値を直接出力するのと
大差がないとして電圧値を表示するようにしている。本
実施形態においては、このように直交する2短辺の電界
成分に基づく電圧値の平方根を得ることによって短辺が
存在する平面上の合成電界成分に基づく電圧値を得るこ
とができる。むろん、電圧表示部36aの表示態様は様
々であり、電圧値を出力するほか、電流値を検出して出
力しても良いし、電流プローブを用いても良い。表示法
も上述のもののほか種々の態様が採用可能である。
【0037】上述のように構成した電界プローブ10に
て近傍電界を測定する際には、図示しないコンピュータ
に上記ボード20を装着した状態で通常通り図示しない
コンピュータを駆動する。その結果ボード20からは電
磁波が放射され、時間的に変動する電磁波はボード20
に略平行、すなわち図1のE1,E2軸が属する平面に
略平行な方向に主たる成分を持つとともに図2に示すよ
うにZ軸方向に沿って急激に減衰する電磁波となる。
【0038】かかる駆動状態において利用者が電界プロ
ーブ10の測定回路部分を保持しつつプローブ11a,
bの短辺をボード20に略平行に配向させながらできる
だけ近づける。この結果、プローブ11a,bの一方の
短辺を図2に示すEnear位置に配設させつつ他方の
短辺を図2に示すEfar位置に配設させることができ
る。この状態において対向する長辺は近接しているの
で、両長辺の対向位置の経路積分は上述のようにして相
殺すると考えることができる。さらに、短辺の電界成分
はEnear>>Efarであることから、上述の式
(9)が適用できる。
【0039】利用者がかかる状態で電界プローブ10を
保持すると、ボード20の近傍磁界によってプローブ1
1a,bの内部導体12に誘導起電力が発生し、かかる
誘導起電力が上記式(9)における左辺の電圧Vとな
る。この電圧Vはプローブ11aとプローブ11bのそ
れぞれにおいて検出され、プローブ11aの誘導起電力
は差動増幅器31aにて増幅され、出力電圧V1として
二乗演算回路32aに入力される。また、プローブ11
bの誘導起電力は差動増幅器31bにて増幅され、出力
電圧V2として二乗演算回路32bに入力される。
【0040】二乗演算回路32aにて入力電圧を二乗し
て出力し、二乗演算回路32bにて入力電圧を二乗して
出力すると、これらの出力は加算回路33に入力され
る。加算回路33はこれらの2入力を加算して加算結果
を平方根演算回路34に入力する。平方根演算回路34
は入力された信号の平方根を出力し、かかる平方根はア
ンテナ係数補正回路35を介して補正がなされるととも
に電圧出力部36に出力される。この結果、電圧表示部
36aはプローブ11a,bの短辺が存在する平面上の
電界成分に相当する電圧値Vを指示するので、利用者は
当該電圧値Vによって電界成分に相当する値を知ること
ができる。
【0041】以上のように本発明においては、測定対象
から急激に減衰する電磁波に対して式(9)の近似を適
用可能なループを構成し、当該ループの誘導起電力を測
定する。従って、かかるループの形状は上記図4に示す
ようなものに限られることはなく種々の態様が採用可能
である。図7は、第二の実施形態にかかるプローブ11
0a,bの概略構成を示す図である。プローブ110
a,bは概略長方形のループを略直交させるようにして
配設されている。図7においても一方の構成を抜き出し
ており、ループの短辺は実際より長く記載されている。
【0042】プローブ110a,bは同軸ケーブルのよ
うにして構成されており、内部導体120a,bにて概
略長方形のループを構成するとともに外部導体130
a,bにて静電シールドが施されている。本実施形態に
おいても外部導体130a,bは内部導体120a,b
の回りに備えられており、測定回路300と反対側の短
辺中央において絶縁され、外部導体130a,bがルー
プを構成しないようにしてあるとともに、この絶縁位置
においてプローブ110a,bが直交されている。
【0043】内部導体120a,bの一方の短辺には所
定の抵抗が接続されており、測定回路300においては
当該抵抗の両端の電圧を測定できるようになっている。
測定された電圧は上記測定回路30と同様にして増幅、
二乗、加算を経て平方根が出力され、平面上の成分値が
得られるようになっている。このように、ループ形状や
測定回路の構成は限定されることなく、式(9)の近似
が適用可能な範囲で種々のループ形状を採用可能であ
る。
【0044】図8は、第三の実施形態にかかるプローブ
111a,bの概略構成を示す図である。プローブ11
1a,bは概略長方形のループを略直交させるようにし
て配設されている。図8においても一方の構成を抜き出
しており、ループの短辺は実際より長く記載されてい
る。プローブ111a,bは同軸ケーブルのようにして
構成されており、内部導体121a,bの回りに外部導
体131a,bが備えられている。本実施形態の測定回
路は上記第一の実施形態と同様の構成となっている。
【0045】本実施形態において、内部導体121a,
bは上記式(9)の近似が適用可能なループを構成して
おり、内部導体121a,bの一方端は測定回路30に
入力されるとともに他方端は外部導体131a,bの一
面に接続されている。測定回路30には外部導体131
a,bの一端から引き延ばされた信号線が入力され、当
該ループに誘起される電圧を測定するようになってい
る。本実施形態においても外部導体131a,bは測定
回路300と反対側の短辺中央において絶縁され、外部
導体131a,bがループを構成しないようにしてある
とともにこの絶縁位置においてプローブ111a,bが
直交されている。かかる構成において測定回路30にて
所定の信号処理を経て平方根が出力され、平面上の成分
値が得られる。
【0046】本発明においては、上述のようにループと
して種々の態様を採用可能である他、測定回路も上記態
様に限られず種々の態様が採用可能である。図9は第四
の実施形態にかかる測定回路301の概略構成を示すブ
ロック図である。同図において、信号の演算は主として
マイクロプロセッサ371が担っており、プローブ11
a,bにおける誘導起電力はデジタル処理を可能にする
ためA/D変換される。すなわち、プローブ11aの両
端は差動増幅器311aの2つの入力端子に接続されて
おり、その増幅後の出力はA/D変換器381aに入力
される。一方、プローブ11bの両端は差動増幅器31
1bの2つの入力端子に接続されており、その増幅後の
出力はA/D変換器381bに入力される。
【0047】A/D変換器381a,bの出力はマイク
ロプロセッサ371の所定の入力ポートに入力され、所
定の信号処理が施される。すなわちマイクロプロセッサ
371は二乗演算部321a,bと加算部331と平方
根演算部341とアンテナ係数補正部351とを備えて
おり、上記測定回路30内の各回路とほぼ同様の演算を
行うことができる。一方、本実施形態においては、各プ
ローブ11a,bからの誘導起電力を直接出力して、各
プローブ11a,bの短辺に平行な成分も出力する。ま
た、演算された電圧値はプローブ11a,bの短辺で除
されることによって電界成分値として出力される。
【0048】A/D変換器381aにて出力されたデジ
タル出力は二乗演算部321aに入力されて二乗され、
A/D変換器381bにて出力されたデジタル出力は二
乗演算部321bに入力されて二乗され、加算部331
にて両者が加算される。加算部331にて加算された結
果はさらに平方根演算部341に入力され平方根が演算
される。平方根演算部341にて平方根が演算されると
その結果はさらにアンテナ係数補正部351にてアンテ
ナ補正係数が乗じられ、除算部391にて予め与えられ
るループの短辺dで除されて出力される。
【0049】また、上記A/D変換器381a,bから
出力されたデジタル出力値は、アンテナ係数補正部35
1に入力されてアンテナ係数補正が施されるとともに、
その結果が除算部391に入力されて上記短辺dにて除
されて出力される。本実施形態においてはこの除算部3
91が出力する出力値は出力I/F361を介して液晶
表示装置(LCD)361aに出力されるようになって
おり、図10に示すような態様で各ループの短辺に平行
な電界成分値E1,E2とそれらを成分としたベクトル
の大きさを出力するようになっている。この結果、利用
者は各電界成分とともに近傍電界ベクトルの大きさも知
ることができる。
【0050】さらに、上記図10に示す電界の表示手法
は一例であり、他にも種々の態様を採用することができ
る。例えば、図11の表示362aに示すように、各プ
ローブ11a,bによって得られた電界成分を各軸E
1,E2の成分として表示するとともに、平方根演算部
341の出力に基づく電界成分を両者の合成による電界
ベクトルとして出力することも可能である。上記デジタ
ル出力をマイクロプロセッサによって処理すると、かか
るグラフィカルな表示を容易に行うことができる。ま
た、かかる表示によればより直感的にベクトルの大きさ
と方向とを把握することができる。
【0051】さらに、スペクトラムアナライザを使用し
て各プローブ11a,bによって得られた各軸の電界成
分値E1,E2や合成電界成分値Eを表示することもで
きる。図12の表示363aは合成電界成分値Eをスペ
クトラムアナライザによって表示した状態を示してお
り、同図において横軸は周波数であり、縦軸が合成電界
成分値である。このように、スペクトラムアナライザに
よると測定対象の近傍電界のいずれの周波数成分が大き
いのかを容易に把握することができる。
【0052】以上説明したように、本発明においては、
略平行な長い経路とこの長い経路の先端同士を連結する
ようにして構成される短い経路とからなるループに発生
する誘導起電力を測定する。ここで、測定対象たる近傍
電磁界は長い経路に沿って急激に減衰し、長い経路同士
が近接しているので、ループ全体の経路積分値は短い経
路の経路積分値にほぼ等しいという近似が適用できる。
従って、このループに発生する誘導起電力を測定すれ
ば、このループ全体の誘導起電力を上記短い経路の一方
における近傍電界成分に相当する値として得ることがで
き、簡易な構成により比較的小さな電波源からの近傍電
磁界を測定可能な電界プローブを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる電界プローブを示
す図である。
【図2】近傍電界成分が減衰する様子を示す図である。
【図3】本発明における測定原理を示す図である。
【図4】プローブの概略構成を示す図である。
【図5】プローブの拡大図である。
【図6】測定回路の概略構成を示すブロック図である。
【図7】第二の実施形態にかかるプローブの概略構成を
示す図である。
【図8】第三の実施形態にかかるプローブの概略構成を
示す図である。
【図9】第四の実施形態にかかる測定回路の概略構成を
示すブロック図である。
【図10】液晶表示装置による表示例を示す図である。
【図11】液晶表示装置による表示例を示す図である。
【図12】スペクトラムアナライザによる表示例を示す
図である。
【符号の説明】
10…電界プローブ 11a,b…プローブ 12a,b…内部導体 13a,b…外部導体 20…ボード 30…測定回路 31a,b…差動増幅器 32a,b…二乗演算回路 33…加算回路 34…平方根演算回路 35…アンテナ係数補正回路 36…電圧出力部 36a…電圧表示部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 近傍電磁界の電界成分を測定する電界プ
    ローブであって、 略平行な長い経路とこの長い経路の先端同士を連結する
    ようにして構成される短い経路とからなるループ状に形
    成された導体と、 この導体に発生する誘導起電力を測定するとともにこの
    ループ全体の誘導起電力を上記短い経路の一方における
    近傍電界成分に相当する値として出力する電界成分出力
    手段とを具備することを特徴とする電界プローブ。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の電界プローブにお
    いて、 上記導体の略平行な長い経路は、対向する微少経路の経
    路積分値が互いに相殺する程度に近接していることを特
    徴とする電界プローブ。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2のいずれか
    に記載の電界プローブにおいて、 上記導体の短い経路は、この経路の長さにわたって経路
    近傍の電界成分が略等しいとみなすことができる程度で
    あることを特徴とする電界プローブ。
  4. 【請求項4】 上記請求項1〜請求項3のいずれかに記
    載の電界プローブにおいて、 上記導体は、略矩形状であって短辺側と長辺側との比が
    大きいループ状に形成されていることを特徴とする電界
    プローブ。
  5. 【請求項5】 上記請求項1〜請求項4のいずれかに記
    載の電界プローブにおいて、 上記導体は、上記短い経路の一方同士が略直交する2つ
    のループからなることを特徴とする電界プローブ。
  6. 【請求項6】 上記請求項1〜請求項5のいずれかに記
    載の電界プローブにおいて、 上記導体には、静電界の影響を除去する静電シールドが
    施されていることを特徴とする電界プローブ。
  7. 【請求項7】 上記請求項6に記載の電界プローブにお
    いて、 上記静電シールドは上記ループの少なくとも一カ所にて
    絶縁され、この静電シールド自体がループにならないよ
    うに構成されていることを特徴とする電界プローブ。
  8. 【請求項8】 上記請求項1〜請求項7のいずれかに記
    載の電界プローブにおいて、 上記電界成分出力手段は、予め与えられた上記短い経路
    の長さで測定した誘導起電力を除することにより当該短
    い経路の一方における近傍電界成分値を得ることを特徴
    とする電界プローブ。
  9. 【請求項9】 上記請求項5〜請求項8のいずれかに記
    載の電界プローブにおいて、 上記電界成分出力手段は、略直交する2つの導体それぞ
    れの測定誘導起電力に基づいて演算される電界値を成分
    とする電界ベクトルを演算して出力することを特徴とす
    る電界プローブ。
  10. 【請求項10】 上記請求項1〜請求項9のいずれかに
    記載の電界プローブにおいて、 上記電界成分出力手段は、近傍電界成分の演算にあたり
    アンテナ係数補正を行うことを特徴とする電界プロー
    ブ。
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