JPH09153725A - プローブアンテナ - Google Patents

プローブアンテナ

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JPH09153725A
JPH09153725A JP31231195A JP31231195A JPH09153725A JP H09153725 A JPH09153725 A JP H09153725A JP 31231195 A JP31231195 A JP 31231195A JP 31231195 A JP31231195 A JP 31231195A JP H09153725 A JPH09153725 A JP H09153725A
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antenna
coaxial line
probe antenna
reflector
outer conductor
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Hitoshi Kitayoshi
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q9/00Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
    • H01Q9/04Resonant antennas
    • H01Q9/16Resonant antennas with feed intermediate between the extremities of the antenna, e.g. centre-fed dipole

Landscapes

  • Aerials With Secondary Devices (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Support Of Aerials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】マイクロ波周波数帯での空間的な電磁界分布の
正確な測定に使用でき、偏波選択性能に優れ、小型軽量
の直線偏波プローブアンテナを提供する。 【解決手段】使用中心波長をλとして、同軸ケーブル1
2の先端がλ/4だけ突出するように反射板11に同軸
ケーブル12を貫通させ、この貫通部で同軸ケーブル1
2の外部導体と反射板11を電気的に接続する。突出部
では、スリット部14を設けて外部導体を2つに割り、
外部導体片13a,13bとする。ダイポールアンテナ
13の一方のエレメント13aの根元を一方の外部導体
片12aの先端と同軸ケーブル12の中心導体12cと
に接続し、他方のエレメント13bの根元を他方の外部
導体片12bの先端に接続し、一方の外部導体片12a
によってバランが構成されるようにする。反射板11は
設けなくてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁界分布の観測
に使用されるダイポール型のプローブアンテナに関し、
特に、マイクロ波帯で使用される直線偏波プローブアン
テナに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、空間電磁界分布の測定を行おう
とする場合には、図9に示すように、XY走査装置81
を用い、受信ケーブル82が接続されたアンテナ83を
電磁界観測面84内でX−Y方向に走査させつつ、アン
テナ83で所望の観測周波数帯の電磁界を観測する。マ
イクロ波帯よりも低い周波数帯(数百MHz以下)の測
定では、アンテナ83として、ループアンテナやダイポ
ールアンテナを使用することができる。しかしながら、
マイクロ波帯の空間電磁界分布の観測を行う場合には、
ループアンテナやダイポールアンテナでは、コモンモー
ド電流による交差偏波を抑制し解消することができず、
また、アンテナ走査系からの反射波の影響を受けやすい
ため、観測用のアンテナ83として、ホーンアンテナや
切り放し導波管を使用している。
【0003】ここで、ダイポールアンテナのコモンモー
ド電流について、図10を用いて説明する。低い周波数
帯域ではダイポールアンテナへの給電線として平行線路
を使用できるが、数百MHz以上では損失が大きくなる
ので平行線路を使用することができず、同軸ケーブルを
使用することになる。そこでここでは、同軸ケーブル9
1の一端に、ダイポールアンテナ92が接続されている
ものとする。すなわち、ダイポールアンテナ92の一方
のエレメント92aが同軸ケーブル91の中心導体に接
続し、他方のエレメント92bが外部導体に接続してい
る。このとき、ダイポールアンテナ92による電界成分
はダイポールアンテナ92の延長方向、すなわち図示垂
直方向になる。また、ダイポールアンテナ92に接続し
た同軸ケーブル91は不平衡線路であり、このため、同
軸ケーブル91上をコモンモード電流が流れ、このコモ
ンモード電流による電界方向は、同軸ケーブル91の延
びる方向、すなわち図示水平方向となる。図11は、こ
のようなダイポールアンテナ92の指向特性を示したグ
ラフである。図11(a)は、ダイポールアンテナ92の
延長方向に垂直な平面内での指向特性(Co-Pol)を示し、
図11(b)は、交差偏波指向特性(X-Pol)を示し、図11
(c)は指向特性を交差偏波指向特性で割ったもの、すな
わち、偏波選択性能(Co/X)を示している。このように、
この従来のアンテナでは、交差偏波成分が大きく、特定
の偏波成分のみを選択的に観測することは困難である。
なお、観測周波数が数百MHzより低い場合には、図1
2に示すように、同軸ケーブル91にフェライトコア9
4を装荷することにより、比較的に容易にコモンモード
電流を抑制することができる。しかし、マイクロ波帯で
は、フェライトコアを装荷してもコモンモードの抑制は
困難である。
【0004】なお、本明細書においては、中央給電され
るダイポールアンテナにおいてその給電点の両側にある
導体部をそれぞれエレメントということにする。また、
エレメントの根元側とは、給電点側のことをいう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、これ
までのマイクロ波帯での空間電磁場分布の観測では、ダ
イポールアンテナやループアンテナを使用することがで
きず、ホーンアンテナや切り放し導波管を使用せざるを
得なかった。しかしながら、ホーンアンテナは正面方向
に鋭い指向性を有するため、広い範囲、広い角度からの
電磁波を観測できない。一方、切り放し導波管は、ホー
ンアンテナに比べて広い指向特性を有するものの、指向
性パターンが複雑であって観測データの補償が難しい。
電磁界の2次元観測は、単に、観測面上の電磁界分布を
知るためだけでなく、観測データを逆フーリエ変換ある
いは逆フレネル変換することによって観測対象表面での
電流分布や放射指向特性を求めるとき(電波ホログラフ
ィ)にも行われる。このようなときのアンテナには、広
いが複雑でない指向特性が要求される。ホーンアンテナ
や切り放し導波管では、電波ホログラフィなどのための
観測には十分対応できないという問題点がある。さら
に、ホーンアンテナ、切り放し導波管とも、大型で重
く、それ自体が高価であるとともに、XY走査装置への
装着適合性に劣るという問題点を有する。
【0006】本発明の目的は、比較的簡単な構造であっ
て、小型軽量であり、マイクロ波周波数帯などでの空間
的な電磁界分布の正確な測定を行うことができ、走査機
構への適合性に優れた直線偏波プローブアンテナを提供
することにある。さらに、走査系からの反射誤差を受け
ることなく広い範囲、広い角度からの電磁波を受信する
ために、背面方向にはほとんど指向性を有しないプロー
ブアンテナを提供することも目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のプローブアンテ
ナは、同軸線路と同軸線路の先端に接続されたダイポー
ルアンテナとを有するプローブアンテナにおいて、使用
中心波長をλとして、同軸線路の先端から長さλ/4の
区間では、同軸線路の長手方向に延びる1対のスリット
部が同軸線路の外部導体に設けられて外部導体が2つの
片に割れており、ダイポールアンテナを構成する一方の
エレメントがその根元側で外部導体の一方の片の先端と
同軸線路の中心導体とに接続し、ダイポールアンテナを
構成する他方のエレメントがその根元側で外部導体の他
方の片の先端に接続している。
【0008】本発明のプローブアンテナでは、ダイポー
ルアンテナの各エレメントは、典型的には、同軸線路の
延長方向とほぼ直交するように配置される。同軸線路と
しては、例えば、同軸ケーブルが使用される。
【0009】背面方向への指向利得を抑えるためには、
同軸線路の先端から長さλ/4の位置に、導体からなり
同軸線路の長手方向とほぼ直交する反射板を外部導体と
電気的に接続するように設け、各エレメントが反射板の
表面に対して平行になるように配置すればよい。反射板
を設けた場合、同一の反射板に、直交する2つの偏波成
分にそれぞれ対応する2つのダイポールアンテナを相互
に離して配置するような構成とすることもできる。一
方、反射板と観測対象との間の多重反射が問題になる系
では、反射板を設けず、その代り、先端のλ/4の長さ
の部分を除いて同軸線路の外表面に電波吸収体を取り付
けるようにしてもよい。
【0010】周波数帯域を拡大するためには、通常の広
帯域用ダイポールアンテナで使用されているような方
法、例えば、ボウタイ型のダイポールアンテナとする方
法を用いることができる。
【0011】軽量であるということ、また使いやすいと
いうことについては、ホーンアンテナや切り放し導波管
に比べて、ダイポールアンテナやループアンテナが優れ
ていることは、言うまでもない。そこで、ダイポールア
ンテナやループアンテナにおけるコモンモード電流を抑
制するとともに、背面方向への指向利得を下げることを
考えればよいことになる。上述したように、コモンモー
ド電流は、平衡型アンテナに不平衡線路を接続したこと
に起因するから、バラン(平衡−不平衡変換回路)を挿
入すればよいといえる。ところでループアンテナでは、
ループ径を大きくすると交差偏波成分が大きくなり、一
方、ループ径を小さくするとインピーダンスのうち抵抗
成分が小さくなってバランによる整合が難しくなる。そ
こで、本発明では、4分の1波長線路からなる分布定数
型のバランを介してダイポールアンテナと同軸線路の端
部とが有機的に接続するようにした。さらに、背面側へ
の指向利得を低くするために、反射板を設ける構成とし
た。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0013】《第1の実施の形態》図1(a),(b)は、そ
れぞれ、本発明の第1の実施の形態のプローブアンテナ
の構成を示す斜視図と要部平面図である。このプローブ
アンテナ10は、その観測対象信号の中心波長(設計中
心周波数の波長)をλとして、導体からなりλに比べて
十分大きな反射板11のほぼ中央部に、背面側から同軸
ケーブル12の一端が直立して挿入された構成となって
いる。ここに示した例では、反射板11は、1辺が2λ
の正方形となっている。反射板11からの同軸ケーブル
12の突出長は約λ/4であり、反射板12との貫通部
で同軸ケーブル12の外部導体は反射板11と電気的に
接続している。そして、貫通部から先端側では、同軸ケ
ーブル12の外部導体は、同軸ケーブル12の突出方向
に延びる1対のスリット部14によって2つに割れて外
部導体片13a,13bとなっている。同軸ケーブル1
2の先端には、反射板11と平行な半波長ダイポールア
ンテナ13が、中央給電となるように接続されている。
具体的には、ダイポールアンテナ13の一方のエレメン
ト13aの根元が一方の外部導体片12aの先端と接続
し、他方のエレメント13bの根元が他方の外部導体片
12bの先端と接続している。さらに、同軸ケーブル1
2の中心導体12cが、一方のエレメント13aの根元
に接続している。
【0014】このプローブアンテナ10では、一方の外
部導体片12aがλ/4長の分布定数型バランとしても
機能し、平行−不平衡変換が行われてコモンモード電流
が抑制されている。ここで、ダイポールアンテナ13と
反射板11との間隔を約λ/4とするのは、アンテナ利
得を最大とし、かつ、バランによって整合がとれるよう
にするためである。反射板11は、背面側への指向利得
を抑えるためのものであり、大きさに特に制約があるわ
けではないが、λ×λ以下であると、指向特性における
背面側へのサイドロープが大きくなり、走査系からの反
射が問題になるような測定には向かなくなる。
【0015】図2は、このプローブアンテナの等価回路
図である。プローブアンテナ10のインピーダンスをZ
i、空間の波動インピーダンスをZo(=120π
[Ω])とし、観測対象の信号源21がE sin ωt
で表されるとすると、反射点22までの距離がλ/4で
ある反射器が存在することになって、このプローブアン
テナ10からは、反射点22の向こう側に−E sin
ωtで表される鏡像信号源23が見えることになる。し
たがって、ダイポール受信電圧が2倍になり、かつバラ
ンの負荷はオープンとなる。
【0016】このように構成したプローブアンテナ10
の指向特性(Co-Pol)を測定したところ、図3(a)に示さ
れるようになり、また、交差偏波特性(X-Pol)は図3(b)
のようになった。これらから、偏波選択性能(Co/X)をも
とめたところ、図3(c)に示されるようになった。以上
より、このプローブアンテナ10は、交差偏波をほとん
ど発生させず(交差偏波成分にほとんど感度をもた
ず)、かつ、広い角度範囲で偏波選択を有することが分
かる。また、図3(a)に示されるように、背面側にはほ
とんど指向利得を有さない。なお、このプローブアンテ
ナの周波数帯域幅は、設計中心波長λに対して約40%
であった。
【0017】ここで、本実施の形態のプローブアンテナ
と、通常の分布定数型バランを介して同軸ケーブルと半
波長ダイポールアンテナを接続して構成したプローブア
ンテナとを対比した結果を説明する。図4は、通常の分
布定数型バランと反射板とを備えたプローブアンテナを
示す斜視図である。このプローブアンテ30は、設計中
心周波数の波長をλとして、導体からなりλに比べて十
分大きな反射板31のほぼ中央部に背面側から同軸ケー
ブル32の一端を直立させて約λ/4だけ突出させた構
造を有し、同軸ケーブル32の先端で、中心導体とダイ
ポールアンテナ33の一方のエレメント33aの根元部
が接続し、外部導体と他方のエレメント33bの根元部
とが接続している。反射板31との貫通部で同軸ケーブ
ル32の外部導体は反射板31と電気的に接続してい
る。ここでは、外部導体にスリット部は設けられておら
ず、その代わり、一方のエレメント33aの根元部と反
射板31を短絡するように、同軸ケーブル32に平行
に、約λ/4の長さの線部材34が設けられている。こ
の線部材34がバランとして機能する。
【0018】図5(a),(b),(c)は、それぞれ、図4のプ
ローブアンテナの指向特性、交差偏波指向特性、偏波選
択性能を示す図である。図から明らかなように、通常の
バランを用いたプローブアンテナは、本実施の形態のプ
ローブアンテナに比べ、交差偏波に対する感度が大き
く、偏波選択性能が悪化している。特に、両側面方向に
おい交差偏波感度が大きいので、狭い範囲でしか偏波選
択性能を保証できない。これは、バランを構成する線部
材34を設けることによって、折り返し(フォールデッ
ド)ダイポールアンテナが構成されることになり、この
折り返しダイポールアンテナが交差偏波に対して感度を
もつためである。これに対し本実施の形態のプローブア
ンテナでは、同軸ケーブルの外部導体を分割してこれを
バランとして使用しているので、折り返しダイポールア
ンテナが寄生することがなく、したがって、交差偏波に
対する感度が抑制されている。
【0019】《第2の実施の形態》本発明のプローブア
ンテナは、ダイポールアンテナと分布定数型のバランと
を組み合わせているので、設計周波数帯域の近傍でし
か、所望の特性を得ることが難しい。プローブアンテナ
の周波数帯域を広げるためには、通常の無線通信用のダ
イポールアンテナで行われているように、例えば、ダイ
ポールアンテナの形状をボウタイ型とすることが考えら
れる。図6は、ボウタイ型のダイポールアンテナ15を
有するプローブアンテナを示している。このような構成
とすることにより、低域側でボウタイ型のダイポールア
ンテナが容量性インピーダンスを示すようになり、バラ
ン部と共振し、周波数帯域が拡大する。その代わり、偏
波選択性能が多少とも悪化する。実験によれば、第2の
実施の形態のプローブアンテナは、第1の実施の形態の
ものに比べ、帯域幅が低域側に約25%広がった(高域
側は変化なし)。偏波選択性能は、25dBから20d
Bへと、5dB悪化した。
【0020】《第3の実施の形態》上述したように、背
面側の指向利得を抑えるために反射板が使用されている
が、用途によっては、反射板を設けない構成とすること
も可能である。例えば、電波ホログラフィの測定で近傍
界観測を行うときなど、プローブを長く突き出して観測
する場合には、反射板を設けないようにしてもよい。反
射板を設けないことにより、観測対象とプローブアンテ
ナとの間での多重反射を防ぐことができる。この場合に
は、正面方向への選択指向性は、プローブアンテナと観
測対象との距離によって成立し、反射波は距離減衰によ
って弱く受信されることになる。図7は、反射板を設け
ない構成のプローブアンテナを示している。この場合、
同軸ケーブル12を流れるコモンモード電流を抑制する
ために、同軸ケーブル12に対し、スリット部14の下
端から根元側にかけて、電波吸収体16を巻き付けるよ
うにするとよい。
【0021】《第4の実施の形態》偏波情報を含む空間
的な電磁波の状態を観測する場合などには、偏波方向が
直交する2つのダイポールアンテナを一体的に設けた構
成のプローブアンテナを使用することができる。図8
は、このように構成したプローブアンテナ40を示す斜
視図である。
【0022】このプローブアンテナ40は、図1に示す
プローブアンテナを2つ用い、反射板41を共用するよ
うに配置したものである。それぞれ垂直偏波成分及び水
平偏波成分に対応するダイポールアンテナ42,43の
中心は2LYだけ離れており、また、ダイポールアンテ
ナ42,43の偏波方向すなわち長手方向は相互に直交
している。このプローブアンテナ40を使用する場合に
は、それぞれのダイポールアンテナ42,43からの出
力を選択受信することによって、各偏波成分の観測を行
うことができる。なお、電波ホログラムのための操作観
測などを行うときには、ダイポールアンテナ42,43
が2Lyだけ離れていることに応じ、測定したデータに
おいてアンテナ間の座標補正を行う必要がある。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、スリット
部を設けて同軸線路の先端のλ/4の区間の外部導体を
先割れ形状とし、割れた部分の外部導体をバランとして
使用することにより、交差偏波への感度が小さく、かつ
小型軽量の直線偏波プローブアンテナが得られるという
効果がある。このプローブアンテナによれば、マイクロ
波周波数帯などでの空間的な電磁界分布の正確な測定を
行うことができる。
【0024】さらに、反射板を設ける構成とすることに
より、背面方向にはほとんど指向性を有しないプローブ
アンテナが得られるようになるという効果が生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)は、それぞれ、本発明の第1の実施の
形態のプローブアンテナの構成を示す斜視図と要部平面
図である。
【図2】図1のプローブアンテナの等価回路図である。
【図3】(a),(b),(c)は、それぞれ、図1のプローブア
ンテナの指向特性、交差偏波指向特性、偏波選択性能を
示す図である。
【図4】バランと反射板とを備えた通常のプローブアン
テナの構成を示す斜視図である。
【図5】(a),(b),(c)は、それぞれ、図4のプローブア
ンテナの指向特性、交差偏波指向特性、偏波選択性能を
示す図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態のプローブアンテナ
の構成を示す斜視図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態のプローブアンテナ
の構成を示す斜視図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態のプローブアンテナ
の構成を示す斜視図である。
【図9】空間電磁界分布の測定方法を概念的に示す斜視
図である。
【図10】ダイポール型のプローブアンテナにおけるコ
モンモード電流を説明する図である。
【図11】(a),(b),(c)は、それぞれ、図10のプロー
ブアンテナの指向特性、交差偏波指向特性、偏波選択性
能を示す図である。
【図12】コモンモード電流を抑えた従来のダイポール
型プローブアンテナを示す斜視図である。
【符号の説明】
10,40 プローブアンテナ 11,41 反射板 12 同軸ケーブル 12a,12b 外部導体片 12c 中心導体 13,15,42,43 ダイポールアンテナ 13a,13b エレメント 14 スリット部 16 電波吸収体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同軸線路と前記同軸線路の先端に接続さ
    れたダイポールアンテナとを有するプローブアンテナに
    おいて、 使用中心波長をλとして、前記同軸線路の先端から長さ
    λ/4の区間では、前記同軸線路の長手方向に延びる1
    対のスリット部が前記同軸線路の外部導体に設けられて
    前記外部導体が2つの片に割れており、 前記ダイポールアンテナを構成する一方のエレメントが
    その根元側で前記外部導体の一方の片の先端と前記同軸
    線路の中心導体とに接続し、前記ダイポールアンテナを
    構成する他方のエレメントがその根元側で前記外部導体
    の他方の片の先端に接続していることを特徴とするプロ
    ーブアンテナ。
  2. 【請求項2】 前記同軸線路の先端から長さλ/4の位
    置に、導体からなり前記同軸線路の長手方向とほぼ直交
    する反射板が前記外部導体と電気的に接続するように設
    けられ、前記各エレメントが前記反射板の表面に対して
    平行になるように配置されている請求項1に記載のプロ
    ーブアンテナ。
  3. 【請求項3】 前記同軸線路の先端から長さλ/4の区
    間を残して、前記同軸線路の外表面に電波吸収体が取り
    付けられている請求項1に記載のプローブアンテナ。
  4. 【請求項4】 2本の同軸線路と、相互に偏波方向が直
    交するように配置され前記同軸線路の先端にそれぞれ接
    続された2組のダイポールアンテナとを有するプローブ
    アンテナにおいて、 反射板を備え、 使用中心波長をλとして、前記反射板の異なる場所にお
    いて、突出長がλ/4となりかつ外部導体と前記反射板
    とが電気的に接続するように前記2つの同軸線路が前記
    反射板を貫通し、 前記反射板からの突出部において前記各同軸線路では、
    その長手方向に延びる1対のスリット部が当該同軸線路
    の外部導体に設けられて前記外部導体がそれぞれ2つの
    片に割れており、前記外部導体の一方の片と当該同軸線
    路の中心導体とが対応するダイポールアンテナを構成す
    る一方のエレメントの根元側に接続し、前記外部導体の
    他方の片が前記対応するダイポールアンテナを構成する
    他方のエレメントの根元側に接続し、 前記各エレメントが前記反射板の表面に対して平行にな
    るように配置されていることを特徴とするプローブアン
    テナ。
  5. 【請求項5】 前記ダイポールアンテナがボウタイ型で
    ある請求項2または4に記載のプローブアンテナ。
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FR9614684A FR2742003A1 (fr) 1995-11-30 1996-11-29 Antenne et assemblage d'antennes pour la mesure d'une distribution de champ electromagnetique en micro-ondes
GB9624951A GB2307794B (en) 1995-11-30 1996-11-29 Antenna

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Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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