JP2002228669A - 液体移送器及び反応容器 - Google Patents

液体移送器及び反応容器

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JP2002228669A
JP2002228669A JP2001023048A JP2001023048A JP2002228669A JP 2002228669 A JP2002228669 A JP 2002228669A JP 2001023048 A JP2001023048 A JP 2001023048A JP 2001023048 A JP2001023048 A JP 2001023048A JP 2002228669 A JP2002228669 A JP 2002228669A
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thin tube
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Rintaro Yamamoto
林太郎 山本
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    • B67D7/00Apparatus or devices for transferring liquids from bulk storage containers or reservoirs into vehicles or into portable containers, e.g. for retail sale purposes
    • B67D7/06Details or accessories
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01LCHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
    • B01L3/00Containers or dishes for laboratory use, e.g. laboratory glassware; Droppers
    • B01L3/02Burettes; Pipettes
    • B01L3/0241Drop counters; Drop formers
    • B01L3/0262Drop counters; Drop formers using touch-off at substrate or container
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    • B01LCHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
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    • B01L3/00Containers or dishes for laboratory use, e.g. laboratory glassware; Droppers
    • B01L3/50Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes
    • B01L3/508Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes rigid containers not provided for above
    • B01L3/5085Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes rigid containers not provided for above for multiple samples, e.g. microtitration plates
    • B01L3/50853Containers for the purpose of retaining a material to be analysed, e.g. test tubes rigid containers not provided for above for multiple samples, e.g. microtitration plates with covers or lids

Abstract

(57)【要約】 【課題】 微量の溶液を取り扱う。 【解決手段】 溶液15を収容した容器17上にキャピ
ラリ1を移動させる。配管5内を周辺気圧に開放した
状態で、容器17を上昇させ、キャピラリ1の一端1a
を溶液15中に浸け、毛管現象によりキャピラリ1内に
溶液15を導入する。容器17を下降させてキャピラ
リ1の一端1aを容器17中の溶液15から離した後、
キャピラリ1を移送先の容器19上に移動させる。配
管5を加圧機構に接続し、配管5内を加圧してキャピラ
リ1の他端1b側からキャピラリ1内を加圧し、キャピ
ラリ1内の溶液15を容器19内に排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は微量の液体を取り扱
う反応容器及び液体移送器に関するものである。本発明
の液体移送器は、例えば微量分注、特に、微量の溶液を
反応容器から他の容器に移す用途に使用される。本発明
の反応容器は、例えば酵素処理、誘導体化、遺伝子増幅
反応など、あらゆる分析の前処理に使用される。
【0002】
【従来の技術】従来、微量の液体サンプル(以下、単に
サンプルという)を取り扱う際、反応容器として、96
穴や384穴などのマイクタイタープレートのウエルを
反応容器として用いている。また、反応容器としてキャ
ピラリを用い、キャピラリ内にサンプル及び試薬を封じ
込めて反応させている。また、微量のサンプルを取り扱
う液体移送器としては、シリンジなどの吸引吐出機構に
より管状のノズル内にサンプルを出し入れする分注器を
用いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】容器容量にあわせた反
応スケールだと試薬代が大きな負担となるので、例えば
種々のスクリーニングやジェノタイピング(遺伝子型解
析)等においては、反応スケールの微量化(ナノリット
ルオーダー)が進んでいる。さらに、多検体の同時処理
による効率の向上が要求されている。
【0004】しかし、シリンジを使用した従来の液体移
送器では、シリンジ容量を起因とする微量化対応への限
界がある。また、多検体への対応への流路の増設に伴う
装置複雑化による限界がある。少数流路の繰り返し使用
に関しては、洗浄の必要性やノズル移動による所要時間
の増加などの課題がある。
【0005】一方、反応容器の容量を小さくして微量な
サンプルの反応を行なう場合、蒸発による試薬濃度の変
化や、混合不充分による反応の停止を防ぐため、容器を
密閉する必要がある。また、容器内を密閉状態にする
と、反応後の検体の取出しの際に、容器の密閉状態を破
る必要があり、微小空間での開閉の際の圧力変化による
サンプルの損失など留意すべき点が多い。
【0006】そこで本発明は、微量の溶液を取り扱うこ
とができる液体移送器及び反応容器を提供することを目
的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる液体移送
器は、毛管現象により一端から液体を吸引するための細
管と、細管の他端側から細管内を加圧するための加圧機
構と、細管の他端を、周辺気圧に開放した状態又は加圧
機構に接続した状態のいずれかにする接続機構とを備え
ているものである。
【0008】細管を使用し、接続機構により細管の他端
側周辺気圧に開放した状態で一端面を溶液に浸漬するこ
とで、毛管現象により細管内に溶液の吸引を行なう。吸
引量は細管の内径及び長さで定量する。その後、接続機
構により他端を加圧機構に接続し、加圧機構により細管
内を他端側から加圧して溶液の吐出を行なう。また多数
の検体についても、細管の本数を増加させることにより
簡単に対処できる。
【0009】本発明にかかる反応容器の第1の態様は、
一表面に1又は複数の窪みが形成された容器基板と、容
器基板の窪みが形成された表面を覆い、窪みに収容され
た液体を取り出す際には細管により貫通される弾性部材
とを備えているものである。
【0010】基板容器の窪みに溶液を収容した後、容器
基板と弾性部材を重ねあわせて密閉空間を作り反応空間
とする。反応終了後、弾性部材を細管により貫通し、弾
性部材の変形により反応空間内を加圧して細管内に溶液
を取り込む。
【0011】本発明にかかる反応容器の第2の態様は、
一表面に1又は複数の窪みが形成された容器基板と、容
器基板の窪みが形成された表面を覆うための弾性部材と
を備え、容器基板は、窪みの底部に、弾性部材が窪み内
へ付勢されたときに圧力により破損する排出部を備えて
いるものである。
【0012】基板容器の窪みに溶液を収容した後、容器
基板と弾性部材を重ねあわせて密閉空間を作り反応空間
とする。反応終了後、弾性部材を窪み内へ付勢すること
により反応空間内を加圧して排出部を破損させ、窪みの
底部から溶液を回収する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の液体移送器において、接
続機構は、細管の他端と加圧機構との間に密閉空間を形
成する密閉空間形成部材と、バルブの切替えにより密閉
空間を密閉した状態又は周辺気圧に開放した状態にする
切替え機構とを備えていることが好ましい。
【0014】本発明の液体移送器において、接続機構
は、細管の外周に密着して保持する細管支持部材と、細
管保持部材に着脱可能に配置され、細管保持部材との接
続時に細管の他端側と加圧機構との間に密閉空間を形成
する加圧ユニットとを備えていることが好ましい。
【0015】本発明の反応容器において、窪みの位置に
対応して、細管又弾性部材を窪み内へ付勢するための付
勢部材を窪みへ導くための貫通穴を備えた案内部材をさ
らに備えていることが好ましい。
【0016】本発明の反応容器において、反応容器を容
器基板側と弾性部材側の両方から挟み込むための一対の
熱伝導性部材をさらに備えていることが好ましい。弾性
部材側の熱伝導性部材には、窪みの位置に対応して、細
管又弾性部材を窪み内へ付勢するための付勢部材を窪み
へ導くための貫通穴が設けられていることが好ましい。
【0017】
【実施例】図1は液体移送器の一実施例の動作を示す図
である。図2はその実施例を一部断面で示す構成図であ
る。図1では三方弁7、大気開放用流路9、加圧用流路
11及び加圧機構13の図示は省略されている。図1及
び図2を参照してこの実施例の構成を説明する。
【0018】貫通孔が設けられた平板状の支持部材3が
設けられている。支持部材3の貫通孔にキャピラリ(細
管)1が一端1aを下側、他端1bを上側にして固定さ
れている。キャピラリ1と支持部材3の貫通孔との間の
空間は密閉されている。キャピラリ1の他端1b側の支
持部材3の面には、他端1bを覆う状態で配管5の一端
が接続されている。配管5の他端は三方弁7に接続され
ている。三方弁7には大気開放用流路9と加圧機構13
につながる加圧用流路11も接続されている。三方弁7
は配管5を大気開放用流路9又は加圧用流路11に切り
替えて接続する。加圧機構13は加圧用の気体を加圧流
路11に供給して、三方弁7及び配管5を介してキャピ
ラリ1内を加圧するためのものであり、例えばコンプレ
ッサ、圧縮ガスボンベ、シリンジ機構などを用いること
ができる。
【0019】本発明の液体移送器を構成する密閉空間形
成部材は支持部材3及び配管5により構成され、切替え
機構は三方弁7により構成される。本発明の液体移送器
を構成する接続機構は、支持部材3、配管5、三方弁
7、大気開放用流路9及び加圧用流路11により構成さ
れる。
【0020】次に、図1及び図2を参照してこの実施例
の動作を説明する。 サンプルや試薬などの移送したい溶液15を収容した
容器17上にキャピラリ1を移動させる。 三方弁7により配管5を大気開放用流路9に接続した
状態で、容器17を上昇させ、キャピラリ1の一端1a
を溶液15中に浸ける。毛管現象によりキャピラリ1内
に溶液15が侵入して満たされる。キャピラリ1内に吸
引される溶液15の液量はキャピラリ1内の容積によっ
て決定される。その後、三方弁7を切り替えて配管5を
加圧用流路11に接続する。
【0021】容器17を下降させて、キャピラリ1の
一端1aを容器17中の溶液15から離した後、キャピ
ラリ1を移送先の容器19上に移動させる。 加圧機構13により加圧用の気体を加圧流路11に供
給して、三方弁7及び配管5を介してキャピラリ1の他
端1b側からキャピラリ1内を加圧して、キャピラリ1
内の溶液15を容器19内に排出する。これにより、容
器19内にはキャピラリ1内の容積によって決定される
液量の溶液15が収容される。
【0022】この実施例ではキャピラリ1を1本のみ備
えているが、96ウエルや384ウエルのタイタープレ
ート中の液を移送する場合には、プレート上のウエル位
置に合わせて、複数本のキャピラリを配置し、キャピラ
リの管抵抗に比べて十分大きな加圧を行なえば、同時に
複数のサンプルの移送が可能である。
【0023】キャピラリ1内の洗浄については、洗浄液
にキャピラリ1の一端1aをつけ、キャピラリ1内に洗
浄液を満たした後、ドレインに排出する工程を繰り返す
ことにより行なうことができる。また、安価なキャピラ
リ1を弾性部材(エラストマー)により密着して挟持し
てディスポーザブルとすれば、キャピラリ1内の洗浄は
不要となる。
【0024】図3は液体移送器の他の実施例を一部断面
で示す構成図である。この実施例はキャピラリをディス
ポーザブルとし、液排出機構としてダイヤフラムを用い
たものである。キャピラリ1を配置するための複数の貫
通孔が対応する位置に設けられたトッププレート21と
ベースプレート23との間にエラストマー25が挟み込
まれて固定されている。トッププレート21及びベース
プレート23の貫通穴にはキャピラリ1が一端1aを下
側、他端1bを上側にしてエラストマー25を貫通して
配置されており、エラストマー25により密着して固定
されている。トッププレート21、ベースプレート23
及びエラストマー25は細管支持部材27を構成する。
【0025】細管支持部材27で、トッププレート21
のエラストマー25とは反対側の面にOリング29を介
して着脱可能に密着して、各キャピラリ1の他端1bを
個別に覆う密閉空間を形成するための複数の加圧室31
が設けられた加圧ユニット33が設けられている。加圧
室31の一壁面はダイヤフラム35により構成されてい
る。各ダイヤフラム35の加圧室31とは反対側の空間
は共通の加圧室37となっている。加圧ユニット33に
は共通の加圧室37を加圧機構41に接続するための配
管39が設けられている。共通の加圧室37は配管39
につながる部分を除いて密閉された空間である。加圧機
構41は加圧用の気体を配管39に供給して共通の加圧
室37内を加圧するためのものであり、例えばコンプレ
ッサ、圧縮ガスボンベ、シリンジ機構などを用いること
ができる。
【0026】本発明の液体移送器を構成する接続機構
は、トッププレート21、ベースプレート23及びエラ
ストマー25を備えた細管支持部材27、ならびにOリ
ング29、加圧室31、ダイヤフラム35、共通の加圧
室37及び配管39を備えた加圧ユニット33により構
成される。
【0027】図4は、図3の実施例の動作を示す図であ
る。 キャピラリ1の配列に対応して配列され、移送したい
溶液15を収容した複数の容器17上に、加圧ユニット
33を分離した状態の細管支持部材27を移動させてキ
ャピラリ1を容器17上に位置させる。 容器17を上昇させ、キャピラリ1の一端1aを溶液
15中に浸ける。毛管現象によりキャピラリ1内に溶液
15が侵入して満たされる。キャピラリ1内に吸引され
る溶液15の液量はキャピラリ1内の容積によって決定
される。
【0028】容器17を下降させて、キャピラリ1の
一端1aを容器17中の溶液15から離した後、キャピ
ラリ1の配列に対応して配列された移送先の容器19上
に細管支持部材27を移動させてキャピラリ1をそれぞ
れ容器19上に位置させる。 Oリング29を介して加圧ユニット33を細管支持機
構27に装着する。 加圧機構41により、配管39を介して加圧用の気体
を共通の加圧室37へ供給して共通の加圧室37内を加
圧する。共通の加圧室37内を加圧することによりダイ
ヤフラム35を加圧室31側へ付勢して加圧室31内を
加圧する。加圧室31内を加圧することによりキャピラ
リ1内を他端1b側から加圧し、キャピラリ1内の溶液
15を容器19内に排出する。これにより、容器19内
にはキャピラリ1内の容積によって決定される液量の溶
液15が収容される。
【0029】この実施例では、ダイヤフラム35により
キャピラリ1の他端1bを覆う加圧室31内を加圧する
ので、排出後にキャピラリ1の一端1aから過剰な気体
の流出を抑制して、容器19内に収容した溶液15内に
泡が発生したり、溶液15の蒸発が起こったりするのを
抑制することができる。また、この実施例では、共通の
加圧室37内を加圧して複数のキャピラリ1について同
時に液排出を行なっているが、各加圧室31に対応して
ダイヤフラム35を介して個別の加圧空間を設けるよう
にすれば、任意のキャピラリ1内の液排出を選択でき
る。また、1本のキャピラリのみに対応する加圧ユニッ
トを設けるようにすれば、任意のキャピラリ1内の液排
出を選択できる。
【0030】図3及び図4の実施例では、加圧用の気体
によりダイヤフラム35を加圧室31側へ付勢している
が、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばソ
レノイドやピエゾ素子でダイヤフラム35を上下させて
もよい。図5は液体移送器のさらに他の実施例の動作を
示す側面断面図である。図3及び図4と同じ機能を果た
す部分には同じ符号を付す。この実施例は、加圧機構と
して、ダイヤフラム35を加圧室31側へ付勢するため
のソレノイドを備えたものである。
【0031】トッププレート21、ベースプレート23
及びエラストマー25からなる細管支持部材27が設け
られている。細管支持部材27には、図3の実施例と同
様にして、複数本のキャピラリ1が配置されている。細
管支持部材27で、トッププレート21のエラストマー
25とは反対側の面にOリング29を介して着脱可能に
密着して、各キャピラリ1の他端1bを個別に覆う密閉
空間を形成するための複数の加圧室31が設けられた加
圧ユニット33aが設けられている。加圧室31の一壁
面はダイヤフラム35により構成されている。
【0032】加圧ユニット33aには、ダイヤフラム3
5の加圧室31とは反対の各加圧室31に対応する位置
に、加圧機構としてのソレノイド34がそれぞれ配置さ
れている。ソレノイド34は、ダイヤフラム35を加圧
室31側へ付勢するための磁性を帯びた芯部材34a
と、芯部材34aを摺動させるためのコイル34b及び
バネ34cと、コイル34bに電流を流すための電源3
4dと、コイル34bへの通電を制御するためのスイッ
チ35eを備えている。スイッチ35eがオフでありコ
イル34bに電流が流れていない状態では、バネ34c
により芯部材34aがコイル34b側へ付勢され、スイ
ッチ35eがオンでありコイル34bに電流が流れてい
る状態では、コイル34bで発生する磁界により芯部材
34aがダイヤフラム35側へ付勢される。
【0033】本発明の液体移送器を構成する接続機構
は、トッププレート21、ベースプレート23及びエラ
ストマー25を備えた細管支持部材27、ならびにOリ
ング29、加圧室31及びダイヤフラム35を備えた加
圧ユニット33aにより構成される。
【0034】この実施例の動作を説明する。 (A)図4の工程から工程と同様にして、キャピラ
リ1内に溶液15を吸引し、移送先の容器19上に細管
支持部材27を移動させた後、Oリング29を介して加
圧ユニット33aを細管支持機構27に装着する。この
とき、ソレノイド34のスイッチ34eはオフであり、
芯部材34aはバネ34cによりコイル34b側へ付勢
されている。
【0035】(B)スイッチ34eをオンにしてコイル
34bに電流を流してコイル34bに磁界を発生させて
芯部材34aをダイヤフラム35側へ移動させ、芯部材
34aによりダイヤフラム35を加圧室31側へ付勢し
て加圧室31内を加圧する。加圧室31内を加圧するこ
とによりキャピラリ1内を他端1b側から加圧し、キャ
ピラリ1内の溶液15を容器19内に排出する。これに
より、容器19内にはキャピラリ1内の容積によって決
定される液量の溶液15が収容される。この実施例で
は、所望のキャピラリ1に対応するスイッチ34eをオ
ンにすることにより、任意のキャピラリ1内の液排出を
選択できる。
【0036】図6は液体移送器のさらに他の実施例を示
す図であり、(A)は側面断面図、(B)は側面図であ
る。図1と同じ部分には同じ符号を付し、その説明は省
略する。支持部材3の貫通孔にキャピラリ1が一端1a
を下側、他端1bを上側にして固定されている。キャピ
ラリ1と支持部材3の貫通孔との間の空間は密閉されて
いる。キャピラリ1の他端1b側の支持部材3の面に
は、他端1bを覆う加圧室部材43がOリング45を介
して着脱可能に配置されている。加圧室部材43の外壁
にはヒータ47が取り付けられている。ヒータ47には
電源49が電気的に接続されている。ヒータ47及び電
源49により形成される回路には、ヒータ47への通電
を制御するためのスイッチ50が設けられている。
【0037】この実施例では、毛管現象によりキャピラ
リ1内に液を吸引した後、加圧室部材43を支持部材3
にスイッチ50をオフにした状態で装着する。スイッチ
50をオンにしてヒータ47に通電し、ヒータの熱によ
り加圧室部材43の内圧を高めてキャピラリの一端1b
側からキャピラリ1の内部を加圧して、キャピラリ1内
の溶液15を容器19内に排出する。
【0038】このように、本発明の液体移送器ではキャ
ピラリを用い、毛管現象によりキャピラリ内に溶液の吸
引を行ない、吸引量は細管の内径及び長さで定量するの
で、微量の溶液を取り扱うことができる。特に、分析系
の所定の前処理への応用など、取り扱う液量が固定され
ている場合には、簡単な構造で、微量サンプルに対応し
た効率のよい液移送を実現できる。
【0039】図7は反応容器の一実施例を示す断面図で
ある。例えばガラスやシリコン、シリコーンラバーなど
からなる容器プレート(容器基板)51が設けられてい
る。容器プレート51の一表面に、溶液15を収容する
ためのテーパ状の窪み53が複数形成されている。容器
プレート51の窪み53が形成された面に、例えばシリ
コーンラバーなどのエラストマーからなる蓋プレート5
5が密着されている。窪み53の上部が蓋プレート55
により密閉されることにより窪み53は密閉された反応
空間となる。蓋プレート55の材料としてエラストマー
を使用することにより密閉空間を簡単に作れる。
【0040】容器プレート51及び蓋プレート55は一
対の金属プレート(熱伝導性部材)57,59により挟
み込まれている。蓋プレート55側の金属プレート57
には窪み53に対応する位置に、キャピラリを導くため
の貫通穴57aが形成されている。図示は省略するが、
金属プレート57,59には温度調節を行なう加熱・冷
却機構としてのペルチエ素子が取り付けられている。金
属プレート57は、本発明の反応容器を構成する案内部
材を兼ねるものである。
【0041】この反応容器を用いたサンプルの調製時の
操作の一例を説明する。 容器プレート51の窪み53にサンプルと試薬などの
混合液を分注する。この分注には図1から図6に示した
本発明の液体移送機構を用いることができる。 容器プレート51の窪み53が形成された表面に蓋プ
レート55を配置する。 金属プレート57,59により容器プレート51及び
蓋プレート55を挟み込んで窪み53を密閉する。 金属プレート57,59に取り付けられているペルチ
エ素子(図示は省略)により温度サイクルをかけ、窪み
53内でサンプルと試薬の反応を促進させる。
【0042】図8は図7の反応容器の窪み内から溶液を
取り出す工程の一例を示す断面図である。キャピラリ1
を金属プレート57に設けられた貫通穴57aを通して
蓋プレート55に突き刺して貫通させる。その際、エラ
ストマーからなる蓋プレート55の変形による窪み53
内の圧力の上昇及びキャピラリの毛管現象により、窪み
53内の溶液をキャピラリ1内に取り込む。キャピラリ
1内に導入したサンプルはキャピラリ1内を加圧するこ
とにより任意の場所に取り出せる。
【0043】蓋プレート55の材料としてエラストマー
を使用することにより、窪み53内に収容した溶液の取
出しの際、蓋プレート55をキャピラリ1により貫通し
てサンプルへの接触が可能となり、密閉空間を形成して
いる蓋プレート55を外す必要がないので、窪み53内
の溶液の損失が防げる。窪み53内の溶液の取出しに、
本発明の液体移送器を用いることができる。また、キャ
ピラリ1を複数本配置すれば、多数のサンプルの処理を
同時に行なうことができる。
【0044】次に、エラストマーからなる容器プレート
51の作成方法の一例を説明する。 シリコンウエハ上に例えばケミカルエッチングにより
凸型の鋳型を作成する。 後工程での容器プレートの剥離を容易にするために、
鋳型表面にシラン処理を施す。シラン処理は、3%(v/v)d
imethyloctadecylchlorosilane/0.025% H2O in toluene
(トルエンに0.025%の体積比で水が加えられた溶
液に、3%の体積比でdimethyloctadecylchlorosilane
が添加された溶液)を用いて2時間行なった。 鋳型を型枠内に固定する。 ポリマー材と硬化材を型に流し込む。Sylgard 184(D
ow Corning社(米国)製品、SylgardはDow Corning社の
登録商標)とその硬化材を重量比で10:1の割合で混
合し、65℃で4時間の条件で硬化させた。 硬化したポリマー材を鋳型から剥がし取る。これによ
り、鋳型の凸部が転写された窪みを備えた容器プレート
を形成する。また、平面上で同様に作成したPDMS
(poly(dimethylsiloxane))のプレートを蓋プレート5
5として使用する。
【0045】エラストマーによる微細加工は、エッチン
グではなく鋳型によるレプリカ法で加工できるため、非
常に安価な反応容器を作成できる。これにより、反応容
器をディスポーザブルとして、洗浄工程の省略や、コン
タミネーションの危険を解消できる。容器プレート51
及び蓋プレート55を温調する際の熱伝導効率の安定
や、サンプル取り出し時のキャピラリ1による蓋プレー
ト55の貫通のために、上記作成方法において、ポリマ
ーの厚さを制御する必要があるので、鋳型へのポリマー
材の流し込みにスピンコートを使用することが好まし
い。
【0046】また、容器プレート51の他の作成方法と
しては、シリコン基板やガラス基板の表面に光リソグラ
フィー技術及びエッチング技術を用いて窪み53を形成
する方法が挙げられる。この方法によれば、微小な窪み
の集積率を高めることが容易である。また、鋳型を形成
する際に光リソグラフィー技術及びエッチング技術を用
いれば、凸部の集積率、引いては微小な窪みの集積率を
高めることが容易になる。
【0047】図9は、図7の反応容器の窪み内から溶液
を取り出す工程の他の例を示す断面図である。これは窪
み53の溶液の取出しの際に、窪み53の内圧を強制的
に高め、キャピラリ1内への溶液の導入を確実に行なえ
るようにしたものである。金属プレート57を取り外し
た後、窪み53の形状に合わせて先端60aを加工した
スリーブ60を通したキャピラリ1により蓋プレート5
5を貫通した後、スリーブ60により蓋プレート55を
窪み53側へ付勢して変形させ、窪み53の内圧を上昇
させてキャピラリ1内に溶液を導入する。スリーブ60
の位置を保持したままキャピラリ1を抜けば窪み53内
の溶液を窪み53から取り出せる。このようなスリーブ
60は本発明の液体移送器に装着することができる。
【0048】図10は反応容器の他の実施例を示す断面
図である。例えばガラスやシリコン、シリコーンラバー
などからなる容器プレート61が設けられている。容器
プレート51の一表面に、溶液15を収容するためのテ
ーパ状の窪み63が複数形成されている。窪み63の底
部は厚みが薄く形成されており、排出部63aを構成す
る。容器プレート61の窪み63が形成された面に、例
えばシリコーンラバーなどのエラストマーからなる蓋プ
レート65が密着されている。窪み63の上部が蓋プレ
ート65により密閉されることにより、窪み63は密閉
された反応空間となる。
【0049】蓋プレート65の容器プレート61とは反
対側にガイドプレート(案内部材)67が配置されてい
る。ガイドプレート67には、蓋プレート65を窪み6
3内へ付勢するための加圧シャフト(付勢部材)68を
窪み63へ案内するための貫通穴67aが窪み63の位
置に対応して複数形成されている。加圧シャフト68の
先端は窪み63の形状に沿って丸めて形成されている。
容器プレート61の窪み63が形成された面とは反対側
の面にリザーバプレート69が配置されている。リザー
バプレート69には、窪み63の排出部63aの位置に
対応してリザーバ69aとしての凹部が複数形成されて
いる。容器プレート61及び蓋プレート65は、ガイド
プレート67及びリザーバプレート69により挟み込ま
れている。
【0050】窪み63内の溶液を取り出す際、ガイドプ
レート67の貫通穴67aに加圧シャフト68を挿入
し、蓋プレート65を窪み63内へ付勢して窪み63内
の空間を圧縮する。これにより、窪み63の内圧が上昇
し、窪み63の内壁で最も薄い排出部63aが破損し、
窪み63内の溶液がリザーバ69aに吐出される。この
実施例によれば、密閉空間を形成している蓋プレート6
5を外す必要がないので、窪み63内の溶液の損失が防
げる。また、ガイドプレート67の材料として熱伝導性
材料を用いれば、本発明の反応容器を構成する熱伝導性
部材を兼ねることができる。
【0051】図10に示した容器プレート61を、エラ
ストマーからなる容器プレート51の上記作成方法の一
例と同様にして作成する際、窪み63の底部の厚み、す
なわち排出部63aの厚みは、鋳型の凸部の高さと、容
器プレート61の厚みの差により決定される。鋳型の凸
部の高さは、鋳型作成時に決まるから、鋳型に流し込む
ポリマー材の厚さをスピンコーティングにより制御すれ
ば、安定した排出部63aの厚みを得ることができる。
【0052】以上、本発明にかかる液体移送器及び反応
容器の実施例を説明したが、本発明はこれに限定される
ものでははく、特許請求の範囲に記載の本発明の範囲内
で種々の変更が可能である。
【0053】
【発明の効果】本発明にかかる液体移送器は、毛管現象
により一端から液体を吸引するための細管と、細管の他
端側から細管内を加圧するための加圧機構と、細管の他
端を、周辺気圧に開放した状態又は加圧機構に接続した
状態のいずれかにする接続機構とを備えているので、毛
管現象により細管内に溶液の吸引を行ない、吸引量は細
管の内径及び長さで定量することができ、微量の溶液を
取り扱うことができる。特に、分析系の所定の前処理へ
の応用など、取り扱う液量が固定されている場合には、
簡単な構造で、微量サンプルに対応した効率のよい液移
送を実現できる。
【0054】本発明にかかる反応容器の第1の態様は、
一表面に1又は複数の窪みが形成された容器基板と、容
器基板の窪みが形成された表面を覆い、窪みに収容され
た液体を取り出す際には細管により貫通される弾性部材
とを備えているので、容器基板と弾性部材を重ねあわせ
て、微量な溶液を反応させるための密閉された反応空間
を形成できる。さらに弾性部材を細管により貫通するこ
とにより、窪み内の溶液を細管内に取り込むことができ
る。
【0055】本発明にかかる反応容器の第2の態様は、
一表面に1又は複数の窪みが形成された容器基板と、容
器基板の窪みが形成された表面を覆うための弾性部材と
を備え、容器基板は、窪みの底部に、弾性部材が窪み内
へ付勢されたときに圧力により破損する排出部を備えて
いるので、容器基板と弾性部材を重ねあわせて、微量な
溶液を反応させるための密閉された反応空間を形成でき
る。さらに弾性部材を窪み内へ付勢することにより反応
空間内を加圧して排出部を破損させ、窪みの底部から溶
液を回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 液体移送器の一実施例の動作を示す図であ
る。
【図2】 同実施例を一部断面で示す構成図である。
【図3】 液体移送器の他の実施例を一部断面で示す構
成図である。
【図4】 同実施例の動作を示す図である。
【図5】 液体移送器のさらに他の実施例の動作を示す
側面断面図である。
【図6】 液体移送器のさらに他の実施例を示す図であ
り、(A)は側面断面図、(B)は側面図である。
【図7】 反応容器の一実施例を示す断面図である。
【図8】 同実施例の窪み内から溶液を取り出す工程の
一例を示す断面図である。
【図9】 同実施例の窪み内から溶液を取り出す工程の
他の例を示す断面図である。
【図10】 反応容器の他の実施例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 キャピラリ 1a キャピラリの一端 1b キャピラリの他端 3 支持部材 5 配管 7 三方弁 9 大気開放用流路 11 加圧用流路 13 加圧機構 15 溶液 17 移送元の容器 19 移送先の容器 51 容器プレート 53 窪み 55 蓋プレート 57,59 金属プレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G052 AB27 AC30 AD06 AD26 AD46 BA02 BA14 CA04 CA18 CA28 CA39 DA06 DA22 EB11 EB13 EC14 FB02 HC02 HC07 HC27 JA07 2G058 AA09 BB02 BB09 BB19 BB27 CC01 CC11 CC19 EA02 EA04 EB11 EB15 EB19 ED10 ED12 ED18 ED35 FA01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 毛管現象により一端から液体を吸引する
    ための細管と、 前記細管の他端側から前記細管内を加圧するための加圧
    機構と、 前記細管の他端を、周辺気圧に開放した状態又は前記加
    圧機構に接続した状態のいずれかにする接続機構と、を
    備えた液体移送器。
  2. 【請求項2】 前記接続機構は、前記細管の他端と前記
    加圧機構との間に密閉空間を形成する密閉空間形成部材
    と、バルブの切替えにより前記密閉空間を密閉した状態
    又は周辺気圧に開放した状態にする切替え機構とを備え
    ている請求項1に記載の液体移送器。
  3. 【請求項3】 前記接続機構は、前記細管の外周に密着
    して保持する細管支持部材と、前記細管保持部材に着脱
    可能に配置され、前記細管保持部材との接続時に前記細
    管の他端側と前記加圧機構との間に密閉空間を形成する
    加圧ユニットとを備えている請求項1に記載の液体移送
    器。
  4. 【請求項4】 一表面に1又は複数の窪みが形成された
    容器基板と、前記容器基板の前記窪みが形成された表面
    を覆い、前記窪みに収容された液体を取り出す際には細
    管により貫通される弾性部材とを備えている反応容器。
  5. 【請求項5】 一表面に1又は複数の窪みが形成された
    容器基板と、前記容器基板の前記窪みが形成された表面
    を覆うための弾性部材とを備え、前記容器基板は、前記
    窪みの底部に、前記弾性部材が前記窪み内へ付勢された
    ときに圧力により破損する排出部を備えている反応容
    器。
  6. 【請求項6】 前記窪みの位置に対応して、細管又前記
    弾性部材を前記窪み内へ付勢するための付勢部材を前記
    窪みへ導くための貫通穴を備えた案内部材をさらに備え
    ている請求項4又は5に記載の反応容器。
  7. 【請求項7】 反応容器を前記容器基板側と前記弾性部
    材側の両方から挟み込むための一対の熱伝導性部材をさ
    らに備えている請求項4又は5に記載の反応容器。
  8. 【請求項8】 前記弾性部材側の前記熱伝導性部材に
    は、前記窪みの位置に対応して、細管又前記弾性部材を
    前記窪み内へ付勢するための付勢部材を前記窪みへ導く
    ための貫通穴が設けられている請求項7に記載の反応容
    器。
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