JP2002228629A - 硝酸イオン濃度測定方法 - Google Patents
硝酸イオン濃度測定方法Info
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Abstract
度良く測定できる硝酸イオン濃度測定方法を提供するこ
と。 【解決手段】 硝酸イオン電極5を用いて、硝酸イオン
濃度を測定するにあたり、試料水中に含まれる硫酸イオ
ンの影響を無くすために、試料水のイオン強度の演算補
正を行うようにするとともに、異なる硝酸イオン濃度に
応じた塩化物イオン対硝酸イオン濃度の検量線に基づい
て試料水中に含まれる塩化物イオンの影響を無くすよう
にし、更に、前記イオン強度の演算補正が、(1)試料
水のトータルの導電率値を求める工程と、(2)試料水
のイオン強度Iを演算する工程と、(3)硝酸イオン電
極のイオン強度調整液によるイオン強度Ia ,…,
Ig ,…,Im ,…,Iw と硝酸イオン濃度とに関係す
る多数の検量線Xa ,…,Xg,…,Xm ,…,Xw を
予め求める工程と、(4)これら検量線Xa ,…,
Xg,…,Xm ,…,Xw と前記試料水の前記イオン強
度Iに基づいて硝酸イオン濃度を求める工程とよりな
る。
Description
を用いて、例えば一般排水、農業用水や農作物の土壌
(抽出液)あるいは自然水(湖沼、河川等)中の硝酸イ
オンを測定する硝酸イオン濃度測定方法に関する。
液あるいは自然水(湖沼、河川等)などでは多数のイオ
ンが存在するが、そのうち硝酸イオンを含む窒素化合物
は、その試料水をアルカリ性ペルオキソ二硫酸およびカ
リウムと共に120°Cで加熱分解を行い、220nm
の紫外線吸光光度法により測定されている。また、紫外
線吸光光度法の代わりに化学発光法やガスクロマトグラ
フ法も用いられている。
装置が大がかりで、かつ、高価であり一般に普及してい
ないのが現状である。
比して低価格で小型の装置を用いて前記試料水中の硝酸
イオン濃度を簡易分析できる硝酸イオン電極法がある。
極が示す電位差、すなわち、硝酸イオン電極電位E(m
v)と測定対象である硝酸イオン(NO3 - )の活量
(a) NO3-との間に下記に示すネルンストの式が絶対温
度Tで成立し、硝酸イオン電極電位Eの測定から目的の
NO3 - 活量(a)NO3-が計算できる。
g〔(a)NO3-+(1/K)×ax 〕 但し、E0 :基準電位(標準水素電極の電位に対する硝
酸イオン濃度が 1Mol/L時の電位) E:硝酸イオン電極電位(硝酸イオン起電力) (a)NO3-:NO3 - 活量 K:共存許容限界値 X:塩化物イオン(硝酸イオン電極の応答膜が応答す
る) ax :塩化物イオン活量 R:気体定数 F:ファラデー定数 n:価数 T:絶対温度 (RT)/(nF):ネルンスト勾配
イオン電極電位Eの測定から目的のNO3 - 活量(a)
NO3-を得ることができる。
問題点があった。
位Eに影響を及ぼす共存物質として塩化物イオンがあ
る。
l- )の影響を示す図で、実線は、10mg/L濃度の
例えばKNO3 溶液にCl- を添加していったときの特
性(検量線)を示している。図3から、Cl- 濃度が濃
くなるにつれてNO3 - 濃度は実際の10mg/Lから
上昇することが分かる。これは、硝酸イオン電極の応答
膜がCl- に応答するからである。なお、図5は、この
場合のCl- 濃度の変化に対する硝酸イオン電極電位E
の指示値の変化を示す図である。
O3 - 活量(a)NO3-を大きく低減させる物質として硫
酸イオンが存在する。
O4 2- )の影響を示す図で、KNO3 溶液の検量線が二
点鎖線で示されており、実線は、このKNO3 溶液に
0.002Mol/LのNa2 SO4 溶液を添加したと
きの検量線の変化を示している。なお、DIWは純水の
ことである。
に応答しないけれども、SO4 2- の影響でNO3 - 濃度
が実際は例えば10mg/Lの場合、正しい90mVの
硝酸イオン電極電位Eを示さずに130mVを示してい
ることが分かる。
土壌抽出液あるいは自然水(湖沼、河川等)中には硝酸
イオン電極電位Eに影響を及ぼす共存物質としてCl-
が存在し、また、NO3 - 活量(a)NO3-を大きく低減
させる物質としてSO4 2- が大量に存在することから、
Cl- ,SO4 2- の影響をなくす必要がある。
たもので、その目的は、硝酸イオン電極法を用いてNO
3 - 濃度を精度良く測定できる硝酸イオン濃度測定方法
を提供することである。
め、この発明は、硝酸イオン電極を用いて、硝酸イオン
濃度を測定するにあたり、試料水中に含まれる硫酸イオ
ンの影響を無くすために、試料水のイオン強度の演算補
正を行うようにするとともに、異なる硝酸イオン濃度に
応じた塩化物イオン対硝酸イオン濃度の検量線に基づい
て試料水中に含まれる塩化物イオンの影響を無くすよう
にし、更に、前記イオン強度の演算補正が、(1)試料
水のトータルの導電率値を求める工程と、(2)試料水
のイオン強度を演算する工程と、(3)硝酸イオン電極
のイオン強度調整液によるイオン強度と硝酸イオン濃度
とに関係する多数の検量線を予め求める工程と、(4)
これら検量線と前記試料水の前記イオン強度に基づいて
硝酸イオン濃度を求める工程とよりなる。
て、硝酸イオン濃度を測定するにあたり、試料水中に含
まれる硫酸イオンの影響を無くすために、試料水のイオ
ン強度の演算補正を行うようにするとともに、異なる硝
酸イオン濃度に応じた塩化物イオン対硝酸イオン濃度の
検量線に基づいて試料水中に含まれる塩化物イオンの影
響を無くすようにし、更に、前記イオン強度の演算補正
が、試料水のトータルの導電率値を求める工程と、試料
水のイオン強度を演算する工程と、このイオン強度の値
に対応する硝酸イオン濃度の導電率値を検量線から求め
る工程と、前記トータルの導電率値が、前記求めた硝酸
イオン濃度の導電率値になるまで試料水にイオン強度調
整液を添加する工程とよりなることを特徴とする硝酸イ
オン濃度測定方法を提供する。
面を参照しながら説明する。図1は、試料水のトータル
の導電率を測定し、その値から当量分のイオン強度調整
液を添加してNO3 - 活量の安定化を図ることができる
とともに、Cl- による干渉影響も無くすよう構成した
この発明の第1の実施形態を示す。
作物の土壌抽出液あるいは湖沼、河川等の自然水の試料
水が入口INから出口OUTへ流れるフロースルー方式
のサンプルラインである。このサンプルライン1の上流
には三方電磁弁2が設けられている。3は、試料水のト
ータルの導電率値を測定する導電率計(電気導電率セン
サ)、4は、試料水に多数存在するCl- (塩化物イオ
ン)の濃度を測定するCl- 電極(塩化物イオンセン
サ)、5は、NO3 (硝酸)の濃度を測定するNO3 -
電極(硝酸イオンセンサ)で、これら3種類のセンサ
3,4,5は試料水に浸漬したときに同時測定可能なよ
うにユニット化された状態で計器本体に組み込まれてい
る。すなわち、1つのハンディ型計器に3種類のセンサ
3,4,5が設けられている。
のイオン強度調整液で、ポンプ7によって三方電磁弁2
を介してサンプルライン1に送り込むよう構成されてい
る。このイオン強度調整液6として、例えば、0.1M
ol/L程度の高濃度のNa 2 SO4 溶液を用いてい
る。8は、演算器で、試料水のイオン強度Iを演算する
とともに、NO3 - 濃度を演算する。この演算器8に
は、10mg/L,15mg/L,…100mg/L,
…というように異なる硝酸イオン濃度毎に図2、図4に
対応する検量線が多数プログラムされている。
壌抽出液、あるいは、自然水(湖沼、河川等)では多数
のイオンが存在するが、これら種々の試料水の多くは、
多数存在する1価アニオン(1価の陰イオン)としてC
l- が代表されるとともに、多数存在する2価アニオン
(2価の陰イオン)としてSO4 2- が代表される一方、
Cl- およびSO4 2- の対イオンであるアニオン(陽イ
オン)としてはNa+が多く存在すると予想される。こ
の点に着目してこの発明はなされている。すなわち、こ
の実施形態では、前記試料水に多数存在するCl- およ
びSO4 2- の対イオンがNa+ であると仮定して以下の
演算を行うものである。
活量(a)NO3-〕を決定するイオンは、Na+ 、C
l- 、SO4 2- であるという観点から、Na+ 、C
l- 、SO4 2 - の濃度が分かればイオン強度〔=NO3
- 活量(a)NO3-〕を推定できることになる。なお、イ
オン強度Iは、次式〔1〕で表される。 I=1/2×Σ(Ci ×Z2 )… 〔1〕 (ここで、Ci は、硝酸イオンを除いた試料水中に含ま
れる代表的なイオンの濃度値、すなわち、Na+ 濃度
値,Cl- 濃度値、2Na+ 濃度値,SO4 2- 濃度値、
Zは、前記各イオンの価数)
る手順について説明する。
値(トータルの導電率値)(単位はmS/cm)を測定
するとともに、Cl- 電極4で試料水中のCl- 濃度
(単位はmg/L)を測定する。
る導電率値を求める。これは、予め作成してあるCl-
濃度対Cl- 導電率検量線から得られる。
ら前記Cl- 導電率値を引き算する。
中のSO4 2- が寄与する導電率値と仮定する。
電率値から試料水中のSO4 2- の濃度値を求める。これ
は、予め作成してあるSO4 2- 濃度対SO4 2- 導電率検
量線から得られる。そして、この得られたSO4 2- 濃度
値を試料水中のSO4 2- 濃度値(単位はmg/L)と仮
定する。
ン強度〔=NO3 - 活量(a)NO3-〕を求める。すなわ
ち、 2×I=Σ(Ci ×Z2 )=(Na+ 濃度値)×12 +
(Cl- 濃度値)×12 +2×(Na+ 濃度値)×12
+(SO4 2- 濃度値)×22 となる。
〔NO3 - 活量(a)NO3-=γ×CNO 3-:γは活量係
数、CNO3-はNO3 - 濃度〕ことから、前記NO3 - 活
量(a) NO3-の値に対応するNO3 - 濃度(CNO3-)か
らNO3 - の導電率値を、NO3 - 濃度対導電率の検量
線から求める。
の導電率値が、得られた前記NO3 -導電率値になるよ
う試料水にNa2 SO4 溶液(イオン強度調整液)6を
添加する。これにより硫酸イオンによって大きく低減し
ていたNO3 - 活量(a)NO3-の安定化を図ることがで
きる。
2、図4に示すような検量線を用いて無くすことができ
る。すなわち、10mg/L,15mg/L,…100
mg/L,…というように異なる硝酸イオン濃度毎に図
2、図4に対応する検量線が多数予め演算器8にプログ
ラムされているので、当該試料水の硝酸イオン電極電位
Eの指示値と、既にCl- 電極4で測定してある試料水
中の前記Cl- 濃度値から塩化物イオンの影響の無いN
O3 - 濃度を求めることができる。この演算も上述した
ように、演算器8で行われる。
所定量添加してNO3 - 活量(a) NO3-の安定化を図る
ことができ、硫酸イオンによってNO3 - 活量(a)
NO3-が大きく低減していたことによる測定誤差を無くす
ことができるとともに、図2、図4に示すような検量線
を用いた演算によりCl- による干渉影響も無くすこと
ができるので、NO3 - 濃度を精度良く測定できる。
にイオン強度調整液を添加することなく、多成分解析演
算処理により予め求めた多数の、硝酸イオン電極のイオ
ン強度調整液によるイオン強度(活量)と硝酸イオン濃
度との検量線からNO3 - 濃度を演算するようにしたこ
の発明の第2の実施形態について説明する。
液によるイオン強度(活量)と硝酸イオン濃度における
多数の検量線Xa ,…,Xg ,…,Xm ,…,Xw を示
す。例えば、検量線Xg は、検量線Xa よりも高濃度の
イオン強度調整液(硝酸イオンと反応しない溶液、例え
ば、Na2 SO4 溶液)を添加したときの硝酸イオン濃
度に対する硝酸イオン電極電位Eの変化を示している。
また、検量線Xm は、検量線Xg よりも高濃度のNa2
SO4 溶液を添加したときの硝酸イオン濃度に対する硝
酸イオン電極電位Eの変化を示している。同様に、検量
線Xw は、検量線Xm よりも高濃度のNa2 SO4 溶液
を添加したときの硝酸イオン濃度に対する硝酸イオン電
極電位Eの変化を示している。
明する。
処理により求めた多数の検量線Xa ,…,Xg ,…,X
m ,…,Xw と、各検量線Xa ,…,Xg ,…,Xm ,
…,X w におけるイオン強度Ia ,…,Ig ,…,
Im ,…,Iw を演算し、これらを演算器に予めプログ
ラムしておく。
で用いた3種類のセンサ3,4,5を有する1つのハン
ディ型計器を試料水に漬けることにより、上記第1の実
施形態と同様の手法で、前記〔1〕式から、試料水のイ
オン強度〔=NO3 - 活量(a)NO3-〕Iを演算する。
すなわち、 2×I=Σ(Ci ×Z2 )=(Na+ 濃度値)×12 +
(Cl- 濃度値)×12 +2×(Na+ 濃度値)×12
+(SO4 2- 濃度値)×22
た前記試料水の前記イオン強度I(=Ig )と同じイオ
ン強度Ig を持つ検量線を前記各検量線Xa ,…,
Xg ,…,Xm ,…,Xw から抽出する。この場合、イ
オン強度Ig の検量線Xg が抽出される。そして、この
検量線Xg に基づいて前記ハンディ型計器に表示されて
いる硝酸イオン電極電位Eの値E1 から正確な硝酸イオ
ン濃度Cを求めることができる。
料水に前記ハンディ型計器を漬けるだけで、同様の手順
にて別の試料水の正確な硝酸イオン濃度C’を求めるこ
とができる。
施形態のように試料水にイオン強度調整液を添加するこ
となく、前記ハンディ型計器を漬けるだけの簡単な操作
で複数の試料水の硝酸イオン濃度を間欠的に測定でき
る。
調整液を所定量添加することにより、NO3 - 活量の安
定化を図ることができるとともに、Cl- による干渉影
響も無くすよう構成したので、NO3 - 濃度を精度良く
測定できる。
オン強度調整液によるイオン強度と硝酸イオン濃度との
関係式を予め演算しておき、この関係式と試料水のイオ
ン強度に基づいて硝酸イオン濃度を求めるように構成し
たので、試料水にイオン強度調整液を添加することな
く、簡単な操作で複数の試料水の硝酸イオン濃度を間欠
的に測定できる。
である。
いる硝酸イオン電極のイオン強度調整液によるイオン強
度と硝酸イオン濃度とに関係する多数の検量線を示す図
である。
ぼすことを示す図である。
せることを示す図である。
の支持値の変化を示す図である。
5…NO3 - 電極、6…イオン強度調整液、I…試料水
のイオン強度、Xa ,…,Xg ,…,Xm ,…,Xw …
検量線、Ia ,…,Ig ,…,Im ,…,Iw …硝酸イ
オン電極のイオン強度調整液によるイオン強度。
Claims (4)
- 【請求項1】 硝酸イオン電極を用いて、硝酸イオン濃
度を測定するにあたり、試料水中に含まれる硫酸イオン
の影響を無くすために、試料水のイオン強度の演算補正
を行うようにするとともに、異なる硝酸イオン濃度に応
じた塩化物イオン対硝酸イオン濃度の検量線に基づいて
試料水中に含まれる塩化物イオンの影響を無くすように
し、更に、前記イオン強度の演算補正が、(1)試料水
のトータルの導電率値を求める工程と、(2)試料水の
イオン強度を演算する工程と、(3)硝酸イオン電極の
イオン強度調整液によるイオン強度と硝酸イオン濃度と
に関係する多数の検量線を予め求める工程と、(4)こ
れら検量線と前記試料水の前記イオン強度に基づいて硝
酸イオン濃度を求める工程とよりなることを特徴とする
硝酸イオン濃度測定方法。 - 【請求項2】 前記(2)の工程が、塩化物イオンセン
サを用いて測定された塩化物イオン濃度から試料水中の
塩化物イオンが寄与する導電率値を求め、この塩化物イ
オン導電率値を前記トータルの導電率値から引き算し、
この引き算した値を試料水中に含まれる硫酸イオンが寄
与する導電率値としてこの値に対応する硫酸イオン濃度
値を求め、更に、この得られた硫酸イオン濃度値および
前記塩化物イオン濃度値と、前記硫酸イオンの対イオン
の濃度値と、前記塩化物イオンの対イオンの濃度値とを
用いて、 I=1/2×Σ(Ci ×Z2 ) (ここで、Iは、イオン強度、Ci は、硝酸イオンを除
いた試料水中に含まれる代表的なイオンの濃度値、Z
は、前記イオンの価数)の式からイオン強度を求めるこ
とからなる一方、前記(3)の工程が、イオン強度調整
液の異なる濃度に応じて硝酸イオン濃度対硝酸イオン電
極電位の検量線を作成するとともに、この硝酸イオン濃
度対硝酸イオン電極電位の前記各検量線におけるイオン
強度を演算することよりなり、更に、前記(4)の工程
が、前記硝酸イオン濃度対硝酸イオン電極電位の前記各
検量線のうち、演算で得られた前記試料水の前記イオン
強度と同じイオン強度を持つ検量線から硝酸イオン濃度
を求めることよりなる請求項1に記載の硝酸イオン濃度
測定方法。 - 【請求項3】 硝酸イオン電極を用いて、硝酸イオン濃
度を測定するにあたり、試料水中に含まれる硫酸イオン
の影響を無くすために、試料水のイオン強度の演算補正
を行うようにするとともに、異なる硝酸イオン濃度に応
じた塩化物イオン対硝酸イオン濃度の検量線に基づいて
試料水中に含まれる塩化物イオンの影響を無くすように
し、更に、前記イオン強度の演算補正が、試料水のトー
タルの導電率値を求める工程と、試料水のイオン強度を
演算する工程と、このイオン強度の値に対応する硝酸イ
オン濃度の導電率値を検量線から求める工程と、前記ト
ータルの導電率値が、前記求めた硝酸イオン濃度の導電
率値になるまで試料水にイオン強度調整液を添加する工
程とよりなることを特徴とする硝酸イオン濃度測定方
法。 - 【請求項4】 前記試料水のイオン強度を演算する工程
が、塩化物イオンセンサを用いて測定された塩化物イオ
ン濃度から試料水中の塩化物イオンが寄与する導電率値
を求め、この塩化物イオン導電率値を前記トータルの導
電率値から引き算し、この引き算した値を試料水中に含
まれる硫酸イオンが寄与する導電率値としてこの値に対
応する硫酸イオン濃度値を求め、この得られた硫酸イオ
ン濃度値および前記塩化物イオン濃度値と、前記硫酸イ
オンの対イオンの濃度値と、前記塩化物イオンの対イオ
ンの濃度値を用いて、 I=1/2×Σ(Ci ×Z2 ) (ここで、Iは、イオン強度、Ci は、硝酸イオンを除
いた試料水中に含まれる代表的なイオンの濃度値、Z
は、前記イオンの価数)の式からイオン強度を求めるこ
とからなる請求項3に記載の硝酸イオン濃度測定方法。
Priority Applications (1)
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Publication Number | Publication Date |
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